JP2021079248A - Chair - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、使用者が着席可能な座体を備える椅子に関する。 The present disclosure relates to a chair provided with a seating body on which the user can sit.
従来、特許文献1に示されるように、椅子の使用者が着席する座体の中央部が弾性変形可能に構成された椅子が提案されている。 Conventionally, as shown in Patent Document 1, a chair has been proposed in which a central portion of a seat on which a chair user is seated is elastically deformable.
特許文献1の構成は、坐骨周辺と座体との接触状態を改善するものであって、大腿部と座体との接触については考慮されていない。そのため、大腿部と座体との接触状態によっては座り心地が悪くなる場合があった。 The configuration of Patent Document 1 improves the contact state between the periphery of the ischium and the sitting body, and does not consider the contact between the thigh and the sitting body. Therefore, depending on the contact state between the thigh and the sitting body, the sitting comfort may be deteriorated.
本開示は、座り心地の向上を図ることができる椅子を提案する。 The present disclosure proposes a chair that can improve sitting comfort.
本開示の一態様は、使用者が着席可能な座体を備える椅子であって、上記座体の少なくとも前方の縁部分には、板状の形状及び面状の形状のうちの少なくともいずれか一方であって、前方の端部が上下方向に弾性変形可能に構成された前縁部が設けられている椅子である。 One aspect of the present disclosure is a chair provided with a seating body on which a user can be seated, and at least one of a plate-like shape and a planar shape is formed on at least the front edge portion of the seating body. The chair is provided with a front edge portion whose front end portion is elastically deformable in the vertical direction.
このように構成された椅子では、前縁部が上下に弾性変形することから、前縁部に大腿部が乗せられたとき、前縁部は、大腿部を過度に圧迫することを抑制しつつ、大腿部を支持することができる。よって、大腿部と座体との接触状態を改善して、座体全体として座り心地の向上を図ることができる。 In the chair configured in this way, the front edge is elastically deformed up and down, so that when the thigh is placed on the front edge, the front edge suppresses excessive pressure on the thigh. While doing so, the thigh can be supported. Therefore, it is possible to improve the contact state between the thigh and the seat body and improve the sitting comfort of the seat body as a whole.
上述した椅子において、上記前縁部には、1つ以上のスリットが形成されていてもよい。このように構成された椅子では、スリットによって前縁部の柔軟性を調整することができる。 In the chair described above, one or more slits may be formed at the front edge portion. In the chair configured in this way, the flexibility of the front edge can be adjusted by the slit.
また上述した椅子において、上記前縁部は、少なくとも上面の一部がエラストマーにより被覆されていてもよい。このように構成された椅子では、人体が直接前縁部に接触したときに受ける違和感を低減することができる。 Further, in the chair described above, at least a part of the upper surface of the front edge portion may be covered with an elastomer. With the chair configured in this way, it is possible to reduce the discomfort felt when the human body comes into direct contact with the front edge portion.
また上述した椅子において、上記座体には、上記前縁部の後方に位置しており、上記前縁部と比較して上下方向の弾性変形が制限された変位制限部が設けられており、上記前縁部と、上記変位制限部と、は共通の部材により形成されていてもよい。このように構成された椅子では、使用者が着席したときに、座体の前方部分の広い範囲が全体的に沈み込んでしまうことを抑制できる。 Further, in the chair described above, the seat body is provided with a displacement limiting portion which is located behind the front edge portion and whose elastic deformation in the vertical direction is restricted as compared with the front edge portion. The front edge portion and the displacement limiting portion may be formed of a common member. With the chair configured in this way, it is possible to prevent a wide range of the front portion of the seat from sinking as a whole when the user is seated.
また上述した椅子において、上記前縁部の左右方向の幅は、上記変位制限部における左右方向の幅よりも小さくなるように構成されていてもよい。このように構成された椅子では、前縁部の弾性変形を大きく阻害せずに、前縁部の後方部分の弾性変形を抑制すること
ができる。
Further, in the chair described above, the width of the front edge portion in the left-right direction may be smaller than the width of the displacement limiting portion in the left-right direction. In the chair configured in this way, the elastic deformation of the rear portion of the front edge portion can be suppressed without significantly inhibiting the elastic deformation of the front edge portion.
