JP2021075318A - 自動包装装置における被包装物の包装物への挿入機構、並びに挿入方法 - Google Patents

自動包装装置における被包装物の包装物への挿入機構、並びに挿入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自動包装装置において、カートンへ送り込まれる複数枚ずつ折り畳んで成るフリーザーバックの包装形態を補正し、確実にカートンへ送り込むことができるようにした挿入機構、並びに挿入方法を提供する。【解決手段】被包装物3をアーチクルコンベア上に設置したところの上部解放の断面略U字形状を呈した上部解放のアーチクルバケット4内にセットし、前記アーチクルバケット4が前記アーチクルコンベアに対して隣接して設けられ同一速度で移動するプライマリーコンベア上に設置したプライマリーバケット14と直線方向に並んで並走するときに、前記アーチクルバケット4と前記プライマリーバケット14の上部から降下するカバー17で押さえて前記被包装物のセット形態を整えつつフィラーコンベアに設置したピストン機構15で前記被包装物を前記アーチクルバケット4から前記プライマリーバケット14を介して前記包装物内へ挿入させる。【選択図】図10

Description

本発明は、例えば塩化ビニール或はポリエチレン等の合成樹脂シート製で、軟質材料製のフリーザーバックを複数枚ずつ重ね合わせて折り畳んで被包装物とし、この被包装物を筒状を呈した小売り用のカートンから成る包装物へ前後方向から挿入させて包装する自動包装装置に用いて好適な被包装物の包装物への挿入機構、並びに挿入方法に関する。
従来、シート状を呈した軟質材料製の被包装物を水平方向へ移動させて包装用袋や容器などの包装物へ自動的に包装させる自動包装装置が下記特許文献1に示されているように公知である。しかるに、折り畳んだ状態の被包装物を筒状を呈した包装物へ自動的に挿入させる挿入機構については該当するものが見当たらない。
即ち、製造元から送られてくる大量のポリエチレン製のフリーザーバックを、複数枚ずつ重ね合わせて折り畳み、この折り畳んだ状態の被包装物をアーチクルコンベア上に設置したアーチクルバケットから筒状を呈した小売り用のカートンから成る包装物へ前後方向へ移動させて自動的に挿入して包装する自動包装装置においては、前記被包装物を入れたアーチクルバケットから小売り用カートンから成る筒状の包装物へ前記被包装物を自動的に挿入させる挿入機構が必要である。
特開2006−44741号公報
現在、フリーザーバッグの自動包装装置にあっては、アーチクルコンベアの上面側に等間隔に設置された上部解放の断面略U字形状を呈したアーチクルバケット内へ、複数枚の重ね合わせたフリーザーバックから成る被包装物を上側から挿入セットさせる作業は、作業者の手作業によっていることから、どうしても不揃いが生じやすく、小売り用の包装物であるカ―トン内へ送り込む際に、カートンの入口に引かってしまう場合が多々生じ、その度に包装できず装置が停止し、或はそれによってカートンが破れてしまうような事故が度々生じることから、そういうことの生じないように工夫した挿入機構、並びに挿入方法が望まれている。
そこで、本発明は、上記自動包装装置において、アーチクルバケットからカートン(包装物)へ送り込まれる複数枚ずつ折り畳んで成るフリーザーバック(被包装物)の包装形態を補正し、確実にカートンへ送り込むことができるように成した挿入機構、並びに挿入方法を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動包装装置Aの挿入機構は、折り畳まれた状態の可撓性材質の被包装物を定型的な形状を有する筒状の包装物内に自動的に挿入して包装する自動包装装置において、アーチクルコンベア上に等間隔に取り付けられ一方向へ移動して前記被包装物を移送する断面略U字形状を呈したアーチクルバケットと、カートンコンベア上に前記アーチクルバケットの設置間隔を合わせて設けたカートンバケットに固定され前記アーチクルバケットの移送方向と移送速度に合わせて同一方向へ移動する筒状の包装物と、前記アーチクルコンベアと前記カートンコンベアの間に設けられ同じ速度で同一方向へ移動するプライマリーコンベア上に前記アーチクルバケットの設置間隔に合わせて取り付けられ前記アーチクルバケット内の被包装物の形態を整える断面略U字形状を呈したプライマリーバケットと、前記アーチクルコンベアの上部に位置して設けられ同じ速度で同一方向に移動するプレスコンベアに前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットと同じ間隔で設けられ、前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットの上部を所定区間の間を覆うカバーと、前記アーチクルコンベアと前記プライマリーコンベアと同じ速度で同一方向に移動するフィラーコンベアに前記アーチクルバケットと同一間隔で取り付けられ、前記アーチクルバケット内の被包装物を前記プライマリーバケットを介して前記包装物内へ送り込むピストン機構とで構成したことを特徴とする。
