JP5881573B2 - 農作業情報管理装置及び農作業情報管理システム - Google Patents
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Description
特許文献1では、作物収穫機に、作物の収穫に伴って作物の品質を計測する作物品質計測手段と、その作物品質計測手段にて計測された品質の計測情報を機外に出力可能な情報出力手段とが備えられ、情報出力手段から出力される複数の収穫場所の各々に対応する品質の計測情報を収集する計測情報収集手段と、この計測情報収集手段にて収集された収集情報に基づいて、複数の収穫場所に対応する作物の地域毎の品質マップを求めて出力する品質マップ作成手段とを備えている。この特許文献1では、各収穫場所の計測情報は、GPS衛星によって得られた作物収穫機の位置に基づいて求めることとしている。
請求項1に係る発明では、農業機械が複数の圃場で農作業したときの農作業情報と衛星測位システムによって検出された前記農業機械の作業位置とを対応付けて記憶する情報記憶部と、前記各圃場の地図データを記憶する地図データ記憶部と、前記作業位置及び前記地図データを用いて前記情報記憶部に記憶された前記農作業情報を圃場毎に整理する情報整理部とを備えており、前記情報整理部は、前記情報記憶部に記憶された作業位置に基づいて前記農業機械の変化位置を演算する位置変化演算部と、前記変化位置と、前記地図データに基づいて定められた圃場の基準位置とのズレ量を求めるズレ量演算部と、前記ズレ量演算部で求めたズレ量の時間的な変化と、前記農業機械のイベント発生のタイミングとに基づいて、前記情報記憶部に記憶された農作業情報が、前記地図データで示された一圃場と一圃場とは異なる他圃場とのいずれかに対応しているかを判定する情報対応関係判定部と、を備えていることを特徴とする。
する農作業情報とし、残りの農作業情報を一圃場に対応する農作業情報とすることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、農業機械が複数の圃場で農作業したときの農作業情報と衛星測位システムによって検出された前記農業機械の作業位置とを対応付けて記憶する情報記憶部と、前記各圃場の地図データを記憶する地図データ記憶部と、前記作業位置及び前記地図データを用いて前記情報記憶部に記憶された前記農作業情報を圃場毎に整理する情報整理部とを備え、前記情報整理部は、前記情報記憶部に記憶された作業位置に基づいて前記農業機械の変化位置を演算する位置変化演算部と、前記変化位置と、前記地図データに基づいて定められた圃場の基準位置とのズレ量を求めるズレ量演算部と、前記ズレ量演算部で求めたズレ量の時間的な変化と、前記農業機械のイベント発生のタイミングとに基づいて、前記情報記憶部に記憶された農作業情報が、前記地図データで示された一圃場と一圃場とは異なる他圃場とのいずれかに対応しているかを判定する情報対応関係判定部と、 を備えていることを特徴とする。
請求項1及び請求項6に係る発明によれば、複数の圃場で農作業した場合において、各圃場で取得した農作業情報が、どの圃場に対応しているかを正確に判定することができる。
請求項2に係る発明によれば、一圃場と他圃場との2つの圃場について農作業を連続に行ったとしても、それぞれの圃場でのイベント発生を用いることにより、収集した農作業情報を、一圃場での農作業情報と他圃場での農作業情報とに簡単に分けることができる。
請求項4に係る発明によれば、圃場の重心位置と、農業機械の作業位置の平均である変化位置とのズレ量とを用いているため、農業機械で作業した圃場を容易に特定することができ、農作業した圃場に、農作業情報を容易に対応付けすることができる。
図1は、農作業情報管理システムの全体図を示したものである。
図1、4に示すように、農作業情報管理システム1は、コンバインや田植機等の農業機械2を用いて、圃場3内で農作業したときの農作業情報(農作業情報という)を当該農業機械2で収集し、収集した農作業情報を圃場毎に管理するものである。
図10はコンバインの全体図を示している。
