JP2021077923A - 映像伝送システム、通信装置及びプログラム - Google Patents

映像伝送システム、通信装置及びプログラム Download PDF

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祐一郎 保科
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▲祐▼次 奥貫
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Abstract

【課題】通信速度の不安定な伝送路が含まれていても、画質の安定した映像を伝送できる映像伝送システム、通信装置及びプログラムを提供する【解決手段】映像伝送システム(1)は、撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部(112)、並びに、画像生成部により生成された静止画データを通信ネットワーク(N)を介して順次送信する送信部(113)を含む第1通信装置(110)と、通信ネットワーク(N)を介して静止画の時系列データ又は動画データを受信する第2通信装置(310)と、第1通信装置(110)から送信された静止画データを順次受信する受信部(512)、受信部に順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換部(513)、並びに、変換部により変換された静止画の時系列データ又は動画データを第2通信装置(310)へ送信する送信部(514)を含む転送装置(510)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、映像伝送システム、通信装置及びブログラムに関する。
従来、通信ネットワークを介して映像を伝送することで、現場のライブ映像を遠隔地のコンピュータで観察できるシステムがある。例えば、特許文献1には、このようなシステム構成を持った監視システムが示されている。
特開2004−146959号公報
映像から現場の詳細な状況を知るためには、映像の画質が安定していることが望まれる。しかしながら、通信ネットワークは回線の混雑状況又は通信環境等により通信速度が変化する。通信速度が低くなると、映像の画質が劣化する。
本発明は、通信速度の不安定な伝送路が通信ネットワークに含まれていても、安定した画質で映像を伝送できる映像伝送システム、通信装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る映像伝送システムは、
撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部、並びに、前記画像生成部により生成された静止画データを通信ネットワークを介して順次送信する送信部、を含む第1通信装置と、
前記第1通信装置から送信された静止画データを順次受信する受信部、前記受信部に順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換部、並びに、前記変換部により変換された静止画の時系列データ又は動画データを第2通信装置へ送信する送信部を含む転送装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、
静止画データを順次受信する受信部、前記受信部に順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換部、並びに、前記変換部により変換された静止画の時系列データ又は動画データを送信する送信部を含む転送装置と、通信ネットワークを介して通信可能な通信装置であって、
撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部と、
前記画像生成部により生成された静止画データを前記転送装置へ順次送信する送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部、並びに、前記画像生成部により生成された静止画データを通信ネットワークを介して順次送信する送信部、を含む第1通信装置と、前記通信ネットワークを介して静止画の時系列データ又は動画データを受信する第2通信装置とに、前記通信ネットワークを介して通信可能に接続されるコンピュータに、
前記第1通信装置から送信された静止画データを順次受信する受信機能と、
前記受信機能により順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換機能と、
前記変換機能により変換された静止画の時系列データ又は動画データを前記第2通信装置へ送信する送信機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明に係る映像伝送システムによれば、第1通信装置と転送装置との間に通信速度の不安定な伝送路が含まれていても、第2通信装置へ画質の安定した映像を伝送することができる。本発明に係る通信装置によれば、転送装置と組み合わせて、上記映像伝送システムを実現できる。本発明に係るプログラムによれば、コンピュータを用いて上記映像伝送システムの転送装置を実現できる。
