JP2024065831A - 表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム - Google Patents

表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024065831A
JP2024065831A JP2022174888A JP2022174888A JP2024065831A JP 2024065831 A JP2024065831 A JP 2024065831A JP 2022174888 A JP2022174888 A JP 2022174888A JP 2022174888 A JP2022174888 A JP 2022174888A JP 2024065831 A JP2024065831 A JP 2024065831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
image
display
size
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022174888A
Other languages
English (en)
Inventor
一平 黒田
Ippei Kuroda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2022174888A priority Critical patent/JP2024065831A/ja
Priority to US18/498,190 priority patent/US20240144896A1/en
Publication of JP2024065831A publication Critical patent/JP2024065831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
    • G09G5/37Details of the operation on graphic patterns
    • G09G5/373Details of the operation on graphic patterns for modifying the size of the graphic pattern
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/001Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes using specific devices not provided for in groups G09G3/02 - G09G3/36, e.g. using an intermediate record carrier such as a film slide; Projection systems; Display of non-alphanumerical information, solely or in combination with alphanumerical information, e.g. digital display on projected diapositive as background
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0233Improving the luminance or brightness uniformity across the screen
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/04Changes in size, position or resolution of an image
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/04Changes in size, position or resolution of an image
    • G09G2340/0442Handling or displaying different aspect ratios, or changing the aspect ratio

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】ユーザーの利便性を向上させる。【解決手段】表示方法は、矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、第1画像の第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、表示領域の4辺のうち、第1軸と直交し且つ第1軸の一方側に位置する第1辺と、第1画像の4辺のうち、第1軸と直交し且つ一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または表示領域の4辺のうち、第1辺に対向する第2辺と、第1画像の4辺のうち、第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された第1画像を含む第1表示画像を、1つ以上の表示装置が表示領域に表示することと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラムに関する。
特許文献1には、プロジェクターから投射面に投射される映像の大きさ及びアスペクト比を、ユーザーによって設定された表示領域のサイズと、プロジェクターに入力される映像信号のサイズとの比較結果に基づいて調整する技術が開示されている。
特開2012-247447号公報
特許文献1の技術では、表示領域において画像コンテンツを所定の方向に寄せて表示させるケースは想定されていないため、ユーザーの利便性を向上させる観点から改善の余地があった。
本発明の一つの態様の表示方法は、矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することと、を含む。
本発明の一つの態様の表示装置は、矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、を実行する処理装置を備える。
本発明の一つの態様の画像生成装置は、矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、を実行する処理装置を備える。
本発明の一つの態様のプログラムは、矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、をコンピューターに実行させる。
第1実施形態のプロジェクションシステムの概略的な構成を示す図である。 投射面上における第1投射領域及び第2投射領域の一例を示す図である。 ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとの一例を示す図である。 ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズとの一例を示す図である。 スクリーンエリア110内の第1位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。 スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きい場合の一例を示す図である。 スクリーンエリア110内の第3位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。 左配置アルゴリズムの処理を示すフローチャートである。 スクリーンエリア110内の第2位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。 スクリーンエリア110内の第4位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。 右配置アルゴリズムの処理を示すフローチャートである。 モード切替え処理を示すフローチャートである。 スクリーンエリア110内の第5位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。 コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合の一例を示す図である。 コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合の、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズとの一例を示す図である。 スクリーンエリア110内の第6位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。 中央配置アルゴリズムの処理を示すフローチャートである。 コンテンツ割り当て処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のプロジェクションシステムの概略的な構成を示す図である。 第1のプロジェクターの概略的な構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。ここで、以下の各図においては、各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各部材の尺度を実際とは異ならせている場合がある。
〔第1実施形態〕
まず、本開示の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるプロジェクションシステム1の概略的な構成を示す図である。プロジェクションシステム1は、複数のプロジェクターから投射面に投射される画像をタイリングすることにより、投射面上に1つの画像を表示するマルチプロジェクションシステムである。投射面は、専用の投射スクリーンでもよいし、壁面などの物体の表面でもよい。
一例として、プロジェクションシステム1は、2台のプロジェクター10A及び10Bを、表示装置として備える。以下の説明では、プロジェクター10Aを「第1のプロジェクター10A」と呼称し、プロジェクター10Bを「第2のプロジェクター10B」と呼称する場合がある。さらに、プロジェクションシステム1は、映像供給装置20と、カメラ30と、操作モニター40と、画像生成装置50と、を備える。
第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、それぞれ、画像生成装置50から出力される映像信号に基づいて、投射面に画像を投射する。以下の説明では、投射面上の領域のうち、第1のプロジェクター10Aによって画像が投射される領域を「第1投射領域100A」と呼称する場合がある。また、投射面上の領域のうち、第2のプロジェクター10Bによって画像が投射される領域を「第2投射領域100B」と呼称する場合がある。
図2は、投射面上における第1投射領域100A及び第2投射領域100Bの一例を示す図である。図2に示すように、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、投射面上において第1投射領域100Aと第2投射領域100Bとが部分的に重なるように、水平方向に並べられる。
図1に戻って説明を続けると、例えば、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、それぞれ、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)ケーブル等の通信ケーブルを介して画像生成装置50と接続される。第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、画像生成装置50と無線通信を行うことが可能なプロジェクターでもよい。
映像供給装置20は、画像生成装置50に映像信号を供給する。例えば、映像供給装置20は、パーソナルコンピューター、DVD(Digital Versatile Disc)プレイヤー、クラウドネットワーク等のネットワークに接続されたサーバーなどである。また、映像供給装置20は、映像信号が保存されたハードディスクドライブ等の記憶装置でもよい。映像供給装置20から供給される映像信号は、有線通信または無線通信によって画像生成装置50に伝送される。以下の説明では、映像供給装置20から供給される映像信号が表す画像を「映像コンテンツ」と呼称する場合がある。つまり、映像供給装置20は、映像コンテンツを供給する装置であると言い換えられる。
カメラ30は、部分的に重なる第1投射領域100A及び第2投射領域100Bが画角内に収まる位置に配置される。カメラ30は、画像生成装置50からの撮影要求信号に従って、画角内に収まるシーンの撮影を行う。以下の説明では、カメラ30が撮影を行うことで得られる画像を「撮影画像」と呼称する場合がある。撮影画像には、第1投射領域100A及び第2投射領域100Bに対応する画像が含まれる。カメラ30は、撮影画像を表す撮影画像信号を画像生成装置50に出力する。
例えば、カメラ30は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信ケーブルを介して画像生成装置50と接続される。カメラ30は、画像生成装置50と無線通信を行うことが可能なカメラでもよい。なお、カメラ30は、後述のキャリブレーションの実行時に必要なデバイスであるため、キャリブレーションが終了した後には、画像生成装置50からカメラ30を切り離してもよい。
