JP2021073889A - 収量算出システム、収量マップ生成システム、ベーラーの収量算出方法、コンピュータプログラム、及び、コンピュータ読出可能媒体 - Google Patents

収量算出システム、収量マップ生成システム、ベーラーの収量算出方法、コンピュータプログラム、及び、コンピュータ読出可能媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】天候に依存しない作物の収量を算出するための収量算出システムを提供する。【解決手段】収量算出システムは、位置を検出する位置センサと、ベーラーと、プロセッサと、を備える。ベーラーは、作物からベールが形成される梱包室と、梱包室内に設けられ、位置センサによって検出された位置に対応する、梱包室中のベールの体積を計測する体積計測センサと、梱包室内に設けられ、位置センサによって検出された位置に対応する、ベール中の水分量を計測する水分計測センサと、を備える。プロセッサは、位置に対応する、ベールの体積と水分量とに基づいて、ベールの量から水分量を除くことによって位置に対応する収量を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、収量算出システム、収量マップ生成システム、ベーラーの収量算出方法、コンピュータプログラム、及び、コンピュータ読出可能媒体に関する。
特許文献1は、ベーラーによって収穫された作物から形成されるベールの重量と、ベールを生成するにあたりベーラーが移動した移動経路に基づいて、作物の収量マップを生成する方法を開示している。
米国特許第10,289,696号明細書
本願に開示される技術の目的は、天候の影響を受けにくい作物の収量を算出するための収量算出システム、天候の影響を受けにくい作物の収量を算出するための収量マップ生成システム、天候の影響を受けにくい作物の収量算出方法、並びに、当該収量算出方法をコンピュータに実行させる指示を備えるコンピュータプログラム、及び、コンピュータ読出可能媒体を提供することにある。
本開示の第1態様によれば、収量算出システムは、位置を検出する位置センサと、ベーラーと、プロセッサと、を備える。ベーラーは、梱包室と、体積計測センサと、水分計測センサと、を備える。梱包室において、作物からベールが形成される。体積計測センサは、梱包室内に設けられる。体積計測センサは、位置センサによって検出された位置に対応する、梱包室中のベールの体積を計測する。水分計測センサは、梱包室内に設けられる。水分計測センサは、位置センサによって検出された位置に対応する、ベール中の水分量を計測する。プロセッサは、位置に対応する、ベールの体積と水分量とに基づいて、ベールの量から水分量を除くことによって位置に対応する収量を算出する。
本開示の第2態様によれば、第1態様による収量算出システムは、体積計測センサがベールの直径を計測するように構成される。
本開示の第3態様によれば、第1態様または第2態様による収量算出システムは、ベーラーを移動させるトラクタをさらに備える。位置センサは、ベーラーとトラクタとの少なくとも一方に設けられる。
本開示の第4態様によれば、第1態様から第3態様のいずれかによる収量算出システムは、プロセッサが収量を所定のサイクル毎に算出するように構成される。
本開示の第5態様によれば、第4態様による収量算出システムは、所定のサイクルが所定の時間と、位置の所定の変化量とのうちの少なくとも一方から構成されるように構成される。
本開示の第6態様によれば、第4態様または第5態様による収量算出システムは、ベールの量とは、所定のサイクルにおけるベールの体積の増加量の重量であるように構成される。水分量は、増加量の重量に対する、増加量中の水分重量の比を示す水分重量比で表される。
本開示の第7態様によれば、第6態様による収量算出システムは、ベールの量から水分量を除いた残余物の単位体積重量を示す参照単位体積重量を記憶するメモリをさらに備える。プロセッサは、ベールの体積、水分重量比、及び参照単位体積重量から所定のサイクル毎に収量を算出する。収量は、増加量の重量から増加量中の水分重量を除いた残りの重量を示す。
本開示の第8態様によれば、第7態様による収量算出システムは、ベーラーがベールの体積が基準体積に達するときに、基準体積のベールの重量である基準ベール重量を計測する重量計測センサをさらに備えるように構成される。プロセッサは、所定のサイクルで計測された水分重量比に基づいて基準体積のベールの平均水分重量比を算出し、基準体積、平均水分重量比、及び、基準ベール重量に基づいて参照単位体積重量を更新する。
本開示の第9態様によれば、第8態様による収量算出システムは、プロセッサが基準ベール重量に平均水分重量比を乗ずることによって、基準体積のベール中の水分重量である基準水分重量を求めるように構成される。プロセッサは、基準水分重量を水の単位体積重量で割ることによって、基準体積のベール中の水分体積を求める。プロセッサは、基準ベール重量から基準水分重量を引くことによって、基準体積のベール中の残ベール重量を求める。プロセッサは、基準体積から水分体積を引くことによって、基準体積のベール中の残ベール体積を求める。プロセッサは、残ベール重量を残ベール体積で割ることによって、ベール残余物の単位体積重量を求める。プロセッサは、参照単位体積重量とベール残余物の単位体積重量との重み付け平均をとることによって、更新した参照単位体積重量を求める。
本開示の第10態様によれば、第7態様から第9態様のいずれかによる収量算出システムは、プロセッサが収量を以下の数式:
Gi= ρR × Vi / {1+Mi ×10-2 × (ρR / ρW -1)}
を利用して算出するように構成される。ただし、ρR は、参照単位体積重量[kg/m3]であって、ρW は、水の単位体積重量[kg/m3]であって、Vi は、i番目のサイクルのベールの体積の増加量であるi番目の増加量[m3](iは整数)であって、Mi は、i番目の増加量中の水分重量比のパーセンテージ[wt%](MiはViに対応)であって、Giは、i番目の収量[kg] (GiはViに対応)である。
本開示の第11態様によれば、収量マップ生成システムは、第4態様から第10態様のいずれかの収量算出システムを備える。プロセッサは、所定のサイクルで検出されたベーラーの位置に収量が関連付けられた収量マップを生成する。
本開示の第12態様によれば、収量マップ生成システムは、第4態様から第10態様のいずれかの収量算出システムを備える。プロセッサは、圃場の領域を決定する。プロセッサは、領域中の集草経路に基づき、領域を複数の区域に分割する。ベーラーは、集草経路に沿って移動してベールを生成するように構成されている。プロセッサは、所定のサイクルで算出された収量を複数の区域の1つに関連付けることによって、複数の区域の複数の区域収量をそれぞれ決定する。プロセッサは、複数の区域収量を複数の区域の面積でそれぞれ割って複数の区域の複数の単位収量をそれぞれ求める。プロセッサは、複数の区域が、複数の単位収量に基づいてそれぞれ算出された複数の収量レベルに対応づけられた収量マップを生成する。
本開示の第13態様によれば、ベーラーの収量算出方法は、ベーラーが作物を収穫する位置を求め、位置に対応する、ベーラーの梱包室内で作物から形成されるベールの体積を求め、位置に対応する、ベール中の水分量を求め、位置に対応する、ベールの体積と水分量とに基づいて、ベールの量から水分量を除くことによって位置に対応する収量を算出することを含む。
本開示の第14態様によれば、第13態様による方法では、ベールの体積は、ベールの直径を計測することによって求められる。
本開示の第15態様によれば、第13態様または第14態様による方法では、位置は、ベーラーとベーラーを移動させるトラクタとの少なくとも一方に設けられた位置センサによって計測される。
本開示の第16態様によれば、第13態様から第15態様までのいずれかによる方法では、収量は、所定のサイクル毎に算出される。
本開示の第17態様によれば、第16態様による方法では、所定のサイクルは、所定の時間と、位置の所定の変化量とのうちの少なくとも一方によって構成される。
本開示の第18態様によれば、第16態様または第17態様による方法では、ベールの量とは、所定のサイクルにおけるベールの体積の増加量の重量である。水分量は、増加量の重量に対する、増加量中の水分重量の比を示す水分重量比で表される。
本開示の第19態様によれば、第18態様による方法は、ベールの量から水分量を除いた残余物の単位体積重量を示す参照単位体積重量を求めることをさらに含む。当該方法では、ベールの体積、水分重量比、及び参照単位体積重量から、所定のサイクル毎に収量が算出される。収量は、増加量の重量から増加量中の水分重量を除いた残りの重量を示す。
