JP2021078079A - マイク取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイク収納筐体を安定して保持することができるマイク取付装置を提供する。【解決手段】マイク取付装置1は、室内空間S1を覆う内装材70の貫通穴75に設けられる嵌め込み部材10と、室内空間S1の外に配置されるマイク収納筐体20と、嵌め込み部材10よびマイク収納筐体20の間に配置されるクッションとを備える。嵌め込み部材10は、室内空間S1に通ずる第1音孔11と、内装材70の貫通穴75に係合する第1係合爪16とを有する。マイク収納筐体20は、マイク2に通ずる第2音孔21と、第1係合爪16に係合する第2係合爪26とを有する。クッション30は、第1音孔11と第2音孔21とを繋ぐために形成されている音孔用貫通口31と、第1係合爪16を貫通穴75に係合するため、および、第2係合爪26を第1係合爪16に係合するために形成されている係合用貫通口36とを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、マイクを内装材に取り付けるためのマイク取付装置に関する。
従来、車室内の音を収音するマイク(マイクロホン)を車両の内装材に取り付けるためのマイク取付装置が知られている。この種のマイク取付装置の一例として、特許文献1には、車室に通ずる音孔を有する嵌め込み部材と、マイクを収納するマイク収納筐体と、嵌め込み部材とマイク収納筐体との間に配置されるクッションとを備えるマイク取付装置が開示されている。このマイク取付装置では、マイク収納筐体が嵌め込み部材の一対の係合爪に係合されることで、マイク収納筐体がクッションおよび嵌め込み部材を介して内装材に固定されている。
特開2009−264564号公報
しかしながら特許文献1に開示されたマイク取付装置では、嵌め込み部材の一対の係合爪がクッションの外側を通ってマイク収納筐体に係合する構造となっている。そのため、マイク収納筐体をクッション等を介して固定する際に、マイク収納筐体における係合爪の内側の領域しかクッションで支えることができず、マイク収納筐体を安定して保持することができないという問題がある。
そこで、本開示は、マイク収納筐体を安定して保持することができるマイク取付装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るマイク取付装置は、室内空間を覆う内装材の貫通穴に設けられる嵌め込み部材と、前記室内空間の外に配置されるマイク収納筐体と、前記嵌め込み部材および前記マイク収納筐体の間に配置されるクッションとを備え、前記嵌め込み部材は、前記室内空間に通ずる第1音孔と、前記内装材の前記貫通穴に係合する第1係合爪とを有し、前記マイク収納筐体は、マイクに通ずる第2音孔と、前記第1係合爪に係合する第2係合爪とを有し、前記クッションは、前記第1音孔と前記第2音孔とを繋ぐために形成されている音孔用貫通口と、前記第1係合爪を前記貫通穴に係合するため、および、前記第2係合爪を前記第1係合爪に係合するために形成されている係合用貫通口とを有する。
本開示のマイク取付装置によれば、マイク収納筐体を安定して保持することができる。
図1は、実施の形態におけるマイク取付装置が車両の内装材に固定されている状態を示す図である。 図2は、実施の形態におけるマイク取付装置の断面図である。 図3は、実施の形態におけるマイク取付装置を室内空間側とは反対側から見た場合の分解斜視図である。 図4は、実施の形態におけるマイク取付装置を室内空間側から見た場合の分解斜視図である。 図5は、図2に示すマイク取付装置のマイク収納筐体およびクッションを内装材から分離した状態を示す図である。 図6は、図2に示すマイク取付装置の音孔部および係合部を示す図である。 図7は、実施の形態におけるマイク取付装置のクッションの内周領域および外周領域を示す図である。 図8は、図2に示すマイク取付装置のクッションの厚みおよび内装材の厚み、および、音孔壁の高さを示す図である。
本開示の一態様に係るマイク取付装置は、室内空間を覆う内装材の貫通穴に設けられる嵌め込み部材と、前記室内空間の外に配置されるマイク収納筐体と、前記嵌め込み部材および前記マイク収納筐体の間に配置されるクッションとを備え、前記嵌め込み部材は、前記室内空間に通ずる第1音孔と、前記内装材の前記貫通穴に係合する第1係合爪とを有し、前記マイク収納筐体は、マイクに通ずる第2音孔と、前記第1係合爪に係合する第2係合爪とを有し、前記クッションは、前記第1音孔と前記第2音孔とを繋ぐために形成されている音孔用貫通口と、前記第1係合爪を前記貫通穴に係合するため、および、前記第2係合爪を前記第1係合爪に係合するために形成されている係合用貫通口とを有する。