その際、請求項2に記載の発明は、前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットの各内側と前記カバーの下面には、前記被包装物の移動方向に沿って、前記被包装物の摩擦抵抗を減少させる複数の長溝が設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットのそれぞれの両側部には、上部から下方へ複数のガイド縦溝が設けられ、前記カバーの両側部には前記ガイド縦溝に嵌り込む複数の突片が設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記プライマリーバケットには、前記アーチクルバケットに接する入口側から内部に向けてテーパーが設けられると共に、その出口側の内部空間の大きさは、筒状の包装物の内部空間の大きさより若干小さめに形成されていることを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記ピストン機構のピストンロッドに取付けられるピストンは、前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットと前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットの上部に被せられた前記カバーで形成される内部空間と同じ形状を呈し、その大きさは、前記内部空間より小さく形成されていることを特徴とする。
さらに、請求項6に記載の発明は、前記ピストンロッドに取付けられるピストンは、その主体部が前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットと前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットの上部に被せられた前記カバーで形成される内部空間と同じ形状を呈し、その大きさは、前記内部空間より小さく形成されると共に、その前面に前記内部空間と略同じ形状と大きさか、少し大きめの可撓性材質の補助ピストンが取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載の挿入機構。
そして、請求項7に係る発明の挿入方法は、自動包装装置を用いて折り畳まれた状態の軟質材料性の被包装物を定型的な形状を有する筒状の包装物内に自動的に挿入するに当たり、前記被包装物をアーチクルコンベア上に設置したところの上部解放の断面略U字形状を呈したアーチクルバケット内に挿入セットし、前記アーチクルバケットが前記アーチクルコンベアに対して隣接して設けられ同一速度で移動するプライマリーコンベア上に設置したプライマリーバケットと直線方向に並んで並走するときに、前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットの上部から降下するカバーで押さえて前記被包装物のセット形態を整えつつフィラーコンベアに設置したピストン機構で前記被包装物を前記アーチクルバケットから前記プライマリーバケットを介して前記各コンベアと同一速度で移動する前記包装物内へ挿入させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、上部解放のアーチクルバケット内の軟質材料製の被包装物は、アーチクルバケットとプライマリーバケットの上方から被せられるカバーによって、その形態を整えられてピストン機構によりプライマリーバケットを経由して筒状の入口の部分に引っ掛かることなく包装物内へスムーズに挿入されるものである。
請求項2に記載の発明によれば、アーチクルバケットとプライマリーバケットとカバーの各内側に被包装物の移動方向に沿って溝部が設けられているので、被包装物はアーチクルバケットやプライマリーバケットやカバーの内側にくっついてしまうことなくピストンに押されてスムーズに移動して包装物内へ挿入されるものである。
請求項3に記載の発明によれば、アーチクルバケット及びプライマリーバケットとカバーとの嵌め合いがしっかりとして確実となり、ピストンによって押される被包装物によってカバーがアーチクルバケットとプライマリーバケットからずれてしまい、被包装物が変形して包装物である筒状のカートン内へスムーズに挿入されないという事態を確実に防止することができるものである。
