JP2021081245A - レーザ光出射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置場所の周辺環境温度の変動の影響に応じて対象物に精度良くレーザ光を照射することを可能とするレーザ光出射装置を提供する。【解決手段】レーザ光出射装置100は、レーザ光出射装置100が設置された周辺環境に温度変動が生じたときに、位置調整手段30への影響量を示す位置調整手段伸縮量と、鏡筒体への影響量を示す鏡筒体伸縮量と、によるレーザ光の照射位置のずれを補正するように、レーザ光出射部11と第1の光学系レンズ21との位置関係を保持する特性を有する第1の部材23mで構成されて、第1の光学系レンズ21を保持する第1のレンズ保持部材23と、レーザ光出射部11と第2の光学系レンズ22との位置関係を保持する特性を有する第2の部材24mで構成されて、第2の光学系レンズ22を保持する第2のレンズ保持部材24と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ光出射装置に関する。
風力発電の分野において、将来の発電量を予測するために大気流、主に風速を計測することが行われる。大気流の計測手段は、地上から特定の高度に配設された風車のナセル近傍の空気中の浮遊微小物質(対象物という)にレーザ光を照射して、当該対象物の移動前と移動後の当該対象物からの反射波を捉え、ドップラー効果によるこれら反射波の微小な周波数変動を捉えることで、地上から特定の高度の大気流を計測する方法が利用されている。
前記の計測手段は、レーザ光を出射するレーザ光出射装置と、その反射波を取り込んで分析する分析装置から構成され、本件発明はレーザ光出射装置に関するものである。
レーザ光出射装置は、レーザ光を出射するレーザ光出射部を有するレーザ光出射ユニットと、鏡筒体と複数の光学系レンズと鏡筒体に光学系レンズを保持するレンズ保持部材と、を含む光学系ユニットと、レーザ光出射ユニットと光学系ユニットとを係合し、レーザ光出射ユニットのレーザ光照射部の位置を調整する位置調整手段から構成される。レーザ光出射装置は、レーザ光出射部から第1の光学系レンズ、レーザ光出射部から第2の光学系レンズまでの位置関係を保持することにより、対象物にレーザ光を精度良く照射するものである。
特開平6−130267号公報
レーザ光出射装置を構成する部材によっては、その設置場所の周辺環境温度の変動により影響を受けてレーザ光の照射位置にずれが生じるという課題がある。
特許文献1は、鏡筒とレンズで構成される光学装置において、温度変化により鏡筒の長さが変化された場合でも、光学装置としての焦点位置の変動を防止した温度補正型光学装置が開示されている。特許文献1では、温度変化により筒長が変化される鏡筒と、この鏡筒内に保持されたレンズとで構成される光学装置(コリメータ)において、レンズを、温度変化に応じて焦点距離が変化され、かつその焦点距離の変化と鏡筒の筒長の長さの変化が相殺してレンズの焦点位置を一定位置に保持し得る素材で形成することが開示されている。しかしながら、レンズを、温度変化に応じて焦点距離が変化させることは調整が困難で、実現性に難点がある。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、設置場所の周辺環境温度の変動の影響に応じて地上から特定の高度に存在する対象物に精度良くレーザ光を照射することを可能とするレーザ光出射装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のレーザ光出射装置は、レーザ光を出射するレーザ光出射部を有するレーザ光出射ユニットと、鏡筒体と、第1の光学系レンズ及び第2の光学系レンズと、を含む光学系ユニットと、レーザ光出射ユニットと光学系ユニットの中間位置に配設されてレーザ光出射ユニット及び光学系ユニットに係合し、レーザ光出射ユニットのレーザ光出射部の位置(レーザ光出射ユニットと光学系ユニットとの間隔の大きさ)を調整する位置調整手段と、を含んで構成される。
