JP2021079631A - 造形方法及び造形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体材料を用いて形成される造形物に対して発色の良い着色を行える、造形方法及び造形装置を提供する。【解決手段】3Dプリンタ10による造形処理は、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22へ所定波長の光を照射し、粉体材料22を結合させることにより造形物24を積層形成する造形方法であって、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22に所定温度以上で発色する色材を塗布する塗布工程と、色材が塗布された粉体材料22に所定波長の光を照射する照射工程と、を有し、照射工程は、造形物24の造形データに基づいて粉体材料22を照射することによって照射領域を所定温度以上に昇温させ、粉体材料22を結着させると共に色材を発色させる。【選択図】図1

Description

本発明は、造形方法及び造形装置に関する。
立体の造形物を形成する造形方法として、例えば、石膏粉末を無色又は有色の接着剤(バインダーインク)で固める造形法(粉末固着式積層法)がある。この造形法は、フルカラーで立体物を造形することができるが、形成される造形物は重くなる。そこで、ポリエステル粉末やナイロン粉末等の樹脂粉末を焼結させて固めることで、造形物を形成する粉末焼結積層造形(SLS:Selective Laser Sintering)法がある。このSLS法によれば、材料が樹脂であるため材料が石膏粉末等である造形法に比べて重量を軽くできる。
SLS法による造形物の着色方法として、例えば特許文献1には、材料粉末の粒子を相互に融着させた薄層にインクジェットヘッドを使用して染料を噴射して着色しながら積層していく方法や、材料粉末の状態で着色する方法が開示されている。
特開2001−239592号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、染料の発色性が良くなく、新たな着色方法の開発が望まれている。
そこで本発明は、粉体材料を用いて形成される造形物に対して発色の良い着色を行える造形方法及び造形装置を提供することを目的とする。
本発明の造形方法は、造形領域に敷き詰められた粉体材料へ所定波長の光を照射し、前記粉体材料を結合させることにより造形物を積層形成する造形方法であって、前記造形領域に敷き詰められた前記粉体材料に所定温度以上で発色する色材を塗布する塗布工程と、前記色材が塗布された前記粉体材料に前記所定波長の光を照射する照射工程と、を有し、前記照射工程は、前記造形物の造形データに基づいて前記粉体材料を照射することによって照射領域を前記所定温度以上に昇温させ、前記粉体材料を結着させると共に前記色材を発色させる。
本構成によれば、粉体材料に所定波長の光が照射すると粉体材料が結着によって固まると共に結着時の熱によって色材が発色して定着するので、粉体材料を用いて形成される造形物に対して発色の良い着色を行える。
本発明の造形方法によれば、前記粉体材料としてポリエステル樹脂、PLA樹脂、及びPPS樹脂の何れかを用いる場合、前記色材として昇華染料を用いてもよい。本構成によれば、造形物に各樹脂の特性を与えると共に発色の良い着色を行える。
本発明の印刷方法によれば、前記粉体材料としてナイロン樹脂を用いる場合、前記色材として酸性染料を用いてもよい。本構成によれば、造形物にナイロン樹脂の特性を与えると共に発色の良い着色を行える。
本発明の印刷方法によれば、前記塗布工程及び前記照射工程は、前記造形データに基づいて行われてもよい。本構成によれば、同一の造形データを用いて2つの異なる工程を行うので、粉体材料を用いて形成される造形物に対して発色の良い着色を簡易に行える。
本発明の印刷方法によれば、前記照射工程は、所定波長のレーザ光を前記粉体材料に対して照射してもよい。本構成によれば、発色の良い造形物の形状を簡易に高精度に形成することができる。
本発明の造形装置は、造形領域に敷き詰められた粉体材料へ所定波長の光を照射し、前記粉体材料を結合させることにより造形物を積層形成する造形装置であって、前記造形領域に敷き詰められた前記粉体材料に所定温度以上で発色する色材を塗布する塗布手段と、前記色材が塗布された前記粉体材料に前記所定波長の光を照射する照射手段と、を備え、前記照射手段は、前記造形物の造形データに基づいて前記粉体材料を照射することによって照射領域を前記所定温度以上に昇温させ、前記粉体材料を結着させると共に前記色材を発色させる。本構成によれば、粉体材料を用いて形成される造形物に対して発色の良い着色を行える。
