JP2021072605A - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線LANの通信において複数の周波数帯域を用いた通信に対応していることを通知する。【解決手段】通信装置は、IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームを生成し、生成されたマネジメントフレームを送信する。マネジメントフレームはMulti−band elementを含み、Multi−band elementに含まれるBand ID valueに、通信装置が利用する周波数帯域を示す情報として、2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかが設定される。【選択図】図6

Description

本発明は、無線通信を行う通信装置および無線方法に関する。
近年の通信されるデータ量の増加に伴い、無線LAN(Local Area Network)等の通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax等の規格が含まれる。例えば、最新規格のIEEE802.11axでは、OFDMA(直交周波数多元接続)を用いて、最大9.6ギガビット毎秒(Gbps)という高いピークスループットに加え、混雑状況下での通信速度を向上させる技術が規格化されている(特許文献1参照)。
さらなるスループット向上や周波数利用効率の改善、通信レイテンシ改善を目指した後継規格として、IEEE802.11beと呼ばれるtask groupが発足した。
IEEE802.11beにおいて、これまで無線LANで使用可能であった2.4GHz帯、5GHz帯といった周波数帯域だけでなく、6GHz帯の周波数帯域を利用可能にすることが検討されている。また、これらの周波数帯域を同時に利用して、アクセスポイント(以下、APとする)と単一のステーション(以下、STAとする)間での無線通信を可能にする技術が検討されている。
従来、IEEE802.11のSTAはAPに接続し、単一の周波数帯域を使ってAPとデータ通信を行っていた。これに対し、APと接続し、二つ以上の無線チャネルで同時にデータ通信を行うことで、スループット向上を実現することができる。また、二つ以上の無線チャンネルのうち混雑していない方のチャンネルをデータ通信に利用する方法を採用することで、レイテンシ改善を見込むこともできる。
特開2018−50133号公報
このように、IEEE802.11beでは2.4GHz、5GHz、6GHz帯の周波数帯域で同時に通信することが検討されているが、従来技術においては、APがその複数の周波数帯域を用いる通信に対応していることを通知する方法が存在しなかった。
上記課題を鑑み、本発明は、無線LANの通信において複数の周波数帯域を用いた通信に対応していることを通知できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る通信装置は、IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成されたマネジメントフレームを送信する送信手段と、を有し、前記マネジメントフレームはMulti−band elementを含み、該Multi−band elementに含まれるBand ID valueに、前記通信装置が利用する周波数帯域を示す情報として、2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかが設定されることを特徴とする。
本発明によれば、無線LANの通信において複数の周波数帯域を用いた通信に対応していることを通知できるようになる。
ネットワーク構成例を示す図 AP又はSTAの機能構成例を示す図 AP又はSTAのハードウェア構成例を示す図 実施例1においてAPが実行するフローチャート 実施例1におけるAPとSTA間の通信のシーケンスチャート Multi−band elementフォーマットの例を示す図 Band ID fieldの例を示す図 実施例2においてAPが実行するフローチャート 実施例2におけるAPとSTA間の通信のシーケンスチャート 実施例3におけるBand ID fieldの例を示す図 実施例3におけるMulti−band elementフォーマットの例を示す図
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態にかかわるネットワークの構成例を示す。図1は、IEEE802.11be規格に準拠した無線LAN通信を行う通信装置として、1つのAP102と1つのSTA103を含んだ構成を示している。図1に示すように、AP102が形成するネットワークは円101で示される。AP102が送受信する信号をSTA103は送受信することができる。
本実施形態ではAP102、STA103はそれぞれ複数の無線LAN制御部を備え、それぞれ複数の無線チャネルを用いて同時にフレームの送受信ができるものとする。尚、この図は一例であり、例えばさらに広範な領域にこれ以外の無線LAN通信を行う通信装置が存在していてもよい。AP102、STA103を含むこれらの通信装置は、IEEE802.11be規格に準拠した無線LAN通信を行う通信装置であってもよい。又は、IEEE802.11be規格に準拠せずにIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax等の規格にのみ準拠した所謂レガシー機器であってもよい。又は、IEEE802.11be規格以降に策定される後継の規格に準拠するものであってもよい。以下の説明では、AP102、STA103を例に説明する。
