JP2002292749A - 三次元造形方法 - Google Patents

三次元造形方法

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JP2002292749A
JP2002292749A JP2001096146A JP2001096146A JP2002292749A JP 2002292749 A JP2002292749 A JP 2002292749A JP 2001096146 A JP2001096146 A JP 2001096146A JP 2001096146 A JP2001096146 A JP 2001096146A JP 2002292749 A JP2002292749 A JP 2002292749A
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ultraviolet
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Makoto Miyazaki
誠 宮崎
Akira Wada
和田  晃
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく紫外線照射を行い、これにより造形
時間を短縮することのできる三次元造形方法を提供す
る。 【解決手段】 三次元造形装置は、造形ステージ52上
に粉体材料の層80を形成し、粉体層の所定領域に対し
て紫外線硬化樹脂を塗布し、該樹脂に対し紫外線を照射
することで紫外線硬化樹脂を硬化させて、粉体材料の結
合体82を形成する。これらの工程を順次に形成する粉
体層に対して繰り返すことにより、三次元造形物84を
作成する。紫外線硬化樹脂及び/又は周囲の粉体層表面
で反射して紫外線硬化樹脂に吸収されなかった紫外線を
再度紫外線硬化樹脂に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元造形方法に
関し、特に、バインダを付与して粉体材料を結合させる
ことにより、三次元造形物を作成する三次元造形方法に
関する。
【0002】
【発明の背景】従来の三次元造形方法においては、粉体
材料の薄層を形成し、これに対して、乾燥して硬化する
バインダを例えばインクジェットのヘッドを利用して塗
布し、これにより粉体材料の結合体を形成する工程を繰
り返すことで三次元造形物を造形するものがある。この
造形方法では、例えば、次のような動作が行われ、三次
元造形物が作成される。
【0003】まず、ローラ機構などにより石膏や澱粉の
粉体材料を薄層に均一に拡げる。次に、この粉体材料の
薄層において造形すべき領域にインクジェットのヘッド
を走査し、乾燥で硬化するバインダを塗布する。このバ
インダが塗布された領域の粉体材料は下層、あるいは隣
接する硬化領域と結合する。造形が完了するまで、粉体
材料の薄層を順次形成し、バインダを塗布する工程を繰
り返す。造形が完了すれば、バインダが塗布されない領
域の粉体材料を除去することで、バインダで結合された
三次元造形物を取り出せることとなる。
【0004】このような三次元造形方法では、バインダ
が塗布後に乾燥によって硬化するのに比較的時間がかか
るために、造形の高速化が困難である。この問題を解決
するために、本出願人による例えば特願2001−30
888における三次元造形方法は、バインダとして紫外
線硬化樹脂を用い、バインダ塗布後に紫外線を照射する
ことで従来に比べて短時間の造形を可能としている。
【0005】上記のような造形方法であってもなお、バ
インダの硬化時間が造形時間に占める割合が高いことに
鑑み、本発明者らは、バインダの硬化時間を速くするこ
とで造形時間をさらに短縮することを検討している。紫
外線照射による硬化は、紫外線の照射時間と照射強度の
積で決まるので、照射強度が高いほど照射時間は短くて
済む。しかしながら、照射強度の高い紫外線照射装置を
用いた場合、紫外線照射による放熱を抑えるファンなど
の機構などが必要となり三次元造形装置が大型化し、そ
の結果造形コストが高くなる。
【0006】そこで、本発明は、効率よく紫外線照射を
行い、これにより造形時間を短縮することのできる三次
元造形方法を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】上記目的を達成するために、本発明に係
る三次元造形方法は、粉体材料を結合させることによ
り、三次元造形物を作成する三次元造形方法であって、
粉体材料の層を順次形成する層形成工程と、粉体材料の
層における所定領域に対して、光に反応して硬化するバ
インダを付与する付与工程と、粉体材料に付与されたバ
インダに対して、光を照射する照射工程とを含み、照射
工程においてバインダが硬化することにより、粉体材料
の層ごとに粉体材料の結合体が形成され、照射工程にお
いて、バインダ及び/又はその周囲近傍で反射した光を
再度バインダに供給することを特徴とするものである。
ここで、バインダ周囲近傍とは、バインダ周囲の粉体材
