JP7183763B2 - 三次元物体の造形装置および造形方法 - Google Patents
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このような三次元造形方法においては、造形物の形状から複数の層の形状データを生成し、形状データに基づいて生成された複数の造形層を積層する積層造形法が用いられている。
このような従来の積層造形法では二次元的な形状データを積層して三次元造形を行う都合上、まず造形面に二次元的なレーザ走査を行った後、造形面をステージごと移動させてさらに次の層を形成する、という手順を取る必要があった。
このような二次元的なレーザ走査の方法としては、一般にガルバノスキャンなどを用いて二次元走査を行う方法があるが、ミラー面が加減速を繰り返す構成であるために走査速度を向上させるという観点で改善の余地がある。
なお、以降の説明では、XYZの三次元直交座標系を用いる。後述する回転ステージ10の回転軸をZ軸とし、回転ミラー22の回転軸と平行な軸をX軸とする。Z軸とX軸とに垂直な方向をY軸とする。
造形装置100は、発光部20から照射された光を平行光へと変換するコリメータレンズ21と、X方向に平行な中心軸の周囲を回転する多面鏡である回転ミラー22と、集光光学系たる走査レンズ23と、を有している。
造形装置100は、+Z方向側の表面に材料101が配置されて最終的な造形物Pが形成される造形ステージ11と、造形ステージ11よりも-Z側に配置されて造形面SをZ軸中心に回転可能に支持する回転機構たる回転ステージ10と、を有している。
造形装置100は、回転ステージ10をZ軸方向に進退可能に、言い換えると±Z方向に自在に移動可能に支持するZステージ12と、造形ステージ11の周囲に材料101を保持するための造形槽102と、を有している。
本参考例では、造形槽102の底面部103を挿通するようにZステージ12が配置されている。
コリメータレンズ21は、発光部20から出射された光Lを光軸に沿って略平行な光へと変換するレンズである。
回転ミラー22は、多角形柱(図1においては特に六角柱)状の側面に鏡面が形成されてX軸と平行な軸を中心に回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)である。
回転ミラー22は、図1におけるA方向で示す回転方向に回転することで、Y方向に沿って進んできた光Lを反射して角度を変更する。
走査レンズ23は、所謂fθレンズであり、Y方向に沿って一定の角速度θで移動する光LをY方向に一定の速度を持つ走査光Lへと変換する。
このように、発光部20、コリメータレンズ21、回転ミラー22、走査レンズ23とで1つのユニットとなって走査光Lの光源を形成している。
このとき、回転ミラー22と走査レンズ23とによって走査される距離は、造形ステージ11の半径よりも長いことが望ましい。このような走査距離とすることによれば、造形物Pのサイズを十分に確保可能である。
造形ステージ11上には、材料101が配置され、図2、図3に示すように走査光Lの照射位置Qが+Z側の表面にくるように調整されている。かかる構成により、造形ステージ11上にはXY平面に平行な造形面Sが形成されている。かかる造形面Sは、初期状態においては造形ステージ11上であり、後述するように造形物Pが形成されていく過程においては当該造形物Pの現在造形している層の直前に造形された層の+Z方向側の表面を指す。
Zステージ12は、Z軸方向に進退可能に支持された円柱状の部材であり、+Z方向の先端部に回転ステージ10が取り付けられている。
Zステージ12の中心と、回転ステージ10の回転中心とは一致していることが望ましい。
なお、かかる走査光Lの径方向に沿った照射の1つ1つが、「造形面S上においてY方向に沿って光を走査する走査ステップ」である。
なお、このとき回転ステージ10の1回転と、Zステージ12の移動速度との割合は自由に変更可能であり、1層の造形が終わった段階すなわち回転ステージ10が初期位置から1回転した時点で1層分の厚みだけZステージ12を移動しても良いが、このように段階的な移動を行おうとすると、造形物Pに不要な段差が生じる原因ともなり得るので、Zステージ12は常に一定の速度で移動させることが望ましい。
