JP2021071561A - 操作装置、映像投影システム、操作方法及びプログラム - Google Patents

操作装置、映像投影システム、操作方法及びプログラム Download PDF

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友未 藤原
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洋史 小西
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Abstract

【課題】空間の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる操作装置等を提供する。【解決手段】操作装置20は、同一の空間50に映像を投影するプロジェクタ10a及びプロジェクタ10bを操作するための操作装置20である。操作装置20は、映像Vの一部である領域R1をプロジェクタ10aに投影させるための第1制御信号、及び、映像Vの一部であって領域R1と異なる領域R2を、プロジェクタ10bに投影させるための第2制御信号を生成する制御部24を備える。また、操作装置20は、生成された第1制御信号をプロジェクタ10aへ送信し、生成された第2制御信号をプロジェクタ10bへ送信する通信部23を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、操作装置、映像投影システム、操作方法及びプログラムに関する。
従来、ユーザの所望の映像を投影することができるプロジェクタが知られている。特許文献1には、天井等に設置可能であり、設置後に、光を投射する方向を調整可能なプロジェクタが開示されている。このようなプロジェクタは、例えば、プロジェクタが設置された空間を演出するために用いられる。
特開2017−173574号公報
同一の空間に、複数のプロジェクタに映像を投影させて当該空間を演出する場合、複数のプロジェクタに同じ映像を投影させると、動き及び構図が同一であるため、ユーザは違和感を感じやすい。そのため、例えば、ユーザは、複数のプロジェクタに、それぞれ異なる種類の映像を投影させることで、空間の演出における違和感を軽減する。その場合、複数のプロジェクタそれぞれに異なる種類の映像を投影させるための映像データが必要である。これにより、空間の演出におけるユーザの違和感を軽減するためには、映像データを保持させるための記憶容量の増大、並びに、複数の映像データの準備及びそれぞれのプロジェクタの設定のための手間の増大、等の課題がある。
そこで、本発明は、同一の空間に映像を投影する複数のプロジェクタを操作するための操作装置であって、空間の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる操作装置等を提供する。
本発明の一態様に係る操作装置は、同一の空間に映像を投影する第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを操作するための操作装置であって、所定の映像の一部である第1領域を前記第1プロジェクタに投影させるための第1制御信号、及び、前記所定の映像の一部であって前記第1領域と異なる第2領域を、前記第2プロジェクタに投影させるための第2制御信号を生成する制御部と、生成された前記第1制御信号を前記第1プロジェクタへ送信し、生成された前記第2制御信号を前記第2プロジェクタへ送信する通信部と、を備える。
本発明の一態様に係る映像投影システムは、上記操作装置と、前記第1プロジェクタ及び前記第2プロジェクタを備える。
本発明の一態様に係る操作方法は、同一の空間に映像を投影する第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを操作するための操作方法であって、所定の映像の一部である第1領域を前記第1プロジェクタに投影させるための第1制御信号、及び、前記所定の映像の一部であって前記第1領域と異なる第2領域を、前記第2プロジェクタに投影させるための第2制御信号を生成し、生成された前記第1制御信号を前記第1プロジェクタへ送信し、生成された前記第2制御信号を前記第2プロジェクタへ送信する。
本発明の一態様に係るプログラムは、操作方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明の一態様に係る操作装置等は、空間の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる。
図1は、実施の形態に係る映像投影システムの概略構成を示す図である。 図2は、実施の形態に係るプロジェクタが投影する映像を説明するための図である。 図3は、実施の形態に係る映像投影システムの機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る操作装置の動作例1のフローチャートである。 図5は、実施の形態に係る操作装置の動作例2のフローチャートである。 図6は、実施の形態に係る映像投影システムの動作例のシーケンス図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[映像投影システムの構成]
まず、実施の形態に係る映像投影システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る映像投影システムの概略構成を示す図である。
図1に示されるように、実施の形態に係る映像投影システム100は、複数のプロジェクタ10a、10b及び10cと、操作装置20とを備える。プロジェクタ10aは第1プロジェクタの一例であり、プロジェクタ10bは第2プロジェクタの一例である。映像投影システム100は、例えば、商業施設、ホテル、飲食店又はトイレ等の屋内空間に設置される。図1では3台のプロジェクタ10a、10b及び10cが示されているが、この図は一例であり、プロジェクタは、2台であってもよく、4台以上であってもよい。以下では、複数のプロジェクタ10a、10b及び10cを総称してプロジェクタ10と称する場合がある。
