JP2021074911A - 記録装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排出された記録媒体の整列性を向上させ、かつ、記録時間の増加を抑制するインクジェット装置を提供すること。
【解決手段】 記録装置は、記録媒体にインクを吐出し記録を行う記録手段と、記録手段で記録を行った記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送された記録媒体を排出する排出手段と、記録手段と排出手段の間に配置され、記録媒体を検出する検出手段と、記録データに基づいて記録媒体の記録領域に吐出されるインク量を取得する取得手段と、検出手段の検出結果に基づいて、記録媒体の搬送を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、検出手段で検出可能な位置に、記録媒体における取得手段が取得したインク量が所定の閾値よりも高い領域を停止させるように制御することを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、記録装置及び制御方法に関する。
従来から、記録装置は、液体のインクを用いて記録を行うため、記録媒体はインクに含まれる水分により、記録媒体が膨張してカールする現象が発生する。カールが発生すると排出された記録媒体の不整合や紙ジャムが発生する場合がある。
特許文献1には、記録媒体の単位記録領域内のインク量に基づいて、記録媒体の先端に発生しているカール量を推定する記録装置が開示されている。特許文献1の記録装置は、推定したカール量に基づいて、排紙ローラ対に到達するまでの時間が長くなるように記録媒体の搬送を停止することが開示されている。
特開2011−11544号公報
ところで、記録媒体におけるインクの付与量は領域によって異なる。したがって、記録する画像データによって、記録媒体上のカールの量が大きく発生する位置は異なる。そのため、従来技術では、記録媒体の停止時間が適切でない可能性があった。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するために、排出された記録媒体の整列性を向上させ、かつ、記録時間の増加を抑制する記録装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、記録装置であって、記録媒体にインクを吐出し記録を行う記録手段と、前記記録手段で記録を行った記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送された前記記録媒体を排出する排出手段と、前記記録手段と前記排出手段の間に配置され、前記記録媒体を検出する検出手段と、記録データに基づいて記録媒体の記録領域に吐出されるインク量を取得する取得手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の搬送を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記検出手段で検出可能な位置に、前記記録媒体における前記取得手段が取得した前記インク量が所定の閾値よりも高い領域を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、排出された記録媒体の整列性を向上させ、かつ、記録時間の増加を抑制する記録装置を提供することが可能となる。
記録装置が待機状態にあるときの図である。 記録装置の制御構成図である。 記録装置が記録状態にあるときの図である。 紙検出センサの概略構成図および紙検出センサの周辺構成を示す図である。 記録装置が実行するキャリブレーション処理を示すフローチャートである。 検出装置が実行する汚れ検出制御を説明するための図である。 カール量の推定を実行するか判定する処理を示すフローチャートである。 カール量の推定を実行する処理を示すフローチャートである。 カールの状態を判定する処理を示すフローチャートである。 カール量の推定処理を実行したときの紙検出センサの出力波形を示したグラフである。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態で使用するインクジェット記録装置1(以下、記録装置1)の内部構成図である。図において、x方向は水平方向、y方向(紙面垂直方向)は後述する記録ヘッド8において吐出口が配列する方向、z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。
記録装置1は、プリント部2とスキャナ部3を備える複合機であり、記録動作と読取動作に関する様々な処理を、プリント部2とスキャナ部3で個別にあるいは連動して実行することができる。スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)とFBS(フラットベッドスキャナ)を備えており、ADFで自動給紙される原稿の読み取りと、ユーザによってFBSの原稿台に置かれた原稿の読み取り(スキャン)を行うことができる。なお、本実施形態はプリント部2とスキャナ部3を併せ持った複合機であるが、スキャナ部3を備えない形態であってもよい。図1は、記録装置1が記録動作も読取動作も行っていない待機状態にあるときを示す。
プリント部2において、筐体4の鉛直方向下方の底部には、記録媒体(カットシート)Sを収容するための第1カセット5Aと第2カセット5Bが着脱可能に設置されている。第1カセット5AにはA4サイズまでの比較的小さな記録媒体が、第2カセット5BにはA3サイズまでの比較的大きな記録媒体が、平積みに収容されている。第1カセット5A近傍には、収容されている記録媒体を1枚ずつ分離して給送するための第1給送ユニット6Aが設けられている。同様に、第2カセット5B近傍には、第2給送ユニット6Bが設けられている。記録動作が行われる際にはいずれか一方のカセットから選択的に記録媒体が給送される。
搬送ローラ7、排出ローラ12、ピンチローラ7a、拍車7b、ガイド18、インナーガイド19およびフラッパ11は、記録媒体を所定の方向に導くための搬送機構である。搬送ローラ7は、記録ヘッド8の上流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に記録媒体をニップして回転する従動ローラである。排出ローラ12は、記録ヘッド8の下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。拍車7bは、排出ローラ12と共に記録媒体を挟持して搬送する。ここで、搬送ローラ7は、搬送手段の一態様である。
ガイド18は、記録媒体の搬送路に設けられ、記録媒体を所定の方向に案内する。インナーガイド19は、y方向に延在する部材で湾曲した側面を有し、当該側面に沿って記録媒体を案内する。フラッパ11は、両面記録動作の際に、記録媒体が搬送される方向を切り替えるための部材である。排出トレイ13は、記録動作が完了し排出ローラ12によって排出された記録媒体を積載保持するためのトレイである。
紙検出センサ20は、複数の紙検出センサ(20a,20b,20c)を含む。複数の紙検出センサは、搬送方向に沿って、20a,20b,20cの順に配置されている。ここで搬送方向とは、記録媒体が搬送される方向を示し、第1カセット5A,または第2カセット5Bから排出ローラ12に向かう方向である。なお、ガイド18、インナーガイド19により記録媒体が搬送される経路を搬送路とする。
