JP2021078014A - 電子印章 - Google Patents

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Abstract

【課題】押印者を確認可能な印影を生成する電子印章を提供する。【解決手段】第1の撮像機器110が書類120を撮像して電子ドキュメントを生成する(S201)。第1の撮像機器110が秘密鍵により署名を行い(S202)、当該署名を電子印章100に送信する(S203)。電子印章100は受信した署名を表す二次元コードを生成し(S204)、その印影となる押印面を形成する(S205)。第1の撮像機器110はサーバ140に対し、署名対象である電子ドキュメントを送信する(S206)。次に、押印済みの書類120の受領者が第2の撮像機器130により書類120の印影を撮像して、二次元コードが表す署名及び署名者IDを取得した後に(S207)、署名者IDをサーバ140に送信し(S208)、当該署名者IDに関連づけられた電子ドキュメントを受信する(S209)。そして、第2の撮像機器130は署名の検証を行う(S210)。【選択図】図2

Description

本発明は、電子印章(electronic seal)に関し、より詳細には、電子印章並びに電子印章の押印者を確認するための装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
社内決裁のための稟議書、社外との取引のための契約書のように、なんらかの書類が作成され、承認権限を有する者が印章を用いてそれに承認を与えるという行為が日々無数に行われている。
しかしながら、印章は誰が押印しても同一の印影となることから、承認権限を有する者が押印を行ったか否かが必ずしも定かでないことがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、押印者を確認可能な印影を生成する電子印章を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、電子印章の押印者を確認するための装置、方法及びそのためのプログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、押印対象の書類を撮像して電子化した電子ドキュメントに対する署名を含むデータを受信する通信部と、前記署名を表す二次元コードを含む印影を生成可能な押印面とを備える電子印章である。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記二次元コードは、押印者IDをさらに表すことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記押印者IDは、前記署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵であることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、秘密鍵を記憶する記憶部と、押印対象の書類を撮像して電子化した電子ドキュメントに対する前記秘密鍵による署名を行う処理部と、前記署名を表す二次元コードを含む印影を生成可能な押印面とを備える電子印章である。
また、本発明の第5の態様は、書類に対する押印の押印者を確認可能とするための方法であって、押印時に、第1のコンピュータが、前記書類を撮像して電子化した電子ドキュメントを生成するステップと、前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に対する署名を含むデータを、前記第1のコンピュータと通信可能な電子印章に送信するステップと、前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値を、前記第1のコンピュータと通信可能なサーバに送信するステップとを含み、押印者の確認時に、第2のコンピュータが、前記電子印章を用いて押印された印影を撮像して前記印影に含まれる二次元コードが表す署名及び署名者IDを取得するステップと、前記第2のコンピュータが、前記サーバから前記署名の対象である電子ドキュメント又はそのハッシュ値を受信するステップと、前記第2のコンピュータが、取得した署名及び署名者ID並びに受信した前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に基づいて、前記署名を検証するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第1及び第2のコンピュータに、書類に対する押印の押印者を確認可能とするための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、押印時に、前記第1のコンピュータが、前記書類を撮像して電子化した電子ドキュメントを生成するステップと、前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に対する署名を含むデータを、前記第1のコンピュータと通信可能な電子印章に送信するステップと、前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値を、前記第1のコンピュータと通信可能なサーバに送信するステップとを含み、押印者の確認時に、前記第2のコンピュータが、前記電子印章を用いて押印された印影を撮像して前記印影に含まれる二次元コードが表す署名及び署名者IDを取得するステップと、前記第2のコンピュータが、前記サーバから前記署名の対象である電子ドキュメント又はそのハッシュ値を受信するステップと、前記第2のコンピュータが、取得した署名及び署名者ID並びに受信した前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に基づいて、前記署名を検証するステップと含むことを特徴とする。
