JP2021076266A - 空調ダクト - Google Patents

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真幸 尾形
Masayuki Ogata
真幸 尾形
勇佑 望月
Yusuke Mochizuki
勇佑 望月
貴史 京井
Takashi Kyoi
貴史 京井
孝友 村田
Takatomo Murata
孝友 村田
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Abstract

【課題】内層材として異音発生性樹脂であるポリエステルフィルムを用いた空調ダクトにおいて、内圧変化時の異音を抑制する。【解決手段】空調ダクト1の空調路19の内面を内層材12によって画成する。内層材12は、二層以上積層された樹脂フィルム21,22と、隣接する樹脂フィルム21,22どうしの間に介在された粘着剤又は接着剤23とを含む。前記樹脂フィルムの少なくとも1つがポリエステルフィルムである。【選択図】図2

Description

本発明は、建物などに設けられる空調ダクトに関し、特に空調ダクトの内面構造に関する。
一般に、オフィスビル等の建物には、冷暖房や換気等を行なう空調設備が設けられている。空調設備は、空気を通す空調ダクトを備えている。
例えば、特許文献1の空調ダクトは、グラスウールからなるチューブ状の断熱層を備えている。該断熱層の外面は外層材で覆われ、内面は内層材で覆われている。内層材は、ポリエステルフィルムによって構成されている。内層材によって画成された空調路内を空調された空気が流れる。
特開2015−183975号公報
この種の空調ダクトにおいて内層材の材質としてポリエステルフィルムが採用されている理由としては、引張強度及び耐熱温度が高いことが挙げられる。また、最近では加湿機能を有する空調設備が登場しており、そのような空調設備の空調ダクトにおいては、内層材をポリエステルフィルム製とすることによって、空調路を通る湿った空気が断熱層に浸入しないようにできる。
一方、ポリエステルフィルムからなる内層材は、空調路に空気が流れていないときは、少し弛緩しており、空気を流し始めるとその圧力によって膨張変形される。該変形時にパリパリという異音を発生させる。空調ダクトの配管量(本数、長さ)が小さい場合は、殆ど気にならない音量であるが、配管量が大きいと、送風開始と同時に一斉に異音を発生させることで、大きな音量となる。
本発明は、かかる事情に鑑み、内層材の樹脂フィルムとして異音発生性樹脂であるポリエステルフィルムを含む空調ダクトにおいて、送風開始による内圧変化時の異音(パリパリ音)を抑制することを課題とする。
発明者等は、前記課題を解決するため、鋭意研究を行ったところ、2以上のポリエステルフィルムどうし、又はポリエステルフィルムと他の樹脂フィルムどうしを積層して粘着剤又は接着剤で貼り合わせた構造にすることによって、内圧変化時の異音を抑制可能であることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、
空調路を有する空調ダクトであって、
前記空調路の内面を画成する内層材を備え、
前記内層材が、二層以上積層された樹脂フィルムと、隣接する樹脂フィルムどうしの間に介在された粘着剤又は接着剤からなる粘着/接着層とを含み、前記樹脂フィルムの少なくとも1つがポリエステルフィルムであることを特徴とする。
前記隣接する樹脂フィルムが共にポリエステルフィルムであることが好ましい。
前記二層以上の樹脂フィルムのうちポリエステルフィルム以外の樹脂フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィンフィルムが挙げられる。
前記ポリエステルフィルムの厚さは、好ましくは9μm〜25μmである。
本発明によれば、内層材の樹脂フィルムとして異音発生性樹脂であるポリエステルフィルムを含む空調ダクトにおいて、送風開始による内圧変化時に発生する異音を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空調ダクトの管軸に沿う断面図である。 図2は、図1の円部IIの拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、例えばオフィスビル等の建物の空調設備における空調ダクト1を示したものである。空調ダクト1は、断熱層10と、外層材11と、内層材12を備え、フレキシブル性を有している。
断熱層10は、グラスウールにて構成され、チューブ状になっている。
断熱層10の外面は外層材11で覆われている。外層材11は、例えばポリエチレンなどの樹脂フィルムによって構成されている。
断熱層10の内面は、内層材12によって覆われている。図2に示すように、一定幅の内層材12が螺旋状に巻かれ、該内層材12の一周違いに隣接する縁どうしが、合成樹脂製の線材14に巻き付けられるとともに、コイル状の鋼製のカシメ芯材13によって外側から止着されている。
内層材12によって空調路19の内面が画成されている。空調路19内を、温度調節(冷暖房)や湿度調節された空気や換気対象の空気が通される。
図2に示すように、内層材12は、二層のポリエステルフィルム21,22(樹脂フィルム)と、粘着/接着層23とを備えている。
ポリエステルフィルム21は、内層材12の内面側(図2において上側)に配置され、空調路19に面している。ポリエステルフィルム22は、内層材12の外面側(図2において下側)に配置されている。
隣接するポリエステルフィルム21,22は、共にポリエステル樹脂を主成分として含有するフィルムである。各ポリエステルフィルムにおけるポリエステル樹脂の含有量は、好ましくは50wt%以上、より好ましくは90wt%以上である。
各ポリエステルフィルム21,22の厚みは、好ましくは9μm〜25μm程度である。ポリエステルフィルム21,22どうしの厚みが、互いに異なっていてもよい。