かかる回転ステージ10の回転が、「造形面SをZ軸を回転軸として回転させる回転ステップ」である。なお、回転ステップはかかる回転ステージ10の回転に限るものではなく、回転ミラー22側が回転するものであっても、両方が互いに逆方向に回転するものであっても良い。すなわち、造形面Sと光走査手段とをZ軸を回転軸として相対的に回転させるものであれば良い。
ここで、造形面S上の造形物Pが形成されるイメージに沿って、回転ミラー22の回転によって生じる一方向(ここではY方向)への走査光Lの移動を一般的な複写機における主走査、回転ステージ10の回転による走査位置の変化が副走査と対応して考えても良い。
図3においては、回転ステージ10を+Z方向上からみたときに10°ずつ回転させる場合について、走査光Lが照射位置Qに照射された軌跡である走査線を、走査線A1~Anとして模擬的に示している。
図3においては、走査光Lの照射位置Qが見易くなるように照射位置Q同士の間隔を広く取ったが、実際には造形面Sの外縁部においても十分小さい。また、図3では走査線A1~Anの間隔も広く表示しているが、実際には1mm以下の走査線距離であり、副走査あたりの角度もより適切な角度であって良い。
次に、図4(b)に示すように回転ステージ10が10度だけ回転した場合を考えると、図4(b)中に斜線で示したように第1回目の走査によって形成された造形位置が10°だけ回転して配置されている(回転ステップ)。
この状態で、走査光Lが走査されると、走査線A2に沿って並んだ照射位置Q2が、図4(b)に示すように形成される。
さらに同様に10°回転すると、図4(c)に示すように、照射位置Q3が走査線A3に沿って形成されることとなる。
これを10°ずつ繰り返すと、最終的に図4(d)に示すように、照射位置Qの軌跡が造形面S全体に満遍なく形成される。
このように動作させることにより、造形面S全体に任意の形状の平面パターンを形成することができる。すなわち、照射位置Qの平面パターンが三次元的に複数連なった造形データさえあれば所望の造形物Pを造形することができる。
そこで、本参考例においては、回転中心から遠い位置と近い位置とで照射時間の間隔を変えることで、面積あたりの照射密度が均一になるように制御している。または、発光部20の点灯間隔の調整によって制御しても良い。
そこで、回転ステージ10が360°回転する時には、Zステージ12は1層分すなわち50μm分だけ-Z方向へと降下する(駆動ステップ)。
かかる降下によって造形槽102内に充填された材料101が造形面Sへと広がることで、造形面S上に材料101が供給される。
かかる表面高さ調整部15は、摺りきりを行うように造形面Sから所定の距離zだけ離れた柱状の部材であり、走査光Lの走査位置に対してステージ回転方向の上流側であって、走査光Lを妨げない範囲で十分に近い位置に形成されることが望ましい。
かかる構成により、回転ステージ10の回転に応じて、自然に造形面S表面にある細かい凹凸を均されて材料101の表面精度が向上するから、より精度良く造形物Pを形成することができる。
図7に示すように、光走査手段たる回転ミラー22の回転を主走査に、回転ステージ10の回転を副走査に用いることにより、複数層の造形を行う際にも、動作を止めることなく連続的な造形を行うことができて、造形の高速化を行うことができる。
さらにこのとき、図4(a)で示した走査線A1の直上が、図7で示した走査線B1の位置に対応する。そのため、1層目の中で最も冷却が済んだ部分から2層目の造形が開始されることとなって、造形面S上の熱分布が偏ることなく、造形精度的に好ましい。
従来の造形装置の例として示す3Dプリンタ300においては、図8(a)のように主走査方向たるY方向と副走査方向たるX方向とを定めたとき、n層目をX方向下流端まで造形した後、n+1層目の造形を開始するためには初期位置としてX方向の最も上流側へと戻る必要があり、スループットの低下を招いてしまっていた。