コンバイン2は、左右一対の走行装置11を備えた機体12に、運転席13、エンジン14、脱穀処理する脱穀装置15、脱穀された作物を貯留するグレンタンク16等を備えて構成されたもので、機体12の前側には、作物(例えば、穀物)を刈り取る刈取部17が設けられている。
図2(a)に示すように、農作業情報の中で、水分及び食味の測定は、グレンタンク16に入れられる作物の一部を測定ケース23に入れ、測定ケース23に入れられた作物の水分及び食味を、水分測定部20や食味測定部21によって測定することによって行われる。
即ち、水分及び食味は、測定ケース23に作物を貯めてサンプリング用の作物を確保後、当該サンプリング用の作物を測定し、一方、収穫量は、グレンタンク16内の作物が満杯になった時点等にグレンタンクの重量を測定しているため、水分及び食味のサンプリング周期と、収穫量のサンプリング周期とは異なり、水分及び食味のサンプリング周期は、収穫量のサンプリング周期よりも周期が短くなる。
なお、位置検出装置25を、GPS衛星等の信号を受信して位置を検出可能な携帯端末(タブレットPCや電話機能を有するスマートフォン等)で構成してもよい。この場合、コンバイン2を操作する操作者が携帯端末を持参して当該コンバイン2を操作するか又は
携帯端末をコンバイン2内に設置して、携帯端末の位置をコンバイン2の作業位置とすればよい。
図3に示すように、農作業情報管理装置6は、水分、食味、収穫量、作業位置を受信すると、当該農作業情報管理装置6に設けられた情報記憶部30に、所定の間隔で順に、水分、食味、収穫量、作業位置を記憶(保存)する。即ち、情報記憶部30には、所定の間隔(作業位置の検出間隔)で、複数の農作業情報(水分、食味、収穫量)が保存されることになる。例えば、コンバイン2が第1位置(経度34.55989、緯度135.467494)から第2位置(経度34.56449、緯度135.472094)まで移動する間に、情報記憶部30には、24個の農作業情報が保存されることになる。
即ち、コンバイン2等に採用される位置検出装置25は、位置精度(測定誤差)が数十cm〜数mであるものが多く、これらの誤差を含んだ作業位置を用いて、コンバイン2が位置する圃場3を特定することは、従来の技術では難しい。
圃場Aで農作業を開始した直後の時点では、コンバイン2は圃場3の入口側に位置することになるが、圃場3の入口は、圃場Aだけでなく圃場Bにも近いため、位置検出装置25によって、コンバイン2の1点の作業位置を検出したとしても、位置検出装置25による作業位置には誤差が含まれるため、1点のみの作業位置を見ただけでは、実際のコンバイン2が圃場Aに居るのか圃場Bに居るのか判定が行い難い。
以下、本発明の農作業情報管理装置及び農作業情報管理システムについて説明する。
具体的には、コンバイン2にて農作業を行っている状況下で、グレンタンク16に作物を貯める動作から作物を排出する動作に切り換えるイベント(排出イベントということがある)が発生したとき、グレンタンク16から作物を排出したことを示すイベント内容と、イベント発生時の作業位置を制御装置26に一時的に保存する。そして、これらイベント内容及びイベント発生時の作業位置とを、農作業管理装置に送信する。
ベントのフラグと、排出イベント発生時の位置情報とを、コンバイン2から農作業情報管理装置6に送信する。この場合、情報記憶部30には、図3に示すように、排出イベントが発生したことを示すフラグと、位置情報とが関連付けられて保存される。なお、排出イベントが発生したタイミングが必要な場合は、排出イベントが発生時の位置情報だけでなく、発生した時間をコンバイン側で検出して、その発生時間を農作業情報管理装置6の情報記憶部30に保存してもよい。
情報記憶部30は、不揮発性のメモリ等で構成され、上述したように、コンバイン2から送信された複数の農作業情報(水分、食味、収穫量、イベント内容)及び作業位置(緯度、経度)を記憶すると共に、農作業を行ったときの作業位置とを関連付けて記憶する。