レーザ光出射装置が設置された周辺環境に温度変動(温度変動という)が生じたときに、位置調整手段への影響量を示す位置調整手段伸縮量と、鏡筒体への影響量を示す鏡筒体伸縮量と、によるレーザ光の照射位置のずれを補正するように、レーザ光出射部と第1の光学系レンズとの位置関係を保持する特性を有する第1の部材で構成されて、第1の光学系レンズを保持する第1のレンズ保持部材と、レーザ光出射部と第2の光学系レンズとの位置関係を保持する特性を有する第2の部材で構成されて、第2の光学系レンズを保持する第2のレンズ保持部材と、を備えることを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、レーザ光出射装置の周辺温度が変動しても地上から特定の高度に存在する対象物に精度良くレーザ光を照射することを可能とする。
本実施形態に係るレーザ光出射装置を含むレーザドップラー速度計の概要を示す図である。 本実施形態に係るレーザ光出射装置の詳細を示す図である。 位置調整手段の構成を示す図である。 本実施形態に係る温度変動の影響を改善する補正方法を示す図であり、(a)は比較例、(b)は本実施形態の例である。 本実施形態に係るレンズ保持部材の構成を示す図であり、(a)は一対型取付部材の場合、(b)環状型取付部材の場合である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るレーザ光出射装置100を含むレーザドップラー速度計の概要を示す図である。レーザドップラー速度計は、光源ユニット40でレーザ光を生成して大気中の対象物にレーザ光を照射し、対象物からの反射波を取得して、ドップラー効果により対象物の移動速度を計測するものであり、レーザ光出射装置100は、当該レーザドップラー速度計に含まれ、レーザ光を対象物に精度よく照射するために使用するものである。
レーザ光出射装置100は、レーザ光を出射するレーザ光出射部11を有するレーザ光出射ユニット10と、鏡筒体27(図2参照)と第1の光学系レンズ21及び第2の光学系レンズ22とを含む光学系ユニット20と、レーザ光出射ユニット10と光学系ユニット20の中間位置に配設されてレーザ光出射ユニット10及び光学系ユニット20に係合し、レーザ光出射ユニット10のレーザ光出射部11の位置(レーザ光出射ユニット10と光学系ユニット20との間隔の大きさ)を調整する位置調整手段30と、を含んで構成される。
レーザ光出射装置100は、真冬、真夏を含む1年を通じて使用されるため、温度変動を生じた場合に、レーザ光出射装置100の変動量を補正して焦点距離を一定に保つ必要がある。これは、本実施形態に係るレーザ光出射装置100は、風車の発電量を予測するための気象予測に使用され、風車のナセル近傍(風車の回転軸:地上からの高さ約100m)の高さの大気流を精度よく計測するために、地上から特定の高度の対象物に精度よくレーザ光を照射する必要があることなどの理由による。従って、レーザ光出射装置100は、温度変動が生じても、その焦点距離を保持する必要がある。例えば、レーザ光出射装置100の焦点距離が、0.1mm〜0.2mm変化しただけで、100m先の焦点は、数十m変化してしまい、目標とするナセルの高さを大きく外れてしまう結果を招く。このため、レーザ光出射装置100の変動量を補正する方法を、以下図2〜図5を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係るレーザ光出射装置100の詳細を示す図である。レーザ光出射装置100は、温度変動が生じたときに、位置調整手段30への影響量を示す位置調整手段伸縮量X11(図4参照)と、鏡筒体への影響量を示す鏡筒体伸縮量とによるレーザ光の照射位置のずれを補正するように、レーザ光出射部11と第1の光学系レンズ21との位置関係を保持する特性を有する第1の部材23mで構成されて、第1の光学系レンズ21を保持する第1のレンズ保持部材23と、レーザ光出射部11と第2の光学系レンズ22との位置関係を保持する特性を有する第2の部材24mで構成されて、第2の光学系レンズ22を保持する第2のレンズ保持部材24と、を備える。
レーザ光出射装置100は、レーザ光出射部11と、光学系ユニット20にレーザ光が入射される鏡筒体27の入射孔25の中心点(光軸)と、出射孔26の中心点(光軸)とを同一直線上に配し、位置調整手段30に、同一直線上(前記の光軸上)に中心点(光軸)を有するレーザ光の通過孔32を備える。
図2において、レーザ光出射装置100の長手方向をx軸方向とし、右方向(延伸する方向)を+、左方向(補正する方向)を−として仮定する。図2は、温度変動を生じず、レーザ光出射装置100が正常に動作している状態を示している。