料層の表面部分を意味する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0009】本発明に係る三次元造形方法を利用した三
次元造形システムの全体的な構成を図1に示す。この三
次元造形システム1は、造形対象物の彩色造形を行う三
次元造形装置100と、三次元造形装置100に対して
制御信号及び造形対象物の断面画像に関する二次元画像
データを供給するホストコンピュータ2とから構成され
ている。
【0010】三次元造形装置100は、後述するように
所定の粉体材料にバインダとして紫外線硬化樹脂を塗布
し、紫外線を照射することにより粉体材料を結合させ、
さらにカラーインクによる彩色を行うことによりカラー
の粉体材料の結合体を順次形成していき、最終的な結合
体として彩色された造形物を作成するものである。
【0011】ホストコンピュータ2は、制御部2a、デ
ィスプレイ2b、キーボード2c、及びマウス2dを含
んで構成されるいわゆる一般的なコンピュータシステム
である。制御部2aには、予め入力されている三次元造
形対象物の三次元画像データを、所定のピッチで例えば
水平方向に関してスライスして得られる断面データ(二
次元画像データ)を作成する処理を行うプログラムが搭
載されている。このため、ホストコンピュータ2は、造
形対象物の三次元画像データから造形すべき対象物の断
面データを作成することができ、その作成された断面デ
ータを三次元造形装置100に供給する。
【0012】なお、ホストコンピュータ2が三次元造形
装置100に対し三次元画像データを供給するのみで、
三次元造形装置100側において、三次元画像データか
ら断面データを作成するようにしてもよい(後述の表1
(d)参照)。
【0013】ホストコンピュータ2と三次元造形装置1
00との間では、オンラインによるデータ等の受け渡し
が可能であるとともに、可搬型の記録メディア3を用い
たオフラインによるデータ等の受け渡しも可能である。
記録メディアとしては光磁気ディスク(MO)、コンパ
クトディスク(CD−RW)、ディジタルビデオディス
ク(DVD−RAM)、メモリカード等がある。
【0014】次に三次元造形装置100の一実施形態に
ついて説明する。図2は、三次元造形装置100の外観
を示す斜視図である。三次元造形装置100は、制御部
20、粉体供給部30、粉体伸展・バインダである紫外
線硬化樹脂の塗布・紫外線照射・カラーインク塗布を行
うヘッド部40、及び造形部50(これら制御部20、
粉体供給部30、ヘッド部40、及び造形部50は後述
する。)が内蔵されたハウジング10と、ハウジング上
部側に設けられた造形部50を覆うカバー10aとを備
えている。
【0015】カバー10aは、ガラスやアクリル樹脂等
の透明な材質で形成されており、造形中の状況を視認す
ることができるように構成されている。また、このカバ
ー10aには、造形時に照射される紫外線を遮光する処
理が施されている。さらに、造形中にカバー10aを開
けると、即時に紫外線照射を停止し、ヘッド部40が所
定の位置で待機するようにしてある。
【0016】ハウジング10の前面側には液晶ディスプ
レイ(LCD)11、操作スイッチ12、記録メディア
3の着脱口13が配置されており、また側面にはディジ
タル入出力端子14が設けられている。液晶ディスプレ
イ11は、操作入力を行う際の操作案内画面の表示手
段、及び三次元造形装置100の動作状況を表示する手
段として用いられる。ディジタル入出力端子14は、R
S232C端子やSCSI端子あるいはIEEE139
4端子等の汎用の端子である。
【0017】図3は、三次元造形装置100の造形処理
を行う主要部である、粉体供給部30、ヘッド部40、
及び造形部50を示す。
【0018】図4に示すように、粉体供給部30は、粉
体31を貯蔵する機能と、粉体31をヘッド部40の二
次ホッパ471(図5)に所定量供給する機能を備えて
いる。粉体供給部30は、一次ホッパ32、ロータ3
3、及びアジテータ34を備えており、ロータ33の回
転数を制御することにより、二次ホッパ471に供給す
る粉体の量を制御するようにしてある。アジテータ34
は、回転することにより、粉体31がブロッキングする
のを防止するようになっている。粉体31については、
発色を良くするため、白色のものを使用するのが好まし
い。白い用紙の上に印刷する場合などにおいては、彩色
箇所のみ有色のインクを塗布することで下地の白色との
バランスで色の階調表現が可能となるが、三次元造形物
の彩色にも同様のことが言えるため、白色の粉体材料を
使用するのが望ましいこととなる。また、本実施形態で
は、粉体供給部30としてロータリ式の供給機構を示し
ているが、振動式や回転羽根式あるいはベルト式などの
供給機構でもよい。
【0019】図5に示すように、ヘッド部40は、イン
クジェットヘッド部41、紫外線照射部46及び粉体伸
展部47から構成されている。本実施形態では、ヘッド
部40は、インクジェットヘッド部41、紫外線照射部