操作モニター40は、ユーザーの入力操作を受け付ける入力装置としての機能と、操作用GUI(Graphical User Interface)を表示する表示装置としての機能とを有する。例えば、操作モニター40は、タッチパネルである。操作モニター40は、ユーザーによって操作されることで生じる電気信号を、操作信号として画像生成装置50に出力する。操作モニター40は、画像生成装置50から出力される画像信号に基づいて操作用GUIを表示する。
例えば、操作モニター40は、USBケーブル等の通信ケーブルを介して画像生成装置50と接続される。なお、操作モニター40は、画像生成装置50と無線通信を行うことが可能なタッチパネルでもよい。また、操作モニター40は、画像生成装置50に搭載されたタッチパネルでもよい。
画像生成装置50は、少なくとも、処理装置51と、メモリー52と、を備える。画像生成装置50は、不図示のマザーボード等の回路基板を内蔵しており、処理装置51及びメモリー52は、回路基板上に配置される。また、回路基板上には、画像生成装置50の筐体から露出するように配置された不図示の外部接続コネクターと、外部接続コネクターと電気的に接続される不図示の通信インターフェース回路などが配置される。回路基板上において、処理装置51、メモリー52、及び通信インターフェース回路は、バス等の配線を介して相互に電気的に接続される。
外部接続コネクターは、HDMIコネクター及びUSBコネクターなどの複数のコネクターを含む。上述したように、例えば、第1のプロジェクター10A、第2のプロジェクター10B、映像供給装置20、カメラ30、及び操作モニター40は、HDMIケーブル又はUSBケーブル等の通信ケーブルを介して、画像生成装置50の外部接続コネクターに接続される。また、第1のプロジェクター10A、第2のプロジェクター10B、映像供給装置20、カメラ30、及び操作モニター40が、画像生成装置50と無線通信を行うことが可能である場合には、回路基板上に無線通信回路が配置されてもよい。
処理装置51は、メモリー52に予め記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行するプロセッサーである。例えば、処理装置51は、単数または複数のCPU(Central Processing Unit)によって構成される。処理装置51の機能の一部または全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。処理装置51は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
処理装置51は、通信インターフェース回路を介して、第1のプロジェクター10A、第2のプロジェクター10B、映像供給装置20、カメラ30、及び操作モニター40と通信する。例えば、処理装置51は、映像供給装置20から供給される映像信号と、カメラ30から出力される撮影画像信号と、操作モニター40から出力される操作信号とを、通信インターフェース回路を介して受信する。
また、例えば、処理装置51は、通信インターフェース回路を介して、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bのそれぞれに映像信号を出力し、カメラ30に撮影要求信号を出力し、操作モニター40に画像信号を出力する。なお、以下の説明では、映像供給装置20から供給される映像信号を「オリジナル映像信号」と呼称し、処理装置51から第1のプロジェクター10Aに出力される映像信号を「第1の映像信号」と呼称し、処理装置51から第2のプロジェクター10Bに出力される映像信号を「第2の映像信号」と呼称する場合がある。
メモリー52は、処理装置51に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、処理装置51が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。例えば、不揮発性メモリーは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read Only Memory)又はフラッシュメモリーなどである。揮発性メモリーは、例えばRAM(Random Access Memory)などである。
以下では、処理装置51がメモリー52に記憶されたプログラムに従って実行する各種処理について説明する。
[キャリブレーション]
上記のように、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、投射面上において第1投射領域100Aと第2投射領域100Bとが部分的に重なるように、水平方向に並べられる。このように、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bを配置した後に投射面を正面から視ると、図2に示すように、投射面の三次元形状、及び投射面に対する第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bの向きのバラツキ等に起因して、第1投射領域100A及び第2投射領域100Bは、それぞれ矩形領域にならない場合が多い。
この場合、ユーザーは、部分的に重なる第1投射領域100A及び第2投射領域100Bが画角内に収まる位置にカメラ30を配置した状態で、操作モニター40に表示される操作用GUIを操作することにより、キャリブレーションの開始指示を入力する。処理装置51は、操作モニター40から入力される操作信号に基づいて、キャリブレーションの開始指示を受け付けると、メモリー52からキャリブレーションアプリケーションのプログラムを読み出して実行することにより、キャリブレーションを開始する。
処理装置51は、キャリブレーションを開始すると、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bのそれぞれに格子パターン画像を投射させながら、カメラ30に撮影要求信号を出力することにより、カメラ30に対して画角内のシーンを撮影するように要求する。カメラ30は、処理装置51からの要求に応じて、画角内のシーンを撮影し、格子パターン画像を含む撮影画像を表す撮影画像信号を処理装置51に出力する。
処理装置51は、カメラ30から入力される撮影画像信号に基づいて、撮影画像の画像処理を行うことにより、カメラ30とパネルとの間の幾何学的関係を算出する。パネルとは、例えば、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bのそれぞれに搭載された液晶パネルである。以下の説明では、第1のプロジェクター10Aのパネルを「第1パネル」と呼称し、第2のプロジェクター10Bのパネルを「第2パネル」と呼称する場合がある。カメラ30とパネルとの間の幾何学的関係は、第1パネルと第2パネルとのそれぞれについて個別に算出される。
図2に示すように、処理装置51は、カメラ30とパネルとの間の幾何学的関係に基づいて、第1投射領域100A及び第2投射領域100Bの両方の内側に収まる最大の矩形領域を、スクリーンエリア110として算出する。処理装置51は、カメラ画像座標系におけるスクリーンエリア110の4頂点の座標と、カメラ30とパネルとの間の幾何学的関係とに基づいて、パネル画像座標系におけるパネルの画素の座標と、入力画像座標系における入力画像の画素の座標との対応関係を示す全画素対応マップを算出する。
以下の説明では、第1パネルについて算出された全画素対応マップを「第1の全画素対応マップ」と呼称し、第2パネルについて算出された全画素対応マップを「第2の全画素対応マップ」と呼称する場合がある。入力画像とは、映像供給装置20から画像生成装置50に供給されるオリジナル映像信号が表す画像、すなわち映像コンテンツである。
処理装置51は、入力画像の各画素の画素値と、第1の全画素対応マップとに基づいて、第1パネルの各画素の画素値を決定することにより、第1パネル画像を生成する。また、処理装置51は、入力画像の各画素の画素値と、第2の全画素対応マップとに基づいて、第2パネルの各画素の画素値を決定することにより、第2パネル画像を生成する。処理装置51は、第1パネル画像を表す第1の映像信号を第1のプロジェクター10Aに出力し、第2パネル画像を表す第2の映像信号を第2のプロジェクター10Bに出力する。
これにより、第1パネル画像に対応する矩形の第1投射画像が第1のプロジェクター10Aから投射面に投射され、第2パネル画像に対応する矩形の第2投射画像が第2のプロジェクター10Bから投射面に投射される。その結果、投射面上のスクリーンエリア110内で、第1投射画像と第2投射画像とがタイリングされることにより、入力画像に対応する1つの矩形画像が、スクリーンエリア110の全体にわたって表示される。
上記のように、全画素対応マップがあれば、第1のプロジェクター10Aから投射される第1画像と、第2のプロジェクター10Bから投射される第2画像とを重ね合わせることができるが、第1画像と第2画像とが重なる領域の明るさが、他の領域と比べて大きくなる。そこで、処理装置51は、キャリブレーションの実行時に、第1画像と第2画像とが重なる領域を含むスクリーンエリア110内の領域の明るさを均一にする目的で、パネルの画素ごとに明るさを規定したブレンドマップを算出する。
ブレンドマップは、第1パネルと第2パネルとのそれぞれについて個別に算出される。以下の説明では、第1パネルについて算出されたブレンドマップを「第1のブレンドマップ」と呼称し、第2パネルについて算出されたブレンドマップを「第2のブレンドマップ」と呼称する場合がある。
以上のように、処理装置51は、キャリブレーションを実行することにより、スクリーンエリア110の4頂点の座標と、スクリーンエリア110のサイズと、パネルごとの全画素対応マップと、パネルごとのブレンドマップとを取得する。スクリーンエリア110のサイズは、スクリーンエリア110の4頂点の座標から算出される。処理装置51は、キャリブレーションによって得られた各情報をメモリー52に格納する。
上記の説明から理解されるように、スクリーンエリア110は、「1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域」に対応する。なお、上記のようなキャリブレーションは、マルチプロジェクションシステムでは一般的に知られた処理であるので、カメラ30とパネルとの間の幾何学的関係、全画素対応マップ、及びブレンドマップ等の算出方法に関する説明は省略する。
[左配置アルゴリズム]
上記のように、一般的には、投射面上のスクリーンエリア110内で、第1投射画像と第2投射画像とがタイリングされることにより、入力画像、すなわち映像コンテンツに対応する1つの矩形画像が、スクリーンエリア110の全体にわたって表示される。以下では、映像供給装置20から供給される映像コンテンツを、スクリーンエリア110内の左側の位置に配置する左配置アルゴリズムについて説明する。処理装置51は、メモリー52に記憶されたプログラムに従って、左配置アルゴリズムを実行する。
まず、処理装置51は、インプット情報として、カメラ画像座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、入力画像座標系における入力画像120のサイズと、を取得する。以下の説明では、カメラ画像座標系を「ターゲット座標系」と呼称し、入力画像座標系を「コンテンツ座標系」と呼称し、入力画像120を「コンテンツ120」と呼称する場合がある。
図3は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとの一例を示す図である。図3では、ターゲット座標系を表す座標軸として、X軸と、X軸に直交するY軸とを付記し、コンテンツ座標系を表す座標軸として、x軸と、x軸に直交するy軸とを付記する。各軸の矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。なお、以下の説明において、+X方向及び+x方向を右方向と呼称し、-X方向及び-x方向を左方向と呼称する場合がある。また、以下の説明において、+Y方向及び+y方向を下方向と呼称し、-Y方向及び-y方向を上方向と呼称する場合がある。
処理装置51は、スクリーンエリア110のサイズとして、スクリーンエリア110の幅Ttwと、スクリーンエリア110の高さTthと、を取得する。図3に示すように、スクリーンエリア110の幅Ttwは、スクリーンエリア110のX軸におけるサイズであり、スクリーンエリア110の高さTthは、スクリーンエリア110のY軸におけるサイズである。
以下の説明では、スクリーンエリア110の4辺のうち、X軸と直交し、且つ左側に位置する辺を左辺111と呼称し、スクリーンエリア110の4辺のうち、X軸と直交し、且つ右側に位置する辺を右辺112と呼称する場合がある。スクリーンエリア110の4頂点のうち、左上に位置する頂点が、ターゲット座標系の原点である。
上記の説明から理解されるように、スクリーンエリア110の幅Ttwは、「表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズ」に対応する。スクリーンエリア110の左辺111は、「表示領域の4辺のうち、第1軸と直交し且つ第1軸の一方側に位置する第1辺」に対応する。スクリーンエリア110の右辺112は、「表示領域の4辺のうち、第1辺に対向する第2辺」に対応する。