本発明は、粉体材料を用いて形成される造形物に対して発色の良い着色を行える。
本実施形態の印刷システムの概略構成図である。 本実施形態の3Dプリンタが備える制御装置の機能ブロック図である。 本実施形態の3Dプリンタの造形処理の流れを示したフローチャートである。 他の実施形態の3Dプリンタの概略構成図である。 他の実施形態の3Dプリンタの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態の造形方法及び造形装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の印刷システム1の概略構成図である。印刷システム1は、3Dプリンタ10、ユーザPC12、及び制御PC14を備える。
3Dプリンタ10は、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22へ所定波長の光を照射し、粉体材料22を結合させることにより造形物24を積層形成する造形装置である。この3Dプリンタ10は、材料敷設部30、色材塗布部32、走査駆動部34、レーザ光照射部36、及び制御装置38を備える。
材料敷設部30は、外周(四方)を囲む壁30Aと、壁30Aに対してz方向へ昇降可能とされた造形台30Bとを備える。造形台30Bは、造形領域20に相当する上面に粉体材料22が敷き詰められる。なお、詳細を後述するように、一層分の造形処理が終了する毎に、造形台30Bは所定距離だけ下方へ移動し、移動後に新たな粉体材料22が材料貯蔵部(不図示)から材料敷設部30へ供給される。これにより、一層分の造形処理が終了した粉体材料22の上方に新たな粉体材料22が敷き詰められ、新たな粉体材料22に対して造形処理が行われる。
本実施形態の粉体材料22は、所定波長の光により結着する熱可塑性樹脂であり、例えば、ポリエステル樹脂、PLA(polylactic acid:ポリ乳酸)樹脂、PPS(Poly Phenylene Sulfide:ポリフェニレンサルファイド)樹脂、ビニロン樹脂、アセテート樹脂(ジアセテート、トリアセテート)等である。なお、結着とは、粉体材料22の表面のみが溶融して付着する溶着と、所定温度としての融点以上に昇温して粒子全体が溶融して付着する融着とを含む。なお、溶着の場合は粉体材料22同士の間に空隙が存在する一方、融着の場合は粉体材料22同士の間は全て埋まることとなる。
色材塗布部32は、材料敷設部30(造形領域20)の上方に設置され、粉体材料22に対して色材を塗布する。本実施形態の色材塗布部32は、一例として、複数色の色材をインク滴として吐出することで、造形物24をフルカラーで着色する。
本実施形態の色材は、所定温度以上で発色する昇華染料である。昇華染料は、分散染料の一種であり、昇華し易いように分子量が低い染料である。色材の色は、例えば、発色後にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の何れかとなるものが適宜選択され、色材は発色後の色毎に異なるカートリッジに貯留されている。
なお、粉体材料22としてポリエステル樹脂、PLA樹脂、及びPPS樹脂の何れかを用いる場合、色材として昇華染料を用いる。また、粉体材料22としてナイロン樹脂(ポリアミド)を用いる場合には、色材として酸性染料を用いる。
これらの樹脂と色材との組み合わせにより、後述する本実施形態の造形処理によって造形物24を形成することで、造形物24に各樹脂の特性を与えると共に発色の良い着色を行える。
走査駆動部34は、造形領域20に対して色材塗布部32を移動(以下「走査動作」という。)させるための駆動手段である。走査駆動部34は、走査動作として、主走査動作(y走査)、副走査動作(x走査)を色材塗布部32に行わせる。ここで、主走査動作とは、色材塗布部32が予め設定された主走査方向(図中のy方向)へ移動しつつ粉体材料22へインク滴を吐出する動作である。なお、副走査動作の場合、色材塗布部32は、インク滴の吐出を行わない。
走査駆動部34は、キャリッジ34A及びガイドレール34Bを有する。キャリッジ34Aは、色材塗布部32を造形領域20と対向させて保持する保持部である。ガイドレール34Bは、キャリッジ34Aの移動をガイドするレール状部材である。すなわち、キャリッジ34Aは、インク滴の吐出方向が造形領域20へ向かう方向になるように色材塗布部32を保持し、主走査動作時において色材塗布部32を保持した状態でガイドレール34Bに沿って移動する。
