JP2021071218A - フィルタ装置 - Google Patents

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明彦 二宮
Akihiko Ninomiya
明彦 二宮
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【課題】フィルタの汚れの程度をユーザが容易に確認することを可能とするフィルタ装置を提供する。【解決手段】フィルタ装置は、建築物の壁面に設けられる換気口に取り付け可能なフィルタ装置であって、屈曲部221、222、223を有し、前記換気口から流入する空気の通流方向を、前記屈曲部によって前記換気口における空気の流入方向とは異なる方向に変化させる給気流路220と、前記給気流路220の終端に設けられ、フィルタ400を収容するフィルタ収容部250と、前記フィルタ収容部250から延び、前記フィルタ400を通過した空気を前記建築物の室内側へ排出するための排気流路240と、を備える。更に、窓312が、フィルタ400の前面に対向して配置され、ユーザは窓312を介してフィルタ400の汚れの程度を視認することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、室内の換気口に設置されるフィルタ装置に関する。
原則として全ての建築物に対する24時間換気システムの設置が建築基準法によって義務づけられている。この換気システムでは、居室の壁面に室内と室外とを連通する換気口が設けられ、この換気口に換気レジスターと呼ばれる換気ユニットが取り付けられる。換気レジスターを通じて外気が室内に取り込まれ、室内の空気が浴室等に設けられた集中換気装置によって屋外へと排出されることで換気が行われる。
一般的な換気レジスターにはフィルタが設けられているが、これは虫などの室内への進入を防止することを目的としたものであって、目が粗く、埃、花粉、PM2.5等の微細粒子を補足することはできない。このため、微細粒子を補足可能なフィルタ装置が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているフィルタ装置は、一端が壁面と換気レジスターのフランジ部との間に存在する隙間に差し込まれて保持される支持プレートと、フィルタを含む装置本体とを有し、装置本体が支持プレートを介して換気レジスターを覆い隠すように取り付けられる。
特開2009−74707号公報
フィルタ装置を使用する期間に応じてフィルタには汚れが付着する。使用が長期に及ぶとフィルタに目詰まりが生じ、十分な換気が行えなくなってしまう。このため、フィルタの交換が重要であるが、フィルタ交換の要否を判断するためには、ユーザがフィルタの汚れの程度を目視で確認する必要がある。特許文献1に開示されたフィルタ装置では、装置本体を支持プレートから取り外さなければ目視によってフィルタの汚れの程度をユーザが確認することができず、ユーザに負担を強いるものであった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができるフィルタ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のフィルタ装置は、建築物の壁面に設けられる換気口に取り付け可能なフィルタ装置であって、屈曲部を有し、前記換気口から流入する空気の通流方向を、前記屈曲部によって前記換気口における空気の流入方向とは異なる方向に変化させる給気流路と、前記給気流路の終端に設けられ、フィルタを収容するフィルタ収容部と、前記フィルタ収容部に収容されるフィルタと、前記フィルタ収容部から延び、前記フィルタを通過した空気を前記建築物の室内側へ排出するための排気流路と、を備える。このため、フィルタの汚れる面(空気の流入面)が建築物の壁面を向かず、ユーザがフィルタの汚れの程度を容易に確認することができる。
上記のフィルタ装置において、前記給気流路は、前記換気口から流入する空気の通流方向を下方に変化させた後、上方へ変化させてもよい。これにより、給気流路内の空気の通流方向が下方から上方へ転換される際に、空気中に含まれる比較的大きなゴミ(虫の死骸、大きな埃など)が落下し、給気流路の一部に溜まる。このため、これらのゴミを容易に除去することが可能となる。
上記のフィルタ装置は、前記フィルタ収容部を覆うカバーをさらに備え、前記カバーは、前記フィルタにおける空気の流入面に対向する窓を有してもよい。これにより、ユーザは窓を介してフィルタの汚れの程度を容易に視認することができる。