(AP及びSTAの構成)
図2は、AP102、STA103の機能構成を示すブロック図である。ここではAP102、STA103は三つの無線LAN制御部201、208、210を備えるものとする。無線LAN制御部の数は三つに限らず、複数であればよい。AP102、STA103はさらに、フレーム生成部202、対応周波数帯域解析部203、UI制御部204および記憶部205、無線アンテナ207、209、211を有する。
無線LAN制御部201、208、210は、他の通信装置との間で無線信号の送受信を行うためのアンテナ並びに回路、及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。無線LAN制御部201は、IEEE802.11規格シリーズに従って、フレーム生成部で生成されたフレームを元に無線LANの通信制御を実行する。フレーム生成部202は、対応周波数帯域解析部203で解析した解析結果を元に無線LAN制御部201で送信するべきフレームを生成する。場合によっては対応周波数帯域解析部203を通さない内容のフレームもここで生成する。
対応周波数帯域解析部203では、AP102またはSTA103が対応している周波数帯域を解析する。例えば無線LAN制御部201が2.4GHz帯、無線LAN制御部208が5GHz帯、無線LAN制御部210が6GHz帯に対応している場合、その旨を解析し、解析結果をフレーム生成部202に入力する。各無線LAN制御部がどの周波数帯域に対応できるかは後述の通信部306、無線アンテナ307、308、309の性能に依存して決まるものである。ただし、通信部や無線アンテナの性能だけでなく、記憶部205に保存されている設定によって制約を課しても良いし、UI制御部204からのユーザの設定によってその制約を変更できるようにしても良い。
UI制御部204は、APを使用するユーザによるAPに対する操作を受け付けるためのタッチパネル又はボタン等のユーザインタフェースに関わるハードウェアおよびそれらを制御するプログラムを含んで構成される。なお、UI制御部204は、例えば、画像等の表示、又は音声出力等の、情報をユーザに提示するための機能をも有する。記憶制御部205は、APが動作するプログラムおよびデータを保存するROMやRAM等の記憶部へのデータの書き込みや読み出しを制御する。
図3に、本実施形態に係るAP102及びSTA103のハードウェア構成を示す。AP及びSTAは、そのハードウェア構成の一例として、記憶部301、制御部302、機能部303、入力部304、出力部305、通信部306及び無線アンテナ307、308、309を有する。
記憶部301は、ROM、RAMの両方、または、いずれか一方といった一つ以上のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部301として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。
制御部302は、例えば、CPUやMPU等の一つ以上のプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。ここで、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの頭字語である。制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することにより装置全体を制御する。なお、制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働により装置を制御するようにしてもよい。また、制御部302は、機能部303を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部303は、AP又はSTAが所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、AP又はSTAがカメラである場合、機能部303は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、AP又はSTAがプリンタである場合、機能部303は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、AP又はSTAがプロジェクタである場合、機能部303は投影部であり、投影処理を行う。機能部303が処理するデータは、記憶部301に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部306を介して他の通信装置と通信したデータであってもよい。
入力部304は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部305は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部305による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部304と出力部305の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。また、入力部304および出力部305は、夫々AP又はSTAと一体であってもよいし、別体であってもよい。