このように、クッションが係合用貫通口を有することで、マイク収納筐体における係合爪の内側の領域だけでなく外側の領域にもクッションを当て、マイク収納筐体を保持することができる。これにより、マイク収納筐体を安定して保持することができる。
また、マイク取付装置は、前記第1係合爪、前記第2係合爪および前記係合用貫通口を一組とする係合部を複数備え、前記第1音孔、前記第2音孔および前記音孔用貫通口を一組とする音孔部は、複数の前記係合部の間に設けられていてもよい。
このように、マイク取付装置が複数の係合部を備え、音孔部が複数の係合部の間に設けられることで、音孔部の領域を安定化させ、マイク収納筐体を保持することができる。
また、前記クッションは、前記音孔用貫通口の周囲において、前記嵌め込み部材と前記マイク収納筐体との間に設けられる内周領域と、前記内周領域よりも外周側において、前記マイク収納筐体と前記内装材との間に設けられる外周領域とを有していてもよい。
このように、クッションの内周領域が嵌め込み部材とマイク収納筐体との間に設けられることで、音孔用貫通口の周囲から第1音孔および第2音孔に不必要なノイズ音が侵入することを抑制できる。また、クッションの外周領域がマイク収納筐体と内装材との間に設けられることで、マイク収納筐体のうちの外周領域に接する領域を、クッションを介した状態で内装材にて保持することができる。これにより、マイク収納筐体を安定して保持することができる。
また、前記内周領域および前記外周領域は、前記クッションの圧縮率が同じであってもよい。
これによれば、マイク収納筐体をクッションの内周領域と外周領域とでバランスよく保持することができる。
また、前記内周領域と前記外周領域とでは、前記クッションの圧縮率が異なっていてもよい。
これによれば、例えば内装材の厚みが変わった場合であっても、クッションの外周領域の圧縮率を内周領域の圧縮率と異ならせることで、マイク収納筐体をクッションの外周領域にて安定して保持することができる。
また、前記内周領域は、前記外周領域よりも前記圧縮率が高くてもよい。
これによれば、クッションの内周領域における遮音性を高めることができ、第1音孔および第2音孔に不必要なノイズ音が侵入することを抑制できる。
また、前記クッションは、発泡ウレタン樹脂であってもよい。
これによれば、発泡ウレタン樹脂の反発力を利用し、マイク収納筐体を安定して保持することができる。また、例えば発泡ウレタン樹脂を圧縮することで、音孔用貫通口の周囲から第1音孔および第2音孔に不必要なノイズ音が侵入することを抑制できる。
また、前記嵌め込み部材は、前記内装材の前記室内空間側に設けられる部材本体と、前記部材本体から突出する前記第1係合爪とによって構成され、前記マイク収納筐体は、前記室内空間の外に配置される筐体本体と、前記筐体本体から突出する前記第2係合爪とによって構成され、前記第1係合爪は、前記部材本体から前記室内空間の外に向かって突出し、前記第2係合爪は、前記筐体本体から前記室内空間側に向かって突出していてもよい。
これによれば、第1係合爪を用いて嵌め込み部材を内装材に取り付け、また、第2係合爪を用いてマイク収納筐体を嵌め込み部材に取り付けることができる。これにより、マイク収納筐体を安定して保持することができる。
また、前記第1係合爪は、前記第1係合爪の外側面に設けられた第1外側突起と、前記第1係合爪の内側面に設けられた内側突起とを有し、前記第1外側突起が前記貫通穴に当接した状態で、前記貫通穴に係合し、前記第2係合爪は、前記第2係合爪の外側面に設けられた第2外側突起を有し、前記第2外側突起が前記第1係合爪の内側突起に当接した状態で、前記第1係合爪に係合してもよい。
これによれば、第1外側突起を用いて第1係合爪を貫通穴に係合させ、また、第2外側突起を用いて第2係合爪を第1係合爪に係合させることができる。これにより、マイク収納筐体を安定して保持することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の一形態に係る実現形態を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。本開示の実現形態は、現行の独立請求項に限定されるものではなく、他の独立請求項によっても表現され得る。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
