JP2021073151A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば特許文献1には、複写機の光学系を移動させるための駆動源としてステッピングモーターが用いられている。
この様なスキャナーに設けられる媒体給送装置は、原稿トレイに載置された原稿を送り出す送りローラー、前記送りローラーによって送り出された原稿を前記画像読取部に送る搬送ローラ−等を備えており、これらがモーター等の駆動源により駆動されている。
DCモーターは、エンコーダーを設けることにより、モーターの負荷変動に対応してフィードバック制御を行うことができ、前記モーターの負荷変動による読み取り画像の乱れの抑制を容易に行うことができる。
特に、小型のスキャナーにおいては、特許文献2に記載のスキャナーのように、前記スキャナーを構成する筐体が上部ユニット(カバー部11b)と下部ユニット(本体部11a)に分かれ、媒体給送装置のメンテナンス等のために、上部ユニットが下部ユニットに対して開閉可能に構成されている場合には、上部ユニットが開いた際における重量バランスも重要である。
また、前記第1の駆動源と前記第2の駆動源の両方が前記下部ユニットに設けられているので、前記上部ユニットを前記下部ユニットに対して開いた場合でも、前記筐体の安定性を維持することができる。以上のことによって、前記媒体給送装置の安定的な設置が可能となる。
したがって、前記第1の駆動源または前記第2の駆動源により媒体を送る際の搬送の乱れを抑制することができる。
一方で、前記回転軸と、前記回転軸を回転させる駆動歯車を備える一方側ホルダーとの係合が、断面が円形の一部がカットされたDカット形状の前記一方側端部を、前記一方側ホルダーのDカット穴に圧入することによって成されている場合、圧入によって一方側ホルダーの駆動歯車が偏心してしまう虞がある。したがって、前記第2のエンコーダーのスケールを前記一方側ホルダーに設けると、前記駆動歯車とともに前記スケールも偏心してしまい、前記回転軸の回転を正確に検出できなくなる虞がある。
まず、本発明の一実施例に係る画像読取装置の概略について説明する。本実施例の画像読取装置の一例として、媒体の一例としての原稿の表面及び裏面の少なくとも一面を読み取り可能なドキュメントスキャナー(以下、単にスキャナー1と称する)を例に挙げる。
図1は、本発明に係るスキャナーを示す斜視図である。図2は、本発明に係るスキャナーにおける給送状態を示す斜視図である。図3は、図2に示すスキャナーの背面斜視図である。図4は、本発明に係るスキャナーにおける給送経路を示す側断面図である。図5は、本発明に係るスキャナーの装置本体の背面図である。図6は、装置本体における第2の駆動源の配置側の背面斜視図である。図7は、装置本体における第1の駆動源の配置側の背面斜視図である。図8は、装置本体の側面図である。
本発明に係る画像読取装置としてのスキャナー1(図1)は、装置外観の一部を構成する筐体7と、筐体7内に設けられる装置本体9を備えている。装置本体9は、本発明に係る「媒体給送装置」の一実施形態である媒体給送装置10と、媒体給送装置10によって送られる原稿の画像を読み取る画像読取部21(図4)を備えている。
筐体7は、筐体7の下側部分を構成する下部ユニット2と、下部ユニット2に対して開閉する上部ユニット3によって構成されている。
また、スキャナー1において、媒体としての用紙Pは各図の+Y方向へ搬送される構成である。以下において、用紙Pが搬送されていく方向(+Y方向側)を「下流」といい、これと反対の方向(−Y方向側)を「上流」という。
次に、図4を参照して、スキャナー1における用紙搬送経路について説明する。
給送口6にセットされる用紙Pは、媒体載置部11に載置される。給送口6には、複数枚の用紙Pをセットすることができる。
尚、図4において符号12は、用紙Pの幅方向(X軸方向)の両側縁をガイドする一対のエッジガイド(図2も参照)である。エッジガイド12は、用紙Pのサイズに応じてX軸方向にスライド移動可能に設けられている。
給送ローラー13と対向する位置には、給送ローラー13との間で用紙Pをニップして分離する分離ローラー14が設けられている。
尚、給送ローラー13及び分離ローラー14外周面は、高摩擦材料(例えば、ゴムなどのエラストマー等)により構成されている。
押圧ユニット39は、進出することにより媒体載置部11に載置された用紙Pを給送ローラー13側に押圧する。
原稿束Gは、給送開始前では規制状態をとる規制部40によって下から支持され、押し上げられて、給送ローラー13から離間させられている。即ち給送ローラー13との接触が防止されている。規制部40の駆動機構については後に詳述する。
