JP2021081367A - 情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者に対して目的地に向かう絶対的な方向を含めた情報表示を行うことができる情報表示装置を提供する。【解決手段】情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末200が接近してきたことを検知し、車両のサイドドアガラス等に備えられたディスプレイ装置70を通じて情報表示する。そして、携帯端末200を通じて設定されている目的地情報に基づいて、その目的地へ向かう方向の表示を地図表示と共に経路案内の表示で、もしくは矢印表示で行う。これにより、車両を利用していない利用者に対して目的地に向かう絶対的な方向を直感的に理解させることが可能となる。【選択図】図3
Description
本発明は、歩行者などの利用者に対して情報表示を行う情報表示装置に関するものである。
従来、特許文献1において、使い勝手が良く、これから進むべき方向をより直感的に認識することができる車載ナビゲーション装置が提案されている。
この車載ナビゲーション装置では、ジャイロスコープによって車両方向を検出し、シフトレバーポジションセンサでシフトレバーの設定位置が駐車位置に設定されたことが検出されたときに、検出時における車両方向情報を携帯端末に送信する。一方、携帯端末は、車載ナビゲーション装置からの車両方向情報を受信すると共に、基地局から受信した地図画像を携帯端末側表示部に表示すると共に、その地図に車両方向を示す矢印を車両方向情報に基づいて定まる向きで表示する。
しかしながら、特許文献1に示す車載ナビゲーション装置においては、自車両の向きを基準とするため、自車両から離れた場所では、絶対的な方向を見失うことが起こり得る。
本発明は上記点に鑑みて、利用者に対して目的地に向かう絶対的な方向を含めた情報表示を行うことができる情報表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ディスプレイ装置(70)に目的地に関連する情報表示を行わせることで携帯端末(200)を所持する利用者に対して情報表示サービスを提供する情報表示装置であって、携帯端末と直接または公衆回線を通じて通信することで、該携帯端末の接近を判定する接近判定部(S100)と、利用者の目的地として登録された目的地情報を取得する情報取得部(S110)と、携帯端末が接近すると、目的地情報に基づいて目的地に関連する情報表示として、該目的地に向かう方向の表示を行う情報表示部(S130)と、を有している。
このように、情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末が接近してきたことを検知し、ディスプレイ装置を通じて情報表示している。そして、携帯端末を通じて設定されている目的地情報に基づいて、その目的地へ向かう方向の表示を行うようにしている。このため、車両を利用していない利用者に対して目的地に向かう絶対的な方向を直感的に理解させることが可能となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。本実施形態で説明する情報表示装置を含む情報表示システムは、情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末と通信を行うことで、情報表示サービスを提供するものである。図1に、本実施形態にかかる情報表示システム100のブロック構成を示し、この図を参照して情報表示システム100の構成について説明する。なお、ここでは情報表示システム100が車両に適用された場合を例に挙げて説明するが、車両以外に適用されても良い。
第1実施形態について説明する。本実施形態で説明する情報表示装置を含む情報表示システムは、情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末と通信を行うことで、情報表示サービスを提供するものである。図1に、本実施形態にかかる情報表示システム100のブロック構成を示し、この図を参照して情報表示システム100の構成について説明する。なお、ここでは情報表示システム100が車両に適用された場合を例に挙げて説明するが、車両以外に適用されても良い。
図1に示すように、情報表示システム100は、利用者が所持する携帯端末200と無線通信によって直接またはインターネットなどの公衆回線を通じて間接的に通信可能とされている。情報表示システムによる情報表示サービスについては、例えば携帯端末200にそのサービスを利用するためのアプリケーションをインストールしておくことで提供される。例えば、利用者が携帯端末200にインストールしておいた情報表示サービスのアプリケーションを起動すると、各車両に備えられた情報表示システム100と携帯端末200との間で直接、もしくは公衆回線を通じて通信が行われる。そして、携帯端末200を所持する利用者が情報表示システム100を搭載した車両に近づくと、その車両での情報表示が行われるようになっている。