以下、紙検出センサ20aを例に構成を説明するが、紙検出センサ20b、紙検出センサ20cも同様の構成である。紙検出センサ20aは、発光素子および受光素子を有する。紙検出センサ20aに搬送路を挟んで対向する位置には、不図示の反射部としての反射板(反射鏡)が配置されている。発光素子が、反射板が位置する方向に向けて光を照射する。そして反射板は、発光素子から入射される光を反射鏡で反射する。受光素子は、反射板から反射された光を含む外部からの光を受け付ける。なお、受光素子は、記録媒体が紙検出センサ20aに対向する位置を通過している間は、記録媒体から反射された光を含む外部からの光を受け付ける。紙検出センサ20aは、これらの構成を用いて、外部からの光に基づく出力値(出力データ)を特定し、物体(記録媒体)を検出する。具体的には、反射板によって反射されてから受光素子に受け付けられるまでの光の経路の少なくとも一部を少なくとも通過する物体を、当該物体が当該経路の少なくとも一部を通過している状態で受光素子によって受け付けられた光に基づく出力値により検出する。紙検出センサ20は、このようにして記録媒体の有無を検出することにより、記録媒体の先端、および後端位置の検出を行うことが可能である。
ここで、記録媒体の先端とは、記録装置1に存在する状態において、記録媒体における搬送方向の上流側の端部を示す。記録媒体の後端とは、記録装置1に存在する状態において、記録媒体における搬送方向の下流側の端部を示す。
更に、紙検出センサ20の検出結果に基づいて記録媒体の搬送状態をモニタする搬送制御機能を有している。具体的には、紙検出センサ20による記録媒体の検出結果に基づいて、記録ヘッド8による記録開始タイミング等が制御される。また、紙検出センサ20によって記録媒体が検知されなかった場合には、紙ジャムエラー等がユーザに通知される。すなわち、紙検出センサ20によって得られる出力値は、エラー検出等にも用いられる。なお、紙検出センサ20は、図示した場所以外の搬送路に、設置されて良い。
本実施形態の記録ヘッド8は、フルラインタイプのカラーインクジェット記録ヘッドであり、記録データに従ってインクを吐出する吐出口が、図1におけるy方向に沿って記録媒体の幅に相当する分だけ複数配列されている。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、記録ヘッド8の吐出口面8aは、図1のようにキャップユニット10によってキャップされている。記録動作を行う際は、後述するプリントコントローラ202によって、吐出口面8aがプラテン9と対向するように記録ヘッド8の向きが変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板によって構成され、記録ヘッド8によって記録動作が行われる記録媒体を背面から支持する。なお、本実施形態の記録ヘッド8は一例であり、シリアルタイプのカラーインクジェット記録ヘッドでもよい。また、モノクロタイプの記録ヘッドでもよい。
インクタンクユニット14は、記録ヘッド8へ供給される4色のインクをそれぞれ貯留する。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8を接続する流路の途中に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を適切な範囲に調整する。本実施形態では循環型のインク供給系を採用しており、インク供給ユニット15は記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力と記録ヘッド8から回収されるインクの流量を適切な範囲に調整する。
メンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17を備え、所定のタイミングにこれらを作動させて、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う。メンテナンス動作については後に詳しく説明する。
図2は、記録装置1における制御構成を示すブロック図である。制御構成は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100によって構成されている。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構は、コントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。以下に制御構成の詳細について説明する。
コントローラユニット100において、CPUにより構成されるメインコントローラ101は、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら記録装置1全体を制御する。例えば、ホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してホスト装置400から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ101の指示に従って、画像処理部108が受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ101はプリントエンジンI/F105を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット200へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置400から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えばホスト装置400から読取コマンドが入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介してこのコマンドをスキャナ部3に送信する。
操作パネル104は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うための機構である。ユーザは、操作パネル104を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、印刷モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット200において、CPUにより構成されるプリントコントローラ202は、ROM203に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM204をワークエリアとしながら、プリント部2が備える各種機構を制御する。コントローラI/F201を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ202は、これをRAM204に一旦保存する。記録ヘッド8が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ202は画像処理コントローラ205に、保存した画像データを記録データへ変換させる。記録データが生成されると、プリントコントローラ202は、ヘッドI/F206を介して記録ヘッド8に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ202は、搬送制御部207を介して図1に示す給送ユニット6A、6B、搬送ローラ7、排出ローラ12、フラッパ11を駆動して、記録媒体を搬送する。プリントコントローラ202の指示に従って、記録媒体の搬送動作に連動して記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われる。