プロジェクタ10は、空間50の天井に埋め込まれる、埋め込み型(言い換えれば、ダウンライト型の)プロジェクタである。空間50は、例えば、部屋などの閉空間である。
プロジェクタ10が投影する映像は、例えば、木漏れ日(木の陰影)、砂浜又は水面等の自然物の被写体を模したモノクローム映像(言い換えれば、グレースケール映像)である。具体的には、映像は、木漏れ日又は水面等の自然光による陰影を投影する映像であってもよい。このような映像は、例えば、空間50の演出に用いられる。被写体は、自然物、建築物又は景観等の投影される映像が表現する対象である。また、映像は、一般的な映像よりもコントラスト比が低い演出用の映像であってもよい。映像のコントラスト比は、例えば、100:1以下である。なお、コントラスト比は、映像の最も暗い部分(黒)を1としたときに、最も明るい部分(白)の明るさがその何倍であるかを示す物理量である。コントラスト比が100:1以下であるとは、最も暗い部分の輝度を1とした場合に、最も明るい部分の輝度が100以下であることを示す。これにより、映像の投影面での明暗差が小さくなり、自然な印象の空間を演出することができる。なお、ここでの映像は、動画像を意味するが、静止画像であってもよい。
プロジェクタ10a、10b及び10cのそれぞれは、同一の空間50に映像を投影する。具体的には、プロジェクタ10a、10b及び10cのそれぞれは、同一の空間50の投影面51に、投影面51上で一体ではない映像を投影する。一体ではない映像とは、投影面51上にプロジェクタ10a、10b及び10cそれぞれが投影する映像が全体で連続した1つの映像ではないことを意味する。
プロジェクタ10aは、投影面51の領域P1に映像を投影し、プロジェクタ10bは、投影面51の領域P2に映像を投影し、プロジェクタ10cは、投影面51の領域P3に映像を投影する。本明細書において、領域P1は、第3領域の一例であり、領域P2は、第4領域の一例である。図1では、投影面51は、空間50の床面であるが、投影面51は、壁であってもよく、天井であってもよい。また、投影面51は、複数であってもよい。プロジェクタ10a、10b及び10cのそれぞれは、同一の空間50を演出するための映像を投影するプロジェクタである。そのため、領域P1、P2及びP3は、例えば、同一の投影面51に位置する。また、領域P1、P2及びP3が複数の投影面にわたって位置する場合、例えば、領域P1、P2及びP3は、空間50の床面及び壁等の隣接した複数の投影面に位置する、又は、空間50の床面及び天井等の対向する複数の投影面に位置する。
プロジェクタ10a、10b及び10cは、同じ映像の一部の領域であって、それぞれ異なる領域の映像を投影する。図2は、プロジェクタ10が投影する映像を説明するための図である。図2には、1つの映像データに基づいて投影される映像Vの一場面が示されている。映像Vは、所定の映像の一例である。例えば、プロジェクタ10aは、映像Vの一部である領域R1を投影し、プロジェクタ10bは、映像Vの一部であって領域R1とは異なる領域R2を投影し、プロジェクタ10cは、映像Vの一部であって領域R1及びR2とは異なる領域R3を投影する。本明細書において、領域R1は、第1領域の一例であり、領域R2は第2領域の一例である。
このように、プロジェクタ10a、10b及び10cそれぞれが同じ映像の一部の領域であって、それぞれ異なる領域の映像を投影することで、映像の構図及び動きが同一になることを避けることができ、空間50の演出におけるユーザの違和感を軽減できる。例えば、映像が木漏れ日又は水面等の自然光による陰影を投影する映像である場合、実際の自然現象では異なる場所に同一の陰影が形成されることは起こりえないため、違和感が軽減される。また、自然光による陰影が投影される場合、空間50に投影される複数の映像に連続性が無くても(一体の映像で無くても)、違和感がより生じにくい。
プロジェクタ10が投影する映像の投影形状、言い換えると、プロジェクタ10が投影する領域P1、P2及びP3、並びに、映像Vの一部の領域R1、R2及びR3の形状は、例えば、図1及び図2に示されるように矩形である。プロジェクタ10が投影する映像の投影形状は、どのような形状であってもよく、円形、楕円形、多角形又は星形等の形状であってもよい。また、領域P1、P2、R1、R2及びR3それぞれの形状及び大きさは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
操作装置20は、ユーザの操作を受け付け、受け付けられた操作に応じてプロジェクタ10を操作するためのリモートコントローラである。操作装置20は、プロジェクタ10を動作させるための制御信号を送信する。操作装置20は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末などの汎用の携帯端末にアプリケーションプログラムがインストールされることによって実現される。また、操作装置20は、操作用リモコン、壁付コントローラ又は壁スイッチ等であってもよい。
次に、映像投影システム100を構成する複数のプロジェクタ10a、10b及び10c及び操作装置20の詳細について説明する。例えば、複数のプロジェクタ10a、10b及び10cは、それぞれ、同じ機能構成を有する。そのため、以下では、複数のプロジェクタ10a、10b及び10cのうちプロジェクタ10aを代表例に挙げて説明する。図3は、実施の形態に係る映像投影システムを構成するプロジェクタ10a及び操作装置20の機能構成を示すブロック図である。
プロジェクタ10aは、具体的には、電源部11と、投影部12と、通信部13と、制御部14と、記憶部15とを備える。プロジェクタ10b及び10cについても、プロジェクタ10aと同じ構成を有する。