通信部306は、所謂無線LANチップを含んで構成され、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。本実施形態では、通信部306は、少なくともIEEE802.11be規格に準拠した処理を実行することができる。通信部306は、IEEE802.11規格シリーズに準拠したPPDU (Physical layer (PHY) Protocol Data Unit)を生成する処理装置である。また、通信部306は無線アンテナ307、308、309を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。AP及びSTAは通信部306を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。図3の例では、通信部306一つのみ備える構成としているが、複数の無線アンテナそれぞれに対して別の無線部(図3の例では3つ)を備えるようにしてもよい。
無線アンテナ307、308、309はそれぞれ2.4GHz帯、5GHz帯、及び6GHz帯のいずれかの周波数帯域において無線信号の送受信が可能なアンテナである。無線アンテナ307、308、309はMIMO(Multi−Input and Multi−Output)送受信を実現するために、物理的に2本以上のアンテナで構成されても良い。尚、AP102は、図2及び図3の構成を備える通信装置であればよく、無線LANルータ等の所謂AP専用の通信装置であってもよいし、スマートフォンやカメラ、プリンタ等のAP機能を備える通信装置であってもよい。
(処理の流れ)
続いて、上述のようなAP及びSTAが実行する処理の流れ、無線通信システムにおけるシーケンスなどの、いくつかの実施形態について説明する。
(実施例1)
図4および図5に、AP102がSTA103と接続し、データ送信するまでの処理を示す。図4はAP102において実行されるフローチャートであり、各ステップは、AP102の制御部302が、記憶部301に記憶されているプログラムを実行することによって処理される。図5は、AP102とSTA103の間で5GHz帯及び6GHz帯それぞれにおいて送受信される信号と、送受信のタイミングを示したシーケンス図である。尚、本実施例ではAP102、STA103はそれぞれ2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯で通信可能な無線LAN制御部を有していることとする。
まずAP102は、自装置においてどの周波数帯域を利用するかを決定する(S401)。具体的には、AP102において利用可能な2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3つの周波数帯域の中から、利用する周波数帯域を決定する。これは周囲の無線環境の混雑具合によって決定しても良いがこれに限定されない。混雑状況を調査する方法として、調査対象とする周波数帯域に置いてProbe Requestを送信し、応答であるProbe Responseを受信することができたProbe Requestの数を集計する方法がある。他には、一定期間に受信されるBeaconの数を集計したり、一定期間のキャリアセンスの回数を集計したりする方法や、他のAPと情報交換して知る方法などがあるが、これらに限定されない。本実施例では2.4GHz帯、5GHz帯、及び6GHz帯の全てを利用する周波数帯域と決定したとする。
AP102は、利用する周波数帯域を決定した後、利用周波数帯域情報として、Beaconフレーム中のMulti−band elementにあるBand IDの値を、決定した利用周波数帯域に基づいて設定する。そして、そのBeaconフレームを、Beacon Interval周期で、利用周波数帯域の中の少なくとも1つの周波数帯域においてを送信する(S402、S5011、S5012)。Beacon Intervalは一般的に100ミリ秒であるがこれに限定されない。尚、利用周波数帯域に基づいて設定されるBand IDの値は、Beaconの送信を行っている周波数帯以外の情報のみを含めても良い。例えば2.4GHzで送信されるBeaconには5GHzと6GHzを利用可能周波数帯情報として含める。そして5GHzで送信されるBeaconには、2.4GHzと6GHzを利用可能周波数帯情報として含める。そして6GHzで送信されるBeaconには、2.4GHzと5GHzを利用可能周波数帯情報として含めても良い。これは、Beaconの送信に用いられる周波数帯域は利用周波数帯域であることは明らかであるため、改めてBand IDの値に含める必要がないためである。これにより通信データ量を削減することができる。
また、利用周波数帯域情報はBeaconフレームだけでなく、AP102が送信するProbe Response、Association Response、Reassociation Responseに付与しても良い。また、STA103も自身の利用周波数情報をProbe Request、Association Request、Reassociation Requestに含んでAP102に通知しても良い。つまり、利用周波数帯域情報は、IEEE802.11規格で規定されたマネジメントフレームに設定して送信することができる。