レーザ光出射部を原点x0、原点x0から入射孔位置x1までの距離(位置調整手段の長さ)をX1、原点x0から第1のレンズ位置x2までの距離をX2、原点x0から第2のレンズ位置x3までの距離をX3とする。図2において、レーザ光を対象物に精度良く照射するためには、X2、X3の距離を保持する必要がある。X2、X3の距離を保持する方法については、図4を参照して後記する。
鏡筒体27をアルミニウム合金A2017で製作した場合、その伸縮量は次のように計算される。鏡筒体の全長を200mmとし、温度変動を、真冬のマイナス10℃から真夏の50℃まで60℃とする。アルミニウム合金A2017の線膨張係数は、23.6×10-6/℃であるので、鏡筒体の寸法変動量は、23.6×10-6×200×60により、0.2832mmと算出される。
図3は、位置調整手段30の構成を示す図である。位置調整手段30は、前記したように、レーザ光出射ユニット10のレーザ光出射部11の位置を調整するものであり、ネジ機構31を回して、レーザ光出射ユニット10と光学系ユニット20との間隔の大きさを調節できる。ネジ機構31を右に回すことにより、レーザ光出射部11は鏡筒体27から離れる方向に、ネジ機構31を左に回すことにより、レーザ光出射部11は鏡筒体27に近づく方向に移動する。なお、位置調整手段30は一般にアルミニウム合金が用いられる。
図4は、本実施形態に係る温度変動の影響を改善する補正方法を示す図であり、(a)
は比較例、(b)は本実施形態の例である。図4(a)は、温度変動の影響を受けた状態の本願発明を適用しないレーザ光出射装置を示す図である。周辺環境の温度変動の影響を受けて位置調整手段30及び/又は鏡筒体27が伸縮する場合、入射孔位置x1、第1のレンズ位置x2及び第2のレンズ位置x3の位置が影響を受ける。
それぞれの位置の、影響を受けた後の原点x0からの距離は、次のように演算される。
x1までの距離=X1+X11 ・・・(1)
x2までの距離=X2+(X11+X21) ・・・(2)
x3までの距離=X3+(X11+X31) ・・・(3)
ここで、X11:温度変動の影響量を示す伸縮量である位置調整手段30のx軸+方向への伸縮量(位置調整手段伸縮量)、X21:温度変動の影響量を示す伸縮量である光学系レンズ21の配設位置の第1のレンズ位置x2における鏡筒体27のx軸+方向への伸縮量(第1の鏡筒体伸縮量)、X31:温度変動の影響量を示す伸縮量である光学系レンズ22の配設位置の第2のレンズ位置x3における鏡筒体27のx軸+方向への伸縮量(第2の鏡筒体伸縮量)である。
図4(b)は本実施形態の例であり、温度変動の影響による伸縮の補正を示すものである。温度変動の影響により生じた伸縮量である位置調整手段伸縮量X11、第1の鏡筒体伸縮量X21、第2の鏡筒体伸縮量X31をゼロにするように、すなわち図4(a)において、温度変動の影響により移動した第1のレンズ位置x2の位置を、図4(b)における新たな第1のレンズ位置x2の位置として補正し、図4(a)において、温度変動の影響により移動した第2のレンズ位置x3の位置を、図4(b)における新たな第2のレンズ位置x3の位置として補正するよう、第1のレンズ保持部材及び第2のレンズ保持部材を、伸縮量と同じ大きさだけ反対方向(x軸−方向)に第1の光学系レンズ及び第2の光学系レンズの配設位置を移動して補正する構成とする。
x2までの距離=X2+(X11+X21)−(X11+X21) ・・・(4)
x3までの距離=X3+(X11+X31)−(X11+X31) ・・・(5)
上記2式において、−(X11+X21):第1のレンズ保持部材23の第1のレンズ位置x2における補正量、−(X11+X31):第2のレンズ保持部材24の第2のレンズ位置x3における補正量である。
当該補正により、第1のレンズ位置x2及び第2のレンズ位置x3は、原点x0からの距離が温度変動の影響を受ける前とそれぞれ等しくなる。
従って、第1のレンズ保持部材23については、第1のレンズ位置x2において温度変動に対して−(X11+X21)の伸縮量を、第2のレンズ保持部材24については、第2のレンズ位置x3において温度変動に対して−(X11+X31)の伸縮量を有する材質を用いることとする。第1の部材23m、第2の部材24mの例として、表1に示す。
Figure 2021081245
前記したA2017は切削加工性、強度に優れた熱処理型のアルミニウム合金で、ジュラルミンの名称でも知られている。Cu(銅)を含むアルミニウムは強度が高く、加工性(塑性加工)は低くなる傾向がある。他方、A5056は、耐食性に優れ、切削加工による表面仕上がりがよいアルミニウム合金である。