情報表示システム100は、情報表示装置1と情報取得を行う各種機器と、を有した構成とされている。情報取得を行う各種機器としては、車載カメラ10、Wi−Fi通信機20、GPS(Global positioning system)受信機30、DCM(Data Communication Module)40、ジャイロセンサ50、ソナー60、ディスプレイ装置70、タッチパネル80および指紋センサ90が挙げられる。
情報表示装置1は、情報表示システム100における制御部を構成するものであり、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータによって構成されている。情報表示装置1は、情報取得を行う各種機器からの情報入力や、車内LAN2を通じて図示しない車載ECU(Electronic Control Unit)からの情報入力を行い、入力した各種情報に基づいて情報表示のための各種処理を行う。この処理については後述する。
車載カメラ10は、車両の周辺の画像の撮像を行う撮像装置を構成するものであり、例えば車外が暗い状態でも撮像可能な近赤外線カメラなどで構成されている。車載カメラ10で撮像した撮像データは情報表示装置1に入力され、情報表示装置1にて人が近づいてきたことの検知や、映り込んだ人の顔認証、虹彩認証などに用いられる。
Wi−Fi通信機20は、IEEE 802.11規格に準拠した無線通信によって通信端末などの各種通信機器との情報通信を可能にする機器である。本実施形態の場合、Wi−Fi通信機20は、情報表示のサービスを受けたい利用者が所持する携帯端末200と情報表示装置1との間の相互における情報通信を可能にしている。
GPS受信機30は、複数の人工衛星からの測位信号を受信する。DCM40は、車載通信モジュールであって、LTE(Long Term Evolution)あるいは5G(5th Generation)等の通信規格に準拠した無線通信により、自車両の周囲の基地局との間で情報通信可能に設けられている。具体的には、例えば、DCM40は、クラウド上のプローブサーバから最新の高精度地図情報を取得するように構成されている。また、DCM40は、取得した最新の高精度地図情報を、高精度地図データベースに格納することで、情報表示装置1に最新の高精度地図情報を提供している。また、ジャイロセンサ50は、車両に生じる回転角速度に応じた検出信号を出力する。
これらGPS受信機30、DCM40およびジャイロセンサ50からの情報が情報表示装置1に伝えられ、情報表示装置1において、自車の車両位置や車両の向きが逐次測位されるようになっている。
ソナー60は、超音波などによって車両に近づいてくる人などの物体とその方向および距離などを検知する。ソナー60の検知結果は、情報表示装置1に伝えられる。
ディスプレイ装置70は、車両において外向きに配置されて情報表示を行うことで、車両の外側から視認できる表示器を構成するものであり、例えばウィンドシールドやサイドドアガラスに備えられたディスプレイなどが挙げられる。本実施形態では、ディスプレイ装置70として、図2に示すように車両300のサイドドアガラス310に備えられたディスプレイを挙げて説明する。
サイドドアガラス310に備えられたディスプレイ装置70は、例えば透明なEL(Electro Luminescence)ディスプレイなどで構成されており、サイドドアガラス310の全面もしくは一部に備えられており、サイドドアガラス310に貼り付けなどによって一体化されている。ディスプレイ装置70の駆動部については、例えばドア部品内に収容されており、サイドドアガラス310の開閉に伴ってディスプレイ装置70も昇降可能なように配線が引き回されている。このディスプレイ装置70の駆動部に情報表示装置1から制御信号が伝えられることで、ディスプレイ装置70にて所望の表示が行われる。
タッチパネル80は、操作部を構成するものであり、例えばディスプレイ装置70を覆うように、もしくはサイドドアガラス310の別の場所などに設けられ、情報提供サービスを受けたい利用者がタッチすることによって操作される。例えば、タッチパネル80を通じて利用者が情報表示のオン/オフの切替えを行えるようになっている。
指紋センサ90は、タッチパネル80の一部もしくは別の場所に利用者であることの認証を行うために備えられており、利用者の手指が指紋センサ90に触れると、その手指の指紋に応じた検出信号を情報表示装置1に出力する。
なお、情報表示装置1は、車内LAN2を通じて図示しない車載ECUから各種車両情報を入力している。例えば、情報表示装置1は、車速情報やイグニッションスイッチなどの車両の起動スイッチの状態を入力しており、車両が停止して起動スイッチがオフの際に情報表示の処理を実行するなど、車両状態に応じた情報表示を行っている。
続いて、上記のように構成された情報表示システム100の作動について、図3に示す情報表示装置1が実行する情報表示処理のフローチャートを参照して説明する。
情報表示装置1は、車両が停止し、かつ、起動スイッチがオフになっていることを検知すると、図3に示す情報表示処理を所定の制御周期毎に実行する。なお、本処理は、起動スイッチがオフの状態であっても、バッテリからの電力供給に基づいて行われるが、車両のユーザが適宜、情報表示を行うか否かの状況が選択されるようにもできる。例えば、バッテリの残存容量が閾値以上の場合にのみ、情報表示処理が実行されるようにするなどを選択できるようにすることができる。