本発明の実施形態に係る映像伝送システムを示す構成図である。 変換部が実行する映像データ変換処理の手順を示すフローチャートである。 映像データ変換処理の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、静止画データ、静止画の時系列データ及び動画データを、包括して映像データとも呼ぶ。
図1は、本発明の実施形態に係る映像伝送システムを示す構成図である。本実施形態の映像伝送システム1は、現場で撮影された映像データを送信する第1通信装置110と、第1通信装置110を通信ネットワークNに接続する移動体通信機(モバイルルータ)210と、遠隔地で現場の映像データを受信する第2通信装置310と、第1通信装置110と第2通信装置310との間で映像データの変換を行う転送装置510とを備える。
通信ネットワークNにおいて、第1通信装置110と転送装置510との間には、例えば移動体通信など通信速度が変動しやすい伝送路N1が含まれる。一方、転送装置510と第2通信装置310との間には安定した伝送路N2が配置される。
第1通信装置110は、携帯型のコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含んだ制御部111と、プログラムの記憶及び映像データの一時記憶を行う記憶装置114と、外部機器との間で信号の入出力を行うインタフェース115と、通信モジュール116とを備える。制御部111においてCPUはROM又は記憶装置114の制御プログラムを実行することで、複数の機能モジュールを実現する。複数の機能モジュールには、画像生成部112と送信部113とが含まれる。
通信モジュール116は、有線又は無線を介して移動体通信機210に接続され、移動体通信機210を介して通信ネットワークNに接続する。通信ネットワークNには、インターネットINが含まれてもよい。
第1通信装置110には、インタフェース115を介して撮影装置211が接続される。撮影装置211は、現場を撮影し、撮像データを画像生成部112へ供給する。
インタフェース115には、その他、所定の物理量を検出するセンサ212、213が接続されてもよい。インタフェース115には、操作部214及び表示器215が接続され、ユーザは操作部214を介して映像配信の開始指令など、各種の指令を入力可能に構成されてもよい。表示器215には、操作部214の操作を補助する表示あるいは撮影装置211が撮影した画像の表示が行われてもよい。
第2通信装置310は、通信ネットワークNを介して映像データを受信し、映像データを用いて所定の処理を実行する。第2通信装置310は、表示部311を有し、係員に現場の監視を行わせるために表示部311から映像を出力するように構成されてもよい。あるいは、第2通信装置310は、映像データを解析する画像解析部312を有し、画像解析部312により映像が所定の条件に合致するか否かの判別処理を行うように構成されてもよい。画像解析としては、例えば顔認識が採用されてもよい。
転送装置510は、コンピュータであり、CPU、ROM及びRAMを有する制御部511と、プログラムの記憶及び映像データの一時記憶を行う記憶装置516と、通信ネットワークNに接続する通信モジュール517とを備える。制御部511においてCPUは、プログラムを実行することで、複数の機能モジュールを実現する。複数の機能モジュールには、第1通信装置110から映像データを順次受信する受信部512と、順次受信された映像データを変換する変換部513と、変換された映像データを第2通信装置310へ送信する送信部514と、第1通信装置110との同期制御を行うタイミング制御部515とが含まれる。制御部511に、受信部512、変換部513、送信部514及びタイミング制御部515の各機能を実現させるプログラムは、記憶装置516のほか、光ディスク、半導体メモリなどの可搬型記録媒体、HDD(Hard Disk Drive)などの記録媒体、一時的でない記録媒体など、コンピュータが読取可能な様々な記録媒体に格納されていてもよい。コンピュータが読取可能な媒体として、上記のプログラムを通信回線を介して提供するキャリアウェーブが適用されてもよい。
<映像データの伝送構成>
続いて、第1通信装置110に含まれる画像生成部112及び送信部113、並びに、転送装置510に含まれる受信部512、変換部513、送信部514及びタイミング制御部515について詳細に説明する。
画像生成部112は、撮影装置211から撮像データを受け、撮像データから静止画データを順次生成する。静止画データは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)データ又はビットマップデータなど、それ単体で1枚の撮影画像を構成できるデータである。画像生成部112は、所定の周期で、静止画データを生成する構成としてもよいし、送信部113の送信タイミングに同期させて静止画データを生成する構成としてもよい。