請求項4に記載の発明によれば、アーチクルバケットからプライマリーバケットへの被包装物の移動がスムーズになると共に、被包装物が筒状の包装物の入口側の口径よりも若干小さくなることから、より一層包装物への挿入が確実にすることができるものである。
請求項5に記載の発明によれば、ピストンロッドの先端に取り付けられるピストンの大きさをアーチクルバケット及びプライマリーバケットとカバーによって形成される空間よりも小さく形成したので、ピストンの前記空間に対する挿入退去が容易となる上に、包装物である筒状のカートンの入口につかえて当該カートンを破ったりすることを有効に防止することができるものである。
請求項6に記載の発明によれば、ピストンロッドの先端に取り付けられるピストンの前面にアーチクルバケット及びプライマリーバケットとカバーによって形成される内部空間と同じ大きさか、少し大きめの補助ピストンを設けたので、ピストンと前記空間との間に被包装物が挟まってスムーズな移動並びに包装物内に挿入しきらないという事態を有効に避けることができるものである。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1のように、上部解放のアーチクルバケット内の軟質材料製の被包装物は、アーチクルバケットとプライマリーバケットの上方から被せられるカバーによって、その形態を整えられてピストン機構によりプライマリーバケットを経由して筒状の入口の部分に引っ掛かることなく包装物内へスムーズに挿入されるものである。
本発明に係る自動包装装置の構成を概略的に示す説明図であり、(a)は正面から見た説明図、(b)は平面から見た説明図である。 フリーザーバック(被包装物)をアーチクルバケットへセットする手順を説明する説明図であり、(a)は1枚のフリーザ-バッグの斜視図、(b)は5枚重ねたフリーザ−バッグの斜視図である。 フリーザーバック(被包装物)をアーチクルバケットへセットする手順を図2Aに続いて説明する説明図であり、(c)は5枚重ねたフリーザーバッグを2つ折りにした状態の斜視図、(d)は2つ折りにしたフリーザーバッグをさらに4つ折りにした状態の斜視図、(e)は4つ折りにした被包装物としてのフリーザーバッグをアーチクルバケットに挿入セットした状態を示している。 アーチクルコンベア上に設置されたアーチクルバケットとその中にセットされた被包装物を示す斜視図である。 図1に示した自動包装装置の挿入機構の主要部を説明する斜視図である。 図1に示した自動包装装置の挿入機構の分解斜視図である。 図4と図5に示したアーチクルバケットを示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその側面図である。 図4と図5に示したプライマリーバケットを示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)は(b)のA−A線断面図、(d)は(2)のB−B線断面図である。 ピストン機構のピストンの構成を説明するもので、(a)はその背面図、(b)はその側面図である。 ピストン機構のピストンがアーチクルバケット内へ挿入された状態を説明する説明図である。 本発明に係る挿入機構の動作を図1の(a)の方向から見た説明図である。
以下に、本発明に係る自動包装装置の挿入機構をフリーザーバックのようなジッパー付きの袋体を複数枚ずつ折り畳んで被包装物とし、この被包装物を小売用カートンから成る角筒状の包装物内へ自動的に挿入させるものとして説明するが、他の種類の被包装物を筒状の包装物へ挿入させる場合にも用いることができるものである。したがって、この理由により、以下の説明では、フリーザーバックを複数枚重ねて4つ折りに折り畳んだものを被包装物といい、カートンを包装物として説明する場合がある。
図1の(a)と(b)は、本発明に係る挿入機構Bを用いた自動包装装置Aを概略的に示す図面であり、(a)は自動包装装置Aを正面側から見た図、(b)は自動包装装置Aを平面側から見た図である。図面によれば、指示記号1で示されたものは、左右方向に循環移動するアーチクルコンベア1であり、とくに図2と図3に示したように、複数枚のジッパー2a付きのフリーザーバック2を折り畳んだ被包装物3、3・・・を収容するアーチクルバケット4、4・・・がその上面に等間隔に設置してある。現在は人手を用いて製造工場から箱詰めされて送られてきた大量のフリーザーバック2を梱包物から取り出して複数枚ずつ(実施例では5枚ずつ)重ね合わせて4つ折りに折り畳み、これを被包装物3、3・・としてアーチクルバケット4、4・・内へ押し込んでセットしている。
