JP2021076372A - 乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1〜図11は、本発明の第1実施形態に係る乾燥装置を示している。本実施形態の乾燥装置A1は、布団などの生活用品を乾燥するために用いられ、本体部1、吐出部4及び把持部12により構成され、本体部1にて生成された温風を吐出部4から吐出させる。特に布団を暖める場合には、使用者が把持部12を掴んで乾燥装置A1を持ち運び、例えば掛け布団と敷き布団との間に吐出部4を挿入する。この状態において、乾燥装置A1を運転動作させることで布団の温めが可能となる。なお、乾燥装置A1は、所定の温風を吐出する構成であればよく、必ずしも乾燥機能を果たすものに限定されず、例えば生活用品を温める機能を果たすものであってもよい。また、乾燥対象物の温め方は、乾燥対象物に吹き付ける態様であればよく、上述した布団の温め方のように掛け布団と敷き布団との間に吐出部4を挿入する態様には限られない。
本体部1は、筐体10を有する。筐体10は、乾燥装置A1の外観の大部分をなし、乾燥対象物に温風を吐出するための各種装置を収容する。筐体10は、例えばABS樹脂等の樹脂材料からなるが、その材質は特に限定されない。図3に示すように、本実施形態においては、筐体10は、筐体上部10A及び筐体下部10Bからなる。筐体上部10Aは、筐体10のz方向上側部分を構成している。筐体下部10Bは、筐体10のz方向下側部分を構成している。なお、ここでは筐体10が複数の別体の部位によって形成される場合を例に説明したが、全体が一体的に形成されていてもよい。ただし、乾燥装置A1の製造や使用の便宜から、筐体10は、複数の別体の部位によって形成されていることが好ましい。
送風手段2は、乾燥装置A1が吐出する温風のもととなる風を発生させるためのものであり、外部から吸気口14,15や胴体部131の通気部1311を介して空気を吸気し、吐出口11側へ送風するようになっている。図3、図6及び図7に示すように、本実施形態の送風手段2は、筐体10内に収容され、ファン21、モータ22及びケーシング23を有する。
加熱手段3は、送風手段2から発生した風を、布団等の生活用品を乾燥させるのに適した温度に加熱するためのものである。加熱手段3の具体的な構成は特に限定されず、図3及び図6に示すように、本実施形態においては、加熱手段3は、加熱部31、複数の端子部32及びヒーターカバー33を有する。加熱手段3は、図6に示すように、送風手段2の下流側(x方向前側)に配置されており、図示された例においては、x方向において送風手段2のケーシング23の送風口232と筐体10の吐出口11との間に配置されている。具体的には、ケーシング23の送風口232と筐体10の吐出口11とを繋ぐ送風路に配置される。
電源部6は、例えば商用の100V交流電力を、送風手段2のモータ22や加熱手段3を駆動するのに適した電力に変換するためのものである。図示された例においては、電源部6は、図3及び図6に示すように、送風手段2のケーシング23と第4側面104との間に配置されている。電源部6は、例えば電源基板と複数の電子部品とからなる。また、z方向に延在するように配置される電源基板には、乾燥装置A1の一部または全体の動作を制御する制御部(図示略)が適宜実装されていてもよい。
電源コード7は、例えば商用の100V交流電力を電源部6等に通電するためのものであり、例えば端部に差込プラグ(図示略)が取り付けられている。図1及び図4(a)に示すように、電源基板に接続される電源コード7は、第1側面101側の開口から引き出され、コード収容部13に収容されている。本実施形態においては、電源コード7は、コード収容部13の胴体部131に巻かれることによって、コード収容部13に収容されている。図4(b)に示すように、電源コード7は、胴体部131に巻かれた状態では、y方向視においてカバー部132によってそのほとんどが覆われている。乾燥装置A1を使用する際には、必要に応じて電源コード7が胴体部131から繰り出され、所定のコンセントに接続される。
図1、図4(b)及び図6に示すように、把持部12は、使用者が乾燥装置A1を持ち運び等する際に利用される部位であり、本体部1の上面105側(本実施形態においては筐体上部10A)に設けられる。本実施形態においては、把持部12は、バー部121及び脚部122,123を有する。バー部121は、使用者が把持することが意図された部位であり、x方向に沿って延びている。また、バー部121は、上面105からz方向上方に離間している。脚部122は、バー部121のx方向前方端と、第3側面103及び上面105の境界部分付近に繋がっている。脚部123は、バー部121のx方向後方端と、第4側面104及び上面105の境界部分付近に繋がっている。
