JP2021072080A - 演算装置及び演算方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の服飾品の組み合わせのパターンのユーザとの相性を提示することができる演算装置を提供する。【解決手段】演算装置1は、複数の服飾品の組み合わせのパターンに対するユーザ特性のマッチング度合を算出し、算出されたマッチング度合に基づいて1以上のパターンを提示させる。【選択図】図1

Description

本開示は、演算装置及び演算方法に関する。
衣服等の服飾物を選ぶ際、他の服飾品との組み合わせが考慮されることが多い。例えば特開2015−079362号公報(特許文献1)など、画像を用いて試着した状態を表示する技術が知られている。この技術を利用すると、表示画面で装着状態を確認することができる。
特開2015−079362号公報
しかしながら、服飾品は、服飾品間の相性のみならず、それを装着するユーザとの相性も重要である。そのため、専門家のアドバイスが欲しいという要望がある一方で、店舗などで実際にスタッフのアドバイスを求めるのは面倒であったり、心理的な負担であったりする場合もある。そこで、複数の服飾品の組み合わせのパターンのユーザとの相性に基づいてパターンを提示することができる演算装置を提供する。
ある実施の形態に従うと、演算装置は、複数の服飾品の組み合わせのパターンに対するユーザ特性のマッチング度合を算出し、算出されたマッチング度合に基づいて1以上のパターンを提示させる。
他の実施の形態に従うと、演算方法は、複数の服飾品の組み合わせのパターンを指定し、パターンに対するユーザ特性のマッチング度合を求めるための演算モデルを用いて、指定されたパターンに対するユーザのマッチング度合を算出する。
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
図1は、実施の形態に係るスタイル提案システム(以下、単にシステムと略する)の概略図である。 図2は、システムに含まれる演算装置の構成を表した概略図である。 図3は、演算装置の用いるパターンテーブルの具体例を示した図である。 図4は、演算装置での演算方法の一例を表したフローチャートである。 図5は、演算装置での演算の際に表示装置に表示される画面例である。 図6は、演算装置での演算の際に表示装置に表示される画面例である。 図7は、演算装置での演算の際に表示装置に表示される画面例である。 図8は、第2の実施の形態に係る演算装置の構成を表した概略図である。 図9は、第2の実施の形態に係る演算装置での演算方法の一例を表したフローチャートである。 図10は、演算装置での演算の際に表示装置に表示される画面例である。 図11は、第3の実施の形態に係る演算装置の構成を表した概略図である。 図12は、演算装置での演算の際に表示装置に表示される他の画面例である。
<1.演算装置及び演算方法の概要>
(1)本実施の形態に従う演算装置は、複数の服飾品の組み合わせのパターンに対するユーザ特性のマッチング度合を算出し、算出されたマッチング度合に基づいて1以上のパターンを提示させる。マッチング度合は、パターンがユーザに似合うパターンであるか否かを指標化したものであって、例えば、ポイントである。パターンに対するユーザのマッチング度合が算出されることで、ユーザにマッチング度合に基づいてパターンを提示することができる。
(2)好ましくは、マッチング度合を算出することは、演算モデルを用いて、パターンごとにユーザ特性のマッチング度合を算出することを含む。パターンごとのマッチング度合が算出されることで、ユーザに特定のパターンと当該ユーザとのマッチング度合に基づいてパターンを提示することができる。
(3)好ましくは、演算モデルは、複数パターンそれぞれについてマッチング度合を求めることができる。これにより、複数パターンについて算出されたユーザとのマッチング度合に基づいてパターンを提示することができる。
(4)好ましくは、マッチング度合を算出することは、複数パターンのうちのユーザが選択したパターンについてのマッチング度合を算出することを含む。これにより、ユーザの選択したパターンについて、そのユーザとのマッチング度合を提示することができる。
(5)好ましくは、マッチング度合を算出することは、複数パターンそれぞれについてのマッチング度合を算出することを含み、複数パターンそれぞれのマッチング度合に基づいて、複数パターンの中からユーザに提案するパターンを少なくとも1つ選択する。これにより、マッチング度合に基づいて選択されたパターンをユーザに提示することができる。
(6)好ましくは、演算装置は、複数の演算モデルの中から、1つの演算モデルを選択し、選択した演算モデルをマッチング度合の算出に用いる。これにより、選択された演算モデルで算出されたマッチング度合をユーザに提供することができる。
(7)好ましくは、演算モデルを選択することは、ユーザの選択操作に従って1つの演算モデルを選択することを含む。これにより、ユーザの選択した演算モデルで算出されたマッチング度合をユーザに提供することができる。
(8)好ましくは、ユーザの選択操作に従って1つの演算モデルを選択することは、複数の演算モデルそれぞれの特徴を、ユーザが選択可能なように提示し、提示に対する選択操作を受け付けることを含む。複数の演算モデルそれぞれの特徴が提示されることで、ユーザは、演算モデルを選択しやすくなる。
(9)好ましくは、演算モデルを選択することは、ユーザのユーザ特性に基づいて1つの演算モデルを選択することを含む。これにより、ユーザに適した演算モデルで算出されたマッチング度合をユーザに提供することができる。
(10)好ましくは、演算モデルは、パターンについてユーザ特性ごとのマッチング度合を規定する情報を含む。これにより、対象のユーザについて、演算モデルからユーザ属性に応じたマッチング度合を規定する情報を読み出すことでマッチング度合を提供することができる。
(11)好ましくは、演算モデルは、複数ユーザそれぞれについてユーザ属性ごとにパターンについて付与されたマッチング度合を機械学習することで、ユーザ属性を入力するとマッチング度合を出力する学習モデルである。これにより、対象のユーザについてのユーザ属性を入力することでそのユーザについてのマッチング度合をユーザに提供することができる。