電源部11は、プロジェクタ10aの外部の交流電源30から供給される交流電力を直流電力に変換する電力変換回路である。交流電源30からの電力供給のオン及びオフは、例えば、壁スイッチ31などの操作パネルによって行われる。
投影部12は、制御部14の制御に従って映像を投影する。投影部12には、光源駆動部12a、光源12b、映像素子12c、及び、投影レンズ12dが含まれる。
光源駆動部12aは、電源部11から供給される電力を用いて光源12bの明るさを調整するための回路である。光源駆動部12aは、制御部14から出力される制御信号に基づいて動作する。
光源12bは、白色光を発する光源である。光源12bは、具体的には、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)によって実現される。光源12bは、半導体レーザ、有機EL(Electro Luminescence)、又は、無機EL等によって実現されてもよい。なお、光源12bが発する光は、白色光に限らない。また、光源12bは、光色の異なる複数のLED等を有していてもよい。光源12bが、光色の異なる複数のLED等を有している場合、制御部14がそれぞれの光源への電流量を調整する等により、光源12bの発する光が調色されてもよい。
映像素子12cは、光源12bが発する光を変調することにより映像として出射する。映像素子12cは、具体的には、透過型液晶パネルなどの光透過型の映像素子であるが、マイクロミラーアレイ又は反射型液晶パネルなどの反射型の映像素子であってもよい。
投影レンズ12dは、映像素子12cによって出射される映像を床面などの投影面に投射する光学素子である。
通信部13は、プロジェクタ10aが操作装置20と通信を行うための通信回路(言い換えれば、通信モジュール)である。通信部13は、操作装置20から制御信号を受信する。通信部13は、例えば、電波通信又は光通信などの無線通信を行うが、有線通信を行ってもよい。通信部13が行う通信の通信規格については特に限定されない。
制御部14は、光源12b(より詳細には、光源駆動部12a)、及び、映像素子12cの制御を行う制御装置である。制御部14は、電源部11から供給される電力によって動作する。制御部14は、通信部13によって受信された制御信号に基づいて、投影部12に映像を投影させる。制御部14は、例えば、記憶部15に記憶されている映像Vの映像データを用いて、映像Vの一部の領域をトリミングする処理を行い、トリミングされた領域を投影させる制御を行う。また、例えば、制御部14は、投影部12に映像Vをズームさせる制御を行うことで、映像Vの一部の領域を投影させる。
また、制御部14は、輪郭にぼかし効果が入った映像を、投影部12に投影させてもよい。例えば、制御部14は、映像の一部の領域をトリミング処理した後、輪郭にぼかし効果を入れる画像処理を行う。
制御部14は、具体的には、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。
記憶部15には、プロジェクタ10aが投影する映像V等の、少なくとも1種類の映像の映像データが記憶される。
また、記憶部15には、制御部14が実行するプログラムも記憶される。また、記憶部15には、制御部14により参照又は生成される各種データが記憶される。記憶部15は、具体的には、スタティックRAM(Random Access Memory)若しくはダイナミックRAM等の揮発性の記憶装置、又は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置等によって実現される。
プロジェクタ10a、10b及び10cそれぞれの記憶部15には、例えば、同じ種類の映像データが記憶される。プロジェクタ10a、10b及び10cは、記憶部15に記憶されている映像データを用いて、同じ映像の一部であって、それぞれ異なる領域を投影する。
次に、操作装置20について説明する。操作装置20は、操作受付部21と、表示部22と、通信部23と、制御部24と、記憶部25とを備える。
操作受付部21は、プロジェクタ10の動作及びプロジェクタ10に投影させる映像に関連するユーザの操作を受け付ける。操作受付部21は、例えば、領域R1及び領域R2を決定する操作をユーザから受け付ける。操作受付部21は、例えば、タッチパネル、スイッチ、及び、ハードウェアボタンなどによって実現される。
表示部22は、制御部24の制御に基づいて、画像を表示する。表示部22は、具体的には、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。なお、操作装置20は、表示部22を備えていなくてもよい。
通信部23は、操作装置20がプロジェクタ10と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部23は、後述する第1制御信号をプロジェクタ10aへ送信し、第2制御信号をプロジェクタ10bへ送信する。第1制御信号及び第2制御信号は、プロジェクタ10を操作するための信号である。通信部23によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
制御部24は、操作装置20の動作に関連する各種情報処理を行う。制御部24は、例えば、プロジェクタ10aに映像を投影させるための第1制御信号及びプロジェクタ10bに映像を投影させるための第2制御信号を生成する。第1制御信号は、所定の映像(例えば映像V)の一部である領域R1をプロジェクタ10aに投影させるための信号である。第2制御信号は、例えば、所定の映像(例えば映像V)の一部であって領域R1とは異なる領域R2を投影させるための信号である。また、第2制御信号は、第1制御信号における領域R1をプロジェクタ10aに投影させるタイミングと同期して、プロジェクタ10bに領域R2を投影させるための信号であってもよい。制御部24は、プロセッサ又はマイクロコンピュータなどによって実現される。