処理装置51は、コンテンツ120のサイズとして、コンテンツ120の幅Ccwと、コンテンツ120の高さCchと、を取得する。図3に示すように、コンテンツ120の幅Ccwは、コンテンツ120のx軸におけるサイズであり、コンテンツ120の高さCchは、コンテンツ120のy軸におけるサイズである。コンテンツ120の4頂点のうち、左上に位置する頂点が、コンテンツ座標系の原点である。本実施形態では、コンテンツ120のアスペクト比RCcを、下式(1)によって定義する。
RCc=Ccw/Cch …(1)
続いて、処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する。具体的には、処理装置51は、下式(2)に基づいて、コンテンツ130の幅Ctwを算出し、下式(3)に基づいて、コンテンツ130の高さCthを算出する。ターゲット座標系におけるコンテンツ130のアスペクト比は、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のアスペクト比RCcと一致する。
Ctw=Tth×RCc=Tth×Ccw/Cch …(2)
Cth=Tth …(3)
上記の説明から理解されるように、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120の高さCchは、「矩形の第2画像の、第1軸と直交する第2軸におけるサイズを示す第3サイズ」に対応する。ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110の高さTthは、「表示領域の第2軸におけるサイズを示す第4サイズ」に対応する。
図4は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズとの一例を示す図である。図4に示すように、コンテンツ130の幅Ctwは、コンテンツ130のX軸におけるサイズであり、コンテンツ130の高さCthは、コンテンツ130のY軸におけるサイズである。以下の説明では、コンテンツ130の4辺のうち、X軸と直交し、且つ左側に位置する辺を左辺131と呼称し、コンテンツ130の4辺のうち、X軸と直交し、且つ右側に位置する辺を右辺132と呼称する場合がある。
上記の説明から理解されるように、コンテンツ130の幅Ctwは、「第1画像の第1軸におけるサイズを示す第2サイズ」に対応する。コンテンツ130の左辺131は、「第1画像の4辺のうち、第1軸と直交し且つ第1軸の一方側に位置する第3辺」に対応する。コンテンツ130の右辺132は、「第1画像の4辺のうち、第3辺に対向する第4辺」に対応する。スクリーンエリア110の幅Ttwは、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きい。
図4は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値、すなわちTtw/2が、コンテンツ130の幅Ctw以下である場合の一例を示している。処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、スクリーンエリア110内の領域のうち、スクリーンエリア110の左辺111と、コンテンツ130の左辺131とが接する第1位置に、コンテンツ130を配置する。言い換えれば、処理装置51は、Ttw/2≦Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、スクリーンエリア110内の第1位置にコンテンツ130を配置する。
なお、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値は、必ずしもTtw/2と完全に一致する必要はなく、Ttw/2±αの範囲内に含まれる値であってもよい。一例として、αは、1以上且つ5以下の整数である。αの値は、予め設定された値でもよいし、ユーザーが操作モニター40を操作することにより設定されてもよい。
図5は、スクリーンエリア110内の第1位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。処理装置51は、スクリーンエリア110内の第1位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標を取得する。コンテンツ130の左上の頂点の座標は、(0,0)である。コンテンツ130の右上の頂点の座標は、(Ctw-1,0)である。コンテンツ130の左下の頂点の座標は、(0,Tth-1)である。コンテンツ130の右下の頂点の座標は、(Ctw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、スクリーンエリア110内の非コンテンツ領域141の4頂点の座標を取得する。図5に示すように、非コンテンツ領域141とは、スクリーンエリア110内の領域のうち、第1位置に配置されたコンテンツ130以外の領域である。非コンテンツ領域141の左上の頂点の座標は、(Ctw,0)である。非コンテンツ領域141の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,0)である。非コンテンツ領域141の左下の頂点の座標は、(Ctw,Tth-1)である。非コンテンツ領域141の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第1位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域141の4頂点の座標と、非コンテンツ領域141の数と、非コンテンツ領域141のサイズと、を取得する。上記のように、コンテンツ130がスクリーンエリア110内の第1位置に配置される場合、非コンテンツ領域141の数は、1個である。また、非コンテンツ領域141のサイズにおいて、非コンテンツ領域141の幅は、Ttw-Ctwと等しく、非コンテンツ領域141の高さは、Tthと等しい。
図6は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値、すなわちTtw/2が、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きい場合の一例を示す図である。図6に示すように、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きい場合に、スクリーンエリア110内の領域のうち、コンテンツ130の右辺132が、スクリーンエリア110の中心点Pcを通る第3位置に、コンテンツ130を配置する。言い換えれば、処理装置51は、Ttw/2>Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、スクリーンエリア110内の第3位置にコンテンツ130を配置する。
なお、コンテンツ130の右辺132が、必ずしもスクリーンエリア110の中心点Pcを通る必要はなく、中心点Pcを中心とする半径βの円形領域を通ってもよい。一例として、半径βは、1以上且つ5以下の整数である。半径βの値は、予め設定された値でもよいし、ユーザーが操作モニター40を操作することにより設定されてもよい。
図7は、スクリーンエリア110内の第3位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。処理装置51は、スクリーンエリア110内の第3位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標を取得する。コンテンツ130の左上の頂点の座標は、(Left,0)である。ここで、Left=Ttw/2-1-Ctwである。コンテンツ130の右上の頂点の座標は、(Right,0)である。ここで、Right=Ttw/2-1である。コンテンツ130の左下の頂点の座標は、(Left,Tth-1)である。コンテンツ130の右下の頂点の座標は、(Right,Tth-1)である。
処理装置51は、スクリーンエリア110内の各非コンテンツ領域142及び143の4頂点の座標を取得する。図7に示すように、非コンテンツ領域142及び143は、スクリーンエリア110内の領域のうち、第3位置に配置されたコンテンツ130以外の領域である。非コンテンツ領域142の左上の頂点の座標は、(0,0)である。非コンテンツ領域142の右上の頂点の座標は、(Left-1,0)である。非コンテンツ領域142の左下の頂点の座標は、(0,Tth-1)である。非コンテンツ領域142の右下の頂点の座標は、(Left-1,Tth-1)である。
非コンテンツ領域143の左上の頂点の座標は、(Right+1,0)である。非コンテンツ領域143の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,0)である。非コンテンツ領域143の左下の頂点の座標は、(Right+1,Tth-1)である。非コンテンツ領域143の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第3位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域142及び143の4頂点の座標と、非コンテンツ領域142及び143の数と、各非コンテンツ領域142及び143のサイズと、を取得する。
上記のように、コンテンツ130がスクリーンエリア110内の第3位置に配置される場合、非コンテンツ領域142及び143の数は、2個である。非コンテンツ領域142のサイズにおいて、非コンテンツ領域142の幅は、Leftと等しく、非コンテンツ領域142の高さは、Tthと等しい。非コンテンツ領域143のサイズにおいて、非コンテンツ領域143の幅は、Ttw/2と等しく、非コンテンツ領域143の高さは、Tthと等しい。
以上が左配置アルゴリズムの説明である。
処理装置51は、左配置アルゴリズムを実行することで得られたアウトプット情報と、入力画像(映像コンテンツ)の各画素の画素値と、第1の全画素対応マップと、第1のブレンドマップと、に基づいて、第1パネルの各画素の画素値を決定することにより、第1パネル画像を生成する。また、処理装置51は、左配置アルゴリズムを実行することで得られたアウトプット情報と、入力画像(映像コンテンツ)の各画素の画素値と、第2の全画素対応マップと、第2のブレンドマップとに基づいて、第2パネルの各画素の画素値を決定することにより、第2パネル画像を生成する。処理装置51は、第1パネル画像を表す第1の映像信号を第1のプロジェクター10Aに出力し、第2パネル画像を表す第2の映像信号を第2のプロジェクター10Bに出力する。
これにより、第1パネル画像に対応する矩形の第1投射画像が第1のプロジェクター10Aから投射面に投射され、第2パネル画像に対応する矩形の第2投射画像が第2のプロジェクター10Bから投射面に投射される。その結果、投射面上のスクリーンエリア110内で、第1投射画像と第2投射画像とがタイリングされることにより、スクリーンエリア110内の第1位置に配置された映像コンテンツを含む第1表示画像、又はスクリーンエリア110内の第3位置に配置された映像コンテンツを含む第2表示画像が、スクリーンエリア110に表示される。
なお、処理装置51は、第1モードの場合に、第1位置に配置された映像コンテンツを含む第1表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bに表示させてもよい。第1モードは、ユーザーが操作モニター40を操作することにより設定されてもよい。
図8は、左配置アルゴリズムの処理を示すフローチャートである。以下の図8に関する説明において、上記の左配置アルゴリズムに関する説明と重複する部分については、説明を省略又は簡略化する。
図8に示すように、処理装置51は、左配置アルゴリズムの実行を開始すると、まず、インプット情報として、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズを取得する(ステップS11)。ステップS11において、処理装置51は、スクリーンエリア110のサイズとして、スクリーンエリア110の幅Ttwと、スクリーンエリア110の高さTthと、を取得する。
続いて、処理装置51は、インプット情報として、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズを取得する(ステップS12)。ステップS12において、処理装置51は、コンテンツ120のサイズとして、コンテンツ120の幅Ccwと、コンテンツ120の高さCchと、を取得する。
続いて、処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する(ステップS13)。ステップS13において、処理装置51は、上式(2)に基づいて、コンテンツ130の幅Ctwを算出し、上式(3)に基づいて、コンテンツ130の高さCthを算出する。
続いて、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下であるか否かを判定する(ステップS14)。処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下であると判定した場合(ステップS14:YES)、スクリーンエリア110内の第1位置にコンテンツ130を配置し、コンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域141の4頂点の座標とを取得する(ステップS15)。