同じく図1の(b)において指示記号5で示されたものは、アーチクルコンベア1と同じ高さで正面から見て左右方向に移動するカートンコンベアであり、その上面には、とくに図1と図10に示したように、アーチクルバケット4と同じ間隔で小売り用のカートンである包装物6、6・・・を開口状態で保持させて移送させる複数のカートンバケット7、7・・・が設置されている。同じく図1の(b)に示したように、このカートンバケット7、7・・・には、カートンコンベア5の上方に位置して設けたマガジンラック8から平たく折りたたまれたカートンが取出装置9を介して1枚ずつ抜き取られ、これを角筒状に開いてセットされるものである。このカートンコンベア5上のカートンバケット7、7・・・は、アーチクルバケット4内の被包装物3の装填時には互いに直線状に並んだ状態で同一方向へ移動するように構成されている。
カートンコンベア5は、とくに図10に示したように、内側に例えばラック歯を設けた二条の可撓性材質のコンベアベルト10から成り、その外周に各一対の保持片から成るカートンバケット7が設置されている。このカートンコンベア5は、ピニオンプーリ11に懸架されており、ピニオンプーリ11の位置で図示したように左右へ開き、カートンから成る角筒状の包装物6の受け入れを、容易とするとともに、図示してないが被包装物3の充填包装後の排出シュート12への落下排出を容易とするものである。
次に、図1の(b)に示したように、アーチクルコンベア1とカートンコンベア5の間に狭い間隔で設置されたところの、指示記号13で示されたものはプライマリーコンベアであり、その上部にアーチクルバケット4及び被包装物3であるカートンを収容したカートンバケット7と同じ間隔でプライマリーバケット14が設置されている。このプライマリーバケット14を設置したプライマリーコンベア13は、アーチクルコンベア1とカートンコンベア5と同じ速度で同一方向へ直線上に並んだ状態で移動するように構成されている。
同じく図1の(b)において、指示記号16で示されたものは、プレスコンベアである。このプレスコンベア16は、アーチクルコンベア1とプライマリーコンベア13に対し、その上方に位置して水平方向に循環移動するように設けられ、その外周に細長いカバー17がアーチクルコンベア1上のアーチクルバケット4と同じ間隔で設けられている。このプレスコンベア16は水平方向へ旋回して、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14上にカバー17を被せるものであり、当該アーチクルコンベア1とカートンコンベア5と同じ速度で回転し、その外周に取り付けたカバー17を被包装物3の包装物6に対する挿入時にアーチクルバケット4とプライマリーバケット14上に被さり、被包装物の包装物6への挿入形態を整えるものである。
そして、同じく図1の(b)において、指示記号18で示されたものは、図示してないピストンロッド19を、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14内に移動させて、その先端に取り付けたピストン20で被包装物3を包装物6内へ挿入させるフィラーコンベアであり、水平方向へ循環移動するように構成され、その外周にアーチクルバケット4と同じ間隔で複数のピストン機構が取り付けられている。
以上の説明から解るように、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14と、カバー17と、ピストンロッド19と、包装物6であるカートンは、自動包装装置Aを平面から見た場合に、所定距離間において同一線上に直線的に並んで並走し、後述するように、この並走している間にカバー17がアーチクルバケット4とプライマリーバケット14の上部を覆って、被包装物3の折り畳んだ形態を整え、ピストンロッド19がピストン20で被包装物3をアーチクルバケット4からプライマリーバケット14を介して包装物6であるカートン内へ挿入するものである。
図2は、フリーザーバック2をアーチクルバケット4へセットさせる手順を説明するものである。即ち、図中(a)は1枚のフリーザーバック2を斜めから見た状態を示し、(b)は例えばフリーザーバック2を小売り用に5枚重ね合わせた状態を示し、(c)はこれを二つ折りにした状態を示し、(d)はさらに折りたたんで四つ折りにした状態を示している。(e)はこの4つ折りにしたものをアーチクルバケット4内へセットした状態を示している。このアーチクルバケット4は、図3に示したように、アーチクルコンベア1上に等間隔に設置され、その中に上述した被包装物が、上下左右が逆になって不揃いの状態でセットされている。これはセット作業を手作業で行うことからくるもので、被包装物3は、その形態が様々な状態でセットされていることが解る。