画像処理コントローラ205は、記録データへ変換した後、記録媒体の記録領域に吐出されるインク量を取得する。ここで、記録領域とは、記録データに基づきインクが吐出される領域を示す。画像処理コントローラ205は、記録領域内の単位面積あたりのインクの付与量(記録デューティ)を算出することによりインク量を取得する。ここで、画像処理コントローラ205は、記録領域内の単位面積あたりのインクの付与量の分布に基づいて、インクの付与量が相対的に高い領域を特定する。そして、インクの付与量が他の領域よりも高い領域を特定する。そして、プリントエンジンユニット200は、当該インクの付与量が高い領域が記録領域における先端側に位置するか、または後端側に位置するかをROM203に保存する。
ここで、本実施形態における記録デューティとは、1つの画像を形成するための基本マトリクス中の格子に付与されるインクの比率を示す。例えば、デューティを算出する部分のマトリクス中の格子のうち、80%の格子にインクが付与されて形成される画像を80%デューティとなる画像であることを示している。また、1つの格子の大きさは、基本マトリクスの解像度によって決定され、例えば、基本マトリクスの解像度が1200dpi×1200dpiの場合、1つの格子の大きさは、1/1200inch×1/1200inchである。尚、基本マトリクスは、記録装置等により自由に設定できる。基本マトリクスの解像度としては、600dpi以上が好ましい。
ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド8の向きや位置を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット16におけるキャップユニット10やワイピングユニット17の動作を制御する。
汚れ検出制御部211は、RAM204に保存された搬送制御部207の出力データを処理し、閾値を超えていた場合、コントローラI/F201を介して操作パネル104に清掃を促す指示を通知する。
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら、スキャナコントローラ302のハードウェアリソースを制御する。これにより、スキャナ部3が備える各種機構は制御される。例えばコントローラI/F301を介してメインコントローラ101がスキャナコントローラ302内のハードウェアリソースを制御することにより、ユーザによってADFに搭載された原稿を、搬送制御部304を介して搬送し、センサ305によって読み取る。そして、スキャナコントローラ302は読み取った画像データをRAM303に保存する。なお、プリントコントローラ202は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド8に、スキャナコントローラ302で読み取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
図3は、記録状態にあるときの記録装置1の断面図を示す。なお、記録状態とは、記録ヘッド8が記録位置に位置し、記録媒体に対する画像の記録が可能となる状態である。図1に示した待機状態にあるときの記録装置1の断面図と比較すると、キャップユニット10が記録ヘッド8の吐出口面8aから離間し、吐出口面8aがプラテン9と対向している。なお、待機状態とは、記録ヘッド8が待機位置に位置し、画像の記録を行っていない状態である。本実施形態において、プラテン9の平面は水平方向に対して約45度傾いており、記録位置における記録ヘッド8の吐出口面8aも、プラテン9との距離が一定に維持されるように水平方向に対して約45度傾いている。
記録ヘッド8を図1に示す待機位置から図3に示す記録位置に移動する際、プリントコントローラ202は、メンテナンス制御部210を用いて、キャップユニット10を図3に示す退避位置まで降下させる。これにより、記録ヘッド8の吐出口面8aは、キャップ部材10aと離間する。その後、プリントコントローラ202は、ヘッドキャリッジ制御部208を用いて記録ヘッド8の鉛直方向の高さを調整しながら45度回転させ、吐出口面8aをプラテン9と対向させる。記録動作が完了し、記録ヘッド8が記録位置から待機位置に移動する際は、プリントコントローラ202によって上記と逆の工程が行われる。
次に、プリント部2における記録媒体の搬送路について説明する。記録コマンドが入力されると、プリントコントローラ202は、まず、メンテナンス制御部210およびヘッドキャリッジ制御部208を用いて、記録ヘッド8を図3に示す記録位置に移動する。その後、プリントコントローラ202は搬送制御部207を用い、記録コマンドに従って第1給送ユニット6Aおよび第2給送ユニット6Bのいずれかを駆動し、記録媒体を給送する。
記録媒体が紙検出センサ20に対向する位置(媒体通路部)に進入すると、後述のように紙検出センサ20の出力が変化する。本実施形態では、媒体通路部は、反射板によって反射されてから受光素子に受け付けられるまでの光の経路の少なくとも一部を少なくとも含む。紙検出センサ20は、この出力と規定の閾値とを比較し、媒体通路部での記録媒体の有無はもちろん、記録媒体の先端および後端が媒体通路部を通過した時間を特定できる。本記録装置ではこの機能を用いることにより搬送中の記録媒体の位置調整をすることができ、安定した印刷動作が可能となっている。
なお、本実施形態の記録装置1の1以上の機能を実現するためのプログラムを、ネットワークや各種記憶媒体を介して装置に供給し、その装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して機能を実行するようにしてもよい。また、このプログラムは、1つのコンピュータで実行されても、複数のコンピュータの連動により実行されてもよい。加えて、上述した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。さらには、1つのCPUで全ての処理を行う形態に限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行う形態としてもよいし、いずれかの処理を1つのCPUが実行し、その他の処理を複数のCPUが連携しながら処理を行う形態としても良い。
図4(a)は、紙検出センサ20の概略構成図、図4(b)は、紙検出センサ20の周辺構成を示す図である。
紙検出センサ20は、発光素子として赤外光を発光するLED21と、受光素子として光センサ22を有する。紙検出センサ20に対して対向する位置には、記録媒体が通過する媒体通路部を挟んで、反射板23が配置されている。LED21が発した光は反射板23で反射される。その反射光を光センサ22が受け付ける。
ここで、状態40は記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していない状態、状態41は記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態を示している。記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していない状態では、反射板23からの反射光を光センサ22が直接受け付ける。記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(記録媒体がLEDから発せられる光の経路上に位置する場合)では、記録媒体からの反射光を光センサ22が受け付ける。