一方、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きいと判定した場合(ステップS14:NO)、スクリーンエリア110内の第3位置にコンテンツ130を配置し、コンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域142及び143の4頂点の座標とを取得する(ステップS16)。
処理装置51は、上記のステップS15又はS16の処理を実行した後、アウトプット情報を取得する(ステップS17)。処理装置51は、ステップS15の後にステップS17に移行した場合、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第1位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域141の4頂点の座標と、非コンテンツ領域141の数と、非コンテンツ領域141のサイズと、を取得する。
また、処理装置51は、ステップS16の後にステップS17に移行した場合、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第3位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域142及び143の4頂点の座標と、非コンテンツ領域142及び143の数と、各非コンテンツ領域142及び143のサイズと、を取得する。処理装置51は、ステップS17を実行した後、左配置アルゴリズムの処理を終了する。
[右配置アルゴリズム]
以下では、映像供給装置20から供給される映像コンテンツを、スクリーンエリア110内の右側の位置に配置する右配置アルゴリズムについて説明する。処理装置51は、メモリー52に記憶されたプログラムに従って、右配置アルゴリズムを実行する。
まず、処理装置51は、インプット情報として、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズと、を取得する。この処理は、左配置アルゴリズムと同じであるので、説明を省略する。
続いて、処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する。具体的には、処理装置51は、上式(2)に基づいて、コンテンツ130の幅Ctwを算出し、上式(3)に基づいて、コンテンツ130の高さCthを算出する。
図4に示すように、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、スクリーンエリア110内の領域のうち、スクリーンエリア110の右辺112と、コンテンツ130の右辺132とが接する第2位置に、コンテンツ130を配置する。言い換えれば、処理装置は、Ttw/2≦Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、スクリーンエリア110内の第2位置にコンテンツ130を配置する。
なお、左配置アルゴリズムと同様に、右配置アルゴリズムにおいても、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値は、必ずしもTtw/2と完全に一致する必要はなく、Ttw/2±αの範囲内に含まれる値であってもよい。一例として、αは、1以上且つ5以下の整数である。αの値は、予め設定された値でもよいし、ユーザーが操作モニター40を操作することにより設定されてもよい。
図9は、スクリーンエリア110内の第2位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。処理装置51は、スクリーンエリア110内の第2位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標を取得する。コンテンツ130の左上の頂点の座標は、(Left,0)である。ここで、Left=Ttw-Ctw-1である。コンテンツ130の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,0)である。コンテンツ130の左下の頂点の座標は、(Left,Tth-1)である。コンテンツ130の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、スクリーンエリア110内の非コンテンツ領域151の4頂点の座標を取得する。図9に示すように、非コンテンツ領域151とは、スクリーンエリア110内の領域のうち、第2位置に配置されたコンテンツ130以外の領域である。非コンテンツ領域151の左上の頂点の座標は、(0,0)である。非コンテンツ領域151の右上の頂点の座標は、(Left-1,0)である。非コンテンツ領域151の左下の頂点の座標は、(0,Tth-1)である。非コンテンツ領域151の右下の頂点の座標は、(Left-1,Tth-1)である。
処理装置51は、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第2位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域151の4頂点の座標と、非コンテンツ領域151の数と、非コンテンツ領域151のサイズと、を取得する。上記のように、コンテンツ130がスクリーンエリア110内の第2位置に配置される場合、非コンテンツ領域151の数は、1個である。また、非コンテンツ領域151のサイズにおいて、非コンテンツ領域151の幅は、Ttw-Ctwと等しく、非コンテンツ領域151の高さは、Tthと等しい。
図6に示すように、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きい場合に、スクリーンエリア110内の領域のうち、コンテンツ130の左辺131が、スクリーンエリア110の中心点Pcを通る第4位置に、コンテンツ130を配置する。言い換えれば、処理装置51は、Ttw/2>Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、スクリーンエリア110内の第4位置にコンテンツ130を配置する。
図10は、スクリーンエリア110内の第4位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。処理装置51は、スクリーンエリア110内の第4位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標を取得する。コンテンツ130の左上の頂点の座標は、(Left,0)である。ここで、Left=Ttw/2+1である。コンテンツ130の右上の頂点の座標は、(Right,0)である。ここで、Right=Left+Ctwである。コンテンツ130の左下の頂点の座標は、(Left,Tth-1)である。コンテンツ130の右下の頂点の座標は、(Right,Tth-1)である。
処理装置51は、スクリーンエリア110内の各非コンテンツ領域152及び153の4頂点の座標を取得する。図10に示すように、非コンテンツ領域152及び153は、スクリーンエリア110内の領域のうち、第4位置に配置されたコンテンツ130以外の領域である。非コンテンツ領域152の左上の頂点の座標は、(0,0)である。非コンテンツ領域152の右上の頂点の座標は、(Left-1,0)である。非コンテンツ領域152の左下の頂点の座標は、(0,Tth-1)である。非コンテンツ領域152の右下の頂点の座標は、(Left-1,Tth-1)である。
非コンテンツ領域153の左上の頂点の座標は、(Right+1,0)である。非コンテンツ領域153の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,0)である。非コンテンツ領域153の左下の頂点の座標は、(Right+1,Tth-1)である。非コンテンツ領域153の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第4位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域152及び153の4頂点の座標と、非コンテンツ領域152及び153の数と、各非コンテンツ領域152及び153のサイズと、を取得する。
上記のように、コンテンツ130がスクリーンエリア110内の第4位置に配置される場合、非コンテンツ領域152及び153の数は、2個である。非コンテンツ領域152のサイズにおいて、非コンテンツ領域152の幅は、Ttw/2と等しく、非コンテンツ領域152の高さは、Tthと等しい。非コンテンツ領域153のサイズにおいて、非コンテンツ領域153の幅は、Ttw-Right+1と等しく、非コンテンツ領域153の高さは、Tthと等しい。
以上が右配置アルゴリズムの説明である。
処理装置51は、右配置アルゴリズムを実行することで得られたアウトプット情報と、入力画像(映像コンテンツ)の各画素の画素値と、第1の全画素対応マップと、第1のブレンドマップと、に基づいて、第1パネルの各画素の画素値を決定することにより、第1パネル画像を生成する。また、処理装置51は、右配置アルゴリズムを実行することで得られたアウトプット情報と、入力画像(映像コンテンツ)の各画素の画素値と、第2の全画素対応マップと、第2のブレンドマップとに基づいて、第2パネルの各画素の画素値を決定することにより、第2パネル画像を生成する。処理装置51は、第1パネル画像を表す第1の映像信号を第1のプロジェクター10Aに出力し、第2パネル画像を表す第2の映像信号を第2のプロジェクター10Bに出力する。
これにより、第1パネル画像に対応する矩形の第1投射画像が第1のプロジェクター10Aから投射面に投射され、第2パネル画像に対応する矩形の第2投射画像が第2のプロジェクター10Bから投射面に投射される。その結果、投射面上のスクリーンエリア110内で、第1投射画像と第2投射画像とがタイリングされることにより、スクリーンエリア110内の第2位置に配置された映像コンテンツを含む第1表示画像、又はスクリーンエリア110内の第4位置に配置された映像コンテンツを含む第2表示画像が、スクリーンエリア110に表示される。
なお、処理装置51は、第2モードの場合に、第2位置に配置された映像コンテンツを含む第1表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bに表示させてもよい。第2モードは、ユーザーが操作モニター40を操作することにより設定されてもよい。
図11は、右配置アルゴリズムの処理を示すフローチャートである。以下の図11に関する説明において、上記の右配置アルゴリズムに関する説明と重複する部分については、説明を省略又は簡略化する。
図11に示すように、処理装置51は、右配置アルゴリズムの実行を開始すると、まず、インプット情報として、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズを取得する(ステップS21)。ステップS21の処理は、図8に示されるステップS11の処理と同じである。
続いて、処理装置51は、インプット情報として、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズを取得する(ステップS22)。ステップS22の処理は、図8に示されるステップS12の処理と同じである。
続いて、処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する(ステップS23)。ステップS23の処理は、図8に示されるステップS13の処理と同じである。
続いて、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下であるか否かを判定する(ステップS24)。処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下であると判定した場合(ステップS24:YES)、スクリーンエリア110内の第2位置にコンテンツ130を配置し、コンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域151の4頂点の座標とを取得する(ステップS25)。
一方、処理装置51は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きいと判定した場合(ステップS24:NO)、スクリーンエリア110内の第4位置にコンテンツ130を配置し、コンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域152及び153の4頂点の座標とを取得する(ステップS26)。
処理装置51は、上記のステップS25又はS26の処理を実行した後、アウトプット情報を取得する(ステップS27)。処理装置51は、ステップS25の後にステップS27に移行した場合、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第2位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域151の4頂点の座標と、非コンテンツ領域151の数と、非コンテンツ領域151のサイズと、を取得する。
