JP2021072430A - 光電変換素子 - Google Patents

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圭介 中
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【課題】光電変換特性を向上させることができる光電変換素子を提供すること。【解決手段】光電変換セルを備え、光電変換セルが、電極基板と、電極基板に対向する対向基板と、電極基板に設けられる酸化物半導体層と、酸化物半導体層に担持される色素と、電極基板と対向基板との間に設けられる電解質と、電解質を包囲するように設けられる封止部と、封止部の内周面に設けられる金属層とを備え、対向基板が、導電性基板と、導電性基板の電極基板側に設けられる金属触媒層とを有し、金属触媒層が、電極基板側に向かって突出する凸部を有し、凸部が、頂部と、金属触媒層をその厚さ方向に見た場合に頂部を包囲するように設けられる周縁部とを有し、頂部と周縁部とを連結する連結面の高さが、導電性基板と金属触媒との界面を基準として、頂部から周縁部に向かうにつれて低くなっている、光電変換素子。【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換素子に関する。
光電変換素子は一般に、電極基板と、電極基板に対向する対向電極と、電極基板に設けられる酸化物半導体層と、電極基板及び対向電極の間に配置される電解質とを備えている。
対向電極は通常、導電性基板と金属触媒層とを有しており、金属触媒層の厚さは通常は一定である(例えば下記特許文献1参照)。
特開2003−303629号公報(図1)
しかし、上記特許文献1に記載の光電変換素子は、光電変換特性について未だ改善の余地を有していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、光電変換特性を向上させることができる光電変換素子を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、本発明者らは、以下の発明により上記課題を解決し得ることを見出した。
すなわち本発明は、光電変換セルを備え、前記光電変換セルが、電極基板と、前記電極基板に対向する対向基板と、前記電極基板に設けられる酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層に担持される色素と、前記電極基板と前記対向基板との間に設けられる電解質と、前記電解質を包囲するように設けられる封止部と、前記封止部の内周面に設けられる金属層とを備え、前記対向基板が、導電性基板と、前記導電性基板の前記電極基板側に設けられる金属触媒層とを有し、前記金属触媒層が、前記電極基板側に向かって突出する凸部を有し、前記凸部が、頂部と、前記金属触媒層をその厚さ方向に見た場合に前記頂部を包囲するように設けられる周縁部とを有し、前記頂部と前記周縁部とを連結する連結面の高さが、前記導電性基板と前記金属触媒との界面を基準として、前記頂部から前記周縁部に向かうにつれて低くなっている、光電変換素子である。
本発明の光電変換素子によれば、光が電極基板を通して入射されると、光は酸化物半導体層に担持された色素に吸収される。そして、酸化物半導体層を通過した光は、金属触媒層で反射されて酸化物半導体層に戻され、再度色素に吸収される。このとき、例えば光が電極基板の厚さ方向に対して斜めに入射されると、金属触媒層が凸部を有しない場合には、酸化物半導体層を通過した光が金属触媒層で反射されても酸化物半導体層の一部に光が入射されず、光が色素に吸収されない光非入射部が生じる場合がある。これに対し、本発明のように、金属触媒層が、電極基板に向かって突出する凸部を有していると、酸化物半導体層を通過した光が、頂部と周縁部とを連結する連結面で反射されることによって光非入射部に入射されやすくなる。その結果、酸化物半導体層において光非入射部が少なくなり、色素が有効に利用されることとなる。従って、本発明の光電変換素子は光電変換特性を向上させることができる。
また、本発明では、封止部の内周面に金属層が設けられているため、金属触媒層の連結面で反射した光が封止部に向かっても、その光が金属層で反射されて酸化物半導体層に戻されることが可能となる。このため、光電変換素子の光電変換特性をより向上させることができる。さらに、封止部の酸素透過速度は通常、金属層の酸素透過速度よりも大きいところ、本発明では、封止部の内周面に金属層が設けられているため、封止部の内周面のうち電解質と接触する面積を少なくすることができる。このため、光電変換素子の外部から封止部を通って電解質に侵入する酸素の量をより抑制することができる。従って、光電変換素子の耐久性がより向上する。