(12)好ましくは、マッチング度合を算出することは、1以上のパターンからなるパターングループの特性に対するユーザ特性のマッチング度合を算出することを含み、パターンを提示させることは、マッチング度合に基づいて選択された1以上のパターングループを選択し、選択されたパターングループに属する1以上のパターンを提示させることを含む。パターンに対するユーザのマッチング度合が算出されることで、ユーザにマッチング度合に基づいてパターンを提示することができる。
(13)
好ましくは、服飾品及び/又はパターンを装着したモデルの画像を記憶する画像データベースと、モデルの画像を外部の表示装置に出力させる処理を実行するプロセッサと、を有し、モデルの画像は、服飾品単体ごと又はパターンごとに対応付けられた姿勢又は動作を行うものである。ユーザは、例えば、服飾品単体又はパターンに似合う姿勢又は動作を知ることができる。
(14)
好ましくは、服飾品単体ごと又はパターンごとに対応付けられたアドバイス情報を記憶するアドバイスデータベースと、アドバイス情報を外部の表示装置に出力させる処理を実行するプロセッサと、を有し、アドバイス情報は、服飾品単体ごと又は前記パターンごとに対応付けられたユーザの姿勢、動作、ヘアスタイル、及び、当該服飾品単体又は当該パターンとともに身に付ける他の服飾品の情報のうち少なくともいずれかの情報を含み、テキスト及び/又は音声である。ユーザは、例えば、服飾品単体又はパターンに似合う姿勢、動作、ヘアスタイル、又はともに身に付けることが好ましい他の服飾品を知ることができる。
(15)他の実施の形態に従う演算方法は、複数の服飾品の組み合わせのパターンを指定し、パターンに対するユーザ特性のマッチング度合を求めるための演算モデルを用いて、指定されたパターンに対するユーザのマッチング度合を算出する。この方法によると、パターンと当該ユーザとのマッチング度合に基づいてパターンを提示することができる。
<2.演算装置及び演算方法の例>
[第1の実施の形態]
図1を参照して、本実施の形態に従うスタイル提案システム(以下、単にシステムと略する)100は、演算装置1を含む。演算装置1は、パターンテーブル121を有する。パターンテーブル121は、複数の服飾品の組み合わせのパターンに対するユーザ特性のマッチング度合を求めるための演算モデルを1つ以上含む。服飾品は、例えば、衣服、靴、バッグ、アクセサリーなどである。パターンは、複数種類の服飾品の組み合わせを指す。服飾品が衣服である場合、パターンはいわゆるコーディネートとも呼ばれ、例えば、ジャケット、トップス、及び、ボトムの組み合わせ、などである。パターンテーブル121については後述する。
システム100は、さらに、表示装置5を含む。表示装置5は、ユーザが使用することが想定された表示装置であって、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、大型のディスプレイ、などである。大型のディスプレイは、例えば、等身大のディスプレイであって、家庭内や店舗などに設置されて姿見(ミラー)のように用いられるディスプレイが想定される。
演算装置1及び表示装置5は、インターネット等の通信網2に接続可能である。表示装置5は、ユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作に従う信号を演算装置1に送信する。演算装置1は、受信した信号に従って後述する算出処理を実行し、算出結果に基づくデータを表示装置5に送信する。
図2を参照して、演算装置1は、プロセッサ11とメモリ12とを有するコンピュータで構成される。メモリ12は、一次記憶装置であってもよいし、二次記憶装置であってもよい。演算装置1は、通信網2にアクセスするための通信装置13をさらに有する。
メモリ12は、パターンテーブル121と、ユーザデータベース(以下、DB)122とを有する。好ましくは、メモリ12は、さらに、画像DB123を有する。また、メモリ12は、プロセッサ11によって実行されるプログラム124を記憶している。
ユーザDB122は、ユーザ情報を登録しているデータベースである。ユーザ情報は、パターンに対するマッチング度合を算出するために用いるユーザの属性を含む。ユーザの属性は、例えば、性別、年齢帯、体形、顔の形(顔型)、肌色、などである。ユーザ情報は、ユーザごとに、ユーザ名などのユーザの識別情報に関連付けてユーザDB122に登録される。
また、ユーザ情報は、ユーザに関連付けられた表示装置5の識別情報を含む。ユーザに関連付けられた表示装置5は、例えば、そのユーザの所有する表示装置5である。これにより、表示装置5からの信号に基づいて、その表示装置5のユーザを特定することができる。
パターンテーブル121は、パターンのユーザに対するマッチング度合を規定するテーブルである。マッチング度合は、そのパターンがユーザに似合うパターンであるか否かを指標化したものであって、例えば、ポイントである。ポイントは、例えば、100点が似合う状態を表し、0点が似合わない状態を表すとした点数である。
具体的には、図3を参照して、パターンテーブル121は、パターンに対して、ユーザ属性ごとにポイントを規定する、演算モデルを含む。すなわち、図3の例の第1列目では、パターンP1について、性別「F」、年齢帯「20〜30」、体形「S」、顔型「丸」、及び、肌色「色白」のユーザ属性についてポイント「95」を規定し、第2列目では、性別「F」、年齢帯「20〜30」、体形「S」、顔型「丸」、及び、肌色「褐色」のユーザ属性についてポイント「60」を規定している。つまり、パターンテーブル121は、同一のパターンP1について、ユーザ属性ごとにポイントを規定する演算モデルを含む。この演算モデルを用いることにより、パターンP1について、ユーザ属性ごとにマッチング度合が得られる。
ユーザ属性ごとのポイントは、例えば、スタイリストなどのマッチング度合を判定できる人によって決定された値であってよい。その場合、演算モデルはそのスタイリストのスタイリングのポリシーを表したものになる。つまり、1つの演算モデルはその一人のスタイリストに対応したものとなっている。以降の説明において、演算モデルとスタイリストとが対応付けられていることは、演算モデルがスタイリストによって決定されたポイントをマッチング度合として規定するものであることを意味している。
