JP2021079570A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

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【課題】小型化が可能な簡易な構成によって、封筒やラベルなどの異種の記録媒体に画像を記録可能な記録装置を提供すること。【解決手段】規制部材4には、封筒19の上面の位置を規制する第1規制面4aと、ラベルシート8の下面の位置を規制する第2規制面4bと、第1規制面4aと第2規制面4bとの間に位置する切欠き部18と、が形成される。記録ヘッド11は、第2規制面4b上のラベルシート8と対向する位置においてラベルシート8の上面に画像を記録し、切欠き部18を介して第1規制面4a上の封筒19と対向する位置において、切欠き部18を介して封筒19の上面に画像を記録する。【選択図】図3

Description

本発明は、異種の記録媒体に画像を記録可能な記録装置および記録方法に関するものである。
特許文献1には、内容物によって厚さが変化する封筒などの郵便物に、インダイシャ(料金別納の証印)を記録するための記録装置が記載されている。
特開2002−11855号公報
郵便物に関する記録においては、封筒などの郵便物に対するインダイシャの記録とは別に、郵便物に貼付するラベルに対するリターンアドレス(返信先)および広告等などの付加情報の記録が要望されている。封筒などの郵便物は内容物に応じて厚みが変化し、一方、ラベルは一定の厚みであるため、ラベルに対する記録を実現するためには、インダイシャの記録装置とは別の記録装置が必要となる。
本発明の目的は、小型化が可能な簡易な構成によって、封筒やラベルなどの異種の記録媒体に画像を記録可能な記録装置を提供することにある。
本発明の記録装置は、下部に第1記録媒体の上面の位置を規制する第1規制面が形成され、前記下部と反対側の上部に第2記録媒体の下面の位置を規制する第2規制面が形成され、前記第1規制面と前記第2規制面との間に切欠き部が形成された規制部材と、前記第1規制面に前記第1記録媒体の前記上面が位置するように、前記第1記録媒体を導く第1経路と、前記第2規制面に前記第2記録媒体の前記下面が位置するように、前記第2記録媒体を導く第2経路と、前記規制部材の上方に配されて、前記第2規制面上の前記第2記録媒体と対向する位置において前記第2記録媒体の上面に画像を記録し、前記切欠き部を介して前記第1規制面上の前記第1記録媒体と対向する位置において、前記切欠き部を介して前記第1記録媒体の前記上面に画像を記録する記録手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、封筒やラベルなどの異種の記録媒体に画像を記録することができる。
本発明の第1の実施形態における記録装置の概略斜視図である。 図1の記録装置の制御系のブロック図である。 封筒に対する記録動作を説明するための要部の断面図である。 ラベルシートに対する記録動作を説明するための要部の断面図である。 記録動作に関連する処理手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の記録装置による封筒に対する記録動作を説明するための要部の断面図である。 本発明の第2の実施形態の記録装置によるラベルシートに対する記録動作を説明するための要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態の記録装置によるラベルシートに対する記録動作を説明するための要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態の記録装置による封筒に対する記録動作を説明するための要部の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
この明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみに限定されない。例えば、「記録」とは、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。さらに、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものであり、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工に供され得る液体を表すものとする。また、「インク」とは、インクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体も表すものとする。
