JP2021076275A - エジェクタ式冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気温度が高い条件下においても冷却能力の低下を抑える。【解決手段】ポンプ2、加熱熱交換器3、エジェクタ4及び凝縮器5が設けられた循環経路1において凝縮器5及びポンプ2の間に位置する分岐点から分岐し、膨張機構9及び蒸発器10を介してエジェクタ4に連通する分岐経路7を備え、加熱熱交換器3の出口側冷媒圧力を測定する圧力計P1と、蒸発器10の出口側圧力を測定する圧力計P2と、エジェクタ4の出口側圧力を測定する圧力計P3と、圧力計P1で測定された圧力、圧力計P2で測定された圧力及び圧力計P3で測定された圧力に基づいてポンプ2の回転数を制御する制御部20とを備え、制御部20は、圧力計P1で測定された圧力及び圧力計P2で測定された圧力から臨界点の圧力を算出し、圧力計P3で測定された圧力が、臨界点の圧力に基づいて設定される参照圧力以上となった場合にポンプ2の回転数を増加させる。【選択図】図1

Description

本発明は、エジェクタを適用した冷凍装置に関するものである。
この種の冷凍装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが既に提供されている。この冷凍装置は、冷媒が循環される循環経路において冷媒加熱手段と凝縮器との間にエジェクタが設けられ、冷媒加熱手段から吐出された冷媒が駆動流体としてエジェクタに供給される一方、エジェクタから吐出された冷媒が凝縮器に供給されるものである。循環経路において凝縮器からポンプまでの間に位置する部分には、分岐経路が設けられている。分岐経路は、膨張弁及び蒸発器を備え、蒸発器を通過した後の冷媒を吸引流体としてエジェクタに供給するものである。この冷凍装置では、冷媒加熱手段に排温水等の熱源を供給するとともに、蒸発器に被冷却水を供給すれば、蒸発器において冷却された冷水を得ることが可能となる。
特開2014−190587号公報
ところで、外気温度が高い条件下では、凝縮器において高い凝縮温度で放熱しなければならず、エジェクタから吐出される冷媒の圧力についても高い状態でシステムを運転する必要がある。図6に示すように、分岐経路からエジェクタに供給される冷媒の流量は、エジェクタと凝縮器との間の圧力(エジェクタの背圧=Pd)が、臨界点の圧力(=Pc)を超えない範囲であれば一定となるが、臨界点の圧力以上となると、エジェクタの背圧が増加するに従って急激に減少する傾向となる。このため、外気温度が高い条件下では、蒸発器を通過する冷媒の流量が減少し、被冷却水の冷却能力が低下する事態を招来するおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、外気温度が高い条件下においても冷却能力が低下する事態を抑えることのできるエジェクタ式冷凍装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るエジェクタ式冷凍装置は、ポンプ、冷媒加熱手段、エジェクタ及び凝縮器が設けられ、これらの間に順次冷媒が循環される循環経路と、前記循環経路において前記凝縮器及び前記ポンプの間に位置する分岐点から分岐し、膨張機構及び蒸発器を介して前記エジェクタに連通する分岐経路とを備えたエジェクタ式冷凍装置であって、前記冷媒加熱手段の出口側冷媒圧力を測定する第1圧力測定手段と、前記蒸発器の出口側圧力を測定する第2圧力測定手段と、前記エジェクタの出口側圧力を測定する第3圧力測定手段と、前記第1圧力測定手段で測定された圧力、前記第2圧力測定手段で測定された圧力及び前記第3圧力測定手段で測定された圧力に基づいてポンプの回転数を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1圧力測定手段で測定された圧力及び前記第2圧力測定手段で測定された圧力から臨界点の圧力を算出し、前記第3圧力測定手段で測定された圧力が、前記臨界点の圧力に基づいて設定される参照圧力以上となった場合に前記ポンプの回転数を増加させることを特徴とする。
また本発明は、上述したエジェクタ式冷凍装置において、前記制御部は、前記第3圧力測定手段で測定された圧力が、予め設定した閾値以下となった場合に前記ポンプの回転数を減少させることを特徴とする。
また本発明は、上述したエジェクタ式冷凍装置において、前記制御部は、前記分岐経路を通過する流体の流量が予め設定した値となるように前記ポンプの回転数を制御することを特徴とする。
本発明によれば、外気温度の上昇に起因してエジェクタと凝縮器との間の循環経路の圧力が臨界点の圧力以上となった場合にポンプの回転数が増加されるため、循環経路からエジェクタに供給される冷媒の圧力が高くなる。これにより、分岐経路からエジェクタに供給される冷媒の流量が急激に減少する事態が防止され、分岐経路に設けられた蒸発器の冷却能力が大きく低下する事態を招来するおそれがなくなる。