本実施の形態のマイク取付装置の構成について、図1〜図8を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態におけるマイク取付装置1が車両80の内装材70に固定されている状態を示す図である。
車両80には、逆位相の打ち消し音を供給して室内空間S1の騒音を相殺するアクティブ・ノイズ・コントロール(ANC)を行うため、室内空間S1の騒音を収音するマイクが設けられる。マイク取付装置1は、このマイクを車両80に取り付けるための装置である。図1に示すように、マイク取付装置1は、車両80のルーフ81と室内空間S1との間に配置された内装材70に取り付けられる。
図2は、マイク取付装置1の断面図である。図3は、マイク取付装置1を室内空間S1側とは反対側から見た場合の分解斜視図である。図4は、マイク取付装置1を室内空間S1側から見た場合の分解斜視図である。図5は、図2に示すマイク取付装置1のマイク収納筐体20およびクッション30を内装材70から分離した状態を示す図である。
なお、図2〜図5および後述する図6〜図8では、内装材70の一部分である、マイク取付装置1が取り付けられる部分が抜き出されて示されている。
図2〜図5に示すように、マイク取付装置1は、内装材70に設けられる嵌め込み部材10と、マイク2を収納するマイク収納筐体20と、嵌め込み部材10とマイク収納筐体20との間に配置されるクッション30とを備える。
内装材70は、室内空間S1を覆うルーフライナーであり、例えば、樹脂材料によって形成されている。図2に示すように、内装材70は、室内空間S1側に位置する第1面71と、室内空間S1の反対側に位置する第2面72とを有している。また、図3および図4に示すように、内装材70は、第1面71から第2面72にわたって厚み方向に貫通する貫通穴75を有している。貫通穴75は、第1面71に垂直な方向から見た場合に矩形状であり、互いに対向する一対の短辺75aと、互いに対向する一対の長辺75bとを有している。
図2および図5に示すように、嵌め込み部材10は、内装材70の貫通穴75に設けられる部材である。嵌め込み部材10は、部品カバーまたは装飾を兼ねたガーニッシュであり、例えば、樹脂材料によって形成される。
嵌め込み部材10は、内装材70の室内空間S1側に設けられる部材本体15と、部材本体15の上面から突出する複数の第1係合爪16と、部材本体15の上面から突出する音孔壁12と、室内空間S1に通ずる第1音孔11とを有している。本実施の形態では、複数の第1係合爪16は、一対の第1係合爪16によって構成されている。
部材本体15は、円板状の形状を有している。部材本体15は、部材本体15の上面が内装材70の第1面71に当接する。
音孔壁12は、筒状であり、一対の第1係合爪16の間に設けられている。音孔壁12の外径は、貫通穴75の短辺75aよりも寸法が小さく、音孔壁12は貫通穴75に挿入されている。
第1音孔11は、内装材70の第1面71に対して垂直である。第1音孔11は、部材本体15に設けられた下部音孔11aと、音孔壁12の内周面によって囲まれた上部音孔11bとによって構成されている。下部音孔11aは、上部音孔11bよりも径が小さい。下部音孔11aは、室内空間S1に通じ、上部音孔11bは、第2音孔21に通じている。
図5に示すように、一対の第1係合爪16は、部材本体15に対して垂直に突出している。具体的には、第1係合爪16は、部材本体15から室内空間S1の外に向かって突出し、貫通穴75に挿入されている。第1係合爪16は、板状であり、貫通穴75の長辺75bが延びる方向である第1方向D1に弾性変形可能となっている。第1係合爪16は、外側面17と内側面18とを有している。第1係合爪16の外側面17には、第1方向D1の外側に突出する第1外側突起17aが設けられ、内側面18には、第1方向D1の内側に突出する内側突起18aが設けられている。
第1係合爪16は、嵌め込み部材10が内装材70に取り付けられる際に、貫通穴75に挿入され、貫通穴75に係合する。具体的には、第1係合爪16は、第1外側突起17aが貫通穴75の第2面72側の短辺75aに当接し、短辺75aを押圧した状態で係合する。これにより、嵌め込み部材10が内装材70に固定される。
図2および図5に示すように、マイク収納筐体20は、室内空間S1の外に配置される部材である。マイク収納筐体20は、例えば、樹脂材料によって形成されている。