上記光電変換素子においては、前記金属層と前記金属触媒層とが同一の金属で構成されていることが好ましい。
この場合、金属層と金属触媒層との間で電位差が生じなくなり、局部電池が形成されにくくなる。
上記光電変換素子においては、前記金属層と前記金属触媒層とが接続されていることが好ましい。
この場合、金属層と金属触媒層とが接続されているため、金属層は金属触媒層の延長部分として機能する。そして、金属層と電極基板との距離が近くなる。このため、光電変換セルにおける内部抵抗をより低下させることができ、光電変換特性をより向上させることができる。
金属層と金属触媒層とが接続されている場合に、上記光電変換素子が前記封止部と前記電極基板との間に絶縁層をさらに有し、前記電極基板が前記絶縁層に接触する導電層を有し、前記金属層が前記絶縁層に接触していることが好ましい。
この場合、金属層と金属触媒層とが接続されているため、仮に本発明の光電変換素子が絶縁層を有しなければ、金属層と電極基板とが接触し、短絡が生じる。これに対し、本発明の光電変換素子は封止部と電極基板との間に絶縁層を有するため、金属層が絶縁層に接触していても、金属触媒層と電極基板との間で短絡が生じることがなくなる。
本発明によれば、光電変換特性を向上させることができる光電変換素子が提供される。
本発明の光電変換素子の一実施形態を示す断面図である。 図1の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。 図1の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。 図1の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。 図1の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。 図1の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。 図1の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。 本発明の光電変換素子の他の実施形態を示す断面図である。 図8の光電変換素子を製造する方法の一工程を示す切断面端面図である。
以下、本発明の光電変換素子の実施形態について図1を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の光電変換素子の一実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、光電変換素子100は光電変換セル60を備えている。光電変換セル60は、電極基板10と、電極基板10に対向する対向基板20と、電極基板10に設けられる酸化物半導体層30と、酸化物半導体層30に担持される色素と、電極基板10及び対向基板20の間に設けられる電解質40と、電極基板10と対向基板20とを連結し電解質40を包囲するように設けられる封止部50と、封止部50と電極基板10との間に酸化物半導体層30を包囲するように設けられる絶縁層70と、封止部50の内周面に設けられる金属層80とを備えている。
電極基板10は、透明基板11と、透明基板11の上に設けられ絶縁層70と接触する透明導電層12とを有する。
対向基板20は、導電性基板21と、導電性基板21の電極基板10側に設けられる金属触媒層22とを有する。金属触媒層22は、電極基板10側に向かって突出する凸部23を有し、凸部23は、頂部23aと、金属触媒層22をその厚さ方向に見た場合に頂部23aを包囲するように設けられる周縁部23bとを有する。そして、頂部23aと周縁部23bとを連結する連結面23cの高さが、導電性基板21と金属触媒22との界面を基準として、頂部23aから周縁部23bに向かうにつれて低くなっている。
金属層80は金属触媒層22と接続されており、絶縁層70と接触しており、透明導電層12とは接触していない。
光電変換素子100においては、光が電極基板10を通して入射されると、光は酸化物半導体層30に担持された色素に吸収される。そして、酸化物半導体層30を通過した光は、金属触媒層22で反射されて酸化物半導体層30に戻され、再度色素に吸収される。このとき、例えば光が電極基板10の厚さ方向に対して斜めに入射されると、金属触媒層22が凸部23を有しない場合には、酸化物半導体層30を通過した光が金属触媒層22で反射されても酸化物半導体層30の一部に光が入射されず、光が色素に吸収されない光非入射部が生じる場合がある。これに対し、光電変換素子100のように、金属触媒層22が、電極基板10に向かって突出する凸部23を有していると、酸化物半導体層30を通過した光が、頂部23aと周縁部23bとを連結する連結面23cで反射されることによって光非入射部に入射されやすくなる。その結果、酸化物半導体層30において光非入射部が少なくなり、色素が有効に利用されることとなる。従って、光電変換素子100は光電変換特性を向上させることができる。