図1は、本発明の実施の形態であるエジェクタ式冷凍装置の回路図である。 図2は、図1に示した制御部において実施されるポンプ回転数制御の処理内容を示すフローチャートである。 図3は、循環経路からエジェクタに供給される冷媒の圧力及び分岐経路からエジェクタに供給される冷媒の圧力と、臨界点の圧力との関係を示すグラフである。 図4は、式1を算出する際に基準としたエジェクタの模式図である。 図5は、図1に示すエジェクタ式冷凍装置におけるエジェクタの背圧と吸引流体の流量との関係を示すグラフである。 図6は、従来のエジェクタ式冷凍装置におけるエジェクタの背圧と吸引流体の流量との関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るエジェクタ式冷凍装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるエジェクタを適用した冷凍装置を示したものである。ここで例示する冷凍装置は、工場排水や使用済み冷却水等の排温水から排熱を回収して被冷却媒体を冷却するもので、循環経路1によって順次接続されたポンプ2、加熱熱交換器(冷媒加熱手段)3、エジェクタ4、凝縮器5を備えている。被冷却媒体としては、水や油、あるいはその他の冷媒を対象とすることができる。本実施の形態では、特に、排温水から回収した排熱により、被冷却水から冷水を生成する冷凍装置を例示している。
ポンプ2は、循環経路1において冷媒の循環供給を行うものである。より詳細に説明すると、ポンプ2は、例えば液相の可変容量ポンプ2であり、冷媒を昇圧してエジェクタ4に供給するものである。本実施の形態のポンプ2は、後述する制御部20から与えられる駆動信号に従った回転数で駆動されるもので、回転数に応じた流量の冷媒を吐出することが可能である。加熱熱交換器3は、温水経路6に供給される排温水との間で熱交換を行うことにより、ポンプ2から供給された循環経路1の冷媒を蒸発させるものである。エジェクタ4は、加熱熱交換器3を通過した気相の冷媒と、後述の分岐経路7から供給される気相の冷媒とを混合し、昇圧して下流に吐出するものである。凝縮器5は、エジェクタ4から吐出された気相の冷媒と、冷却水経路8に供給される冷却水との間で熱交換を行うことにより、循環経路1の冷媒を凝縮させるものである。
この冷凍装置には、分岐経路7が設けてある。分岐経路7は、循環経路1において凝縮器5とポンプ2との間に位置する分岐点から分岐し、循環経路1を流通する冷媒の一部を吸引流体としてエジェクタ4に供給するものである。この分岐経路7には、膨張機構9及び蒸発器10が設けてある。膨張機構9は、凝縮器5を通過して分岐供給された冷媒を膨張させて減圧するものである。蒸発器10は、膨張機構9を通過した後の液相の冷媒と、被冷却水経路11に供給される被冷却水との間で熱交換を行うことにより、冷媒を蒸発させるものである。なお、膨張機構9としては電子膨張弁が好適であるが、用途や構成に応じて手動膨張弁、定圧膨張弁、温度膨張弁、オリフィス、キャピラリー等のその他のものを適宜選択しても良い。
制御部20は、圧力計P1,P2,P3を通じて冷媒の圧力を取得した場合に予め設定したプログラムやメモリに格納したデータに基づいてポンプ2に駆動信号を出力するものである。この制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現しても良いし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現しても良いし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現しても良い。第1の圧力計(第1圧力測定手段)P1は、循環経路1において加熱熱交換器3とエジェクタ4の間に設けられたものである。第2の圧力計(第2圧力測定手段)P2は、分岐経路7において蒸発器10とエジェクタ4との間に設けられたものである。第3の圧力計(第3圧力測定手段)P3は、循環経路1においてエジェクタ4と凝縮器5との間に設けられたものである。