尚、給送ローラー13及び搬送駆動ローラー23は、下側案内面29aに対して一部が突出するように配置されている。
画像読取部21は、上部ユニット3側に設けられた上部画像読取センサー25と、下部ユニット2側に設けられた下部画像読取センサー26とを備えている。本実施形態において、上部画像読取センサー25及び下部画像読取センサー26は一例として密着型イメージセンサーモジュール(CISM)として構成されている。
排紙トレイ5を引き出した状態において、排出口8から排出された用紙Pが排紙トレイ5上に積載される。
次に、前述した媒体給送装置10について、更に詳しく説明する。
まず、媒体給送装置10(図5、図6)は、給送ローラー13を駆動する「第1の駆動源」としての第1モーター31と、搬送ローラー20を駆動する「第2の駆動源」としての第2モーター32と、の二つの駆動源を備えている。第1モーター31及び第2モーター32は、給送ローラー13及び搬送ローラー20と同じ筐体7内に設けられている。
このように、二つの駆動源(第1モーター31と第2モーター32)を、装置幅方向において、下部ユニットの中央部に対して両側にそれぞれ配設することにより、媒体給送装置10を備えるスキャナー1の重量バランスをよくすることができる。
また、第1モーター31と第2モーター32の両方が下部ユニット2に設けられていることにより、上部ユニット3を下部ユニット2に対して開いた場合でも、筐体7の安定を維持することができる。以上のことによって、スキャナー1の安定性のある設置が可能となる。
まず、第1モーター31によって駆動される給送ローラー13の駆動機構について説明する。
本実施例において第1モーター31はDCモーターであり、図10に示すように、モーター本体31aと、モーター本体31aから延設されるモーター出力軸31bを備えて構成されている。第1モーター31は、装置幅方向(X軸方向)を第1モーター31のモーター出力軸31bの軸方向として配置されている。
第1モーター31は、装置前面側から見て右側(+X側)に設けられる右サイドフレーム33(図7)にモーター本体31aが固定されて取り付けられている。尚、装置前面側から見て左側(−X側)には、左サイドフレーム34(図6)が設けられている。
尚、本実施例において、第1モーター31のモーター出力軸31bに設けられる第1伝達ギア41から第2伝達ギア42に動力を伝達する際、タイミングベルト49を介することにより、第1モーター31の振動の影響を少なくして動力を伝達することができる。
第2モーター32は、第1モーター31と同様にDCモーターであり、図6に示すように、モーター本体32aと、モーター本体32aから延設されるモーター出力軸32bを備えて構成されている。第2モーター32は、装置幅方向(X軸方向)を第2モーター32のモーター出力軸32bの軸方向として配置されている。
第2モーター32は、装置前面側から見て左側(−X側)に設けられる左サイドフレーム34(図11)にモーター本体32aが固定されて取り付けられている。
言い換えると、第8伝達ギア52は、搬送駆動ローラー23の回転軸54の軸方向の一方側端部54aであって第2モーター32の配置側に取り付けられる、回転軸54の「一方側ホルダー」である。
尚、図16において、Dカット穴56の内側に設けられるリブ74は、回転軸54のDカット部55を圧入した際に押し潰される潰しリブである。
より具体的には、第2スケール57は、円形穴に円形の回転軸54の+X側の端部54b(図7、図11)が圧入されて当該回転軸に一体に取り付けられる丸圧入ホルダー59(図7)に取り付けられている。すなわち、丸圧入ホルダー59は、Dカット部55が形成されている一方側端部54aに対して、回転軸54の軸方向の他方側の端部54bに設けられている。
一方で、回転軸54の、回転軸54を回転させる駆動歯車としての第8伝達ギア52への取り付けが、回転軸54の一方側端部54aに形成されたDカット部55を、第8伝達ギア52のDカット穴56に圧入することによって成されている場合、圧入によって第8伝達ギア52が偏心してしまう虞がある。したがって、第2スケール57を第8伝達ギア52に設けると第2スケール57も偏心してしまい、回転軸54の回転を正確に検出できなくなる虞がある。
また、円形穴に回転軸54が圧入されて回転軸54に一体に取り付けられる丸圧入ホルダー59に第2スケール57が取り付けられているので、回転軸54のDカット部55がDカット穴56に圧入されている第8伝達ギア52における前記偏心の影響を少なくして、第2スケール57を回転軸54と一体に回転するように取り付けることができる。