46及び粉体伸展部47全体を、水平面内でX方向(図
面左右方向)に関して往復移動させるための1つのX方
向移動部49(図6)により一体で移動するようにして
ある。X方向移動部49は、X方向に伸びるガイドレー
ル(図示せず)に沿って、X方向に往復移動できるよう
にしてある。
【0020】しかしながら、より細かい移動・速度制御
が必要な場合、インクジェットヘッド部41、紫外線照
射部46、粉体伸展部47それぞれにX方向移動機構を
設け、別々に駆動させるようにしてもよい。
【0021】インクジェットヘッド部41は、粉体を結
合させるためのバインダとなる紫外線硬化樹脂、及び粉
体の結合体を着色する複数のインクを収容するタンク4
3と、タンク内の紫外線硬化樹脂またはインクを吐出さ
せるノズル44と、タンク43及びノズル44を、X軸
と直交し且つX軸と同一水平面内のY軸方向(紙面表裏
方向)に関して往復移動させるためのインクジェットヘ
ッドY方向移動部45とを備えている。Y方向移動部4
5は、X方向移動部49とともにX方向に移動できるY
方向に伸びるガイドレール(図示せず)に沿って、Y方
向に往復移動できるようにしてある。
【0022】さらに詳しくは、タンク43は、それぞれ
異なる色のインクを収容する複数のタンク(この例では
4つのタンク)43a〜43dと、紫外線硬化樹脂用タ
ンク43eとを備えている。具体的には、それぞれのタ
ンク43a〜43dには、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の3原色およびW(ホワイト)のイ
ンクが収容されている。着色剤である各インクは、粉体
材料と結合しても変色しないものであり、長時間経過し
ても変色・退色しないものを使用するのが望ましい。一
般に、彩色を行うためにはY、M、Cの三原色を混色す
ればよいが、色の濃淡(階調)を表現するためには、三
原色に加えて白色のインクを吐出し混色することが有効
となる。一般のプリンタ等では白色の紙にインク、トナ
ー等で字、画像をプリントしていくため、基材となる紙
の白色を利用すれば白色インクは必要でなく、Y、M、
Cの三色を使用するだけで原理的に各色成分の濃淡を表
現することができる。しかしながら、三次元造形の材料
となる粉体の色が白色でないような場合には、白色のイ
ンクを使用することが特に有効となる。
【0023】紫外線硬化樹脂用タンク43eには、紫外
線硬化樹脂補充用タンク48が接続され、図示しないポ
ンプにより紫外線硬化樹脂を補充することができる。こ
の紫外線硬化樹脂については、インクジェットヘッドを
用いて吐出が可能なように粘度の低いもの、例えば分子
量の低いアクリルモノマー系の樹脂を利用するのが好ま
しい。なお、紫外線硬化樹脂として、エポキシ系の樹脂
などを利用してもよい。
【0024】ノズル44は、インクジェットヘッド部4
1の下部に配置され、インクジェットヘッドY方向移動
部45とともに一体となってY方向に関して移動自在と
なっている。ノズル44は、タンク部43のタンク数と
同数の吐出ノズル44a〜44eを備え、各吐出ノズル
44a〜44eはタンク43a〜43eと個別に連結さ
れている。各吐出ノズル44a〜44eは、例えばイン
クジェット方式等で微小な液滴として紫外線硬化樹脂ま
たはインクを吐出するノズルである。各吐出ノズル44
a〜44eによる紫外線硬化樹脂又はインクの吐出は、
インクジェットヘッド駆動部241(図6)によって個
別に制御されており、紫外線硬化樹脂又はインクがノズ
ル44に対向する位置に設けられている造形部50の粉
体層(後述)に付着する。
【0025】上述したように、インクジェットヘッド部
41は、X方向移動部49及びY方向移動部45によ
り、X軸及びY軸によって規定される平面内で移動でき
るようになっている。X方向移動部49及びY方向移動
部45は、制御部20からの駆動信号に基づいて、イン
クジェットヘッド部41をXY平面における駆動範囲内
で任意の位置に移動させることができる。そして、イン
クジェットヘッド駆動部241は、XY平面におけるノ
ズル44の位置に応じて複数吐出ノズル44a〜44e
のうちから選択的に紫外線硬化樹脂又はインクの吐出を
行うように制御し、造形部50の粉体層の必要な部分に
紫外線硬化樹脂又はインクを付与するようになってい
る。
【0026】なお、各ノズル44a〜44eは、一体と
してでなく独立してX方向及びY方向に移動できるよう
にしてもよい。また、各タンク43a〜43eに対し、
ノズルを図5の紙面表裏方向に沿って複数設けてもよ
い。
【0027】紫外線照射部46は、紫外線ランプ46
1、及び該ランプ461の背面に配したリフレクタ46
2を備えている。これらの部材461、462は、Y方
向に沿って延設されている。紫外線照射部46は、紫外
線を照射することにより紫外線硬化樹脂を硬化させ、粉
体を結合させる機能を有する。紫外線照射部46は、イ
ンクジェットヘッド部41ととともに、X方向移動部4
9によりX方向に関して移動することができる。あるい