上記のように構成した冷凍装置では、運転が開始されると、制御部20から出力された駆動信号に従ってポンプ2が駆動され、循環経路1に冷媒が循環供給される。このとき、温水経路6を通じて加熱熱交換器3に排温水を供給し、かつ冷却水経路8を通じて凝縮器5に冷却水を供給すると、エジェクタ4に対しては加熱熱交換器3を通過して気相となった冷媒が駆動流体として供給される。駆動流体が供給されたエジェクタ4では、図示せぬ内部のノズルから冷媒が噴射されることで内部の圧力が低下し、循環経路1から分岐経路7へ分岐した冷媒が吸引流体として供給される。循環経路1から駆動流体としてエジェクタ4に供給された冷媒及び分岐経路7から吸引流体としてエジェクタ4に供給された冷媒は、内部で混合された後に図示せぬディフューザ部において昇圧されて凝縮器5に吐出される。この結果、上述の冷凍装置では、コンプレッサーを用いることなく、より低動力で冷媒を循環供給することができ、凝縮器5において冷却水経路8に供給される冷却水を加熱する一方、分岐経路7の蒸発器10において被冷却水経路11に供給される被冷却水から吸熱することができるようになる。従って、ランニングコストを抑えた上で、冷水を得ることが可能となる。
図2は、上述した制御部20において実施されるポンプ回転数制御の処理内容を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを適宜参照しながらポンプ回転数制御の内容について詳述し、併せて本願発明の特徴部分について説明する。
冷凍装置の運転が開始されると、制御部20から予め設定した初期駆動信号が出力され(ステップS101)、この初期駆動信号に応じた定常の回転数でポンプ2が駆動される。ポンプ2の駆動によって循環経路1及び分岐経路7に冷媒が供給されると、制御部20は、圧力計P1を通じて加熱熱交換器3の出口側冷媒圧力(=Pg)、圧力計P2を通じて10の出口側冷媒圧力(=Ps)及び圧力計P3を通じてエジェクタ4の背圧(=Pd)を取得し(ステップS102)、これら取得した圧力に基づいて臨界点の圧力(=Pc)を算出する処理を実施する(ステップS103)。エジェクタ4の背圧Pdとは、循環経路1においてエジェクタ4と凝縮器5との間に位置するエジェクタ4の出口側冷媒圧力である。臨界点の圧力Pcとは、エジェクタ4に対する吸引流量の減少が開始される背圧Pdの最小値である。この臨界点の圧力Pcは、図3に示すように、循環経路1からエジェクタ4に供給される冷媒の圧力Pgが増大するに従って増大し、かつ分岐経路7からエジェクタ4に供給される冷媒の圧力Psが増大するに従って増大する傾向を示すものである。臨界点の圧力Pcとしては、例えば図4に示すように、ノズルNの断面積がAt、内径が一定となる混合部Mの断面積がA3のエジェクタ4の場合、下式1から求めることが可能である。
A3/At=C0+C1・rc+C2・rc+C3・rg+C4・rc・rg+C5・rc・rg+C6・rg+C7・rc・rg+C8・rc・rg・・・(1)
但し rc=Pc/Ps、rg=Pg/Psである。C0〜C8はエジェクタ4の形状に起因した定数であり、実験を行うことによって求めることができる。なお、この種の値は、圧力及び温度をパラメータとした関数となるのが通常であるが、超音速の特性を有するエジェクタ4においては圧力がもっとも支配的なパラメータとなるため、圧力とエジェクタ4の形状に起因した特性のみで臨界点の圧力Pcを算出することが可能である。
図2のステップS103において臨界点の圧力Pcを算出した制御部20は、予め設定された第1参照設定値αに従って参照圧力(=Pr)を設定し(ステップS104)、設定した参照圧力Prとエジェクタ4の背圧Pdとの比較を行う(ステップS105)。第1参照設定値αとは、エジェクタ4の背圧Pdが臨界点の圧力Pc以上となった後のいつの時点でポンプ2の回転数を変更するかを予め定めた圧力値である。例えば、エジェクタ4の背圧Pdが臨界点の圧力Pcとなった時点で直ちにポンプ2の回転数を変更するのであれば、第1参照設定値αを「0」に設定すれば良い。第1参照設定値α>0に設定した場合には、算出した臨界点の圧力Pcに対して第1参照設定値αを加算した圧力が参照圧力Prとして設定され、エジェクタ4の背圧Pdと比較されることになる。以下の説明では、参照圧力Pr=Pc+αとする。
ステップS102において取得したエジェクタ4の背圧Pdが参照圧力Pr未満の場合、制御部20は、次いでエジェクタ4の背圧Pdと、予め設定された第2参照設定値βに従って下限圧力(=Pu)を設定し(ステップS105:No→ステップS107)、設定した下限圧力Puとエジェクタ4の背圧Pdとの比較を行う(ステップS108)。以下の説明では、下限圧力Pu=Pc−βとする。
ステップS108においてエジェクタ4の背圧Pdが下限圧力Puよりも大きい場合(ステップS108:No)、換言すれば、エジェクタ4の背圧Pdが下限圧力Puに対して過小となっていない場合、制御部20は、手順をステップS102にリターンさせる。これにより、エジェクタ4の背圧Pdが参照圧力Prを下回り、かつ参照圧力Prに対して過小となっていない場合には、ポンプ2が初期駆動信号に応じた定常回転数で継続的に駆動されることになる。図5に示すように、分岐経路7からエジェクタ4に供給される冷媒の流量(=Gs)は、エジェクタ4の背圧Pdが、臨界点の圧力Pcを超えない範囲であれば一定となる。従って、エジェクタ4の背圧Pdが臨界点の圧力Pc未満の状況で運転が続く限り、分岐経路7からエジェクタ4に供給される冷媒が所望の一定流量となり、蒸発器10において被冷却水を冷却する能力を十分に確保することができるようになる。また、エジェクタ4の背圧Pdが臨界点の圧力Pcを超えた状況下であっても、ポンプ2が定常回転数で駆動されるのは参照圧力Prに達する直前の状態までであり、蒸発器10において被冷却水を冷却する能力が著しく低下する事態が招来されるおそれはない。