まず、ステップS100では、携帯端末200が車両に接近してきたか否かを判定する。携帯端末200の接近については、例えばWi−Fi通信機20と携帯端末200との間の通信に基づいて行われる。Wi−Fi通信機20と携帯端末200との間の通信時に、Wi−Fi通信機20で携帯端末200から送られてきた電波の受信強度を測定する。そして、受信強度に基づきWi−Fi通信機20から携帯端末200までの距離を推定する等の手法により、携帯端末200の接近を認識できる。また、Wi−Fi通信機20と携帯端末200との通信に限らず、他の手法によって携帯端末200の接近を把握しても良い。例えばDCM40が基地局と通信を行うことで情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末200の位置情報を取得することによって、公衆回線を通じて携帯端末200の接近を把握しても良い。また、複数の機器を組み合わせて携帯端末200の接近を把握しても良い。例えば、Wi−Fi通信機20にて携帯端末200の存在を把握した場合に、ソナー60もしくは車載カメラ10で人の接近を検知すると、情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末200が接近してきたと判定するようにしても良い。
ステップS100で肯定判定されるとステップS110に進み、否定判定されると処理を終了する。
ステップS110では、目的地情報を取得する。情報表示サービスを受けたい利用者は、携帯端末200のナビゲーション機能を利用して、自身が行きたい目的地情報を入力している。このため、情報表示装置1は、Wi−Fi通信機20を用いた無線通信により、または、DCM40を用いたインターネットなどの公衆回線を通じて、携帯端末200に設定されている目的地情報を取得する。
続く、ステップS120では、利用者向けナビゲーション表示情報を作成する。ここでいう利用者向けナビゲーション表示情報とは、利用者の個人情報に基づいて、どのような情報表示の仕方が適しているかを示す情報のことを意味している。利用者の個人情報については、予め利用者が携帯端末200にインストールした情報表示サービスのアプリケーション内に登録している。この登録済みの利用者の個人情報を携帯端末200から直接もしくはインターネットなどの公衆回線を通じて取得することで、目的地に関連する利用者向けナビゲーション表示情報を作成している。
例えば、利用者が歩行者である場合、車椅子の使用者である場合、軽車両や自動二輪車などの乗り物に乗っている場合、年齢や背の高さなど、利用者の特性に応じて適した情報表示の仕方が異なってくる。
例えば、利用者が歩行者である場合には、地図表示に加えて、徒歩で目的地に辿り着くまでの経路案内や距離、所要時間などを表示することが考えられる。
車椅子の使用者の場合には、高い位置での表示は好ましくない。このため、ディスプレイ装置70が表示可能な範囲のうちできるだけ低い位置での表示を行ったり、目的地に辿り着くまでの経路から、階段や信号交差点などが含まれる経路を除いて経路案内の表示を行ったりすることが考えられる。
また、軽車両や自動二輪車などの乗り物に乗っている利用者の場合、目的地に辿り着くまでの経路から、階段などが含まれる経路を除いて経路案内の表示を行ったり、自動二輪車であれば一方通行を加味した経路案内を行ったりすることが考えられる。つまり、利用者が乗り物に乗っているか歩行者かという利用者の形態に応じて、その形態に適合するように経路案内における経路が表示されるようにする。
年齢から子供が利用者と想定される場合、例えば12歳以下の場合には、経路案内を詳細な地図と共に示すのではなく、単に目的地に向かう方向のみを矢印表示し、目的地までの距離を共に示すなど、簡略化してより理解し易い表示とすることが考えられる。
背の高さについても、背の高い人にはディスプレイ装置70が表示可能な範囲の全域を用いて情報表示を行い、背の低い人にはディスプレイ装置70が表示可能な範囲のうち低い位置での情報表示を行ったりすることが考えられる。
そして、ステップS130に進み、ステップS120で作成した利用者向けナビゲーション表示情報に対応する画面表示を行う。これにより、サイドドアガラス310に備えられたディスプレイ装置70を通じて情報表示が行われる。
例えば、図4Aに示されるように、利用者が歩行者の場合には、地図表示と共に目的地までの経路案内や現在位置を示す表示が行われる。また、図4Bに示すように、利用者が子供の場合には、単に矢印表示と距離を表示して、子供にも理解し易い表示が行われる。
この後、ステップS140に進み、携帯端末200が車両から離れて車両における情報表示サービスの範囲から離脱したか否かを判定する。例えば、車両から数m以上の距離に携帯端末200が移動した場合に、本処理で肯定判定される。携帯端末200が離脱したか否かについては、上記したステップS100と同様の手法で、車両から携帯端末200までの距離を推定する等の手法を利用して判定できる。
そして、ステップS140で否定判定されるとステップS110に戻って上記処理を繰り返し、肯定判定されるとステップS150に戻って画面表示をオフして処理を終了する。これにより、携帯端末200を所持する利用者に対する情報表示が終了する。