利用周波数帯域情報は図6に図示したMulti−band elementフォーマットによって表現できる。本実施形態ではBand ID604に2.4GHz、5GHz、6GHz帯の周波数帯域のうち2つの組み合わせを示すBand ID fieldを追加する。具体的には、図7に示すBand ID value=8を2.4GHzと5GHz帯の組み合わせを示す数値として新たに規定する。また、Band ID value=9を2.4GHzと6GHz帯の組み合わせを示す数値として、Band ID value=10を5GHzと6GHz帯の組み合わせを示す数値として新たに規定する。Band ID value=11を2.4GHzと5GHzと6GHz帯の組み合わせを示す数値として新たに規定する。なお、このBand ID valueは他の値でも対応付けされ規定できれば何でも良く、図7に示した値に限定されない。AP102はさらに、Operating Class605とChannel Number606の組み合わせによって動作可能なチャネルの情報を格納することもできる。
S403においてAP102は、STA103との接続を確立する。このときSTA103は自装置において利用可能な周波数帯域のうちの一つの周波数帯域を用いてProbe Requestを送信し、スキャン動作を開始する(S5021、S5022)。STA103は返答として得られるProbe Response(S5031)に含まれるBand ID valueを用いて、AP102の利用周波数帯域の情報を検知できる。その後、確認のために各対応周波数帯域においてProbe Requestを送信してもよい(S5022)。AP102は自装置の利用周波数帯域において送信されたProbe Requestを受信すると、Probe Responseを応答する。その後、不図示のAuthentication Request、Authentication Responseの送受信が行われる。そして、Association Request(S5041、S5042)、Association Response(S5051、S5052)を送受信し、接続を確立する。AP102とSTA103の間で暗号を用いたセキュアな接続を確立する場合は、このあとに不図示のWPA(Wi−Fi Protected Access)、WPA2、WPA3などの通信処理を行っても良い。尚、STA103は利用可能な二つ以上の周波数帯で接続を確立しても良い。たとえば三つの利用可能な周波数帯域がある場合、そのうちの二つもしくは全てを利用して接続を確立しても良い。
接続が確立されると、AP102は、S404にて送受信パラメータを決定する。送受信パラメータは複数の周波数帯域において接続が確立された場合に、それぞれの周波数帯域の接続に対してどのように送受信のデータを分配するかを決定するための情報である。例えば、各周波数帯域で利用できる最大スループットに応じてデータの分配量を決めたり、実際に試験パケットを送って現在のスループットを計算して分配量を決めたりすることができる。送受信パラメータを決めずに、それぞれの接続で別々のストリームを独立して送受信しても良い。その後、AP102は、S404で決定した送信パラメータに応じてS405でデータの送受信を行う(S5071、S5072、S5081、S5082)。
以上のように、本実施例によれば、STA103はAP102の利用周波数帯域を知ることができ、その内容に応じて複数の周波数帯域の接続を適切に確立してデータの送受信を行うことができる。
(実施例2)
図8および図9に、実施例2におけるAP102がSTA103と接続し、その後AP102の利用周波数帯域を動的に変更する際の処理について示す。図8はAP102において実行されるフローチャートであり、各ステップは、AP102の制御部302が、記憶部301に記憶されているプログラムを実行することによって処理される。図9は、AP102とSTA103の間で2.4GHz帯及び6GHz帯それぞれにおいて送受信される信号と、送受信のタイミングを示したシーケンス図である。尚、本実施例ではAP102、STA103はそれぞれ2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯で通信可能な無線LAN制御部を有していることとする。
まず、AP102は、自装置においてどの周波数帯域を利用するかを決定する(S801)。具体的には、AP102において利用可能な2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3つの周波数帯域の中から、利用する周波数帯域を決定する。これは例えば周囲の無線環境の混雑程度によって決定することができるが、これに限定されない。混雑状況を調査する方法として、調査対象とする周波数帯域に置いてProbe Requestを送信し、応答であるProbe Responseを受信することができたProbe Requestの数を集計する方法がある。他には、一定期間に受信されるBeaconの数を集計してもよい。又は、一定期間のキャリアセンスの回数を集計したりする方法や、他のAPと情報交換して知る方法などがあるが、これらに限定されない。本実施例では図9の910で示す期間は6GHz帯が混雑状況下にあり、2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯域を用いて通信を行っている。911で示す期間において、6GHz帯の混雑状況が緩和されたとする。