記憶部25は、制御部24によって実行されるアプリケーションプログラムなどが記憶される記憶装置である。また、記憶部25には、制御部24により参照又は生成される各種データが記憶される。また、記憶部25には、映像V等のプロジェクタ10が投影する映像に関するデータが記憶されてもよい。プロジェクタ10が投影する映像に関するデータは、プロジェクタ10が投影する映像の映像データであってもよく、プロジェクタ10が投影する映像の一部のフレームのデータであってもよい。また、記憶部25には、プロジェクタ10が投影可能な映像の種類のリストである映像リストが記憶されてもよい。
記憶部25は、具体的には、スタティックRAM若しくはダイナミックRAM等の揮発性の記憶装置、又は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ROM若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置等によって実現される。
[操作装置の動作]
次に、実施の形態に係る映像投影システム100における操作装置20の動作例について説明する。以下の動作例では、操作装置20の操作によって、2台のプロジェクタ10a及び10bが、図2に示される映像Vの一部の領域を投影させる場合について説明する。なお、操作装置20の操作によって映像を投影するプロジェクタの数は、2台に限らず、3台以上であってもよい。
上述のように、同一の空間に、複数のプロジェクタに映像を投影させて当該空間を演出する場合、複数のプロジェクタに同じ映像を投影させると、動き及び構図が同一であるため、ユーザは違和感を感じやすい。例えば、複数のプロジェクタに、それぞれ異なる種類の映像を投影させることで、ユーザの違和感を軽減することもできるが、複数のプロジェクタそれぞれに異なる種類の映像を投影させるための映像データが必要である。この場合、空間の演出におけるユーザの違和感を軽減するためには、映像データを保持させるための記憶容量の増大、並びに、複数の映像データの準備及びそれぞれのプロジェクタの設定のための手間の増大、等の課題がある。これに対して、操作装置20による複数のプロジェクタ10a及び10bの操作では、空間の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる映像を投影させることができる。以下、このような操作装置20の動作例1について説明する。図4は、操作装置20の動作例1のフローチャートである。
最初に、操作受付部21は、操作する対象となるプロジェクタの選択をユーザから受け付ける(S11)。例えば、操作受付部21は、操作する対象となるプロジェクタとして、プロジェクタ10a及び10bの選択をユーザから受け付ける。なお、全てのプロジェクタを操作の対象とする等のあらかじめ操作されるプロジェクタが決められている場合には、ステップS11は省略されてもよい。
次に、操作受付部21は、選択されたプロジェクタ10a及び10bが投影可能な映像の選択をユーザから受け付ける(S12)。例えば、制御部24は、記憶部25に記憶されている映像リストを参照し、選択可能な映像の選択肢を表示部22に表示させる。操作受付部21は、表示部22に表示された選択肢の中から、映像Vの選択をユーザから受け付ける。なお、選択可能な映像が1つである、又は、あらかじめ映像が決められている等の場合には、ステップS12は省略されてもよい。
次に、制御部24は、ステップS12で選択された映像Vの映像データにおける輝度情報に基づいて、領域R1及び領域R2を決定する(S13)。具体的には、映像Vに関するデータとして映像データが記憶部25に記憶されている場合、制御部24は、記憶部25を参照し、記憶部25に記憶されている映像データにおける輝度情報に基づいて、領域R1及び領域R2を決定する。例えば、制御部24は、領域R1及び領域R2それぞれの平均輝度が所定の範囲内になる条件下で、映像V内の領域R1及び領域R2の位置を決定する。平均輝度の所定の範囲は、例えば、領域R1及び領域R2が映像Vの被写体を認識できる領域となるように、実質的に黒い映像又は実質的に白い映像にならない範囲に設定される。制御部24は、領域R1及び領域R2それぞれの平均輝度が略同一になるような条件下で、領域R1及び領域R2を決定してもよい。これにより、より空間50の演出に適した領域R1及び領域R2が決定される。なお、記憶部25に映像Vの映像データが記憶されていない場合は、制御部24は、通信部23を介して、プロジェクタ10から映像Vの映像データにおける輝度情報を取得してもよい。
また、制御部24は、決定された映像Vにおける領域R1及び領域R2の位置を示す画像を、表示部22に表示させてもよい。
次に、制御部24は、ステップS13での決定に基づいて、映像V内の領域R1の位置を指定する第1制御信号、及び、映像V内の領域R2の位置を指定する第2制御信号を生成する(S14)。例えば、第1制御信号及び第2制御信号は、映像Vにおける領域R1又はR2の頂点等の座標の情報を含み、領域R1又はR2の頂点等の座標が指定されることによって位置が指定される。また、例えば、第1制御信号及び第2制御信号は、映像Vにおける領域R1又はR2の大きさ及び大きさの起点となる座標(例えば、領域R1又はR2の中心座標等)の情報を含んでいてもよい。
そして、制御部24は、生成された第1制御信号を通信部23にプロジェクタ10aへ送信させ、生成された第2制御信号を通信部23にプロジェクタ10bへ送信させる(S15)。プロジェクタ10a及び10bそれぞれの記憶部15には、映像Vの映像データが記憶されており、プロジェクタ10aは第1制御信号に基づいて領域R1を投影し、プロジェクタ10bは第2制御信号に基づいて領域R2を投影する。