そこで、スループット向上のために図8(b)に示すように、n層目をX方向の端部まで走査した後に、n+1層目を+X方向側の端部から-X方向へ向けて造形する往復走査を行う方法が考えられている。しかしながら、このような方法を用いた場合には、n層目において最後に造形した熱が冷める前に、n+1層目の最初の造形が為されてしまうという別の課題が生じてしまう。
かかる構成により、三次元物体の造形の高精度化と高速化とを両立することができる。
換言すれば、本参考例では、造形面SをZ方向に移動させるZステージ12と、光走査モジュール25と造形面SをZ軸を回転軸として相対的に回転させる回転ステージ10と、Z軸に対して垂直なY方向に走査光Lを走査する光走査手段と、を有し、回転ステージ10による造形面Sの回転と、光走査手段による走査の組み合わせにより造形面Sに照射される走査光Lのパターンを制御する。かかる構成により、三次元物体の造形の高精度化と高速化とを両立することができる。
以上述べたような工程を任意の層数だけ繰り返すことにより、造形装置100の造形ステージ11上には、図9に示すように、三次元物体(造形物P)が造形される。
なお、図9においては、正方形が積みあがった直方体形状についてのみ記したが、任意の形状であって良い。
図10に示す造形装置200は、図1に示したような構成とは異なり、鉛直下方側から鉛直方向(Z軸方向)上向きに走査光Lを入射する構成を示している。
なお、以降の各形態の説明においては、第1の参考例において示した構成と同様の構成については、同一の番号を付して説明を省略する。
また、底面部103は走査光Lを透過するように、透明材料で形成されている。
一般的な光造形においては、走査光Lを材料101が吸収することで、光の持つエネルギーが熱として材料101に伝わり、材料101が変性して硬化する。すなわち、材料101の吸収波長と走査光Lの波長とが近しいことが好ましい。
また、光の波長が長ければ長いほど、光の透過距離は長くなることが知られている。
しかしながら、図11に示すように、光造形においては、材料101の吸収波長よりも長い波長の(言い換えるとエネルギーの低い)光を用いることもできる。
このような方法は多光子造形と呼ばれており、通常は光子エネルギーが材料101のバンドギャップよりも低いため、通常、光の吸収は生じない。しかしながら焦点近傍など光エネルギー密度が高い場合には、材料101の例えば単粒子に複数の光子が到達する現象が生じて、合計エネルギーがバンドギャップを超えるために材料101が複数個の光子を同時に吸収する場合がある。
すなわち、光エネルギー密度が高い(言い換えれば光の集中する)焦点付近でのみ光が吸収され、その他の領域では吸収されないこととなる。
また、一光子造形と比較して多光子造形においては造形分解能が向上する一方で照射位置Qの面積が小さくなるため造形速度が低下してしまう。
しかしながら、本発明の構成を用いれば、分解能を向上しながらも造形速度の高速化を図れるので、より好適に多光子造形法による三次元物体の造形が可能となる。
図12は、走査光La、Lbの2本の走査光線を備え、造形面S上に2つの同じ三次元物体の造形を行う造形装置200の例を示す。
造形装置200においては、ハーフミラ16を用いて、発光部20からの光を2つに分離し、一方を回転ミラー22aと走査レンズ23a、他方を回転ミラー22bと走査レンズ23bとしてそれぞれ造形面S上の異なる領域に導光される。すなわち、本参考例では、複数の走査光La、Lbを材料表面の異なる位置に照射する。
このような構成により、回転ミラー22aと走査レンズ23aとによって形成される走査光Laが照射される照射位置Qaと、回転ミラー22bと走査レンズ23bとによって形成される走査光Lbが照射される照射位置Qbとで略同一の三次元物体の造形を行うことができるから、スループットが向上して高速に造形物を形成することができる。
なお、かかる構成においては、造形面Sの面積の半分が、造形物PのXY平面射影の最大値となるように形成する。
また、図12(b)に示したように、2本の走査光La、Lbを造形面Sの別の点に照射する場合には、照射位置Qaと照射位置Qbとに対応するそれぞれの位置に、表面高さ調整部15a、15bを複数設けることがより望ましい。