好ましくは、パターンテーブル121に含まれる1つの演算モデルは、図3に示されるように、複数のパターンP1,P2,…について、それぞれ、ユーザ属性ごとにポイントを規定している。この演算モデルを用いることにより、複数パターンP1,P2,…それぞれについて、ユーザ属性ごとにマッチング度合が得られる。演算モデルがスタイリストと対応したものである場合、複数のパターンP1,P2,…それぞれのユーザ属性ごとにポイントは、同一のスタイリストによって複数のパターンP1,P2,…それぞれに対して決定された値である。
好ましくは、パターンテーブル121は、図3に示されるように、演算モデルを複数含む。すなわち、パターンテーブル121は、パターンP1,P2,…についてのユーザ属性ごとにマッチング度合を規定する演算モデルを、複数含む。
演算モデルとスタイリストとが対応している場合、複数の演算モデルは、それぞれ異なるスタイリストによって決定された値をマッチング度合として規定したものである。そのような場合を想定して、図3の例では、複数の演算モデルそれぞれに「スタイリストA」、「スタイリストB」、「スタイリストC」…のタイトルが付されている。これは、複数の演算モデルがそれぞれ、「A」「B」「C」…で識別されるスタイリストに対応していることを意味している。つまり、パターンテーブル121は、複数スタイリストそれぞれに対応した複数の演算モデルを含んでいるものとされている。
従って、演算モデルは、1又は複数のパターンのグループについて、適したユーザ属性の傾向を規定したものであって、各スタイリストの特性、つまり、各スタイリストの設定した1以上のパターンからなるパターングループの特性を表しているとも言える。
画像DB123は、マッチング度合の算出に用いることが可能なパターンを構成する複数の服飾品の画像を登録しているデータベースである。画像DB123には、例えば、ジャケットの画像、トップスの画像、ボトムの画像、靴の画像、などが登録されている。これにより、パターンやパターンを構成する各服飾品を画像でユーザに提示することができる。そのため、ユーザは実物をイメージしやすくなる。
なお、画像は、服飾品単体の画像であってもよいし、服飾品を装着したモデルの画像であってもよい。また、モデルの画像は、後述するように、ユーザの顔画像と併せて表示して試着状態とするために、モデルの首から下、つまり、顔領域を除く画像であってもよい。また、画像は静止画であっても動画であってもよい。
好ましくは、画像DB123には、同一の服飾品についてサイズに応じて異なる画像が登録されている。これにより、パターンやパターンを構成する各服飾品をサイズに応じた画像でユーザに提示することができる。そのため、ユーザは、例えば自身のサイズに応じた服飾品をイメージしやすくなる。
好ましくは、画像DB123には、ユーザの画像が登録されている。ユーザの画像は、ユーザの全身画像のうちの少なくとも一部の画像であってもよい。一部の画像は、例えば顔画像である。これにより、パターンとユーザの画像とを合成したり同時に表示したりする提示を表示装置5に行わせることが可能になる。その結果、ユーザは、例えば自身が服飾品を装着した、つまり、試着状態を画像で確認することができ、試着状態をイメージしやすくなる。
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されているプログラム124を実行することによって属性抽出処理111を実行する。属性抽出処理111は、通信装置13が受信した表示装置5からのデータに含まれるユーザの識別情報に基づいて、ユーザDB122からそのユーザのユーザ属性を抽出する処理である。ユーザ属性が抽出されることで、後述の算出処理113での演算にユーザ属性を用いることができる。
プロセッサ11は、プログラム124を実行することによって第1提示処理112を実行する。第1提示処理112は、パターンテーブル121に含まれる複数の演算モデルを、ユーザが選択可能な選択肢として表示装置5に表示させる処理である。
第1提示処理112は、演算モデルごとに、その演算モデルの選択肢として提示するための提示情報を予め記憶しておく。提示情報は、例えば、演算モデルに対応したスタイリストの名前などの演算モデルの識別情報である。好ましくは、提示情報は、スタイリスト名に加えて、演算モデルの特徴を表す情報である。演算モデルの特徴は、例えば、対象とするユーザの属性である。また、演算モデルに対応したスタイリストの特徴であってもよい。スタイリストの特徴は、例えば、スタイリングの対象となるユーザの属性、スタイリングのポリシー、得意とするスタイリング、活躍する雑誌などの媒体、スタイリングを手掛けた有名人、などである。
第1提示処理112は、パターンテーブル121に含まれる複数の演算モデルそれぞれの提示情報を通信装置13に渡し、演算モデルの選択肢として表示させる制御信号とともに表示装置5に送信させることを含む。これにより、表示装置5に複数の演算モデルの選択肢が表示される。その際に、上記のような演算モデルの特徴が表示されることによって、ユーザは、演算モデルを選択しやすくなる。
好ましくは、第1提示処理112は、スタイリスト選択処理117を含む。スタイリスト選択処理117は、パターンテーブル121に含まれる複数の演算モデルのうちから1以上の演算モデルを表示装置5で提示する候補として選択する処理である。スタイリスト選択処理117では、一例として、演算モデルの登録日時や、季節などの、表示装置5のユーザに関わらない情報に基づいて演算モデルが選択されてもよい。また、他の例として、表示装置5のユーザの性別や年齢帯などのユーザの属性に応じて演算モデルが選択されてもよい。
このように演算モデルが選択されることで、表示装置5では、パターンテーブル121に含まれる複数の演算モデルのすべてではなく、選択された演算モデルが選択肢として表示されることになる。すなわち、表示装置5に選択肢として表示される演算モデルの数を抑えることができる。それにより、ユーザは、処理に用いる演算モデルを選択しやすくなる。
また、ユーザの性別や年齢帯などの属性に応じて演算モデルが選択されることで、ユーザは、自分の属性に適した演算モデルの中から処理に用いる演算モデルを選択することができる。その結果、効率的にマッチング度合を得ることができる。
なお、スタイリスト選択処理117は、パターンテーブル121に含まれる複数の演算モデルのうちから1つの演算モデルを選択してもよい。この場合、表示装置5には推奨する演算モデルが提示されることになり、その演算モデルを用いて演算を行うか否かの選択となる。これにより、ユーザは、演算モデルの選択を行う手間なく効率的にマッチング度合を得ることができる。