(第1の実施形態)>
(全体の概略構成)
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施形態における記録装置100の概略構成について説明する。図1は、記録装置100の斜視図であり、外装部材の図示は省略している。記録装置100は、キャリッジユニット1、キャリッジ駆動部2、封筒などの郵便物(第1記録媒体)のセット機構3、記録媒体の規制部材4、回復ユニット5、および搬送ローラ対6(図4(a)参照)を備えている。これらは、記録装置100の骨格をなすフレーム部材7に直接的または間接的に支持されている。さらに記録装置100は、ロール状に巻かれた長尺のラベルシート(第2記録媒体)8を支持可能な給送部9、およびラベルシート8の幅方向の位置を規制する幅規制部10を備えている。
(キャリッジユニット)
キャリッジユニット1には、記録を行うためのインクジェット記録ヘッド11が搭載される。本例の記録ヘッド11は、インクの吐出部とインクタンクとを含むインクジェットカートリッジとして構成されている。また、記録ヘッド11として、インダイシャ(封筒などに記録される料金別納の証印)を記録するための蛍光インクを吐出する記録ヘッド11aと、リターンアドレスを記録するためのブラックインクを吐出する記録ヘッド11bと、が搭載される。記録ヘッド11には、インクを吐出する複数の記録素子を配列した記録素子列が形成されており、その記録素子列は、キャリッジユニット1の移動方向である主走査方向(矢印A方向)と交差(本例の場合は、直交)する方向に延在する。本例における記録素子は、インクタンクからインクが供給される圧力室と、圧力室に連通する吐出口と、圧力室内に設けられた吐出エネルギー発生素子と、を含む。吐出エネルギー発生素子としては、電気熱変換素子(ヒータ)または電気機械変換素子(ピエゾ素子)などが用いられる。記録素子列は、キャリッジユニット1の移動方向である主走査方向(矢印A方向)と交差(本例の場合は、直交)する副走査方向(矢印B方向)に沿って形成される。
(キャリッジ駆動部)
キャリッジ駆動部2には、モータ12、モータ12の駆動力をキャリッジユニット1に伝達するための駆動ベルト13、およびキャリッジユニット1を主走査方向に移動可能にガイドするガイド部14が備えられている。駆動ベルト13はキャリッジユニット1の係合部(不図示)に係合しており、モータ12の回転方向に応じて、キャリッジユニット1が主走査方向に往復移動する。本例においては、モータ12としては、DCモータの他、ステッピングモータなどの種々のモータを用いることができる。ガイド部14はフレーム部材7に固定されて、キャリッジユニット1を主走査方向に沿って正確にガイドすると共に、主走査方向と交差(本例の場合は、直交)する副走査方向において、キャリッジユニット1上の記録ヘッド11の位置を規制する。キャリッジユニット1は、ガイド部14にガイドされることにより、その姿勢が保持される。フレーム部材7には、キャリッジユニット1の移動領域において主走査方向に延在するリニアエンコーダのスケール15が配備されており、キャリッジユニット1には、スケール15の読取部53(図2参照)が配備されている。その読取部53によって、キャリッジユニット1の主走査方向の移動位置が検出され、その検出結果に基づいて、記録ヘッド11からのインクの吐出タイミングが制御される。このようなスケール15と読取部53を含むリニアエンコーダの代りに、ロータリーエンコーダおよび透過型センサなどの種々のセンサを用いることもできる。また、モータ12としてステッピングモータを用いることにより、その制御信号からキャリッジユニット1の移動位置を検出することもできる。
(回復ユニット)
回復ユニット5は、記録ヘッド11における吐出部の保湿および保護のためのキャップ、キャップを支持する回復フレーム、吐出口の形成面を払拭するためのワイパーブレード、および吐出口から泡および固着インクをキャップ内に吸引のためのポンプを含む。
(記録媒体のセット機構)