なお、記録媒体は一部の光を吸収乃至透過させるため、反射板からの反射光より、記録媒体からの反射光の方が、光量が小さくなる。本実施形態では、光センサ22に到達する反射板23からの反射光の光量が、光センサ22が検出可能なほぼ最大の光量となるように、光センサ22及び反射板23が配置される。このため、媒体通路部を記録媒体が通過している時の光センサ22の受光量は、反射板23からの反射光の受光量よりも十分小さくなる。
本実施形態の記録装置1は、光センサ22が受け付けた光の光量(受光量)に基づいて、媒体通路部内の記録媒体の有無を検出したり、記録媒体の先後端などの位置を検出することができる。
なお、紙検出センサ20におけるLED21や光センサ22、媒体通路部、反射板23の位置関係は、上述の形態に限定されない。反射板によって反射されてから光センサ22によって受け付けられるまでに反射光が通過する経路の少なくとも一部を記録媒体が少なくとも通過するように、各構成が配置されれば良い。
図4(b)の図を用いて紙検出センサ20の周辺構成を説明する。
紙検出センサ20は、図2に示すように搬送制御部207、RAM204、汚れ検出制御部211と接続する。搬送制御部207は、紙検出センサ制御部401を有する。紙検出センサ制御部401は、光源駆動回路402、電流電圧変換回路403、可変ゲインアンプ404を有する。光源駆動回路402は、LED21が照射する光量を変更する。電流電圧変換回路403は、受光量に応じて光センサ22が出力する光電流を電圧に変換する。可変ゲインアンプ404は、光センサ22の感度を変更する。なお、本実施形態では、受光量に応じて光センサ22が出力する光電流が電流電圧変換回路403によって電圧に変換され、さらに、A/D変換及び反転増幅された値をセンサ検出量と定義する。紙検出センサ制御部401は、紙検出センサ20を制御し、定期的にセンサ検出量を取得し、取得したセンサ検出量をセンサ検出量波形としてRAM204に保存する。
汚れ検出制御部211は、RAM204に保存された搬送制御部207のセンサ検出量波形に基づいて、反射板23に汚れが生じているか否かを検出する。反射板23には例えば、紙が搬送されている途中で紙から生じる紙粉や、印刷中に霧散するインク等により、汚れが生じることがある。反射板23に汚れが生じていると、反射板23による光の反射率が低下する。本実施形態では、反射板23による光の反射率が低下した場合、それを回復させるために、反射板23に汚れが生じているか否かを検出し、検出結果に応じた処理を実行する。反射板23に汚れが生じているか否かの検出は、反射板23による光の反射率が低下しているか否かの検出ともいえる。なお、汚れ検出制御部211は、汚れ検出制御を、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している時のセンサ検出量を抽出し、抽出したセンサ検出量とあらかじめ設定した規定値とを比較することで実行する。
図5は、記録装置1が実行するキャリブレーション処理(制御処理)を示すフローチャートである。キャリブレーション処理とは、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していない時の反射板23からの受光量に基づくセンサ検出量が規定値で一定になるように、制御する処理である。具体的には、LED21が照射する光の光量と光センサ22の感度のうち少なくとも一方を制御する処理である。なお、本フローチャートが示す処理は、実際には、ROM107等のメモリに格納されたプログラムをメインコントローラ101がRAM106に読み出して実行することにより実現される。また、キャリブレーション処理中は、記録媒体は媒体通路部を通過しないように制御される。
まず、S500にて、記録装置1は、LED21の電源をONする。これにより、LED21は光の照射を開始する。
S501にて、記録装置1は、LED21が照射する光の光量が安定した後に、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していない時のセンサ検出量(反射板23からの受光量)を測定する。
S502にて、記録装置1は、S501で測定したセンサ検出量が、規定値に達したか否かを判定する。規定値とは、キャリブレーション処理が完了した(紙検出センサ制御部401のセンサ検出量が適切な値となった)か否かを特定するための閾値である。YES判定であれば、記録装置1は、S507にて、キャリブレーション処理が完了したことを特定し、キャリブレーション処理を終了する。一方、NO判定であれば、記録装置1は、S503の処理を実行される。
S503では、記録装置1は、光センサ22の感度がmaxか否かを判定する。NO判定であれば、記録装置1は、S504の処理を実行し、YES判定であれば、記録装置1は、S505の処理を実行する。
S504では、記録装置1は、可変ゲインアンプ404でゲインを変更し、光センサ22の感度を上げる。感度とは、ある受光量に対して出力されるセンサ検出量の度合いである。感度が上昇されることによって、受光量が同じでも、センサ検出量が降下される(降下するのは、センサ検出量が反転増幅されているため)。
S505では、記録装置1は、LED21により照射される光量がmaxか否かを判定する。NO判定であれば、記録装置1は、S506の処理を実行する。YES判定であれば、可変ゲインアンプ404による光センサ22の感度の調整及びLED21により照射される光量の調整を実行しても、紙検出センサ制御部401のセンサ検出量が規定値に達しなかったことになる。そのため、YES判定であれば、記録装置1は、S508の処理を実行する。
S505では、記録装置1は、LED21により照射される光量を上げる。
S508では、記録装置1は、キャリブレーション処理にエラーが発生したことをユーザに通知する。具体的には、記録装置1は、キャリブレーション処理にエラーが発生したことを通知するための画面を操作パネル104(表示部)に表示したり、当該画面をホスト装置400の表示部に表示させるための情報をホスト装置400に送信したりする。なお、エラーが生じる原因は、例えば、光センサ22やLED21の故障、反射板23の汚れである。キャリブレーション処理にエラーが発生したことを通知するための画面には、これらの原因を通知する領域が含まれていても良い。また、S508において、後述の反射板23による光の反射率を回復させるための処理が実行されても良い。
なお、キャリブレーション処理が実施されないと、記録装置1は、センサ検出量の変化が、LED21の光量低下によるものか、光センサ22の劣化によるものか、環境温度変化によるものか、反射板の汚れによるものか判断することができない。
そのため、キャリブレーション処理は頻繁に実施されることが望ましい。キャリブレーション処理が実施されるタイミングは例えば、紙検出センサ20の電源がオンされるタイミングである。具体的には例えば、記録装置1の電源がオンされた時、記録装置1がスリープ状態から復帰した時、第1給送ユニット6Aや第2給送ユニット6Bがセットされた時、記録装置1の筐体に設けられた内部を開放するためのカバーが閉められた時等である。