まず、マイク収納筐体20に収納されるマイク2、および、マイク2が実装される回路基板3について説明する。
マイク2は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)マイクロホンである。なお、マイク2は、これに限られず、ムービングコイル型マイク、リボン型マイク、コンデンサ型マイクまたは圧電マイクであってもよい。
回路基板3は、図示しない固定部材等によって、マイク収納筐体20の凹部25aに保持されている。凹部25aは、蓋25bによって密閉されている。回路基板3は、マイク2が実装される表面と、表面に背向する裏面とを有している。回路基板3には、回路基板3を貫通し、マイク2に通ずる基板音孔4が形成されている。マイク2で収音された音は電気信号に変換され、回路基板3およびコネクタ部5を経由して外部に出力される。
次にマイク収納筐体20について説明する。
マイク収納筐体20は、室内空間S1の外に配置される筐体本体25と、筐体本体25の下面から突出する複数の第2係合爪26と、筐体本体25の下面から突出する音孔壁22と、第1音孔11に通ずる第2音孔21とを有している。本実施の形態では、複数の第2係合爪26は、一対の第2係合爪26によって構成されている。
筐体本体25は、直方体状の形状を有している。筐体本体25は、マイク収納筐体20が嵌め込み部材10を介して内装材70に取り付けられる際に、クッション30の上面30bに当接する。本実施の形態では、筐体本体25の第1方向D1の長さが、一対の第2係合爪26の間隔よりも長いため、一対の第2係合爪26の外側にもクッション30が配置される。この構造については後述する。
音孔壁22は、筒状であり、一対の第2係合爪26の間に設けられている。音孔壁22の外径は、クッション30の音孔用貫通口31の内径よりも小さく、音孔用貫通口31に挿入される。
第2音孔21は、第2音孔21の一方端が第1音孔11の上部音孔11bに繋がり、他方端が回路基板3の裏面空間を介して基板音孔4に繋がっている。本実施の形態のマイク2は、第1音孔11、第2音孔21、回路基板3の裏面空間および基板音孔4を介して室内空間S1の音を収音する。
ここで、第2音孔21の周囲に設けられた音孔壁22は、クッション30の貼りずれにより音孔用貫通口31の位置ずれが発生してしまうことにより、クッション30が第2音孔21を塞がないように、ガイドの役目をしている。
一対の第2係合爪26は、一対の第1係合爪16に一対一で対応して係合する。第2係合爪26のそれぞれは、筐体本体25に対して垂直に突出している。具体的には、第2係合爪26は、筐体本体25から室内空間S1側に向かって突出し、貫通穴75に挿入されている。第2係合爪26は、板状であり、第1方向D1すなわち第1係合爪16が弾性変形する方向と同じ方向に弾性変形可能となっている。第2係合爪26は、外側面27と内側面28とを有している。第2係合爪26の外側面27には、第1方向D1の外側に突出する第2外側突起27aが設けられている。
第2係合爪26は、マイク収納筐体20が嵌め込み部材10に取り付けられる際に、貫通穴75に挿入され、第1係合爪16に係合される。具体的には、第2係合爪26は、第2外側突起27aが、第1係合爪16の内側突起18aに当接した状態で係合する。これにより、マイク収納筐体20が嵌め込み部材10を介して内装材70に固定される。
マイク収納筐体20が固定される際、マイク収納筐体20と嵌め込み部材10との間、および、マイク収納筐体20と内装材70との間に配置されたクッション30は、圧縮された状態となる。
クッション30は、例えば、発泡ウレタン樹脂によって形成されている。クッション30がマイク収納筐体20と嵌め込み部材10との間、および、マイク収納筐体20と内装材70との間に挟まれて圧縮される前は、クッション30の厚みは均一である。クッション30の圧縮前の密度は、例えば20kg/m以上40kg/m以下である。本実施の形態におけるマイク収納筐体20は、クッション30の反発力を利用して保持される。
クッション30は、第1音孔11と第2音孔21とを繋ぐために形成されている音孔用貫通口31と、第1係合爪16を貫通穴75に係合するため、および、第2係合爪26を第1係合爪16に係合するために形成されている係合用貫通口36とを有している。図2に示すように、音孔用貫通口31には、第2音孔21および音孔壁22が挿入され、係合用貫通口36には、第1係合爪16および第2係合爪26のそれぞれの一部が挿入される。このように、クッション30が、係合用貫通口36を有することで、マイク収納筐体20における第2係合爪26の内側の領域だけでなく外側の領域にもクッション30を当て、マイク収納筐体20を保持することができる。これにより、マイク収納筐体20を安定して保持することができる。