なお、このようにして情報表示装置1が実行する情報表示処理の各処理を実行する部分が各機能部を構成している。具体的には、ステップS100の処理を実行する部分が接近判定部、ステップS110の処理を実行する部分が情報取得部、ステップS120の処理を実行する部分が情報作成部、ステップS130の処理を実行する部分が情報表示部に相当する。また、ステップS140の処理を実行する部分が離脱判定部、ステップS150の処理を実行する部分が表示オフ部に相当する。
以上説明したように、本実施形態の情報表示システム100では、情報表示サービスを受けたい利用者の携帯端末200が接近してきたことを検知し、ディスプレイ装置70を通じて情報表示している。そして、携帯端末200を通じて設定されている目的地情報に基づいて、その目的地へ向かう方向の表示を地図表示と共に経路案内の表示で、もしくは矢印表示で行うようにしている。このため、車両を利用していない利用者に対して目的地に向かう絶対的な方向を直感的に理解させることが可能となる。
(他の実施形態)
本開示は、上記した実施形態に準拠して記述されたが、当該実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
本開示は、上記した実施形態に準拠して記述されたが、当該実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
(1)例えば、上記実施形態では、情報表示システム100が携帯端末200から直接もしくはインターネットなどの公衆回線を通じて個人情報を取得し、個人情報に基づいて情報表示を行っている。これに対して、個人情報まで取得しなくても、情報表示サービスを受けたい携帯端末200であることが確認された場合に、デフォルトの情報表示を行うようにしても良い。例えば、デフォルトの情報表示としては、地図情報と共に目的地に辿り着くまでの経路案内や距離を表示することなどが挙げられる。そして、個人情報が得られた場合には、その個人情報に対応する表示が行われるようにすれば良い。
また、個人情報に対応する表示についても、上記実施形態で説明したものは一例に過ぎない。例えば、個人情報として利用者の使用する言語に関する情報が含まれている場合には、情報表示を行う際の言語についても、個人情報に含まれる言語にすることが可能である。
(2)また、携帯端末200に個人情報が登録されているか否かにかかわらず、携帯端末200の状況から利用者の特性を読み取ることも良い。例えば、携帯端末200に地上高さ検知機能が備わっている場合、その情報を取得することで利用者の背の高さを推定できる。また、携帯端末200で利用者の移動速度に関する情報を記録していれば、その情報に基づいて利用者が歩行者なのか、軽車両や自動二輪車などの乗り物に乗っている人なのかを推定できる。このため、推定した利用者の特性に対応して、第1実施形態で説明したような利用者向けナビゲーション表示情報を作成し、それに基づいて情報表示の仕方を変更することもできる。
(3)また、ディスプレイ装置70による情報表示を行う場合、利用者の近くに他人がいる可能性もある。このため、例えばディスプレイ装置70で視野角制御などを行い、他人からののぞき見防止機能が発揮されるようにすることもできる。
(4)また、複数の利用者がいる場合も考えられる。このため、情報表示システム100が個人情報を取得できる場合、どの利用者に向けた情報表示であるかが分かるように、利用者のイニシャルや名前もしくはマークなど、利用者が自分向けであることを認識できる識別表示を同時に行っても良い。
(5)また、上記実施形態では、携帯端末200が車両に接近してきたときに情報表示がオン、離れたときに情報表示がオフするように、情報表示の自動的なオンオフが行われている。これに対して、タッチパネル80を通じてのオンオフ操作が行えるようにしても良い。その場合、例えば車載カメラ10に映り込んだ人の顔認証、虹彩認証もしくは指紋センサ90による指紋認証で利用者であることの照合が一致した場合に、タッチパネル80の操作が可能となる設定としても良い。例えば、車載カメラ10に人が映り込んだり、指紋センサ90で指紋が検知された場合に、情報表示システム100がインターネットなどの公衆回線を通じて利用者情報を入手し、利用者情報を利用して照合を掛けることができる。また、このようにする場合には、利用者情報を情報表示システム100で取得できるため、予め利用者情報として利用者の特性を登録しておけば、その特性に応じた情報表示も可能となる。
勿論、タッチパネル80の操作にかかわらず、利用者であることの照合がとれた場合に、情報表示がオンされる形態としても良い。
なお、ここでは顔認証、虹彩認証、指紋認証を例に挙げたが、他の様々な認証技術を用いて利用者の認証を行うことができる。例えば、指紋センサ90での検知結果に基づいて静脈認証を行うようにしても良い。
(6)また、上記実施形態では、地図情報や経路案内、距離などの利用者の現在地から目的地までの経路に関する情報を示す場合を例に挙げて説明した。これに対して、経路周辺の各種情報、例えば現在地や目的地周辺の店舗情報などの広告表示を行うこともできる。