本実施形態においては、図1及び図6に示すように、筐体10の把持部12のバー部121に操作部5が設けられている。操作部5は、乾燥装置A1の使用者が乾燥装置A1の操作を行うためのものである。操作部5は、電源部6の電源基板から供給される電圧や電流を電源として動作するようになっており、例えば複数の操作ボタン51、発光インジケータ52及び操作基板53を有する。操作基板53は、バー部121に収容されており、例えばx方向を長手方向とする長矩形状である。電源部6からの配線(図示略)は、脚部123内を通って操作基板53に接続される。また、操作ボタン51及び発光インジケータ52は、操作基板53に搭載されている。操作ボタン51は、押圧されることにより、所定の電気信号を生成する。発光インジケータ52は、乾燥装置A1の動作状態に応じて発光するものであり、例えばLEDを有する。
吐出部4は、送風手段2及び加熱手段3によって生成され、筐体10の吐出口11から吐出された温風を、使用者の所望の領域に吐出するためのものである。図6に示すように、吐出部4は、吐出口11側に保持された状態において、送風手段2の送風方向であるx方向に沿って延出している。本実施形態においては、図9に示すように、ホース取付部41、ホース42及びノズル43によって構成されている。
図12及び図13は、本発明の第2実施形態に係る乾燥装置を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
1 :筐体
2 :送風手段
3 :加熱手段
4 :吐出部
5 :操作部
6 :電源部
7 :電源コード
8 :電源部
10A :筐体上部
10B :筐体下部
11 :吐出口
12 :把持部
13 :コード収容部
14,15:吸気口
21 :ファン
22 :モータ
23 :ケーシング
31 :加熱部
32 :端子部
33 :ヒーターカバー
41 :ホース取付部
42 :ホース
43 :ノズル
51 :操作ボタン
52 :発光インジケータ
53 :操作基板
101 :第1側面
102 :第2側面
103 :第3側面
104 :第4側面
105 :上面
106 :下面
121 :バー部
122,123:脚部
125 :支持部
131 :胴体部
132 :カバー部
211 :回転軸
212 :羽根部
231 :吸入口
232 :送風口
411 :筒状部
412 :係合部
413 :支持部
421 :ホース本体
422,423:支持部材
431 :ノズル本体
432 :環状部材
1251 :自立面
1311 :通気部
1321 :主板部
1322,1323:延出部
1324 :自立面
4311 :筒状部
4312 :主吐出口
4313 :副吐出口
4320 :筒状部
4321 :外側筒状部
4322 :被係合部
4323 :端部
4324 :内側筒状部
FL :床面
Fb :敷布団
Fo :掛布団
Claims (9)
- ファンおよび該ファンを駆動する駆動部を有する送風手段と、該送風手段により送り出される空気を加熱する加熱手段と、が収容される本体部と、
前記本体部にて生成された温風をノズルから吐出する伸縮可能な吐出部と、を備え、
前記吐出部が前記本体部に保持された保持状態において、前記ノズルは前記送風手段と前記加熱手段とが並ぶ方向に沿って延出するとともに、前記本体部よりも突出するよう設けられる、乾燥装置。 - 前記吐出部は、前記本体部から突出する伸縮可能なホースと、前記ホースの少なくとも一部を収容可能であって、前記ホースに接続される前記ノズルとを含む、請求項1に記載の乾燥装置。
- 前記保持状態では、前記吐出部が前記本体部に近づく方向に縮んでいる、請求項1または2に記載の乾燥装置。
- 前記保持状態では、前記吐出部と前記本体部とが係合されており、
係合の解除により、前記吐出部が前記本体部から離れる方向に伸びるよう移動可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の乾燥装置。 - 前記本体部は、前記送風手段の回転軸が沿う方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記送風手段の送風方向の一方側に配される第3側面と、前記送風方向の他方側に配される第4側面と、前記回転軸と直交する方向において互いに対向する上面および下面とを含み、
前記吐出部は、前記第3側面から突出するよう設けられる、請求項1〜4のいずれかに記載の乾燥装置。 - 前記吐出部に係合構造の一方が設けられ、前記本体部のうち前記保持状態の前記ノズルが突出する側面に、前記係合構造の他方が設けられる、請求項1〜5のいずれかに記載の乾燥装置。
- 前記吐出部および前記本体部の一方には、前記係合構造としての爪部分が設けられ、前記吐出部および前記本体部の他方には、前記爪部分が嵌まり込む凹部が設けられている、請求項6に記載の乾燥装置。
- 前記保持状態において、前記ノズルの中心軸線が前記送風手段と前記加熱手段とが並ぶ方向に沿っている、請求項1〜7のいずれかに記載の乾燥装置。
- 前記上面に、前記送風方向に沿って延びる把持部を備える、請求項5に記載の乾燥装置。
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