図4と図5は、本発明に係る挿入機構Bの構成を説明するもので、図面によれば、挿入機構Bは、アーチクルコンベア1上に等間隔に配置される上部開放の断面略U字形状を呈したアーチクルバケット4と、プライマリーコンベア13上にアーチクルバケット4と同じ間隔に設置された同じく上部開放の横断面U字形状を呈したところのアーチクルバケット4より短いプライマリーバケット14と、カートンコンベア5上にプライマリーコンベア13上に設置されたカートンバケット7と、プレスコンベア16の周囲にアーチクルコンベア1と同じ間隔で設置されたカバー17と、フィラーコンベア18の周囲にアーチクルバケット4と同じ間隔で配置されたピストン機構15とで構成されている。
図6は、アーチクルバケット4を示し、図面によればこのアーチクルバケット4は、断面略U字形状を呈した上部開放の合成樹脂製の成型品であり、底部4aと両側部4b、4bのそれぞれの内側には、長手方向に沿って長溝4c、4c・・・が形成されると共に、両側部4b、4bにはその上端部側から所定間隔を空けて複数のガイド縦溝4d、4d・・・が下向きに設けられている。
図7は、アーチクルバケット4の出口側に位置してプライマリーコンベア13上に設置されるプライマリーバケット14を示す。このプライマリーバケット14は、アーチクルバケット4に比べて短いが、概略同じ形状であり、横断面略U字形状を呈した上部開放の合成樹脂成型品である。その底部14aと両側部14b、14bには同じく長手方向に沿ってアーチクルバケット4のものと同じ位置に複数の長溝14c、14c・・・が形成されると共に、さらに、両側部14b、14bには、その上端部側から所定間隔を空けて複数のガイド縦溝14d、14d・・・が設けられている。
このプライマリーバケット14には、さらにその入口側のアーチクルバケット4に対向する側の底部14aと両側部14b、14bからは、内側に向けて狭まるテーパー部14e、14e・14fが形成されていると共に、その底部14aと両側部14b、14bで形成される空間の大きさは、アーチクルバケット4よりも若干狭く形成され、かつ、この内部空間の大きさがカ−トンである角筒状の包装物6の口径より少し小さくなるように形成されることにより、被包装物3がスムーズに包装物6内への挿入されるように工夫されている。
カバー17は、とくに図4と図5に示したように、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14の上部側から嵌入されて被せられる長さと幅を有する長方形状の合成樹脂製のプレートであり、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14に設けたガイド縦溝4d、4d・・・とガイド縦溝14d、14dに嵌入される複数の突片17b、17b・・・が設けられている。以上説明したようにアーチクルバケット4と、プライマリーバケット14とカバー17に、長溝4c、4c・・・と長溝14c、14c・・・と長溝17aを設けたことは、出っ張る部分を少なくし、その中を移動する被包装物3の摩擦抵抗を少なくするという効果がある。
図10は、挿入機構Bの構成とその動作を説明するものである。図面によれば、カートンコンベア5は、所定間隔を空けて設置した二条の可撓性材質のコンベアベルト10から成り、下面側に設けたラック歯をピニオンプーリ11の外周に懸架させている。この各コンベアベルト10上には設置間隔を合わせて各一対ずつの保持片7a、7a・7b、7bがカートンから成る包装物6の大きさに合わせて設けられており、図1の(a)に示したように、このカートンコンベア5の上部に設置したマガジンラック8内に平たく折り畳んで整列された複数のカートンを、取出装置9を介して1枚ずつ抜き取り、これを開いて角筒状にして、カートンバケット7内に自動的にセットするものである。また、カートンバケット7は、ピニオンプーリ11に懸架されている位置では、保持片7a、7a・7b、7bが開いて取出装置9からの角筒状に開かれた被包装物3であるカートンの受け入れを容易とするものである。また、この保持片7a、7a・7b、7bがピニオンプーリ11に懸架された位置において開くことは、被包装物3を装填されてフラップ6a、6a、・・を糊付けされた完成品を排出シュート12上に排出させる際にも有効に働くことになる。
