JP2021076828A - 制御方法および制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる制御方法等を提供する。
【解決手段】同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する制御方法であって、フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合、当該信号を検出した時点から所定時間後に、当該フレーム期間として、当該フレーム期間を構成するn(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次開始する。n個のサブフレーム期間のすべては、予め定められた同一の長さの期間となるように制御され、かつ、n個のサブフレーム期間のおける発光期間及び消光期間の割合であるデューティ比は予め定められた同一の比となるように制御される。
【選択図】図9

Description

本開示は、制御方法および制御装置に関し、特にディスプレイの表示輝度を制御する制御方法および制御装置に関する。
例えば液晶及び有機ELなどを用いたディスプレイでは、リフレッシュレートを低くするとフリッカ(ちらつき)が視認できるようになる一方で、リフレッシュレートを72Hz程度にまで上げるとフリッカをほとんど視認できなくなることが知られている。
また、有機ELを用いたディスプレイでは、画素情報を更新するためには一旦表示を消して画素をリセットすることが必要となるので、非発光期間が生じる。この非発光期間は、1フレーム期間に対して一定の期間を占有する。1フレーム期間は、同一の画面(画像)が表示され続ける期間である。発光期間と非発光期間の比率を変えることで輝度を調節することもできるが、有機ELを用いたディスプレイでは、例えば60Hzのリフレッシュレートで映像表示を行ったとしても、1フレーム期間における発光期間と非発光期間との比率(デューティ比)によってはフリッカが視認される場合もある。
そこで、例えば特許文献1では、輝度情報に対応して設定されるデューティ比に応じて1フレーム期間を構成するサブフレーム数を変化させ、サブフレーム内のデューティ比を1フレーム期間のデューティ比と同じにする技術が開示されている。これにより、輝度調整等により発光期間を変化させた場合においても、表示画面に発生するフリッカを抑制することができる。
特開2006−30516号公報
ところで、近年、パーソナルコンピュータおよびモバイルデバイスなどのディスプレイにおける映像描画は、GPU(Graphics Processing Unit)と呼ばれる映像処理装置によって行われつつある。そして、ディスプレイの表示速度は、GPUの性能により決定されるようになりつつある。換言すると、近年では、GPUが処理する内容次第でフレーム期間(フレームレート)が変動するようになっている。
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術は、フレーム期間が一定であることを前提とした技術であるとの問題がある。
より具体的には、特許文献1に開示される従来技術では、予め想定される表示画面の垂直ライン数と輝度情報とに基づいて、フレーム期間に対するデューティを設定し、設定したデューティ比に応じて1フレーム期間を構成するサブフレーム数を決定する。しかしながら、フレーム期間が変動する場合、例えばフレーム期間が長い(フレームレートが小さい)ときには、サブフレーム期間も長くなり、発光期間及び消光期間も長くなってしまう。これにより、人間の目は、発光と非発光(消光)との切り替わりすなわち点滅を認識し易くなるので、フリッカが視認されてしまうという問題がある。
本開示は、上述の事情を鑑みてなされたもので、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる制御方法および制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る制御方法は、同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するが、正確なフレーム期間が予めわからない場合の制御方法であって、入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレームでフレーム期間を再構成するように前記サブフレームの個数を変更し、画像を表示する。
これにより、フレーム期間が大きく変動しても、画像を表示する表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。つまり、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
また、同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するが、正確なフレーム期間が予めわからない場合の制御方法であって、入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレームでフレーム期間を再構成するように前記サブフレームの個数を変更するが、最終のサブフレーム実行後の追加サブフレーム期間において次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合に、検出タイミングが1サブフレーム期間に対して、開始から一定の閾値以下の時間での検出であった場合に、途中で前記追加サブフレーム期間を打ち切り、次のフレーム期間を開始してもよい。
このように、追加されたサブフレーム期間の開始時点から閾値以下の時間内で垂直同期信号などの信号を検出した場合、追加されたそのサブフレーム期間を途中で終了し、次のフレーム期間を構成する最初のサブフレーム期間を開始する。これにより、1フレーム期間が伸長するが、伸長幅が小さい場合には輝度変化が十分に小さくなる。これにより、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
ここで、前記n個の各サブフレーム期間は、予め定められた略同一の長さとなる期間で構成されるように制御してもよい。
また、フレーム期間の開始を示す信号をサブフレーム期間中に検出した場合、当該信号を検出した時点から所定時間後に、前記フレーム期間として、前記フレーム期間を構成するn(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次実行していくとしてもよい。
また、前記所定時間は、前記n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、前記フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合の、前記最後のサブフレーム期間のフレーム開始信号の検出時間からサブフレーム期間終了までの期間としてもよい。
また、前記フレーム期間の開始検出信号は、垂直同期信号またはフレーム先頭の映像期間信号であってもよい。
これにより、1フレーム期間を、垂直同期信号またはフレーム先頭の映像期間の検出を起点として定めることができる。
また、前記n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、前記フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しない場合、前記フレーム期間が前記サブフレーム期間の整数倍ではないと判断し、前記最後のサブフレーム期間の終了時に1個のサブフレーム期間をさらに開始してもよい。
また、前記n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、前記フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しない場合、前記フレーム期間がまだ終了していないものと判断し、前記最後のサブフレーム期間の終了後に更に1サブフレーム期間を開始してもよい。
また、前記1サブフレーム期間は、次のフレーム期間の開始を検出しない場合に、繰り返し実行してもよい。
このように、フレーム期間が予め定められたサブフレーム期間の整数倍でなくても、複数のサブフレーム期間を用いて発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返すことができ、フリッカが視認されないようにすることができる。つまり、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
また、前記フレーム期間は、GPUの処理時間に応じて描画開始タイミングを可変とする規格に対応して、入力映像信号に合わせてフレーム期間を構成するサブフレーム個数を動的に変動してもよい。
これにより、Adaptive−Sync規格のようなフレーム期間が可変となる場合における映像同期信号の仕様について規定されるものや、GPUベンダが認証規格として規定するG−SYNC及びFreeSyncに対応し、大きな同期変動にも追従しながらフリッカの発生を抑制することができる。
また、前記n個のサブフレーム期間は、発光期間と消光期間を有してもよい。
また、前記発光期間及び前記消光期間の割合であるデューティ比は、予め定められた略同一の比となるように制御されてもよい。
また、さらに、画像が表示される表示パネルが有する発光特性に応じて、前記フレーム期間を構成する前記n個のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整してもよい。
これにより、複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整することにより、表示パネル特有の発光特性により、1フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間のそれぞれでの平均輝度が目標とする輝度から外れることを抑制することができる。よって、表示パネル特有の発光特性の影響を抑制しつつ、フリッカ現象を抑制することができる。
また、前記n個のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整する場合、前記n個のサブフレーム期間のうちの最初のサブフレーム期間における消光期間の後に続く発光期間が、前記略同一の比で定まる長さよりも短くなるように、前記デューティ比を調整してもよい。
これにより、表示パネル特有の発光特性により発生するオーバシュートの影響を抑制することができる。よって、表示パネル特有の発光特性の影響を抑制しつつ、フリッカ現象を抑制することができる。
また、前記n個のサブフレーム期間の最初のサブフレーム期間における消光期間は、前記画像を表示する表示パネルが有し、行列状に配置された複数の画素回路を初期化するための初期化期間を含んでもよい。
このように、フレーム期間の最初に配置された消光期間に、複数の画素回路を初期化するための初期化期間を含めることにより、当該フレーム期間における映像表示を適切に行うことができる。
また、前記画像を表示する表示パネルを構成する画素は、有機EL素子を含む電流駆動で発光する発光素子からなってもよい。
これにより、GPUの処理能力等によりフレーム期間が大きく変動しても、OLEDを用いた表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。つまり、フレーム期間が変動しても、OLEDを用いた表示パネルのフリッカ現象を抑制することができる。
また、前記画像を表示する表示パネルを構成する画素は、液晶素子からなり、前記発光期間は、バックライトスキャンにおけるバックライトが点灯される期間であり、前記消光期間は、前記バックライトが消灯される期間であってもよい。
これにより、バックライトスキャンのフレーム期間が大きく変動しても、液晶を用いた表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。つまり、バックライトスキャンのフレーム期間が変動しても、液晶を用いた表示パネルのフリッカ現象を抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る制御装置は、同一画像が表示され続ける期間であるフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する制御装置であって、フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合、前記信号を検出した時点から所定時間後に、前記フレーム期間として、前記フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次開始するデューティ制御部とを備え、前記デューティ制御部は、前記複数のサブフレーム期間のすべてが、予め定められた略同一の長さの期間になるように制御し、かつ、前記複数のサブフレーム期間における発光期間及び消光期間の割合であるデューティ比が予め定められた略同一の比となるように制御する。