また、光電変換素子100では、封止部50の内周面に金属層80が設けられているため、金属触媒層22の連結面23cで反射した光が封止部50の内周面に向かっても、その光が金属層80で反射されて酸化物半導体層30に戻されることが可能となる。このため、光電変換素子100の光電変換特性をより向上させることができる。さらに、封止部50の酸素透過速度は通常、金属層80の酸素透過速度よりも大きいところ、光電変換素子100では、封止部50の内周面に金属層80が設けられているため、封止部50の内周面のうち電解質40と接触する面積を少なくすることができる。このため、外部から封止部50を通って電解質40に侵入する酸素の量をより抑制することができる。従って、光電変換素子100の耐久性がより向上する。
さらに、光電変換素子100においては、金属層80と金属触媒層22とが接続されている。このため、金属層80は金属触媒層22の延長部分として機能する。そして、金属層80と電極基板10との距離が近くなる。このため、光電変換セル60における内部抵抗をより低下させることができ、光電変換素子100の光電変換特性をより向上させることができる。
さらに、金属層80は金属触媒層22と接続され、絶縁層70に接触している。この場合、金属層80と金属触媒層22とが接続されているため、仮に光電変換素子100が絶縁層70を有しなければ、金属層80と電極基板10とが接触し、短絡が生じる。これに対し、光電変換素子100は封止部50と電極基板10との間に絶縁層70を有するため、金属層80が絶縁層70に接触していても、金属触媒層22と電極基板10との間で短絡が生じることがなくなる。
次に、電極基板10、対向基板20、酸化物半導体層30、電解質40、封止部50、絶縁層70、金属層80及び色素について詳細に説明する。
<電極基板>
電極基板10は、上述したように、透明基板11と、透明基板11の上に設けられる透明導電層12とを備えている。
透明基板11を構成する材料は、透明な材料であればよく、このような透明な材料としては、例えばホウケイ酸ガラス、ソーダライムガラス、白板ガラス、石英ガラスなどのガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、及び、ポリエーテルスルフォン(PES)などの絶縁材料が挙げられる。透明基板11の厚さは、光電変換素子100のサイズに応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば50μm〜40mmの範囲にすればよい。
透明導電層12を構成する材料としては、例えばスズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化スズ(SnO)、及び、フッ素添加酸化スズ(FTO)などの導電性金属酸化物が挙げられる。透明導電層12は、単層でも、異なる導電性金属酸化物で構成される複数の層の積層体で構成されてもよい。透明導電層12が単層で構成される場合、透明導電層12は、高い耐熱性及び耐薬品性を有することから、FTOで構成されることが好ましい。透明導電層12の厚さは例えば0.01〜2μmの範囲にすればよい。
<対向基板>
対向基板20は、上述したように、導電性基板21と、導電性基板21のうち電極基板10側に設けられる金属触媒層22とを備える。
導電性基板21は、例えばチタン、ニッケル、白金、モリブデン、タングステン、アルミニウム、ステンレス等の耐食性の金属材料や、上述した透明基板11にITO、FTO等の導電性酸化物からなる膜を形成したもので構成される。また、導電性基板21は、基板と電極を分けて、上述した絶縁性の透明基板11に電極としてITO、FTO等の導電性酸化物からなる透明導電層を形成した積層体で構成されてもよい。導電性基板21の厚さは、光電変換素子100のサイズに応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば5μm〜4mmとすればよい。
金属触媒層22としては、例えば白金、金、銀、パラジウム及びロジウムなどが挙げられる。
金属触媒層22は、金属層80と同一の金属で構成されても異なる金属で構成されてもよいが、同一の金属で構成されることが好ましい。
この場合、金属層80と金属触媒層22との間で電位差が生じなくなり、局部電池が形成されにくくなる。また、金属層80と金属触媒層22とが同一の線膨張係数を有するため、光電変換素子100の周囲の温度が変化しても金属層80と金属触媒層22との間で亀裂が生じにくくなる。
金属触媒層22において、頂部23aは点であっても面であってもよいが、点であることが好ましい。この場合、金属触媒層22で反射した光を光非入射部に入射させやすくなり、光電変換素子100の光電変換特性をより向上させることができる。