本開示の第20態様によれば、第19態様による方法は、基準体積のベールの重量である基準ベール重量を求め、所定のサイクルで求められた水分重量比に基づいて基準体積のベールの平均水分重量比を算出し、基準体積、平均水分重量比、及び、基準ベール重量に基づいて参照単位体積重量を更新することをさらに含む。
本開示の第21態様によれば、第20態様による方法は、基準ベール重量に平均水分重量比を乗ずることによって、基準体積のベール中の水分重量である基準水分重量を求め、基準水分重量を水の単位体積重量で割ることによって、基準体積のベール中の水分体積を求め、基準ベール重量から基準水分重量を引くことによって、基準体積のベール中の残ベール重量を求め、基準体積から水分体積を引くことによって、基準体積のベール中の残ベール体積を求め、残ベール重量を残ベール体積で割ることによって、ベール残余物の単位体積重量を求めることをさらに含む。当該方法では、参照単位体積重量とベール残余物の単位体積重量との重み付け平均をとることによって、更新した参照単位体積重量が求められる。
本開示の第22態様によれば、第19態様から第21態様のいずれかによる方法では、
収量は、以下の数式:
Gi= ρR × Vi / {1+Mi ×10-2 × (ρR / ρW -1)}
を利用して算出される。ただし、ρR は、参照単位体積重量[kg/m3]であって、ρWは、水の単位体積重量[kg/m3]であって、Vi は、i番目のサイクルのベールの体積の増加量であるi番目の増加量[m3](iは整数)であって、Mi は、i番目の増加量中の水分重量比のパーセンテージ[wt%](MiはViに対応)であって、Gi は、i番目の収量[kg] (GiはViに対応)である。
本開示の第23態様によれば、ベーラーの収量マップ生成方法は、第16態様から第22態様のいずれかによる方法と、所定のサイクルで検出された位置に収量が関連付けられた収量マップを生成することと、を含む。
本開示の第24態様によれば、ベーラーの収量マップ生成方法は、第16態様から第22態様のいずれかによる方法と、圃場の領域を決定し、領域中の集草経路に基づき、領域を複数の区域に分割し、所定のサイクルで算出された収量を複数の区域の1つに関連付けることによって、複数の区域の複数の区域収量をそれぞれ決定し、複数の区域収量を複数の区域の面積でそれぞれ割って複数の区域の複数の単位収量をそれぞれ求め、複数の区域が、複数の単位収量に基づいてそれぞれ算出された複数の収量レベルに対応づけられた収量マップを生成することと、を含む。ベーラーは、集草経路に沿って移動してベールを生成するように構成されている。
本開示の第25態様から第36態様によるコンピュータプログラムは、それぞれ、コンピュータによる実行時、第13態様から第24態様の方法をコンピュータに実行させる指示を備える。
本開示の第37態様から第48態様によるコンピュータ読出可能媒体は、コンピュータによる実行時、それぞれ、第13態様から第24態様の方法をコンピュータに実行させる指示を備える。
本願に開示される技術、より具体的には、第1態様に係る収量算出システム、第13態様に係るベーラーの収量算出方法、第25態様に係るコンピュータプログラム、及び、第37態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、ベールの量から水分量を除いた収量が算出される。したがって、天候の影響を受けにくい作物の収量を算出することができる。
第2態様に係る収量算出システム、第14態様に係るベーラーの収量算出方法、第26態様に係るコンピュータプログラム、及び、第38態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、円筒形を有するベールの体積を算出することができる。
第3態様に係る収量算出システム、第15態様に係るベーラーの収量算出方法、第27態様に係るコンピュータプログラム、及び、第39態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、柔軟に位置センサを設置できる。
第4態様に係る収量算出システム、第16態様に係るベーラーの収量算出方法、第28態様に係るコンピュータプログラム、及び、第40態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、複数の位置において収量を算出することができる。
第5態様に係る収量算出システム、第17態様に係るベーラーの収量算出方法、第29態様に係るコンピュータプログラム、及び、第41態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、サンプリング時間と、一定の距離との少なくとも一方ごとに、収量を算出することができる。
第6態様に係る収量算出システム、第18態様に係るベーラーの収量算出方法、第30態様に係るコンピュータプログラム、及び、第42態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、試料の重量のうちの水分重量の比を検出する分光センサを、水分計測センサとして使用することができる。
第7態様に係る収量算出システム、第19態様に係るベーラーの収量算出方法、第31態様に係るコンピュータプログラム、及び、第43態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、リアルタイムに計測できるベールの体積と水分重量比をもとに収量が算出されるため、リアルタイムに収量を算出することができる。
第8態様に係る収量算出システム、第20態様に係るベーラーの収量算出方法、第32態様に係るコンピュータプログラム、及び、第44態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、ベーラーがベールの体積が基準体積に達するときに参照単位体積重量が更新されるので、高精度に収量を算出することができる。
第9態様に係る収量算出システム、第21態様に係るベーラーの収量算出方法、第33態様に係るコンピュータプログラム、及び、第45態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、更新されるにつれて、より精度の高い参照単位体積重量を求めることができる。また、重みづけを変更することによって、参照単位体積重量の初期値を適当に与えたうえで実測値に応じて更新したり、天候に応じて実測値を優先順位付けしたりすることができる。
第10態様に係る収量算出システム、第22態様に係るベーラーの収量算出方法、第34態様に係るコンピュータプログラム、及び、第46態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、代数的に収量を算出するので、高速に収量を算出することができる。
第11態様に係る収量マップ生成システム、第23態様に係るベーラーの収量マップ生成方法、第35態様に係るコンピュータプログラム、及び、第47態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、複数の位置に複数の収量をそれぞれ関連づけた収量マップを生成することができる。
第12態様に係る収量マップ生成システム、第24態様に係るベーラーの収量マップ生成方法、第36態様に係るコンピュータプログラム、及び、第48態様に係るコンピュータ読出可能媒体では、圃場の複数の区域のそれぞれにおいて収量レベルが示された収量マップを生成することができる。
図1は、実施形態における収量算出システムを含む、収量マップ生成システムの全体図である。 図2は、収穫機の側面図である。 図3は、収穫機の平面図である。 図4は、実施形態における収量算出システムによる収量算出方法、及び、実施形態における収量算出プログラムのフローチャートである。 図5は、実施形態における収量算出システムによる収量算出方法、及び、実施形態における収量算出プログラムにおける参照単位体積重量の更新方法のフローチャートである。 図6は、集草機の側面図である。 図7は、集草機の平面図である。 図8は、集草経路の一例である。 図9は、実施形態における収量マップ生成システムによる収量マップ生成方法、及び、実施形態におけるマップ生成プログラムのフローチャートである。 図10は、収量マップの一例である。
図1は、実施形態における収量算出システム1を含む、収量マップ生成システム2の全体図を示す。収量マップ生成システム2は、圃場の作物を成形して排出可能な収穫機(harvesting machine)4と、当該収穫機4によって収穫された作物の収量を圃場の領域ごとに示す収量マップを生成する外部端末6とを含む。収量算出システム1とは、収量マップ生成システム2において収量を算出するためのシステムである。なお、収穫機4は、外部端末6の全部または一部の機能を含んでもよい。