レーザ光照射部36は、造形領域20の上方に設置され、所定波長のレーザ光Lとして例えば炭酸ガスレーザやYAGレーザ等のレーザ光Lを造形領域20に敷き詰められた粉体材料22に向けて照射する。なお、レーザ光照射部36は、ポリゴンミラーや各種レンズを備え、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22の上面でレーザ光Lを結像させると共に、x方向及びy方向へレーザ光Lを走査する。
制御装置38は、例えば3Dプリンタ10の制御を司り、造形すべき造形物24の形状情報や、カラー画像情報等を示したスライスデータに基づいて3Dプリンタ10の各部を制御することにより、造形物24の形成動作を制御する。
なお、制御装置38は、例えば、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、プログラムや各種データを予め記憶しているROM(Read Only Memory)、及びCPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)、及び各種情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、制御PC14等の他の情報処理装置との間で各種情報の送受信を行う。
ユーザPC12は、造形物24を所定形式で示した3Dモデルデータを造形ジョブとして制御PC14へ送信する。3Dモデルデータは、造形物24の形状及びその表面色等を示すデータであり、例えば、3DCADデータや製造すべき造形物24を撮影した外観のデータ等に基づいて作成される。なお、造形ジョブには、複数の造形物24を示す3Dモデルデータが含まれてもよい。
制御PC14は、3Dプリンタ10を制御する情報処理装置であって、ユーザPC12から造形ジョブ(3Dモデルデータ)を受信する。制御PC14は、ユーザPC12から受信した造形ジョブに基づいて、造形物24の各位置の断面に対応するスライスデータ(造形データ)を生成する。そして、制御PC14は、各位置に対応するスライスデータを3Dプリンタ10へ送信する。
ここで、本実施形態の3Dプリンタ10による造形処理について説明する。
本実施形態の3Dプリンタ10は、一層分のスライスデータに基づいて、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22へ色材塗布部32から色材を塗布する。その後、3Dプリンタ10は、色材の塗布に用いたスライスデータと同じスライスデータに基づいて、色材が塗布された粉体材料22へレーザ光照射部36からレーザ光Lを照射する。このように3Dプリンタ10による造形処理は、粉体材料22にレーザ光Lを照射することによって、照射領域を所定温度以上に昇温させ、粉体材料22を結着させると共に色材を発色させる。そして、3Dプリンタ10は、スライスデータ毎に色材の塗布(以下「色材塗布」という。)とレーザ光Lの照射(以下「レーザ光照射」という。)を繰り返し行うことで、造形物24を形成する。
このような本実施形態の造形処理によれば、粉体材料22にレーザ光Lが照射されると、粉体材料22が結着によって固まると共に結着時の熱によって色材が発色して定着するので、粉体材料22を用いて形成される造形物24に対して発色の良い着色を行える。また、着色のために染料を用いることで、粉体材料22の樹脂としての特性を変化させることなく造形物24を形成できる。
なお、本実施形態の色材である昇華染料は、所定温度(例えば140〜190℃)以上で昇華して粉体材料22(樹脂)の内部に分散することで造形物24を着色する。一方で、樹脂の溶融温度は、例えばポリエステル樹脂が260℃であり、昇華染料の昇華温度の方が樹脂の溶融温度よりも低い。このため、粉体材料22の溶融温度であれば、昇華染料である色材は昇華して発色する。なお、レーザ光Lは粉体材料22全体を溶融させる必要は無く、粉体材料22全体が平均して昇華温度以上(例えば200℃以上)となればよく、粉体材料22の表面だけを溶融させることで粉体材料22を結着させてもよい。
図2は、本実施形態の3Dプリンタ10が備える制御装置38の機能ブロック図である。制御装置38は、スライスデータ受信部40、色材塗布制御部42、レーザ光照射制御部44、及び粉体敷設制御部46を備える。
スライスデータ受信部40は、造形ジョブに基づいたスライスデータを制御PC14から受信する。なお、受信したスライスデータは、制御装置38が備えるRAMに適宜記憶される。