封筒などの記録媒体(第1記録媒体)のセットの機構3は、昇降可能な積載部材16、および透過センサを用いた記録媒体の検知部17(図3(a)参照)を備えている。後述するように、積載部材16上に封筒などの記録媒体が積載されたことを検出部17が検知することにより、積載部材16が上昇して、記録媒体を規制部材4の下面(第1規制面)に押し当てて保持する。これにより、内部に便せんなどの入った封筒等の様々な厚みの記録媒体における記録面(上面)が所定位置に規制され、その記録面と、規制部材4の上方に位置する記録ヘッド11と、の間の距離が一定に保たれる。規制部材4には切欠き部18が形成されており、記録ヘッド11の吐出部から吐出されたインクは、切欠き部18を通って封筒などの記録媒体の記録面に着弾する。本例において、積載部材16上に封筒などの記録媒体を供給する作業は、ユーザによる手作業である。しかし、自動供給装置を用いて、積載部材16上に封筒などの記録媒体を供給してもよい。また、検出部17においては、本例のような透過センサの他、接触式などの種々のセンサを用いることができ、要は、封筒などの記録媒体が積載部材16上の規定位置に供給されたことが検知できればよい。
また、規制部材4の上方には、複数の拍車30を回動自在に保持する拍車ホルダ31が備えられている。これらの拍車30により、記録装置100の背面側(図4(a)中の左側)から給紙されるロールシート8の記録画像と、記録ヘッド11と、の接触が防止される。
(制御系)
図2は、記録装置100の制御系を説明するための概略ブロック図である。制御部50には、CPU82、ASIC83、記録ヘッドの制御回路97、各種モータの駆動を制御するモータ駆動回路86、および出力ポート85などが備えられている。CPU82は、プログラムROM93に記憶された制御プログラムを実行する。プログラムROM93には、本実施形態における記録動作を実現するための制御プログラムおよび各種テーブルが記憶されている。ワークRAM91は、CPU82の作業用のメモリとして用いられる。CPU82には、インタフェースコントローラ81を介して、ホストPC(ホストコンピュータ)80から画像データおよび記録コマンド等が送信される。さらに、CPU82には、種々の指令およびデータの入力などを行う操作パネル96が接続されており、CPU82は、この操作パネル96から入力された指令に基づいて種々の制御を実行する。すなわちCPU82は、ASIC83を制御し、画像データに基づく記録動作、検出部17からの検出信号に基づく記録媒体の検出、および記録ヘッド11のメンテナンス動作など、記録装置100全体の動作を統括的に制御する。
ASIC83は、ホストPC82からインタフェースコントローラ81およびCPU82を介して送信されたコマンドを解析し、記録ヘッド制御回路97およびモータ駆動部86などを制御する。
次に、制御部50によって実行される一連の記録動作について説明する。
操作パネル96から回復動作の指令が入力された場合、CPU82は、モータ駆動部86および出力ポート85を介してモータ12を駆動し、ベルト13を介して、キャリッジユニット1を所定のホームポジションへ移動させる。次に、CPU82は、ASIC83によって回復ユニット5のポンプモータ95を駆動させる。これにより、ホームポジションに位置する記録ヘッド11の吐出口から、回復ユニット5のキャップ内にインクを吸引排出させると共に、回復ユニット5のワイパーブレードによって、吐出口面に付着したインクおよび塵埃を払拭する。このような回復ユニット5の動作によって、記録ヘッド11におけるインクの吐出性能が回復される。
その後、操作パネル96から記録動作指令が入力された場合、CPU82は、ホストPC82から受信した2値化された記録データをイメージメモリ84にビットマップ展開する。さらにCPU82は、ASIC83を介してモータ12を駆動させ、記録ヘッド11と共に、キャリッジユニット1をホームポジションから主走査方向に沿って移動させる。キャリッジユニット1が移動する間に、CPU83は、読取部53によるリニアエンコーダのスケール15の検出信号に基づいて、記録ヘッド11の移動位置を検出する。
上述したように、封筒などの記録媒体(第1記録媒体)の位置が規制部材4の下面(第1規制面)によって規制される。また、ラベルシートなどの記録媒体(第2記録媒体)の位置は、後述するように規制部材4の上面(第2規制面)によって規制される。これらの記録媒体における画像の記録領域まで記録ヘッド11が移動したときに、CPU82は、ASIC83を介して記録ヘッド制御回路97を制御し、記録データに基づいて記録ヘッド11からインクを吐出させる。これにより、それらの記録媒体の記録領域に画像が記録される。CPU82は、後述するように、読取部26によるロータリーエンコーダのスケール25検出信号に基づいて、ラベルシートなどの記録媒体の搬送位置を検知する。
(封筒へのインダイシャの記録)