本実施形態に係る第1の部材23mは、レーザ光出射部11を原点x0として、レーザ光出射装置100の長手方向への位置調整手段伸縮量X11と、第1の光学系レンズ21の配設位置である第1のレンズ位置x2における第1の鏡筒体伸縮量X21と、の合計伸縮量である第1の合計伸縮量(X11+X21)と同じ大きさだけ伸縮する第1の伸縮特性を有する部材である。
本実施形態に係る第2の部材24mは、レーザ光出射部11を原点x0として、レーザ光出射装置100の長手方向への位置調整手段伸縮量X11と、第2の光学系レンズ22の配設位置である第2のレンズ位置x3における第2の鏡筒体伸縮量X31と、の合計伸縮量である第2の合計伸縮量(X11+X31)と同じ大きさだけ伸縮する第2の伸縮特性を有する部材である。
レーザ光出射装置100において、第1のレンズ保持部材23及び第2のレンズ保持部材24は、鏡筒体の長手方向に、第1の光学系レンズ21及び第2の光学系レンズ22を保持するための必要な大きさを有している。温度変動が生じない状態において、レーザ光を所望の位置に照射するように、第1の光学系レンズ21と第2の光学系レンズ22を鏡筒体27内に保持する位置である第1のレンズ位置x2、第2のレンズ位置x3に、第1のレンズ保持部材23と第2のレンズ保持部材24とがそれぞれ配設されている。
第1のレンズ保持部材23と第2のレンズ保持部材24は、温度変動時にレーザ光出射部11側に伸縮するように、光学系ユニット20からレーザ光が出射される出射孔26側の端部において、鏡筒体27内壁に固着されている(固着部28参照)。これにより、温度変動(上昇)した場合、第1の部材23m、第2の部材24mが、レーザ光出射部11側に伸び、位置調整手段30及び鏡筒体27の伸びをキャンセルすることができる。
図5は、本実施形態に係るレンズ保持部材の構成を示す図であり、(a)は一対型取付部材の場合、(b)環状型取付部材の場合である。図5においては、第1のレンズ保持部材23を例に説明するが、第2のレンズ保持部材24でも同様である。
図5(a)の場合、第1のレンズ保持部材23は鏡筒体27内壁の周回方向に所定の幅を有して、第1の光学系レンズ21を対向する位置にて挟み込むように一対以上を備えている。他方、図5(b)の場合、第1のレンズ保持部材23は第1の光学系レンズ21の周囲を囲むように周回方向に環状に形成している。
本実施形態の場合、第1のレンズ保持部材23は、鏡筒体27内壁の周回方向に所定の幅を有して、第1の光学系レンズ21を対向する位置にて挟み込むように一対以上を備え、第2のレンズ保持部材24は、鏡筒体27内壁の周回方向に所定の幅を有して、第2の光学系レンズ22を対向する位置にて挟み込むように一対以上を備えていてもよい。
レンズ保持部材については、各種の変形例が考えられる。
(変形例1)
第1のレンズ保持部材23は、第1の光学系レンズ21の周囲を囲むように周回方向に環状に形成し、第2のレンズ保持部材24は、第2の光学系レンズ22の周囲を囲むように周回方向に環状に形成してもよい。
(変形例2)
第1のレンズ保持部材23は、第1の光学系レンズ21を対抗する位置にて挟み込むように一対以上を備え、第2のレンズ保持部材24は、第2の光学系レンズ22の周囲を囲むように周回方向に環状に形成してもよい。
(変形例3)
第2のレンズ保持部材24は第2の光学系レンズ22を対抗する位置にて挟み込むように一対以上を備え、第1のレンズ保持部材23は第1の光学系レンズ21の周囲を囲むように周回方向に環状に形成してもよい。
本実施形態では、周辺温度が変動に応じて、第1の部材23m及び第2の部材24mが、レーザ光出射部11側に伸縮し、位置調整手段30及び鏡筒体27の伸縮をキャンセルすることができる。これにより、レーザ光出射装置100の周辺温度が変動しても対象物に精度良くレーザ光を照射することを可能とする。
(応用例)
前記実施形態の説明では、位置調整手段30及び鏡筒体27が金属の場合で説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、温度変動の影響を無視できるケースにおいては、以下のように処理する。適宜図4を参照して説明する。