ポリエステルフィルム21,22ひいては内層材12は、送風開始時の空調路19の内圧変化により変形可能である。仮に、内層材が単層のポリエステルフィルムであったとすると、前記変形時に例えばパリパリという異音を発生する。
ポリエステルフィルム21,22どうしの間に粘着/接着層23が介在されている。粘着/接着層23によって二層のポリエステルフィルム21,22どうしがくっ付いている。
粘着/接着層23は、粘着剤でもよく、接着剤でもよい。粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙げられる。接着剤としては、アクリル系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤などが挙げられる。
粘着剤は、硬化剤を含まず、長期にわたって粘性ないしは流動性を保持している。粘着剤で貼り合わされたフィルム21,22に前記粘着剤の粘着力を上回る剥離力が加わると、フィルム21,22が剥離される。
接着剤は、硬化剤を含み、塗布後、硬化される。接着剤で貼り合わされたフィルム21,22どうしは剥離不能である。
空調ダクト1によれば、空調路19に空気が流れていないときは、内層材12が弛緩している。
送風を開始すると、空調路19の内圧増大によって、内層材12が膨張変形される。内層材12は、該変形時に異音(パリパリ音)を発生可能な異音発生性樹脂であるポリエステルフィルムを含んでいるが、複数のポリエステルフィルム21,22を粘着/接着層23を介して積層した積層構造とすることによって、異音の発生を抑制することができる(実施例参照)。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、内層材12の2層の樹脂フィルム21,22のうち一方だけがポリエステルフィルムであり、他方はポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等のポリエステル以外の樹脂フィルムであってもよい。
内層材12が、3層以上の樹脂フィルムによって構成されていてもよい。前記3層以上の樹脂フィルムのすべてがポリエステルフィルムであってもよい。前記3層以上のうち隣接する2層の樹脂フィルムがポリエステルフィルムであってもよい。前記3層以上の樹脂フィルムのうち少なくとも1層がポリエステルフィルムであり、残りはポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等のポリエステル以外の樹脂フィルムであってもよい。
実施形態の空調ダクト1はフレキシブルダクトであったが、これに限らず、リジットな空調ダクトであってもよい。
本発明の空調ダクトは、空調路を有するものであれば、分岐チャンバー構造であってもよい。
実施例を説明する。なお、本発明が以下の実施例に限定されるものではない。
下記構成の空調ダクトを用意した。
(1)サイズ
長さ 10m
内径 400mmφ
(2)断熱層10
材質 グラスウール
厚み 25mm
(3)外層材11
材質 合成樹脂フィルム
厚さ 75μm
(4)内層材12
内面側の樹脂フィルム21
材質 ポリエステルフィルム
厚み 9μm
外面側の樹脂フィルム22
材質 ポリエステルフィルム
厚み 9μm
粘着/接着層23
材質 アクリル系接着剤
前記の空調ダクトを3点で天井から吊り支持した。
空調ダクトの一端に空調機を接続した。
空調ダクトの他端に開閉ダンパーを接続した。
空調ダクト内の風速が6m/sec、内圧が300Pa(ゲージ圧)となるよう、空調機の出力及び開閉ダンパーの開度を調整した。
空調機から送風を開始するとき、空調ダクトから発生する音の大きさを測定した。
測定器として、横河M&C株式会社製デジタルサウンドレベルメーター、型番LY20を用いた。
空調ダクトから測定器までの距離は、1.5mであった。
床面から測定器までの距離は、1.5mであった。
前記音の測定結果は、51dBであった。
実施例2においては、空調ダクトの内層材12を下記の構成にした。
(4)内層材12
内面側の樹脂フィルム21
材質 ポリエステルフィルム
厚み 25μm
外面側の樹脂フィルム22
材質 ポリエステルフィルム
厚み 25μm
粘着/接着層23
材質 アクリル系接着剤
実施例2の空調ダクトにおけるそれ以外の構成は、実施例1と同じであった。
評価方法についても、実施例1と同じであった。
音の測定結果は、51dBであった。
[比較例1]
比較例1として、空調ダクトの内層材を下記の単層とした。
材質 ポリエステルフィルム
厚み 25μm
比較例1の空調ダクトにおけるそれ以外の構成は、実施例1と同じであった。
評価方法についても、実施例1と同じであった。
音の測定結果は、58dBであった。
本発明は、例えばオフィスビルの空調ダクトに適用できる。
1 空調ダクト
10 断熱層
11 外層材
12 内層材
19 空調路
21 内面側のポリエステルフィルム(樹脂フィルム)
22 外面側のポリエステルフィルム(樹脂フィルム)
23 粘着/接着層

Claims (3)

  1. 空調路を有する空調ダクトであって、
    前記空調路の内面を画成する内層材を備え、
    前記内層材が、二層以上積層された樹脂フィルムと、隣接する樹脂フィルムどうしの間に介在された粘着剤又は接着剤からなる粘着/接着層とを含み、前記樹脂フィルムの少なくとも1つがポリエステルフィルムであることを特徴とする空調ダクト。
  2. 前記隣接する樹脂フィルムが共にポリエステルフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の空調ダクト。
  3. 前記各ポリエステルフィルムの厚さが、9μm〜25μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調ダクト。
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