また上述した椅子において、上記前縁部は、上方から見たときに、左右方向に長さを有する略矩形であるように構成されていてもよい。このように構成された椅子では、大腿部を支持する支持面を左右に大きくすることができる。 Further, in the chair described above, the front edge portion may be configured to have a substantially rectangular shape having a length in the left-right direction when viewed from above. In the chair configured in this way, the support surface that supports the thigh can be enlarged to the left and right.
また上述した椅子において、上記前縁部は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状であってもよい。このように構成された椅子では、前方ほど大腿部に加わる荷重が小さくなるため、座り心地を向上させることができる。 Further, in the chair described above, the front edge portion may have an inclined shape so as to be located downward toward the front. In the chair configured in this way, the load applied to the thigh portion becomes smaller toward the front, so that the sitting comfort can be improved.
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
[1.実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示されるように、椅子1は、座体11、背凭れ13、支持体15、脚端部17などを有する。
Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described with reference to the drawings.
[1. Embodiment]
[1-1. overall structure]
As shown in FIG. 1, the chair 1 has a
なお、本実施形態においては、前後、左右、上下などの方向を用いて各部の構成を説明する場合があるが、それらの方向は、使用者が椅子1に正常に着席したときの使用者を基準とした方向である。即ち、着席した使用者の正面方向が前方となる。 In the present embodiment, the configuration of each part may be described using directions such as front-back, left-right, up-down, etc., but these directions refer to the user when the user is normally seated in the chair 1. This is the reference direction. That is, the front direction of the seated user is the front.
椅子1は、前後及び上下に拡がる平面を基準として、左右に対称形である。
[1−2.支持体15]
図2〜図4に示されるように、支持体15は、管状の金属パイプを屈曲及び溶接して形成された左右一対のパイプ体31と、パイプ体31を連結する棒状の前側連結部32及び後側連結部33と、一対のパイプ体31の間に取り付けられた座板受け部34と、を有している。
The chair 1 is symmetrical with respect to a plane extending back and forth and up and down.
[1-2. Support 15]
As shown in FIGS. 2 to 4, the
パイプ体31は、前柱41と、後柱42と、下柱43と、上柱44とを有している。
前柱41は、パイプ体31の前部に位置しており、上下方向に長さを有している。
後柱42は、パイプ体31の後部に位置しており、上下方向に長さを有している。
The
The
The
下柱43は、パイプ体31の下部に位置しており、前柱41の下端と後柱42の下端とを連結している。下柱43は、椅子1が設置される床面に沿って配置される。
上柱44は、パイプ体31の上部に位置しており、前柱41の上端と、後柱42の上下中央よりもやや上部側と、を連結している。前柱41と上柱44は金属パイプを屈曲した屈曲部46を介して屈曲して連接されている。また上柱44の後端部は後側連結部33と溶接により連接されている。この上柱44は、前方側の厚肉部51と、後方側の薄肉部52とを有している。また上柱44は、後述する着座部21の左右の縁に沿って配置される。
The
The
厚肉部51は、パイプ体31における他の部分と同じ直径を有している。一方、薄肉部52は、上側の面において、下側に凹む凹部53が形成されており、それにより厚肉部51よりも厚みが薄く形成されている。
The
前側連結部32は、左右のパイプ体31それぞれの前柱41同士を連結している。また後側連結部33は、左右のパイプ体31それぞれの後柱42同士を連結している。