これにより、フレーム期間における消光期間を複数のサブフレーム期間を用いて分散させる、すなわち、複数のサブフレーム期間を用いて発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返すことができる。よって、フレーム期間が大きく変動しても、画像を表示する表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。つまり、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
本開示に係る制御方法および制御装置によれば、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
実施の形態に係る表示装置の構成例を示す概略図である。 実施の形態に係る画素回路の構成を模式的に示す回路図である。 図2に示す画素回路の初期化動作を示すタイミングチャートである。 図2に示す画素回路の消光動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態に係る表示装置に備えられる制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るデューティ制御部が行うデューティ制御の概要を示す図である。 実施の形態に係るデューティ制御部の詳細構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る制御装置のフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の概要を示すフローチャートである。 図7に示すステップS2の詳細動作を示すフローチャートである。 図7に示すステップS3の詳細動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態に係る垂直同期信号の検出を基準として1フレーム期間が開始される場合を示す図である。 実施の形態に係る映像期間信号の検出を基準として1フレーム期間が開始される場合を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合に構成されるサブフレーム期間の個数を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 実施の形態の実施例2に係るデューティ制御部が行うデューティ制御の概要を示す図である。 実施の形態の実施例2に係るデューティ制御部が行うデューティ制御の具体例を示す図である。 比較例に係る表示装置の構成例を示す概略図である。 図21Aに示す同期制御部がゲート駆動回路に出力するゲート波形を示す図である。 比較例に係る制御装置がフレーム期間の変動に関係なく消光期間を一定にした場合におけるフレーム期間ごとの発光期間と消光期間とを示す図である。 比較例に係る制御装置がフレーム期間の変動に応じて消光期間を変更してデューティ比を一定にする場合におけるフレーム期間ごとの発光期間と消光期間とを示す図である。 実施の形態の変形例1に係る画素回路の構成の一例を模式的に示す回路図である。 実施の形態の変形例1に係る画素回路の構成の別の一例を模式的に示す回路図である。 実施の形態の変形例2に係る画素回路の構成の一例を模式的に示す回路図である。 実施の形態の変形例2に係るバックライトスキャンのフレーム期間のタイミングチャートの一例である。 その他の実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。 フレーム期間が144Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間におけるデューティ波形の一例を示す図である。 図27Aに示されるデューティ波形に対する実際の発光波形の一例を示す図である。 図27Bに示される1フレーム期間における実際の発光波形から消光期間を除いたときの実際の発光波形とその平均輝度とを示す図である。 その他の実施の形態に係る複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整する方法を説明するための図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本開示の制御装置が含まれる表示装置の構成について説明する。本実施の形態では、表示装置に有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:EL)素子を用いた場合を例に挙げて説明する。
[1.表示装置の構成]
図1は、本実施の形態に係る表示装置1の構成例を示す概略図である。表示装置1は、図1に示すように、表示パネル10と、制御装置20とで構成されている。表示装置1は、例えば有機EL発光パネルのプログレッシブ駆動方式により駆動される。
[2.表示パネルの構成]
表示パネル10は、図1に示すように、複数の画素回路30を有する表示部12を備え、また、表示部12の周辺回路として、ゲート駆動回路14と、ソース駆動回路16とを備える。なお、表示部12と、ゲート駆動回路14と、ソース駆動回路16と、走査線40と、信号線42とは、例えば、ガラスまたはアクリル等の樹脂により形成されているパネル基板(不図示)に実装されている。
表示部12は、外部から表示装置1に入力された映像信号に基づいて映像を表示する。表示部12は、図1に示すように、行列状に配置された複数の画素回路30を備え、行状の走査線40と、列状の信号線42とが配線されている。表示部12では、初期化動作、書き込み動作、および発光動作を複数の画素回路30の行順次に実行される。
複数の画素回路30は、表示パネル10に有され、行列状に配置される。より具体的には、複数の画素回路30のそれぞれは、走査線40と信号線42とが交差する位置に配置される。詳細は後述する。
走査線40は、複数の画素回路30の行ごとに配されている。走査線40の一端は、画素回路30に接続され、走査線40の他端は、ゲート駆動回路14に接続されている。
信号線42は、複数の画素回路30の列ごとに配されている。信号線42の一端は、画素回路30に接続され、信号線42の他端は、ソース駆動回路16に接続されている。
ゲート駆動回路14は、走査線駆動回路とも呼ばれ、例えばシフトレジスタ等によって構成される。ゲート駆動回路14は、走査線40に接続されており、走査線40にゲート制御信号を出力することで、画素回路30が有する各トランジスタのオンおよびオフを制御する。本実施の形態では、ゲート駆動回路14は、画素回路30が有する各トランジスタのオンおよびオフを制御するゲート制御信号として、例えば制御信号WS、制御信号REF、制御信号INIおよび消光信号ENを、画素回路30が有する各トランジスタのゲートに出力する。
ソース駆動回路16は、信号線駆動回路とも呼ばれる。ソース駆動回路16は、信号線42に接続されており、制御装置20からフレーム単位で供給される映像信号を、信号線42に出力することで、当該映像信号を各画素回路30に供給する。ソース駆動回路16は、信号線42を通して、画素回路30の各々に対して映像信号に基づく輝度情報を電流値または電圧値の形で書き込む。なお、ソース駆動回路16に入力される映像信号は、例えば、RGB三原色の色毎のデジタルシリアルデータ(映像信号R、G、B)である。ソース駆動回路16に入力された映像信号R、G、Bは、ソース駆動回路16の内部で行単位のパラレルデータに変換される。さらに、行単位のパラレルデータは、ソース駆動回路16の内部で行単位のアナログデータに変換され、映像信号として信号線42に出力される。
[3.画素回路の構成]
複数の画素回路30は、例えばN行M列に配置されている。N、Mは、表示画面のサイズおよび解像度により異なる。例えば、HD(High Definition)と呼ばれる解像度で、行内にRGB3原色に対応する画素回路30が隣接する場合、Nは少なくとも1080行であり、Mは少なくとも1920×3列である。本実施の形態では、各画素回路30は、有機EL素子を発光素子として有する。
図2は、本実施の形態に係る画素回路30の構成を模式的に示す回路図である。
画素回路30は、図2に示すように、発光素子32と、駆動トランジスタ33と、選択トランジスタ35と、スイッチトランジスタ34、36および37と、画素容量38とを備える。なお、図2において、画素容量38はCsとも表記されている。
発光素子32は、カソードが電源Vcath(負電源線)に接続されており、アノードが駆動トランジスタ33のソースに接続されている。発光素子32は、駆動トランジスタ33から供給される、映像信号の信号電圧に対応した電流が流れることにより、当該信号電圧に応じた輝度で発光する。発光素子32は、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)などの有機EL素子である。なお、発光素子32は、有機EL素子に限らず、無機EL素子またはQLEDなどの自発光素子でもよいし、電流駆動で制御する素子であれば自発光素子でなくてもよい。
駆動トランジスタ33は、ゲートが画素容量38の一方の電極等に接続され、ドレインがスイッチトランジスタ34のソースに接続され、ソースが発光素子32のアノードに接続されている。図2では、さらにソースが画素容量38の他方の電極等に接続されている。駆動トランジスタ33は、ゲート−ソース間に印加された信号電圧から、当該信号電圧に対応した電流(ドレイン−ソース間の電流と称する。)に変換する。そして、駆動トランジスタ33は、オン状態となることで、ドレイン−ソース間の電流を発光素子32に供給することで発光素子32を発光させる。駆動トランジスタ33は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
スイッチトランジスタ34は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方が電源Vccに接続され、ソース及びドレインの他方が駆動トランジスタ33のドレインに接続されている。スイッチトランジスタ34は、走査線40から供給される消光信号ENに応じてオン状態またはオフ状態となる。スイッチトランジスタ34は、オン状態となることで駆動トランジスタ33を電源Vccに接続し、駆動トランジスタ33のドレイン−ソース間の電流を発光素子32に供給させる。スイッチトランジスタ34は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
選択トランジスタ35は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方が信号線42に接続され、ソース及びドレインの他方が画素容量38の一方の電極に接続されている。選択トランジスタ35は、走査線40から供給される制御信号WSに応じてオン状態またはオフ状態となる。選択トランジスタ35は、オン状態となることで、信号線42から供給される映像信号の信号電圧を画素容量38の電極に印加し、当該信号電圧に応じた電荷を画素容量38に蓄積させる。選択トランジスタ35は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
スイッチトランジスタ36は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方が電源Vrefに接続され、ソース及びドレインの他方が画素容量38の一方の電極等に接続されている。スイッチトランジスタ36は、走査線40から供給される制御信号REFに応じてオン状態またはオフ状態となる。スイッチトランジスタ36は、オン状態となることで、画素容量38の電極を電源Vrefの電圧(基準電圧)に設定する。スイッチトランジスタ36は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