送信部113は、画像生成部112が生成した静止画データを、通信モジュール116と通信ネットワークNとを介して、順次、転送装置510へ送信する。送信先は、第1通信装置110の出荷時に固定的に設定されている構成としてもよいし、出荷後に設定員又はユーザが設定できる構成としてもよい。静止画データを送信できる送信レート(単位時間当たりの送信個数)は、伝送路の通信速度に応じて変化する。送信部113は、転送装置510からの送信要求を待機し、送信要求を受けたら、その時点に近いタイミングで撮影された画像の静止画データを送信する。伝送路の通信速度が十分に高ければ、送信部113は、画像生成部112が生成可能な単位時間当たり最大個数の静止画データを順次送信できる。一方、伝送路の通信速度が低くなると、送信部113は、画像生成部112が生成可能な単位時間当たりの最大個数よりも少ない静止画データを順次送信することになる。伝送路の通信速度が不安定のとき、低い送信レートで送信された一連の静止画データは、撮影間隔が一定でない静止画データとなるが、各静止画データの画質は一定に維持される。
転送装置510の受信部512は、第1通信装置110から順次送られてくる静止画データを、通信ネットワークN及び通信モジュール517を介して受信する。
タイミング制御部515は、受信部512の受信処理を監視し、1枚の静止画データの受信が完了されたら、第1通信装置110へ、次の静止画データの送信要求を送信する。このようなタイミング制御により、通信ネットワークNの通信状況に応じて第1通信装置110の静止画データの送信レートを変化させることができる。これにより、例えば通信ネットワークNの通信速度が高い値から急激に低い値へ変化した場合に、送信済みでかつ受信待ちの多数の静止画データが通信ネットワークNに滞留してしまうといった事態を抑制できる。よって、転送装置510は、常に、実時間性の高い静止画データを受信することができる。
変換部513は、受信部512が順次受信した静止画データを、静止画の時系列データ又は動画データに変換する(映像データ変換処理)。静止画の時系列データとは、複数の静止画データが時系列順に配列されたデータであり、配列順に連続的に静止画を表示出力することで動画表示が得られるデータである。動画データとは、例えば、モーションJPEG、MPEG(Moving Picture Experts Group)データなど、ストリーム配信可能で動画再生アプリケーションで再生、一時停止、再生時点の指定等の操作が可能なデータを意味する。映像データは例えばH.264、H.265などの様々な方式で圧縮されていてもよい。変換部513は、映像データを変換したら、変換済みの映像データ(静止画の時系列データ又は動画データ)を記憶装置516に一時的に記憶させる。続いて、映像データ変換処理の詳細について説明する。
図2は、変換部が実行する映像データ変換処理の手順を示すフローチャートである。
映像データ変換処理は、外部から映像データの伝送要求がなされた場合に開始される。映像データ変換処理が開始されると、変換部513は、先ず、初期化処理を実行する(ステップS1)。初期化処理には、例えば、第1通信装置110への静止画データの伝送開始要求、並びに、映像データのヘッダー情報の作成等を行う処理が含まれてもよい。初期化処理が済んだら、変換部513は、適宜なタイミングで処理を分岐させるタイミング判別のループ処理(ステップS2〜S4)へ処理を移行する。
タイミング判別のループ処理では、先ず、変換部513は、映像データのフレームレートの見直し周期か否かを判別する(ステップS2)。フレームレートの見直し周期は、予め設定された周期とすればよい。
判別の結果、この周期であれば、現時点近傍で受信した複数の静止画データの受信レートに基づいて、続いて作成する映像データのフレームレートを決定する(ステップS5)。受信レートとは、単位時間当たりに受信した静止画データの個数、あるいは、1つ前に受信した静止画データと今回受信した静止画データとの受信間隔の逆数に相当する。
フレームレートの決定方法としては、例えば、次の方法を採用できる。まず、変換部513は、記憶装置516に一時記憶されている静止画データの中から、現時点に近い方から複数の静止画データに着目し、各静止画データの受信レート(1つ前の静止画データとの時間間隔の逆数)を計算する。加えて、変換部513は、これらの計算結果から極端値を除外した平均値を計算する。そして、変換部513は、受信レートの平均値が大きな値であれば、映像データのフレームレートとして大きい値を選択し、受信レートの平均値が小さな値であれば、映像データのフレームレートとして小さい値を選択する。フレームレートは、120fps、60fps、30fps、15fpsなど、予め設定された複数段階の中から選択されてもよい。このようなフレームレートの調整により、作成される映像データのフレームレートを、静止画データの受信レートから大きく逸脱しないように決定することができる。