また、処理装置51は、ステップS26の後にステップS27に移行した場合、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第4位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域152及び153の4頂点の座標と、非コンテンツ領域152及び153の数と、各非コンテンツ領域152及び153のサイズと、を取得する。処理装置51は、ステップS27を実行した後、右配置アルゴリズムの処理を終了する。
図12は、モード変更操作に応じて左配置アルゴリズムと右配置アルゴリズムとを切り替えるモード切替え処理を示すフローチャートである。図12に示すように、処理装置51は、操作モニター40から入力される操作信号に基づいて、ユーザーによるモード変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS31)。例えば、モード変更操作とは、操作モニター40に表示される操作GUIに含まれるモード変更用のアイコンを、ユーザーがタップすることである。
処理装置51は、ユーザーによるモード変更操作を受け付けた場合(ステップS31:YES)、モードを変更する(ステップS32)。例えば、処理装置51は、ユーザーによるモード変更操作を受け付ける前のモードが第1モードである場合、モードを第1モードから第2モードに変更する。また、例えば、処理装置51は、ユーザーによるモード変更操作を受け付ける前のモードが第2モードである場合、モードを第2モードから第1モードに変更する。
一方、処理装置51は、ユーザーによるモード変更操作を受け付けなかった場合(ステップS31:NO)、ステップS32をスキップしてステップS33に移行する。つまり、この場合、処理装置51は、モードの変更を行わない。
処理装置51は、モードが第1モードであるか否かを判定する(ステップS33)。処理装置51は、モードが第1モードである場合(ステップS33:YES)、左配置アルゴリズムを実行する(ステップS34)。一方、処理装置51は、モードが第1モードではない場合、すなわちモードが第2モードである場合(ステップS33:NO)、右配置アルゴリズムを実行する(ステップS35)。左配置アルゴリズム及び右配置アルゴリズムの処理に関する説明は省略する。
[中央配置アルゴリズム]
以下では、映像供給装置20から供給される映像コンテンツを、スクリーンエリア110内の中央の位置に配置する中央配置アルゴリズムについて説明する。処理装置51は、メモリー52に記憶されたプログラムに従って、中央配置アルゴリズムを実行する。
処理装置51は、インプット情報として、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズと、を取得する。この処理は、左配置アルゴリズムと同じであるので、説明を省略する。
処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、スクリーンエリア110とコンテンツ120とのどちらが横長であるかを判定する。
例えば、図3に示すように、スクリーンエリア110がコンテンツ120よりも横長である場合、処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する。具体的には、処理装置51は、上式(2)に基づいて、コンテンツ130の幅Ctwを算出し、上式(3)に基づいて、コンテンツ130の高さCthを算出する。
処理装置51は、スクリーンエリア110がコンテンツ120よりも横長である場合、スクリーンエリア110内の中央の領域がコンテンツ130によって占有され、且つコンテンツ130の左右両側に非コンテンツ領域が存在する第5位置に、コンテンツ130を配置する。
図13は、スクリーンエリア110内の第5位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。処理装置51は、スクリーンエリア110内の第5位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標を取得する。コンテンツ130の左上の頂点の座標は、(Left,0)である。ここで、Left=(Ttw-Ctw)/2-1である。コンテンツ130の右上の頂点の座標は、(Right,0)である。ここで、Right=Left+Ctwである。コンテンツ130の左下の頂点の座標は、(Left,Tth-1)である。コンテンツ130の右下の頂点の座標は、(Right,Tth-1)である。
処理装置51は、スクリーンエリア110内の各非コンテンツ領域161及び162の4頂点の座標を取得する。図13に示すように、非コンテンツ領域161とは、スクリーンエリア110内の領域のうち、第5位置に配置されたコンテンツ130の左側に位置する領域である。非コンテンツ領域162とは、スクリーンエリア110内の領域のうち、第5位置に配置されたコンテンツ130の右側に位置する領域である。
非コンテンツ領域161の左上の頂点の座標は、(0,0)である。非コンテンツ領域161の右上の頂点の座標は、(Left-1,0)である。非コンテンツ領域161の左下の頂点の座標は、(0,Tth-1)である。非コンテンツ領域161の右下の頂点の座標は、(Left-1,Tth-1)である。
非コンテンツ領域162の左上の頂点の座標は、(Right+1,0)である。非コンテンツ領域162の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,0)である。非コンテンツ領域162の左下の頂点の座標は、(Right+1,Tth-1)である。非コンテンツ領域163の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第5位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域161及び162の4頂点の座標と、非コンテンツ領域161及び162の数と、各非コンテンツ領域161及び162のサイズと、を取得する。
上記のように、コンテンツ130がスクリーンエリア110内の第5位置に配置される場合、非コンテンツ領域161及び162の数は、2個である。非コンテンツ領域161のサイズにおいて、非コンテンツ領域161の幅は、Leftに等しく、非コンテンツ領域161の高さは、Tthに等しい。非コンテンツ領域162のサイズにおいて、非コンテンツ領域162の幅は、Ttw-Rightと等しく、非コンテンツ領域162の高さは、Tthと等しい。
図14は、コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合の一例を示す図である。図14に示すように、コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合、処理装置51は、下式(4)に基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130の幅Ctwを算出し、下式(5)に基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130の高さCthを算出する。
Ctw=Ttw …(4)
Cth=Ttw/RCc=Ttw×Cch/Ccw …(5)
図15は、コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合の、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズとの一例を示す図である。処理装置51は、コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合、スクリーンエリア110内の中央の領域がコンテンツ130によって占有され、且つコンテンツ130の上下両側に非コンテンツ領域が存在する第6位置に、コンテンツ130を配置する。
図16は、スクリーンエリア110内の第6位置にコンテンツ130が配置された様子を示す図である。処理装置51は、スクリーンエリア110内の第6位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標を取得する。コンテンツ130の左上の頂点の座標は、(0,Top)である。ここで、Top=(Tth-Cth)/2-1である。コンテンツ130の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,Top)である。コンテンツ130の左下の頂点の座標は、(0,Bottom)である。ここで、Bottom=Top+Cthである。コンテンツ130の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Bottom)である。
処理装置51は、スクリーンエリア110内の各非コンテンツ領域163及び164の4頂点の座標を取得する。図16に示すように、非コンテンツ領域163とは、スクリーンエリア110内の領域のうち、第6位置に配置されたコンテンツ130の上側に位置する領域である。非コンテンツ領域164とは、スクリーンエリア110内の領域のうち、第6位置に配置されたコンテンツ130の下側に位置する領域である。
非コンテンツ領域163の左上の頂点の座標は、(0,0)である。非コンテンツ領域163の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,0)である。非コンテンツ領域163の左下の頂点の座標は、(0,Top-1)である。非コンテンツ領域163の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Top-1)である。
非コンテンツ領域164の左上の頂点の座標は、(0,Bottom+1)である。非コンテンツ領域164の右上の頂点の座標は、(Ttw-1,Bottom+1)である。非コンテンツ領域164の左下の頂点の座標は、(0,Tth-1)である。非コンテンツ領域164の右下の頂点の座標は、(Ttw-1,Tth-1)である。
処理装置51は、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第6位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域163及び164の4頂点の座標と、非コンテンツ領域163及び164の数と、各非コンテンツ領域163及び164のサイズと、を取得する。
上記のように、コンテンツ130がスクリーンエリア110内の第6位置に配置される場合、非コンテンツ領域163及び164の数は、2個である。非コンテンツ領域163のサイズにおいて、非コンテンツ領域163の幅は、Ttwと等しく、非コンテンツ領域163の高さは、Topと等しい。非コンテンツ領域164のサイズにおいて、非コンテンツ領域164の幅は、Ttwと等しく、非コンテンツ領域164の高さは、Tth-Bottomと等しい。
以上が中央配置アルゴリズムの説明である。
処理装置51は、中央配置アルゴリズムを実行することで得られたアウトプット情報と、入力画像(映像コンテンツ)の各画素の画素値と、第1の全画素対応マップと、第1のブレンドマップと、に基づいて、第1パネルの各画素の画素値を決定することにより、第1パネル画像を生成する。また、処理装置51は、中央配置アルゴリズムを実行することで得られたアウトプット情報と、入力画像(映像コンテンツ)の各画素の画素値と、第2の全画素対応マップと、第2のブレンドマップとに基づいて、第2パネルの各画素の画素値を決定することにより、第2パネル画像を生成する。処理装置51は、第1パネル画像を表す第1の映像信号を第1のプロジェクター10Aに出力し、第2パネル画像を表す第2の映像信号を第2のプロジェクター10Bに出力する。
これにより、第1パネル画像に対応する矩形の第1投射画像が第1のプロジェクター10Aから投射面に投射され、第2パネル画像に対応する矩形の第2投射画像が第2のプロジェクター10Bから投射面に投射される。その結果、投射面上のスクリーンエリア110内で、第1投射画像と第2投射画像とがタイリングされることにより、スクリーンエリア110内の第5位置に配置された映像コンテンツを含む第3表示画像、又はスクリーンエリア110内の第6位置に配置された映像コンテンツを含む第4表示画像が、スクリーンエリア110に表示される。
図17は、中央配置アルゴリズムの処理を示すフローチャートである。以下の図17に関する説明において、上記の中央配置アルゴリズムに関する説明と重複する部分については、説明を省略又は簡略化する。
図17に示すように、処理装置51は、中央配置アルゴリズムの実行を開始すると、まず、インプット情報として、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズを取得する(ステップS41)。ステップS41の処理は、図8に示されるステップS11の処理と同じである。
続いて、処理装置51は、インプット情報として、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズを取得する(ステップS42)。ステップS42の処理は、図8に示されるステップS12の処理と同じである。
続いて、処理装置51は、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、スクリーンエリア110とコンテンツ120とのどちらが横長であるかを判定する(ステップS43)。
処理装置51は、スクリーンエリア110がコンテンツ120よりも横長である場合(ステップS43:YES)、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する(ステップS44)。ステップS44において、処理装置51は、上式(2)に基づいて、コンテンツ130の幅Ctwを算出し、上式(3)に基づいて、コンテンツ130の高さCthを算出する。