上記のフィルタ装置において、前記カバーは、上側、下側、左側、及び右側のそれぞれの部位に設けられる排気口を有し、前記フィルタ装置は、前記排気口の開口量を調節可能な蓋部を備えてもよい。これにより、フィルタ装置から室内への空気の流入方向を、ユーザが容易に設定することができる。
上記のフィルタ装置において、前記フィルタ収容部は、前記フィルタを保持する保持部と、前記保持部と前記フィルタ収容部の底部とを繋ぐ、圧縮可能な弾性体と、を有してもよい。例えばドアが開放されることによって部屋の気圧が瞬間的に下がった場合に、負圧によってフィルタが押されるが、弾性体が圧縮されるためフィルタに作用する圧力が逃がされ、フィルタの破損を防止することができる。
上記のフィルタ装置は、前記フィルタ収容部における前記フィルタに面する側から前記排気流路へ通じるバイパス流路をさらに備え、前記バイパス流路は、前記弾性体が圧縮されていないときには前記フィルタによって閉塞され、前記弾性体が圧縮されたときには露出されてもよい。これにより、部屋の気圧が瞬間的に低くなってフィルタが押され、弾性体が圧縮された場合、バイパス流路を通じて給気流路と排気流路とが連通される。したがって、フィルタに印加される力がさらに低減され、フィルタの破損を防止することができる。さらに、フィルタに目詰まりが生じ、フィルタの通気性が低下した場合には、フィルタが吸気圧によって押され、弾性体が圧縮される。これにより、バイパス流路を通じて給気流路と排気流路とが連通されるため、換気機能が損なわれるのを防止することができる。
本発明によれば、フィルタの汚れの程度を容易に確認することができる。
実施形態に係るフィルタ装置の外観構成を示す斜視図である。 実施形態に係るフィルタ装置の外観構成を示す分解斜視図である。 壁面に取り付けられた状態の本体部の断面図である。 カバーの側面断面図である。 実施形態に係るフィルタ装置全体の側面断面図である。 フィルタが後方に押された状態における本体部のバイパス流路近傍部分の拡大側面断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
<フィルタ装置の構成>
図1は、本実施形態に係るフィルタ装置の外観構成を示す斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。フィルタ装置100は、建築物、例えば集合住宅の壁面に設けられる換気口に取り付けられる。なお、以下の説明において、屋外から屋内へ向かう方向を「前方」、屋内から屋外へ向かう方向を「後方」、後方に向かって右方を「右方」、後方に向かって左方を「左方」という。
図2に示すように、フィルタ装置100は、本体部200と、カバー300とを備える。本体部200は、後方視において四角形をなしており、その前側に矩形枠状のフィルタ収容部250を備える。フィルタ収容部250には、対応する矩形板状のフィルタ400が収容される。フィルタ400は、フィルタ収容部250に着脱可能である。すなわち、フィルタ収容部250においてフィルタ400は交換可能である。
カバー300は、本体部200を覆う外装体である。カバー300は、本体部200に着脱可能である。カバー300は、四角錐台をなしており、上側、下側、右側、及び左側それぞれの斜面に排気口310が設けられている。
<給気流路の構成>
図3は、壁面に取り付けられた状態の本体部200の断面図である。
本体部200の後側には、筒状の挿入部201が設けられている。フィルタ装置100は、壁10に設けられた換気口11の屋内側の開口部分から、挿入部201を挿入することによって換気口11に取り付けることが可能である。フィルタ装置100は、挿入部201に設けられる給気口から空気を取り入れ、フィルタ400を通過して微細粒子等が除去された空気を排気口310から排出することができる。
挿入部201は、前後方向に延びた円筒状をなしている。挿入部201は本体部200の後部に設けられており、挿入部201の後端は給気口210である。本体部200の内部には、挿入部201に連なる給気流路220が設けられる。挿入部201の内部空間も、給気流路220の一部である。
給気流路220は、給気口210から前方へ延び、挿入部201の前端において下方へ屈曲する。この屈曲部分を第1屈曲部221という。給気流路220は、下方へ延びた後本体部200の下端部分において前方へ屈曲する。この屈曲部分を第2屈曲部222という。給気流路220は、第2屈曲部222から前方へ延びる。なお、給気口210から第1屈曲部221までの給気流路220の断面形状は円形であり、第1屈曲部221以降の給気流路220の断面形状は矩形である。