なお、ステップS2、S3の処理は省略され、作成される映像データのフレームレートは、予め定められた設定値に固定されていてもよい。
ステップS5で映像データのフレームレートが決定されたら、変換部513は、タイミング判別を行うループ処理に処理を戻す。
タイミング判別のループ処理において、次に、変換部513は、受信部512により1つの静止画データが受信完了されたか否かを判別する(ステップS3)。変換部513は、受信が完了していれば、映像データにフレームデータを追加する処理(ステップS6〜S9)を実行する。この処理では、先ず、変換部513は、ステップS3で受信完了と判別された静止画データと、その前に受信された静止画データとの受信タイミングの間隔に着目し、フレームデータの補填が必要か否かを判別する(ステップS6)。フレームデータの補填の処理は、次のように行われる。
図3は、映像データ変換処理の一例を示す説明図である。図3は、順次受信された静止画データS〜Si+14から、フレームデータD〜Di+17を含む映像データを生成する処理を表わしている。静止画データS〜Si+14をフレームデータD〜Di+17として登録する動作を矢印で表わしている。時間軸TAの座標位置により静止画データS〜Si+14の受信タイミングを表わし、時間軸TBの座標位置により映像データ(フレームデータD〜Di+17)の各フレームタイミングを表わす。2つの時間軸TA、TBは、予め定めた基準点tA0、tB0により、基準点tA0、tB0を一致タイミングとして扱うことで、時間の比較が可能にされる。以下では、映像データの一続きのフレームタイミングをtD〜tDi+17とも表記する。
図3に示すように、静止画データS〜Si+14の受信タイミング及び受信レートにはバラツキが生じる。一方、変換後の映像データは、フレームレートの見直しがない期間において、フレーム期間τ(フレームデータD〜Di+17の各時間間隔)は一定となる。
期間T1、T3に示すように、通信速度が高いときには、静止画データS〜Si+3、Si+6〜Si+14の単位時間当たりの受信個数は多くなる。よって、この期間T1、T3においては、映像データの各フレームタイミングtD〜tDi+3、tDi+9〜tDi+17に対して、これらに近いタイミングの静止画データがそれぞれ存在する。一方、期間T2に示すように、通信速度が低いときには、静止画データSi+4、Si+5の単位時間当たりの受信個数は少なくなる。そして、この期間T2においては、映像データの各フレームタイミングtDi+4〜tDi+8に対応する静止画データが不足する。したがって、期間T2においては、映像データのフレームを埋めるために、静止画データを補填する必要が生じる。
図2のステップS6において、変換部513は、映像データのうち、次にデータを登録するフレームのフレームタイミングtDi+Yから、ステップS3で受信完了とされた静止画データSi+Xの受信タイミング(又は撮影タイミング)までの時間差δを計算する。図3では、X=2、Y=2のときの時間差δと、X=6、Y=8のときの時間差δとを示している。そして、変換部513は、時間差δが負値で1フレーム期間τの半分より大きければ、補填が必要、負値で1フレーム期間τの半分より小さいかあるいは正値であれば、補填が不要と判別する。なお、補填が必要か否かを判別する時間差δの閾値は、上記の例に限定されない。
ステップS6で補填が不要と判別された場合、変換部513は、ステップS3で受信完了とされた静止画データSi+Xを、映像データの次のフレームデータDi+Yとして登録する(ステップS5)。図3の例では、静止画データSi+2の受信完了時に、静止画データSi+2がフレームデータDi+2として登録される。ここで、静止画データSi+Xの受信タイミング(又は撮影タイミング)と、フレームタイミングtDi+Yとにズレがあってもよい。なお、時間差δが正値で1フレーム期間τよりも大きければ、静止画データが過剰な状態にあるので、静止画データSi+Xをフレームデータとして登録する処理が省かれてもよい。
一方、ステップS6で補填が必要と判別された場合、変換部513は、1つ前に受信された静止画データSi+X−1を、補填データとし、次のフレームデータDi+Yとして登録する(ステップS6)。ところで、時間差δは、負値で複数フレーム期間n×τ(nは整数)以上である場合も生じえる。この場合には、変換部513は、1つ前に受信された静止画データSi+X−1を、複数の補填データとして、現時点に近いフレームタイミングの一つ手前まで、複数のフレームデータDi+Y、Di+Y+1・・・として登録する(ステップS6)。さらに、変換部513は、ステップS3で受信完了とされた静止画データSi+Xを、次のフレームタイミングtDi+Y+nのフレームデータとして登録する(ステップS7)。図3の例において、X=6、Y=8の場合を説明すると、静止画データSi+6の受信完了時に、時間差δが負値でフレーム期間τの半分以上と判別され、1つ前の静止画データSi+5がフレームデータDi+8として登録されている。さらに、今回の静止画データSi+6が、次のフレームデータDi+9として登録されている。