なお、ステップS13において、領域R1及び領域R2を決定する際の条件は、輝度情報に基づく条件に限らない。例えば、制御部24は、領域R1と領域R2との重複する範囲が所定の面積以下になる条件下で、領域R1及び領域R2を決定してもよい。所定の面積は、操作装置20によって操作されるプロジェクタ10の数に応じて異なる。所定の面積は、例えば、操作されるプロジェクタ10の数が少ないほど、小さくなるように設定される。また、例えば、操作されるプロジェクタ10の数が一定以下の場合は、所定の面積がゼロになる(つまり、領域R1と領域R2とが重複しない)ように設定される。また、所定の面積は、さらに、映像Vの面積及び領域R1並びに領域R2の面積に基づいて設定されてもよい。領域R1と領域R2との重複する範囲が所定の面積以下になることで、領域R1と領域R2とにおける構図の重複を抑制できる。
また、記憶部25に、領域P1と領域P2との相対的な位置関係が記憶されており、制御部24は、領域R1と領域R2との相対的な位置関係と、領域P1と領域P2との相対的な位置関係とが異なる条件下で、領域R1及び領域R2を決定してもよい。これにより、領域R1及び領域R2の位置を厳密に決定する必要が無いため、簡易に領域R1及び領域R2を決定することができる。
また、制御部24は、領域R1と領域R2とが重ならず、且つ、連続しない条件下で、領域R1及び領域R2を決定してもよい。
制御部24は、例えば、上記条件の少なくとも1つを含む条件下で、ランダムに(乱数を用いて)領域R1及び領域R2を決定する。
次に、操作装置20の動作例2について説明する。図5は、操作装置20の動作例2のフローチャートである。動作例2では、領域R1及び領域R2がユーザの操作によって決定される点が動作例1と相違する。なお、動作例2の説明においては、動作例1で既出の事項については、説明が省略又は簡略化される。
最初に、操作受付部21は、操作する対象となるプロジェクタの選択をユーザから受け付ける(S21)。次に、操作受付部21は、選択されたプロジェクタ10a及び10bが投影可能な映像の選択をユーザから受け付ける(S22)。ステップS22では、例えば、操作受付部21は、映像Vの選択をユーザから受け付ける。ステップS21及びS22は、上述のステップS11及びS12と同様の動作である。
次に、操作受付部21は、選択された映像Vの領域R1及び領域R2を決定する操作をユーザから受け付ける(S23)。具体的には、制御部24は、表示部22に映像Vの代表的な1フレームである静止画像を表示させる。操作受付部21は、表示部22の静止画像の中から、領域R1及び領域R1とは異なる領域R2を選択する操作をユーザから受け付ける。また、操作受付部21が、領域R1及び領域R2として、同じ領域の選択を受け付けた場合、制御部24は、受け付けた選択を破棄し、表示部22に破棄した旨を表示させてもよい。ステップS23により、ユーザが任意に領域R1及び領域R2を決定することができる。
次に、制御部24は、ステップS23で受け付けた操作に基づいて、映像V内の領域R1の位置を指定する第1制御信号、及び、映像V内の領域R2の位置を指定する第2制御信号を生成する(S24)。そして、制御部24は、生成された第1制御信号を通信部23にプロジェクタ10aへ送信させ、生成された第2制御信号を通信部23にプロジェクタ10bへ送信させる(S25)。ステップS25は、上述のステップS15と同様の動作である。
操作装置20の動作例1及び2によれば、制御部24は、映像Vの一部である領域R1をプロジェクタ10aに投影させるための第1制御信号を生成し、第1制御信号をプロジェクタ10aへ通信部23に送信させる。また、制御部24は、映像Vの一部であり、領域R1とは異なる領域R2をプロジェクタ10bに投影させるための第2制御信号を生成し、第2制御信号をプロジェクタ10bへ通信部23に送信させる。これにより、操作装置20は、プロジェクタ10a及び10bそれぞれに、同一の映像Vにおける異なる領域R1及びR2を投影させる。そのため、プロジェクタ10a及び10bが投影する映像の構図及び動きが同一になることを避けることができ、空間50の演出におけるユーザの違和感を軽減できる。また、1種類の映像データから、プロジェクタ10a及び10bが異なる構図及び動きの映像を投影できるため、異なる映像データの準備及び設定等の手間を軽減できる。よって、操作装置20は、空間50の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる。
[映像投影システムの動作例]
次に、映像投影システム100の動作例について説明する。以下の動作例では、操作装置20の操作によって、プロジェクタ10a及び10bに映像を投影させる場合について説明する。図6は、映像投影システム100の動作例のシーケンス図である。
まず、操作装置20は、第1制御信号及び第2制御信号を生成する(S31)。そして、操作装置20は、生成した第1制御信号をプロジェクタ10aへ送信し、生成した第2制御信号をプロジェクタ10bに送信する(S32)。ステップS31及びS32は、例えば、操作装置20の動作例1のステップS11からS15、又は、操作装置20の動作例2のステップS21からS25と同じ動作であるため、詳細な説明は省略する。ステップS32で送信された第1制御信号は、プロジェクタ10aの通信部13によって受信され、ステップS32で送信された第2制御信号は、プロジェクタ10bの通信部13によって受信される。
次に、プロジェクタ10aでは、制御部14は、受信された第1制御信号に基づいて、記憶部15の映像データを参照し、投影部12に映像(映像Vにおける領域R1)を投影させる(S33)。具体的には、プロジェクタ10aでは、制御部14は、受信された第1制御信号が指定する位置(例えば座標)の領域R1だけを映像として投影部12に投影させる。プロジェクタ10aと同様に、プロジェクタ10bでは、制御部14は、受信された第2制御信号に基づいて、記憶部15の映像データを参照し、投影部12に映像を投影(映像Vにおける領域R2)する(S34)。具体的には、プロジェクタ10bでは、制御部14は、受信された第2制御信号が指定する位置(例えば座標)の領域R2だけを映像として投影部12に投影させる。