次に、図3および図5(a)に基づいて,規制部材4の下部に形成された第1規制面(以下、「下面」ともいう)4aによって位置が規制される封筒19などの記録媒体(第1記録媒体)に、インダイシャを記録する動作について説明する。図3(a),(b),(c)は、それぞれ、封筒19へのインダイシャ記録時における図1のIII−III線に沿う概略断面図であり、図5(a)は、インダイシャ記録動作を説明するためのフローチャートである。図5(a)の処理の説明における記号「S」は、フローチャートにおけるステップであることを意味する。
まずは、記録装置100がホストPC80からインダイシャの記録データを受信する(S1)。その受信に前後して、図3(a)のように、封筒19を積載可能な積載部材16の積載面16cと、規制部材4の下面4aと、の間の挿入路に、ユーザによって封筒19が挿入される(S2)。封筒19は、記録装置100の前面側(図中の右側)から矢印D方向(第1方向)へ挿入される。封筒19は、突き当て部(ストッパ)20に突き当たる定位置まで挿入されることにより、その斜行が矯正されると共に、その定位置まで挿入されたことが検出部17によって検出される(S3)。検出部17が封筒19を検出することにより、図3(b)のように、積載部材16が矢印E方向に上昇(リフトアップ)し(S4)、封筒19の記録面(上面)が規制部材4の下面4aに押し付けられて位置が規制される。封筒9の挿入が許容される積載部材16と規制部材4との間の挿入路と、積載部16の上昇経路と、によって、規制部材4の下面4aに封筒19を導くための一連の経路(第1経路)が形成される。
積載部材16は、カム部材21の回転によって、付勢部材である圧縮バネ22を介して上昇されるため、規制部材4の下面4aによって、内容物によって厚みが変化する封筒17の記録面を所定位置に規制することができる。積載部材16の上昇が完了した後、前述したように、記録ヘッド11と共にキャリッジユニット1を主走査方向に移動させつつ、記録ヘッド11から蛍光インクを吐出することにより、封筒19にインダイシャが記録される(S5)。インダイシャの記録が完了した後、図3(c)のように、積載部材16が矢印F方向に降下(リフトダウン)し〈S6〉、封筒19の位置規制が解除されて、それが記録装置100の前面側に取り出される(S7)。
(ラベルシートへの付加情報の記録)
図4、図5(b)、および図5(c)に基づいて、第2記録媒体としてのラベルシート8に、リターンアドレス(返信先)および広告などの付加情報を記録する動作について説明する。ラベルシート8は、第1規制面4aと反対側の規制部材4の上部に形成された第2規制面(以下、「上面」ともいう)4bによって、位置が規制される。ラベルシート8は、ロール状に巻かれた長尺の剥離シート8bと、その上に所定の間隔をおいて貼付けられた複数のラベル8aと、を含む一定の厚みのシートである。剥離シート8bから剥離されたラベル8aは、封筒19などの郵便物に貼り付けられる。剥離シート8bには、隣接するラベル8aの間に位置するミシン目が形成されており、それぞれのラベル8aが位置する剥離シート8bの領域は、ミシン目によって切り離すことができる。
図4(a),(b),(c)は、それぞれ、ラベルシート8への付加情報の記録時における記録装置100の概略断面図である。図5(b)および図5(c)の処理の説明における記号「S」は、フローチャートにおけるステップであることを意味する。
ラベルシート8を供給する給送部9は、記録装置100の背面側(図中の左側)に配備されており、まずは、ユーザによってラベルシート8が給送部9にセットされる(S11)。その後、ユーザによってラベルシート8の先端が記録装置100内に挿入され(S12)、先端検出部23によってラベルシート8の先端が検出されることにより、ラベルシート8の挿入が検知される(S13)。ラベルシート8の挿入が検知されたときに、図4(a)のように、搬送ローラ対6を構成する駆動ローラ6aと従動ローラ6bとの間に、ラベルシート8の先端がグリップされる。すなわち、搬送モータ27によって駆動ローラ6aが所定量回転駆動されることにより、駆動ローラ6aと、圧縮バネ28によって駆動ローラ6aに押し付けられる従動ローラ6bと、の間に、ラベルシート8の先端がグリップされる。