なお、ステップS6の補填データは、1つ前に受信された静止画データでなく、今回受信された静止画データとしてもよい。あるいは、変換部513が、複数の補填データを複数のフレームデータとして登録する場合には、前半の補填データを1つ前に受信された静止画データとし、後半の補填データを今回受信された静止画データとしてもよい。あるいは、変換部513は、1つの静止画データと、その前後に連なる複数の静止画データとを用いて動き補償を行い、動き補償により補正された静止画データを補填データとして採用してもよい。
ステップS7又はS9の処理を遂行したら、変換部513は、処理をタイミング判別のループ処理(ステップS2〜S4)に戻す。
タイミング判別のループ処理において、次に、変換部513は、データフォーマットで一括りの映像データとして扱われる一括り分のフレームデータが取り込まれたか判別する(ステップS4)。そして、一括り分のフレームデータが取り込まれていれば、変換部513は、映像データのデータフォーマットに合わせて、これらのフレームデータから一括りの映像データを作成し(ステップS10)、これを記憶装置516に格納する(ステップS11)。そして、変換部513は、再び、ステップS1〜S4のタイミング判別のループ処理へ処理を戻す。
変換部513は、上記の映像データ作成処理により、順次受信される静止画データを映像データ(静止画の時系列データ又は動画データ)へと変換していく。
送信部514は、第2通信装置310からの映像データの転送要求に基づき、変換部513が作成した映像データ(静止画の時系列データ又は動画データ)を、実時間に近い箇所からストリーミング通信の規約を用いて第2通信装置310へ送信する。
転送装置510と第2通信装置310との間には、十分な通信速度が得られる伝送路N2が配置されている。したがって、映像データは、途中で停滞することなく、転送装置510から第2通信装置310へ少ない遅延で伝送される。よって、第2通信装置310は、実時間に近いタイミングの撮影映像を再生することができる。
以上のように、本実施形態の映像伝送システム1によれば、第1通信装置110が、撮像データから静止画データを順次生成し、転送装置510へ送信する。さらに、転送装置510は、順次受信された静止画データを、静止画の時系列データ又は動画データに変換し、第2通信装置310へ伝送する。したがって、第1通信装置110の周辺で通信速度が低下して静止画データの伝送が停滞する場合でも、第1通信装置110の静止画データの送信レートが低くなって通信速度の低下の影響を吸収することで、個々の静止画データの画質を維持することができる。さらに、転送装置510と第2通信装置310との間の通信速度が確保されていれば、変換された静止画の時系列データ又は動画データは、停滞なく第2通信装置310へ送られる。したがって、ここで映像データの画質が低下することはなく、結果として、第2通信装置310へ高画質の映像データを伝送することができる。
さらに、本実施形態の映像伝送システム1によれば、転送装置510のタイミング制御部515が、静止画データの受信完了に基づいて次の静止画データの送信要求を第1通信装置へ送る。したがって、通信速度の低下により、第1通信装置110から転送装置510へ送られる静止画データが停滞しても、停滞した静止画データが多く滞留し、静止画データの遅延がより増すといった不都合を抑制できる。したがって、第2通信装置310へ伝送される映像データの高い実時間性を実現できる。
さらに、本実施形態の映像伝送システム1によれば、転送装置510において、静止画データの受信レートが低下することで、フレームを埋める静止画データに不足が生じた場合に、変換部513が、静止画データを補填する(図2のステップS8)。この補填により、変換部513は、フレームレートが一定の映像データを生成することができる。したがって、第1通信装置110と転送装置510との間の通信速度が変動した場合でも、第2通信装置310には、この変動の影響が及ぼされず、所定のフレームレートの映像データとして視聴又はデータ処理を実施できる。
さらに、本実施形態の映像伝送システム1によれば、受信部512における静止画データの受信レートに基づいて、映像データのフレームレートが調整される(図2のステップS2、S5)。したがって、第1通信装置110と転送装置510との間の通信速度が長期に渡って低い場合あるいは長期に渡って高い場合に、これらの通信環境に合わせて第2通信装置310へ送られる映像データのフレームレートを調整できる。これにより、映像データのフレームレートが無駄に高くなることを抑制しつつ、可能な範囲で高いフレームレートの映像データを第2通信装置310へ送ることができる。