スイッチトランジスタ37は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方がスイッチトランジスタ34のソースおよび駆動トランジスタのドレインに接続され、ソース及びドレインの他方が電源Viniに接続されている。スイッチトランジスタ37は、走査線40から供給される制御信号INIに応じてオン状態またはオフ状態となる。スイッチトランジスタ37は、駆動トランジスタ33がオン状態であり、スイッチトランジスタ34がオン状態にあって電源Vccとの接続が遮断されている中で、オン状態となることで、発光素子32のアノードを電源Viniの電圧(基準電圧)に設定する。スイッチトランジスタ37は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
画素容量38は、一方の電極が、駆動トランジスタ33のゲート及び選択トランジスタ35のソース及びスイッチトランジスタ36のソースに接続され、他方の電極が駆動トランジスタ33のソースに接続されたコンデンサである。画素容量38は、信号線42から供給された信号電圧に対応した電荷を蓄積する。画素容量38は、例えば、選択トランジスタ35及びスイッチトランジスタ36がオフ状態となった後に、駆動トランジスタ33のゲート−ソース電極間の電圧を安定的に保持する。このように、画素容量38は、選択トランジスタ35及びスイッチトランジスタ36がオフ状態のときに、蓄積された電荷による信号電位に応じて、駆動トランジスタ33のゲート・ソース間に電圧を印加する。
EL容量39は、EL素子に内在する寄生容量であり、この容量がチャージされて電極間の電圧が上昇した後に、EL素子側に電流が流れだし、EL素子が発光を開始する。
なお、駆動トランジスタ33、選択トランジスタ35、スイッチトランジスタ36およびスイッチトランジスタ37の各トランジスタの導電型は、上述したものに限られず、n型とp型のTFTを適宜混在させてもよい。また、各トランジスタは、ポリシリコンTFTに限らず、アモルファスシリコンTFT等で構成されていてもよい。
次に、画素回路30の動作について説明する。
図3Aは、図2に示す画素回路30の初期化動作を示すタイミングチャートである。
画素回路30の初期化とは、信号電圧に対応した電荷を画素容量38に蓄積する(に書き込まれる)前に、発光素子32及びEL容量39に逆バイアスをかけて初期化、画素容量38の電極間電圧を駆動トランジスタ33の特性ズレに合わせて補正する(リセットする)ことである。画素回路30の初期化期間とは、発光素子32及びEL容量39に逆バイアスをかけて初期化、画素容量38の電極間電圧を駆動トランジスタ33の特性ズレにあわせて補正(リセット)しておくための期間である。なお、本実施の形態では、画素回路30の初期化期間中には、発光素子32が消光されている。換言すると、画素回路30の初期化期間は、消光期間(非発光期間とも呼ばれる)に含まれる。
より具体的には、画素回路30において、図3Aに示すように、消光期間が始まる前の時刻t01では、全ての制御信号WS、REF、INIおよび消光信号ENがローレベルとなっている。この状態では、選択トランジスタ35、スイッチトランジスタ36及びスイッチトランジスタ37は、n型のトランジスタであるので、オフ状態となっている。一方、スイッチトランジスタ34は、p型のトランジスタであるので、オン状態となっている。つまり、駆動トランジスタ33では、ドレインは、オン状態のスイッチトランジスタ34を介して電源Vccに接続され、ソースは発光素子32のアノードに接続され、ゲート及びソースは画素容量38の電極に接続されている状態である。そして、画素容量38に信号電圧に対応した電荷が蓄積されているので、駆動トランジスタ33は、信号電圧に対応したゲート−ソース間の電流を発光素子32に供給し、発光素子32を発光させる。
次に、消光期間の開始時の時刻t02では、消光信号EN及び制御信号INIがローレベルからハイレベルに切り替わる。消光信号ENがハイレベルとなるので、スイッチトランジスタ34がオフ状態となり、駆動トランジスタ33のドレインは電源Vccから切り離される。したがって、発光素子32の発光は停止(消光)する。また、制御信号INIがハイレベルとなるので、スイッチトランジスタ37がオン状態となる。スイッチトランジスタ37がオン状態となることで、駆動トランジスタ33を介して発光素子32のアノードおよびEL容量39の一方の電極が電源Viniとも接続され、EL容量39に逆バイアスがかかった状態となり容量が放電されることで初期化させる。なお、選択トランジスタ35、スイッチトランジスタ36、およびスイッチトランジスタ34の全てはオフ状態のままである。
次に、初期化期間の開始時の時刻t03では、制御信号REFがローレベルからハイレベルに切り替わる。制御信号REFがハイレベルとなるので、スイッチトランジスタ36がオン状態となり、駆動トランジスタ33のゲートと画素容量38の一方の電極は、電源Vrefに接続される。制御信号INIはハイレベルのままであるので、スイッチトランジスタ37もオン状態のままである。これにより、駆動トランジスタ33では、ゲートが電源Vrefに、ソースが電源Viniに接続される。また、画素容量38でも、一方の電極が電源Vrefに接続され、他方の電極が電源Viniに接続された状態となり、画素容量38が放電され、初期化された状態となる。
その後、スイッチトランジスタ36がオンのままで、スイッチトランジスタ34とスイッチトランジスタ37がオフになると、画素容量38の一方がVrefに、他方がEL容量39を介してVcathと接続される。そして画素容量38の電極間電圧は駆動トランジスタ33の閾値電圧になるところで落ち着く。
次に、初期化期間の終了時の時刻t04では、制御信号REFがハイレベルからローレベルに切り替わる。制御信号REFがローレベルとなるので、スイッチトランジスタ36がオフ状態となる。さらに、時刻t04では、制御信号INI及び消光信号ENがローレベルとなっており、スイッチトランジスタ34はオン状態、スイッチトランジスタ37はオフ状態となっている。つまり、駆動トランジスタ33のドレインは、オン状態のスイッチトランジスタ34を介して電源Vccに接続され、駆動トランジスタ33のゲート及びソースは画素容量38の電極に接続されている状態である。しかし、画素容量38は、上述したように、初期化されているため、駆動トランジスタ33は、発光素子32を発光させない。
次に、時刻t05では、制御信号WSがローレベルからハイレベルに切り替わる。制御信号WSがハイレベルとなるので、選択トランジスタ35がオン状態となり、信号線42を介して伝達される映像信号の信号電圧が画素容量38に書き込まれる。そして、時刻t06では、映像信号の信号電圧に応じた電荷が画素容量38に蓄積完了しており、制御信号WSがハイレベルからローレベルに切り替わり、選択トランジスタ35がオフ状態となる。これにより、発光素子32の発光が開始する。つまり、消光期間が終了する。
図3Bは、図2に示す画素回路30の消光動作を示すタイミングチャートである。図3Bには、画素回路30が消光期間中に初期化動作を行わず消光動作のみを行う場合が示されている。
より具体的には、画素回路30において、図3Bに示すように、消光期間が始まる前の時刻t11では、全ての制御信号WS、REF、INIおよび消光信号ENがローレベルとなっている。この状態では、選択トランジスタ35、スイッチトランジスタ36及びスイッチトランジスタ37は、オフ状態となっている。一方、スイッチトランジスタ34は、オン状態となっている。つまり、駆動トランジスタ33では、ドレインはオン状態のスイッチトランジスタ34を介して電源Vccに接続され、ソースは発光素子32のアノードに接続され、ゲート及びソースは画素容量38の電極に接続されている状態である。そして、画素容量38に信号電圧に対応した電荷が蓄積されているので、駆動トランジスタ33は、信号電圧に対応したゲート−ソース間の電流を発光素子32に供給し発光素子32を発光させている。
次に、消光期間の開始時の時刻t12では、消光信号EN及び制御信号INIがローレベルからハイレベルに切り替わる。消光信号ENがハイレベルとなるので、スイッチトランジスタ34がオフ状態となり、駆動トランジスタ33のドレインは電源Vccから切り離される。また、制御信号INIがハイレベルとなるので、スイッチトランジスタ37がオン状態となる。スイッチトランジスタ37がオン状態となることで、駆動トランジスタのドレインが電源Viniとも接続される。これにより、駆動トランジスタ33は電流を発光素子32に流さないようになるので、発光素子32の発光は停止し、消光される。なお、選択トランジスタ35、スイッチトランジスタ36、およびスイッチトランジスタ34の全てはオフ状態のままである。
次に、消光期間の終了時の時刻t13では、消光信号EN及び制御信号INIがハイレベルからローレベルに切り替わる。消光信号ENがローレベルとなるので、スイッチトランジスタ34がオン状態となり、駆動トランジスタ33のドレインは電源Vccと接続される。また、制御信号INIがローレベルとなるので、スイッチトランジスタ37がオフ状態となる。これにより、駆動トランジスタ33のドレインは、オン状態のスイッチトランジスタ34を介して電源Vccに接続され、駆動トランジスタ33のゲート及びソースは画素容量38の電極に接続されている状態となる。そして、画素容量38には信号電圧に対応した電荷が蓄積されたままであるので、駆動トランジスタ33は、信号電圧に対応したゲート−ソース間の電流を発光素子32に供給して発光素子32の発光を開始させることになる。
[4.制御装置20の構成]
本開示の制御装置は、同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するものの、正確なフレーム期間が予めわからない場合、入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレームでフレーム期間を再構成するように前記サブフレームのフレーム長を変更し、画像を表示する制御を行う。以下、本開示の一態様として、実施の形態に係る制御装置20について説明する。
次に、本実施の形態に係る制御装置20の構成について説明する。
図4は、本実施の形態に係る表示装置1に備えられる制御装置20の構成を示すブロック図である。
制御装置20は、表示パネル10の外部に配置される、例えば外部システム回路基板(不図示)上に形成される。制御装置20は、例えばTCON(Timing Controller)としての機能を有し、表示装置1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置20は、外部から供給される垂直同期信号VS、水平同期信号HS、映像期間信号DEに基づいて生成したゲート制御信号を、ゲート駆動回路14に対して出力する。また、制御装置20は、ソース駆動回路16に対して、映像信号R、G、Bのデジタルシリアルデータを供給する。
本実施の形態では、制御装置20は、同一画像が表示され続ける期間であるフレーム期間の発光期間と消光期間とを少なくとも制御する。制御装置20は、フレーム期間それぞれを発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返す複数のサブフレーム期間で構成することで、フレーム期間の消光期間を分散(分割)させる。制御装置20は、図4に示すように、ラインバッファ26と、同期制御部28と、デューティ制御部50とを備える。
ラインバッファ26は、映像信号R、G、Bを一時的に保持するバッファである。ラインバッファ26は、外部から受信した一ラインごとの映像信号R、G、Bを順に保持し、所定のタイミングでソース駆動回路16に出力する。例えばラインバッファ26は、発光期間が開始されると、保持している映像信号を読み出し、ソース駆動回路16に出力する。
同期制御部28は、映像信号R、G、Bが表示部12に表示されるタイミングを制御するための制御部である。同期制御部28は、外部から垂直同期信号VS、水平同期信号HSおよび映像期間信号DEを受信し、デューティ制御部50およびラインバッファ26に出力する。