また、本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記押印者IDは、前記署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵であることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記公開鍵に基づいて、公開鍵と署名者となり得る者との対応づけを参照して前記公開鍵の正当性を確認するステップをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明の第9の態様は、第6の態様において、前記署名者IDは、前記署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵ではなく、前記公開鍵は、前記署名者IDに基づいて、署名者になり得る者の署名者IDと公開鍵との対応づけを参照して取得することを特徴とする。
また、本発明の第10の態様は、第7又は第9の態様において、前記公開鍵の保有者の本人確認要求を送信するステップをさらに含むことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、電子印章を、押印対象の書類を撮像して電子化した電子ドキュメントに対してなされた署名に応じた印影を生成可能とすることによって、押印済みの書類の受領者は、当該印影を撮像して所要のデータを取得して当該印影の押印者の検証が可能となる。
本発明の第1の実施形態にかかる電子印章を含むシステムを示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる押印前後の流れの一例に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態にかかる電子印章を含むシステムを示す。電子印章100は、後述するように、受信したデータに応じた印影を生成可能であり、具体的には、第1の撮像機器110が書類120を撮像して電子化した電子ドキュメントに対する電子署名を第1の撮像機器110から受信し、当該電子署名を表す二次元コードを含む印影を生成可能である。押印者は、第1の撮像機器110で書類120を撮像した後に電子印章100を用いて書類120に実際に押印を行うことができる。ここで、電子ドキュメントに対する署名には、当該電子ドキュメントのハッシュ値に対する署名としてもよい。
押印済みの書類120を受領した者が押印者を検証したい場合、受領者は第2の撮像機器130により書類120の印影を撮像し、第2の撮像機器130において当該印影に含まれる二次元コードが認識され、当該二次元コードにより表される署名の取得が行われる。
当該二次元コードは、署名に加えて押印者IDをさらに表すものとすることができ、押印者IDは、署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵とすることができる。また、公開鍵暗号方式の種類によっては、署名から公開鍵を押印者IDとして逆算することができる。たとえば、ECDSAの場合である。いずれにしても、二次元コードは押印者IDを直接的又は間接的に表すことが好ましい。押印者IDが公開鍵でない場合には、二次元コードは押印者IDに加えて公開鍵をさらに表してもよい。
第2の撮像機器130において書類120の二次元コードにより表される署名の検証を行うためには、公開鍵と署名の対象となった電子ドキュメントとが必要である。以下では、書類120を画像として電子化する例を中心に説明するものの、本発明の一実施形態にかかる電子ドキュメントは、より広くさまざまな形式の画像に加えて、たとえば、PDF形式のドキュメントを含む。本発明の一実施形態を適用可能な電子ドキュメントは、単一頁であることも、複数頁であることもある。JPEG形式等の単一頁の画像で複数頁の書類120を撮像した場合には、撮像機器120において、それらを複数頁の電子ドキュメントに変換してもよい。また、書類120を撮像してOCRなどの技術により文字認識をした結果の文字データを署名対象データの電子ドキュメントとすることも考えられる。
一例として、書類120の受領者は、書類120を撮像してOCRなどの技術により文字認識を行うことによって、署名対象データを取得することが考えられる。しかしながら、この方式は、撮像時の条件の不一致に起因して実際に第1の撮像機器110で生成された電子ドキュメントと同一の電子ドキュメントが必ずしも得られないことがあり、その場合には署名の検証が出来ない。