色材塗布制御部42は、スライスデータに基づいて色材塗布部32を走査移動させ、色材塗布部32から粉体材料22に色材を塗布(吐出)させる。
レーザ光照射制御部44は、スライスデータに基づいてレーザ光照射部36から粉体材料22にレーザ光Lを照射させる。
粉体敷設制御部46は、一層分のスライスデータに基づいた色材塗布とレーザ光照射が終了する毎に、造形台30Bを所定距離だけ下方に移動させ、材料貯蔵部(不図示)から材料敷設部30へ粉体材料22を敷設させる。
図3は、本実施形態の3Dプリンタ10が備える制御装置38で実行される造形処理の流れを示すフローチャートである。本造形処理は、造形物24を示すスライスデータをスライスデータ受信部40が受信した場合に開始する。
まず、ステップS100では、粉体材料22を材料貯蔵部から材料敷設部30へ敷設するように粉体敷設制御部46が制御を行う。
次のステップS102では、一層分のスライスデータに基づいて、粉体材料22に色材を塗布するように色材塗布制御部42が色材塗布部32を制御する。
次のステップS104では、ステップS102で用いたスライスデータと同一のスライスデータに基づいて、粉体材料22にレーザ光Lを照射するようにレーザ光照射制御部44がレーザ光照射部36を制御する。このように、同一のスライスデータを用いて2つの異なる工程を行うので、粉体材料22を用いて形成される造形物24に対して発色の良い着色を簡易に行える。
次のステップS106では、造形物24を形成するための全スライスデータに基づいた色材塗布とレーザ光照射とが終了したか否かを判定し、肯定判定の場合は本造形処理を終了する。一方、否定判定の場合はステップS100へ戻り、全スライスデータに対する色材塗布とレーザ光照射とが終了するまでステップS100からステップS104を繰り返す。
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、色材を昇華染料とする形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。本実施形態の色材は、発色に至るメカニズムが異なったとしても、粉体材料22が結着するときの熱によって色材が発色すればよく、例えば、色材は酸性染料や反応染料とされてもよい。酸性染料や反応染料は、昇華染料のように昇華して樹脂内を分散するものではなく、着色する樹脂と反応することで樹脂を着色する。より具体的には、酸性染料はイオン的に結合(イオン結合)するものであり、反応染料は科学的に反応して結合(共有結合)する。
例えば、粉体材料22としてナイロン樹脂(ポリアミド)を用いる場合には、色材として酸性染料を用いる。これらの樹脂と色材との組み合わせにより、本実施形態の造形処理によって造形物24を形成することで、造形物24に各樹脂の特性を与えると共に発色の良い着色を行える。
また、上記実施形態では、粉体材料22を結着させためにレーザ光Lを用いる形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。図4,5に粉体材料22を結着させるための光の照射手段の他の形態例を示す。
図4は、3Dプリンタ1がレーザ光照射部36の替わりに赤外線照射部50を備えた形態である。赤外線照射部50は色材塗布部32と共にキャリッジ34Aに設けられ、赤外線照射部50の配置位置はキャリッジ34Aの進行方向に対して色材塗布部32よりも後方である。すなわち、図4に示される3Dプリンタ10は、色材塗布部32が主走査動作しながら色材を塗布し、赤外線照射部50も主走査動作を行い色材が塗布された粉体材料22に対して選択的に所定波長の赤外線IRを照射することで、粉体材料22を結着させると共に色材を発色させる。
図5は、3Dプリンタ1がレーザ光照射部36の替わりに電磁波照射部60を備えた形態である。図5に示される3Dプリンタ10は、色材塗布部32が主走査動作しながら色材を塗布し、電磁波照射部60は色材が塗布された粉体材料22に対して選択的に所定波長の電磁波Wを照射することで、粉体材料22を結着させると共に色材を発色させる。なお、電磁波照射部60は、図4のように、色材塗布部32と共にキャリッジ34Aに設けられ、その配置位置がキャリッジ34Aの進行方向に対して色材塗布部32よりも後方とされてもよい。
(実施形態の効果)