座板受け部34は、周囲に曲げ加工が為された板状の部材である。座板受け部34は、左右一対の上柱44に沿って配置される左右一対の側方部55と、一対の側方部55の前端同士を繋ぐ前方部56と、を有している。
The front connecting
The seat
側方部55は上柱44に溶接されており、それにより座板受け部34が上柱44に固定される。図3に示されるように、左右一対の側方部55それぞれには前後に間隔を空けた3箇所に貫通穴57が形成されている。この貫通穴57は、後述するネジ部材65の雄ねじを挿入可能に構成されている。
The
また前方部56は、屈曲部46よりも後方に位置している。
[1−3.座体11]
座体11は、使用者が着席可能に構成されたものであって、図3及び図5A〜5Cに示されるように、着座部21と、バックアップ樹脂22と、を有する。
Further, the
[1-3. Seat 11]
The
着座部21は、上側に着座面21aを構成しており、エラストマーにより形成される。エラストマーとは、弾力のある高分子材料を広く指すものである。
着座部21は、全体として略矩形の板状であり、前方の部分が、下方に緩やかに曲がった曲面となっている。
The seating
The seating
図2、図4、図5Aなどに示されるように、着座部21の左右方向の幅は、左右の両方の側面における前方寄りに形成された段差部47を境に、後方が広く、前方が狭く形成されている。以下、着座部21における段差部47よりも後方の領域を、幅広部49と記載する。段差部47は、左右側方から見ると、上側ほど前方に突出するように傾斜している。
As shown in FIGS. 2, 4, 5A, etc., the width of the
バックアップ樹脂22は、図3及び図5Dに示されるように、略矩形の枠状の部材であって、着座部21の左右の縁に沿って配置される一対の横枠部23と、着座部21の後方の縁に沿って配置され、一対の横枠部23の後端同士を連結する後枠部24と、着座部21の前方の縁に沿って配置され、一対の横枠部23の前方同士を連結する前枠部25と、を有する。
As shown in FIGS. 3 and 5D, the
前枠部25は、座体11の前端部分において左右に広がって形成されている。前枠部25の前方部分、即ち座体11の前方の縁部分には、前方の端部が上下方向に弾性変形可能
に構成された前縁部61が設けられている。
The
また、前枠部25の後方部分、即ち前縁部61の後方の位置には、変位制限部62が設けられている。つまり、前縁部61と、変位制限部62と、は共通の部材により形成されている。この変位制限部62は、前方部56と当接し、前方部56により下方から支持されるため、前縁部61と比較して上下方向の弾性変形が制限されている。
Further, a
前縁部61は、板状の形状を有している。また、前縁部61は、上方から見たときに、左右方向に長さを有する略矩形である。また、前縁部61は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状である。着座部21の前方部分は、この前縁部61に沿って曲面を形成している。
The
また、前縁部61には、複数のスリット63が形成されている。複数のスリット63は、いずれも前後方向に長さを有しており、左右に並べて配置されている。
なお、バックアップ樹脂22の外周形状は着座部21の外周形状と合わせて形成されているため、図5Dに示されるように、着座部21の段差部47と同様に段差が形成された補助段差部64の前後で後方が広く、前方が狭く形成されている。よって、前縁部61の左右方向の幅は、変位制限部62の後方部分における左右方向の幅よりも小さくなっている。
Further, a plurality of
Since the outer peripheral shape of the
上述したように前方部56は屈曲部46よりも後方に位置するため、変位制限部62は屈曲部46よりも後方に位置することとなる。しかしながら前縁部61は、図4に示されるように、屈曲部46よりも大きく前方に張り出している。
As described above, since the
バックアップ樹脂22の中心には開口27が形成されている。ここでいう中心とは、バックアップ樹脂22を枠と見立てたときの中心部分、即ち枠の内部という意味である。バックアップ樹脂22は、着座部21の下側面に重ねた状態で、着座部21に対して固定されている。開口27はその全体が着座部21にて覆われる。
An
バックアップ樹脂22は、着座部21を構成するエラストマーよりも高い剛性を有する部材により形成されている。バックアップ樹脂22は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリアミド等の合成樹脂、ガラス繊維や炭素繊維などを添加した繊維強化プラスチック、或いは金属や木材等の樹脂以外の材料を用いることができるが、これらに限定されることはない。
The
着座部21とバックアップ樹脂22は、二色成型により一体に成形される。具体的には、例えば、1台の射出成型機で金型側を交換させて、着座部21とバックアップ樹脂22とを連続で順番に成型する工程や、成型されたバックアップ樹脂22を金型内にセットして着座部21を成型する工程などが考えられる。バックアップ樹脂に代えて、樹脂ではない金属部材を用いる場合は、後者の工程、いわゆるインサート成型により一体に成形することができる。
The seating