金属触媒層22において、頂部23aと周縁部23bとを連結する連結面23cの高さは、導電性基板21と金属触媒22との界面を基準として、頂部23aから周縁部23bに向かうにつれて低くなっていればよく、高さは、頂部23aから周縁部23bに向かうにつれて連続的に低くなってもよく、段階的に低くなってもよいが、連続的に低くなっていることが好ましい。
金属触媒層22において、周縁部23bの高さH2に対する頂部23aの高さH1の比R(=H1/H2)は1より大きければ特に制限されるものではないが、2以上であることが好ましく、3以上であることがより好ましい。
但し、Rは、金属触媒層22と酸化物半導体層30との接触による短絡を防止する観点からは、20以下であることが好ましく、10以下であることがより好ましい。
周縁部23bは、凸部23のうちで導電性基板21と金属触媒層22との界面からの高さが最も低い部分であり、周縁部23bの高さH2は0nm以上であればよいが、2nm以上であることが好ましい。この場合、周縁部23bの高さH2が2nm未満である場合に比べて、金属触媒層22の内部抵抗をより低下させることができる。
<酸化物半導体層>
酸化物半導体層30は、酸化物半導体粒子で構成されている。酸化物半導体粒子は、例えば酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO)、酸化ニオブ(Nb)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、酸化スズ(SnO)、酸化インジウム(In)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化タリウム(Ta)、酸化ランタン(La)、酸化イットリウム(Y)、酸化ホルミウム(Ho)、酸化ビスマス(Bi)、酸化セリウム(CeO)、酸化アルミニウム(Al)又はこれらの2種以上で構成される。酸化物半導体層30の厚さは、特に制限されるものではないが、例えば0.1〜100μmとすればよい。
<電解質>
電解質40は、酸化還元対と、有機溶媒及びイオン液体の少なくとも一方とを含んでいる。
酸化還元対としては、例えばヨウ化物イオン/ポリヨウ化物イオン(例えばI/I )、臭化物イオン/ポリ臭化物イオンなどのハロゲン原子を含む酸化還元対のほか、亜鉛錯体、鉄錯体、コバルト錯体などのレドックス対が挙げられる。なお、ヨウ化物イオン/ポリヨウ化物イオンは、ヨウ素(I)と、アニオンとしてのアイオダイド(I)を含む塩(イオン性液体や固体塩)とによって形成することができる。アニオンとしてアイオダイドを有するイオン性液体を用いる場合には、ヨウ素のみ添加すればよく、有機溶媒や、アニオンとしてアイオダイド以外のイオン性液体を用いる場合には、LiIやテトラブチルアンモニウムアイオダイドなどのアニオンとしてアイオダイド(I)を含む塩を添加すればよい。
有機溶媒としては、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、メトキシプロピオニトリル、プロピオニトリル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、バレロニトリル、ピバロニトリルなどを用いることができる。
イオン液体としては、例えばピリジニウム塩、イミダゾリウム塩、トリアゾリウム塩等の既知のヨウ素化物塩などが用いられる。このようなヨウ素化物塩としては、例えば、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムアイオダイド、1−エチル−3−プロピルイミダゾリウムアイオダイド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアイオダイド、1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムアイオダイド、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムアイオダイド、又は、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムアイオダイドが好適に用いられる。
また電解質40には添加剤を加えることができる。添加剤としては、1−メチルベンゾイミダゾール(NMB)、1−ブチルベンゾイミダゾール(NBB)などのベンゾイミダゾール、LiI、テトラブチルアンモニウムアイオダイド、4−t−ブチルピリジン、グアニジウムチオシアネートなどが挙げられる。