はじめにAP102は、910で示す期間において周囲の無線環境の混雑状況を検知し、2.4GHzと5GHz帯を利用とする周波数帯域として決定する。
AP102は利用する周波数帯域を決定した後、利用周波数帯域情報として、Beaconフレーム中のMulti−band elementにあるBand IDの値を、決定した利用周波数帯域に基づいて設定する。そして、そのBeaconフレームを、Beacon Interval周期で、利用周波数帯域の中の少なくとも1つの周波数帯域においてを送信する(S802、S9011)。Beacon Intervalは一般的に100ミリ秒であるがこれに限定されない。S801〜S803までの処理、及びS9011〜S9051までの処理は、実施例1のS401〜S403までの処理、及びS5011〜S5051までの処理と同じである。
AP102はS804(S906)において、利用周波数帯域を変更するか否か判定する。本実施例においてAP102は、前述した混雑状況の検知を定期的に実施し、その状況の変化に応じて利用周波数帯域の変更要否を判断する。具体的には混雑状況を示すレベルが既定の閾値を下回った場合に、変更するという方法があるが、これに限定されない。
利用周波数帯域を変更しないと判断した場合は、再び、利用周波数帯域を変更するかどうかを一定周期で判断する。利用周波数帯域を変更する場合は、S801の利用周波数帯域決定処理に戻り、再度利用とする周波数帯域を決定する。新たに利用すると決定された周波数帯域及び/又は利用を止める周波数帯域がある場合は、S802で送信する利用周波数帯域情報を更新する。
例えばS906において、911で示す期間では6GHz帯の混雑状況が緩和したため、AP102は、6GHzを新たに利用する周波数帯域と判断したとする。このとき、S9071で送信されるBeaconフレームの利用周波数帯域情報には、2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの周波数帯域が利用可能である旨を表す情報が追加される。さらに、AP102は、6GHz帯でもBeacon Interval周期でBeaconフレームの送信を開始する(S9012)。STA103は、2.4GHz帯と5GHz帯において、Beaconフレームを受信し(S9071)、利用周波数帯域情報を受信することで、AP102が6GHz帯でも利用可能になったことを検知できる。その後S9012〜S9052の処理において、AP102とSTA103は6GHz帯における通信接続処理を行う。接続処理の詳細についてはS5012〜S5052の処理と同じため説明を割愛する。
以上のように、各周波数帯域の状況に応じて動的に利用周波数帯域情報を変更することで、柔軟に適切な周波数帯域を利用した通信を行うことが可能となる。
(実施例3)
実施例3では、実施例1、実施例2において用いられたMulti−band elementのフォーマットと異なるフォーマットを用いる場合について述べる。APとSTA間での利用周波数帯域の決定や通知に関する処理は実施例1と実施例2で述べた通りであるので、本実施例ではMulti−band elementフォーマットについて主に示す。
本実施例では、図6における8ビットのBand IDフィールド604を図10に示した1ビットのNext bandフィールド1001と7ビットのBand IDフィールド1002に差し替えたフォーマットを用いる。Band IDフィールドには周波数帯域1つの情報が格納される。Next bandフィールドとBand IDフィールドは組となっている。
Next bandフィールドが1のときは、Band IDフィールドの後に、もう一つNext bandフィールドとBand IDフィールドの組が続くことを示している。Next bandフィールドが0の時は、Band IDフィールドの後にはNext bandフィールドとBand IDフィールドが続くことはなく、Operating Classフィールドが続くことを示している。
図11(a)に、Next bandフィールドが0となる場合を示す。この場合は、Band IDフィールドとOperating Classフィールドがこの順番で続く。利用周波数帯域はBand IDフィールドで示される。
図11(b)には、Next bandフィールドが1となる場合を示す(図中ではNext bandフィールド1と示されている)。この場合は、Band IDフィールド1で第一の利用周波数帯域を示している。Next bandフィールド2は3つめの利用周波数帯域の有無を1ビットで示す。図11(b)ではNext bandフィールド2は0であり、利用周波数帯域の数は2である。Band IDフィールド2は2つ目の利用周波数帯域を示している。Band IDフィールド2の後にはOperating Classフィールドが続く。