デューティ制御部50は、映像信号R、G、Bが所望のタイミングで表示部12に表示されるように、ゲート駆動回路14を制御するためのゲート制御信号を生成する。デューティ制御部50は、生成したゲート制御信号をゲート駆動回路14に出力する。本実施の形態では、デューティ制御部50は、垂直同期信号VSまたは映像期間信号DEの受信を検出する。また、デューティ制御部50は、発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返す複数のサブフレーム期間を実行させるゲート制御信号を生成する。詳細は後述するが、デューティ制御部50は、フレーム期間の開始を示す信号を検出すると、検出時に実行するサブフレーム期間の次のサブフレーム期間では、消光期間中に初期化期間を実行させるゲート制御信号を生成する。デューティ制御部50は、それ以外すなわちフレーム期間の開始を示す信号を検出しないときには、一定の間隔の発光期間及び消光期間からなるサブフレーム期間を繰り返し実行させるゲート制御信号を生成する。
[5.デューティ制御部の詳細]
以下、本実施の形態に係るデューティ制御部50の詳細について説明する。
図5は、本実施の形態に係るデューティ制御部50が行うデューティ制御の概要を示す図である。
デューティ制御部50は、フレーム期間の開始を示す信号を検出する。フレーム期間の開始を示す信号は、垂直同期信号VSであってもよいし、映像期間信号DEであってもよい。以下、フレーム期間は可変であるとして説明するが、固定であってもよい。
デューティ制御部50は、ゲート駆動回路14に、図5に示すようなデューティ制御を行わせるためのゲート制御信号を生成する。より具体的には、デューティ制御部50は、当該信号を検出した場合、当該信号を検出した時点から所定時間後に、フレーム期間として、フレーム期間を構成するn(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次開始させるゲート制御信号を生成する。そして、このゲート制御信号により、複数のサブフレーム期間のすべては、予め定められた同一の長さの期間になり、かつ、複数のサブフレーム期間における発光期間及び消光期間の割合であるデューティ比が予め定められた同一の比となるように制御される。
なお、複数のサブフレーム期間のそれぞれは、予め定められた同一の長さの期間に限定されず、略同一の(完全同一に限らず一定の誤差を含み同一とみなせる範囲を含む)長さとなる期間で構成されていてもよい。同様に、デューティ比は、予め定められた同一の比である場合に限定されず、略同一の比(完全同一の比に限らず一定の誤差を含み同一の比とみなせる範囲)であればよい。
また、デューティ制御部50は、n個のサブフレーム期間の最初のサブフレーム期間における消光期間に、複数の画素回路30を初期化するための初期化期間を含むように制御するゲート制御信号を生成する。
なお、当該所定時間は、n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号が検出された場合、最後のサブフレーム期間中の当該信号の検出時点から当該最後のサブフレーム期間の終了時点までの期間となる。
図5に示す例で説明すると、デューティ制御部50は、1フレーム期間をそれぞれ同一の長さの複数のサブフレーム期間で構成し、それぞれで同一の長さの消光期間となるように同一のデューティ比をそれぞれのサブフレーム期間に設定するゲート制御信号を生成する。ただし、デューティ制御部50は、1フレーム期間を構成する最初のサブフレーム期間の消光期間には初期化期間を含ませるゲート制御信号を生成する。図5では、1フレーム期間が144Hzであり、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であり、1フレーム期間が5個のサブフレーム期間で構成される場合の例が示されている。図5に示すゲート制御信号のオン状態の期間が消光期間に対応し、ハッチングされているオン状態の期間が初期化期間を含む消光期間に対応する。
続いて、本実施の形態に係るデューティ制御部50の詳細構成について説明する。
図6は、本実施の形態に係るデューティ制御部50の詳細構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、デューティ制御部50は、例えば図6に示すように、発光制御部52と、シーケンサ54とを備える。
シーケンサ54は、サブフレーム期間を予め定められた長さの期間に設定し、かつ、当該サブフレーム期間におけるデューティ比を予め定められた比に設定し、サブフレーム期間を連続して実行することを示すシーケンスを発光制御部52に出力する。なお、シーケンサ54は、フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合には、検出時に実行するサブフレーム期間の次のサブフレーム期間では、消光期間に初期化期間を含めることを、シーケンスに含めて発光制御部52に出力する。
シーケンサ54は、図6に示すように、シーケンス制御部541と、ラインカウンタ542と、初期化期間カウンタ543と、消光期間カウンタ544とを備える。
シーケンス制御部541は、外部から供給される垂直同期信号VS、水平同期信号HS、映像期間信号DEに基づいて、映像信号R、G、Bの表示タイミングを制御するシーケンスを生成する。
本実施の形態では、シーケンス制御部541は、フレーム期間の開始を示す信号を検出する。また、シーケンス制御部541は、ラインカウンタ542と、初期化期間カウンタ543と、消光期間カウンタ544とが出力するカウント値を取得する。シーケンス制御部541は、入力されるサブフレーム期間の長さ、初期化パラメータ、及び、消光パラメータと、当該信号の検出の有無と、取得したカウント値とに基づき、発光制御部52に出力するシーケンスを生成する。
ここで、サブフレーム期間の長さは、ユーザ等により予め設定され、固定となる。サブフレーム期間は、例えば720Hz(1.39ms)などであるが、これに限定されない。また、消光パラメータは、サブフレーム期間における消光期間と消光動作の開始タイミングとを示し、ユーザ等により予め設定され、サブフレーム期間において固定となる。初期化パラメータは、サブフレーム期間における初期化期間と初期化動作の開始タイミングとを示し、ユーザ等により予め設定され、サブフレーム期間において固定となる。また、当該信号の検出の有無とは、垂直同期信号VSまたは映像期間信号DEを検出したか否かである。
そして、シーケンス制御部541は、ラインカウンタ542等が出力するカウント値から、連続するサブフレーム期間の開始タイミング、当該サブフレーム期間における消光動作及び初期化動作の開始及び終了タイミングを示すシーケンスを生成し、発光制御部52に出力する。
ラインカウンタ542は、例えばタイマーであり、1ラインごとに独立にカウントしている。ラインカウンタ542は、カウントしているカウント値をシーケンス制御部541に出力する。そして、シーケンス制御部541は、ラインカウンタ542により出力されたカウント値から、例えばサブフレーム期間の開始時点および終了時点を示すカウント値がわかる。
初期化期間カウンタ543は、例えばタイマーである。初期化期間カウンタ543は、サブフレーム期間の初期化期間を含む消光期間の開始時点から終了時点までをカウントする。初期化期間カウンタ543は、カウントの開始とともにカウント値をシーケンス制御部541に出力する。初期化期間カウンタ543は、サブフレーム期間の終了時点に0に戻される。そして、シーケンス制御部541は、初期化期間カウンタ543により出力されたカウント値から、サブフレーム期間の消光期間の開始時点および終了時点、初期化期間の開始時点および終了時点などを示すカウント値がわかる。
消光期間カウンタ544は、例えばタイマーである。消光期間カウンタ544は、サブフレーム期間の消光期間の開始時点から終了時点までをカウントする。消光期間カウンタ544は、カウントの開始とともにカウント値をシーケンス制御部541に出力する。消光期間カウンタ544は、サブフレーム期間の終了時点に0に戻される。そして、シーケンス制御部541は、消光期間カウンタ544により出力されたカウント値から、サブフレーム期間の消光期間の開始時点および終了時点を示すカウント値がわかる。
発光制御部52は、シーケンサ54により入力されるシーケンスに従って、発光素子32の発光および消光を制御するためのゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力する。
本実施の形態では、発光制御部52は、シーケンサ54により入力されるシーケンスに従って、ゲート制御信号として制御信号WS、制御信号REF、制御信号INIおよび消光信号ENを生成し、ゲート駆動回路14に供給する。例えば、発光制御部52は、例えば図3Aまたは図3Bのタイミングチャートに示されるようなゲート制御信号を生成する。この場合、図3Aの時刻t01は、フレーム期間の最初のサブフレーム期間の開始時点に該当する。図3Bの時刻t11は、サブフレーム期間の開始時点に該当する。
[6.制御装置の動作]
次に、本実施の形態に係る制御装置20の動作について説明する。
図7は、本実施の形態に係る制御装置20のフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の概要を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、制御装置20は、フレーム期間の開始を示す信号を検出したかを、常時確認している(S1)。フレーム期間の開始を示す信号は、上述したように、垂直同期信号VSまたは映像期間信号DEである。
ステップS1において、制御装置20は、フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合(S1でYes)、信号を検出した時点から所定時間後に、消光期間に初期化期間を含めたサブフレーム期間(初期化)を実行する(S2)。サブフレーム期間(初期化)は、フレーム期間として、フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間のうちの最初のサブフレーム期間である。
次に、制御装置20は、サブフレーム期間(消光)を実行する(S3)。サブフレーム期間(消光)は、フレーム期間として、フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間のうちの最初のサブフレーム期間を除いたサブフレーム期間である。
次に、制御装置20は、ステップS3のサブフレーム期間(消光)を実行中に、フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合(S4でYes)、ステップS2に戻り、所定の時間後として、実行中のサブフレーム期間(消光)の終了後に、サブフレーム期間(初期化)を実行する。一方、制御装置20は、サブフレーム期間(消光)を実行中に、フレーム期間の開始を示す信号を検出しなかった場合(S4でNo)、ステップS3に戻り、実行中のサブフレーム期間(消光)の終了後に、サブフレーム期間(消光)を実行する。
続いて、サブフレーム期間(初期化)およびサブフレーム期間(消光)を実行する際の詳細動作について説明する。
図8Aは、図7に示すステップS2の詳細動作を示すフローチャートである。図8Bは、図7に示すステップS3の詳細動作を示すフローチャートである。図9は、本実施の形態に係る制御装置20が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。図9では、一例として、1フレーム期間が144Hzであり、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であり、1フレーム期間が5個のサブフレーム期間で構成される場合の例が示されている。
まず、図8Aに示すステップS2の詳細動作について説明する。すなわち、図8Aに示すように、ステップS2おいて、制御装置20は、フレーム期間の開始を示す信号を検出した時点から所定時間後に、サブフレーム期間(初期化)を開始する(S21)。本実施の形態では、制御装置20は、ラインカウンタ542のカウント値を利用して、サブフレーム期間(初期化)を開始させる。図9に示す例では、制御装置20は、垂直同期信号VSを検出した時間から所定時間後にSubFrame1(初期化)を開始する。SubFrame1(初期化)は、サブフレーム期間(初期化)に該当する。
次に、制御装置20は、サブフレーム期間(初期化)の開始からオフセット時間1が経過したかどうかを判定する(S22)。