図6(a)は、キャリブレーション処理が実行され、紙検出センサ20に対向する媒体通路部を記録媒体が通過していない状態におけるセンサ検出量が規定値となるように調整された状態におけるセンサ検出量の経時変化を示す図である。なお、本実施形態では、紙検出センサ制御部401の出力は、可変ゲインアンプ404で反転増幅されているため、光センサ22が受け付けた光量が少ないほど、センサ検出量が大きくなる。出力波形61は、反射板23に汚れがない(又は少ない)状態におけるセンサ検出量を示す出力波形であり、出力波形62は、反射板に汚れがある状態におけるセンサ検出量を示す出力波形である。なおここでは、時間T2において、記録媒体が、紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過し始めているものとする。
キャリブレーション処理により、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していない状態(時間T1〜T2)のセンサ検出量が規定値(例えば0.5V)で一定となっている。その後の記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(時間T2〜T3)では、光センサ22が受け付ける光量は小さくなる(センサ検出量は大きくなる)。
反射板23の汚れが進行すると、反射板23による反射効率が低下するため、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していない状態における光センサ22の受光量は低下する。しかしながらキャリブレーション処理が行われると、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部にない状態における光センサ22の受光量に基づくセンサ検出量を規定値にする。すなわち、反射板23の汚れに伴う受光量の低下に応じて、LED21の発光強度、光センサ22の受光感度の少なくとも一方が増加される。
キャリブレーションによってLED21の発光強度、光センサ22の受光感度の少なくとも一方が増加されている状態で記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過すると、センサ検出量は、キャリブレーション前よりも低下する。すなわち、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過した状態においてセンサ検出量は、反射板23の汚れ、すなわち反射効率の低下に追従して低下する。なお、反射効率の低下に追従してセンサ検出量が低下するのは、センサ検出量が反転増幅されているためであり、センサ検出量が反転増幅されていなければ、反射効率の低下に追従してセンサ検出量は増加する。
図6(b)の上側のグラフは、反射板23に汚れが生じておらず、且つキャリブレーション処理が実行された状態におけるセンサ検出量(通常センサ検出量)の経時変化を示す図である。また、図6(b)の下側のグラフは、反射板23に汚れが生じており、且つキャリブレーション処理が実行された状態におけるセンサ検出量(異常センサ検出量)の経時変化を示す図である。出力波形63が、通常センサ検出量の出力波形であり、出力波形64が、異常センサ検出量の出力波形である。
記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られた通常センサ検出量には、反射板23の汚れに伴うセンサ検出量の低下が生じていない。そのため、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られた通常センサ検出量の値は、汚れ検出閾値を超えている。
一方、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られた異常センサ検出量には、反射板23の汚れに伴うセンサ検出量の低下が生じている。そのため、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られた異常センサ検出量の値は、汚れ検出閾値を下回っている。
このように、キャリブレーション処理が実行された後は、反射板23が汚れているか否かに応じて、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られるセンサ検出量が変化する。本実施形態では、記録装置1は、この原理を利用して、反射板23による反射効率の低下の検出、すなわち反射板23の汚れ度合いの判定を実行することができる。
本実施形態では、記録装置1は、反射板23に汚れが生じているかどうかを検出するための検出処理を、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られたセンサ検出量を用いて実行する。
そのため、記録装置1は、まず、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られたセンサ検出量を特定する。具体的には、記録装置1は、まず、印刷ジョブの終了時間に基づいて、記録媒体の搬送が終了した時間を特定する。そして、記録装置1は、当該時間からさかのぼって、センサ検出量が紙有無閾値に達した時間(センサ検出量が急激に上昇した時間)を特定し、さらにさかのぼって、センサ検出量が紙有無閾値に再び達した時間(センサ検出量が急激に下降した時間)を特定する。これにより、記録装置1は、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒媒体通路部を通過している状態(状態41)で得られたセンサ検出量を特定する。このようにして特定されたセンサ検出量の範囲(以下、判定範囲)を、後述の判定に用いる。なお、ノイズの影響を考慮し、センサ検出量が紙有無閾値に達した時間直後の数点のセンサ検出量、及びセンサ検出量が再び紙有無閾値に達した時間直後の数点のセンサ検出量を除外した範囲を判定範囲とすることも可能である。
本実施形態では、この判定範囲内で、1回でも汚れ検出閾値を下回ったセンサ検出量があったら、反射板23に汚れがあると判断する。
なお、紙有無閾値は、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過しているか否かを特定するための閾値であり、汚れ検出閾値に対応する光量より大きい光量に対応する値である。センサ検出量が紙有無閾値に達した場合、記録媒体が紙検出センサ20に対向する媒体通路部を通過していることが検知される。また、汚れ検出閾値と紙有無閾値の間には十分なマージンがあるように設定され、さらに、汚れ検出制御は頻繁に実行される。これにより、反射板23の汚れによりセンサ検出量が低下し、記録媒体の有無が誤検出されるよりも先に、反射板の汚れを検出することができる。
ところで、本実施形態においてプリントコントローラ202は、記録媒体に発生するカールを抑制するため、記録媒体の搬送が終了する前に、記録媒体の搬送を停止する。具体的には、プリントコントローラ202は、紙検出センサ20の出力に基づいて記録ヘッド8と排出ローラ12の間で、所定時間待機することで、カールの発生を抑制することができる。これは、記録媒体が搬送路内で停止している場合、カールはX方向(搬送方向及び記録媒体の幅方向の両方と直行)への変形が、ガイド18、インナーガイド19により規制されるためである。また、記録媒体の停止位置によっては、カールのX方向の変形がピンチローラ7a、拍車7bにより規制される。