(1)本実施形態の造形処理は、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22へ所定波長の光を照射し、粉体材料22を結合させることにより造形物24を積層形成する造形方法であって、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22に所定温度以上で発色する色材を塗布する塗布工程と、色材が塗布された粉体材料22に所定波長の光を照射する照射工程と、を有し、照射工程は、造形物24の造形データに基づいて粉体材料22を照射することによって照射領域を所定温度以上に昇温させ、粉体材料22を結着させると共に色材を発色させる。
本実施形態によれば、粉体材料22に所定波長の光が照射すると粉体材料22が結着によって固まると共に結着時の熱によって色材が発色して定着するので、粉体材料22を用いて形成される造形物24に対して発色の良い着色を行える。
(2)本実施形態の造形処理は、粉体材料22としてポリエステル樹脂、PLA樹脂、及びPPS樹脂の何れかを用いる場合、色材として昇華染料を用いてもよい。本構成によれば、造形物24に各樹脂の特性を与えると共に発色の良い着色を行える。
(3)本実施形態の造形処理は、粉体材料22としてナイロン樹脂を用いる場合、色材として酸性染料を用いてもよい。本実施形態によれば、造形物24にナイロン樹脂の特性を与えると共に発色の良い着色を行える。
(4)本実施形態の造形処理は、塗布工程及び照射工程が造形データに基づいて行われてもよい。本実施形態によれば、同一の造形データを用いて2つの異なる工程を行うので、粉体材料22を用いて形成される造形物24に対して発色の良い着色を簡易に行える。
(5)本実施形態の造形処理は、照射工程が所定波長のレーザ光Lを粉体材料22に対して照射してもよい。本実施形態によれば、発色の良い造形物24の形状を簡易に高精度に形成することができる。
(6)本実施形態の造形装置は、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22へ所定波長の光を照射し、粉体材料22を結合させることにより造形物24を積層形成する造形装置であって、造形領域20に敷き詰められた粉体材料22に所定温度以上で発色する色材を塗布する色材塗布部32と、色材が塗布された粉体材料22に所定波長の光を照射するレーザ光照射部36と、を備え、照射手段は、造形データに基づいて粉体材料22を照射することによって照射領域を所定温度以上に昇温させ、粉体材料22を結着させると共に色材を発色させる。本実施形態によれば、粉体材料22を用いて形成される造形物24に対して発色の良い着色を行える。
本発明は、造形領域に敷き詰められた粉体材料を結着させることで造形物を形成する造形方法及び造形装置に関する。
1 印刷システム
10 3Dプリンタ
22 粉体材料
32 色材塗布部(塗布手段)
36 レーザ光照射部(照射手段)
L レーザ光

Claims (6)

  1. 造形領域に敷き詰められた粉体材料へ所定波長の光を照射し、前記粉体材料を結合させることにより造形物を積層形成する造形方法であって、
    前記造形領域に敷き詰められた前記粉体材料に所定温度以上で発色する色材を塗布する塗布工程と、
    前記色材が塗布された前記粉体材料に前記所定波長の光を照射する照射工程と、
    を有し、
    前記照射工程は、前記造形物の造形データに基づいて前記粉体材料を照射することによって照射領域を前記所定温度以上に昇温させ、前記粉体材料を結着させると共に前記色材を発色させる造形方法。
  2. 前記粉体材料としてポリエステル樹脂、PLA樹脂、及びPPS樹脂の何れかを用いる場合、前記色材として昇華染料を用いる請求項1記載の造形方法。
  3. 前記粉体材料としてナイロン樹脂を用いる場合、前記色材として酸性染料を用いる請求項1記載の造形方法。
  4. 前記塗布工程及び前記照射工程は、前記造形データに基づいて行われる請求項1から請求項3記載の造形方法。
  5. 前記照射工程は、所定波長のレーザ光を前記粉体材料に対して照射する請求項1から請求項4の何れか1項記載の造形装置。
  6. 造形領域に敷き詰められた粉体材料へ所定波長の光を照射し、前記粉体材料を結合させることにより造形物を積層形成する造形装置であって、
    前記造形領域に敷き詰められた前記粉体材料に所定温度以上で発色する色材を塗布する塗布手段と、
    前記色材が塗布された前記粉体材料に前記所定波長の光を照射する照射手段と、
    を備え、
    前記照射手段は、前記造形物の造形データに基づいて前記粉体材料を照射することによって照射領域を前記所定温度以上に昇温させ、前記粉体材料を結着させると共に前記色材を発色させる造形装置。
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