プロセッサ11は、プログラム124を実行することによって算出処理113を実行する。算出処理113は、特定のパターンに対する、表示装置5のユーザのマッチング度合を算出する処理である。特定のパターンは、例えば、通信装置13が受信した表示装置5からのデータによって指定されるパターンである。また、特定のパターンは、予め規定されているパターンであってもよい。
算出処理113は、テーブル選択処理114を含む。テーブル選択処理114は、通信装置13が表示装置5から受信した、第1提示処理112によって表示装置5に表示された選択肢のうちの選択結果を示すデータに基づいて、算出処理113に用いる演算モデルをパターンテーブル121から選択する処理である。図3の例において、「スタイリストA」が選択された場合、テーブル選択処理114では、パターンテーブル121から「スタイリストA」が付された演算モデルが選択される。これにより、算出処理113で選択された演算モデルを用いることができる。
算出処理113は、選択された演算モデルにおいて、特定のパターンについて各属性に対して規定されているポイントのうち、属性抽出処理111で抽出された属性に応じたポイントを読み出すことを含む。これにより、表示装置5のユーザについて特定のパターンに対するマッチング度合を示すポイントが得られる。
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されているプログラム124を実行することによって第2提示処理115Aを実行する。第2提示処理115Aは、特定のパターンのマッチング度合を表示装置5に表示させる処理である。
マッチング度合の表示は、マッチング度合そのものの表示であってもよいし、マッチング度合そのものに替えて、又は、加えて、マッチング度合に基づく表示であってもよい。マッチング度合に基づく表示は、マッチング度合に応じて予め規定されているテキストや画像などである。
第2提示処理115Aは、算出処理113で算出されたマッチング度合を示すポイントを通信装置13に渡し、表示を指示する制御信号とともに表示装置5に送信させることを含む。これにより、表示装置5に特定のパターンについてのマッチング度合が表示される。その結果、表示装置5のユーザは、特定のパターンが自身に似合うか否かを知ることができる。
好ましくは、第2提示処理115Aは、特定のパターンを構成する各服飾品を表す画像データ、又は、特定のパターンそのものを表す画像データを画像DB123から抽出して通信装置13に渡し、表示を指示する制御信号とともに表示装置5に送信させることを含む。これにより、表示装置5に特定のパターンの画像が表示される。その結果、表示装置5のユーザは、特定のパターンを画像で確認することができる。
より好ましくは、第2提示処理115Aは、さらに、表示装置5のユーザの画像データを画像DB123から抽出して、ユーザの画像データと特定のパターンを表す画像データとを合わせた試着画像を表示装置5に表示させてもよい。試着画像は、ユーザの画像の少なくとも一部、例えば、ユーザの顔画像と特定のパターンを表す画像とを合成した画像であってもよいし、並べて、又は、重ねて表示する画像であってもよい。また、少なくとも特定のパターンを表す画像が動画である場合、試着画像は動画であってもよい。これにより、表示装置5に試着画像が表示される。その結果、表示装置5のユーザは、特定のパターンを装着した状態、つまり、試着状態を画像で確認することができる。
プロセッサ11は、プログラム124を実行することによって、さらに、購入処理116を実行してもよい。購入処理116は、指定された物品を購入するために必要な処理を指す。一例として、購入処理116は、表示装置5から特定のパターンを構成する各服飾品について購入の指示を受け付けると、服飾品ごとに販売用のサイトを表示装置5に表示させる処理であってもよい。又は、購入処理116は、服飾品ごとに販売する処理であってもよい。又は、購入処理116は、特定のパターンを構成するすべての服飾品について、一括して購入する処理であってもよい。
図1を参照して、表示装置5は、ディスプレイ54とプロセッサ51とメモリ52とを有する。メモリ52は、一次記憶装置であってもよいし、二次記憶装置であってもよい。メモリ52は、プロセッサ51によって実行されるプログラムを記憶している。表示装置5は、通信網2にアクセスするための通信装置53をさらに有する。
プロセッサ51は、メモリ52に記憶されているプログラムを実行することによって、演算装置1から送信される制御信号に従う処理を実行する。具体的には、演算装置1から送信される制御信号に従って、送信されたデータに基づく画面をディスプレイ54に表示する。画面は、特定のパターンを指定するための画面や、演算に用いる演算モデルを選択するための画面や、算出されたマッチング度合を表示する画面、などである。各画面については後述する。
プロセッサ51は、上記プログラムを実行することで、これら画面において受け付けたユーザ操作に従う操作信号に基づいた信号を、通信網2を介して演算装置1に送信する。これにより、演算装置1のプロセッサ11は上記の処理を実行する。
演算装置1のプロセッサ11では、図4に示された演算方法にてユーザのマッチング度合を算出する。また、その演算の際に、図5〜図7に示される画面を表示装置5に表示させる。なお、図4に示された演算方法に従う処理は、表示装置5のディスプレイ54に表示された図5の選択画面541においてユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作に従う操作信号が表示装置5から入力されることによって開始される。
図5を参照して、表示装置5のディスプレイ54に表示される選択画面541は、パターンを構成する服飾品の種類ごとに選択する領域542〜領域544と、パターンを特定して演算の開始を指示するボタン545と、を含む。領域542〜領域544は、具体的に、ジャケットの選択肢を表示して、その中から1つのジャケットを選択するための領域542、トップスの選択肢を表示して、その中から1つのトップスを選択するための領域543、及び、ボトムの選択肢を表示して、その中から1つのボトムを選択するための領域544、である。