位置変化演算部40は、情報記憶部30に保存された複数の作業位置を用いて、コンバイン2が農作業したときの位置変化を求めるものである。具体的には、位置変化演算部40は、情報記憶部30に保存された作業位置の平均を求める(情報記憶部30内の複数の作業位置に対して、先頭から後ろに掛けて順番に作業位置を足し合わせていき、足し合わせた作業位置を総数で割る)。作業位置の平均値を変化位置とする。なお、位置変化演算部40は、作業位置を読み込む毎に、既に読み込んだ作業位置の平均を算出する。即ち、作業位置の個数がn個ある場合、位置変化演算部40は、n個の作業位置の平均を求める。例えば、n−10個目の作業位置を読み込んだ場合、位置変化演算部40は、n−10
個の作業位置における平均を求め、n−2個目の作業位置を読み込んだ場合、n−2個の作業位置の平均を求め、それぞれの平均を保持する。
図5(a)に示すように、コンバイン2で作物の収穫を行う場合、圃場3の入口から畦際(圃場3の1辺)に沿って条刈りを行いながら、入口の反対側まで進み、この反対側で90度ターンして、圃場3の一辺と略直交する圃場3の他辺(2辺)に沿って進み、横刈りを行う。2辺の近傍での横刈りが終わった後は、圃場3の1辺と略平行な3辺に沿って進みながら条刈りをして、3辺近傍での条刈りが終了すると、4辺に沿って進みながら横刈りを行う。即ち、コンバイン2で作物の収穫を行う場合、圃場3の入口から圃場3の各辺(輪郭線)に沿って反時計回りに周りながら、作物の収穫を行う。
例えば、図5(a)に示すように、圃場3の入口であるP1から圃場3の入口の反対側であるP2までコンバイン2が移動した場合、P1からP2までの作業位置の平均値(変化位置)は、図5(b)に示すように、圃場3の中心(重心位置)とは離れている。
まとめると、圃場3で作業を開始した時点から順番に、任意の作業位置までの変化位置(平均)を計算していき、変化位置とほぼ一致する重心位置を有する圃場3が存在した場合、この圃場3で農作業を行ったことを検出することができる。
ズレ量演算部41は、情報記憶部30に記憶された農作業情報を整理するとき、まず、農作業を行った候補となる圃場3(候補圃場)についての重心位置を地図データから読み出す。なお、候補圃場の設定は、限定されないが、予め作業者(ユーザ)が農作業情報管理装置6に設定しておいた圃場3を候補圃場としてもよい。或いは、農作業情報管理装置6が情報記憶部30に保存された作業位置を参照し、作業位置の周辺の複数の圃場3を自動的にピックアップして、ピックアップした複数の圃場3を候補圃場としてもよい。
ズレ量演算部41は、一圃場である圃場Aの重心位置と位置変化演算部40により求めた変化位置とのズレ量(圃場Aズレ量)を求めると共に、他圃場である圃場Bの重心位置と位置変化演算部40により求めた変化位置とのズレ量(圃場Bズレ量)を求める。
量は、図6(b)に示す傾向になる。図6(a)、(b)に示すように、圃場Aズレ量は、最初は大きいものの次第に収束して小さい値となり、圃場Bズレ量は、収束するものの大きい値のままでとなる。
なお、農作業を行ったときの作業情報を収集するシステムでは、圃場Aから圃場Bに移り変わる前に、圃場Aから圃場Bに持ち越してしまうデータをリセットすることとしている。例えば、作業情報の1つである収穫量は、グレンタンク16の重量に基づいて求めるため、グレンタンク16に作物を入れたまま、コンバイン2が圃場Aから圃場Bに移り変わると、収集した収穫量が圃場Aのものであるのか、圃場Bのものであるのかを混同する可能性がある。そのため、圃場Aから圃場Bへ農作業が移り変わる場合、圃場Aで農作業が終了した時点(例えば、6回目の排出イベント)で、グレンタンク16内の作物を排出し、圃場Bで農作業を開始する前までに、グレンタンク16を空にした後、圃場Bにおける農作業を開始することとしている。
図8は、圃場A及び圃場Bで農作業を行った場合でのズレ量の傾向と、排出イベントのタイミングとをまとめたものである。
圃場Aの農作業に続けて、圃場Bの農作業を行った場合、情報記憶部30には、圃場Aの作業位置と圃場Bの作業位置との両方が格納される。そのため、ズレ量の計算には、圃場Aの作業位置と圃場Bの作業位置とのデータが使用されることになるため、圃場Aズレ量の傾向を見ると、図8に示すように、一旦、圃場Aに対応する重心位置付近で収束していた圃場Aズレ量は、圃場Bでの作業位置の影響によって、圃場Aとされる所定値を超え、次第に増加することになる。