図2及び図3は、それぞれ、収穫機4の側面図及び平面図である。収穫機4は、圃場の作物を収穫する。この作物は主に牧草である。収穫機4は、トラクタ8と、ベーラー10とを備える。トラクタ8は、ベーラー10を移動させる。トラクタ8は、車体81と、原動機82と、変速装置83とを備えている。車体81には、走行装置84が設けられている。走行装置84は、前輪及び後輪を有する。走行装置84は、クローラ型の装置であってもよい。この実施形態では、原動機82は、ディーゼルエンジンである。ただし、原動機82は、電動モータ等であってもよい。変速装置83は、走行装置84の推進力を切換可能であると共に、走行装置84の前進、後進の切換が可能である。また、車体81の後部には、3点リンク機構等で構成された連結部85が設けられている。連結部85には、ベーラー10が着脱可能である。ベーラー10を連結部85に連結することによって、車体81によってベーラー10を牽引することができる。また、トラクタ8は、原動機82等の動力によって駆動するPTO軸を有し、PTO軸の動力を作業装置に伝達可能である。また、トラクタ8は、運転席を内部に備えたキャビン86を備えている。
図1〜図3に示すように、収量算出システム1は、位置を検出する位置センサ20を備える。位置センサ20は、例えば、GPS(Global Positioning System)モジュールである。即ち、位置センサ20は、測位衛星から送信された信号(測位衛星の位置、送信時刻、補正情報等、以下これらを総称して測位信号と呼ぶ)を受信し、受信した信号に基づいて位置(例えば、緯度、経度)を検出するように構成されている。あるいは、位置センサ20は、慣性航法モジュールや携帯電話基地局などを利用した位置計測システムなどの他の位置計測システムを利用したセンサであってもよい。位置センサ20は、ベーラー10とトラクタ8との少なくとも一方に設けられる。この実施形態では、位置センサ20は、トラクタ8のキャビン86の天板に装着されている。なお、位置センサ20は、キャビン86の天板に装着されているが、トラクタ8の別の場所であってもよい。また、位置センサ20は、ベーラー10に装着されていてもよい。収穫機4に位置センサ20を設けているため、収穫作業時(走行時)の位置(成形作業時の機械位置)を検出することができる。
ベーラー10は、圃場の作物を収集して、収集した作物を所定の形状に成形する。所定の形状は、ロール形状と矩形状(キューブ状)を含む。この実施形態では、ベーラー10は、作物をロール状に成形するロールベーラである。しかし、ベーラー10は、作物を矩形状に成形するスクエアベーラーであってもよい。
図2及び図3に示すように、ベーラー10は、車体11と、取入部12とを備える。車体11は、移動可能である。取入部12は、車体11に支持される。取入部12から作物がベーラー10に取り入れられる。取入部12は、刈り取られた圃場上の作物を前方(トラクタ8側)から取り入れるように構成されており、例えば、前方が開放状であるケーシング12aを有している。また、取入部12は、ケーシング12a等に支持された回転軸12bと、回転軸12bに固定された案内具12cを有している。したがって、回転軸12bを回転することによって、圃場上の作物を案内具12cによりケーシング12a内へ取り入れることができる。なお、図2の取入部12は一例であり、上述した取入部12に限定されない。
ベーラー10は、梱包室(bale chamber)14と、排出部15とを備えている。梱包室14は、取入部12により取り入れられた作物を収容するように構成されている。梱包室14において作物からベールB1が形成される。排出部15は、作物を圃場に排出するように構成されている。梱包室14は、車体11に固定された第1ケース体14aと、第1ケース体14aに対して上下に揺動自在な第2ケース体14bとを有する。第1ケース体14aと取入部12とは連通していて、第1ケース体14aには、取入部12に取り入れられた作物が入る。第1ケース体14aに対して第2ケース体14bを近接させているとき(第2ケース体14bが下方に揺動しているとき)、梱包室14は、作物を収容している。また、第1ケース体14aに対して第2ケース体14bを離間させているとき(第2ケース体14bが上方に揺動しているとき)、梱包室14から、作物が排出される。即ち、排出部15は、第1ケース体14aに対して第2ケース体14bが上方に揺動した時に、第1ケース体14aと、第2ケース体14bとの間に形成される。なお、図2及び図3の梱包室14及び排出部15は一例であり、上述した梱包室14及び排出部15に限定されない。なお、説明の便宜上、第1ケース体14aに対して第2ケース体14bが下方に揺動された状態のことを閉鎖状態(ゲート閉鎖状態)といい、第1ケース体14aに対して第2ケース体14bが上方に揺動された状態のことを開放状態(ゲート開放状態)と呼んでもよい。
ベーラー10は、成形部13を備えている。成形部13は、取入部12に取り入れた作物を成形するように構成されている。成形部13は、第1ケース体14a及び第2ケース体14bに設けられる。成形部13は、例えば、ロール状のベールB1を成形するように構成されている。成形部13は、ベールB1の外形を整えるためのベルト16と、ベルト16を支持する複数のローラ17と、ベルト16の張力を維持するベルト引っ張り部材(belt tensioning device)18とを含む。ベルト引っ張り部材18は、ベールB1の直径に応じて旋回軸18pの回りに回転するように構成されている。成形部13は、ベルト引っ張り部材18の旋回軸18pに対する末端部18eが梱包室14の中央に向かうようにベルト引っ張り部材18を引っ張る弾性部材19をさらに含む。なお、成形部13は、作物をチェーンによってロール状に成形するチェーン式の装置であっても、その他の方式の装置であってもよい。したがって、成形部13は、梱包室14に取り込まれた作物を所定の形状のベールB1に成形することができる。
図1及び図2に示されるように、ベーラー10は、体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とをさらに備える。体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とは、梱包室14に設けられる。より具体的には、水分計測センサ24は、取入部12付近に設けられることが好ましい。重量計測センサ26は、成形部13もしくは排出部15に設けられることが望ましい。
体積計測センサ22は、位置センサ20によって検出された位置に対応する、梱包室14中のベールB1の体積を計測する。例えば、ベールB1がロール形状を有する場合、体積計測センサ22は、ベールB1の直径を計測するように構成される。梱包室14の幅によってロール形状の高さが定まるからである。体積計測センサ22は、例えば、旋回軸18pの回転角を計測するポテンショメータである。旋回軸18pの回転角とベールB1の直径とは所定の対応関係があるため、旋回軸18pの回転角からベールB1の直径を求めることができる。体積計測センサ22は、位置センサ20の時刻を付与したベールB1の体積を出力するように構成されている。出力されたベールB1の体積は、出力されたベールB1の体積に付与された時刻の収穫機4の位置に対応する。体積計測センサ22は、所定の時間と、位置の所定の変化量とのうちの少なくとも一方により構成される所定のサイクル毎にベールB1の体積の増加量を計測することができる。所定の時間毎の増加量とは、例えば、サンプリング間隔(sampling interval)における増加量である。位置の所定の変化量毎の体積の増加量とは、例えば、収穫機4が所定の変化量だけ移動する間の体積の増加量である。収穫機4が定速走行するとき、所定のサイクルは、所定の時間によって構成されると同時に位置の所定の変化量によっても構成される。
水分計測センサ24は、位置センサ20によって検出された位置に対応する、ベールB1中の水分量を計測する。より具体的には、水分計測センサ24は、所定のサイクルにおけるベールの体積の増加量中のベールB1中の水分量を計測する。水分計測センサ24は、例えば、分光センサ(spectroscopic sensor)である。水分計測センサ24は、所定の周波数を有する光を作物に照射して作物内部からの反射光を受光し、所定の周波数における光の作物中の水分による吸収量を測定することで作物の水分量を検出する。水分計測センサ24は、光を照射した試料の質量に対する水分の質量の比を示す水分重量比を出力するように構成されている。つまり、水分量は、水分重量比で表される。水分計測センサ24は、位置センサ20の時刻を付与した水分重量比を出力するように構成されている。出力された水分重量比は、出力された水分重量比に付与された時刻の収穫機4の位置に対応する。したがって、水分重量比がベールB1の体積の増加量と対応づけられるため、作物の水分量は、当該増加量の重量に対する、当該増加量中の水分重量の比を示す水分重量比で表されるとしてもよい。