以上のように、第7伝達ギア51から第14伝達ギア67までの輪列によって、第2モーター32の動力が分離ローラー14に伝達される。
下部ユニット2に対して上部ユニット3を開状態とした時(図12)には、図13に示すように、下部ユニット2側の第9伝達ギア60と上部ユニット3側の第10伝達ギア61とが分離されるようになっている。
排出駆動ローラー27の回転軸70において、装置幅方向において第2モーター32が位置する側である+X側の端部70aには、第16伝達ギア72が設けられている。第16伝達ギア72は、搬送駆動ローラー23の回転軸54を回転させる駆動歯車である第8伝達ギア52と係合する第15伝達ギア71と係合している。すなわち、第2モーター32の動力は、第7伝達ギア51、第8伝達ギア52、及び第15伝達ギア71を介して第16伝達ギア72に伝達され、排出駆動ローラー27の回転軸70が回転する様に構成されている。
はじめに、規制部40の動作について説明する。押圧ユニット39は、給送ローラー13に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の付勢手段によって給送ローラー13に対して進出する方向に付勢されている。
そして規制部40は、規制状態では上述したようにセットされた原稿束Gを支持し、最下位の原稿の給送ローラー13への接触を防止する。
図14の上図は、押圧ユニット39が給送ローラー13から離間した状態、すなわち、規制部40が押圧ユニット39の給送ローラー13に対する進出を規制する規制状態を示している。図14の下図はその逆に、押圧ユニット39が給送ローラー13側に進出した状態、すなわち、押圧ユニット39の給送ローラー13に対する進出を許容する許容状態を示している。
尚、フラップ38は、例えば揺動軸38aに設けられるコイルばね(不図示)により、媒体給送経路を遮蔽する遮蔽姿勢(図14の上図)に向けて付勢されている。
搬送駆動ローラー23の回転軸54の駆動歯車である第8伝達ギア52には、第17伝達ギア73が係合している。第17伝達ギア73の回転軸75には、規制部40の駆動カム76(図8、図9)が設けられている。第17伝達ギア73にはワンウェイクラッチが設けられており、第8伝達ギア52が搬送駆動ローラー23を用紙搬送方向に回転させる様に回転する際、すなわち、図8において第8伝達ギア52が時計回りに回転する際には、第17伝達ギア73の回転軸75は回転しないように構成されている。このとき、規制部40は許容状態(図14の下図)になっている。
一方、第8伝達ギア52が搬送駆動ローラー23を用紙搬送方向に回転させる方向とは逆(図8において反時計回り)に回転した場合に、第17伝達ギア73は時計回りに回転し、駆動カム76が規制部40を上方へ押し下げることにより、許容状態(図14の下図)から規制部40が規制状態(図14の上図)へと切り換わる。
しかし、引っ張りバネ78により回転軸75の軸方向と交差する方向に付勢する構成では、回転軸75のがたつきを抑えるための引っ張りバネ78の荷重も小さくて足り、回転軸75の回転に対する負荷も増加しにくく、取り付けも容易である点で有利である。回転軸75側における引っ張りバネ78の取付部には、回転軸75の回転時に、回転軸75と引っ張りバネ78との間の摩擦を低減させるためのグリース等を用いることができる。
4…ペーパーサポート、5…排紙トレイ、6…給送口、7…筐体、
8…排出口、9…装置本体、10…媒体給送装置、11…媒体載置部、
12…エッジガイド、13…給送ローラー、14…分離ローラー、
15…補助ペーパーサポート、20…搬送ローラー、21…画像読取部(読取部)、
22…排出ローラー(下流搬送ローラー)、23…搬送駆動ローラー、
24…搬送従動ローラー、25…上部画像読取センサー、26…下部画像読取センサー、27…排出駆動ローラー、28…排出従動ローラー、
29a…下側案内面、29b…上側案内面、30…搬送経路、
31…第1モーター(第1の駆動源)、31a…モーター本体、
31b…モーター出力軸、32…第2モーター(第2の駆動源)、
32a…モーター本体、32b…モーター出力軸、33…右サイドフレーム、
34…左サイドフレーム、35…制御部、36…第1スケール、
37…第1のエンコーダー、38…フラップ、39…押圧ユニット、40…規制部、
41…第1伝達ギア(第1伝達機構部)、42…第2伝達ギア、