このようなラベルシート8のセットに前後して、記録装置100がホストPC80からインダイシャの記録データを受信する(S21)。その後、搬送ローラ対6によって、ラベルシート8が規制部材4の上面4bに沿って記録装置100の背面側から前面側に向かう方向(矢印D方向と逆の第2方向)に搬送される(S22)。このような第2方向にラベルシート8を搬送する搬送路は、規制部材4の上面4bにラベルシート8を導くための経路(第2経路)を形成する。駆動ローラ6aの軸上に備えられたスケール25と、スケール25の読取部26と、を含むロータリーエンコーダによって駆動ローラ6aの回転量が検出され、その回転量に基づいて、ラベルシート8の搬送量が管理される。
図4(b)のように、シート8aの記録位置が記録ヘッド11の直下まで搬送されたときに(S23)、一旦、駆動ローラ6aを停止させて、記録ヘッド11と対向する位置においてシート8aを静止させる。その状態において、記録ヘッド11と共にキャリッジユニット1を主走査方向に移動させつつ、記録ヘッド11からブラックインクを吐出することによって、ラベル8aにリターンアドレスなどの付加情報を記録する(S24)。その後、付加情報の記録が終了したか否かを判定し(S25)、それが終了していないときは、再度、駆動ローラ6aを回動させて、記録ヘッド11における記録素子列の長さに対応する長さ(1バンド分)だけ、ラベルシート8を搬送する(S26)。その後、駆動ローラ6aを停止させてシート8aを静止させた状態において、記録ヘッド11と共にキャリッジユニット1を主走査方向に移動させつつ、記録ヘッド11からブラックインクを吐出することによって、ラベル8aに付加情報を記録する(S24)。このような動作を繰り返すことにより、付加情報を記録する。
付加情報の記録が終了した後、図4(c)のように、ラベルシート8を所定量搬送する(S27)。これにより、記録装置100の前面側の排出口からラベルシート8が排出され、記録済みのラベル8aが位置する剥離シート8bの部分は、ユーザによってミシン目から切り離される。その切り離された剥離シート8bの部分に位置する記録済みのラベル8aは、その剥離シート8bの部分から剥離されて、封筒などに貼り付けられる。記録済みのラベル8aが位置する剥離シート8bの部分を切り離すことなく、記録済みのラベル8aを剥離シート8bから剥離してもよい。ラベルシート8が排出される排出口(図示せず)は、封筒19を挿入するときの挿入口としても機能する。
(第2の実施形態)
図6および図7は、本発明の第2の実施形態を説明するための図である。本実施形態においては、ラベルシート8が規制部材4の上面4bに沿って搬送される際に、規制部材4の切欠き部18を積載部材16の一部によって覆うように構成されている。すなわち、規制部材4の切欠き部18と対向する積載部材16の位置には、切欠き部18を覆う部材としてのガイド部材16aが備えられており、そのガイド部材16aは、付勢部材としての押圧バネ16bによって上方に付勢されている。
(封筒へのインダイシャの記録)
封筒19へのインダイシャの記録時には、図6(a),(b)のように、規制部材4の下面4aによって封筒17の位置を規制することにより、前述した第1の実施形態と同様にインダイシャを記録する。図6(a)のように、封筒19が積載部材16の積載面16c上に挿入される際、ガイド部材16aは、押圧バネ16bの付勢力によって、積載面16cから所定量突出するように押し上げられている。積載面16c上に挿入される封筒19は、押圧バネ16bの付勢力に抗してガイド部材16aを下方に押圧する。押圧バネ16bの付勢力は、圧縮バネ22の付勢力より小さく設定されている。ガイド部材16aは、積載面16c上への封筒19のスムーズな挿入を阻害しないように、積載面16cからの突出量および突出形態が設定されている。
図6(b)のように、積載部材16が上昇して、封筒19が規制部材4の下面4aに押し付けられたときは、ガイド部材16aの上面が積載面16cと同一面上に位置する。したがって、前述した第1の実施形態と同様に,規制部材4の下面4aによって封筒19の位置を規制して、インダイシャを記録することができる。
(ラベルシートへの付加情報の記録)
ラベルシート8への付加情報の記録時には、図7(a),(b)のように、規制部材4の上面4bによってラベルシート8の位置を規制することにより、前述した第1の実施形態と同様に付加情報を記録する。その記録に先立ち、積載部材16を図7(a)の下降位置から図7(b)の上昇位置に移動させることにより、積載部材16のガイド部材16aを規制部材4の切欠き部18にはめ込む。これにより、ガイド部材16aによって切欠き部18が塞がれ、そのガイド部材16aの上面が規制部材4の上面4bと同一面上に位置する。これにより規制部材4上において、切欠き部18の影響を受けることなく、ラベルシート8をよりスムーズに通過させて、ジャムの発生を防止することができる。