同じく図10に示したように、この挿入機構Bによって、アーチクルバケット4からプライマリーバケット14を介してアーチクルバケット4内の被包装物3が、包装物6であるカートン内へ挿入されるものである。図1の(b)に示された、アーチクルコンベア1とプライマリーコンベア14と、カートンコンベア5と、プレスコンベア16と、フィラーコンベア18とは、同じ速度で循環移動しており、アーチクルバケット4と、プライマリーバケット14と、カートンバケット7と、ピストンロッド19とカバー17は、みな同じ間隔で設けられていることから、図1の(a)の前側において、図10に示したように、アーチクルバケット4と、プライマリーバケット14と、カートンバケット7と、ピストン機構15のピストン20とカバー17は、所定距離同一線上に並んで移動する時間帯が出てくる。
この時間帯の間にカバー17が降下してアーチクルバケット4と、プライマリーバケット14の上側からアーチクルバケット4内の被包装物3を押さえてその折り畳み形態を整え、次いで、ピストン機構15のピストン20が動作してアーチクルバケット4内の被包装物3を押してアーチクルバケット4からプライマリーバケット14を介して被包装物3を包装物6であるカートン内に挿入させた後、カバー17は上方へ上昇すると共に、ピストンロッド19が後退してプライマリーバケット14とアーチクルバケット4から退避する一連の挿入退避動作がなされるものである。被包装物3を受け入れたカートンから成る包装物6は、その上下両端部にあるフラップ6a、6a・・が折り曲げられて糊付けされ、完成品として、上述したよう、排出シュート12を介して排出回収されるものである。
その際に、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14の内側と、カバー17の下面側には、長溝4c、4c・・と長溝17a、17aが設けられることにより、アーチクルバケット4とプライマリーバケット14内をスライドするポリエチレン製の被包装物3は、内面側にくっつくことなく、スムーズに移動することになると共に、カバー17によって被包装物の形態が整えられることから、カートンである包装物6への挿入がよりスムーズになる。また、図5と図8と図9に示したように、ピストン20は、その外周に凸部20b、20b・・と凹部20c、20c・・・が形成された本体20aがアーチクルバケット4及びプライマリーバケット14とそれらの上部を覆うカバー17によって形成される内部空間形状より小さく構成してあるので、ピストン20の本体20aが包装物6であるカートンの入口に当たって、カートンの入口を変形させる心配がない。
また、さらに図5と図8と図9に示したように、その前面にその外周に凸部21a、21a・・・と凹部21b、21b・・・が形成された薄肉かつ可撓性材質の補助ピストン21を、アーチクルバケット4及びプライマリーバケット14とその上部を覆うカバー17によって形成される内部空間の形状に合わせ、外周に接するか、極めて近接した大きさとしたので、被包装物3の後端面の変形を防ぎ、被包装物3がカートンである包装物6の入口に引っ掛かることなく確実かつスムーズに挿入させることが可能となるものである。
さらに、その際に、上述したように、プライマリーバケット14の口径を包装物6であるカートンの口径よりも若干小さく構成すると、被包装物3の包装物6内への挿入がより確実かつスムーズなものとなるものである。
さらに、プライマリーバケット14の入口側の底部14aと両側部14b、14bに端面から出口側に向けて、テーパー部14e・14f、14fがつけられているが、このように構成すると、アーチクルバケット4からの被包装物3の受け入れがよりスムーズかつ確実なものとなるものである。
本発明は、以上のように構成したので、軟質の可撓性を有するシート状の被包装物3を複数枚折り畳んで筒状を呈した包装物内へ自動包装装置を用いて自動的に挿入させるに当たり、被包装物の折り畳み形態を整えた状態で、確実に包装物内へ挿入できる挿入機構と挿入方法として好適に実施することができるものである。
A 自動包装装置
B 挿入機構
1 アーチクルコンベア
2 フリーザーバック
3 被包装物
4 アーチクルバケット
5 カートンコンベア
6 包装物(カートン)
7 カートンバケット
8 マガジンラック
9 取出装置
10 コンベアベルト
11 ピニオンプーリ
12 排出シュート
13 プライマリーコンベア
14 プライマリーバケット
15 ピストン機構
16 プレスコンベア
17 カバー
18 フィラーコンベア
19 ピストンロッド
20 ピストン
21 補助ピストン

Claims (7)