ステップS22において、制御装置20は、ラインカウンタ542のカウント値から、サブフレーム期間(初期化)の開始からオフセット時間1が経過したことを判定すると(S22でYes)、初期化シーケンスを開始する(S23)。なお、制御装置20は、オフセット時間1が経過していない場合には(S22でNo)、オフセット時間1が経過するまで待つことになる。本実施の形態では、制御装置20は、初期化期間カウンタ543のカウント値を利用して、初期化シーケンスを開始する。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame1(初期化)において、オフセット時間1が経過した後、消光信号ENおよび制御信号INIをハイレベルにしたゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力することで、初期化シーケンスを開始する。これにより、表示パネル10の画素回路30が有する発光素子32を消光させることができる。なお、消光信号ENおよび制御信号INI、REF、WSについては図3Aで説明した通りであるのでここでの説明は省略する。
次に、制御装置20は、初期化が完了したかどうかを判定する(S24)。本実施の形態では、制御装置20は、初期化期間カウンタ543のカウント値を利用して、画素回路30の初期化が完了したことを判定する。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame1(初期化)において、初期化期間カウンタ543のカウント値に従い、初期化を完了させることで、初期化が完了したことがわかる。なお、制御装置20は、初期化シーケンスの開始後、消光信号ENおよび制御信号INIをローレベルにさせ、制御信号REFをハイレベルに一定期間させた後にローレベルにさせたゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力することで、初期化を完了させる。
ステップS24において、制御装置20は、初期化期間カウンタ543のカウント値から、初期化が完了したことを判定すると(S24でYes)、画素回路30への書き込みを開始する(S25)。本実施の形態では、制御装置20は、初期化期間カウンタ543のカウント値を利用して、画素回路30への書き込みを実行する。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame1(初期化)において、初期化期間カウンタ543のカウント値に従い、制御信号REFをローレベルにさせた後に制御信号WSをハイレベルに一定期間させるゲート制御信号を生成する。そして、制御装置20は、生成したゲート制御信号をゲート駆動回路14に出力することで、書き込みを開始する。
次に、制御装置20は、書き込みが完了したかどうかを判定する(S26)。本実施の形態では、制御装置20は、初期化期間カウンタ543のカウント値を利用して、画素回路30への書き込みが完了したことを判定する。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame1(初期化)において、初期化期間カウンタ543のカウント値に従い、画素回路30への書き込みを完了させることで、書き込みが完了したことがわかる。
ステップS26において、制御装置20は、初期化期間カウンタ543のカウント値から、書き込みが完了したことを判定すると(S26でYes)、書き込みの完了時点からオフセット時間2が経過したかどうかを判定する(S27)。
ステップS27において、制御装置20は、ラインカウンタ542のカウント値から、書き込みの完了時点からオフセット時間2が経過したことを判定すると(S27でYes)、サブフレーム期間(初期化)を終了する(S28)。なお、制御装置20は、オフセット時間2が経過していない場合には(S27でNo)、オフセット時間2が経過するまで待つことになる。本実施の形態では、制御装置20は、ラインカウンタ542と初期化期間カウンタ543のカウント値を利用して、サブフレーム期間(初期化)を終了させる。図9に示す例では、制御装置20は、書き込みの完了時点からオフセット時間2が経過した時点にSubFrame1(初期化)を終了させる。
続いて、図8Bに示すステップS3の詳細動作について説明する。すなわち、図8Bに示すように、ステップS3おいて、制御装置20は、サブフレーム期間(初期化)または前のサブフレーム期間(消光)に続けて、サブフレーム期間(消光)を開始する(S31)。本実施の形態では、制御装置20は、ラインカウンタ542のカウント値を利用して、サブフレーム期間(消光)を開始させる。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame1(初期化)の終了時点からSubFrame2(消光)を開始する。また、制御装置20は、SubFrame2(消光)の終了時点からSubFrame3(消光)を開始する。SubFrame4(消光)およびSubFrame5(消光)も同様である。
次に、制御装置20は、サブフレーム期間(消光)の開始からオフセット時間1が経過したかどうかを判定する(S32)。なお、オフセット時間1は、ステップS22のオフセット時間1と同じ時間が設定されてもよいし異なる時間が設定されてもよい。
ステップS32において、制御装置20は、ラインカウンタ542のカウント値から、サブフレーム期間(消光)の開始からオフセット時間1が経過したことを判定すると(S32でYes)、消光動作を開始する(S33)。なお、制御装置20は、オフセット時間1が経過していない場合には(S32でNo)、オフセット時間1が経過するまで待つことになる。本実施の形態では、制御装置20は、消光期間カウンタ544のカウント値を利用して、画素回路30の消光動作を開始する。図9に示す例では、制御装置20は、例えばSubFrame2(消光)において、オフセット時間1が経過した後、消光信号ENおよび制御信号INIをハイレベルにしたゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力することで、消光動作(消光期間)を開始させる。これにより、表示パネル10の画素回路30が有する発光素子32を消光させることができる。なお、消光信号ENおよび制御信号INI、REF、WSについては図3Bで説明した通りであるのでここでの説明は省略する。
次に、制御装置20は、消光期間が経過したかどうかを判定する(S34)。
ステップS34において、制御装置20は、消光期間カウンタ544のカウント値から、画素回路30の消光期間が完了したことを判定すると(S34でYes)、画素回路30が有する発光素子32を再発光させる(S35)。
本実施の形態では、制御装置20は、消光期間カウンタ544のカウント値を利用して、画素回路30の消光期間が経過したことを判定する。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame2(消光)において、消光期間カウンタ544のカウント値に従い、画素回路30の消光期間を完了させることで、当該消光期間が完了したことがわかる。なお、制御装置20は、消光期間の終了後、消光信号ENおよび制御信号INIをローレベルにさせたゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力することで、消光期間を完了させる。これにより、制御装置20は、画素回路30が有する発光素子32を再発光させることができる。図9に示す例では、制御装置20は、SubFrame2(消光)において、消光期間カウンタ544のカウント値に従い、消光信号ENおよび制御信号INIをローレベルにさせたゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力する。これにより、制御装置20は、SubFrame2(消光)において、消光期間を完了させるとともに画素回路30が有する発光素子32を再発光させることができる。
次に、制御装置20は、消光期間が経過した時点からオフセット時間2が経過したかどうかを判定する(S36)。
ステップS36において、制御装置20は、ラインカウンタ542のカウント値から、消光期間が経過した時点からオフセット時間2が経過したことを判定すると(S36でYes)、サブフレーム期間(消光)を終了する(S37)。なお、制御装置20は、オフセット時間2が経過していない場合には(S36でNo)、オフセット時間2が経過するまで待つことになる。本実施の形態では、制御装置20は、ラインカウンタ542と消光期間カウンタ544のカウント値を利用して、サブフレーム期間(消光)を終了させる。図9に示す例では、制御装置20は、消光期間の終了時点からオフセット時間2が経過した時点にSubFrame2(消光)を終了させる。
なお、上記の図9では、フレーム期間の開始を示す信号として垂直同期信号VSを例にあげて説明したが、これに限らない。映像期間信号DEであってもよい。以下、フレーム期間の開始を示す信号と1フレーム期間との関係について説明する。
図10は、本実施の形態に係る垂直同期信号VSの検出を基準として1フレーム期間が開始される場合を示す図である。図11は、本実施の形態に係る映像期間信号DEの検出を基準として1フレーム期間が開始される場合を示す図である。すなわち、フレーム期間の開始を示す信号として垂直同期信号VSを検出する場合には、垂直同期信号VSの検出に応じてフレーム期間を開始させればよい。本実施の形態では、垂直同期信号VSを検出すると、垂直同期信号VSを検出した時点から所定の時間後(当該時点のサブフレーム期間の終了後)に、垂直同期信号VSにより示されるフレーム期間を構成する最初のサブフレーム期間を開始すればよい。
一方、フレーム期間の開始を示す信号として映像期間信号DEを検出する場合には、映像期間信号DEの検出に応じてフレーム期間を開始させればよい。本実施の形態では、映像期間信号DEを検出すると、映像期間信号DEを検出した時点から所定の時間後(当該時点のサブフレーム期間の終了後)に、映像期間信号DEにより示されるフレーム期間を構成する最初のサブフレーム期間を開始すればよい。
(実施例1)
上記では、1フレーム期間が144Hzであり、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であり、1フレーム期間が5個のサブフレーム期間で構成される場合の例を挙げて説明したがこれに限らない。以下、フレーム期間が変動する場合に構成されるサブフレーム期間の個数について説明する。
図12は、実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合に構成されるサブフレーム期間の個数を示す図である。図12では、フレーム期間をフレームレートで表しており、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であるとしている。
図12の(a)に示すように、フレーム期間が144Hzである場合、1フレーム期間が5個のサブフレーム期間で構成される。同様に、図12の(b)に示すように、フレーム期間が120Hzである場合、1フレーム期間が6個のサブフレーム期間で構成される。図12の(c)に示すように、フレーム期間が90Hzである場合、1フレーム期間が8個のサブフレーム期間で構成される。また、図12の(d)に示すように、フレーム期間が60Hzである場合、1フレーム期間が12個のサブフレーム期間で構成される。図12の(e)に示すように、フレーム期間が48Hzである場合、1フレーム期間が15個のサブフレーム期間で構成される。図12の(f)に示すように、フレーム期間が40Hzである場合、1フレーム期間が18個のサブフレーム期間で構成される。
次に、図13〜図18を用いて、図12の(a)〜(f)に示される複数のサブフレーム期間を具体的に説明する。図13〜図18は、本実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置20が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。なお、図9と同様なところについては説明を省略する。
図13には、フレーム期間が144Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間が示されている。図13に示すように、フレーム期間が144Hzである場合、1フレーム期間は、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame5(消光)の5つのサブフレーム期間で構成される。