例えば、圃場Aの農業作業中に、複数回の排出イベントがあったとする。圃場A内で発生した排出イベントと、そのときの圃場Aズレ量とを見比べてみると、当該排出イベント時の前後でも、圃場Aズレ量は増加してない。しかしながら、図8に示すように、圃場B
の農業作業中での排出イベント時は、圃場Aズレ量が所定値以上となる。このように、圃場Bへのコンバイン2の移動に伴って変化する圃場Aズレ量と、排出イベントとを見ることによって、複数の農作業情報のうち、圃場Aに対応する農作業情報なのか、圃場Bに対応する農作業情報なのかを判別することが可能となる。
情報対応関係判定部42は、農作業情報を整理する際、まず、情報記憶部30に記憶された農作業情報の中から排出イベントが発生したときの作業位置を抽出する。情報対応関係判定部42は、例えば、1回目〜8回目までの排出イベントの作業位置を抽出する。
最初排出イベントよりも以前に収集された農作業情報(6回目の排出イベント以前の農作業情報は、圃場Aに対応しているものとする。つまり、情報対応関係判定部42は、圃場Aズレ量が所定値以上であるときの最初排出イベント発生時を起点として、A圃場3(一圃場)に対応する農作業情報と、圃場B(他圃場)に対応する農作業情報との判定を行っている。
より詳しく説明すると、情報対応関係判定部42は、7回目の排出イベントを行ったときの圃場Aズレ量が所定値以上であるため、7回目の排出イベントは圃場Aではなく圃場Bで行ったと判定する。そして、情報対応関係判定部42は、6回目の排出イベントが終了後、7回目の排出イベントが開始されるまでの間で収集した水分、食味は圃場Bで農作業したときのものとし、6回目の排出イベントの開始時を起点として、当該起点前までに収集した水分及び食味は、圃場Aで農作業したものとする。
携帯端末50は、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等の携帯型コンピュータ等で構成され、ネットワークを介して管理サーバ51にアクセスできるようになっている。この携帯端末50は、上述した農作業情報管理装置6と同様に、位置変化演算部40と、ズレ量演算部41と、情報対応関係判定部42とを備えている。位置変化演算部40、ズレ量演算部41及び情報対応関係判定部42は、上述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
記憶部30や地図データ記憶部31から取得するようになっている。即ち、携帯端末50は、管理サーバ51から演算に必要な情報を適宜取得して、上述した農作業管理装置6と同様にズレ量に基づいて、農業機械がどの圃場で農作業を行ったか判定することができる。なお、図9では、位置変化演算部40、ズレ量演算部41、情報対応関係判定部42の全てを携帯端末50に設けているが、これらの一部を管理サーバ51に設けて、携帯端末50と管理サーバ51とでデータ通信を行いながらズレ量を求めるようにしてもよい。
上述した実施形態では、農業機械の1つであるコンバイン2について説明したが、田植機に適用することも可能である。田植機においては、例えば、施肥の開始や終了を行う動作をイベント発生とすることができ、ズレ量演算部41で求めたズレ量と田植機のイベント発生(施肥開始、終了等)とに基づいて、農作業(田植え)を行ったときの作業位置が地図データで示されたどの圃場に対応しているかを判定することができる。
2 農業機械(コンバイン)
3 圃場
6 農作業情報管理装置
11 走行装置
12 機体
13 運転席
14 エンジン
15 脱穀装置
16 グレンタンク
17 刈取部
20 水分測定部
21 食味測定部
22 収穫量測定部
23 測定ケース
25 位置検出装置
26 制御装置
27 無線通信機器
30 情報記憶部
31 地図データ記憶部
32 情報整理部
40 位置変化演算部
41 ズレ量演算部