図6は、図2に示すマイク取付装置1の音孔部41および係合部46を示す図である。
ここで、第1音孔11、第2音孔21および音孔用貫通口31を一組とする部分を音孔部41とし、第1係合爪16、第2係合爪26および係合用貫通口36を一組とする部分を係合部46とした場合、マイク取付装置1は、1つの音孔部41と2つの係合部46を有している。音孔部41は、2つの係合部46の中間に設けられている。音孔部41が2つの係合部46の中間に設けられていることで、音孔部41の領域を安定化させ、マイク収納筐体20を保持することができる。
図7は、マイク取付装置1のクッション30の内周領域51および外周領域55を示す図である。
図7に示すように、クッション30は、音孔用貫通口31の周囲に設けられた内周領域51と、内周領域51よりも外周側に設けられた外周領域55とを有している。内周領域51は、嵌め込み部材10とマイク収納筐体20との間に挟まれ、外周領域55は、マイク収納筐体20と内装材70との間に挟まれている。
クッション30の内周領域51が、嵌め込み部材10とマイク収納筐体20との間に圧縮されて設けられることで、音孔用貫通口31の周囲から第1音孔11および第2音孔21に不必要なノイズ音、すなわち、ノイズキャンセルすべき室内空間S1の騒音と異なるノイズ音が侵入することを抑制できる。また、クッション30の外周領域55が、マイク収納筐体20と内装材70との間に圧縮されて設けられることで、マイク収納筐体20における第2係合爪26の外側の領域を内装材70に押し付けた状態で保持することができる。これにより、マイク収納筐体20を安定して保持することができる。
次に、マイク取付装置1のクッション30の厚みt1、t2および内装材70の厚みt3等の関係について説明する。
図8は、マイク取付装置1のクッション30の厚みt1、t2、内装材70の厚みt3、および、音孔壁12、22の高さh1、h2を示す図である。
図8に示すように、音孔壁12の高さh1は、内装材70の厚みt3と寸法が同じであり(h1=t3)、嵌め込み部材10が内装材70に嵌め込まれた際、音孔壁12の天面12aは、内装材70の第2面72と同一面になっている。
また、音孔壁22の高さh2は、嵌め込み部材10とマイク収納筐体20とに挟まれたクッション30の厚みt1、t2と同じであり(h2=t1=t2)、マイク収納筐体20が嵌め込み部材10を介して内装材70に取り付けられた際に、音孔壁22の底面22aは、クッション30の下面30aすなわち音孔壁12の天面12aと同一面となっている。
また、マイク取付装置1では、内周領域51におけるクッション30の厚みt1と、外周領域55におけるクッション30の厚みt2とが同じ厚みになっている。すなわち、内周領域51におけるクッションの圧縮率と、外周領域55におけるクッション30の圧縮率が同じになっている。これにより、マイク収納筐体20をクッション30の内周領域51と外周領域55とでバランスよく保持することができる構造となっている。
なお、図8に示す例では、内周領域51におけるクッションの圧縮率と、外周領域55におけるクッション30の圧縮率が同じになっている例を示したが、それに限られない。例えば、音孔壁12の高さh1は、内装材70の厚みt3よりも寸法が大きく(h1>t3)、嵌め込み部材10が内装材70に嵌め込まれた際、音孔壁12の天面12aは、内装材70の第2面72よりも高い位置にあってもよい。また、内周領域51におけるクッション30の厚みt1が、外周領域55におけるクッション30の厚みt2よりも薄くてもよい(t1<t2)。つまり、内周領域51におけるクッションの圧縮率が、外周領域55におけるクッション30の圧縮率よりも高くなっていてもよい。その場合、クッション30の内周領域51における遮音性を高めることができ、第1音孔11および第2音孔21に不必要なノイズ音が侵入することを抑制できる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係るマイク取付装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態では、マイク取付装置1が車両80に設けられる例を示したがそれに限られない。例えばマイク取付装置1は、列車または飛行機などの移動体に設けられていてもよいし、工場または図書館などの建物に設けられていてもよい。