さらに電解質40としては、上記電解質にSiO、TiO、カーボンナノチューブなどのナノ粒子を混練してゲル様となった擬固体電解質であるナノコンポジットゲル電解質を用いてもよく、また、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキサイド誘導体、アミノ酸誘導体などの有機系ゲル化剤を用いてゲル化した電解質を用いてもよい。
<封止部>
封止部50を構成する材料は、特に限定されるものではないが、封止部50を構成する材料としては、例えば変性ポリオレフィン樹脂、ビニルアルコール重合体などの熱可塑性樹脂、及び、紫外線硬化樹脂などの樹脂が挙げられる。変性ポリオレフィン樹脂としては、例えばアイオノマー、無水マレイン酸変性ポリオレフィン、エチレン−ビニル酢酸無水物共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体およびエチレン−ビニルアルコール共重合体などが挙げられる。これらの樹脂は単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。中でも、封止部50を構成する材料としては、無水マレイン酸変性ポリオレフィンが好ましい。この場合、電極基板10及び対向基板20に対して、より高い接着強度が得られる。
<色素>
色素としては、例えばビピリジン構造、ターピリジン構造などを含む配位子を有するルテニウム錯体、ポルフィリン、エオシン、ローダニン、メロシアニンなどの有機色素などの光増感色素や、ハロゲン化鉛系ペロブスカイト結晶などの有機−無機複合色素などが挙げられる。ハロゲン化鉛系ペロブスカイトとしては、例えばCHNHPbX(X=Cl、Br、I)が用いられる。
上記色素の中でも、ビピリジン構造又はターピリジン構造を含む配位子を有するルテニウム錯体からなる光増感色素が好ましい。この場合、光電変換素子100の光電変換特性をより向上させることができる。
<絶縁層>
絶縁層70は絶縁材料で構成されていればよいが、封止部50を構成する材料よりも高い融点を有する材料で構成されていることが好ましい。このため、上記絶縁材料としては、例えばガラスフリットなどの無機絶縁材料、ポリイミド樹脂などの熱硬化樹脂及び熱可塑性樹脂が挙げられる。中でも、ガラスフリットなどの無機絶縁材料又は熱硬化樹脂を用いることが好ましい。この場合、封止部50が高温時に流動性を有するようになっても、絶縁層70は、熱可塑性樹脂からなる場合に比べて高温時でも流動化しにくい。このため、透明導電層12と対向基板20との接触が十分に抑制され、透明導電層12と対向基板20との間の短絡を十分に抑制できる。この中でも、ガラスフリットなどの無機絶縁材料が好ましい。この場合、絶縁材料が有機絶縁材料である場合に比べて、光電変換素子100において、より優れた耐久性が得られる。絶縁層70の透明基板11からの厚さは通常、10〜30μmであり、好ましくは15〜25μmである。
絶縁層70は、着色されていても着色されていなくてもよいが、着色されていることが好ましい。絶縁層70が着色されていると、絶縁層70の色を酸化物半導体層30の色に近づけることが可能となり、より良好な外観が実現できる。ここで、「着色されている」とは、絶縁層70のL色空間のL*が35未満であることを言う。ここで、Lは、CIEのD65標準光に対する700nmの分光反射率をx、546.1nmの分光反射率をy、435.8nmの分光反射率をzとしたときに下記式で定義される。
=116×(0.2126z+0.7152y+0.0722x)1/3−16
<金属層>
金属層80は、封止部50の内周面に設けられていればよい。従って、封止部50の内周面において全周にわたって連続状に設けられてもよく、全周にわたって不連続状に設けられてもよい。但し、金属層80は、封止部50の内周面において全周にわたって連続状に設けられていることが好ましい。この場合、金属触媒層22で反射された光は、金属層80のいたる箇所に入射されても酸化物半導体層30に向かって反射されることになるため、光電変換素子100の光電変換特性をより向上させることができる。
次に、上述した光電変換素子100の製造方法の一例について図2〜図7を参照しながら説明する。図2〜図7は、本発明の光電変換素子を製造する方法の一連の工程を示す切断面端面図である。
まず1つの透明基板11の上に透明導電層12を形成してなる電極基板10を用意する。
透明導電層12の形成方法としては、スパッタリング法、蒸着法、スプレー熱分解法及びCVD法などが用いられる。
次に、透明導電層12の上に、酸化物半導体層30を形成する予定の領域(酸化物半導体層形成予定領域)を包囲するように、絶縁材料を含む絶縁層形成用ペーストを塗布して乾燥させた後、酸化物半導体粒子を含む酸化物半導体層形成用ペーストを塗布して乾燥させる。
そして、絶縁層形成用ペースト及び酸化物半導体層形成用ペーストを焼成する。こうして透明導電層12上に絶縁層70及び酸化物半導体層30を形成する。