  1. 折り畳まれた状態の可撓性材質の被包装物を定型的な形状を有する筒状の包装物内に自動的に挿入して包装する自動包装装置において、アーチクルコンベア上に等間隔に取り付けられ一方向へ移動して前記被包装物を移送する断面略U字形状を呈したアーチクルバケットと、カートンコンベア上に前記アーチクルバケットの設置間隔を合わせて設けたカートンバケットに固定され前記アーチクルバケットの移送方向と移送速度に合わせて同一方向へ移動する筒状の包装物と、前記アーチクルコンベアと前記カートンコンベアの間に設けられ同じ速度で同一方向へ移動するプライマリーコンベア上に前記アーチクルバケットの設置間隔に合わせて取り付けられ前記アーチクルバケット内の被包装物の形態を整える断面略U字形状を呈したプライマリーバケットと、前記アーチクルコンベアの上部に位置して設けられ同じ速度で同一方向に移動するプレスコンベアに前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットと同じ間隔で設けられ、前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットの上部を所定区間の間を覆うカバーと、前記アーチクルコンベアと前記プライマリーコンベアと同じ速度で同一方向に移動するフィラーコンベアに前記アーチクルバケットと同一間隔で取り付けられ、前記アーチクルバケット内の被包装物を前記プライマリーバケットを介して前記包装物内へ送り込むピストン機構とで構成したことを特徴とする、挿入機構。
  2. 前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットの各内側と前記カバーの下面には、前記被包装物の移動方向に沿って、前記被包装物の摩擦抵抗を減少させる複数の長溝が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の挿入機構。
  3. 前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットのそれぞれの両側部には、上部から下方へ複数のガイド縦溝が設けられ、前記カバーの両側部には前記ガイド縦溝に嵌り込む複数の突片が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の挿入機構。
  4. 前記プライマリーバケットには、前記アーチクルバケットに接する入口側から内部に向けてテーパーが設けられると共に、その出口側の内部空間の大きさは、筒状の包装物の内部空間の大きさより若干小さめに形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の挿入機構。
  5. 前記ピストン機構のピストンロッドに取付けられるピストンは、前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットと前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットの上部に被せられた前記カバーで形成される内部空間と同じ形状を呈し、その大きさは、前記内部空間より小さく形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の挿入機構。
  6. 前記ピストンロッドに取付けられるピストンは、その主体部が前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットと前記アーチクルバケット及び前記プライマリーバケットの上部に被せられた前記カバーで形成される内部空間と同じ形状を呈し、その大きさは、前記内部空間より小さく形成されると共に、その前面に前記内部空間と略同じ形状と大きさか、少し大きめの可撓性材質の補助ピストンが取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載の挿入機構。
  7. 自動包装装置を用いて折り畳まれた状態の軟質材料性の被包装物を定型的な形状を有する筒状の包装物内に自動的に挿入するに当たり、前記被包装物をアーチクルコンベア上に設置したところの上部解放の断面略U字形状を呈したアーチクルバケット内に挿入セットし、前記アーチクルバケットが前記アーチクルコンベアに対して隣接して設けられ同一速度で移動するプライマリーコンベア上に設置したプライマリーバケットと直線方向に並んで並走するときに、前記アーチクルバケットと前記プライマリーバケットの上部から降下するカバーで押さえて前記被包装物のセット形態を整えつつフィラーコンベアに設置したピストン機構で前記被包装物を前記アーチクルバケットから前記プライマリーバケットを介して前記各コンベアと同一速度で移動する前記包装物内へ挿入させることを特徴とする、挿入方法。
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