図14には、フレーム期間が120Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間が示されている。図14に示すように、フレーム期間が120Hzである場合、1フレーム期間は、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame6(消光)の6つのサブフレーム期間で構成される。
図15には、フレーム期間が90Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間が示されている。図15に示すように、フレーム期間が90Hzである場合、1フレーム期間は、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame8(消光)の8つのサブフレーム期間で構成される。
図16には、フレーム期間が60Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間が示されている。図16に示すように、フレーム期間が60Hzである場合、1フレーム期間は、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame12(消光)の12つのサブフレーム期間で構成される。
図17には、フレーム期間が48Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間が示されている。図17に示すように、フレーム期間が48Hzである場合、1フレーム期間は、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame15(消光)の15つのサブフレーム期間で構成される。
図18には、フレーム期間が40Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間が示されている。図18に示すように、フレーム期間が40Hzである場合、1フレーム期間は、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame18(消光)の18つのサブフレーム期間で構成される。
(実施例2)
実施例1では、変動する1フレーム期間が、サブフレーム期間で割り切れる、すなわち、フレーム期間がサブフレーム期間の整数倍である場合について例を挙げて説明したが、これらの例に限定されない。フレーム期間がサブフレーム期間の整数倍でなくてもよい。
以下、この場合の例について、実施例2として説明する。
図19は、本実施の形態の実施例2に係るデューティ制御部50が行うデューティ制御の概要を示す図である。図19に示す例では、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であるが、1フレーム期間を示すフレームレートが、144Hzより小さく120Hzよりも大きい場合の例が示されている。また、図19に示す例では、X番目のフレーム期間であるFrameXを構成する5個のサブフレーム期間の終了時までに、垂直同期信号VSなどのフレーム期間の開始を示す信号が検出されていない。この場合、制御装置20は、最後のサブフレーム期間である5個目のサブフレーム期間の終了時に1個のサブフレーム期間(図でextra)をさらに実行する。
図20は、本実施の形態の実施例2に係るデューティ制御部50が行うデューティ制御の具体例を示す図である。図20に示す例では、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であり、1フレーム期間が、(5+1/5)個のサブフレーム期間で構成される場合の例が示されている。
この場合、デューティ制御部50が行うデューティ制御として、5フレーム期間ごとに1回、5個のサブフレーム期間に1個のサブフレーム期間(extra)分を加えればよい。換言すると、図20に示すように、5フレーム期間ごとに、最後(5個目)のサブフレーム期間の実行中にフレーム期間の開始を示す信号が検出されない。この場合、5フレーム期間の最後(5個目)のサブフレーム期間の終了後、1個のサブフレーム期間(図でextra)をさらに実行すればよい。
より具体的には、デューティ制御部50は、フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合、当該信号を検出した時点から所定時間後に、当該フレーム期間として、当該フレーム期間を構成するn(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次開始する。ここで、デューティ制御部50は、n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しないとする。この場合、デューティ制御部50は、フレーム期間がサブフレーム期間の整数倍ではないとして、最後のサブフレーム期間の終了時に1個のサブフレーム期間をさらに開始する。なお、1個のサブフレーム期間とn個のサブフレーム期間とのすべては、予め定められた同一の長さの期間となるように制御される。また、1個のサブフレーム期間とn個のサブフレーム期間とにおける発光期間及び消光期間の割合であるデューティ比は予め定められた同一の比となるように制御される。
本実施例でも、デューティ制御部50は、フレーム期間の開始を示す信号を検出すると、検出時に実行するサブフレーム期間の次のサブフレーム期間では、消光期間に初期化期間を含ませるゲート制御信号を生成する。一方、デューティ制御部50は、それ以外すなわちフレーム期間の開始を示す信号を検出しないときには、一定の間隔の発光期間及び消光期間からなるサブフレーム期間を繰り返し実行するゲート制御信号を生成すればよい。デューティ制御部50は、このような制御を行うことで、フレーム期間がサブフレーム期間の整数倍でない場合でも、フレーム期間における消光期間を複数のサブフレーム期間を用いて分散させ、発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返すことができる。
なお、デューティ制御部50は、n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しないときに、フレーム期間がサブフレーム期間の整数倍ではないと判断することに限らない。このとき、フレーム期間がまだ終了していないものと判断してもよい。具体的には、デューティ制御部50は、n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しないとする。この場合、デューティ制御部50は、フレーム期間がまだ終了していないものと判断し、最後のサブフレーム期間の終了後にさらに1個のサブフレーム期間をさらに開始してもよい。さらに、デューティ制御部50は、当該1個のサブフレーム期間の終了時点までに次のフレーム期間の開始を検出しない場合には、次のフレーム期間の開始を検出するまで、サブフレーム期間を繰り返し実行してもよい。
[7.効果等]
まず、比較例について説明する。
図21Aは、比較例に係る表示装置9の構成例を示す概略図である。図21Bは、図21Aに示す同期制御部98がゲート駆動回路に出力するゲート波形を示す図である。なお、図4等と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図21Aに示すように比較例に係る表示装置9は、表示パネル10と、ラインバッファ26および同期制御部98で構成される制御装置とを備える。
同期制御部98は、垂直同期信号VSの入力を起点とし、図21Bに示すような消光動作、初期化動作、書き込み動作を含むゲートドライバの波形を生成する。
しかしながら、図21Bに示すようなゲートドライバの波形を生成する場合、1フレームの期間が変動すると、消光動作から書き込み動作までの期間が変動するので、フリッカが視認されてしまう。以下、この課題について例を挙げて説明する。
図22Aおよび図22Bは、比較例に係る表示装置9の課題を説明するための図である。図22Aは、比較例に係る制御装置がフレーム期間の変動に関係なく消光期間を一定にした場合におけるフレーム期間ごとの発光期間と消光期間とを示す図である。つまり、図22Aには、フレームレートすなわち1フレーム期間における垂直ライン数が変更されても消光期間の長さを一定とする場合の例が示されている。
図22Aに示されるように、フレーム期間の変動に関係なく消光期間を一定にする場合、フレームレートが小さくなると発光期間が長くなり、大きくなると発光期間が短くなる。そして、このように発光期間が一定の間隔で繰り返されないため画面の明るさが一定でなく画面にちらつきを感じるため、フリッカが視認されてしまうことになる。
また、図22Bは、比較例に係る制御装置がフレーム期間の変動に応じて消光期間を変更してデューティ比を一定にする場合における、フレーム期間ごとの発光期間と消光期間とを示す図である。つまり、図22Bには、フレームレートが変更されると消光期間の長さを変更してデューティ比を一定にする場合の例が示されている。
図22Bに示されるように、フレーム期間の変動に応じて消光期間を変更しデューティ比を一定する場合、フレームレートが小さくなると発光期間だけでなく消光期間も長くなる。このため、人間の目が点滅を認識し易くなり、画面にちらつきを感じるため、フリッカが視認されてしまうことになる。さらに、フレーム期間が変動し、垂直ライン数が予めわからない場合、1フレーム期間での総発光期間がわからないため、どの程度のオフデューティを設けるべきかわからないという問題もある。
これに対し、本実施の形態に係る制御装置20によれば、1フレーム期間を一定の長さの複数のサブフレーム期間に分割して実行することで、フレーム期間における消光期間を分散させ、かつ、発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返させることができる。また、垂直ライン数が予めわからなくて、さらに、フレーム期間が常にまたは時に大きく変動する場合でも、予め定めた長さのオンデューティとオフデューティとをサブフレーム期間という一定周期で繰り返すことができる。
これにより、フレーム期間が大きく変動しても、画像を表示する表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。つまり、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置20によれば、フレーム期間を構成する最後のサブフレーム期間の実行中に、当該フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合、当該最後のサブフレーム期間に続けて次のフレーム期間の最初のサブフレーム期間を開始する。これにより、フレーム期間の変動に容易に追従することができるので、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置20によれば、フレーム期間が予め定められたサブフレーム期間の整数倍でなくても、複数のサブフレーム期間を用いて発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返すことができ、フリッカが視認されないようにすることができる。
また、本実施の形態に係る制御装置20によれば、フレーム期間の最初に配置された消光期間に、複数の画素回路を初期化するための初期化期間を含めることにより、当該フレーム期間における映像表示を適切に行うことができる。
なお、本実施の形態に係る制御装置20がAdaptive−Syncに対応していてもよい。換言すると、本実施の形態に係る制御装置20は、GPUの処理時間に応じて描画開始タイミングを可変とする規格に対応して、入力映像信号に合わせてフレーム期間を構成するサブフレーム期間の個数を動的に変動させてもよい。より具体的には、フレーム期間は可変であってもよく、さらに、フレーム期間はAdaptive−Syncに対応して動的に変動させてもよい。ここで、Adaptive−Syncは、GPUのフレーム処理の終了タイミングに合わせて画面を描画することで、スタッターまたはティアリングの課題を回避するための技術であり、ディスプレイデバイスのリフレッシュレートをリアルタイムで調整することができる。本実施の形態に係る制御装置20がAdaptive−Syncに対応することで、例えば、フレームレートがディスプレイデバイスの最速のフレームレートに届かない時には、表示開始タイミングを遅らせてGPUの処理終了を待ち、処理終了後に速やかに描画を開始することで、可能な限り最大のフレームレートを維持することができる。なお、Adaptive−Sync規格として定められるものの他に、GPUベンダが認証仕様として規定するG−SYNC及びFreeSyncなどが知られている。