インクジェット方式による記録では、画像の記録デューティ、またはインクの付与量に応じて、記録媒体に発生するカールの量が変動する。特に、インクの付与量が多い場合に、記録後に発生する記録媒体のカールが大きくなる傾向がある。また、低温、低湿度の場合にも同様に、カールが大きくなる。そのため、記録媒体のカールが大きい状態のまま搬送を継続し、記録装置1の排出トレイ13へ排出すると、搬送路内でカールが規制されていた状態から、規制が開放された状態になるため、記録媒体のカールが大きくなる。あるいは、記録媒体のカールの状態が安定していない状態で、排出トレイ13へ排出すると、その後大きく変形する場合もあり得る。そして、排出トレイ13に載置された記録媒体がカールした状態のまま、次の記録媒体が排出されると、記録媒体同士で干渉する場合がある。このため、記録媒体の整列性が悪化し、紙ジャムが発生するおそれがある。また、記録媒体(特に記録用紙)は、様々な種類のもの(いわゆる紙種)が存在しており、それぞれカールのしやすさも異なる。さらに、記録媒体の記憶領域に付与されるインクの分布によっても、記録媒体中のカールが発生しやすい場所が異なる。したがって、従来の記録装置では、発生するカールに合わせた停止時間を決定できていないという課題がある。
そこで本実施形態では、記録条件や紙種に対してカール抑制のために好適な時間搬送を停止する形態について説明する。
図7は、記録装置1が印刷前にカール推定を実行するか否かの判定と、カール推定をする位置を判定する制御を示すフローチャートである。実際には、ROM107等のメモリに格納されたプログラムをメインコントローラ101がRAM106に読み出して実行することにより実現される。なお、本フローチャートが示す処理は、例えば、ホスト装置400から印刷ジョブを受信した場合に実行される。
S700では、記録装置1がホスト装置400から印刷ジョブに基づく画像データを受信する。なお、記録装置1は、画像データが含まれる印刷ジョブを受信してもよい。
S701では、記録装置1は、受信した画像データへ記録データに変換し記録媒体の所定の領域毎のインクの付与量を分析する。具体的には、記録装置1は、記録領域内の単位面積あたりのインクの付与量(記録デューティ)を算出する。なお、記録装置1は、所定の領域を単位面積としたがこれに限られるものでなく、単位面積を縦横に10倍した面積(つまり単位面積の100倍の面積)毎にインクの付与量を算出してもよい。
S702では、記録装置1は、S701で分析した結果に基づいて、記録媒体の記録面(記録領域内)に閾値以上のデューティとなる領域があるか否かを判定する。ここで、閾値は例えば、100%とする。つまり、デューティを算出する部分のマトリクス中の格子のうち、100%の格子にインクが付与されていることを示す。
S703では、記録装置1は、閾値以上のデューティとなる領域が存在しないため、カールの解析を実行しないと判断し終了する。
S704では、記録装置1は、デューティの高い領域が記録媒体の先端側か否かを判定する。具体的には、記録装置1は、記録媒体の搬送方向の長さの1/2を境界として、閾値以上のデューティとなる領域が先端側にあるか否かを判定する。記録装置1は、また記録媒体のサイズごとに先端側とする境界を任意に変更してもよいし、先端側、後端側の中間の領域を設けて、当該中間の領域との境界を先端あるいは後端の境界にしてもよい。また、記録装置1は、境界をオーバーラップするように設定してもよい。
また、記録装置1は、デューティが最も高い領域が先端側にあるか後端側にあるかを判定してもよい。また、記録装置1は、デューティが閾値よりも大きい単位領域が、先端側と後端側のどちらに多く存在するかを判定してもよい。つまり、記録装置1は、カールが大きく発生する側のカール量を推定するように搬送を制御する。
S705では、デューティの高い領域が記録媒体の先端側であることから、記録媒体先端側のカール量を推定すると判断する。
S706では、デューティの高い領域が記録媒体の後端側であることから、記録媒体後端側のカール量を推定すると判断する。
記録装置1は、インク量が所定の閾値よりも高い領域が記録媒体の先端側と後端側の両方にある場合には、先端側を紙検出手段20で検出可能な位置に記録媒体を停止させる。これは、記録装置1は、先端側にカールが発生している状態で記録媒体を搬送させると、よりジャムが発生しやすい。一方、記録装置1は、後端側にカールが発生している状態で記録媒体を搬送させても、ジャムの発生には影響しづらい。したがって、先端側の状態をより優先して制御することで、記録媒体を適切に制御することが可能である。
なお、本実施形態では、先端側のカール量の推定処理が優先される制御としているが、記録装置1の構成によっては後端側のカール量の推定処理が優先される制御としてもよい。
図8は、記録動作後に記録媒体を搬送しカール量の推定処理を実行する制御を示すフローチャートである。
S800では、記録装置1は、ホスト装置400から受信した印刷ジョブに基づいて記録動作を開始する。
S801では、記録装置1は、印刷ジョブに基づいた記録媒体への記録動作が正常に終了する。この場合、記録動作が行われた記録媒体は、記録ヘッド8を通過した位置、あるいは記録ヘッド8と対応する位置に存在する。
S802では、記録装置1は、カール量の推定処理を実行する位置の判定が記録媒体の先端側かどうかを判定する。
S803では、記録装置1は、カール量の推定処理を実行する位置が記録媒体の先端側であるため、光学式センサは搬送路下流側の排出ローラ12近傍にある紙検出センサ20cをカール量の推定に利用すると決定する。記録装置1は、カール量の推定処理を行う紙検出センサ20と記録媒体の解析する位置が対向する位置で記録媒体の搬送を停止する。
S804では、カール量の推定処理を実行する位置が記録媒体後端側であるため、カール量の推定処理に利用する光学式センサは搬送路上流側の搬送ローラ7近傍にある紙検出センサ20aを利用すると判断する。記録装置1は、カール量の推定処理を行う紙検出センサ20と記録媒体の解析する位置が対向する位置で記録媒体の搬送を停止する。
S805では、後述する図9に示す制御によって、搬送が停止した状態の記録媒体に対して、記録装置1は、カール量の推定位置の紙検出センサ20を用いて記録後のカールの状態が安定したか否かを判断する。
S806では、記録装置1は、S805の結果に基づいてカールの状態が安定したか否かを判定し、記録装置1は、カールの状態が安定していないと判定した場合、S807では、記録装置1は、記録媒体を停止させた状態で所定の時間待機する。記録装置1は、所定の時間の経過後に、S805のカール量の推定処理を再度実行する。本実施形態ではカールの状態が安定したと判定されるまでこの処理を繰り返すとしているがこれに限られない。例えば、記録装置1は、カール量の推定処理の回数や所定の時間に上限を設けて、上限に達したら、カールの状態によらず記録媒体を排出するように制御してもよい。
S808では、記録装置1は、紙検出センサ20の検出位置で搬送を停止していた記録媒体の搬送を再開する。記録装置1は、排出トレイ13へ記録媒体を排出する。
図9は、カールの状態が安定したか否かを判定するためのアルゴリズムを示すフローチャートである。この処理は、図8のS805の処理である。
S900では、記録装置1は、カール量の推定処理に利用する紙検出センサ20の出力(検出信号)をRAM204に保存する。ここで、記録装置1は、センサの出力をデジタル信号に変換した値を出力としてRAM204に保存する。なお、記録装置1は、センサの出力のデジタル信号ではなく、アナログ信号をそのまま保存して、以下の処理に使用してもよい。