絶縁層形成用ペースト及び酸化物半導体層形成用ペーストの印刷方法としては、例えばスクリーン印刷法、ドクターブレード法、又は、バーコート法などを用いることができる。
焼成温度は酸化物半導体粒子及び絶縁材料の材質により異なるが、通常は350〜600℃であり、焼成時間も、酸化物半導体粒子及び絶縁材料の材質により異なるが、通常は10分〜5時間である。
なお、絶縁層70及び酸化物半導体層30は別々に形成してもよい。
次に、電極基板10の酸化物半導体層30の表面に色素を吸着させる。この場合、例えば電極基板10を、色素を含有する溶液の中に浸漬させ、その色素を酸化物半導体層30に吸着させた後に上記溶液の溶媒成分で余分な色素を洗い流し、乾燥させればよい。
次に、電解質40を準備する。そして、酸化物半導体層30の上に電解質40を配置する。電解質40は、例えばスクリーン印刷法又は滴下法によって配置することが可能である。こうして第1構造体が得られる。
一方、対向基板20の導電性基板21を用意する。そして、図2に示すように、導電性基板21の一面21aに対し、環状の封止部形成体50Aを接着させる。環状の封止部形成体50Aは、例えば封止用樹脂フィルムを用意し、その封止用樹脂フィルムに1つの四角形状の開口を形成することによって得ることができる。
次に、導電性基板21の一面21aのうち封止部形成体50Aの内側の部分に金属触媒層22を形成するとともに、封止部形成体50Aの内周面に全周にわたって金属層80を形成する。
このとき、金属触媒層22は、導電性基板21の一面21aから離れる方向に向かって突出する凸部23を有するように形成する。具体的には、凸部23が、頂部23aと、金属触媒層22をその厚さ方向に見た場合に頂部23aを包囲するように設けられる周縁部23bとを有するように金属触媒層22を形成する。このとき、頂部23aと周縁部23bとを連結する連結面23cが頂部23aから周縁部23bに向かうにつれて低くなるように凸部23を形成する。
例えば、金属触媒層22及び金属層80は以下のようにして形成される。
まず、図3に示すように、導電性基板21を封止部形成体50Aの厚さ方向に見た時に、導電性基板21のうち封止部形成体50Aの内側部分と重ならず且つ封止部形成体50A全体を覆うように環状のマスク部材Mを封止部形成体50Aのうち導電性基板21と反対側の面に接着させる。
次に、図4に示すように、導電性基板21を、例えばスパッタターゲットTの表面Sに対して平行に配置し、スパッタリング法によって、金属触媒からなる金属触媒膜Fを導電性基板21の表面上に形成する。
次に、図5に示すように、導電性基板21を例えば反時計回りに回転させ、スパッタターゲットTの表面Sに対して傾斜させてスパッタリングを行い、封止部形成体50Aの内周面のうちスパッタターゲットTの表面Sに直交する方向から見た時に見えている内周面、及び、導電性基板21上の金属触媒膜Fの上に、金属触媒からなる金属触媒膜Fを形成する。
次に、図6に示すように、導電性基板21を例えば時計回りに回転させ、スパッタターゲットTの表面Sに対して傾斜させてスパッタリングを行い、封止部形成体50Aの内周面のうちスパッタターゲットTの表面Sに直交する方向から見た時に見えている内周面、及び、導電性基板21上の金属触媒膜Fの上に、金属触媒からなる金属触媒膜Fを形成する。
こうして、図7に示すように、封止部形成体50Aの内周面の全周にわたって金属層80が形成され、導電性基板21のうち封止部形成体50Aの内側の部分に金属触媒層22が形成される。その後はマスク部材Mを封止部形成体50Aから剥離させる。こうして第2構造体90が得られる。
次に、上述した第1構造体と、上述した第2構造体90とを、第2構造体90における金属触媒層22の凸部23が、第1構造体の電極基板10と対向するように重ね合わせる。続いて、第2構造体90の封止部形成体50Aを加熱しながら溶融させ、封止部形成体50Aを封止部とする。このとき、金属層80は絶縁層70に接着されることになる。
以上のようにして光電変換素子100が得られる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、金属触媒層22と金属層80とが互いに接続されているが、金属触媒層22と金属層80とは互いに接続されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、金属触媒層22が1つの凸部23を有しているが、複数の凸部23を有していてもよい。
さらに、上記実施形態では、金属層80が絶縁層70に接触しているが、図8に示す光電変換素子200のように、金属層80は絶縁層70から離間していてもよい。この場合、絶縁層70がなくても金属層80は透明導電層12に接触せず短絡を生じないため、絶縁層70は省略することが可能である。図8に示す光電変換素子200は以下のようにして製造することができる。