また、本実施形態の記憶装置516に格納されたプログラムによれば、コンピュータを転送装置510として機能させ、上述した映像伝送システム1を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、第1通信装置と転送装置との間の通信速度に応じて静止画データの送信レートを変化させる構成として、転送装置が静止画データを受信完了したら次の静止画データの送信要求を送信する構成を示した。しかしながら、例えば、第1通信装置が転送装置へ次の静止画データの受信が可能か問い合わせを行い、可能の応答に基づき静止画データを送信する構成など、様々な手法により、通信速度に応じて静止画データの送信レートを変更させることが可能である。また、上記実施形態では、第1通信装置110が移動体通信機210を介して通信ネットワークNに接続される構成を示し、通信速度が変動しやすい伝送路N1として、移動体通信の伝送路N1を一例として示した。しかし、第1通信装置110は、有線で通信ネットワークNに接続されてもよく、通信速度が変動する伝送路には有線の伝送路が含まれていてもよい。その他、実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 映像伝送システム
110 第1通信装置(通信装置)
111 制御部
112 画像生成部
113 送信部
116 通信モジュール
210 移動体通信機
211 撮影装置
310 第2通信装置
510 転送装置
511 制御部
512 受信部
513 変換部
514 送信部
515 タイミング制御部
516 記憶装置
517 通信モジュール
N 通信ネットワーク
N1、N2 伝送路
〜Si+14 静止画データ
〜Di+17 フレームデータ

Claims (7)

  1. 撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部、並びに、前記画像生成部により生成された静止画データを通信ネットワークを介して順次送信する送信部、を含む第1通信装置と、
    前記第1通信装置から送信された静止画データを順次受信する受信部、前記受信部に順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換部、並びに、前記変換部により変換された静止画の時系列データ又は動画データを第2通信装置へ送信する送信部を含む転送装置と、
    を備えることを特徴とする映像伝送システム。
  2. 前記通信ネットワークのうち前記第1通信装置と前記転送装置との間には通信速度が変動する伝送路が含まれ、
    前記第1通信装置の前記送信部における静止画データの送信レートが、前記通信速度に基づいて変化することを特徴とする請求項1記載の映像伝送システム。
  3. 前記転送装置は、
    1つの静止画データの受信完了に基づいて次の静止画データの要求を前記第1通信装置へ送るタイミング制御部を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像伝送システム。
  4. 前記変換部は、前記受信部に順次受信される静止画データが不足した場合に、静止画データを補填し、静止画の時系列データ又は動画データへ変換することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の映像伝送システム。
  5. 前記変換部は、前記受信部における静止画データの受信レートに基づいて、変換後の時系列データ又は動画データのフレームレートを調整することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の映像伝送システム。
  6. 静止画データを順次受信する受信部、前記受信部に順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換部、並びに、前記変換部により変換された静止画の時系列データ又は動画データを送信する送信部を含む転送装置と、通信ネットワークを介して通信可能な通信装置であって、
    撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部と、
    前記画像生成部により生成された静止画データを前記転送装置へ順次送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  7. 撮像データから静止画データを順次生成する画像生成部、並びに、前記画像生成部により生成された静止画データを通信ネットワークを介して順次送信する送信部、を含む第1通信装置と、前記通信ネットワークを介して静止画の時系列データ又は動画データを受信する第2通信装置とに、前記通信ネットワークを介して通信可能に接続されるコンピュータに、
    前記第1通信装置から送信された静止画データを順次受信する受信機能と、
    前記受信機能により順次受信された静止画データを静止画の時系列データ又は動画データへ変換する変換機能と、
    前記変換機能により変換された静止画の時系列データ又は動画データを前記第2通信装置へ送信する送信機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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