一例として、書類120に対する押印者が用いる第1の撮像機器110からコンピュータ・ネットワークを介して通信可能なサーバ140に第1の撮像機器110が生成した電子ドキュメントを押印者に関連づけて記憶しておくことが考えられる。より具体的には、押印者IDと関連づけてサーバ140に当該電子ドキュメントを記憶しておき、書類120の印影が含む二次元コードにより当該押印者IDが直接的又は間接的に表されるようにすることによって、書類の受領者は、第2の撮像機器130で当該二次元コードを認識してそれにより表される押印者IDを取得し、当該押印者IDをキーとしてサーバ140に問い合わせることによって、当該押印者IDに関連づけて記憶された電子ドキュメントを受信することができる。検証を第2の撮像機器130ではなくサーバ140で行う場合には、サーバ140に対して署名及び必要に応じて押印者IDを含む検証要求を送信して、検証結果を受信するようにしてもよい。押印者IDが公開鍵でない場合には、サーバ140において押印者IDに関連づけられた公開鍵を取得可能としてもよく、また、検証要求に公開鍵をさらに含んでもよい。
また、押印者IDに電子ドキュメントを関連づけるのではなく、ドキュメント識別子と関連づけてサーバ140に記憶しておき、書類120の印影が含む二次元コードにより当該ドキュメント識別子が表されるようにすることによって、第2の撮像機器130は、当該電子ドキュメントを受信することができる。検証を第2の撮像機器130ではなくサーバ140で行う場合には、サーバ140に対して署名、ドキュメント識別子及び必要に応じて公開鍵又は公開鍵に対応する押印者IDを含む検証要求を送信して、検証結果を受信するようにしてもよい。
別の例として、サーバ140に第1の撮像機器110が生成した電子ドキュメントを押印者に関連づけて記憶しておき、書類120の印影が含む二次元コードによりサーバ140に記憶された当該電子ドキュメントのURLが表されるようにすることによって、書類の受領者は、第2の撮像機器130で当該二次元コードを認識してそれにより表されるURLを取得し、当該URLにアクセスして、押印者に関連づけて記憶された電子ドキュメントを受信することができる。検証を第2の撮像機器130ではなくサーバ140で行う場合には、サーバ140に対して署名、URL及び必要に応じて公開鍵又は公開鍵に対応する押印者IDを含む検証要求を送信して、検証結果を受信するようにしてもよい。
このように、電子印章100を、押印対象の書類120を撮像して電子化した電子ドキュメントに対してなされた署名に応じた印影を生成可能とすることによって、押印済みの書類120の受領者は、当該印影を撮像して所要のデータを取得して当該印影の押印者の検証が可能となる。
第1の撮像機器110は、撮像素子等の撮像部111と、通信インターフェースなどの通信部112と、プロセッサ、CPU等の処理部113と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置又は記憶媒体を含む記憶部114とを備えるコンピュータであり、所定のプログラムを実行することによって、本明細書で説明する各処理を実現することができる。当該プログラムは、1又は複数のプログラムを含むことがあり、また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録して非一過性のプログラムプロダクトとすることができる。当該プログラムは、記憶部114又は機器110からアクセス可能な記憶装置又は記憶媒体に記憶しておき、処理部113において実行することができる。第1の撮像機器110は、スマートフォン、タブレット等の撮像可能な携帯端末とすることができる。また、第1の撮像機器110は、書類のスキャン機能を有する機器とすることも考えられる。
第2の撮像機器130は、図示しないが、第1の撮像機器110と同様の構成を有する。また、サーバ140についても、通信部、処理部、記憶部を有する構成は同様である。電子印章100についても、通信部、処理部、記憶部を有する構成は同様であるが、受信したデータに応じて異なる印影となる押印面を形成するための機構をさらに有する。
図2に、本発明の第1の実施形態にかかる押印前後の流れの一例を示す。まず、第1の撮像機器110が署名対象の書類120を撮像して電子化した電子ドキュメントを生成する(S201)。第1の撮像機器110は、電子ドキュメントに対し、記憶部114又は第1の撮像機器110からアクセス可能な記憶媒体又は記憶装置に記憶された秘密鍵により署名する(S202)。次いで、第1の撮像機器110は、当該署名を電子印章100に送信する(S203)。そして、電子印章100は、受信した署名を表す二次元コードを生成し(S204)、当該二次元コードを含む印影となる押印面を形成する(S205)。
ここでは、二次元コードの生成が電子印章100において行われる例を説明したが、これは第1の撮像機器110において行ってもよく、また、二次元コードの生成はいずれにおいても行われずに、電子印章100が受信した署名を表す二次元コードを表す印影となる押印面を直接的に形成するようにしてもよい。
第1の撮像機器110は、署名又はそれに対応するデータの電子印章100に対する送信と同時に又はその前後に、サーバ140に対し、署名を行った対象である電子ドキュメントを送信する(S206)。サーバ140においては、電子ドキュメントを押印者の押印者IDと関連づけて記憶することができる。この場合、電子印章100の印影は、署名に加えて押印者IDをさらに表すものとする。
次に、押印済みの書類120の受領者が、第2の撮像機器130により書類120の印影を撮像して、当該印影が含む二次元コードが表す署名及び署名者IDを取得する(S207)。第2の撮像機器130は、署名者IDをサーバ140に送信し(S208)、当該署名者IDに関連づけられた電子ドキュメントを受信する(S209)。なお、上述したように、署名者IDが公開鍵である場合には、署名から計算可能であることがあり、そのときは、署名者IDは二次元コードによって間接的に表されていると言える。