表示装置5のプロセッサ51は、選択画面541においてボタン545がタッチされると、その時点で領域542〜領域544での選択によって特定されるパターンを特定するとともに、演算処理の開始を指示する信号を演算装置1に送信する。これにより、図4の処理が開始される。
図4を参照して、演算装置1のプロセッサ11は、ユーザDB122を参照して表示装置5から受信した上記の信号から表示装置5のユーザを特定し、ユーザDB122からそのユーザの属性を抽出する(ステップS101)。また、プロセッサ11は、表示装置5から受信した上記の信号から、マッチング度合を算出する対象となる特定のパターンを特定する(ステップS103)。
次に、プロセッサ11は、表示装置5に演算モデルの選択肢を提示する処理を実行する。すなわち、プロセッサ11は、表示装置5に演算モデルの選択肢として表示させる演算モデルを選択し(ステップS105)、通信装置13に、選択した演算モデルを選択肢として表示させるためのデータを表示装置5に送信させる(ステップS107)。なお、図3の例では演算モデルはスタイリストに対応付けられたものとしており、図4では一例として、スタイリストを選択してそのスタイリストを特定するデータを表示装置5に送信させるものとしている。
ステップS107で通信装置13によって送信されたデータを受信した表示装置5では、ディスプレイ54に図6のような選択画面551が表示される。すなわち、図6を参照して、選択画面551は、複数の演算モデルそれぞれの選択肢であるスタイリストを選択するためのボタン552と、選択の決定を指示するボタン554と、を含む。このボタン552をタッチすることで、ユーザは、用いる演算モデルとして希望するスタイリストを選択することができる。
好ましくは、選択画面551は、図6に示されるように、演算モデルごとにその特徴を表示する領域553を有する。領域553の情報は、ステップS107で送信されたデータに基づいて表示される。図6の例では、スタイリストごとに、スタイリング対象となるユーザの属性、スタイリングを手掛けた有名人、及び、活躍する雑誌などの媒体が特徴として示されている。これにより、ユーザは演算モデルを選択しやすくなる。
表示装置5のプロセッサ51は、選択画面551においてボタン554がタッチされると、その時点でボタン552によって選択された演算モデルを特定する信号を演算装置1に送信する。これにより、図4のステップS109以降の処理が行われる。
すなわち、図4を参照して、演算装置1のプロセッサ11は、表示装置5から上記の信号を受信すると(ステップS109でYES)、演算処理に用いる演算モデルをパターンテーブル121から選択する(ステップS113)。なお、上記の信号が表示装置5から所定時間入力されない場合、プロセッサ11は、予めデフォルト設定されている演算モデルを選択してもよい(ステップS111)。又は、以降の処理を行わずに一連の処理を終了してもよい。
プロセッサ11は、選択された演算モデルとステップS101で抽出したユーザの属性とを用いて、そのユーザに対するステップS103で特定されたパターンのマッチング度合を算出する(ステップS115)。そして、プロセッサ11は、通信装置13に、算出結果を表示装置5に送信させる(ステップS117)。好ましくは、プロセッサ11は、さらに、試着画像を生成し(ステップS119)、通信装置13に表示装置5に送信させる(ステップS121)。
ステップS117及びステップS121で通信装置13によって送信されたデータを受信した表示装置5では、ディスプレイ54に図7のような提示画面561が表示される。すなわち、図7を参照して、提示画面561は、マッチング度合を表示する領域562を含み、ステップS117で送信されたマッチング度合を表示する。なお、上記したように、マッチング度合そのものに替えて、又は、加えて、マッチング度合に応じて予め規定されているテキストや画像などが表示されてもよい。すなわち、マッチング度合を表すポイントの表示は必須ではない。これは、以降の例でも同様である。
これにより、表示装置5のユーザは、特定のパターンについて、自身へのマッチング度合、つまり、自分に似合うか否かを知ることができる。さらに、その際に、好みのスタイリストによる自分に似合うかどうかの判断結果を知ることができる。
好ましくは、提示画面561は、試着画像を表示する領域563を含み、ステップS121で送信された試着画像を表示する。これにより、表示装置5のユーザは、特定のパターンを視覚的に確認することができる。また、実際に試着しなくても試着状態を視覚的に確認することができる。また、試着画像がマッチング度合とともに表示されることで、自分に似合うパターン、又は、似合わないパターンを視覚的に確認することもできる。
好ましくは、提示画面561は、マッチング度合が算出された特定のパターンを構成する各服飾品についての購入指示を受け付けるためのボタン564をさらに含む。ボタン564は、特定のパターンを構成する服飾品ごとにあってもよい。この場合、表示装置5のプロセッサ51は、ボタン564によって指示された服飾品ごとに、演算装置1に対して購入処理を指示する。演算装置1のプロセッサ11は、表示装置5から上記の指示を受け付けると(ステップS123でYES)、購入処理を実行する(ステップS125)。
これにより、表示装置5のユーザは、特定のパターンを構成する服飾品を容易に購入できる。たとえば、特定のパターンを構成する服飾品が同一の販売元の商品でない場合、通常は、各販売元の販売用サイトを調べて購入手続きを行う必要がある。これに対して、提示画面561にボタン564が設けられることによって、ユーザは提示画面561から各服飾品の購入処理を行うことができ、利便性が格段に高まる。
好ましくは、提示画面561は、個別のボタン564に替えて、又は、加えて、図7に示されたように特定のパターンを構成する複数の服飾品すべてを一括して購入する指示を受け付けるためのボタン565をさらに含んでもよい。この場合、表示装置5のプロセッサ51は、演算装置1に対して複数の服飾品すべてについての購入処理を指示する。これにより、ユーザは服飾品ごとに購入処理を指示する必要がなくなり、利便性が格段に高まる。