は、上述したように、独立してX方向に移動できるよう
にしてもよい。紫外線照射部46のさらに詳しい構成
は、図15を用いて説明する。
【0028】粉体伸展部47は、二次ホッパ471、シ
ャッタ472、ブレード473及び伸展ローラ474か
ら構成される。これらの部材471、472、473、
474は、Y方向に沿って延設されている。粉体伸展部
47は、粉体供給部30から供給された粉体層を一層作
成するのに必要な粉体を二次ホッパ471に収納すると
ともに、所定の位置でシャッタ472を開口し粉体を投
下するようにしてある。X方向移動部49によりX方向
に粉体伸展部47が移動すると、ブレード473、及び
回転している伸展ローラ474により、投下された粉体
を伸展し、均一な粉体の層が作成されるようにしてあ
る。
【0029】図3に戻って、造形部50は、凹状部を有
する造形部本体51、造形部51の凹状部の底面を形成
するように設けられている造形ステージ52、及び造形
ステージ52を(XY平面に直交する)Z方向に移動さ
せるZ方向移動部(造形ステージ昇降機構)53を備え
ている。造形部50は、粉体を用いて造形物を作成する
ためのワーク領域を提供する役目を果たしている。
【0030】造形部本体51は、その左上側端部におい
て、一次ホッパ32から二次ホッパ471に粉体を供給
し、その右上側端部において、二次ホッパ471から粉
体を投下し該粉体を一次的に保持するようにしてある。
【0031】造形ステージ52は、XY断面において矩
形型の形状を有し、その側面が造形部本体51における
凹状部の垂直内壁51aと接している。
【0032】Z方向移動部53は、造形ステージ52に
連結された支持棒53aと、支持棒53aを垂直方向に
移動するための駆動部53bとを有しており、支持棒5
3aが、駆動部53bによって垂直方向に移動されるこ
とにより、支持棒53aと連結した造形ステージ52が
Z方向に沿って昇降できるようにしてある。
【0033】造形ステージ52と造形部本体51の垂直
内壁51aとで形成される直方体状の三次元空間(凹状
部の空間)は、造形物を作成するためのワーク領域とし
て機能する。そして、造形ステージ52上に粉体の薄層
が一層ごとに順次形成されるとともに、一層形成ごとに
紫外線硬化樹脂の吐出、紫外線の照射による該樹脂
の硬化、インクの吐出、のシーケンスを行うことによ
り粉体の必要な部分を接合及び彩色して造形物が作成さ
れるようになっている。
【0034】図6は、三次元造形システム1の機能構成
を示すブロック図である。ホストコンピュータ2側で作
成されたデータ等は、ディジタル入出力端子14を経由
してホストコンピュータ2からインターフェース21に
入力したり、あるいは記録メディア3からインターフェ
ース21に入力する。
【0035】三次元造形装置100を制御する制御部2
0は、汎用コンピュータと同様の機能を有する。システ
ムコントローラ201は、粉体供給部30、ヘッド部4
0、X方向移動部49、及び造形部50に対する制御を
行う。
【0036】システムコントローラ201は、粉体供給
部30に対しては、ロータ33を駆動する駆動モータ2
31、アジテータ34を駆動する駆動モータ232を制
御する。ヘッド部40に対しては、インクジェットヘッ
ド部41を駆動するインクジェットヘッド駆動部24
1、インクジェットヘッドY方向移動部45、粉体伸展
部47、及び紫外線照射部46の紫外線ランプ461を
点灯させる点灯制御部243を制御する。
【0037】システムコントローラ201は、X方向移
動部49に対しては、X方向駆動モータ248を制御
し、X方向に関する位置を検出するエンコーダ244、
X方向に関する基準位置を検出するHP(Home Positio
n)センサ245からの信号を受信する。造形部50に対
しては、造形ステージ昇降機構53を駆動する駆動モー
タ251を制御する。
【0038】また、システムコントローラ201は、キ
ャラクタジェネレータ203に対して液晶ディスプレイ
11の画面上に適切な文字や記号等を表示させるための
指示を与えるとともに、操作スイッチ12からの入力情
報を受信することができるように構成されている。
【0039】(断面データの作成から造形に到るまでの
ホストコンピュータ及び三次元造形装置断面データの役
割と特徴)表1は、造形対象物の三次元画像データから
造形すべき対象物の断面データを作成し、このデータに
基づいて造形するまでにおける、ホストコンピュータ2
と三次元造形装置100の役割と特徴を4つに分けて表
している。
【0040】初めに表1(a)の場合について説明す
る。ホストコンピュータ2は、造形対象物の三次元画像
データから造形すべき対象物の断面データを順次作成し
ながら三次元造形装置100へ順次送信を行う。
【0041】より具体的には、ホストコンピュータ2
は、三次元画像データから造形対象物を水平方向にスラ
イスした各断面ごとの断面データを順次作成する。断面
データは、積層する粉体一層分の厚みに相当するピッチ
(層厚t)で作成される。このピッチは、所定範囲内