43…第3伝達ギア、44…第4伝達ギア、45…第5伝達ギア、46…第6伝達ギア、47…回転軸、48…回転軸、49…タイミングベルト、
51…第7伝達ギア、52…第8伝達ギア(第2伝達機構部)、
53…タイミングベルト、54…回転軸、55…Dカット部、56…Dカット穴、
57…第2スケール、58…第2のエンコーダー、
59…丸圧入ホルダー、60…第9伝達ギア、61…第10伝達ギア、
62…輪列、63…第11伝達ギア、64…回転軸、65…第12伝達ギア、
66…第13伝達ギア、67…第14伝達ギア、68…回転軸、
70…回転軸、71…第15伝達ギア、72…第16伝達ギア、
73…第17伝達ギア、74…リブ、75…回転軸、76…駆動カム、
77…フック部、78…引っ張りバネ、80…ベルトテンション機構、
81…従動プーリー、82…プーリーホルダー、83…引っ張りバネ、
84…ボス、85…溝、86…ねじ、P…用紙
Claims (11)
- 媒体載置部に載置された媒体を送る給送ローラーと、
前記給送ローラーに対して進退可能に設けられ、前記給送ローラーに対して進出することにより前記媒体載置部に載置された媒体を前記給送ローラー側に押圧する押圧ユニットと、
前記給送ローラーと前記押圧ユニットとを内部に備える筐体と、
を備え、
前記筐体は、
前記筐体の下側部分を構成する下部ユニットと、
前記下部ユニットに対して開閉する上部ユニットと、を備え、
前記下部ユニットには、
第1の駆動源と、
第2の駆動源と、
前記押圧ユニットの前記給送ローラーに対する進出を規制する規制状態と、前記押圧ユニットの前記給送ローラーに対する進出を許容する許容状態とを、前記第2の駆動源の駆動により切り換え可能な規制部と、
前記給送ローラーよりも下流側に設けられ、前記第2の駆動源の駆動により前記媒体を搬送する搬送ローラーと、が設けられ、
前記上部ユニットには、
前記第2の駆動源の駆動により回転する分離ローラーであって、前記給送ローラーとの間で前記媒体をニップして分離する前記分離ローラーが備えられ、
前記第1の駆動源と前記第2の駆動源は、媒体搬送方向と交差する幅方向において、前記下部ユニットの中央部に対して両側にそれぞれ設けられ、
さらに、前記第2の駆動源の駆動により前記分離ローラーを回転させる複数の伝達ギアを備え、
複数の前記伝達ギアは、前記下部ユニットが前記上部ユニットに対して開状態の時、分離し、前記下部ユニットが前記上部ユニットに対して閉状態の時、係合する、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項1に記載の媒体給送装置において、
前記押圧ユニットには、揺動可能なフラップが設けられ、
前記規制部には、凹部が設けられ、
前記規制状態において、前記フラップの先端は前記凹部に入り込み、かつ、前記押圧ユニットは前記フラップを介して前記規制部により押し上げられ、
前記許容状態において、前記フラップの先端は前記凹部に入り込まず、かつ、前記押圧ユニットは前記媒体を前記給送ローラー側に押圧する、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 媒体載置部に載置された媒体を送る給送ローラーと、
前記給送ローラーに対して進退可能に設けられ、前記給送ローラーに対して進出することにより前記媒体載置部に載置された媒体を前記給送ローラー側に押圧する押圧ユニットと、
前記給送ローラーと前記押圧ユニットとを内部に備える筐体と、
を備え、
前記筐体は、
前記筐体の下側部分を構成する下部ユニットと、
前記下部ユニットに対して開閉する上部ユニットと、を備え、
前記下部ユニットには、
第1の駆動源と、
第2の駆動源と、
前記押圧ユニットの前記給送ローラーに対する進出を規制する規制状態と、前記押圧ユニットの前記給送ローラーに対する進出を許容する許容状態とを、前記第2の駆動源の駆動により切り換え可能な規制部と、
前記給送ローラーよりも下流側に設けられ、前記第2の駆動源の駆動により前記媒体を搬送する搬送ローラーと、が設けられ、
前記上部ユニットには、
前記第2の駆動源の駆動により回転する分離ローラーであって、前記給送ローラーとの間で前記媒体をニップして分離する前記分離ローラーが備えられ、
前記第1の駆動源と前記第2の駆動源は、媒体搬送方向と交差する幅方向において、前記下部ユニットの中央部に対して両側にそれぞれ設けられ、
前記押圧ユニットには、揺動可能なフラップが設けられ、
前記規制部には、凹部が設けられ、
前記規制状態において、前記フラップの先端は前記凹部に入り込み、かつ、前記押圧ユニットは前記フラップを介して前記規制部により押し上げられ、