処理装置51は、ステップS44を実行した後、スクリーンエリア110内の第5位置にコンテンツ130を配置し、コンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域161及び162の4頂点の座標とを取得する(ステップS45)。
一方、処理装置51は、コンテンツ120がスクリーンエリア110よりも横長である場合(ステップS43:NO)、ターゲット座標系におけるスクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズとに基づいて、ターゲット座標系におけるコンテンツ130のサイズを算出する(ステップS46)。ステップS46において、処理装置51は、上式(4)に基づいて、コンテンツ130の幅Ctwを算出し、上式(5)に基づいて、コンテンツ130の高さCthを算出する。
処理装置51は、ステップS46を実行した後、スクリーンエリア110内の第6位置にコンテンツ130を配置し、コンテンツ130の4頂点の座標と、非コンテンツ領域163及び164の4頂点の座標とを取得する(ステップS47)。
処理装置51は、上記のステップS45又はS47の処理を実行した後、アウトプット情報を取得する(ステップS48)。処理装置51は、ステップS45の後にステップS48に移行した場合、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第5位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域161及び162の4頂点の座標と、非コンテンツ領域161及び162の数と、各非コンテンツ領域161及び162のサイズと、を取得する。
また、処理装置51は、ステップS47の後にステップS48に移行した場合、アウトプット情報として、スクリーンエリア110内の第6位置に配置されたコンテンツ130の4頂点の座標と、各非コンテンツ領域163及び164の4頂点の座標と、非コンテンツ領域163及び164の数と、各非コンテンツ領域163及び164のサイズと、を取得する。処理装置51は、ステップS48を実行した後、中央配置アルゴリズムの処理を終了する。
[コンテンツ割り当て処理]
以下では、左配置アルゴリズム、右配置アルゴリズム、及び中央配置アルゴリズムを利用して、複数の映像コンテンツに対してスクリーンエリア110内の領域を分割して割り当てるコンテンツ割り当て処理について説明する。処理装置51は、メモリー52に記憶されたプログラムに従って、コンテンツ割り当て処理を実行する。なお、映像コンテンツの数が1個の場合には、中央配置アルゴリズムを適用することにより、スクリーンエリア110内におけるコンテンツ130の4頂点の座標を算出すればよい。
まず、映像コンテンツの数がN個であり、且つメインコンテンツ無しの場合に、処理装置51によって実行されるコンテンツ割り当て処理について説明する。なお、Nは2以上の整数である。また、メインコンテンツとは、例えば、画像生成装置50に入力される複数の映像コンテンツのうち、ユーザーが操作モニター40を操作することにより、メインコンテンツとして設定された映像コンテンツである。
この場合、処理装置51は、全ての映像コンテンツに対して中央配置アルゴリズムを適用することにより、ターゲット座標系における各映像コンテンツの4頂点の座標を算出する。中央配置アルゴリズムを実行する際に使用されるインプット情報は、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズ、すなわち映像コンテンツのサイズを含む。また、インプット情報は、スクリーンエリア110の幅Ttw/Nと、スクリーンエリア110の高さTthと、を含む。
処理装置51は、ターゲット座標系における各映像コンテンツの4頂点を、下式(6)で表される移動量ΔXだけ、X軸に沿って平行移動させる。言い換えれば、処理装置51は、ターゲット座標系における各映像コンテンツの4頂点の座標のうち、X座標に対して移動量ΔXを加算する。式(6)において、nは映像コンテンツの順番であり、0から始まる連番である。
ΔX=n×Ttw/N …(6)
続いて、映像コンテンツの数がN個であり、且つメインコンテンツ有りの場合に、処理装置51によって実行されるコンテンツ割り当て処理について説明する。この場合、処理装置51は、メインコンテンツに対して中央配置アルゴリズムを適用することにより、スクリーンエリア110内におけるメインコンテンツの4頂点の座標と、非コンテンツ領域に関する情報のリストとを算出する。その後、処理装置51は、残コンテンツがなくなるまで、以下の処理Aから処理Cまでの一連の処理を繰り返す。
処理A:処理装置51は、非コンテンツ領域に関する情報のリストに基づいて、複数の非コンテンツ領域のうち最大の非コンテンツ領域を探索し、最大の非コンテンツ領域に対して左配置アルゴリズムまたは右配置アルゴリズムを適用することにより、残コンテンツの4頂点を算出する。例えば、処理装置51は、スクリーンエリア110内において最大の非コンテンツ領域がメインコンテンツの左側に位置する場合、左配置アルゴリズムを適用する。また、処理装置51は、スクリーンエリア110内において最大の非コンテンツ領域がメインコンテンツの右側に位置する場合、右配置アルゴリズムを適用する。
処理B:処理装置51は、非コンテンツ領域に関する情報のリストから最大の非コンテンツ領域に関する情報を削除する。
処理C:処理装置51は、処理Aによって得られた非コンテンツ領域に関する情報をリストに追加する。
図18は、コンテンツ割り当て処理を示すフローチャートである。以下の図18に関する説明において、上記のコンテンツ割り当て処理に関する説明と重複する部分については、説明を省略又は簡略化する。
図18に示すように、処理装置51は、コンテンツ割り当て処理を開始すると、まず、複数の映像コンテンツの中にメインコンテンツが無いか否かを判定する(ステップS51)。処理装置51は、複数の映像コンテンツの中にメインコンテンツが無い場合(ステップS51:YES)、n番目の映像コンテンツに対して中央配置アルゴリズムを適用することにより、ターゲット座標系におけるn番目の映像コンテンツの4頂点の座標を算出する(ステップS52)。
上述したように、nは映像コンテンツの順番であり、0から始まる連番である。ステップS52の処理が初めて実行されるとき、nの値は、0であるが、後述のステップS54からステップS52に戻るときに、nの値はインクリメントされる。中央配置アルゴリズムを実行する際に使用されるインプット情報は、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120のサイズ、すなわち映像コンテンツのサイズを含む。また、インプット情報は、スクリーンエリア110の幅Ttw/Nと、スクリーンエリア110の高さTthと、を含む。上述したように、Nは、映像コンテンツの数である。
処理装置51は、ステップS52を実行した後、ターゲット座標系におけるn番目の映像コンテンツの4頂点を、上式(6)で表される移動量ΔXだけ、X軸に沿って平行移動させる(ステップS53)。そして、処理装置51は、残コンテンツが無いか否かを判定する(ステップS54)。
処理装置51は、残コンテンツが無い場合(ステップS54:YES)、コンテンツ割り当て処理を終了する。一方、処理装置51は、残コンテンツが有る場合(ステップS54:NO)、ステップS52に戻り、残コンテンツが無くなるまで、ステップS52からステップS54の処理を繰り返す。
処理装置51は、複数の映像コンテンツの中にメインコンテンツが有る場合(ステップS51:NO)、メインコンテンツに対して中央配置アルゴリズムを適用することにより、ターゲット座標系におけるメインコンテンツの4頂点の座標と、非コンテンツ領域に関する情報のリストとを算出する(ステップS55)。
処理装置51は、ステップS55を実行した後、非コンテンツ領域に関する情報のリストに基づいて、複数の非コンテンツ領域のうち最大の非コンテンツ領域を探索し、最大の非コンテンツ領域がメインコンテンツの左側に位置するか否かを判定する(ステップS56)。
処理装置51は、最大の非コンテンツ領域がメインコンテンツの左側に位置する場合(ステップS56:YES)、最大の非コンテンツ領域に対して左配置アルゴリズムを適用することにより、残コンテンツの4頂点を算出する(ステップS57)。ステップS57において、処理装置51は、左配置アルゴリズムによって残コンテンツの4頂点を算出した後、非コンテンツ領域に関する情報のリストから最大の非コンテンツ領域に関する情報を削除し、左配置アルゴリズムによって得られた非コンテンツ領域に関する情報をリストに追加する。
一方、処理装置51は、最大の非コンテンツ領域がメインコンテンツの右側に位置する場合(ステップS56:NO)、最大の非コンテンツ領域に対して右配置アルゴリズムを適用することにより、残コンテンツの4頂点を算出する(ステップS58)。ステップS58において、処理装置51は、右配置アルゴリズムによって残コンテンツの4頂点を算出した後、非コンテンツ領域に関する情報のリストから最大の非コンテンツ領域に関する情報を削除し、右配置アルゴリズムによって得られた非コンテンツ領域に関する情報をリストに追加する。
処理装置51は、ステップS57又はS58を実行した後、残コンテンツが無いか否かを判定する(ステップS59)。処理装置51は、残コンテンツが無い場合(ステップS59:YES)、コンテンツ割り当て処理を終了する。一方、処理装置51は、残コンテンツが有る場合(ステップS59:NO)、ステップS56に戻り、残コンテンツが無くなるまで、ステップS56からステップS59の処理を繰り返す。
(第1実施形態の効果)
以上説明したように、第1実施形態の表示方法は、ターゲット座標系におけるコンテンツ130を取得することと、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、スクリーンエリア110の左辺111と、コンテンツ130の左辺131と、が接する第1位置、またはスクリーンエリア110の右辺112と、コンテンツ130の右辺132と、が接する第2位置に配置されたコンテンツ130を含む第1表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bがスクリーンエリア110に表示することと、を含む。
この表示方法によれば、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、コンテンツ130、すなわちターゲット座標系における映像コンテンツをスクリーンエリア110内の左側又は右側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
第1実施形態の表示方法は、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctよりも大きい場合に、コンテンツ130の右辺132が、スクリーンエリア110の中心点Pcを通る第3位置、またはコンテンツ130の左辺131が、スクリーンエリア110の中心点Pcを通る第4位置に配置されたコンテンツ130を含む第2表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bがスクリーンエリア110に表示すること、をさらに含む。
この表示方法によれば、スクリーンエリア110のサイズと、コンテンツ130のサイズとの関係に応じて、コンテンツ130、すなわちターゲット座標系における映像コンテンツをスクリーンエリア110内の中央に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
第1実施形態の表示方法において、ターゲット座標系におけるコンテンツ130を取得することは、コンテンツ座標系におけるコンテンツ120の高さCcwが、スクリーンエリア110の高さTthと一致するように、コンテンツ120を拡大又は縮小することにより、コンテンツ130を生成すること、を含み、コンテンツ130のアスペクト比は、コンテンツ120のアスペクト比と一致する。
この表示方法によれば、コンテンツ130の高さCthがスクリーンエリア110の高さTthと一致するため、スクリーンエリア110に対して、より適した大きさのコンテンツ130を配置した第1表示画像を表示することができる。
第1実施形態の表示方法において、第1表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bがスクリーンエリア110に表示することは、スクリーンエリア110の幅をTtw、スクリーンエリア110の高さをTth、コンテンツ120の幅をCcw、コンテンツ120の高さをCchとするとき、Ttw/2≦Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、第1位置または第2位置に配置されたコンテンツ130を含む第1表示画像を表示すること、を含む。
この表示方法によれば、コンテンツ120のサイズが判明している状態で、コンテンツ120のサイズに基づいて、適切な位置にコンテンツ130を配置した第1表示画像を表示することができる。