(第3の実施形態)
図8および図9は、本発明の第3の実施形態を説明するための図である。本実施形態においては、規制部材4の下面4a上に位置する封筒19と記録ヘッド11との対向間隔と、規制部材4の上面4b上に位置するラベルシート8と記録ヘッド11との対向間隔と、を等しくするために、規制部材4が上下動可能に備えられている。すなわち、記録装置100の本体に設けたガイドピン32によって、上方から見たときの規制部材4の四隅が上下動可能にガイドされており、規制部材4の上動位置は、ガイドピン32の上端のストッパ32aによって規制される。
(ラベルシートへの付加情報の記録)
ラベルシート8への付加情報の記録時には、図8(a),(b)のように、規制部材4の上面4bによってラベルシート8の位置を規制することにより、前述した第1の実施形態と同様に付加情報を記録する。その際、規制部材4は、その自重によって図8(a),(b)のような下動位置に規制されており、その下動位置は、前述した第1の実施形態における規制部材4の位置と同じである。規制部材4の上面4bに位置するラベルシート8と、記録ヘッド11と、の対向間隔をLとする。
(封筒へのインダイシャの記録)
封筒19へのインダイシャの記録時には、図9(a),(b)のように、規制部材4の下面4aによって封筒19の位置を規制することにより、前述した第1の実施形態と同様にインダイシャを記録する。ただし本実施形態においては、図9(a)のように規制部材4と積載部材16の間に封筒19を挿入した後、図9(b)のように、積載部材16が上昇する際に、封筒19と共に規制部材4も上昇する。規制部材4は、図9(b)のように、ガイドピン32のストッパ32aによって規制される位置まで上動する。ストッパ32aが規制部材4の上動位置を規制したときに、その規制部材4の下面4aによって位置が規制される封筒19の記録面と、記録ヘッド11と、の対向間隔は、図8(b)におけるラベルシート8と記録ヘッド11との対向間隔と同じLとなる。また、封筒19へのインダイシャの記録終了後、積載部材16が下降したときには、図9(c)のように、封筒17と共に規制部材4も下降する。
このように本実施形態においては、規制部材4を上下動可能に備えて、記録ヘッド11と対向する封筒19の位置とラベルシート8の位置を一定とすることにより、同一の条件下において、封筒19とラベルシート8に対する記録を実施することができる。また、封筒19と記録ヘッド11との対向間隔と、ラベルシート8と記録ヘッド11との対向間隔と、を同一とするために、規制部材4に代えて、または規制部材4と共に記録ヘッド11を上下動可能に備えてもよい。また、このような規制部材4および/または記録ヘッド11の上下動によって、封筒19と記録ヘッド11との対向間隔と、ラベルシート8と記録ヘッド11との対向間隔と、をそれぞれ個別に調整することもできる。また、それらの対向間隔を変化させるために、規制部材4および/または記録ヘッド11を規制部材4に連動させて上下動させる他、専用の移動機構によって規制部材4および/または記録ヘッド11を上下動させてもよい。
(他の実施形態)
規制部材4の上面4bによって位置が規制される記録媒体は、上述したような長尺なラベルシート8のみに限定されず、例えば、短尺なカットシートなどであってもよい。規制部材4の下面4aによって位置が規制される記録媒体は、上述したような封筒19のみに限定されず、種々の記録媒体を適用することができる。例えば、このように規制部材4の上面4aおよび下面4bにおいて位置が規制される記録媒体としては、ラベル、名刺、およびプラスチックカードなどのカットシート、またはファンフォールド紙など様々な記録媒体を適用することができる。また、このような記録媒体に対する記録内容は、リターンアドレスなどの付加情報およびインダイシャのみに限定されない。例えば、記録材の付与による記録処理および加工材による加工処理によって、記録される種々の画像、模様、およびパターン等であってもよい。
また、規制部材4は、必ずしも水平方向に延在する形態でなくてもよく、斜めに傾斜または上下方向に延在する形態であってもよい。その場合には、規制部材4の上面4a,4bが斜めに傾斜または上下方向に延在することになる。また、記録ヘッド11は、上述したようなインクジェット記録ヘッドに限定されず、記録媒体の種類などに応じた種々の方式の記録ヘッドを適用することができる。
4 規制部材