あるいは、単一の発光部20を用いたとしても、例えば回転ミラー22a、22bの光路手前側に開閉時間を制御可能なシャッターのように独立して点灯時間を制御可能な構成としても良い。
また、走査レンズ23a、23bは本参考例においては、別体として設けたが、かかる構成に限定されるものではなく、1つの走査レンズ23を2つの光線が通るような構成としても良い。
本参考例では、造形装置200は、図14に示すように、1つの回転ミラー22に対して発光部20から2本の光線として走査光La、Lbを導光し、照射タイミングを1/2画素ずつずらして照射する。かかる構成とすれば、分解能を保ったまま回転ミラー22の回転速度を上昇させることができるから、より高速に造形物を形成することができる。
なお、このように2本の光線を回転ミラー22まで重なるように導光するためには、例えば偏光ビームスプリッター17を用いて一方の光線Laをp偏光、他方の光線Lbをs偏光とする方法が挙げられる。
このようにp偏光とs偏光とを用いて制御する場合には、例えば図15に示したように、照射タイミングが1/2画素ずつずれるように照射すれば、照射位置Qaと照射位置Qbとが1/2画素ずつ離れて交互に配置させることとなるから、より細かい制御が可能となる。
本実施形態では、造形装置200は、光源部として機能する発光部20と、コリメータレンズ21と、Z方向と平行な中心軸の周りを回転可能な光走査モジュール25と、発光部20から導光した光を反射することで光路を形成するミラー24aとミラー24bとを有している。
造形装置200はまた、光走査モジュール25に取り付けられた回転部材26と、回転ミラー22と、走査レンズ23とを有している。上述の構成の内、第1~第5の参考例と同様の構成については、同一の付番を付けて説明を適宜省略する。
造形装置200は、図16に示すように造形ステージ10ではなく、光走査モジュール25をZ軸中心として回転させる。ミラー24aは回転軸上に固定して配置され、同じく回転軸上に配置されて光走査モジュール25と一体に回転するミラー24bへ向けて光を反射する。
すなわち、本実施形態においては回転部材26及び光走査モジュール25は、造形面Sの回転軸に合わせて回転し、発光部20から導光した光をミラー24aおよび24bを介して回転ミラー22に導光する。このとき、発光部20は非回転とすることを仮定するとミラー24aは非回転、ミラー24b、回転ミラー22、レンズ23は光走査モジュール25に固定され、一体となって回転する構成が望ましい。
また、本実施形態においては回転ステージ10、造形ステージ11はそれぞれ回転は行わず、Zステージ12によるZ方向への上下動が可能な態様で支持される。
従って、本実施形態においては回転部材26及び光走査モジュール25は、『少なくとも回転ミラー22を含む部材』に相当し、かかる回転部材26は光走査モジュール25とをZ軸を回転軸として回転させることで、前記光走査手段と前記造形面をZ軸を回転軸として相対的に回転させる回転機構としての機能を有している。
回転ミラー22の回転数を上梓されている一般的な1,000-10,000rpmであると仮定すると、本手法により描画する直線の回転方向に対する描画間隔が5-50msとなり、光硬化時間と同程度のオーダーとなってしまう。従って、第1~5の参考例のように、材料101ごと回転ステージ10や造形ステージ11を回転させる構成では材料101が流れてしまうことで光硬化樹脂の造形に対しては狙いの造形ができない可能性があることを意味する。
その点、第1の実施形態で利用する方式では、造形対象たる材料101に慣性力が働かないため、安定な造形が可能となり、高速化しても精度が落とさず造形可能となる。
造形装置200は、本実施形態においては光源部として機能する発光部20と、コリメータレンズ21と、Z方向と平行な中心軸の周りを回転可能な光走査モジュール25と、発光部20から導光した光を反射することで光路を形成するミラー24と、を有している。