通常の通信販売で服飾品を購入する場合、ユーザは表示画面を見て自分で似合うか否かを判断した上で購入する。そのため、購入後に実際に装着してから似合わないと感じる場合もあり得る。この場合、購入した服飾品が使用されなかったり、購入元に返品されたりする場合もあり得る。この点、本システム100では、算出されたマッチング度合に基づいて、特に、所望するスタイリストによるマッチング度合に基づいて購入を判断することができるため、購入後にユーザが似合わないと感じる可能性を低減できる。これにより、販売元に対する顧客の満足度の向上にも貢献し得る。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係るシステム100は、マッチング度合の算出に用いる演算モデルを選択せず、複数パターンそれぞれについて、各演算モデルを用いて算出されたマッチング度合に基づいて、複数パターンの中から少なくとも1つのパターンをユーザに提示する。そのため、第2の実施の形態に係る演算装置1のプロセッサ11は、図2に示された第1提示処理112を実行しない。図8に示されるように、プログラム124を実行することによってパターン選択処理118をさらに実行する。その他、図2に示された各処理と同じ参照符号が付された処理については、第1の実施の形態に係る演算装置1のプロセッサ11での処理と同じである。
第2の実施の形態では、算出処理113において、特定のパターンとして複数パターンそれぞれについてのマッチング度合が算出される。同一のパターンについて複数の演算モデルにて演算方法が規定されている場合には、それら複数の演算モデルを用いて複数のマッチング度合が算出されてもよい。複数パターンは予め設定されたものであってもよいし、記憶しているすべてのパターンのうちの、ユーザ属性に応じたパターンであってもよい。ユーザ属性に応じたパターンは、例えば、ユーザの年齢に応じたパターン、ユーザの年齢帯に応じたパターン、などである。
パターン選択処理118は、複数パターンそれぞれのマッチング度合に基づいて、予め規定された選択基準に従って、複数パターンの中から少なくとも1つのパターンを選択する処理である。同一のパターンについて複数のマッチング度合が算出されている場合には、最も高いマッチング度合、最も低いマッチング度合、など、いずれかのマッチング度合を用いてもよい。選択基準は、一例として、ユーザに似合うとされるマッチング度合である。例えば、マッチング度合が最も高いものや、マッチング度合が予め規定された閾値以上のもの、などである。
この場合の第2提示処理115Bは、パターン選択処理118によって選択された1以上のパターンのマッチング度合を表示装置5に表示させる処理である。第2提示処理115Bは、選択された1以上のパターンのマッチング度合を示すポイントを通信装置13に渡し、表示を指示する制御信号とともに表示装置5に送信させることを含む。これにより、表示装置5には、パターン選択処理118によって選択されたパターン、つまり、ユーザに似合うと判定された1以上のパターンが表示される。その結果、ユーザは、自分に似合うパターンを知ることができる。
なお、パターン選択処理118での選択基準は、他の例として、ユーザに似合わないとされるマッチング度合であってもよい。例えば、マッチング度合が最も低いものや、マッチング度合が予め規定された閾値以下のもの、などであってもよい。この場合、表示装置5には、ユーザに似合わないと判定された1以上のパターンが表示される。その結果、ユーザは、自分に似合わないパターンを知ることができる。
第2の実施の形態に係る演算装置1のプロセッサ11では、図9に示された演算方法にてユーザのマッチング度合を算出し、ユーザに提示するパターンを決定する。なお、図9のステップS201は、図4のステップS101と同じである。図9の演算方法では、図4のステップS103で行われたマッチング度合を算出するパターンを特定する処理が行われず、予め規定された複数のパターンがマッチング度合を算出するパターンとされる。また、図4のステップS105〜S113で行われた演算テーブルを特定するための処理が行われず、マッチング度合の算出には、登録されているすべての演算テーブル、又は、そのうちの規定された演算テーブルが用いられる。
第2の実施の形態における演算方法では、ステップS215で複数パターンについてマッチング度合を算出すると、プロセッサ11は、算出したマッチング度合を用いてユーザに提示する1以上のパターンを選択し(ステップS216)、選択したパターンをマッチング度合の算出結果とともに表示装置5に送信させる(ステップS217)。なお、以降、ステップS219〜S225では、図4のステップS119〜S125と同じ処理が行われる。
ステップS217で通信装置13によって送信されたデータを受信した表示装置5では、ディスプレイ54に図10のような提示画面571が表示される。図10は、ユーザに似合うと判定されるマッチング度合のパターンを1つのみ提示する画面であり、似合う1つのパターンをユーザに推薦する画面と言える。すなわち、提示画面571は、ユーザに推薦するパターンであることを表示する領域576を含む。図10の例では、領域576に「あなたに似合うコーディネート」と表記されて、推薦するパターンであることが示されている。以降、領域572,573は図7の領域562,563、ボタン574,575は図7のボタン564,565と同じである。
これにより、表示装置5のユーザは、複数パターンの中から、自身へのマッチング度合が高いもの、つまり、自分に似合うパターンを知ることができる。さらに、その際に、好みのスタイリストによる自分に似合うかどうかの判断に基づいた似合うパターンを知ることができる。
なお、上記のように、ユーザに似合わないパターンが選択される場合、提示画面571では、表示装置5のユーザに似合わないパターンが表示される。これにより、ユーザは、複数パターンの中から、自分には似合わないパターンを知ることができる。
他の例として、図12に示された提示画面581のように、表示装置5に複数のパターンが表示されてもよい。図12の画面例では、領域582に、算出されたマッチング度合が所定の条件を満たす複数のパターンが表示される。所定の条件は、例えば、マッチング度合が予め設定された閾値以上、などである。これにより、所定の程度以上、似合うと判定される複数のパターンが提示されることになる。
服飾品の画像が上記のように、当該服飾品を装着したモデルの首から下の画像である場合、領域582でのパターンの表示は、一例として、ユーザの顔画像とモデルの首から下の画像との組み合せであってもよい。また、他の例として、ユーザの顔画像との組み合せを行うことなく、モデルの首から下の画像のみであってもよい。この場合、領域582の表示の中から選択された画像について、さらに、ユーザの顔画像と組み合せて表示されてもよい。なお、これら画像は、静止画であっても動画であってもよい。