本動作例では、第2制御信号は、第1制御信号における領域R1をプロジェクタ10aに投影させるタイミングと同期して、プロジェクタ10bに領域R2を投影させる制御信号である。そのため、ステップS33及びS34において、プロジェクタ10a及び10bは、略同一の再生タイミングで、映像Vの一部のそれぞれ異なる領域を投影する。つまり、ステップS31からステップS34によって、操作装置20は、プロジェクタ10a及び10bに、動きが同調する映像を投影させることができる。よって、空間50の演出におけるユーザの違和感をさらに軽減できる。特に、自然光の陰影が投影される場合、映像中の異なる領域であっても、風の強弱等の自然現象の影響で陰影が動く際の強弱が類似する。そのため、略同一の再生タイミングで映像が投影されることによる違和感の軽減の効果が顕著である。
次に、プロジェクタ10aでは、制御部14は、映像の投影に用いるための、映像Vにおける領域R1の位置を示す第1情報を、受信された第1制御信号に基づいて生成する(S35)。プロジェクタ10aでは、制御部14は、生成した第1情報を記憶部15に記憶させる。つまり、プロジェクタ10aの記憶部15には、生成された第1情報が記憶される。第1情報は、例えば、映像Vにおける領域R1の頂点等の座標の情報を含み、映像Vにおける領域R1の位置を指定するための情報である。これにより、プロジェクタ10aは、第1制御信号を受信していない場合であっても、映像Vの一部である領域R1を投影することができる。
プロジェクタ10aと同様に、プロジェクタ10bでは、制御部14は、映像の投影に用いるための、映像Vにおける領域R2の位置を示す第2情報を、受信された第2制御信号に基づいて生成し(S36)。プロジェクタ10bでは、制御部14は、生成した第2情報を記憶部15に記憶させる。つまり、プロジェクタ10bの記憶部15には、生成された第2情報が記憶される。第2情報は、例えば、映像Vにおける領域R2の頂点等の座標の情報を含み、映像Vにおける領域R2の位置を指定するための情報である。これにより、プロジェクタ10bは、第2制御信号を受信していない場合であっても、映像Vの一部である領域R2を投影することができる。
このように、第1情報及び第2情報は、領域R1又はR2の座標の情報を含む、位置を指定するための情報である。これにより、プロジェクタ10a及び10bは、映像Vの映像データとは別に、映像Vの領域R1又はR2の映像データを保持する必要が無く、プロジェクタ10a及び10bにおける記憶容量の増大を抑制できる。
次に、オン状態であったプロジェクタ10a及びプロジェクタ10bそれぞれの壁スイッチ31がユーザによって操作されてオフ状態になり、プロジェクタ10a及びプロジェクタ10bへの電力供給が停止する(S38及びS39)。これにより、プロジェクタ10a及び10bは、映像の投影を停止する。
次に、プロジェクタ10aの壁スイッチ31がユーザによって操作されてオン状態になり、プロジェクタ10aへ電力供給が開始される(S41)。これにより、プロジェクタ10aが起動する。プロジェクタ10aでは、制御部14は、電力供給が開始されたことを契機に、記憶部15に記憶された第1情報に基づいて、投影部12に映像を投影させる(S42)。第1情報は、映像の投影に用いるための情報であり、例えば、ステップS35で生成された映像Vにおける領域R1の位置を示す情報である。これにより、プロジェクタ10aでは、制御部14は、第1情報が示す領域R1の位置に基づいて、投影部12に映像Vにおける領域R1を投影させる。例えば、プロジェクタ10aは、起動してから、制御信号を受信するまでの間、以前に生成された第1情報に基づいて映像を投影する。具体的には、プロジェクタ10aは、起動してから、再びステップS32の動作が行われて、新たに第1制御信号を受信するまでの間、ステップS35で生成された第1情報に基づいて映像を投影する。
プロジェクタ10aと同様に、プロジェクタ10bの壁スイッチ31がユーザによって操作されてオン状態になり、プロジェクタ10bへ電力供給が開始される(S43)。これにより、プロジェクタ10bが起動する。プロジェクタ10bでは、制御部14は、電力供給が開始されたことを契機に、記憶部15に記憶された第2情報に基づいて、投影部12に映像を投影させる(S44)。第2情報は、映像の投影に用いるための情報であり、例えば、ステップS36で生成された映像Vにおける領域R2の位置を示す情報である。これにより、プロジェクタ10bでは、制御部14は、第2情報が示す領域R2の位置に基づいて、投影部12に映像Vの領域R2を投影させる。例えば、プロジェクタ10bは、起動してから、制御信号を受信するまでの間、以前に生成された第2情報に基づいて映像を投影する。具体的には、プロジェクタ10bは、起動してから、再びステップS32の動作が行われて、新たに第2制御信号を受信するまでの間、ステップS36で生成された第2情報に基づいて映像を投影する。
ステップS42及びステップS44によって、プロジェクタ10a及び10bは、制御信号を受信していない場合でも、空間50を演出する映像を投影することができる。
なお、ステップS33とステップS35との順序、及び、ステップS34とステップS36との順序は入れ替わってもよい。
また、ステップS35及びステップS36の後、操作装置20の制御部24は、プロジェク10a及び10bへ、第1情報又は第2情報に基づいて映像を投影させる再生指示信号を通信部23に送信させてもよい。操作装置20は、例えば、略同一のタイミングで、プロジェクタ10a及び10bに、再生指示信号を送信する。これにより、プロジェクタ10a及び10bは、略同一のタイミングで、ステップS42又はS44と同様に第1情報又は第2情報に基づいて映像を投影する。プロジェクタ10a及び10bが再生指示信号を受信し、第1情報又は第2情報に基づいて映像を投影する場合、ステップS33及びステップS34は省略されてもよい。