2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの周波数帯が利用可能な場合は、Next bandフィールドとBand IDフィールドの組が3つとなるようにMulti−band elementが構成される。すなわち1つめと2つめのNext bandフィールドは1で3つめのNext bandフィールドは0となるように構成される。Band IDフィールドに関しては例えば、1つめのBand IDフィールドは2.4GHzに対応し、2つめのBand IDフィールドは5GHzに対応し、3つめのBand IDフィールドは6GHzに対応するように構成される。
以上のようにして、STA103はAP102が対応している複数の周波数帯域を知ることができ、その内容に応じて複数の周波数帯域の接続を適切に確立しデータの送受信を行うことができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 ネットワーク
102 AP
103 STA
201、208、210 無線LAN制御部
207、209、211、307、308、309 無線アンテナ

Claims (10)

  1. 通信装置であって、
    IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成されたマネジメントフレームを送信する送信手段と、を有し、
    前記マネジメントフレームはMulti−band elementを含み、該Multi−band elementに含まれるBand ID valueに、前記通信装置が利用する周波数帯域を示す情報として、2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかが設定されることを特徴とする通信装置。
  2. 前記マネジメントフレームは、前記通信装置が利用する周波数帯域を示す情報として2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかを示す情報が、単一のBand ID fieldに設定されるBand ID valueによって示されることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記マネジメントフレームは、前記通信装置が利用する周波数帯域を示す情報として2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかを示す情報が、複数のBand ID fieldそれぞれに設定されるBand ID valueによって示されることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記マネジメントフレームはBeacon、Probe Request、Probe Response、Association Request、Association Response、Reassociation Request、Reassociation Responseのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の通信装置。
  5. 利用する周波数帯域を決定する決定手段を備え、
    前記決定に応じて前記マネジメントフレームに含むBand ID valueを変更することを特徴とする前記請求項1乃至4の何れか一項に記載の通信装置。
  6. 前記送信手段は、前記マネジメントフレームを前記通信装置が利用する複数の周波数帯域の中の何れか一つの周波数帯域において送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の通信装置。
  7. 前記Band ID valueは、前記通信装置が利用する周波数帯域のうち、前記マネジメントフレームの送信に用いた周波数帯域を除いた周波数帯域を示す情報が設定されることを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 処理装置であって、
    IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームを生成する生成手段を有し、
    前記マネジメントフレームはMulti−band elementを含み、該Multi−band elementに含まれるBand ID valueに、前記処理装置が利用する周波数帯域を示す情報として、2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかが設定されることを特徴とする処理装置。
  9. IEEE802.11規格に準拠したマネジメントフレームを生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成されたマネジメントフレームを送信する送信工程と、を有し、
    前記マネジメントフレームはMulti−band elementを含み、該Multi−band elementに含まれるBand ID valueに、通信装置が利用する周波数帯域を示す情報として、2.4GHz帯と5GHz帯、5GHz帯と6GHz帯、2.4GHz帯と6GHz帯、或いは、2.4GHz帯と5GHz帯と6GHz帯の何れかが設定されることを特徴とする通信方法。
  10. コンピュータを請求項1乃至7の何れか一項に記載の通信装置として動作させるためのプログラム。
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