重量計測センサ26は、ベールB1の体積が基準体積に達するときに、基準体積のベールB1の重量である基準ベール重量を計測するように構成されている。基準体積とは、例えば、梱包室14から排出する直前に形成された完成ベールの体積である。重量計測センサ26は、重量を検出するロードセルである。なお、重量計測センサ26は、他の重量センサであってもよい。基準ベール重量は、完成ベールが梱包室14から排出する前に収穫機4が停止したときに計測される。重量計測センサ26が収穫機4の移動により生じる振動、及び、ベールB1の回転により生じる振動に強いセンサである場合、収穫機4の移動中にベールB1の重量を計測してもよい。この場合、基準体積は、完成ベールの体積でなくてもよい。重量計測センサ26は、位置センサ20の時刻を付与した基準ベール重量を出力するように構成されている。出力された基準ベール重量は、出力された基準ベール重量に付与された時刻の収穫機4の位置に対応する。
図1に示されるように、体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とは、外部配線98を介して、トラクタ8の入出力デバイス94と接続されている。トラクタ8は、入出力デバイス94及び上述する位置センサ20に加えて、コントローラ90、メモリ92、並びに、コントローラ90と、メモリ92と、入出力デバイス94とを接続するバス96をさらに備える。入出力デバイス94は、体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26との信号の送受信を行うための入出力インタフェース(I/O Interface)を含む。当該入出力インタフェースは、例えば、RS−232CやUSBなどのシリアルインタフェース、SCSIなどのパラレルインタフェースを含む。外部配線98は、当該入力インタフェースに接続される。
入出力デバイス94は、データ転送装置5にデータを書き込むための入出力インタフェースもさらに含む。データ転送装置5は、典型的には、USBメモリ、SDカード等の外部記憶媒体である。したがって、入出力デバイス94は、USBインタフェース、SDインタフェース、SDHCインタフェース、UHCインタフェースなどの入出力インタフェースをさらに含む。ただし、データ転送装置5は、移動体通信網(cellular network)などの無線ネットワーク(wireless network)であってもよく、入出力デバイス94、及び、後述する外部端末6の入出力デバイス64は、当該無線ネットワークとデータ送受信をするための無線通信装置(wireless communicator)を含んでもよい。
コントローラ90は、PLC(Programmable Logic Controller)、または、CPU(Central Processing Unit)を含む電気回路から成る。コントローラ90は、位置センサ20と、体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とを制御するように構成されている。例えば、体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とのうちの少なくとも1つのセンサが自らの時計を有し、コントローラ90は、当該少なくとも1つのセンサの時計の時刻を位置センサ20の時刻(例えば、測位信号に含まれる時刻やコントローラ90が管理する時刻)と同期させるためにネットワークタイムプロトコルに従ったNTP信号を、入出力デバイス94を介して当該少なくとも1つのセンサに送信するように構成されている。コントローラ90は、最終的に、入出力デバイス94を介して体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とから送られてきた計測データをデータ転送装置5に出力するように構成されている。
メモリ92は、位置センサ20、体積計測センサ22、水分計測センサ24、及び、重量計測センサ26から送信されてきたデータを、コントローラ90が処理するために、一時的にもしくは永続的に記憶するように構成されている。メモリ92は、トラクタ8を制御するための制御プログラム及び制御データも記憶してもよい。あるいは、当該制御プログラム及び当該制御データは、コントローラ90の内部メモリに記憶されてもよい。コントローラ90は、当該制御プログラム、当該制御データ、及び、トラクタ8を運転するオペレータからの操作入力に基づき、トラクタ8の移動、及び、連結部85の動作の制御を行うように構成されている。
外部端末6は、例えば、作物の管理をする管理者が所有するパーソナルコンピュータ等である。なお、外部端末6は、スマートフォン、タブレット、PDA(personal digital assistant)等の携帯端末等であってもよいし、サーバ等であってもよい。外部端末6は、上述する入出力デバイス64に加えて、プロセッサ60、メモリ62、ディスプレイ66、並びに、プロセッサ60と、メモリ62と、入出力デバイス64と、ディスプレイ66とを接続するバス68をさらに備える。つまり、収量算出システム1は、プロセッサ60とメモリ62とをさらに備える。入出力デバイス64は、データ転送装置5からデータを読み込むための入出力インタフェースを含む。したがって、入出力デバイス64は、入出力デバイス94と同様に、USBインタフェース、SDインタフェース、SDHCインタフェース、UHCインタフェースなどの入出力インタフェースを含む。データ転送装置5が移動体通信網などの無線ネットワーク(wireless network)である場合、入出力デバイス64は、当該無線ネットワークとデータ送受信をするための無線通信装置を含んでもよい。
プロセッサ60は、例えば、CPUのような電気回路である。メモリ62は、永続的にデータを記憶するように構成された不揮発性メモリを含む。メモリ62は、収量算出プログラム70と、外部情報取得プログラム71と、マップ生成プログラム72とを記憶している。プロセッサ60は、メモリ62からこれらのプログラムを読み出して、読みだしたプログラムを実行するように構成されている。メモリ62は、プロセッサ60がマップ生成プログラム72を実行時に読み出す集草経路データ74も記憶している。このようにして、本実施形態に係る収量算出方法及びマップ生成方法が実現される。ディスプレイ66は、例えば、液晶ディスプレイであって、本実施形態に係る収量算出方法により算出された圃場の各場所における収量や本実施形態に係る収量マップ生成方法により生成された収量マップを表示するように構成される。
つぎに、本実施形態にかかる収量算出方法、及び、収量マップ生成方法の詳細について説明する。まず、データ転送装置5によって送られる、位置センサ20、体積計測センサ22、水分計測センサ24、及び、重量計測センサ26の計測データの詳細について説明する。計測データは、体積計測センサ22、水分計測センサ24、及び、重量計測センサ26のそれぞれの計測結果と、位置センサ20によって計測された位置と対応づけたデータフォーマットを有している。例えば、計測データは、(時刻,収穫機4の位置(緯度,経度),ベールB1の体積,水分重量比,ベールB1の重量)が対応づけられて格納された配列/リスト構造を有している。なお、全ての時刻において収穫機4の位置、ベールB1の体積、水分重量比、及び、ベールB1の重量の全てが必ず計測データに格納されている必要はない。例えば、ベールB1の重量は、ベールB1の体積が基準体積に達したときしか計測されてないので、その時刻におけるベールB1の重量が計測データに格納されていれば十分である。また、ある時刻において、収穫機4の位置、ベールB1の体積、及び、水分重量比の少なくとも1つが計測されなったときは、コントローラ90もしくはプロセッサ60は、前後の計測結果から公知の補間方法によって当該時刻の推定値を算出してもよい。
さらに、上述する所定のサイクルとは、この計測データにおける(収穫機4の位置,ベールB1の体積,水分重量比)の組み合わせが計測された時刻から、当該組み合わせが計測された次の時刻までの期間であってもよい。あるいは、この計測データ中の、ある時刻に計測された収穫機4の位置から所定の距離だけ離れた収穫機4の位置が計測されるまでの期間に計測された、ベールB1の体積及び水分重量比の全てのデータを1つのサイクルのデータとして扱ってもよい。