本開示は、マイクを内装材に取り付けるためのマイク取付装置として広く利用される。
1 マイク取付装置
2 マイク
3 回路基板
4 基板音孔
5 コネクタ部
10 嵌め込み部材
11 第1音孔
11a 下部音孔
11b 上部音孔
12 音孔壁
12a 天面
15 部材本体
16 第1係合爪
17 外側面
17a 第1外側突起
18 内側面
18a 内側突起
20 マイク収納筐体
21 第2音孔
22 音孔壁
22a 底面
25 筐体本体
25a 凹部
25b 蓋
26 第2係合爪
27 外側面
27a 第2外側突起
28 内側面
30 クッション
30a 下面
30b 上面
31 音孔用貫通口
36 係合用貫通口
41 音孔部
46 係合部
51 内周領域
55 外周領域
70 内装材
71 第1面
72 第2面
75 貫通穴
75a 短辺
75b 長辺
80 車両
81 ルーフ
D1 第1方向
h1、h2 高さ
S1 室内空間
t1、t2、t3 厚み

Claims (9)

  1. 室内空間を覆う内装材の貫通穴に設けられる嵌め込み部材と、
    前記室内空間の外に配置されるマイク収納筐体と、
    前記嵌め込み部材および前記マイク収納筐体の間に配置されるクッションと
    を備え、
    前記嵌め込み部材は、前記室内空間に通ずる第1音孔と、前記内装材の前記貫通穴に係合する第1係合爪とを有し、
    前記マイク収納筐体は、マイクに通ずる第2音孔と、前記第1係合爪に係合する第2係合爪とを有し、
    前記クッションは、前記第1音孔と前記第2音孔とを繋ぐために形成されている音孔用貫通口と、前記第1係合爪を前記貫通穴に係合するため、および、前記第2係合爪を前記第1係合爪に係合するために形成されている係合用貫通口とを有する
    マイク取付装置。
  2. 前記第1係合爪、前記第2係合爪および前記係合用貫通口を一組とする係合部を複数備え、
    前記第1音孔、前記第2音孔および前記音孔用貫通口を一組とする音孔部は、複数の前記係合部の間に設けられている
    請求項1に記載のマイク取付装置。
  3. 前記クッションは、前記音孔用貫通口の周囲において、前記嵌め込み部材と前記マイク収納筐体との間に設けられる内周領域と、前記内周領域よりも外周側において、前記マイク収納筐体と前記内装材との間に設けられる外周領域とを有する
    請求項1または2に記載のマイク取付装置。
  4. 前記内周領域および前記外周領域は、前記クッションの圧縮率が同じである
    請求項3に記載のマイク取付装置。
  5. 前記内周領域と前記外周領域とでは、前記クッションの圧縮率が異なる
    請求項3に記載のマイク取付装置。
  6. 前記内周領域は、前記外周領域よりも前記圧縮率が高い
    請求項5に記載のマイク取付装置。
  7. 前記クッションは、発泡ウレタン樹脂である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイク取付装置。
  8. 前記嵌め込み部材は、前記内装材の前記室内空間側に設けられる部材本体と、前記部材本体から突出する前記第1係合爪とによって構成され、
    前記マイク収納筐体は、前記室内空間の外に配置される筐体本体と、前記筐体本体から突出する前記第2係合爪とによって構成され、
    前記第1係合爪は、前記部材本体から前記室内空間の外に向かって突出し、
    前記第2係合爪は、前記筐体本体から前記室内空間側に向かって突出している
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイク取付装置。
  9. 前記第1係合爪は、前記第1係合爪の外側面に設けられた第1外側突起と、前記第1係合爪の内側面に設けられた内側突起とを有し、前記第1外側突起が前記貫通穴に当接した状態で、前記貫通穴に係合し、
    前記第2係合爪は、前記第2係合爪の外側面に設けられた第2外側突起を有し、前記第2外側突起が前記第1係合爪の内側突起に当接した状態で、前記第1係合爪に係合する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のマイク取付装置。
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