すなわちまず、電極基板10を用意し、第1実施形態と同様にして、電極基板10の透明導電層12の上に、絶縁層70及び酸化物半導体層30を形成する。
次に、酸化物半導体層30の厚さ方向に見た時に絶縁層70と重なり且つ酸化物半導体層30を包囲するように封止部形成体50Bを形成する。
続いて、第1実施形態と同様にして電極基板10の酸化物半導体層30の表面に色素を吸着させる。
次に、第1実施形態と同様にして、酸化物半導体層30の上に電解質40を配置する。こうして、図9に示す第3構造体210が得られる。
そして、図9に示すように、上述した第3構造体210と、上述した第2構造体90とを、第2構造体90における金属触媒層22の凸部23が、第3構造体210の電極基板10と対向するように重ね合わせる。続いて、第2構造体90の封止部形成体50A及び第3構造体210の封止部形成体50Bを加熱しながら溶融させ、封止部形成体50A及び封止部形成体50Bを封止部250とする。このとき、金属層80は絶縁層70から離間することになる。
なお、図8に示す光電変換素子200において、金属触媒層22と金属層80とが互いに接続されているが、金属触媒層22と金属層80とは互いに接続されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、光電変換素子100が1つの光電変換セル60で構成されているが、光電変換素子100は、光電変換セル60を複数備えていてもよい。
以下、本発明の内容を、実施例を挙げてより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
まず、ガラス上にFTOからなる透明導電層が形成された電極基板(商品名「TECa7」、ピルキントン社製)の上に、絶縁層形成用ガラスペースト(商品名「PLFOC−845B」、奥野製薬工業株式会社製)を、内側に49mm×49mmの開口を形成するようにスクリーン印刷で環状に塗布した後、上記開口に酸化物半導体層形成用ペースト(商品名「PST−21NR」、日揮触媒化成株式会社製)を塗布した。そして、絶縁層形成用ガラスペースト及び酸化物半導体層形成用ペーストを500℃で30分間加熱して焼結した。こうして、電極基板上に、酸化物半導体層及び絶縁層を形成した。このとき、酸化物半導体層の厚さは約9μmであった。
次に、上記の構造体を色素溶液中に16時間浸漬することにより、酸化物半導体層に色素を吸着させた。このとき、色素溶液としては、0.2mMのZ907色素溶液を用いた。
次に、上記構造体の酸化物半導体層の上に電解質を滴下した。電解質としては、メトキシプロピオニトリルからなる溶媒中に、ヨウ素を10mMとなるように溶解させたものを用いた。こうして第1構造体を得た。
一方、厚さ40μmのチタン箔を用意した。
次に、チタン箔に、50mm×50mmの開口を有し幅が2.0mmで厚さ35μmの環状の封止部形成体(商品名「Bynel 4164」、デュポン社製)を熱ラミネート法で接着させた(図2参照)。このとき、加熱温度は150℃、加熱時間は3分間とした。
次に、チタン箔を封止部形成体の厚さ方向に見た時に、チタン箔のうち封止部形成体の内側の部分と重ならず且つ封止部形成体全体を覆うように幅が4.0mmで厚さが0.05mmの環状のマスク部材を封止部形成体のうちチタン箔と反対側の面に接着させた(図3参照)。このとき、マスク部材としては、粘着フィルム(商品名「50AS」、オカモト社製)を用いた。
次に、チタン箔と、白金からなるスパッタターゲットの表面とを平行に配置してスパッタリングを行い、チタン箔のうち封止部形成体の内側の部分の上に白金からなる白金膜を形成した(図4参照)。
次に、チタン箔を、反時計回りに30°回転させ(図5参照)、スパッタターゲットの表面に対して傾斜させてスパッタリングを行い、封止部形成体の内周面のうちスパッタターゲットの表面に直交する方向から見た時に見えている内周面、及び、白金膜の上に、白金膜を堆積させた。
次に、チタン箔を、時計回りに30°回転させ(図6参照)、スパッタターゲットの表面に対して傾斜させてスパッタリングを行い、封止部形成体の内周面のうちスパッタターゲットの表面に直交する方向から見た時に見えている内周面、及び、白金膜の上に、白金膜を堆積させた。
そして、マスク部材を封止部形成体から剥離させた。
こうして、封止部形成体の内周面の全周にわたって白金からなる金属層が連続して形成され、チタン箔のうち封止部形成体の内側の部分全体に白金からなる金属触媒層が形成された。このとき、金属触媒層は、チタン箔と金属触媒層との界面から封止部形成体の厚さ方向に向かって突出する凸部を有していた。凸部は、具体的には、頂部と、金属触媒層をその厚さ方向に見た場合に頂部を包囲するように設けられる周縁部とを有しており、頂部と周縁部とを連結する連結面が頂部から周縁部に向かうにつれて低くなっていた。具体的にはチタン箔と金属触媒層との界面を基準にして、頂部の高さは25nmであり、周縁部の高さは5nmであった(表1参照)。また金属層の厚さは5nmであった。また、金属層と金属触媒層とは互いに接続されていた。こうして第2構造体を得た。