図5Aに示されるように、着座部21はバックアップ樹脂22を上方から見て完全に覆う。前縁部61も、上面の全体がエラストマーにより被覆されている。図5Cに示されるように、エラストマーは、スリット63の内部まで進入した状態となっている。
As shown in FIG. 5A, the seating
図6B及び図6Cに示されるように、横枠部23は、着座部21の左右の縁近傍に形成された上向きに窪んだ溝部71に収まるように形成される。溝部71は、着座部21の左右方向の端部において屈曲して下方向に延びる端部壁72と、その端部から間隔を空けた位置に形成される下向きの突条である内側壁73と、により構成されており、溝部71の
内部に配置される横枠部23は、端部壁72および内側壁73によって左右から挟まれる位置関係となる。
As shown in FIGS. 6B and 6C, the
また横枠部23には、下方に突出する突出部28が形成されている。図6Bに示されるように、ネジ穴58は突出部28に形成されている。このネジ穴58は、座板受け部34の側方部55の貫通穴57に対応する位置に形成されている。
Further, the
また横枠部23におけるネジ穴58が形成されていない部分には、図6Cに示されるように、下向きに窪んだ溝部29が形成されている。この溝部29には、着座部21に設けられた突条75が挿入される。
Further, as shown in FIG. 6C, a
図6Dに示されるように、バックアップ樹脂22と側方部55との固定は、座板受け部34の側方部55の貫通穴57にネジ部材65を挿入してネジ穴58と締結することで実現される。バックアップ樹脂22と座板受け部34とを固定する際には、突出部28の下側の先端が側方部55の上側面に当接する。
As shown in FIG. 6D, the
この状態において、図1D及び図4に示されるように、着座部21の幅広部49は、バックアップ樹脂22のみでなく上柱44の薄肉部52も上方から覆うこととなる。換言すると、前後方向に関して段差部47より後方の幅広部49が形成されている範囲においては、左右方向の全域において、着座部21が薄肉部52及び側方部55を上から覆い、上側から見ると薄肉部52及び側方部55が視認できない状態となっている。
In this state, as shown in FIGS. 1D and 4, the
なお上柱44のうち、厚肉部51は、座体11の外周に配置され、着座部21とは座体11の厚さ方向に並ばない位置に配置される。
[1−4.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
Of the
[1-4. effect]
According to the embodiment described in detail above, the following effects can be obtained.
(1A)椅子1では、前縁部61が上下に弾性変形することから、前縁部61に大腿部が乗せられたとき、前縁部61は、大腿部を過度に圧迫することを抑制しつつ、大腿部を支持することができる。よって、大腿部と座体11との接触状態の改善を図ることにより、座体11全体として座り心地の向上を図ることができる。
(1A) In the chair 1, since the
(1B)椅子1では、座体11は、エラストマーを含む着座部21によって前縁部が覆われているため、使用者が直接前縁部に接触することを抑制できる。よって、前縁部に使用者が触れてしまい違和感を受ける危険を低減することができる。
(1B) In the chair 1, since the front edge portion of the
(1C)椅子1では、前縁部の後方には、上下に弾性変形しにくい変位制限部62が設けられているため、使用者が着席したときに、座体11の前方部分の広い範囲が全体的に沈み込んでしまうことを抑制できる。
(1C) In the chair 1, since the
(1D)椅子1において、前縁部61は、上方から見て左右に長さを有する矩形であるため、大腿部を左右の広い範囲で支持することができる。また前縁部61は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状であるため、前方ほど大腿部に加わる荷重が小さくなり、座り心地を向上させることができる。
(1D) In the chair 1, since the
(1E)椅子1において、前縁部61の左右方向の幅は、変位制限部62の後方部分、即ち補助段差部64の後方部分における左右方向の幅よりも小さくなるように構成されている。そのため、前縁部61の弾性変形を大きく阻害せずに、変位制限部62の弾性変形を抑制することができる。
(1E) In the chair 1, the width of the
[2.その他の実施形態]
以上本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
[2. Other embodiments]
Although the embodiments of the present disclosure have been described above, the present disclosure is not limited to the above embodiments, and it goes without saying that various embodiments can be taken as long as they belong to the technical scope of the present disclosure.