図4は、実施形態における収量算出システム1による収量算出方法、及び、実施形態における収量算出プログラム70のフローチャートである。収量算出プログラム70は、コンピュータ(外部端末6)による実行時、本フローチャートに示される収量算出方法をコンピュータ(外部端末6)に実行させる指示を備えるコンピュータプログラムである。
図4のステップS11において、当該収量算出方法では、ベーラー10が作物を収穫する位置が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、ベーラー10が作物を収穫する位置を求める。この位置は、ベーラー10とベーラー10を移動させるトラクタ8との少なくとも一方に設けられた位置センサ20によって計測される。したがって、ステップS11では、収穫機4の位置が求められる。具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、データ転送装置5から送られる計測データから1つのサイクルに係る収穫機4の位置を読み込む。
ステップS12において、当該収量算出方法では、当該位置に対応する、ベーラー10の梱包室14内で作物から形成されるベールB1の体積が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、当該位置に対応する、ベーラー10の梱包室14内で作物から形成されるベールB1の体積を求める。ベールB1のロール形状の幅は梱包室14の内壁により定められるため、ベールB1の体積は、体積計測センサ22によりベールB1の直径を計測することによって求められる。具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、データ転送装置5から送られる計測データから、ステップS11と同じサイクルに係るベールB1の体積を読み込む。さらに、ステップS12では、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、前のサイクルに係るベールB1の体積からのベールB1の体積の増加量を算出する。ステップS11と同じサイクルに係るベールB1の体積が複数あるとき、プロセッサ60は、その複数の体積のうちの最大の体積を利用して、当該増加量を算出する。
ステップS13において、当該収量算出方法では、当該位置に対応する、ベールB1中の水分量が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、当該位置に対応する、ベールB1中の水分量を求める。上述のように、水分量は、当該増加量の重量に対する当該増加量中の水分重量の比を示す水分重量比で表される。具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、データ転送装置5から送られる計測データから、ステップS11と同じサイクルに係る水分重量比を読み込む。ステップS11と同じサイクルに係る水分重量比が複数あるとき、プロセッサ60は、その複数の水分重量比のうちの平均値をこのサイクルにおける水分重量比として求める。あるいは、プロセッサ60は、ステップS12において最大の体積が計測された時刻、またはその時刻に最も近い時刻に計測された水分重量比を、このサイクルにおける水分重量比として求めてもよい。
ステップS14において、当該収量算出方法では、当該位置に対応する、ベールB1の体積と水分量とに基づいて、ベールB1の量から水分量を除くことによって当該位置に対応する収量が算出される。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、当該位置に対応する、ベールB1の体積と水分量とに基づいて、ベールB1の量から水分量を除くことによって当該位置に対応する収量を算出する。ベールB1の量とは、所定のサイクルにおけるベールB1の体積の増加量の重量である。当該収量算出方法では、当該収量は、所定のサイクル毎に算出される。つまり、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、当該収量を所定のサイクル毎に算出する。
具体的には、メモリ62は、ベールB1の量から水分量を除いた残余物の単位体積重量を示す参照単位体積重量を記憶する。参照単位体積重量は、初期値として、学術文献や統計情報等に基づいて適当な値が設定されている。当該収量算出方法では、ベールB1の量から水分量を除いた残余物の単位体積重量を示す参照単位体積重量が求められる。より具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、メモリ62から参照単位体積重量を読み込む。
つぎに、当該収量算出方法では、ベールB1の体積、水分重量比、及び参照単位体積重量から、所定のサイクル毎に収量が算出される。収量は、当該増加量の重量から当該増加量中の水分重量を除いた残りの重量を示す。当該収量は、以下の数式を利用して算出される。
Figure 2021073889
ただし、ρR は、参照単位体積重量[kg/m3]であって、ρW は、水の単位体積重量[kg/m3]であって、Vi は、i番目のサイクルのベールの体積の増加量であるi番目の増加量[m3](iは整数)であって、Mi は、i番目の増加量中の水分重量比のパーセンテージ[wt%](MiはViに対応)であって、Gi は、i番目の収量[kg] (GiはViに対応)である。
より具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、上記数式を利用して、ベールB1の体積、水分重量比、及び参照単位体積重量から所定のサイクル毎に収量を算出する。
最後に、ステップS15において、当該収量算出方法では、計測が終了したかが判定される。具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、データ転送装置5から送られる全ての計測データが読み込まれたかを判定する。全ての計測データが読み込まれていない場合(ステップS15でNo)、当該収量算出方法はステップS11に戻り、次のサイクルの収穫機4の位置の読み込みが行われる。全ての読み込みが終了している場合(ステップS15でYes)、当該収量算出方法は終了する。具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行を終了する。
上述の参照単位体積重量は、重量計測センサ26によって計測された基準ベール重量を利用して更新することが可能である。図5は、実施形態における収量算出システムによる収量算出方法、及び、実施形態における収量算出プログラムにおける参照単位体積重量の更新方法のフローチャートである。参照単位体積重量の更新の処理は、図4に示された処理と並列に実行される。なお、本処理は、当該収量算出方法、収量算出システム1、及び、収量算出プログラム70から省略されてもよい。
図4のステップS21において、当該収量算出方法では、基準体積のベールB1の重量である基準ベール重量が求められる。具体的には、プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、データ転送装置5から送られる計測データから、基準ベール重量、及び、当該基準ベール重量に対応する時刻もしくは当該基準ベール重量に対応する収穫機4の位置を読み込む。
ステップS22において、当該収量算出方法では、所定のサイクルで求められた水分重量比に基づいて基準体積のベールB1の平均水分重量比が算出される。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、所定のサイクルで計測された水分重量比に基づいて基準体積のベールの平均水分重量比を算出する。具体的には、プロセッサ60は、前回基準ベール重量が計測された時から今回基準ベール重量が計測された時までの間(別の言い方をすれば、ベールB1の形成を開始した時からベールB1の体積が基準体積に達する時までの間)に計測された全ての水分重量比の平均値を平均水分重量比として算出する。
ステップS23において、当該収量算出方法では、基準ベール重量に平均水分重量比を乗ずることによって、基準体積のベールB1中の水分重量である基準水分重量が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、基準ベール重量に平均水分重量比を乗ずることによって、基準体積のベールB1中の水分重量である基準水分重量を求める。ここで、Wj、aveMj、MWj (jは1以上の整数;jは基準ベール重量が計測されるごとに1ずつインクリメントされる)を、それぞれ、基準ベール重量[kg]、平均水分重量比[wt%]、基準水分重量[kg]とする。このとき、MWjは Wj x aveMj / 100と等しい。