このように、本実施の形態に係る制御装置20によれば、G−SYNC及びFreeSyncなどの認証規格や、Adaptive−Sync規格に対応してもよく、この場合、大きな同期変動にも追従しながらフリッカの発生を抑制することができる。
(変形例1)
上記の実施の形態の画素回路30の構成は、図2を用いて説明したが、これに限らない。以下、図2に示す画素回路30と異なる構成例を変形例1として説明する。
図23Aは、本実施の形態の変形例1に係る画素回路30Aの構成の一例を模式的に示す回路図である。図23Bは、本実施の形態の変形例1に係る画素回路30Bの構成の別の一例を模式的に示す回路図である。図2と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
つまり、図2に示す画素回路30は、図23Aに示す画素回路30Aであってもよいし、図23Bに示す画素回路30Bであってもよい。
画素回路30Aは、図2に示す画素回路30に対して、スイッチトランジスタ34および36を備えていない点で異なる。
画素回路30Aは、スイッチトランジスタ34を備えていないので、スイッチトランジスタ37により、発光素子32の発光または消光すなわち画素回路30Aの発光動作または消光動作を行う。また、画素回路30Aは、スイッチトランジスタ36を備えていないので、スイッチトランジスタ37により、初期化動作を行う。
より具体的には、画素回路30Aの消光動作は、次のように行われる。すなわち、駆動トランジスタ33のドレイン−ソース間電流は、ゲート駆動回路14からスイッチトランジスタ37のゲートに制御信号AZが印加され、スイッチトランジスタ37がオン状態になると、スイッチトランジスタ37へ流れ、発光素子32には流れない。これにより、発光素子32は消光する。また、画素回路30Aの発光動作は、次のように行われる。すなわち、駆動トランジスタ33のドレイン−ソース間電流は、スイッチトランジスタ37のゲートへの制御信号AZの印加が停止され、スイッチトランジスタ37がオフ状態になると、発光素子32に流れる。これにより、発光素子32は発光する。
また、画素回路30Bは、図2に示す画素回路30に対して、スイッチトランジスタ34を備えていない点で異なる。画素回路30Bは、スイッチトランジスタ34を備えていないので、スイッチトランジスタ37により、発光素子32の発光または消光すなわち画素回路30Aの発光動作または消光動作を行う。
より具体的には、画素回路30Bの消光動作は、次のように行われる。すなわち、駆動トランジスタ33のドレイン−ソース間電流は、ゲート駆動回路14からスイッチトランジスタ37のゲートに制御信号INIが印加され、スイッチトランジスタ37がオン状態になると、スイッチトランジスタ37へ流れ、発光素子32には流れない。よって、発光素子32は消光する。また、画素回路30Bの発光動作は、次のように行われる。すなわち、駆動トランジスタ33のドレイン−ソース間電流は、スイッチトランジスタ37のゲートへの制御信号INIの印加が停止され、スイッチトランジスタ37がオフ状態になると、発光素子32に流れる。これにより、発光素子32は発光する。
なお、表示装置1が有する画素回路の構成は、上述した構成に限らない。例えば、駆動トランジスタ、選択トランジスタおよび画素容量を備える構成であれば、他のスイッチトランジスタの配置は適宜変更してもよい。また、画素回路に設けられる複数のトランジスタは、ポリシリコンTFTであってもよいし、アモルファスシリコンTFT等他のトランジスタで構成されていてもよい。また、トランジスタの導電型はn型であってもよいしp型であってもよいし、これらを組み合わせたものであってもよい。
(変形例2)
上記の実施の形態では、表示装置1が有する画素回路は、有機EL素子である発光素子を備えるとして説明したが、これに限らない。液晶を備える画素回路であってもよい。
図24は、本実施の形態の変形例2に係る画素回路30Cの構成の一例を模式的に示す回路図である。画素回路30Cは、図24に示すように、発光素子を有さず、コンデンサ、液晶、ダイオード、および駆動トランジスタを備えている。つまり、画像を表示する表示パネル10を構成する画素は、液晶素子からなってもよく、表示装置1が有する画素回路を、液晶にも適用してもよい。
また、表示装置1に液晶を適用する場合、表示装置1はさらに、バックライトスキャンを行うバックライトを有すればよい。ここでバックライトスキャンとは、書き換え対象となる画素を含むライン付近のバックライトを順次オフしていく技術である。また、液晶のバックライトは、通常、映像に同期していない。しかし、本変形例では、バックライトスキャンさせる際に、映像に同期して動作させ、発光期間を、バックライトスキャンにおけるバックライトが点灯される期間とし、消光期間を、バックライトが消灯される期間とする。
これにより、バックライトスキャンのフレーム期間が大きく変動しても、液晶を用いた表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。つまり、フレーム期間が変動しても、液晶を用いた表示パネルのフリッカ現象を抑制することができる。
図25は、本実施の形態の変形例2に係るバックライトスキャンのフレーム期間のタイミングチャートの一例である。図25では、1フレーム期間が144Hzであり、サブフレーム期間が720Hz(1.39ms)であり、1フレーム期間が5個のサブフレーム期間で構成される場合の例が示されている。図25に示すバックライト信号のオン状態が発光期間に対応し、バックライト信号のオフ状態が消光期間に対応する。図25では、先頭ラインについてのタイミングチャートが示されており、ラインを書き換える前後のバックライトをオフにしている。
このように、表示装置1に液晶を適用する場合でも、予め定めた長さのオンデューティとオフデューティとをサブフレーム期間という一定周期で繰り返すことで、フレーム期間が大きく変動しても、画像を表示する表示パネルにおいてフリッカが視認されないようにすることができる。
(その他の実施の形態)
(1)なお、上記の実施の形態および変形例では、変動するフレーム期間を、それぞれ略同一の長さを有する複数のサブフレーム期間に再構成して実行し、発光期間及び消光期間を略一定の間隔で繰り返すことについて説明したが、これに限らない。最後のサブフレーム期間の終了後に追加されたサブフレーム期間の実行中に、フレーム期間の開始を示す信号が検出された場合に、当該追加されたサブフレーム期間を途中で打ち切り、次のフレーム期間を開始してもよい。
図26は、その他の実施の形態に係るフレーム期間が変動する場合における制御装置が行うフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する動作の詳細の一例を示す図である。
図26では、追加されたサブフレーム期間が開始されてから閾値以内(閾値以下の時間)に、フレーム期間の開始を示す信号が検出されている。そして、当該追加されたサブフレーム期間が途中で打ち切られ、次のフレーム期間が開始されている。
より具体的には、入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間でフレーム期間を再構成するようにサブフレーム期間のフレーム長を変更する。そして、最後のサブフレーム期間の実行後に追加されたサブフレーム期間中において、次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合に、検出タイミングが当該追加されたサブフレーム期間に対して、開始から一定の閾値以下の時間での検出であったとき、途中で当該追加されたサブフレーム期間を打ち切り、次のフレーム期間を開始してもよい。
このように、追加されたサブフレーム期間の開始時点から閾値以下の時間内で垂直同期信号などの信号を検出した場合、追加されたサブフレーム期間を途中で終了し、次のフレーム期間を構成する最初のサブフレーム期間を開始する。これにより、1フレーム期間が伸長するが、伸長幅が小さい場合には輝度変化が十分に小さくなる。これにより、フレーム期間が変動してもフリッカ現象を抑制することができる。
(2)また、上記の実施の形態および変形例では、変動するフレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間それぞれのデューティ比が予め定められた略同一の比となるように制御されると説明したが、これに限らない。表示パネル10が有する特有の発光特性に応じて、フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を微調整してもよい。
これについて、フレーム期間が144Hzである場合を例に挙げて、図27A〜図29を用いて以下説明する。
図27Aは、フレーム期間が144Hzである場合に構成される複数のサブフレーム期間におけるデューティ波形の一例を示す図である。図13と同様なところについては説明を省略する。
図27Aに示す例では、SubFrame1(初期化)、SubFrame2(消光)〜SubFrame5(消光)の5つのサブフレーム期間それぞれに、略一定の消光期間が設けられている。換言すると、5つのサブフレーム期間それぞれでは、発光期間及び消光期間の割合であるデューティ比は予め定められた同一の比となるように制御される。ここで、発光期間をハイ、消光期間をローとするデューティ波形で表現すると、図27Aの最下部に示されるデューティ波形となる。
図27Bは、図27Aに示されるデューティ波形に対する実際の発光波形の一例を示す図である。上記の実施の形態および変形例では、表示パネル10は、図27Aに示されるデューティ波形に従った発光波形により画像(映像)を表示するとして説明していた。しかしながら、表示パネル10は、実際にはパネル特有の発光特性を有するため、図27Bに示される実際の発光波形により画像(映像)を表示することになる。
図28は、図27Bに示される1フレーム期間における実際の発光波形から消光期間を除いたときの実際の発光波形とその平均輝度とを示す図である。図28に示す実際の発光波形はなまっており、1つ目の発光期間で上振れ(オーバシュート)し、その後の発光期間で徐々に下がっている(一定でない)。
より具体的には、図28において、1つ目の発光期間におけるs領域では、発光波形がオーバシュートしている。これは、1つ目の発光期間の前に表示パネル10の画素(図2で画素回路30)が初期化されることで、画素の発光素子32の寄生容量が空になっていたために生じる。理想的には、初期化された後に続く複数の発光期間において、当該初期化後に書き込まれた画素容量38(Cs)により駆動トランジスタ33に流れる映像信号の信号電圧に対応した電流が発光素子32に流れる。しかしながら、実際には、1つ目の発光期間の前に画素における発光素子32の寄生容量が初期化されて空になるため、1つ目の発光期間では発光素子32の寄生容量もチャージされる。つまり、1つ目の発光期間では、発光素子32の寄生容量にチャージされる分だけ、映像信号の信号電圧に対応した電流よりも大きな電流が発光素子32に流れることになる。このため、1つ目の発光期間におけるs領域では、発光波形がオーバシュートし、平均輝度が目標とした輝度よりも高くなってしまう。
一方、図28において、1つ目の発光期間の途中から3つ目の発光期間を跨ぐt領域では、発光波形が徐々に下がっていき、4つ目と5つ目との発光期間を跨ぐu領域では、発光波形の低下が極小になっている。これを例えば図2を用いて説明する。理想的には、当該初期化後に書き込まれた画素容量38(Cs)に書き込まれた電荷は、初期化後の複数の発光期間において、維持される。しかしながら、実際には、当該初期化後に画素容量38(Cs)に書き込まれた電荷は、微小ではあるものの徐々に漏れ(リークし)、その漏れ量は、徐々に収まっていく。このため、t領域では、発光期間の時間の経過とともに平均輝度が徐々に低くなってしまい、u領域では、平均輝度が発光期間の時間の経過とともに極めて徐々に低くなって(または維持されて)しまう。