42 情報対応関係判定部
Claims (5)
- 農業機械が複数の圃場で農作業したときの農作業情報と衛星測位システムによって検出された前記農業機械の作業位置とを対応付けて記憶する情報記憶部と、前記各圃場の地図データを記憶する地図データ記憶部と、前記作業位置及び前記地図データを用いて前記情報記憶部に記憶された前記農作業情報を圃場毎に整理する情報整理部とを備えており、
前記情報整理部は、
前記情報記憶部に記憶された作業位置に基づいて前記農業機械の変化位置を演算する位置変化演算部と、
前記変化位置と、前記地図データに基づいて定められた圃場の基準位置とのズレ量を求めるズレ量演算部と、
前記ズレ量演算部で求めたズレ量の時間的な変化と、前記農業機械のイベント発生のタイミングとに基づいて、前記情報記憶部に記憶された農作業情報が、前記地図データで示された一圃場と一圃場とは異なる他圃場とのいずれかに対応しているかを判定する情報対応関係判定部と、
を備えていることを特徴とする農作業情報管理装置。 - 農業機械が複数の圃場で農作業したときの農作業情報と衛星測位システムによって検出された前記農業機械の作業位置とを対応付けて記憶する情報記憶部と、前記各圃場の地図データを記憶する地図データ記憶部と、前記作業位置及び前記地図データを用いて前記情報記憶部に記憶された前記農作業情報を圃場毎に整理する情報整理部とを備えており、
前記情報整理部は、
前記情報記憶部に記憶された作業位置に基づいて前記農業機械の変化位置を演算する位置変化演算部と、
前記変化位置と、前記地図データに基づいて定められた圃場の基準位置とのズレ量を求めるズレ量演算部と、
前記ズレ量演算部で求めたズレ量と、前記農業機械のイベント発生とに基づいて、前記情報記憶部に記憶された農作業情報が前記地図データで示されたどの圃場に対応しているかを判定する情報対応関係判定部と、
を備え、
前記ズレ量演算部は、前記地図データ内の一圃場の基準位置と前記変化位置とのズレ量を求め、
前記情報対応関係判定部は、前記ズレ量が所定値以上であるときの前記イベント発生時を起点として、一圃場に対応する農作業情報と、一圃場とは異なる他圃場に対応する農作業情報との判定を行うことを特徴とする農作業情報管理装置。 - 前記情報対応関係判定部は、前記農業機械が作業を開始してから前記ズレ量が所定値以上で発生したイベント発生までの間に、前記情報記憶部に記憶された複数の農作業情報のうち、前記イベント発生時の農作業情報を前記他圃場に対応する農作業情報とし、残りの農作業情報を一圃場に対応する農作業情報とすることを特徴とする請求項2に記載の農作業情報管理装置。
- 前記位置変化演算部は、前記農業機械が移動したときの前記作業位置を平均して前記変化位置として求め、前記ズレ量演算部は、前記変化位置と、前記地図データに基づいて求められた圃場の基準位置である重心位置とのズレ量を求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の農作業情報管理装置。
- 農業機械が複数の圃場で農作業したときの農作業情報と衛星測位システムによって検出された前記農業機械の作業位置とを対応付けて記憶する情報記憶部と、前記各圃場の地図データを記憶する地図データ記憶部と、前記作業位置及び前記地図データを用いて前記情報記憶部に記憶された前記農作業情報を圃場毎に整理する情報整理部とを備え、
前記情報整理部は、
前記情報記憶部に記憶された作業位置に基づいて前記農業機械の変化位置を演算する位置変化演算部と、
前記変化位置と、前記地図データに基づいて定められた圃場の基準位置とのズレ量を求めるズレ量演算部と、
前記ズレ量演算部で求めたズレ量の時間的な変化と、前記農業機械のイベント発生のタイミングとに基づいて、前記情報記憶部に記憶された農作業情報が、前記地図データで示された一圃場と一圃場とは異なる他圃場とのいずれかに対応しているかを判定する情報対応関係判定部と、
を備えていることを特徴とする農作業情報管理システム。
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