第2の撮像機器130は、署名者IDが署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵である場合、当該公開鍵、当該署名、及び当該電子ドキュメントに基づいて、署名の検証を行い(S210)、検証の成功によって押印が当該公開鍵の所有者によりなされたことを確認することができる。ここで、公開鍵の所有者とは、当該公開鍵に対応する秘密鍵にアクセス可能な者を言う。
署名の検証に成功したということは、押印者はサーバ140から受信した電子ドキュメントに示される書類に押印したことが推定され、書類120の受領者は、受領した書類120の内容と当該電子ドキュメントの内容とを照合することで、書類120に押印後の改ざんがなされていないことを検証することが可能となる。
第2の撮像機器130は、検証に成功した場合、公開鍵の所有者により署名がなされたことの確認はできるが、それが具体的に誰であるかはこのままでは特定することができない。第2の撮像機器130の記憶部又は第2の撮像機器130からアクセス可能な記憶媒体又は記憶装置に、公開鍵と押印者となり得る者との対応づけを必要に応じて記憶しておくことで、第2の撮像機器130は、当該対応づけを参照して押印者を具体的に特定することができる。
たとえば、書類120が稟議書の場合、社内で決裁者となり得る者の公開鍵を起案者となり得るものに正式に配布しておき、各起案者の機器130に記憶しておくことで、円滑に電子署名の確認を実行可能とすることができる。この際、公開鍵と決裁者とを関連づけておくことで、起案者は、電子署名が公開鍵の保有者によってなされたことを確認するとともに、当該保有者が社内で正当な決裁者ないし承認者として位置付けられていることを確認することができる。公開鍵と承認者又は承認者IDとの対応づけは、社内等、一定の範囲内の機器又は一定の条件を満たす機器がアクセス可能なデータベース又はブロックチェーンに記憶しておいてもよく、当該データベース又はブロックチェーンへのアクセスを社内などに限定しないことも考えられる。
たとえば、書類120が契約書の場合、それぞれの公開鍵を契約相手になんらかの形で与えておき、それぞれの機器に記憶しておくことで、円滑に電子署名の確認を実行可能とすることができる。この際、公開鍵とその保有者との対応づけは、コンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能なデータベース又はブロックチェーンに記憶しておくことが考えられる。代替的には、機器が直接的又は間接的に取得した公開鍵の保有者の本人確認要求を機器又は機器からアクセス可能なサーバ又はブロックチェーンネットワーク若しくは当該ブロックチェーンネットワークを構成するノードに送信して、本人確認を外部の本人確認サービスに問い合わせることで行うことも考えられる。
あるいは、第2の撮像機器130の記憶部又は第2の撮像機器130からアクセス可能な記憶媒体又は記憶装置に、署名者となり得る者の公開鍵又はそのハッシュ値のリストを記憶しておき、当該リストを参照して、書類120の印影に含まれる二次元コードが表す署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵又はそのハッシュ値が含まれるか否かを判定することによって、当該公開鍵の正当性を確認することができる。
なお、「××のみに基づいて」、「××のみに応じて」、「××のみの場合」というように「のみ」との記載がなければ、本明細書においては、付加的な情報も考慮し得ることが想定されていることに留意されたい。また、一例として、「aの場合にbする」という記載は、明示した場合を除き、「aの場合に常にbする」こと、「aの直後にbする」ことを必ずしも意味しないことに留意されたい。
また、念のため、なんらかの方法、プログラム、端末、装置、サーバ又はシステム(以下「方法等」)において、本明細書で記述された動作と異なる動作を行う側面があるとしても、本発明の各態様は、本明細書で記述された動作のいずれかと同一の動作を対象とするものであり、本明細書で記述された動作と異なる動作が存在することは、当該方法等を本発明の各態様の範囲外とするものではないことを付言する。
印影の詳細
電子印章100の押印面は、一例として、セルを格子状に配置したものとすることができる。セルサイズは1mm×1mmとし、これを縦方向及び横方向に300個配置することが考えられる。電子印章100が受信した署名又はこれに対応するデータに応じて、各セルを押印面に垂直方向に移動させることによって、所望の二次元コードの印影が生成可能となる。垂直方向の移動は、たとえば1〜2mmの移動とすることが考えられる。
電子印章100と第1の撮像機器110とは、有線又は無線によって通信を行うことができ、両者を事前に関連づけておけば、電子印章100には、第1の撮像機器110を用いる押印者の押印者ID、公開鍵等を記憶しておいてもよい。両者間の無線通信は、たとえばBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信とすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、電子印章100とは別個に第1の撮像機器110を必要としたが、電子印章100において撮像部を備えれば、書類120の撮像は電子印章100において行い、電子ドキュメントに対する署名は第1の撮像機器110にて行うようにしてもよい。