(2A)上記実施形態では、前縁部61が座体11の前方にのみ設けられる構成を例示したが、前縁部は座体11の前方のみでなく、座体11左右の側方にも設けられていてもよい。
(2A) In the above embodiment, the configuration in which the
(2B)上記実施形態では、変位制限部62は座板受け部34の前方部56によって下方から支持されることにより上下方向の弾性変形が抑制される構成を例示した。しかしながら、変位制限部は、変位制限部自体の構造によって弾性変形が抑制される構成であってもよい。例えば変位制限部にリブなどの剛性を向上させる構造を設けたり、上下方向の厚みを大きくしたりすることが考えられる。
(2B) In the above embodiment, the
また、変位制限部は、前方部56以外の部材によって下方から支持される構成であってもよい。
(2C)上記実施形態では、前縁部61の上面の全体が着座部21のエラストマーによって覆われる構成を例示したが、前縁部61の一部又は全部はエラストマーに覆われることなく、上面が露出している構成であってもよい。
Further, the displacement limiting portion may be configured to be supported from below by a member other than the
(2C) In the above embodiment, the configuration in which the entire upper surface of the
(2D)上記実施形態では、スリット63の内部にまでエラストマーが進入する構成を例示したが、スリット63の内部にまでエラストマーが進入しない構成であってもよい。
一方、エラストマーがスリットを通過して、前縁部61の下側面までを覆うように構成されていてもよい。例えば、図7Aに示されるように、スリット91は下側面において、幅の広げられた拡張部92を有しており、着座部21のエラストマーのうち、前縁部61の下側面を覆う被覆部93がその拡張部92に進入することにより、スリット91の周囲の少なくとも一部を下から覆うように構成されていてもよい。
(2D) In the above embodiment, the configuration in which the elastomer penetrates into the
On the other hand, the elastomer may be configured to pass through the slit and cover up to the lower side surface of the
また、図7Bに示されるように、被覆部94が前縁部61の前方の端部の下側面を覆うように構成されていてもよい。
また、図7Cに示されるように、被覆部95が、前縁部61の下側面を広く覆うように構成されていてもよい。
Further, as shown in FIG. 7B, the covering
Further, as shown in FIG. 7C, the covering
(2E)上記実施形態では、前縁部61には前後方向に長さを有する複数のスリットが形成される構成を例示した。しかしながら、スリットが形成されていない構成であってもよいし、形成されるスリットの数が1つであってもよい。
(2E) In the above embodiment, a configuration in which a plurality of slits having lengths in the front-rear direction are formed in the
また、図8Aに示されるように、スリットに変えて、長穴、丸穴などの貫通穴101が形成される構成であってもよい。その場合、異なる形状の穴が形成されていてもよい。また、図8Bに示されるように、左右方向に長さを有するスリット111を形成してもよい。その場合、異なる幅や長さのスリットが形成されていてもよい。
Further, as shown in FIG. 8A, a through
貫通穴101やスリット111は、前後方向に列を作るように並べて形成されていてもよいし、その一部又は全部が、前後に列を作らないように左右方向に位置を変えつつ形成されていてもよい。また、貫通穴の径やスリットの幅や長さが、前方側ほど小さくなるように形成されていてもよいし、逆に、後方側ほど小さくなるように形成されていてもよい。
The through
また、前縁部61には、上述した貫通穴やスリットに変えて、貫通しない穴や溝が設け
られていてもよい。また、リブなどの弾性変形量を小さくする部材が設けられていてもよい。
Further, the
(2F)上記実施形態では、前縁部61の上下方向の厚さは一定である構成を例示したが、図9に示される前縁部61aのように、上下方向の厚さが前後の位置に応じて変化するように構成されていてもよい。例えば、前方ほど薄く形成することで、前方の柔軟性を高くすることができる。また反対に、後方ほど薄く形成してもよい。
(2F) In the above embodiment, the configuration in which the thickness of the
(2G)上記実施形態では、座体11は着座部21とバックアップ樹脂22とを備える構成を例示した。しかしながら、さらに、例えばポリウレタンフォーム等を備えるクッション材を有していてもよい。
(2G) In the above embodiment, the configuration in which the
(2H)上記実施形態では、前縁部61は曲面状の板状形状である構成を例示した。しかしながら前縁部は平板状の形状であってもよい。また前縁部は、面状の形状であってもよい。ここでいう面状とは、前縁部のうち大腿部を支持する部分、即ち上側の部分が、面のように広がって存在する状態を意味する。例えば、棒状の部材、ワイヤー、布、メッシュ、塊の集合体、などによって構成され、前縁部それ自体は板状ではなくとも、大腿部と接触して大腿部を支持する部分が平面又は曲面的に広がっているものを指す。
(2H) In the above embodiment, the configuration in which the
より具体的には、棒状の部材を格子状、グリッド状、網状などに組んだものや、左右に間隔を空けて配置された支持部材の間にワイヤーや布を張ったもの、又は、球状や直方体といった何らかの形状を有するブロックを2次元的に並べて固定したもの、などが該当する。 More specifically, rod-shaped members are assembled in a grid shape, grid shape, net shape, etc., wires or cloths are stretched between support members arranged at intervals on the left and right, or spherical or spherical members. A block having some shape such as a rectangular parallelepiped is arranged and fixed two-dimensionally.