S901では、記録装置1は、所定回数分のデジタル信号がRAM204に保存されている否かを判定する。記録装置1は、所定回数以上のデジタル信号が保存されていない場合は、そのあとの判定処理が正確に行えないため、カール量の推定処理を終了する。この場合、記録装置1は、図8のS805の処理を実行する。本実施形態では、記録装置1は、所定回数を6回としているがこれに限られない。少なくとも、記録装置1は、2回分以上のデジタル信号がRAM204に保存されていれば処理を進めてよい。
S902では、記録装置1は、保存したデジタル信号から少なくとも時系列の2回分以上のデジタル信号に基づいてデジタル信号の変化量を算出する。本実施形態では記録装置1は、ノイズの影響を少なくするために、5回分のデジタル信号の移動平均を算出し、2つの移動平均からデジタル信号の変化量を算出する。変化量とは、時間の経過に基づくデジタル信号の変化の割合を示す。
S903では、記録装置1は、S902で算出した変化量をRAM204に所定回数分保存する。本実施形態では、記録装置1は、5回分の変化量を保存する。
S904では、記録装置1は、複数の変化量を比較した結果に基づいて、カールの段階を判定する。具体的には、記録装置1は、はじめに、第1の段階か否かを判定する。ここで、カールの段階は、インク付与後の記録媒体の変形の段階を示す。第1の段階は、記録動作の記録媒体のカールが大きくなる段階である。第1の段階は、デジタル信号の変化量は負方向となる。これは、カールの量が徐々に大きくなるにつれて、記録媒体の先端と紙検出センサ20との距離が大きくなり、デジタル信号が減少することを意味する。つまり、記録装置1は、第1の段階にあると判定した場合には、カールの状態が安定していないと推定する。第2の段階は、カールの量の増加が停止した後、カールが収縮(デカール)し、デカールが収束するまで段階である。第2の段階において、カールがデカールしている段階ではデジタル信号の変化量は正方向となる。これは、カールの量が徐々に小さくなるにつれて、記録媒体の先端と紙検出センサ20との距離が小さくなり、デジタル信号の値が増加することを意味する。なお、当該インク付与後の記録媒体の経時変化については図10も用いて後述する。つまり、記録装置1は、時間経過に応じたデジタル信号の変化に基づきカールの状態を推定している。
S905では、記録装置1は、S903で保存しているデジタル信号の変化量が負から正へ変化したか否かを判定する。すなわち、記録媒体のカールが第1の段階と第2の段階の境界の状態である。言い換えると、所定の記録条件において、記録媒体のカール量が最も大きくなった状態であると言える。本実施形態では、記録装置1は、RAM204に保存している5回分のデジタル信号の変化量のうち全てが正の値になった場合に、第2の段階に移行したと判断する。
S907では、記録装置1は、S903で保存しているデジタル信号の変化量の絶対値が所定の値以下(すなわち下記の許容範囲)になったか否かを判定する。ここで、記録装置1は、変化量が実質的にゼロになったか否かを判定している。ここで、デジタル信号の変化量が所定の値以下である場合とは、記録媒体のデカールが収束している状態である。本実施形態では、5回分のデジタル信号の変化量のうち全てが0±許容値に収まっていれば、ゼロに近似したと判定する。許容範囲は、紙検出センサ20のノイズレベルやばらつき、解析対象の記録媒体等の要因を考慮して設定される。
図10は、カール量の推定処理を実行した時の紙検出センサ20の出力と時間との関係を示す波形である。図10において、時間T8は、記録媒体の先端が紙検出センサ20の検出範囲に到達した場合の紙検出センサ20の出力である。時間T9は、記録媒体の先端を通過させた後、搬送を停止した場合の紙検出センサ20の出力である。記録媒体はそのまま時間T11まで停止している。時間T9〜T10は、第1の段階であり、徐々に出力が低下していることから、記録動作後の記録媒体のカールが大きくなっていることを示している。時間T10は、デジタル信号の変化量が安定し、その後徐々に上昇していることから、図9のS905にて変化量が負から正に変化したと判定する。時間T10〜T11は、第2の段階であり、デジタル信号が上昇していることから、カールがデカールしていることを示している。時間T11は、デジタル信号の変化量が所定値以下になったため、カール安定条件が成立した状態を示す。この後、記録装置1は、記録媒体を排紙するために記録媒体の搬送を再開する。
また本実施形態では、記録媒体の先端や後端を検出し、搬送制御を実行するためのセンサ検出量をもとにカール量の推定処理を実行している。すなわち、搬送制御とカール量の推定処理を、同じデータを用いて実行している。そのため記録装置1は、カール量の推定処理のために新たにセンサ検出量を用いずに実現できる。
以上、上述の実施形態では、記録装置は、記録データに応じて、カール量を検出する位置を決定している。そして、検出結果に基づいて搬送を停止する時間を決定している。そのため、排出された記録媒体の不整合や記録装置内での紙ジャムを抑制し、かつ、記録時間の増加を抑制することができる。
(その他の実施形態)
上述では、記録媒体の先端側のカールを検出するために、排出ローラ12近傍の紙検出センサ20cを用いる形態を説明したが、他の紙検出センサ20aまたは紙検出センサ20bを用いてもよい。この場合、記録装置1は、搬送ローラ7の回転を反転させ、記録媒体を逆方向に搬送し、先端を紙検出センサ20aまたは紙検出センサ20bで検出可能な位置で停止すればよい。また、記録媒体の搬送方向の長さが長い場合は、記録媒体の先端が排出ローラ12を通過して排出トレイ13に差し掛かる場合がある。このとき、記録装置1は、記録媒体の先端の推定を行うと判定した場合に、記録媒体の記録動作が完了したのちに、搬送ローラ7の回転を反転し記録媒体の先端を搬送路に引き込む。記録装置1は、記録媒体の先端と紙検出センサ20の位置が対向するように搬送を制御してもよい。
上述では、紙検出センサ制御部401の出力は、可変ゲインアンプ404で反転増幅されているものとしたが、可変ゲインアンプ404で反転増幅されていなくとも良い。その場合はS905で判定している変化は正から負に変化することを検出する。
上述では、カール量の推定は、ホスト装置400から印刷ジョブを受信した場合に実行されるものとしたが、この形態に限定されない。例えば、記録装置1が、原稿の読み取り及び読み取った原稿のコピーの記録を行うことが特定された際に実行されても良い。
また、記録装置1は、図10の時間T9〜T11の第1の段階、および第2の段階における紙検出センサ20の検出感度を変更してもよい。具体的には、記録装置1は、カール量の推定の精度を高めるため、受光素子の感度を上げるため、可変ゲインアンプのゲインを一時的に上げてもよい。もしくは、記録装置1は、カール量の推定の精度を高めるため、発行素子によって照射される光の光量を上げてもよい。また、この場合、記録装置1は、搬送を行っている間、あるいは搬送の再開後は元の検出感度に戻すように制御することが好ましい。つまり、記録装置1は、記録媒体の搬送を再開させる前に、カール量の推定処理のときよりも感度を下げるように制御する。
上述では、S907にて、デカールが収束してから記録媒体の搬送を再開する形態を説明したが、図10の時間T11よりも前に搬送を再開してもよい。この場合、記録媒体の先端が排出ローラ12を通過するまでに、記録媒体が第2の状態になっていればよい。