(粉体を結合可能な厚みの範囲)で変更可能である。
【0042】図7は、作成される断面データの一例を示
す図である。図7に示すように、三次元画像データから
断面データとして、例えば形状データと色彩データを作
成する。形状データは、紫外線硬化樹脂を塗布する粉体
層部分を表わすデータである。また、色彩データは、イ
ンクを塗布する彩色領域を示すデータであり、三次元造
形物の表面に現れる部分に対応したデータのみが、YC
MWの色情報を有している。
【0043】三次元造形装置100は、断面データを順
次受け取った後、そのデータによる造形を行う。この場
合、三次元造形装置100では断面データを作成する機
能を必要としないので負荷が軽くすむ。また、ホストコ
ンピュータ2のメモリ容量は最小でよい。しかし、全体
の断面画像データを予めチェックすることができないの
で、データの最後の方にエラーがあるとそれまでの造形
が無駄となってしまう。
【0044】次に表1(b)の場合について説明する。
ホストコンピュータ2は、造形対象物の三次元画像デー
タから造形すべき対象物の断面データを一括作成し、三
次元造形装置100へは順次送信を行う。三次元造形装
置100は、断面データを順次受け取り、そのデータに
よる造形を行う。この場合、三次元造形装置100で
は、表1(a)の場合と同様に断面画像データを作成す
る機能を必要としないので負荷が軽くすむ。また、ホス
トコンピュータ2は、造形が終了するまでタスクから開
放されないが、造形中の状態を常に確認することができ
る。
【0045】次に表1(c)の場合について説明する。
ホストコンピュータ2は、造形対象物の三次元画像デー
タから造形すべき対象物の断面データを一括作成し、三
次元造形装置100へ一括送信を行う。三次元造形装置
100は、大量の断面データを受け取るので大容量のメ
モリに蓄え、その後造形を行う。この場合、ホストコン
ピュータ2はデータを送信後タスクから開放される。
【0046】次に表1(d)の場合について説明する。
ホストコンピュータ2は、造形対象物の三次元画像デー
タを三次元造形装置100へ送信を行う。三次元造形装
置100は、受け取った造形対象物の三次元画像データ
から造形すべき対象物の断面データを作成し造形を行
う。この場合、三次元造形装置100では断面データを
作成する機能を必要とするので負荷が重くなる。また、
ホストコンピュータ2はジョブ管理的な機能ですむ。し
かし、三次元造形装置100をネットワーク環境下での
プリンタライクな使い方をする場合には適している。
【0047】表1
【0048】(ホストコンピュータによる処理)図8、
9は、ホストコンピュータ2における処理手順に関する
フローチャートである。まず、造形対象物の三次元画像
データを入力する(ステップS1)。次に造形に関する
パラメータを入力する(ステップS2)。ここでは、造
形サイズやスライスピッチ等の情報を入力する。ステッ
プS3では、データチェックを行う。三次元画像データ
がSTL形式やVRML形式の場合は、物体の表面の情
報が記述されているだけである。その表面情報が中身の
詰まった物体として整合性がとれているかどうかを確認
する。ここでは、頂点が複数で構成しているか単独で構
成しているか(即ち、閉じているか否か)、面の位相補
償(即ち、面の表裏が反転していなか)等のチェックを
行う。
【0049】ステップS4では、データのエラー確認を
行う。ステップS3のデータチェックで、エラーがなけ
ればステップS6へ、エラーがあればステップS5へ進
む。ステップS5ではデータの補正を行う。エラーが発
生している部分は警告表示されているので、対話式に順
次データの補正を行う。以上の処理で、閉じた空間を示
す表面データが得られる。その後、ステップS6でデー
タのソリッド化を行う。つまり、閉じた空間のどちら側
が詰まっているのかを示す情報を付与する。
【0050】ステップS7では、表1の各場合に応じて
断面データ作成およびデータ送信を行う。
【0051】図9(a)は表1(a)の場合のフローを
示している。まず、ステップS711で造形パラメータ
を送信する。ステップS712でデータ補正済みの三次
元画像データから断面データ一層分を作成し、造形装置
の準備がOKであれば(ステップS713)、ステップ
S714で断面データ一層分を送信する。次のステップ
S715では、予め断面データ量がわかっているので、
全データを送信したのであれば終了し、データが残って
いるのであれば、ステップS712、S713、S71
4を繰り返し行う。
【0052】図9(b)は表1(b)の場合のフローを
示している。まずステップS721で造形パラメータを
送信する。ステップS722ではデータ補正済みの三次
元画像データから断面データを一括作成する。造形装置
の準備がOKであれば(ステップS723)、S724
では断面データ一層分を送信する。次のステップS72
5では、予め断面データ量がわかっているので、全デー
タを送信したのであれば終了し、データが残っているの
であれば、ステップS723、S724を繰り返し行