そこで、図29に示すように、フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を微調整する。
図29は、その他の実施の形態に係る複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整する方法を説明するための図である。図29の(a)には、図27Bに示す実際の発光波形が示されている。図29の(b)には、図29の(a)に示される実際の発光波形に対して、予め定められたデューティ比が調整されたデューティ波形が示されている。図29の(c)には、図29の(b)に示されるようにデューティ比が調整されたデューティ波形により得られる平均輝度が示されている。
より具体的には、図29の(b)及び(c)に示されるように、得られる平均輝度が一定(均一)になるように、予め定められたデューティ比を調整して、1つ目と3つ目〜5つ目の発光期間の長さを調整する。
より詳細には、オーバシュートする1つ目の発光期間の長さは短くなるようにデューティ比を調整する。換言すると、1つ目の発光期間すなわち複数のサブフレーム期間のうちの最初のサブフレーム期間における消光期間の後に続く発光期間が、予め定められた略同一のデューティ比で定まる長さよりも短くなるように、デューティ比を調整する。これにより、表示パネル特有の発光特性により発生するオーバシュートの影響を抑制することができる。
また、発光波形が下がる3つ目〜5つ目の発光期間の長さは長くなるようにデューティ比を調整する。また、4つ目〜5つ目の発光期間の長さは、3つ目の発光期間の長さよりも長くなるようにデューティ比を調整する。これにより、図29の(c)に示される平均輝度が一定になる。
なお、複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比は、フレームレートすなわちフレーム期間の長さに応じて調整されるとよい。複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比の調整の程度は、表示パネル特有の発光特性(実際の発光波形)に依存するため、表示パネルが製造された時点で定めることができる。このため、複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比の調整の程度は、フレームレート毎に予め定めることができる。
また、図28で説明した実際の発光波形の低下(なまり)による平均輝度の低下は、図12で挙げたフレーム期間の例で説明すると、60Hz程度のフレームレートまではあまり目立たないが、48Hz及び30Hzのフレームレートになると目立つようになる。48Hz及び30Hz程度のフレームレートにおける発光期間の長さになると、画素(画素容量38の電荷)のリークが無視できなくなるためである。
以上のように、複数のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を、さらに、フレームレートに応じてサブフレーム期間単位で調整してもよい。これにより、表示パネル特有の発光特性を原因として、1フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間のそれぞれでの平均輝度が目標とする輝度から外れることを抑制することができる。よって、表示パネル10特有の発光特性の影響を抑制しつつ、フリッカ現象を抑制することができる。
(3)また、本開示は、上述した実施の形態および変形例に記載した構成に限定されるものではなく、適宜変更を加えてもよい。
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係る制御方法および制御装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、特に、高速および高解像度の表示が要望されるテレビシステム、ゲーム機およびパーソナルコンピュータのディスプレイ等の技術分野に有用である。
1、9 表示装置
10 表示パネル
12 表示部
14 ゲート駆動回路
16 ソース駆動回路
20 制御装置
26 ラインバッファ
28 同期制御部
30、30A、30B、30C 画素回路
32 発光素子
33 駆動トランジスタ
34、36、37 スイッチトランジスタ
35 選択トランジスタ
38 画素容量
39 EL容量
40 走査線
42 信号線
50 デューティ制御部
52 発光制御部
54 シーケンサ
541 シーケンス制御部
542 ラインカウンタ
543 初期化期間カウンタ
544 消光期間カウンタ

Claims (19)

  1. 同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するが、正確なフレーム期間が予めわからない場合の制御方法であって、
    入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間でフレーム期間を再構成するように前記サブフレーム期間の個数を変更し、画像を表示する、
    制御方法。
  2. 同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するが、正確なフレーム期間が予めわからない場合の制御方法であって、
    入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間でフレーム期間を再構成するように前記サブフレーム期間の個数を変更するが、最終のサブフレーム期間実行後の追加サブフレーム期間において次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合に、検出タイミングが1サブフレーム期間に対して、開始から一定の閾値以下の時間での検出であった場合に、途中で前記追加サブフレーム期間を打ち切り、次のフレーム期間を開始する、
    制御方法。
  3. 前記n個のサブフレーム期間のそれぞれは、予め定められた略同一の長さとなる期間で構成されるように制御する、
    請求項1または2に記載の制御方法。
  4. フレーム期間の開始を示す信号をサブフレーム期間中に検出した場合、当該信号を検出した時点から所定時間後に、前記フレーム期間として、前記フレーム期間を構成するn(nは2以上の整数)個のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次実行していく、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記所定時間は、前記n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、前記フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合の、前記最後のサブフレーム期間のフレーム開始信号の検出時間からサブフレーム期間終了までの期間とする、
    請求項4に記載の制御方法。
  6. 前記フレーム期間の開始検出信号は、垂直同期信号またはフレーム先頭の映像期間信号である、
    請求項1、2、4または5に記載の制御方法。
  7. 前記n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、前記フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しない場合、前記フレーム期間が前記サブフレーム期間の整数倍ではないと判断し、前記最後のサブフレーム期間の終了時に1個のサブフレーム期間をさらに開始する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御方法。
  8. 前記n個のサブフレーム期間の最後のサブフレーム期間の実行中に、前記フレーム期間の次のフレーム期間の開始を示す信号を検出しない場合、前記フレーム期間がまだ終了していないものと判断し、前記最後のサブフレーム期間の終了後に更に1サブフレーム期間を開始する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御方法。
  9. 前記1サブフレーム期間は、次のフレーム期間の開始を検出しない場合に、繰り返し実行する、
    請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記フレーム期間は、GPUの処理時間に応じて描画開始タイミングを可変とする規格に対応して、入力映像信号に合わせてフレーム期間を構成するサブフレーム数を動的に変動する、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の制御方法。
  11. 前記n個のサブフレーム期間のそれぞれは、発光期間と消光期間を有する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の制御方法。
  12. 前記発光期間及び前記消光期間の割合であるデューティ比は、予め定められた略同一の比となるように制御される
    請求項11に記載の制御方法。
  13. さらに、画像が表示される表示パネルが有する発光特性に応じて、前記フレーム期間を構成する前記n個のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整する、
    請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記n個のサブフレーム期間のそれぞれのデューティ比を調整する場合、
    前記n個のサブフレーム期間のうちの最初のサブフレーム期間における消光期間の後に続く発光期間が、前記略同一の比で定まる長さよりも短くなるように、前記デューティ比を調整する、
    請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記n個のサブフレーム期間の最初のサブフレーム期間における消光期間は、前記画像を表示する表示パネルが有し、行列状に配置された複数の画素回路を初期化するための初期化期間を含む、
    請求項11〜14のいずれか1項に記載の制御方法。
  16. 前記画像を表示する表示パネルを構成する画素は、有機EL素子を含む電流駆動で発光する発光素子からなる、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の制御方法。
  17. 前記画像を表示する表示パネルを構成する画素は、液晶素子からなり、
    前記n個のサブフレーム期間のそれぞれは、発光期間と消光期間を有し、
    前記発光期間は、バックライトスキャンにおけるバックライトが点灯される期間であり、
    前記消光期間は、前記バックライトが消灯される期間である、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の制御方法。
  18. 同一画像が表示され続ける期間であるフレーム期間の発光期間と消光期間とを制御する制御装置であって、
    フレーム期間の開始を示す信号を検出した場合、前記信号を検出した時点から所定時間後に、前記フレーム期間として、前記フレーム期間を構成する複数のサブフレーム期間を最初のサブフレーム期間から順次開始するデューティ制御部とを備え、
    前記デューティ制御部は、前記複数のサブフレーム期間のすべてが、予め定められた略同一の長さの期間になるように制御し、かつ、前記複数のサブフレーム期間における発光期間及び消光期間の割合であるデューティ比が予め定められた略同一の比となるように制御する、
    制御装置。
  19. 同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するが、正確なフレーム期間が予めわからない場合の制御装置であって、
    入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレームでフレーム期間を再構成するように前記サブフレームのフレーム個数を変更するが、最終のサブフレーム実行後の追加サブフレーム期間において次のフレーム期間の開始を示す信号を検出した場合に、検出タイミングが1サブフレーム期間に対して、開始から一定の閾値以下の時間での検出であった場合に、途中で前記追加サブフレーム期間を打ち切り、次のフレーム期間を開始する、
    制御装置。
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