前記許容状態において、前記フラップの先端は前記凹部に入り込まず、かつ、前記押圧ユニットは前記媒体を前記給送ローラー側に押圧する、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項3に記載の媒体給送装置において、
前記下部ユニット及び前記上部ユニットには、複数の伝達ギアが設けられ、
前記複数の伝達ギアは、
前記下部ユニットに設けられた第1下伝達ギア及び第2下伝達ギアと、
前記上部ユニットに設けられ、かつ、前記第2下伝達ギアと係合する上伝達ギアと、を含み、
前記第1の駆動源は、前記下部ユニットが前記上部ユニットに対して閉状態の時、前記第1下伝達ギアに動力を出力し、
前記第2の駆動源は、前記下部ユニットが前記上部ユニットに対して閉状態の時、前記第2下伝達ギアに動力を出力する、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の媒体給送装置において、前記第1の駆動源及び前記第2の駆動源はDCモーターであり、
前記第1の駆動源の駆動に応じて回転するスケールの回転量を検出する第1のエンコーダーと、
前記第2の駆動源の駆動に応じて回転するスケールの回転量を検出する第2のエンコーダーと、
前記第1のエンコーダー、または前記第2のエンコーダーによって検出された情報に基づいて、対応する駆動源の駆動を制御する制御部と、を備える、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項5に記載の媒体給送装置において、
前記第1の駆動源は、前記幅方向に沿う方向を当該第1の駆動源のモーター出力軸の軸方向として配置され、前記第1の駆動源のモーター本体から延設される前記モーター出力軸に連結されてモーターの動力を伝達する第1伝達機構部が、前記モーター本体よりも前記幅方向の外側に位置するように取り付けられており、
前記第1のエンコーダーは、前記第1の駆動源の前記モーター本体よりも前記幅方向の内側に設けられている、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項6に記載の媒体給送装置において、
前記第1伝達機構部においてタイミングベルトが用いられている、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の媒体給送装置において、
前記第2の駆動源は、前記幅方向に沿う方向を当該第2の駆動源のモーター出力軸の軸方向として配置され、前記第2の駆動源のモーター本体から延設される前記第2の駆動源のモーター出力軸に連結されてモーターの動力を伝達する第2伝達機構部が、前記第2の駆動源のモーター本体よりも前記幅方向の外側に位置するように取り付けられており、
前記搬送ローラーを備える回転軸と、
前記回転軸の軸方向の一方側端部であって前記第2の駆動源の配置側に取り付けられ、前記第2伝達機構部を介して前記第2の駆動源からの動力を受けて前記回転軸を回転させる駆動歯車を備える一方側ホルダーと、を備え、
前記回転軸の前記一方側端部には、断面が円形の一部をカットした形状を有するDカット部が形成され、
前記一方側ホルダーには、前記Dカット部に対応した形状を成すとともに前記Dカット部が圧入されるDカット穴が形成され、
前記第2のエンコーダーのスケールは、前記一方側ホルダー以外に設けられて前記回転軸と一体に回転する構成である、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項8に記載の媒体給送装置において、
前記第2のエンコーダーのスケールは、円形穴に前記回転軸が圧入されて当該回転軸に一体に取り付けられる丸圧入ホルダーに取り付けられている、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 請求項9に記載の媒体給送装置において、
前記丸圧入ホルダーは、前記回転軸の前記一方側端部に対し、前記回転軸の軸方向の他方側に設けられる、
ことを特徴とする媒体給送装置。 - 媒体を読み取る読取部と、
前記媒体を前記読取部に向けて送る、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の前記媒体給送装置と、を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。
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