う。
【0053】図9(c)は表1(c)の場合のフローを
示している。まずステップS731で造形パラメータを
送信する。ステップS732ではデータ補正済みの三次
元画像データから断面データを一括作成する。次のステ
ップS733で断面データを一括送信し終了する。
【0054】図9(d)は表1(d)の場合のフローを
示している。まずステップS741で造形パラメータを
送信する。ステップS742ではデータ補正済みの三次
元画像データを送信し終了する。
【0055】図8に戻って、データ送信が終了し、ステ
ップS8で三次元造形装置100からの終了コマンドを
確認すると、ステップS9でデータの履歴情報の更新を
行う。これは、三次元画像データのファイルに造形パラ
メータやデータ補正等の情報を付加することで、次回の
造形時(リピートする場合)において、この履歴情報を
元にして簡単に造形物を再現することを可能とするため
のである。
【0056】(三次元造形装置100における処理)図
10は、三次元造形装置100における処理手順に関す
るフローチャートである。
【0057】図10(a)は表1(a)の場合のフロー
を示している。まずステップS1011において、三次
元造形装置100の制御部20のシステムコントローラ
201が、断面データ一層分を受信すると、このデータ
を基に粉体供給部30、ヘッド部40、X方向移動部4
9、及び造形部50に送信するための駆動信号を作成す
る。ステップS1012で駆動信号を送信して一層分の
造形処理を行うと、ステップS1013で一層分の造形
処理終了を表わす信号をホストコンピュータ2に送信し
終了する。造形処理工程は後で詳細に説明する。
【0058】図10(b)は表1(b)の場合のフロー
を示している。この場合、図10(a)と同様に、制御
部20のシステムコントローラ201は、断面データを
一層分受信すると、粉体供給部30、ヘッド部40、造
形部50、及びX方向移動部49に送信するための駆動
信号を作成し(ステップS1021)、一層分の造形処
理を行い(ステップS1022)、造形処理終了信号を
ホストコンピュータ2に送信し(ステップS102
3)、終了する。
【0059】図10(c)は表1(c)の場合のフロー
を示している。まずステップS1031において、制御
部20のシステムコントローラ201が、断面データを
一括して受信すると、一層分のデータを基に粉体供給部
30、ヘッド部40、X方向移動部49、及び造形部5
0に送信するための駆動信号を作成する。ステップS1
032で駆動信号を送信して一層分の造形処理を行う。
次のステップS1033では、予め断面データ量が分か
っているので、全層に対し造形処理が終了したのであれ
ば、造形処理終了信号をホストコンピュータ2に送信し
て終了し(ステップS1034)、断面データが残って
いるのであれば、ステップS1031、S1032を繰
り返し行う。
【0060】図10(d)は表1(d)の場合のフロー
を示している。まずステップS1041において、制御
部20のシステムコントローラ201が、データ補正済
みの三次元画像データを受信すると、データ補正済みの
三次元画像データから断面データを作成する。そして、
一層分の断面データを基に粉体供給部30、ヘッド部4
0、X方向移動部49、及び造形部50に送信するため
の駆動信号を作成する(ステップS1042)。ステッ
プS1043において駆動信号を送信して一層分の造形
処理を行う。次のステップS1044では、予め断面デ
ータ量が分かっているので、全層に対し造形処理が終了
したのであれば、造形処理終了信号をホストコンピュー
タ2に送信して終了し(ステップS1045)、断面デ
ータが残っているのであれば、ステップS1042、S
1043を繰り返し行う。
【0061】まず、ヘッド部40は、造形部本体51左
上側端部に配置され、粉体供給部30により二次ホッパ
471に粉体31が供給される[図11(a)]。
【0062】次に、ヘッド部40は、X方向移動部49
(図6)とともに、図示しないガイドレールに沿って+
X方向に向かい、初期位置である造形部本体51右上側
端部まで移動する[図11(b)]。このとき、造形ス
テージ52は、造形部50の上端位置と同一の高さに配
置されている。
【0063】続いて、造形部本体51右上側端部におい
て二次ホッパ471から粉体31が投下されるととも
に、造形ステージ52がZ方向移動部53により、ホス
トコンピュータ2から入力された上記層厚tに基づき、
その厚さに相当する距離だけ下降されて保持される[図
12(c)]。
【0064】そして、ヘッド部40は、−X方向に移動
を行うことにより、三次元造形物の造形において材料と
なる粉体31の供給を行いつつ、ブレード473及び伸
展ローラ474により粉体31の1層分の薄層形成(粉
体層80)を行うとともに、インクジェットヘッド部4
1から所定領域に、紫外線硬化樹脂の吐出を行うことで
粉体31の必要な部分82の結合を行う[図12
(d)]。
【0065】なお、粉体供給部30から1層分形成時