これに対して、外気温度が上昇する等の要因により、図2のステップS105においてエジェクタ4の背圧Pdが参照圧力Pr以上となった場合、制御部20は、ポンプ2に対して回転数を増加するための信号を出力する(ステップS105:Yes→ステップS106)。これにより、ポンプ2の回転数が定常回転数よりも高い回転数で駆動することになり、循環経路1からエジェクタ4に供給される冷媒の圧力Pgが高くなる。図5に示すように、循環経路1からエジェクタ4に供給される冷媒の圧力Pgが高くなると、定常回転数で駆動している場合に比べて臨界点の圧力Pc′も高くなり、この高くなった臨界点の圧力Pc′を超えない範囲であれば、分岐経路7からエジェクタ4に供給される冷媒の流量が一定となる。これにより、分岐経路7からエジェクタ4に供給される冷媒の流量が急激に減少する事態が防止され、分岐経路7に設けられた蒸発器10の冷却能力が大きく低下する事態を招来するおそれがなくなる。ポンプ2の回転数を増加させる場合には、予め設定した回転数だけ段階的に増加させるようにしても良いし、分岐経路7からエジェクタ4に供給される冷媒の流量が予め設定した目標流量となるようにポンプ2の回転数を増加させるようにしても良い。
一方、図2のステップS108においてエジェクタ4の背圧Pdが下限圧力Pu以下となると、換言すればエジェクタ4の背圧Pdが参照圧力Prに対して過小となった場合、制御部20は、ポンプ2に対して回転数を減少するための信号を出力する(ステップS108:Yes→ステップS109)。これにより、冷凍能力が低下する事態を招来することなく冷凍装置の消費電力を低減することができるようになる。以下、上述の動作が繰り返し実行されることになる。
なお、上述した実施の形態では、参照圧力Prを設定し、この参照圧力Prとエジェクタ4の背圧Pdとを比較するようにしているが、算出した臨界点の圧力Pcとエジェクタ4の背圧Pdとを直接比較してポンプ2の回転数を増加するか否かを判断するようにしても構わない。また、臨界点の圧力Pcは必ずしも都度算出する必要はなく、予め実験によって背圧Pd等の条件ごとに臨界点の圧力を複数取得し、これを比較対象として用いるようにしても良い。
1 循環経路
2 ポンプ
3 加熱熱交換器
4 エジェクタ
5 凝縮器
7 分岐経路
9 膨張機構
10 蒸発器
20 制御部
P1,P2,P3 圧力計

Claims (3)

  1. ポンプ、冷媒加熱手段、エジェクタ及び凝縮器が設けられ、これらの間に順次冷媒が循環される循環経路と、前記循環経路において前記凝縮器及び前記ポンプの間に位置する分岐点から分岐し、膨張機構及び蒸発器を介して前記エジェクタに連通する分岐経路とを備えたエジェクタ式冷凍装置であって、
    前記冷媒加熱手段の出口側冷媒圧力を測定する第1圧力測定手段と、
    前記蒸発器の出口側圧力を測定する第2圧力測定手段と、
    前記エジェクタの出口側圧力を測定する第3圧力測定手段と、
    前記第1圧力測定手段で測定された圧力、前記第2圧力測定手段で測定された圧力及び前記第3圧力測定手段で測定された圧力に基づいてポンプの回転数を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第1圧力測定手段で測定された圧力及び前記第2圧力測定手段で測定された圧力から臨界点の圧力を算出し、
    前記第3圧力測定手段で測定された圧力が、前記臨界点の圧力に基づいて設定される参照圧力以上となった場合に前記ポンプの回転数を増加させることを特徴とするエジェクタ式冷凍装置。
  2. 前記制御部は、前記第3圧力測定手段で測定された圧力が、予め設定した閾値以下となった場合に前記ポンプの回転数を減少させることを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ式冷凍装置。
  3. 前記制御部は、前記分岐経路を通過する流体の流量が予め設定した値となるように前記ポンプの回転数を制御することを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ式冷凍装置。
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