また、記録装置1は、カールの成長が収縮(デカール)に向かう時間T9を経過した時点で搬送を再開し、排出ローラ12にてカールを安定させる制御としてもよい。また、次の記録媒体の記録動作が無い場合は、後続の記録媒体による紙ジャムが発生しないためT10(すなわち最もカールが大きい状態)を経過したタイミングで記録媒体の搬送を再開してもよい。また、記録媒体のカールが安定したかを判定する制御はこれに限定されない。少なくとも、記録装置1は、記録媒体のカールが安定した状態を判定することができればよい。
上述では、印刷ジョブの記録データにインクの付与量が高い領域がある場合はカール量の推定を行う形態を説明したが、これに限られない。例えば、紙種が変更されておらず、記録装置1の設置環境の温度や湿度が変化していない場合は、記録装置1は、カールの解析処理を行わず、前回の搬送の停止時間を設定する形態としてもよい。具体的には、記録媒体を格納している第1カセット5Aや第2カセット5Bが挿抜されていなければ、同じ紙種であると判断できる。
上述では、紙検出センサ20が汚れている場合に、十分な精度でカール量の推定処理が実行できないと判定した場合は、記録装置1は、紙検出センサ20を利用したカール量の推定処理を実行しない形態としてもよい。この場合、記録装置1は、紙種、環境温度、湿度などに応じた所定の搬送停止時間を利用して、記録媒体の搬送を制御する形態としてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形も可能である。
1 記録装置
7 搬送ローラ
8 記録ヘッド
12 排出ローラ
20 紙検出センサ

Claims (11)

  1. 記録媒体にインクを吐出し記録を行う記録手段と、
    前記記録手段で記録を行った記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された前記記録媒体を排出する排出手段と、
    前記記録手段と前記排出手段の間に配置され、前記記録媒体を検出する検出手段と、
    記録データに基づいて記録媒体の記録領域に吐出されるインク量を取得する取得手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の搬送を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段で検出可能な位置に、前記記録媒体における前記取得手段が取得した前記インク量が所定の閾値よりも高い領域を停止させるように制御することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録媒体を停止している間の前記検出手段による出力値から前記記録媒体のカールの状態を推定する推定手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記推定手段で推定した前記カールの状態に基づいて、前記検出手段で検出可能な位置で停止させる時間を決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録媒体を停止させた後に、前記推定手段により前記カールの状態が安定したと推定した場合に前記記録媒体の搬送を再開することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記推定手段は、前記検出手段の検出信号が時間経過に応じて減少する場合には、前記カールの状態が安定していないと推定し、
    前記検出手段の検出信号の時間経過に応じた変化量が許容値よりも小さい場合には、前記カールの状態が安定していると推定することを特徴とする請求項2または3に記載の記録装置。
  5. 前記推定手段は、前記検出手段の検出信号が時間経過に応じて所定期間減少した後、前記カールの状態が安定していると推定される前に、前記検出手段の検出信号が時間経過に応じて所定期間増加した場合には、前記カール量が減少する方向に変化していると推定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記検出手段は、第1の検出部と、前記第1の検出部と前記排出手段との間に配置された第2の検出部とを有し、
    前記制御手段は、前記取得手段が取得したインク量が所定の閾値よりも高い領域が前記記録媒体の先端側にある場合に、前記第2の検出部で検出可能な位置に停止させ、前記取得手段が取得したインク量が他の領域よりも高い領域が前記記録媒体の後端側にある場合に、前記第1の検出部で検出可能な位置に停止させるように前記記録媒体を搬送することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記取得手段が取得したインク量が所定の閾値よりも高い領域が前記記録媒体の先端側と後端側の両方にある場合には、前記先端側を前記第1の検出部で検出可能な位置に記録媒体を停止させることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記検出手段は、
    光を反射する反射手段と、
    前記反射手段が位置する方向に向けて光を照射する発光手段と、
    前記反射手段から反射された光を含む外部からの光を受け付ける受光手段と、
    前記受光手段によって受け付けられた光に基づく出力値を出力する出力手段と、を備え、
    前記反射手段によって反射されてから前記受光手段に受け付けられるまでの光の経路上に存在する記録媒体を、前記出力値に基づいて検出することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記制御手段は、前記記録媒体の搬送を停止させた状態において、前記発光手段によって照射される光の光量を上げる処理、及び、前記受光手段の光の感度を上げる処理のうち少なくとも一方を行うように制御することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記制御手段は、前記記録媒体の搬送を停止させた状態において、前記発光手段によって照射される光の光量を上げる処理、及び、前記受光手段の光の感度を上げる処理のうち少なくとも一方を行った後、前記記録媒体の搬送を再開させる前に、前記発光手段の光量、及び、前記受光手段の光の感度の少なくとも一方を下げる処理を行うように制御することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 記録媒体にインクを吐出し記録を行う記録手段と、
    前記記録手段で記録を行った記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された前記記録媒体を排出する排出手段と、
    前記記録手段と前記排出手段の間に配置され、前記記録媒体を検出する検出手段と、を備える記録装置の制御方法であって、
    記録データに基づいて記録媒体の記録領域に吐出されるインク量を取得する取得工程と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の搬送を制御する制御工程と、を備え、
    前記制御工程は、前記検出手段で検出可能な位置に、前記記録媒体における前記取得工程で取得した前記インク量が所定の閾値よりも高い領域を停止させるように制御する記録装置の制御方法。
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