ケース1:鏡筒体の材質にCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic、炭素繊維強化プラスチック)を用いる場合は、伸縮量をほとんど無視できるため、X21=X31=0として処理する。CFRPは、強化材に炭素繊維を用いた繊維強化プラスチックである。CFRPは、母材には主にエポキシ樹脂が用いられ、単にカーボン樹脂やカーボンとも呼ばれる。
鏡筒体37を、温度変動の影響を受けにくい低伸縮性素材で形成し、温度変動に影響されない場合、第1の鏡筒体伸縮量X21及び前記第2の鏡筒体伸縮量X31はゼロ(誤差を含む)であり、第1の合計伸縮量(X11+X21)と、第2の合計伸縮量(X11+X31)と、がそれぞれ位置調整手段伸縮量X11と等しくなる材料で、第1のレンズ保持部材及び前記第2のレンズ保持部材を構成するとよい。
ケース2:位置調整手段の材質にCFRPを用いる場合は、伸縮量をほとんど無視できるため、位置調整手段伸縮量X11=0として処理する。
位置調整手段30を、温度変動の影響を受けにくい低伸縮性素材で形成し、温度変動に影響されない場合、位置調整手段伸縮量X11はゼロ(誤差を含む)であり、第1の合計伸縮量(X11+X21)が第1の鏡筒体伸縮量X21と等しくなる材料で、第1のレンズ保持部材23を構成し、第2の合計伸縮量(X11+X31)が第2の鏡筒体伸縮量X31と等しくなる材料で、第2のレンズ保持部材24を構成するとよい。
応用例では、温度変動に応じて、第1の部材23m及び第2の部材24mが、レーザ光出射部11側に伸縮し、位置調整手段30又は鏡筒体27の伸縮をキャンセルすることができる。これにより、温度変動が生じても対象物に精度良くレーザ光を照射することを可能とする。
10 レーザ光出射ユニット
11 レーザ光出射部
20 光学系ユニット
21 第1の光学系レンズ
22 第2の光学系レンズ
23 第1のレンズ保持部材
23m 第1の部材
24 第2のレンズ保持部材
24m 第2の部材
25 入射孔
26 出射孔
27 鏡筒体
28 固着部
30 位置調整手段
32 レーザ光の通過孔
40 光源ユニット
100 レーザ光出射装置
x0 原点(基準点)
x1 入射孔位置
x2 第1のレンズ位置
x3 第2のレンズ位置
X1 原点x0から入射孔x1までの距離
X2 原点x0から第1のレンズ位置x2までの距離
X3 原点x0から第2のレンズ位置x3までの距離
X11 位置調整手段伸縮量
X21 第1の鏡筒体伸縮量
X31 第2の鏡筒体伸縮量

Claims (12)

  1. レーザ光を出射するレーザ光出射部を有するレーザ光出射ユニットと、
    鏡筒体と、第1の光学系レンズ及び第2の光学系レンズと、を含む光学系ユニットと、
    前記レーザ光出射ユニットと前記光学系ユニットの中間位置に配設されて前記レーザ光出射ユニット及び前記光学系ユニットに係合し、前記レーザ光出射ユニットの前記レーザ光出射部の位置を調整する位置調整手段と、を含んで構成されるレーザ光出射装置であって、
    前記レーザ光出射装置が設置された周辺環境に温度変動が生じたときに、前記位置調整手段への影響量を示す位置調整手段伸縮量と、前記鏡筒体への影響量を示す鏡筒体伸縮量と、による前記レーザ光の照射位置のずれを補正するように、
    前記レーザ光出射部と前記第1の光学系レンズとの位置関係を保持する特性を有する第1の部材で構成されて、前記第1の光学系レンズを保持する第1のレンズ保持部材と、
    前記レーザ光出射部と前記第2の光学系レンズとの位置関係を保持する特性を有する第2の部材で構成されて、前記第2の光学系レンズを保持する第2のレンズ保持部材と、を備えることを特徴とするレーザ光出射装置。
  2. 前記第1のレンズ保持部材及び前記第2のレンズ保持部材は、前記鏡筒体の長手方向に、前記第1の光学系レンズ及び前記第2の光学系レンズを保持するための必要な大きさを有し、
    前記温度変動が生じない状態において、
    前記レーザ光を所望の位置に照射するように、前記第1の光学系レンズと前記第2の光学系レンズを前記鏡筒体内に保持する位置に、前記第1のレンズ保持部材と前記第2のレンズ保持部材とをそれぞれ配設する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光出射装置。
  3. 前記第1の部材は、前記レーザ光出射部を基準点として、前記レーザ光出射装置の長手方向への前記位置調整手段伸縮量と、前記第1の光学系レンズの配設位置における第1の鏡筒体伸縮量と、の合計伸縮量である第1の合計伸縮量と同じ大きさだけ伸縮する第1の伸縮特性を有する部材であり、