ステップS24において、当該収量算出方法では、基準水分重量を水の単位体積重量で割ることによって、基準体積のベールB1中の水分体積が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、基準水分重量を水の単位体積重量で割ることによって、基準体積のベールB1中の水分体積を求める。ここで、MWj、MVj (jは上で定義)及びρWを、それぞれ、基準水分重量[kg]、水分体積[m3]、及び水の単位体積重量[kg/m3]とする。このとき、MVjはMWj / ρWと等しい。
ステップS25において、当該収量算出方法では、基準ベール重量から基準水分重量を引くことによって、基準体積のベールB1中の残ベール重量が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、基準ベール重量から基準水分重量を引くことによって、基準体積のベールB1中の残ベール重量を求める。ここで、Wj、MWj、及び、GWj(jは上で定義)を、それぞれ、基準ベール重量[kg]、基準水分重量[kg]、残ベール重量[kg]とする。このとき、GWjは、Wj−MWjと等しい。
ステップS26において、当該収量算出方法では、基準体積から水分体積を引くことによって、基準体積のベールB1中の残ベール体積が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、基準体積から水分体積を引くことによって、基準体積のベールB1中の残ベール体積を求める。ここで、Vj、MVj、及び、GVj(jは上で定義)を、それぞれ、基準体積[m3]、水分体積[m3]、及び残ベール体積[m3]とする。このとき、GVjは、Vj−MVjと等しい。
ステップS27において、当該収量算出方法では、残ベール重量を残ベール体積で割ることによって、ベール残余物の単位体積重量が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、残ベール重量を残ベール体積で割ることによって、ベール残余物の単位体積重量を求める。ここで、GWj、GVj、及び、ρj(jは上で定義)を、それぞれ、残ベール重量[kg]、水分体積[m3]、及び、ベール残余物の単位体積重量[kg/m3]とする。このとき、ρjは、GWj / GVjと等しい。
ステップS28において、当該収量算出方法では、基準体積、平均水分重量比、及び、基準ベール重量に基づいて参照単位体積重量が更新される。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、基準体積、平均水分重量比、及び、基準ベール重量に基づいて参照単位体積重量を更新する。具体的には、当該収量算出方法では、参照単位体積重量とベール残余物の単位体積重量との重み付け平均をとることによって、更新した参照単位体積重量が求められる。プロセッサ60は、収量算出プログラム70の実行において、参照単位体積重量とベール残余物の単位体積重量との重み付け平均をとることによって、更新した参照単位体積重量を求める。
ここで、ρjのjを0以上の整数とし、ρ0を参照単位体積重量の初期値[kg/m3]とする。そして、αj をρjに対応する重み(αjは、0以上1以下の実数)とし、ρRを基準ベール重量がN回目(Nは1以上の整数)に計測された後の更新後の参照単位体積重量[kg/m3]とする。このとき、ρRは以下の式により算出される。
Figure 2021073889
上式においてα0を0にすれば、初期値の影響を排して実測値のみに基づいてρRを定めることができる。また、αjを全て1/Nにすれば、ρRをρ0からρNまでの単純平均とすることもできる。また、プロセッサ60は、外部情報取得プログラム71を実行して、作物を刈り取った日から収穫する日までの期間の天候を、気象情報提供者のサーバから取得して、その天候に応じて重みを変更してもよい。例えば、作物を刈り取った日から収穫する日までの間に晴れが続くと重みを大きくして、その期間に雨の日が多くなるにつれ、重みを小さくしてもよい。なお、このような重みづけ変更を行わない場合、外部情報取得プログラム71は省略可能である。
図1に示すように、収量マップ生成システム2は、収量算出システム1を備え、メモリ62がマップ生成プログラム72と集草経路データ74とを記憶する。マップ生成プログラム72は、コンピュータ(外部端末6)による実行時、ベーラー10の収量マップを作成する方法をコンピュータ(外部端末6)に実行させる指示を備えるコンピュータプログラムである。ベーラー10の収量マップを作成する方法とは、上述する収量算出方法と、所定のサイクルで検出された位置に収量が関連付けられた収量マップを生成することとを含む。マップ生成プログラム72は、収量算出方法をコンピュータ(外部端末6)に実行させるために収量算出プログラム70を呼び出す指示を備えてもよい。あるいは、マップ生成プログラム72は、収量算出プログラム70を含む構成であってもよい。プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、所定のサイクルで検出された位置に収量が関連付けられた収量マップを生成する。
つぎに、収量マップの生成方法の詳細について説明する。収量マップは、圃場の領域を集草経路に基づき分割した区域の収量を示したマップである。したがって、まず、集草経路がどのように作成されるかについて説明する。作物を収穫するにあたり、まず、刈り取り機(mower)によって作物が刈り取られ、拡散機(tedder)によって、刈り取られた作物が圃場に拡散される。拡散された作物は、天日干しにより乾燥させられる。乾燥させられた作物は、集草機(raking machine)3によって、圃場の一部に集められる。図6及び図7は、それぞれ、集草機3の側面図及び平面図である。
図6及び図7を参照すると、集草機3は、トラクタ8とレーキ用インプル(raking implement)30とを備える。ここで、トラクタ8は、収穫機4のトラクタ8と同じ構成なので詳細な説明を省略する。レーキ用インプル30は、トラクタ8の連結部85に連結する連結フレーム31と、連結フレーム31に連結された集草部32とを有している。なお、図7では、連結フレーム31に2つの集草部32を連結した例を示している。
集草部32は、連結フレーム31に連結された本体33と、本体33に回転自在に支持された回転軸34と、回転軸34に連結された複数のアーム(タインアーム)35と、複数のアーム35それぞれに連結された集草具(タイン)36とを有している。タイン87は、例えば、逆U字状の部材がアーム35の長手方向に並んだ構造を有している。PTO軸の動力は、連結フレーム31に支持された駆動軸を介して回転軸34に伝達され、回転軸34は回転する。回転軸34の回転に伴ってアーム35が回転し、集草具36が連結フレーム31付近に作物を集める。図7は、作物が集められる領域CRを一点鎖線で示している。
なお、レーキ用インプル30は、上述した構成に限定されない。例えば、集草部32は、1つ又は3つ以上であってもよい。集草部32によって作物が集められる領域CRは、レーキ用インプル30の中央部に限らず、レーキ用インプル30の右端部または左端部であってもよい。また、集草部32は、集草具36の付いたローターが縦軸回りに回転するロータリー型であっても、回転するベルトやチェーンに複数の集草具36を取付けたベルト/チェーン型であっても、その他の方式であってもよい。
図8は、領域CRに作物が集められることによって生じる、圃場FDにおける集草経路RT1〜RT7の一例を示す。収穫機4は、集草経路RT1〜RT7を移動することにより、ベールB1を形成する。つまり、ベーラー10は、集草経路RT1〜RT7に沿って移動してベールB1を生成する。上述のようにレーキ用インプル30がその中央部分に作物を集める構造を有する場合、集草経路RT1〜RT7の夫々の長さ方向に対して垂直な幅方向において、集草経路RT1〜RT7の夫々を中央としてレーキ用インプル30の幅RW(図7参照)と同じ幅を有する領域に存在していた作物が集草経路RT1〜RT7の夫々に集められている。なお、レーキ用インプル30の構造によっては、上記幅方向において集草経路RT1〜RT7の夫々を左端または右端としてレーキ用インプル30の幅RWと同じ幅を有する領域に存在していた作物が集草経路RT1〜RT7に集められていると考えてもよい。メモリ62は、このような集草経路RT1〜RT7の位置及び寸法を集草経路データ74として記憶している。また、メモリ62は、圃場FDの地図情報を集草経路データ74として記憶してもよい。なお、圃場FDの地図情報は、ユーザによってあらかじめ作成されたものであっても、集草機3の移動軌跡に基づいて生成されたものであってもよい。