また、プロジェクタ10a及び10bでは、制御部14は、複数種類の映像に関する第1情報又は第2情報を生成し、生成した第1情報又は第2情報を記憶部15に記憶させていてもよい。これにより、例えば、プロジェクタ10a及び10bは、操作装置20から、複数の種類の映像のうち、第1情報及び第2情報が生成された映像を示す信号を受信するだけで、同一の映像の一部のそれぞれ異なる領域を投影することができる。
[効果等]
以上説明したように、操作装置20は、同一の空間50に映像を投影するプロジェクタ10a及びプロジェクタ10bを操作するための操作装置20である。操作装置20は、映像Vの一部である領域R1をプロジェクタ10aに投影させるための第1制御信号、及び、映像Vの一部であって領域R1と異なる領域R2を、プロジェクタ10bに投影させるための第2制御信号を生成する制御部24を備える。また、操作装置20は、生成された第1制御信号をプロジェクタ10aへ送信し、生成された第2制御信号をプロジェクタ10bへ送信する通信部23を備える。
これにより、操作装置20は、プロジェクタ10a及び10bそれぞれに、同一の映像Vにおける異なる領域R1及びR2を投影させることができる。そのため、プロジェクタ10a及び10bが投影する映像の構図及び動きが同一になることを避けることができ、空間50の演出におけるユーザの違和感を軽減できる。また、1種類の映像データから、プロジェクタ10a及び10bが異なる構図及び動きの映像を投影できるため、異なる映像データの準備及び設定等の手間を軽減できる。よって、操作装置20は、空間50の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる。さらに、準備する映像データが1種類でも上述の効果が得られるため、映像データを複数作成する場合と比べて、映像データ作成のコストを低減でき、操作装置20は、低コストで、空間50の演出におけるユーザの違和感を軽減できる。
また、プロジェクタ10a、及び、プロジェクタ10bのそれぞれは、映像Vの映像データが記憶された記憶部15を備える。第1制御信号は、映像V内の領域R1の位置を指定する信号であり、第2制御信号は、映像V内の領域R2の位置を指定する信号である。
これにより、操作装置20は、領域の位置を指定する信号を生成するだけで、プロジェクタ10a及び10bそれぞれに、同一種類の映像Vにおける異なる領域R1及びR2を投影させることができる。つまり、第1制御信号及び第2制御信号は、領域R1又はR2を投影させるための実体的な映像データを含まなくてもよい。よって、操作装置20における処理、並びに、操作装置20とプロジェクタ10a及び10bとの通信の負荷を軽減できる。
また、操作装置20は、さらに、領域R1及び領域R2を決定する操作をユーザから受け付ける操作受付部21を備える。制御部24は、受け付けられた操作に基づいて第1制御信号及び第2制御信号を生成する。
これにより、ユーザが任意に領域R1及び領域R2を決定することができる。
また、映像投影システム100は、操作装置20と、プロジェクタ10a及び10bを備える。
これにより、空間50の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる映像投影システム100を実現できる。
また、実施の形態に係る操作方法は、同一の空間50に映像を投影するプロジェクタ10a及びプロジェクタ10bを操作するための操作方法である。操作方法は、映像Vの一部である領域R1をプロジェクタ10aに投影させるための第1制御信号、及び、映像Vの一部であって領域R1と異なる領域R2を、プロジェクタ10bに投影させるための第2制御信号を生成する。操作方法は、さらに、生成された第1制御信号をプロジェクタ10aへ送信し、生成された第2制御信号をプロジェクタ10bへ送信する。
これにより、プロジェクタ10a及び10bそれぞれに、同一の映像Vにおける異なる領域R1及びR2を投影させることができる。そのため、プロジェクタ10a及び10bが投影する映像の構図及び動きが同一になることを避けることができ、空間50の演出におけるユーザの違和感を軽減できる。また、1種類の映像データから、異なる構図及び動きの映像を投影できるため、異なる映像データの準備及び設定等の手間を軽減できる。よって、実施の形態に係る操作方法は、空間50の演出におけるユーザの違和感を簡易に軽減できる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、プロジェクタ10は、モノクローム映像(言い換えれば、グレースケール映像)を投影すると説明されたが、カラーの映像を投影してもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、プロジェクタ10は、天井埋め込み型のプロジェクタであったが、机上に設置される一般的なプロジェクタであってもよい。このように、本発明は、一般的なプロジェクタにも適用することができる。また、プロジェクタ10が設置される空間は、屋外空間であってもよい。つまり、屋外にプロジェクタを設置して映像を投影してもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、プロジェクタ10の記憶部15に映像データが記憶されたが、プロジェクタ10は、外部の記憶装置と通信することで、外部の記憶装置に記憶される映像データの映像を投影してもよい。外部の記憶装置としては、例えば、操作装置20の記憶部25及び外部サーバ等が挙げられる。
また、例えば、上記実施の形態では、制御部24は、映像V内の領域R1の位置を指定する第1制御信号、及び、映像V内の領域R2の位置を指定する第2制御信号を生成したが、これに限らない。例えば、第1制御信号及び第2制御信号は、それぞれ、映像V内の領域R1又はR2の映像データを含む信号であってもよい。