1…椅子、11…座体、15…支持体、17…脚端部、21…着座部、21a…着座面、22…バックアップ樹脂、23…横枠部、24…後枠部、25…前枠部、27…開口、28…突出部、29…溝部、31…パイプ体、32…前側連結部、33…後側連結部、34…座板受け部、41…前柱、42…後柱、43…下柱、44…上柱、46…屈曲部、47…段差部、49…幅広部、51…厚肉部、52…薄肉部、53…凹部、55…側方部、56…前方部、57…貫通穴、58…ネジ穴、61…前縁部、61a…前縁部、62…変位制限部、63…スリット、64…補助段差部、65…ネジ部材、71…溝部、72…端部壁、73…内側壁、75…突条、91…スリット、92…拡張部、93…被覆部、94…被覆部、95…被覆部、101…貫通穴、111…スリット。 1 ... Chair, 11 ... Seat body, 15 ... Support, 17 ... Leg end, 21 ... Seating part, 21a ... Seating surface, 22 ... Backup resin, 23 ... Horizontal frame part, 24 ... Rear frame part, 25 ... Front Frame part, 27 ... Opening, 28 ... Protruding part, 29 ... Groove part, 31 ... Pipe body, 32 ... Front side connecting part, 33 ... Rear side connecting part, 34 ... Seat plate receiving part, 41 ... Front pillar, 42 ... Rear pillar , 43 ... lower pillar, 44 ... upper pillar, 46 ... bent part, 47 ... stepped part, 49 ... wide part, 51 ... thick part, 52 ... thin part, 53 ... concave part, 55 ... side part, 56 ... front Part, 57 ... Through hole, 58 ... Screw hole, 61 ... Front edge part, 61a ... Front edge part, 62 ... Displacement limiting part, 63 ... Slit, 64 ... Auxiliary step part, 65 ... Screw member, 71 ... Groove part, 72 ... end wall, 73 ... inner wall, 75 ... ridge, 91 ... slit, 92 ... expansion, 93 ... covering, 94 ... covering, 95 ... covering, 101 ... through hole, 111 ... slit.
Claims (7)
前記座体の少なくとも前方の縁部分には、板状の形状及び面状の形状のうちの少なくともいずれか一方であって、前方の端部が上下方向に弾性変形可能に構成された前縁部が設けられている、椅子。 A chair with a seat that the user can sit on
At least the front edge portion of the seat body is a front edge portion having at least one of a plate-like shape and a planar shape, and the front end portion is elastically deformable in the vertical direction. Is provided, a chair.
前記前縁部には、1つ以上のスリットが形成されている、椅子。 The chair according to claim 1.
A chair in which one or more slits are formed in the front edge portion.
前記前縁部は、少なくとも上面の一部がエラストマーにより被覆されている、椅子。 The chair according to claim 1 or 2.
The front edge is a chair in which at least a part of the upper surface is coated with an elastomer.
前記座体には、前記前縁部の後方に位置しており、前記前縁部と比較して上下方向の弾性変形が制限された変位制限部が設けられており、
前記前縁部と、前記変位制限部と、は共通の部材により形成されている、椅子。 The chair according to any one of claims 1 to 3.
The seat body is provided with a displacement limiting portion which is located behind the front edge portion and whose elastic deformation in the vertical direction is restricted as compared with the front edge portion.
A chair in which the front edge portion and the displacement limiting portion are formed of a common member.
前記前縁部の左右方向の幅は、前記変位制限部における左右方向の幅よりも小さい、椅子。 The chair according to claim 4.
A chair whose width in the left-right direction of the front edge portion is smaller than the width in the left-right direction of the displacement limiting portion.
前記前縁部は、上方から見たときに、左右方向に長さを有する略矩形である、椅子。 The chair according to any one of claims 1 to 5.
The front edge is a chair having a length in the left-right direction when viewed from above.
前記前縁部は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状である、椅子。 The chair according to any one of claims 1 to 6.
The front edge portion is a chair having an inclined shape so as to be located downward toward the front.
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