以下、図8のような圃場FDを例に挙げて、収量マップ生成システム2による収量マップ生成方法、及び、マップ生成プログラム72によって実行される処理について説明する。図9は、実施形態における収量マップ生成システム2による収量マップ生成方法、及び、実施形態におけるマップ生成プログラム72のフローチャートである。
図9のステップS31において、当該収量マップ生成方法では、圃場FDの領域が決定される。具体的には、プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、例えば、以下の(1)または(2)のような方法で、圃場FDの領域を決定する。(1)プロセッサ60は、メモリ62から圃場FDの地図情報を読み込む。(2)プロセッサ60は、位置センサ20により検出された位置を統合し、ベーラー10(または、トラクタ8)の移動軌跡を得た上で、その移動軌跡に沿ったレーキ用インプル30の幅を有する領域を、圃場FDの領域と決定する。
ステップS32において、当該収量マップ生成方法では、当該領域中の集草経路RT1〜RT7に基づき、当該領域が複数の区域R1〜R17に分割される。プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、当該領域中の集草経路RT1〜RT7に基づき、当該領域を複数の区域R1〜R17に分割する。なお、区域数は任意であり、17はあくまでも一例である。これらの区域R1〜R17の幅は、レーキ用インプル30の幅RWに等しい。しかし、当該幅に対して垂直な長さ方向における区域R1〜R17の長さは任意である(ここで、区域の長さというときは、長さ方向における区域の長さを指す)。図8は、区域R1〜R4の長さを、それぞれ、L1〜L4として示している。図8では、区域R1〜R17が圃場FDの中央に近いほど、区域R1〜R17の長さが短くなるように、圃場FDの領域が複数の区域R1〜R17に分割されているが、分割方法はこのような方法に限定されない。すべての区域の長さを同一にしてもよく、サンプリング時間に応じて区域の長さを定めてもよい。あるいは、ユーザが収量を細かく知りたい圃場FDの特定の領域において区域の長さを短くして、当該特定の領域に区域を多く設けてもよい。
ステップS33において、当該収量マップ生成方法では、所定のサイクルで算出された収量を複数の区域R1〜R17の1つに関連付けることによって、複数の区域R1〜R17の複数の区域収量がそれぞれ決定される。プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、所定のサイクルで算出された収量を複数の区域R1〜R17の1つに関連付けることによって、複数の区域R1〜R17の複数の区域収量をそれぞれ決定する。具体的には、プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、ステップS14において算出された収量に対応する位置が、複数の区域R1〜R17のいずれに存在するかを判定する。そして、プロセッサ60は、複数の区域R1〜R17の各々に存在する位置に対応する収量の和を、複数の区域R1〜R17の各々の区域収量として決定する。
ステップS34において、当該収量マップ生成方法では、複数の区域収量を複数の区域R1〜R17の面積でそれぞれ割って、複数の区域R1〜R17の複数の単位収量がそれぞれ求められる。プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、複数の区域収量を複数の区域R1〜R17の面積でそれぞれ割って複数の区域R1〜R17の複数の単位収量をそれぞれ求める。ここで、Yk、Sk、及び、UYkを、それぞれ、区域Rkの区域収量[kg]、区域Rkの面積[m2]、及び、区域Rkの単位収量[kg/m2]とする(但し、kは整数;R1〜R17はそれぞれR1〜R17に対応)。このとき、UYkは、Yk / Skと等しい。
ステップS35において、当該収量マップ生成方法では、複数の区域R1〜R17が、複数の単位収量に基づいてそれぞれ算出された複数の収量レベルに対応づけられた収量マップが生成される。プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、複数の区域R1〜R17が、複数の単位収量に基づいてそれぞれ算出された複数の収量レベルに対応づけられた収量マップを生成する。具体的には、プロセッサ60は、マップ生成プログラム72の実行において、単位収量UYkがあらかじめ定めた複数の範囲のうちのどれに入るかに基づいて収量レベルを算出する。例えば、プロセッサ60は、単位収量UYkが0以上TH1未満のとき、収量レベルを1とし、単位収量UYkがTH1以上TH2未満のとき、収量レベルを2とし、単位収量UYkがTH2以上TH3未満のとき、収量レベルを3とし、単位収量UYkがTH3以上のとき、収量レベルを4とする(ただし、0<TH1<TH2<TH3)。図10は、プロセッサ60が生成する収量マップMの一例を示す。収量マップMでは、複数の区域R1〜R17の収量レベルに応じて複数の区域R1〜R17を示す色、テクスチャ、図形、文字、数字などが変えられて表示される。
<変形例>
収量マップ生成システム2(収量算出システム1)、収量マップ生成方法(収量算出方法)、及び、マップ生成プログラム72(収量算出プログラム70)の基本的な説明は以上である。なお、収量マップ生成システム2(収量算出システム1)、収量マップ生成方法(収量算出方法)、及び、マップ生成プログラム72(収量算出プログラム70)は、上述の実施形態に挙げたものに限られない。例えば、メモリ92が収量算出プログラム70を記憶し、コントローラ90が収量算出プログラム70を実行してもよい。さらには、メモリ92が収量算出プログラム70とマップ生成プログラム72とを記憶し、コントローラ90が収量算出プログラム70とマップ生成プログラム72とを実行してもよい。これらの場合、収量マップ生成システム2(収量算出システム1)において、外部端末6は省略されてもよい。データ転送装置5が無線通信網である場合、プロセッサ60はリアルタイムに収量を算出してもよい。プロセッサ60が位置センサ20により検出された位置を統合して圃場の領域を決定する場合、集草経路データ74は省略されてもよい。
上述の実施形態で示した、体積計測センサ22、水分計測センサ24、及び重量計測センサ26の一部の機能がコントローラ90により実現されてもよい。例えば、コントローラ90が、体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26の計測値に時刻を付与してもよい。体積計測センサ22と、水分計測センサ24と、重量計測センサ26とのうちの少なくとも1つのセンサが、トリガ信号の入力を受けて計測を行い、計測データを外部配線98に出力するように構成されてもよい。その場合、コントローラ90は、当該少なくとも1つのセンサに対して、位置センサ20からの信号を受けてトリガ信号を、入出力デバイス94を介して送信し、当該少なくとも1つのセンサから送信されてきた計測データに位置センサ20からの信号の時刻を付与するように構成されていてもよい。また、コントローラ90またはプロセッサ60が、体積計測センサ22の計測値から、ベールB1の体積を換算してもよい。コントローラ90またはプロセッサ60は、水分計測センサ24の計測値から、水分重量比を換算してもよい。コントローラ90またはプロセッサ60は、重量計測センサ26の計測値から、基準ベール重量を換算してもよい。実施形態で述べた、体積計測センサ22、水分計測センサ24、及び、重量計測センサ26の機能の一部がコントローラ90またはプロセッサ60によって実現される場合、体積計測センサ22と、コントローラ90またはプロセッサ60によって実現される一部の機能とを総称して体積計測センサと呼称してもよく、水分計測センサ24と、コントローラ90またはプロセッサ60によって実現される一部の機能とを総称して水分計測センサと呼称してもよく、重量計測センサ26と、コントローラ90またはプロセッサ60によって実現される一部の機能とを総称して水分計測センサと呼称してもよい。