(−X方向に沿った1回の移動を行う間)に供給される
粉体材料の量は、1層分形成に必要な量よりも若干多め
に設定され、造形時に粉体が不足することを回避してい
る。このため、1層分形成後は粉体材料が余ることとな
るが、余った粉体材料は、−X方向に沿って移動するブ
レード473と伸展ローラ474により払い出され、−
X方向に関して造形ステージ52と造形部本体51左上
側端部の間に配置された粉体回収口(図示せず)から落
下するようにしてある。
【0066】ヘッド部40が−X方向に移動する際には
また、紫外線照射部46によって粉体層80に対して紫
外線を照射する。これにより、粉体層80に塗布された
紫外線硬化樹脂のバインダが硬化され、粉体材料の結合
体82が形成される。バインダが塗布されない領域の粉
体は、後に除去することが可能である。
【0067】そして、ヘッド部40が造形部本体51左
上側端部に到達すれば、1回の粉体材料の結合動作が終
了し、1層分の造形が完了することとなる[図13
(e)]。
【0068】そこで、再び二次ホッパ471に粉体31
が供給された後、ヘッド部40は、+X方向に向かって
移動を行い、紫外線照射によりバインダが硬化し形成さ
れた粉体材料の結合体82に、インクジェットヘッド部
41から各色のインクを吐出する[図13(f)]。具
体的には、三次元造形物の表面近傍となる彩色領域に対
してインクが塗布され、これにより、三次元造形物に対
して彩色が施されることとなる。なお、この際には、粉
体層80に塗布された紫外線硬化樹脂の硬化を確実にす
るため、紫外線照射部46から紫外線を照射するのが好
ましい。また、ヘッド部40が+X方向に向かって移動
する場合、粉体層80を僅かに下降させ、伸展ローラ4
74と粉体層80が接触するのを防止するのが好まし
い。
【0069】ヘッド部40が造形部本体51右上側端部
に到達すると[図14(g)]、造形ステージ52は、
層厚tに応じた距離だけ下降する。これにより、バイン
ダによる必要な結合が完了した粉体層80の上方に、新
たな粉体の層を1層分形成するためのスペースを形成す
ることができる。
【0070】そして、図12(c)〜図14(g)に示
す工程を繰り返して、造形物84を完成させる[図14
(h)]。
【0071】(紫外線照射部)上述したように紫外線照
射時間の造形時間に占める割合は大きい。そこで、本発
明では以下のようにして紫外線照射時間の短縮化を図っ
ている。
【0072】具体的に、紫外線照射部46からの光を紫
外線硬化樹脂であるバインダに照射する際に、その一部
は粉体31及び/又はバインダで反射する。特に、粉体
31として比較的白い粉末が用い、バインダとして無色
透明に近い溶剤を用いる場合、反射光が割合多い。そこ
で、この反射光を再度バインダに供給することで、紫外
線のバインダに対する照射効率を高めることができる。
その結果、バインダに対する紫外線の強度が高くなり、
バインダの硬化時間を速めることができる。
【0073】次に、紫外線照射部の具体的な構成例を説
明する。図15は、紫外線照射部46の構成や、紫外線
照射部46と粉体層表面500及びバインダ502との
位置関係の違いによる、粉体層表面500及びバインダ
502での紫外線の強度Iの分布を概略的に示したもの
である。
【0074】図(a)に示す紫外線照射部46aは、リ
フレクタ462の第1焦点位置に紫外線ランプ461が
配置され、第2焦点位置にバインダ502が配置される
ようにしたものである。紫外線ランプ461から出射さ
れた光のうちリフレクタ461で反射された光は、バイ
ンダ502に集光するが、直接光はバインダ502のみ
ならずその周囲に対し広範囲にわたって照射される。し
たがって、紫外線の強度分布は、バインダ502におい
てピーク値を有するが、広い範囲にわたっている。ま
た、紫外線照射部46と粉体層表面500及びバインダ
502との間隔が大きいので、紫外線ランプ461の直
接光が外部に漏れ易く、紫外線照射部46aのバインダ
502に対する照射効率が低くなる。なお、僅かではあ
るが、粉体層表面500及びバインダ502で反射した
光がリフレクタ462で反射して、再度粉体層表面50
0及びバインダ502側に供給される。
【0075】図(b)に示す紫外線照射部46bは、図
(a)に比べて粉体層表面500及びバインダ502に
接近して配置されている。この場合、紫外線ランプ46
1から出射された光のうちリフレクタ461で反射され
た光は、バインダ502に集光しない。しかしながら、
直接光は外部に漏れにくく、バインダ502及びその近
傍に限定して照射される。また、粉体層表面500及び
バインダ502で反射した光の多くは、リフレクタ46
2で反射して、再度粉体層表面500及びバインダ50
2側に供給される。したがって、紫外線の強度分布は、
図(a)の場合に比べて全体的に均一化されるが、バイ
ンダ502での強度は高くなっている。
【0076】図(c)に示す紫外線照射部46cは、図
(a)の紫外線照射部46aにおいて、リフレクタ46