この場合、ユーザは、領域582に表示された複数のパターンの中から1以上のパターンを選択してもよい。図12の画面例では、領域583に、例えば、選択されたパターンについてマッチング度合の算出に用いた演算モデルや演算モデルに該当するスタイリストに関する情報などが表示される。その他、各服飾品の情報や試着画像などが表示されるようにしてもよい。また、図12の画面例には、選択されたパターンについて購入用のサイトの表示を指示するボタン584が表示されてもよい。
他の例として、上記されたパターンごとのマッチング度合を算出する方法と同様にして、演算モデルごとにユーザ属性についてのマッチング度合が算出されてもよい。演算モデルは、上記したように、パターングループの特性を表したものとも言える。従って、演算モデルに対するユーザ属性についてのマッチング度合を算出することは、パターングループの特性に対するユーザ属性のマッチング度合を算出することに相当する。
この場合、演算装置1のメモリ12は、パターンテーブル121に替えて、各算出モデルについての、ユーザ属性ごとにポイントを規定するテーブルを有する。プロセッサ11は、上記のパターンごとのユーザ属性のマッチング度合を算出する処理と同様にして、演算モデルごとのマッチング度合を算出する。
プロセッサ11は、算出されたマッチング度合が所定の条件を満たす演算モデルを選択する。演算モデルがスタイリストに対応している場合、これにより、ユーザに適したスタイリストが選択されることになる。
この場合、図12に示された提示画面581と同様に、選択された演算モデルによってポイントが規定されている1以上のパターンが表示されてもよい。演算モデルがスタイリストに対応している場合、ユーザに適したスタイリストが組み合わせを決定してユーザ属性ごとにポイントを規定した、複数のパターンが提示されることになる。さらに、このとき、複数のパターンについてユーザ属性のマッチング度合が算出され、マッチング度合とともに、又は、そのスタイリストによる複数のパターンのうちの、マッチング度合が閾値以上のパターンが提示されてもよい。
[第3の実施の形態]
ユーザ属性からマッチング度合を求める演算モデルはパターンテーブル121で例示されたテーブル状のデータに限定されない。他の例として、学習モデルであってもよい。そこで、演算装置1の他の例として、第3の実施の形態に係る演算装置1は、メモリ12には、図2のパターンテーブル121に替えて、図11に示されるようにモデル125が記憶されている。
モデル125は、各パターンについて、ユーザの属性が入力されたことに応答してそのパターンに対するマッチング度合を示すポイントを出力するよう予め機械学習により学習されている。モデル125は、例えば、複数ユーザそれぞれの属性を表す値、及び、パターンごとにスタイリストによって決定されたマッチング度合を示すポイントの組み合わせを教師データとして機械学習されたものである。これにより、モデル125にユーザ属性を入力すると、そのスタイリストによって決定されたマッチング度合を示すポイントが出力されるようになる。
この場合、プロセッサ11は、算出処理113において、ユーザDB122から読み出した表示装置5のユーザの属性をモデル125の特定のパターンに該当するモデルに入力することで、モデル125からの出力値としてマッチング度合を得る。
モデル125を複数スタイリストそれぞれについて用意しておくことで、第1の実施の形態や第2の実施の形態に係るシステム100と同様に、複数スタイリストの中から表示装置5のユーザが選択したスタイリストに対応したマッチング度合を得ることができる。
[第4の実施の形態]
画像DB123に登録された、服飾品単体又はパターンを構成する複数の服飾品を装着したモデルの画像は、当該服飾品単体ごと又は当該パターンごとに対応付けられた姿勢(ポージング)又は動作(仕草又は立居振舞い)を行うものであることが好ましい。ここで言う対応付けられた姿勢又は動作とは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合うとされる姿勢又は動作を意味することが好ましい。画像DB123に登録されたモデル画像は、例えば、プロセッサ11が第2提示処理115Aを実行することにより、表示装置5のディスプレイ54に静止画又は動画として表示させることができる。静止画又は動画は、撮像されたモデルの実画像、及びCGなどによるモデルのバーチャル画像を含む。
モデルの画像が静止画の場合は、ユーザは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合う姿勢を知ることができ、モデルの画像が動画の場合は、ユーザは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合う姿勢及び動作を知ることができる。なお、前述した例では、対応付けられた姿勢又は動作を、似合うとされる姿勢又は動作を意味するものとしたが、似合わないとされる姿勢又は動作を意味するものとしてもよい。この場合、ユーザは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合わない姿勢又は動作を知ることができる。
演算装置1のメモリ12は、図示しないアドバイスデータベース(以下、アドバイスDB)を有していることが好ましい。アドバイスDBには、服飾品単体ごと又はパターンごとに対応付けられたアドバイス情報が記憶されている。アドバイス情報は、当該服飾品単体ごと又は当該パターンごとに対応付けられたテキスト及び/又は音声とすることができる。ここで言う対応付けられたアドバイス情報とは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合うとされるユーザの姿勢(ポージング)、ユーザの動作(仕草又は立居振舞い)、ユーザのヘアスタイル(髪型や髪の色)、及び、当該服飾品単体又は当該パターンとともに身に付けることが好ましい他の服飾品などの情報であることが好ましく、これらのうちの少なくともいずれかの情報を含む。