4a 下面(第1規制面)
4b 上面(第2規制面)
8 ラベルシート(第2記録媒体)
11 記録ヘッド
16 積載部材
18 切欠き部
19 封筒(第1記録媒体)
20 突き当て部(ストッパ)

Claims (11)

  1. 下部に第1記録媒体の上面の位置を規制する第1規制面が形成され、前記下部と反対側の上部に第2記録媒体の下面の位置を規制する第2規制面が形成され、前記第1規制面と前記第2規制面との間に切欠き部が形成された規制部材と、
    前記第1規制面に前記第1記録媒体の前記上面が位置するように、前記第1記録媒体を導く第1経路と、
    前記第2規制面に前記第2記録媒体の前記下面が位置するように、前記第2記録媒体を導く第2経路と、
    前記規制部材の上方に配されて、前記第2規制面上の前記第2記録媒体と対向する位置において前記第2記録媒体の上面に画像を記録し、前記切欠き部を介して前記第1規制面上の前記第1記録媒体と対向する位置において、前記切欠き部を介して前記第1記録媒体の前記上面に画像を記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1経路は、前記第1規制面と、前記第1規制面の下方に位置する積載部材に形成されて前記第1記録媒体を積載可能な積載面と、の間に形成されて、第1方向からの前記第1記録媒体の挿入を許容する挿入路を含み、
    前記挿入路は、前記第1方向から挿入された前記第1記録媒体の位置を規制するストッパを備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記積載部材は、前記積載面上の前記第1記録媒体を前記第1規制面に押し付けるように昇降可能であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記積載部材は、上昇したときに前記切欠き部を塞ぐ部材を含むことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記部材は、前記切欠き部を塞いだときに前記第2規制面と同一面上に位置することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記部材は、前記積載面から上方に所定量突出するように付勢部材によって付勢され、前記積載面上に前記第1記録媒体が積載されたときに、前記付勢部材に抗して下方に移動して前記積載面と同一面上に位置することを特徴とする請求項4または5に記載の記録装置。
  7. 前記規制部材は上下動可能に備えられて、前記積載部材の昇降に連動して上下方向の位置が変化することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記第2経路は、前記第1方向と逆の第2方向から、前記第2規制面に沿って前記第2記録媒体を搬送する搬送路を含むことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記第1記録媒体は郵便物であり、
    前記記録手段は、前記郵便物にインダイシャを記録するためのインクと吐出するインクジェット記録ヘッドを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記第2記録媒体は、郵便物に貼付けられるラベルを含むラベルシートであり、
    前記記録手段は、前記ラベルに画像を記録するためのインクを吐出するインクジェット記録ヘッドを含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 規制部材の下部に形成された第1規制面上に第1記録媒体を導いて、前記第1規制面によって前記第1記録媒体の上面の位置を規制する工程と、
    前記規制部材における前記下部と反対側の上部に形成された第2規制面上に第2記録媒体を導いて、前記第2規制面によって前記第2記録媒体の下面の位置を規制する工程と、
    前記第2規制面上の前記第2記録媒体と対向する位置から、前記第2記録媒体の前記上面にインクを吐出して画像を記録する工程と、
    前記規制部材における前記第1規制面と前記第2規制面との間に形成された切欠き部を介して前記第1規制面上の前記第1記録媒体と対向する位置から、前記切欠き部を介して前記第1記録媒体の前記上面にインクを吐出して画像を記録する工程と、
    を含むことを特徴とする記録方法。
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