また、例えば、上記実施の形態において、操作装置20の機能が、いずれかのプロジェクタ10に含まれていてもよい。つまり、いずれかのプロジェクタ10の操作によって、他のプロジェクタ10が操作されてもよい。
また、上記実施の形態において、制御部等の特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。各構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態の映像投影システムとして実現されてもよい。本発明は、プロジェクタの制御方法として実現されてもよい。本発明は、操作装置の処理方法として実現されてもよい。本発明は、操作装置の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、10a、10b、10c プロジェクタ
15 記憶部
20 操作装置
21 操作受付部
23 通信部
24 制御部
50 空間
100 映像投影システム
P1、P2、P3、R1、R2、R3 領域
V 映像

Claims (13)

  1. 同一の空間に映像を投影する第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを操作するための操作装置であって、
    所定の映像の一部である第1領域を前記第1プロジェクタに投影させるための第1制御信号、及び、前記所定の映像の一部であって前記第1領域と異なる第2領域を、前記第2プロジェクタに投影させるための第2制御信号を生成する制御部と、
    生成された前記第1制御信号を前記第1プロジェクタへ送信し、生成された前記第2制御信号を前記第2プロジェクタへ送信する通信部と、を備える、
    操作装置。
  2. 前記第1プロジェクタ、及び、前記第2プロジェクタのそれぞれは、前記所定の映像の映像データが記憶された記憶部を備え、
    前記第1制御信号は、前記所定の映像内の前記第1領域の位置を指定する信号であり、
    前記第2制御信号は、前記所定の映像内の前記第2領域の位置を指定する信号である、
    請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記第2制御信号は、前記第1領域を前記第1プロジェクタに投影させるタイミングと同期して前記第2プロジェクタに前記第2領域を投影させる信号である、
    請求項1又は2記載の操作装置。
  4. 前記第1プロジェクタが前記空間の第3領域に映像を投影し、前記第2プロジェクタが前記空間の第4領域に映像を投影する場合に、
    前記第1領域と前記第2領域との相対的な位置関係と、前記第3領域と前記第4領域との相対的な位置関係とが異なる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記制御部は、前記所定の映像の映像データにおける輝度情報に基づいて、前記第1領域及び前記第2領域を決定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の操作装置。
  6. 前記操作装置に操作されるプロジェクタには、前記第1プロジェクタ及び前記第2プロジェクタを含む複数のプロジェクタが含まれ、
    前記制御部は、前記第1領域と前記第2領域との重複する範囲が所定の面積以下になる条件下で、前記第1領域及び前記第2領域を決定し、
    前記所定の面積は、前記複数のプロジェクタの数に応じて異なる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の操作装置。
  7. さらに、前記第1領域及び前記第2領域を決定する操作をユーザから受け付ける操作受付部を備え、
    前記制御部は、前記操作に基づいて前記第1制御信号及び前記第2制御信号を生成する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の操作装置。
  8. 前記所定の映像は、自然光による陰影を投影する映像である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の操作装置と、
    前記第1プロジェクタ及び前記第2プロジェクタを備える、
    映像投影システム。
  10. 前記第1プロジェクタは、映像の投影に用いるための、前記所定の映像における前記第1領域の位置を示す第1情報を、受信された前記第1制御信号に基づいて生成し、
    前記第2プロジェクタは、映像の投影に用いるための、前記所定の映像における前記第2領域の位置を示す第2情報を、受信された前記第2制御信号に基づいて生成する、
    請求項9に記載の映像投影システム。
  11. 前記第1プロジェクタは、起動してから、制御信号を受信するまでの間、前記第1情報に基づいて、映像を投影し、
    前記第2プロジェクタは、起動してから、制御信号を受信するまでの間、前記第2情報に基づいて、映像を投影する、
    請求項10に記載の映像投影システム。
  12. 同一の空間に映像を投影する第1プロジェクタ及び第2プロジェクタを操作するための操作方法であって、
    所定の映像の一部である第1領域を前記第1プロジェクタに投影させるための第1制御信号、及び、前記所定の映像の一部であって前記第1領域と異なる第2領域を、前記第2プロジェクタに投影させるための第2制御信号を生成し、
    生成された前記第1制御信号を前記第1プロジェクタへ送信し、生成された前記第2制御信号を前記第2プロジェクタへ送信する、
    操作方法。
  13. 請求項12に記載の操作方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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