    前記第2の部材は、前記レーザ光出射部を基準点として、前記レーザ光出射装置の長手方向への前記位置調整手段伸縮量と、前記第2の光学系レンズの配設位置における第2の鏡筒体伸縮量と、の合計伸縮量である第2の合計伸縮量と同じ大きさだけ伸縮する第2の伸縮特性を有する部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光出射装置。
  4. 前記第1のレンズ保持部材と前記第2のレンズ保持部材は、前記温度変動時に前記レーザ光出射部側に伸縮するように、
    前記光学系ユニットから前記レーザ光が出射される出射孔側の端部において、前記鏡筒体内壁に固着される
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーザ光出射装置。
  5. 前記第1のレンズ保持部材は、前記鏡筒体内壁の周回方向に所定の幅を有して、前記第1の光学系レンズを対向する位置にて挟み込むように一対以上を備え、
    前記第2のレンズ保持部材は、前記鏡筒体内壁の周回方向に所定の幅を有して、前記第2の光学系レンズを対向する位置にて挟み込むように一対以上を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光出射装置。
  6. 前記第1のレンズ保持部材は、前記第1の光学系レンズの周囲を囲むように周回方向に環状に形成し、
    前記第2のレンズ保持部材は、前記第2の光学系レンズの周囲を囲むように周回方向に環状に形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光出射装置。
  7. 前記第1のレンズ保持部材は前記第1の光学系レンズを対抗する位置にて挟み込むように一対以上を備え、
    前記第2のレンズ保持部材は前記第2の光学系レンズの周囲を囲むように周回方向に環状に形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光出射装置。
  8. 前記第2のレンズ保持部材は前記第2の光学系レンズを対抗する位置にて挟み込むように一対以上を備え、
    前記第1のレンズ保持部材は前記第1の光学系レンズの周囲を囲むように周回方向に環状に形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光出射装置。
  9. 前記レーザ光出射部と、前記光学系ユニットに前記レーザ光が入射される前記鏡筒体の入射孔の中心点と、前記出射孔の中心点とを同一直線上に配し、
    前記位置調整手段に、前記同一直線上に中心点を有する前記レーザ光の通過孔を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ光出射装置。
  10. 前記鏡筒体を、前記温度変動の影響を受けにくい低伸縮性素材で形成し、前記温度変動に影響されない場合、前記第1の鏡筒体伸縮量及び前記第2の鏡筒体伸縮量はゼロであり、前記第1の合計伸縮量と、前記第2の合計伸縮量と、がそれぞれ前記位置調整手段伸縮量と等しくなる材料で、前記第1のレンズ保持部材及び前記第2のレンズ保持部材を構成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のレーザ光出射装置。
  11. 前記位置調整手段を、前記温度変動の影響を受けにくい低伸縮性素材で形成し、前記温度変動に影響されない場合、前記位置調整手段伸縮量はゼロであり、前記第1の合計伸縮量が前記第1の鏡筒体伸縮量と等しくなる材料で、前記第1のレンズ保持部材を構成し、前記第2の合計伸縮量が前記第2の鏡筒体伸縮量と等しくなる材料で、前記第2のレンズ保持部材を構成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のレーザ光出射装置。
  12. 前記レーザ光出射装置は、大気中の浮遊微小物質にレーザ光を照射し、前記浮遊微小物質からの反射波を取得して、ドップラー効果により前記浮遊微小物質の移動速度を計測するレーザドップラー速度計に使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のレーザ光出射装置。
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