そして、真空度600Paの真空チャンバ内で、第1構造体と第2構造体とを金属触媒層の凸部が電極基板と対向するように重ね合わせた。続いて、板状の本体部に環状の突出部を設けてなる段付き熱型を用い、突出部の表面温度を200℃になるようにして、封止部形成体を加圧しながら加熱溶融し、封止部形成体を封止部とした。このとき、加圧はプレス推力を約1kNにして行った。また、封止部の厚さは30μmであった。
以上のようにして、1つの光電変換セルからなる光電変換素子を得た。
(実施例2)
金属層の厚さが25nmとなるようにしたこと以外は実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
(比較例1)
チタン箔のうち封止部形成体の内側に、金属触媒層をその厚さが均一に5nmとなるように形成したこと以外は実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
(比較例2)
チタン箔のうち封止部形成体の内側に、金属触媒層をその厚さが均一に5nmとなるように形成し、封止部形成体の内周面に金属層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
(比較例3)
金属触媒層を形成する際に、金属触媒層をその厚さが均一に25nmとなるように(すなわち周縁部の高さが25nmとなるように)したこと以外は実施例1と同様にして光電変換素子を作製した。
<光電変換特性の評価>
上記のようにして得られた実施例1〜2及び比較例1〜3の光電変換素子について、白色LED光源を用い、照度200ルクスの光を照射した状態でI−V測定を行い、最大出力Pmax(単位:mW)を初期のPmaxとして算出した。結果を表1に示す。
<耐久性の評価>
上記のようにして得られた実施例1〜2及び比較例1〜3の光電変換素子について、白色LED光源を用い、照度200ルクスの光を照射した状態でI−V測定を行い、最大出力Pmax(単位:mW)を算出した。そして、最大出力Pmaxの2500時間経過後の維持率を下記式に基づいて算出した。結果を表1に示す。
Pmaxの維持率=100×2500時間経過後のPmax/初期のPmax

Figure 2021072430
表1に示す結果より、実施例1〜2の光電変換素子のPmaxは、比較例1〜3の光電変換素子のPmaxより大きかった。
以上より、本発明の光電変換素子用電解質によれば、光電変換素子の光電変換特性を向上させることができることが確認された。
10…電極基板
20…対向基板
21…導電性基板
22…金属触媒層
23…凸部
23a…頂部
23b…周縁部
23c…連結面
30…酸化物半導体層
40…電解質
60…光電変換セル
70…絶縁層
80…金属層
100…光電変換素子

Claims (4)

  1. 光電変換セルを備え、
    前記光電変換セルが、
    電極基板と、
    前記電極基板に対向する対向基板と、
    前記電極基板に設けられる酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層に担持される色素と、
    前記電極基板と前記対向基板との間に設けられる電解質と、
    前記電解質を包囲するように設けられる封止部と、
    前記封止部の内周面に設けられる金属層とを備え、
    前記対向基板が、導電性基板と、前記導電性基板の前記電極基板側に設けられる金属触媒層とを有し、
    前記金属触媒層が、前記電極基板側に向かって突出する凸部を有し、
    前記凸部が、頂部と、前記金属触媒層をその厚さ方向に見た場合に前記頂部を包囲するように設けられる周縁部とを有し、
    前記頂部と前記周縁部とを連結する連結面の高さが、前記導電性基板と前記金属触媒層との界面を基準として、前記頂部から前記周縁部に向かうにつれて低くなっている、光電変換素子。
  2. 前記金属層と前記金属触媒層とが同一の金属で構成されている、請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記金属層と前記金属触媒層とが接続されている、請求項1又は2に記載の光電変換素子。
  4. 前記封止部と前記電極基板との間に絶縁層をさらに有し、
    前記電極基板が前記絶縁層に接触する透明導電層を有し、
    前記金属層が前記絶縁層に接触している、請求項3に記載の光電変換素子。
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