造形装置200はまた、回転ミラー22と、走査レンズ23と、造形槽筐体104と、造形槽筐体104と光走査モジュール25との間に配置された回転駆動部27と、を有している。なお上述の構成の内、第1~5の参考例及び第1の実施形態と同様の構成については、同一の付番を付けて説明を適宜省略する。
造形装置200においては、発光部25から導光した光がミラー24にて反射され回転ミラー22に導光される。光走査モジュール25は回転駆動部27と連結されており、回転駆動部27が造形槽筐体104に沿って駆動することで光走査モジュール25が回転する。
なおかかる回転駆動部27は、例えばローラーやコロなどの回転駆動力を与えることによって回るものであっても良いし、ベルト等を用いて別途駆動部からの回転駆動力によって光走査モジュール25を回転させるものであっても良い。
このように、本実施形態においては回転駆動部27が回転ミラー22を含む光走査モジュール25をZ軸を回転軸として回転させることで、『前記光走査手段と前記造形面をZ軸を回転軸として相対的に回転させる回転機構』としての機能を有している。
また、本実施形態において回転駆動部27を動作させて光走査モジュール25を造形面Sに対して相対的に回転させるステップが回転ステップに相当する。
例えば、第1~第2の実施形態として示した各構成を組み合わせて用いたとしても良い。
11 造形ステージ(造形面)
12 駆動機構(Zステージ)
20 発光部
21 コリメータレンズ
22 光走査手段(回転ミラー)
23 集光光学系(走査レンズ)
25 光走査モジュール
26 回転機構(回転部材)
27 回転機構(回転駆動部)
100 造形装置
101 材料
200 造形装置
P 造形物
S 材料表面(造形面)
Y 光軸に対して垂直な一方向(走査方向)
Z 光軸方向(垂直方向)
Claims (6)
- 光源を有し、
前記光源から発せられた光を造形面上または既に造形された層上に配置される材料に照射してXYZの三次元直交座標系で表される三次元空間に所望の造形物を形成する三次元物体の造形装置において、XY平面と平行な造形面をZ方向に移動させる駆動機構と、
前記Z方向と平行な中心軸であるZ軸の周りを回転するとともに、前記Z軸に対して垂直なY方向に前記光を走査する光走査手段と、
前記光走査手段を前記Z軸を回転軸として前記造形面に対して相対的に回転させる回転機構と、
を有し、
前記回転機構による前記回転と、前記光走査手段による前記走査の組み合わせにより前記造形面に照射される前記光のパターンを制御することを特徴とする三次元物体の造形装置。 - 請求項1に記載の三次元物体の造形装置であって、
前記造形面上に載置された前記材料の表面高さを一定にするための表面高さ調整部を有することを特徴とする三次元物体の造形装置。 - 請求項1または2に記載の三次元物体の造形装置であって、
前記光は鉛直方向上向きに照射されることを特徴とする三次元物体の造形装置。 - 請求項1乃至3の何れか1つに記載の三次元物体の造形装置であって、
前記光源から発せられた前記光を集光するための集光光学系を有し、
前記集光光学系の焦点面は、前記材料の表面よりも内側に設定されることを特徴とする三次元物体の造形装置。 - 請求項1乃至4の何れか1つに記載の三次元物体の造形装置であって、
複数の前記光を材料表面に照射することを特徴とする三次元物体の造形装置。 - 光源から発せられた光を造形面上または既に造形された層上に配置される材料に照射してXYZの三次元直交座標系で表される三次元空間に所望の造形物を形成する三次元物体の造形方法において、
前記造形面上においてY方向に沿って前記光を走査する走査ステップと、
前記光を走査させる光走査手段をZ軸を回転軸として前記造形面に対して相対的に回転させる回転ステップと、
前記造形面をZ方向に移動させる駆動ステップと、
を有し、
前記回転ステップにおける前記光走査手段の回転と、前記走査ステップとの組み合わせにより前記造形面に照射される前記光のパターンを制御する三次元物体の造形方法。
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