また、第1の実施形態においては、電子ドキュメントのサーバ140への送信を第1の撮像機器110より行うものとして説明したが、電子印章100からサーバ140に電子ドキュメントを送信するようにしてもよい。
さらに、電子印章100から安全に押印者の秘密鍵にアクセス可能であれば、電子印章100において電子ドキュメントに対する署名を行うことも考えられる。電子印章100自体が秘密鍵を記憶部にて記憶することが考えられる。この場合、不正に電子印章100の押印がなされぬよう、電子印章100を所有者の認証機能を有するものとすることが好ましい。認証機能としては、生体認証、指紋認証などが挙げられる。
100 電子印章
110 第1の撮像機器
111 撮像部
112 通信部
113 処理部
114 記憶部
120 書類
130 第2の撮像機器
140 サーバ

Claims (10)

  1. 押印対象の書類を撮像して電子化した電子ドキュメントに対する署名を含むデータを受信する通信部と、
    前記署名を表す二次元コードを含む印影を生成可能な押印面と
    を備える電子印章。
  2. 前記二次元コードは、押印者IDをさらに表すことを特徴とする請求項1の電子印章。
  3. 前記押印者IDは、前記署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵であることを特徴とする請求項2に記載の電子印章。
  4. 秘密鍵を記憶する記憶部と、
    押印対象の書類を撮像して電子化した電子ドキュメントに対する前記秘密鍵による署名を行う処理部と、
    前記署名を表す二次元コードを含む印影を生成可能な押印面と
    を備える電子印章。
  5. 書類に対する押印の押印者を確認可能とするための方法であって、
    押印時に、
    第1のコンピュータが、前記書類を撮像して電子化した電子ドキュメントを生成するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に対する署名を含むデータを、前記第1のコンピュータと通信可能な電子印章に送信するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値を、前記第1のコンピュータと通信可能なサーバに送信するステップと
    を含み、
    押印者の確認時に、
    第2のコンピュータが、前記電子印章を用いて押印された印影を撮像して前記印影に含まれる二次元コードが表す署名及び署名者IDを取得するステップと、
    前記第2のコンピュータが、前記サーバから前記署名の対象である電子ドキュメント又はそのハッシュ値を受信するステップと、
    前記第2のコンピュータが、取得した署名及び署名者ID並びに受信した前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に基づいて、前記署名を検証するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 第1及び第2のコンピュータに、書類に対する押印の押印者を確認可能とするための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
    押印時に、
    前記第1のコンピュータが、前記書類を撮像して電子化した電子ドキュメントを生成するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に対する署名を含むデータを、前記第1のコンピュータと通信可能な電子印章に送信するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値を、前記第1のコンピュータと通信可能なサーバに送信するステップと
    を含み、
    押印者の確認時に、
    前記第2のコンピュータが、前記電子印章を用いて押印された印影を撮像して前記印影に含まれる二次元コードが表す署名及び署名者IDを取得するステップと、
    前記第2のコンピュータが、前記サーバから前記署名の対象である電子ドキュメント又はそのハッシュ値を受信するステップと、
    前記第2のコンピュータが、取得した署名及び署名者ID並びに受信した前記電子ドキュメント又はそのハッシュ値に基づいて、前記署名を検証するステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  7. 前記押印者IDは、前記署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵であることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記公開鍵に基づいて、公開鍵と署名者となり得る者との対応づけを参照して前記公開鍵の正当性を確認するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記署名者IDは、前記署名に用いられた秘密鍵に対応する公開鍵ではなく、
    前記公開鍵は、前記署名者IDに基づいて、署名者になり得る者の署名者IDと公開鍵との対応づけを参照して取得することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  10. 前記公開鍵の保有者の本人確認要求を送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7又は9に記載のプログラム。
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