(7)また、上記実施形態では、情報表示システム100が車両に適用された場合を例に挙げて説明したが、車両以外のものに適用されても良い。例えば、駅や空港店舗などに設置されたデジタルサイネージディスプレイなどに情報表示システム100が適用されても良い。
(8)また、利用者に情報表示システム100が近くにあることを気づかせるための処理を行っても良い。例えば、上記した情報表示処理に連携して携帯端末200に情報表示システム100が近くにあることを気づかせるための処理を行うことができる。すなわち、図3のステップS100で携帯端末200が車両に接近してきたと判定された場合に、情報表示システム100側から無線通信もしくはインターネットなどの公衆回線を通じて携帯端末200に制御信号を送信する。この制御信号が携帯端末200で受信されると、バイブレーション機能によって携帯端末200を振動させたり、音声発生機能によって携帯端末200から音声を発生させたりする。もしくは、携帯端末200の表示画面に、情報表示システム100が近くにあることを表示する。このようにすることで、携帯端末200を所持する利用者に、近くに情報表示システム100があることを気づかせることができる。
(9)なお、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1 情報表示装置
10 車載カメラ
20 Wi−Fi通信機
30 GPS受信機
60 ソナー
70 ディスプレイ装置
100 情報表示システム
200 携帯端末
300 車両
310 サイドドアガラス
10 車載カメラ
20 Wi−Fi通信機
30 GPS受信機
60 ソナー
70 ディスプレイ装置
100 情報表示システム
200 携帯端末
300 車両
310 サイドドアガラス
Claims (6)
- ディスプレイ装置(70)に目的地に関連する情報表示を行わせることで携帯端末(200)を所持する利用者に対して情報表示サービスを提供する情報表示装置であって、
前記携帯端末と直接または公衆回線を通じて通信することで、該携帯端末の接近を判定する接近判定部(S100)と、
前記利用者の目的地として登録された目的地情報を取得する情報取得部(S110)と、
前記携帯端末が接近すると、前記目的地情報に基づいて目的地に関連する情報表示として、該目的地に向かう方向の表示を行う情報表示部(S130)と、を有している情報表示装置。 - 前記利用者の個人情報を取得すると共に、該個人情報に基づいて該利用者向けのナビゲーション表示情報を作成する情報作成部(S120)を有し、
前記情報表示部は、前記情報作成部が作成したナビゲーション表示情報に対応する情報表示を行う、請求項1に記載の情報表示装置。 - 前記情報作成部は、前記個人情報に基づいて、地図表示と共に経路案内を示すナビゲーション表示情報と地図表示を行わずに前記目的地に向かう方向のみを矢印表示するナビゲーション表示情報の一方を作成する、請求項2に記載の情報表示装置。
- 前記情報作成部は、前記ナビゲーション表示情報として、前記利用者が乗り物に乗っているか歩行者であるかという該利用者の形態に応じて、前記ナビゲーション表示情報と対応する情報表示を行うときに前記利用者の形態に適合する経路を表示させる情報を作成する、請求項2または3に記載の情報表示装置。
- 前記情報作成部は、前記個人情報に基づいて、前記利用者に向けた情報表示であることを示すマークを該情報表示に含めて表示させる情報を作成する、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の情報表示装置。
- 前記携帯端末と直接または公衆回線を通じて通信することで、該携帯端末が前記情報表示サービスの範囲から離脱したことを判定する離脱判定部(S140)と、
前記携帯端末が前記情報表示サービスの範囲から離脱すると、前記ディスプレイ装置による情報表示をオフする表示オフ部(S150)と、を有している請求項1ないし5のいずれか1つに記載の情報表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019210742A JP2021081367A (ja) | 2019-11-21 | 2019-11-21 | 情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2021081367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023119596A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | 日本電信電話株式会社 | 制御装置、制御方法、及びプログラム |
-
2019
- 2019-11-21 JP JP2019210742A patent/JP2021081367A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023119596A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | 日本電信電話株式会社 | 制御装置、制御方法、及びプログラム |
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