収量算出プログラム70、及び、マップ生成プログラム72の一部または全ての機能が専用のプロセッサや集積回路によって実現されてもよい。収量算出プログラム70、及び、マップ生成プログラム72は、外部端末6に内蔵されたメモリ62ばかりではなく、フロッピーディスク、光ディスク、CD−ROMおよび磁気ディスク等のディスク、SDカード、USBメモリ、外付けハードディスクなどコンピュータ(外部端末6)から取り外し可能で、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。
<実施形態の作用及び効果>
本実施形態に係る収量算出システム1、収量算出方法、収量算出プログラム70では、ベールB1の量から水分量を除いた収量が算出される。したがって、天候の影響を受けにくい作物の収量を算出することができる。
本願においては、「備える」およびその派生語は、構成要素の存在を説明する非制限用語であり、記載されていない他の構成要素の存在を排除しない。これは、「有する」、「含む」およびそれらの派生語にも適用される。
「〜部材」、「〜部」、「〜要素」、「〜体」、および「〜構造」という文言は、単一の部分や複数の部分といった複数の意味を有し得る。
「第1」や「第2」などの序数は、単に構成を識別するための用語であって、他の意味(例えば特定の順序など)は有していない。例えば、「第1要素」があるからといって「第2要素」が存在することを暗に意味するわけではなく、また「第2要素」があるからといって「第1要素」が存在することを暗に意味するわけではない。
程度を表す「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言は、実施形態に特段の説明がない限りにおいて、最終結果が大きく変わらないような合理的なずれ量を意味し得る。本願に記載される全ての数値は、「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言を含むように解釈され得る。
本願において「A及びBの少なくとも一方」という文言は、(1)Aだけ、(2)Bだけ、及び(3)AとBの両方を含むように解釈される。
上記の開示内容から考えて、本発明の種々の変更や修正が可能であることは明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本願の具体的な開示内容とは別の方法で本発明が実施されてもよい。

Claims (15)

  1. 位置を検出する位置センサと、ベーラーと、プロセッサと、を備え、
    前記ベーラーは、
    前記作物からベールが形成される梱包室と、
    前記梱包室内に設けられ、前記位置センサによって検出された前記位置に対応する、前記梱包室中の前記ベールの体積を計測する体積計測センサと、
    前記梱包室内に設けられ、前記位置センサによって検出された前記位置に対応する、前記ベール中の水分量を計測する水分計測センサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    前記位置に対応する、前記ベールの体積と前記水分量とに基づいて、前記ベールの量から前記水分量を除くことによって前記位置に対応する収量を算出する
    収量算出システム。
  2. 前記体積計測センサは、前記ベールの直径を計測する
    請求項1に記載の収量算出システム。
  3. 前記ベーラーを移動させるトラクタをさらに備え、
    前記位置センサは、前記ベーラーと前記トラクタとの少なくとも一方に設けられる
    請求項1または2に記載の収量算出システム。
  4. 前記プロセッサは、前記収量を所定のサイクル毎に算出する
    請求項1から3のいずれかに記載の収量算出システム。
  5. 前記所定のサイクルは、所定の時間と、前記位置の所定の変化量とのうちの少なくとも一方により構成される
    請求項4に記載の収量算出システム。
  6. 前記ベールの量とは、前記所定のサイクルにおける前記ベールの体積の増加量の重量であって、
    前記水分量は、前記増加量の前記重量に対する、前記増加量中の水分重量の比を示す水分重量比で表される
    請求項4または5に記載の収量算出システム。
  7. 前記ベールの量から前記水分量を除いた残余物の単位体積重量を示す参照単位体積重量を記憶するメモリをさらに備え、
    前記プロセッサは、前記ベールの体積、前記水分重量比、及び前記参照単位体積重量から前記所定のサイクル毎に前記収量を算出し、
    前記収量は、前記増加量の前記重量から前記増加量中の前記水分重量を除いた残りの重量を示す
    請求項6に記載の収量算出システム。
  8. 前記ベーラーは、前記ベールの体積が基準体積に達するときに、前記基準体積の前記ベールの重量である基準ベール重量を計測する重量計測センサをさらに備え、
    前記プロセッサは、
    前記所定のサイクルで計測された水分重量比に基づいて前記基準体積の前記ベールの 平均水分重量比を算出し、
    前記基準体積、前記平均水分重量比、及び、前記基準ベール重量に基づいて前記参照 単位体積重量を更新する
    請求項7に記載の収量算出システム。
  9. 前記プロセッサは、
    前記基準ベール重量に前記平均水分重量比を乗ずることによって、前記基準体積の前 記ベール中の水分重量である基準水分重量を求め、
    前記基準水分重量を水の単位体積重量で割ることによって、前記基準体積の前記ベー ル中の水分体積を求め、
    前記基準ベール重量から前記基準水分重量を引くことによって、前記基準体積の前記 ベール中の残ベール重量を求め、
    前記基準体積から前記水分体積を引くことによって、前記基準体積の前記ベール中の 残ベール体積を求め、
    前記残ベール重量を前記残ベール体積で割ることによって、ベール残余物の単位体積 重量を求め、
    前記参照単位体積重量と前記ベール残余物の単位体積重量との重み付け平均をとるこ とによって、前記更新した前記参照単位体積重量を求める
    請求項8に記載の収量算出システム。
  10. 前記プロセッサは、前記収量を以下の数式:
    Gi = ρR × Vi / [1+Mi ×10-2 × (ρR / ρW -1)]
    (ただし、
    ρR は、前記参照単位体積重量[kg/m3]であって、
    ρW は、水の単位体積重量[kg/m3]であって、
    Vi は、i番目のサイクルの前記ベールの体積の前記増加量であるi番目の増加量[m3](iは整数)であって、
    Mi は、前記i番目の増加量中の前記水分重量比のパーセンテージ[wt%](MiはViに対応)であって、
    Gi は、i番目の収量[kg] (GiはViに対応)である)
    を利用して算出するように構成される
    請求項7から9のいずれかに記載の収量算出システム。
  11. 請求項4から10のいずれかに記載の収量算出システムを備え、
    前記プロセッサは、前記所定のサイクルで検出された前記位置に前記収量が関連付けられた収量マップを生成する
    収量マップ生成システム。
  12. 請求項4から10のいずれかに記載の収量算出システムを備え、
    前記プロセッサは、
    圃場の領域を決定し、
    前記領域中の集草経路に基づき、前記領域を複数の区域に分割し、
    前記所定のサイクルで算出された前記収量を前記複数の区域の1つに関連付けること によって、前記複数の区域の複数の区域収量をそれぞれ決定し、
    前記複数の区域収量を前記複数の区域の面積でそれぞれ割って前記複数の区域の複数 の単位収量をそれぞれ求め、
    前記複数の区域が、前記複数の単位収量に基づいてそれぞれ算出された複数の収量レ ベルに対応づけられた収量マップを生成し、
    前記ベーラーは、前記集草経路に沿って移動して前記ベールを生成するように構成されている
    収量マップ生成システム。
  13. ベーラーが作物を収穫する位置を求め、
    前記位置に対応する、前記ベーラーの梱包室内で前記作物から形成されるベールの体積を求め、
    前記位置に対応する、前記ベール中の水分量を求め、
    前記位置に対応する、前記ベールの体積と前記水分量とに基づいて、前記ベールの量から前記水分量を除くことによって前記位置に対応する収量を算出する
    ことを含む
    ベーラーの収量算出方法。
  14. コンピュータによる実行時、請求項13の方法をコンピュータに実行させる指示を備えるコンピュータプログラム。
  15. コンピュータによる実行時、請求項13の方法をコンピュータに実行させる指示を備えるコンピュータ読出可能媒体。

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