第1実施形態の表示方法において、第1表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bがスクリーンエリア110に表示することは、スクリーンエリア110の幅をTtw、スクリーンエリア110の高さをTth、コンテンツ120の幅をCcw、コンテンツ120の高さをCchとするとき、Ttw/2>Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、第3位置または第4位置に配置されたコンテンツ130を含む第2表示画像を表示すること、を含む。
この表示方法によれば、コンテンツ120のサイズが判明している状態で、コンテンツ120のサイズに基づいて、適切な位置にコンテンツ130を配置した第2表示画像を表示することができる。
第1実施形態の表示方法において、第1表示画像を、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bがスクリーンエリア110に表示することは、第1モードの場合に、第1位置に配置されコンテンツ130を含む第1表示画像を表示することと、第2モードの場合に、第2位置に配置されたコンテンツ130を含む第1表示画像を表示することと、を含む。
モードを第1モード又は第2モードに設定することにより、コンテンツ130、すなわちターゲット座標系における映像コンテンツをスクリーンエリア110内の左側及び右側のどちらに寄せて表示させるのかを設定できるため、ユーザーの所望の位置に映像コンテンツが配置された第1表示画像を表示することができる。
第1実施形態の表示方法において、スクリーンエリア110の幅Ttwは、コンテンツ130の幅Ctwよりも大きい。
この表示方法によれば、コンテンツ130のサイズが、スクリーンエリア110のサイズよりも大きくならないため、スクリーンエリア110からコンテンツ130の一部がはみ出すことが抑制された第1表示画像を表示することができる。
第1実施形態の画像生成装置50は、ターゲット座標系におけるコンテンツ130を取得することと、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、スクリーンエリア110の左辺111と、コンテンツ130の左辺131と、が接する第1位置、またはスクリーンエリア110の右辺112と、コンテンツ130の右辺132と、が接する第2位置に配置されたコンテンツ130を含む第1表示画像を生成することと、を実行する処理装置51を備える。
このような画像生成装置50によれば、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、コンテンツ130、すなわちターゲット座標系における映像コンテンツをスクリーンエリア110内の左側又は右側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
第1実施形態において、メモリー52に記憶されたプログラムは、ターゲット座標系におけるコンテンツ130を取得することと、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、スクリーンエリア110の左辺111と、コンテンツ130の左辺131と、が接する第1位置、またはスクリーンエリア110の右辺112と、コンテンツ130の右辺132と、が接する第2位置に配置されたコンテンツ130を含む第1表示画像を生成することと、を処理装置51に実行させる。処理装置51は、コンピューターの一形態である。
このようなプログラムによれば、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、コンテンツ130、すなわちターゲット座標系における映像コンテンツをスクリーンエリア110内の左側又は右側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
〔第2実施形態〕
本開示の第2実施形態について説明する。図19は、第2実施形態におけるプロジェクションシステム2の概略的な構成を示す図である。第1実施形態と同様に、プロジェクションシステム2は、複数のプロジェクターから投射面に投射される画像をタイリングすることにより、投射面上に1つの画像を表示するマルチプロジェクションシステムである。
プロジェクションシステム2は、第1のプロジェクター10Aと、第2のプロジェクター10Bと、映像供給装置20と、を備える。映像供給装置20は、第1のプロジェクター10Aに映像信号、すなわち映像コンテンツを供給する。第1のプロジェクター10Aと、第2のプロジェクター10Bとは、デイジーチェーン接続されている。なお、図19では図示を省略しているが、キャリブレーションの実行時に、カメラ30を第1のプロジェクター10Aに接続してもよい。
図20は、第1のプロジェクター10Aの概略的な構成を示すブロック図である。図20に示すように、第1のプロジェクター10Aは、光学装置210と、入力装置220と、通信装置230と、スピーカー240と、メモリー250と、処理装置260と、を備える。なお、図示は省略するが、第2のプロジェクター10Bは、第1のプロジェクター10Aと同じ構成を備える。
光学装置210は、光源211と、液晶パネル212と、投射光学系213と、を備える。光源211は、白色光L1を液晶パネル212に出射する。例えば、光源211は、水銀ランプ、キセノンランプ、LED(Light Emitting Diode)、またはレーザー光源などである。光源21から出射される白色光L1の光量は、処理装置260によって制御される。
液晶パネル212は、例えば、画素ごとに画素スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)を備えたアクティブ駆動型の液晶パネルである。液晶パネル212の各画素の光透過率は、処理装置260によって制御される。その結果、液晶パネル212は光変調装置として機能する。液晶パネル212は、光源211から入射される白色光L1を変調することにより、赤色、緑色及び青色の混合色を有する画像光L2を投射光学系213に出射する。例えば、光学装置210は、1以上の液晶パネル、または1以上のDMD(Digital Mirror Device)を備える構成としてもよい。
投射光学系213は、レンズ等の複数の光学素子によって構成されており、液晶パネル212から入射される画像光L2を投射面に拡大投射する。投射面に画像光L2が投射されることにより、カラー画像である第1投射画像が投射面に表示される。
入力装置220は、第1のプロジェクター10Aに対するユーザーの入力操作を受け付ける装置である。一例として、入力装置220は、操作パネル221と、受光器222と、を含む。操作パネル221は、第1のプロジェクター10Aに設けられた複数の操作キーから構成される。例えば、操作キーは、電源キー、メニュー呼び出しキー、方向キー、決定キー、および音量調整キーなどを含む。操作キーは、ハードウェアキーでもよいし、或いは第1のプロジェクター10Aに設けられたタッチパネルに表示されるソフトウェアキーでもよい。操作パネル221は、各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を操作信号として処理装置260に出力する。
受光器222は、第1のプロジェクター10Aのリモートコントローラー(図示省略)から送信される赤外光を受光して電気信号に変換する光電変換回路を含む。受光器222は、赤外光の光電変換によって得られた電気信号をリモート操作信号として処理装置260に出力する。リモートコントローラーには、操作パネル221と同様に複数の操作キーが設けられている。リモートコントローラーは、リモートコントローラーに設けられた各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を赤外光に変換して第1のプロジェクター10Aに送信する。つまり、受光器222から出力されるリモート操作信号は、リモートコントローラーの各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号と実質的に同じである。なお、リモートコントローラーが、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って電波信号を送信する場合には、受光器222の代わりに、電波信号を受信する受信装置を設けてもよい。
通信装置230は、映像供給装置20及び第2のプロジェクター10Bと通信する。スピーカー240は、処理装置260によって制御されることにより、所定の音量を有する音声を出力する。メモリー250は、処理装置260に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、処理装置260が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。
処理装置260は、メモリー250に予め記憶されたプログラムに従って第1のプロジェクター10Aの全体動作を制御するプロセッサーである。一例を挙げると、処理装置260は、単数または複数のCPUによって構成される。処理装置260の機能の一部または全部は、DSP、ASIC、PLD、及びFPGA等の回路によって構成されてもよい。処理装置260は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
処理装置260は、メモリー250に予め記憶されたプログラムに従って、キャリブレーション、左配置アルゴリズム、右配置アルゴリズム、中央配置アルゴリズム、モード切替え処理、及びコンテンツ割り当て処理などを実行する。各処理については第1実施形態で説明したため、第2実施形態では説明を省略する。
(第2実施形態の効果)
以上のように、第2実施形態の第1のプロジェクター10Aは、ターゲット座標系におけるコンテンツ130を取得することと、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、スクリーンエリア110の左辺111と、コンテンツ130の左辺131と、が接する第1位置、またはスクリーンエリア110の右辺112と、コンテンツ130の右辺132と、が接する第2位置に配置されたコンテンツ130を含む第1表示画像を生成することと、を実行する処理装置260を備える。
このような第1のプロジェクター10Aによれば、スクリーンエリア110の幅Ttwの半値が、コンテンツ130の幅Ctw以下の場合に、コンテンツ130、すなわちターゲット座標系における映像コンテンツをスクリーンエリア110内の左側又は右側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、2台のプロジェクター10A及び10Bを表示装置として備えるプロジェクションシステム1及び2を例示したが、本開示はこれに限定されず、プロジェクターの台数は、1台以上であればよい。また、表示装置はプロジェクターに限定されず、液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの他の表示装置でもよい。
〔本開示のまとめ〕
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することと、を含む、表示方法。
付記1に記載の表示方法によれば、表示領域の第1サイズの半値が、第1画像の第2サイズ以下の場合に、第1画像を表示領域内の第1軸の一方側又は他方側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
(付記2)前記第1サイズの半値が、前記第2サイズよりも大きい場合に、前記第1画像の前記第4辺が前記表示領域の中心点を通る第3位置、または前記第1画像の前記第3辺が前記中心点を通る第4位置に配置された前記第1画像を含む第2表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示すること、をさらに含む、付記1に記載の表示方法。
付記2に記載の表示方法によれば、表示領域のサイズと、第1画像のサイズとの関係に応じて、第1画像を表示領域内の中央に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
(付記3)前記第1画像を取得することは、矩形の第2画像の、前記第1軸と直交する第2軸におけるサイズを示す第3サイズが、前記表示領域の前記第2軸におけるサイズを示す第4サイズと一致するように、前記第2画像を拡大又は縮小することにより、前記第1画像を生成すること、を含み、前記第1画像のアスペクト比は、前記第2画像のアスペクト比と一致する、付記1または2に記載の表示方法。
付記3に記載の表示方法によれば、第2画像の第3サイズが表示領域の第4サイズと一致するため、表示領域に対して、より適した大きさの第1画像を配置した第1表示画像を表示することができる。
(付記4)前記第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することは、前記第1サイズをTtw、前記第4サイズをTth、前記第2画像の前記第1軸におけるサイズをCcw、前記第3サイズをCchとするとき、Ttw/2≦Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、前記第1位置または前記第2位置に配置された前記第1画像を含む前記第1表示画像を表示すること、を含む、付記3に記載の表示方法。
付記4に記載の表示方法によれば、第2画像のサイズが判明している状態で、第2画像のサイズに基づいて第1画像を配置するため、適切な位置に第1画像を配置した第1表示画像を表示することができる。