2から粉体層表面500の近傍までガイド463cを設
けたものである。ガイド463cは、紫外線ランプ46
1に対向する面がリフレクタ462と同様に紫外線を反
射する材質からなるもので、ガイド463cの開口部
は、ガイド463cを設けない状態でのリフレクタ46
2の開口部に比べて狭くしてある。この場合、紫外線ラ
ンプ461から出射された光のうちリフレクタ461で
反射された光は、バインダ502に集光する。直接光は
ガイド463aにより外部に漏れにくく、バインダ50
2及びその近傍に限定して照射される。また、粉体層表
面500及びバインダ502で反射した光は、リフレク
タ462及びガイド463cで反射して、再度粉体層表
面500及びバインダ502側に供給される。したがっ
て、紫外線の強度分布は、図(a)の場合に比べて図
(b)と同様に全体的に均一化されるが、バインダ50
2での強度は高くなっている。
【0077】図(d)に示す紫外線照射部46dは、図
(c)の紫外線照射部46cにおいて、ガイド463d
の一部の角度を、粉体層表面50で反射される光がより
多くバインダ502に向けて再度供給されるように設定
したものである。したがって、図(c)の場合に比べて
バインダ502での紫外線強度を高めることができる。
【0078】このように、簡単な構成で紫外線のバイン
ダに対する照射効率を高めることができる。しかしなが
ら、バインダ及び粉体層表面で反射する紫外光を再度バ
インダに供給することができればどのような方法を用い
てもよい。
【0079】(その他の実施形態)上記実施形態におけ
る彩色に関して、インクにより彩色を行うのは必須では
なく、トナーなどで彩色を行ってもよい。
【0080】上記実施形態のバインダに関して、紫外線
硬化樹脂のように紫外領域の波長の光に反応して硬化す
るものを使用するのは必須でなく、例えば、可視光硬化
樹脂のように可視領域の波長の光に反応して硬化する液
状のものを使用してもよい。この場合、上述した紫外線
照射部の代わりに、可視領域の波長の光を照射する手段
が設けられる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、光に反応して硬化する
バインダに対して光を照射して硬化させる時間を短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 三次元造形システムの全体構成を示す図。
【図2】 三次元造形装置の外観を示す斜視図。
【図3】 三次元造形装置の造形処理を行う主要部を示
す概略断面図。
【図4】 粉体供給部の概略断面図。
【図5】 ヘッド部の概略断面図。
【図6】 三次元造形システムのブロック図。
【図7】 断面データの一例を示す図。
【図8】 ホストコンピュータの処理を示すフローチャ
ート。
【図9】 図8の断面データ作成・送信ステップを示す
フローチャート。
【図10】 三次元造形装置の処理を示すフローチャー
ト。
【図11】 三次元造形装置の造形工程を示す概略断面
図。
【図12】 三次元造形装置の造形工程を示す概略断面
図。
【図13】 三次元造形装置の造形工程を示す概略断面
図。
【図14】 三次元造形装置の造形工程を示す概略断面
図。
【図15】 紫外線照射部の構成や、紫外線照射部と粉
体層表面及びバインダとの位置関係に対する、粉体層表
面及びバインダ上の紫外線強度分布を示す概略図。
【符号の説明】
1:三次元造形システム、2:ホストコンピュータ、3
0:粉体供給部、40:ヘッド部、41:インクジェッ
トヘッド部、43a〜43d:インク用タンク、43
e:紫外線硬化樹脂用タンク、46:紫外線照射部、4
7:粉体伸展部、50:造形部、52:造形ステージ、
100:三次元造形装置、461:紫外線ランプ、46
2:リフレクタ、463:ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F213 AA39 AA44 WA25 WB01 WL04 WL10 WL13 WL25 WL34 WL43 WL75 WL80 WL85 WL87 WL95 4G052 DA01 DB12 GC06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体材料を結合させることにより、三次
    元造形物を作成する三次元造形方法であって、 粉体材料の層を順次形成する層形成工程と、 前記粉体材料の層における所定領域に対して、光に反応
    して硬化するバインダを付与する付与工程と、 前記粉体材料に付与された前記バインダに対して、光を
    照射する照射工程とを含み、 前記照射工程において前記バインダが硬化することによ
    り、前記粉体材料の層ごとに前記粉体材料の結合体が形
    成され、 前記照射工程において、前記バインダ及び/又はその周
    囲近傍で反射した光を再度前記バインダに供給すること
    を特徴とする三次元造形方法。
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