アドバイス情報は、例えば、プロセッサ11が第2提示処理115Aを実行することにより、表示装置5から出力される。アドバイス情報がテキストの場合、表示装置5のディスプレイ54に文字として表示され、アドバイス情報が音声である場合、表示装置5の図示しないスピーカから音声として出力される。このように構成することにより、ユーザは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合う各種情報を知ることができる。なお、前述した例では、対応付けられたアドバイス情報を、似合うとされる各種情報を意味するものとしたが、似合わないとされる各種情報を意味するものとしてもよい。この場合、ユーザは、当該服飾品単体又は当該パターンに似合わない各種情報を知ることができる。
<3.付記>
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
1 :演算装置
2 :通信網
5 :表示装置
11 :プロセッサ
12 :メモリ
13 :通信装置
51 :プロセッサ
52 :メモリ
53 :通信装置
54 :ディスプレイ
100 :システム
111 :属性抽出処理
112 :第1提示処理
113 :算出処理
114 :テーブル選択処理
115A :第2提示処理
115B :第2提示処理
116 :購入処理
117 :スタイリスト選択処理
118 :パターン選択処理
121 :パターンテーブル
122 :ユーザDB
123 :画像DB
124 :プログラム
125 :モデル
541 :選択画面
542 :領域
543 :領域
544 :領域
545 :ボタン
551 :選択画面
552 :ボタン
553 :領域
554 :ボタン
561 :提示画面
562 :領域
563 :領域
564 :ボタン
565 :ボタン
571 :提示画面
572 :領域
573 :領域
574 :ボタン
575 :ボタン
576 :領域
581 :提示画面
582 :領域
583 :領域
584 :ボタン

Claims (15)

  1. 複数の服飾品の組み合わせのパターンに対するユーザ特性のマッチング度合を、算出し、
    算出された前記マッチング度合に基づいて1以上のパターンを提示させる
    演算装置。
  2. 前記マッチング度合を算出することは、演算モデルを用いて、パターンごとに前記ユーザ特性のマッチング度合を算出することを含む
    請求項1に記載の演算装置。
  3. 前記演算モデルは、複数パターンそれぞれについて前記マッチング度合を求めることができる
    請求項2に記載の演算装置。
  4. 前記マッチング度合を算出することは、前記複数パターンのうちの前記ユーザが選択したパターンについての前記マッチング度合を算出することを含む
    請求項3に記載の演算装置。
  5. 前記マッチング度合を算出することは、前記複数パターンそれぞれについての前記マッチング度合を算出することを含み、
    前記複数パターンそれぞれの前記マッチング度合に基づいて、前記複数パターンの中から前記ユーザに提案するパターンを少なくとも1つ選択する
    請求項3に記載の演算装置。
  6. 複数の前記演算モデルの中から、1つの演算モデルを選択し、
    選択した前記演算モデルを前記マッチング度合の算出に用いる
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の演算装置。
  7. 前記演算モデルを選択することは、前記ユーザの選択操作に従って前記1つの演算モデルを選択することを含む
    請求項6に記載の演算装置。
  8. 前記ユーザの選択操作に従って前記1つの演算モデルを選択することは、前記複数の演算モデルそれぞれの特徴を、前記ユーザが選択可能なように提示し、前記提示に対する前記選択操作を受け付けることを含む
    請求項7に記載の演算装置。
  9. 前記演算モデルを選択することは、前記ユーザのユーザ特性に基づいて前記1つの演算モデルを選択することを含む
    請求項6に記載の演算装置。
  10. 前記演算モデルは、前記パターンについて前記ユーザ特性ごとの前記マッチング度合を規定する情報を含む
    請求項2〜9のいずれか一項に記載の演算装置。
  11. 前記演算モデルは、複数ユーザそれぞれについてユーザ属性ごとに前記パターンについて付与された前記マッチング度合を機械学習することで、前記ユーザ属性を入力すると前記マッチング度合を出力する学習モデルである
    請求項2〜9のいずれか一項に記載の演算装置。
  12. 前記マッチング度合を算出することは、1以上のパターンからなるパターングループの特性に対する前記ユーザ特性のマッチング度合を算出することを含み、
    前記パターンを提示させることは、前記マッチング度合に基づいて選択された1以上の前記パターングループを選択し、選択された前記パターングループに属する1以上のパターンを提示させることを含む
    請求項1に記載の演算装置。
  13. 前記服飾品及び/又は前記パターンを装着したモデルの画像を記憶する画像データベースと、
    前記モデルの画像を外部の表示装置に出力させる処理を実行するプロセッサと、
    を有し、
    前記モデルの画像は、前記服飾品単体ごと又は前記パターンごとに対応付けられた姿勢又は動作を行うものである
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の演算装置。
  14. 前記服飾品単体ごと又は前記パターンごとに対応付けられたアドバイス情報を記憶するアドバイスデータベースと、
    前記アドバイス情報を外部の表示装置に出力させる処理を実行するプロセッサと、
    を有し、
    前記アドバイス情報は、
    前記服飾品単体ごと又は前記パターンごとに対応付けられた前記ユーザの姿勢、動作、ヘアスタイル、及び、当該服飾品単体又は当該パターンとともに身に付ける他の服飾品の情報のうち少なくともいずれかの情報を含み、
    テキスト及び/又は音声である
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の演算装置。
  15. 複数の服飾品の組み合わせのパターンを指定し、
    前記パターンに対するユーザ特性のマッチング度合を求めるための演算モデルを用いて、前記指定されたパターンに対するユーザの前記マッチング度合を算出する
    演算方法。
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