(付記5)前記第2表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することは、前記第1サイズをTtw、前記第4サイズをTth、前記第2画像の前記第1軸におけるサイズをCcw、前記第3サイズをCchとするとき、Ttw/2>Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、前記第3位置または前記第4位置に配置された前記第1画像を含む前記第2表示画像を表示すること、を含む、付記3に記載の表示方法。
付記5に記載の表示方法によれば、第2画像のサイズが判明している状態で、第2画像のサイズに基づいて第1画像を配置するため、適切な位置に第1画像を配置した第2表示画像を表示することができる。
(付記6)前記第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することは、第1モードの場合に、前記第1位置に配置された前記第1画像を含む前記第1表示画像を表示することと、第2モードの場合に、前記第2位置に配置された前記第1画像を含む前記第1表示画像を表示することと、を含む、付記1から5のいずれか一つに記載の表示方法。
付記6に記載の表示方法によれば、モードを第1モード又は第2モードに設定することにより、第1画像を表示領域の一方側及び他方側のどちらに寄せて表示させるのかを設定できるため、ユーザーの所望の位置に第1画像が配置された第1表示画像を表示することができる。
(付記7)前記第1サイズは、前記第2サイズよりも大きい、付記1から6のいずれか一つに記載の表示方法。
付記7に記載の表示方法によれば、第1画像のサイズが、表示領域のサイズよりも大きくならないため、表示領域から第1画像の一部がはみ出すことが抑制された第1表示画像を表示することができる。
(付記8)矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、を実行する処理装置を備える、表示装置。
付記8に記載の表示装置によれば、表示領域の第1サイズの半値が、第1画像の第2サイズ以下の場合に、第1画像を表示領域内の第1軸の一方側又は他方側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
(付記9)矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、を実行する処理装置を備える、画像生成装置。
付記9に記載の画像生成装置によれば、表示領域の第1サイズの半値が、第1画像の第2サイズ以下の場合に、第1画像を表示領域内の第1軸の一方側又は他方側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
(付記10)矩形の第1画像を取得することと、1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、をコンピューターに実行させる、プログラム。
付記10に記載のプログラムによれば、表示領域の第1サイズの半値が、第1画像の第2サイズ以下の場合に、第1画像を表示領域内の第1軸の一方側又は他方側に寄せて表示させることができるため、ユーザーの利便性が向上する。
1、2…プロジェクションシステム、10A…第1のプロジェクター、10B…第2のプロジェクター、20…映像供給装置、30…カメラ、40…操作モニター、50…画像生成装置、51、260…処理装置、210…光学装置、220…入力装置、230…通信装置、240…スピーカー、52、250…メモリー

Claims (10)

  1. 矩形の第1画像を取得することと、
    1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することと、
    を含む、表示方法。
  2. 前記第1サイズの半値が、前記第2サイズよりも大きい場合に、前記第1画像の前記第4辺が前記表示領域の中心点を通る第3位置、または前記第1画像の前記第3辺が前記中心点を通る第4位置に配置された前記第1画像を含む第2表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示すること、
    をさらに含む、請求項1に記載の表示方法。
  3. 前記第1画像を取得することは、
    矩形の第2画像の、前記第1軸と直交する第2軸におけるサイズを示す第3サイズが、前記表示領域の前記第2軸におけるサイズを示す第4サイズと一致するように、前記第2画像を拡大又は縮小することにより、前記第1画像を生成すること、を含み、
    前記第1画像のアスペクト比は、前記第2画像のアスペクト比と一致する、
    請求項2に記載の表示方法。
  4. 前記第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することは、
    前記第1サイズをTtw、前記第4サイズをTth、前記第2画像の前記第1軸におけるサイズをCcw、前記第3サイズをCchとするとき、
    Ttw/2≦Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、前記第1位置または前記第2位置に配置された前記第1画像を含む前記第1表示画像を表示すること、
    を含む、
    請求項3に記載の表示方法。
  5. 前記第2表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することは、
    前記第1サイズをTtw、前記第4サイズをTth、前記第2画像の前記第1軸におけるサイズをCcw、前記第3サイズをCchとするとき、
    Ttw/2>Tth×Ccw/Cchが満たされる場合に、前記第3位置または前記第4位置に配置された前記第1画像を含む前記第2表示画像を表示すること、
    を含む、
    請求項3に記載の表示方法。
  6. 前記第1表示画像を、前記1つ以上の表示装置が前記表示領域に表示することは、
    第1モードの場合に、前記第1位置に配置された前記第1画像を含む前記第1表示画像を表示することと、
    第2モードの場合に、前記第2位置に配置された前記第1画像を含む前記第1表示画像を表示することと、
    を含む、請求項1に記載の表示方法。
  7. 前記第1サイズは、前記第2サイズよりも大きい、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の表示方法。
  8. 矩形の第1画像を取得することと、
    1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、
    を実行する処理装置を備える、表示装置。
  9. 矩形の第1画像を取得することと、
    1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、
    を実行する処理装置を備える、画像生成装置。
  10. 矩形の第1画像を取得することと、
    1つ以上の表示装置によって画像が表示される矩形の表示領域の第1軸におけるサイズを示す第1サイズの半値が、前記第1画像の前記第1軸におけるサイズを示す第2サイズ以下の場合に、前記表示領域の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記第1軸の一方側に位置する第1辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第1軸と直交し且つ前記一方側に位置する第3辺と、が接する第1位置、または前記表示領域の4辺のうち、前記第1辺に対向する第2辺と、前記第1画像の4辺のうち、前記第3辺に対向する第4辺と、が接する第2位置に配置された前記第1画像を含む第1表示画像を生成することと、
    をコンピューターに実行させる、プログラム。
JP2022174888A 2022-10-31 2022-10-31 表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム Pending JP2024065831A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022174888A JP2024065831A (ja) 2022-10-31 2022-10-31 表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム
US18/498,190 US20240144896A1 (en) 2022-10-31 2023-10-31 Display method, image generation device, and non-transitory computer-readable storage medium storing program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022174888A JP2024065831A (ja) 2022-10-31 2022-10-31 表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024065831A true JP2024065831A (ja) 2024-05-15

Family

ID=90834104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022174888A Pending JP2024065831A (ja) 2022-10-31 2022-10-31 表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20240144896A1 (ja)
JP (1) JP2024065831A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20240144896A1 (en) 2024-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6088127B2 (ja) 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
JP5927845B2 (ja) 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
JP5849560B2 (ja) 表示装置、プロジェクター、及び、表示方法
JP4363354B2 (ja) プロジェクタのための歪み補正処理
TWI235944B (en) Image processing system, projector and image processing method
JP3879858B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
US9600091B2 (en) Display device and display control method
JP6364899B2 (ja) プロジェクター、プロジェクターの制御方法、および、プログラム
US9319651B2 (en) Image projection apparatus, image projection method, and storage medium of program
JP2020178248A (ja) 投影制御装置、投影制御方法、投影システム、プログラム、記憶媒体
US20110242421A1 (en) Image distortion correction apparatus and method
JP2019204034A (ja) 投影制御装置、その制御方法、投影システム、プログラムおよび記憶媒体
JP2020174349A (ja) 投影装置及び画像調整方法
JP2020178221A (ja) 投影制御装置、投影制御方法およびプログラム
JP5217194B2 (ja) プロジェクタ
US8823646B2 (en) Method and display apparatus for calculating coordinates of a light beam
US20230161468A1 (en) Display control method and display system
US10847121B2 (en) Display apparatus and method for controlling display apparatus displaying image with superimposed mask
JP2024065831A (ja) 表示方法、表示装置、画像生成装置、及びプログラム
JP2013083985A (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP5630799B2 (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP7548272B2 (ja) 制御方法、制御装置、及び制御プログラム
JP6642032B2 (ja) プロジェクター及びプロジェクターの制御方法
JP6552217B2 (ja) 投影装置、投影装置の制御方法、及びプログラム
US11908353B2 (en) Information processing apparatus and information processing system