本体部200における給気流路220の管路は、第2屈曲部222から前側へ延びて終端する。つまり、本体部200の前側部分において、給気流路220を構成する矩形の管路230が開口する。
管路230の前側の開口の下辺からは、ゴミ受け部231が前方に突出している。ゴミ受け部231の上面は、前方に向かうにしたがって上方に湾曲している。これにより、上方から落下したゴミをゴミ受け部231の上面で受けることができる。
図4は、カバー300の側面断面図であり、図5は、実施形態に係るフィルタ装置全体の側面断面図である。図1に示すように、カバー300は、正面板360と、上側傾斜板320と、下側傾斜板330と、右側傾斜板340と、左側傾斜板350とを備える。図4に示すように、正面板360の後面には、密封枠体311が設けられている。密封枠体311は、前方視において四角形状をなす枠体である。
図3に示すように、本体部200において、管路230はフィルタ収容部250の下側に設けられる。図5に示すように、カバー300が本体部200に装着された状態において、密封枠体311はフィルタ収容部250及び管路230の外側に接続される。フィルタ収容部250及び管路230と、密封枠体311との接続箇所は密接しており、概ね気密が保たれる。これにより、管路230の開口からフィルタ400の前側には 空間225が形成される。この空間225は給気流路220の一部を構成する。すなわち、給気流路220は、第2屈曲部222から前方へ延びた後、管路230の出口において上方へ屈曲する。この屈曲部分を、第3屈曲部223という。
外気が給気口210から流入し、給気流路220を通流する。給気口210から挿入部201内を前方に通流する空気は、第1屈曲部221において通流方向を下方に変化させる。空気の通流方向は第2屈曲部222において前方に変化し、第3屈曲部223においてさらに上方に変化する。第3屈曲部223から上方へ向かって流れる空気は、空間225においてその通流方向を後方に変化させ、フィルタ400に流入する。
空気が第2屈曲部222を通過し、また、第3屈曲部223を通過する際、虫の死骸、大きな埃などの比較的大きなゴミが落下し、第2屈曲部222と第3屈曲部223との間の給気流路220の底に滞留する。したがって、このような大きなゴミがフィルタ400に到達することが防がれ、フィルタ400の目詰まりの発生を抑制することができる。
すなわち、本実施形態に係るフィルタ装置100において、給気流路220が、フィルタ400の後方に設けられた給気口210からフィルタ400の下側を回り込み、フィルタ400の前方へと空気を送り込むように構成される。これにより、フィルタ400へと送られる空気に含まれるゴミを除去することができる。
さらに、図5に示すように、フィルタ400の前面は、フィルタ収容部250の下側部分の前面と揃えられている。空気中のゴミの多くは、第3屈曲部223から空気が上昇する間に、自重のため上昇することができずに落下する。一部のゴミが空気と共に上昇し、フィルタ400の前面に到達したとしても、フィルタ400の前面において落下する。このとき、フィルタ収容部250の下部がフィルタ400の前面より前方に出ておらず、且つ、管路230の下辺からゴミ受け部231が前方に突出しているため、ゴミはゴミ受け部231の上面に滞留する。このように、ゴミが一箇所(第2屈曲部222と第3屈曲部223との間の底及びゴミ受け部231)に溜まるため、ユーザがフィルタ装置100の清掃時にゴミの除去を容易に行うことができる。
<フィルタ収容部の構成>
フィルタ収容部250は、縦向きに配置された四角形の凹部であり、対応する矩形板状のフィルタ400を収容することができる。換言すれば、フィルタ収容部250は、フィルタ400より一回り大きい四角形の枠状をなしている。フィルタ収容部250には、フィルタ400を保持するための保持部270が設けられている。フィルタ400の保持構造については後述する。
フィルタ収容部250の底部は、さらに四角形に凹んでいる。この凹部は、付属品取付部251であり、対応する矩形板状の例えば消臭剤、芳香剤、脱臭剤等の付属品410を収容することができる。なお、ここでいう「底部」とは、開口側の反対側をいう。つまり、縦向きに配置されたフィルタ収容部250においては、前側の開口とは反対側の後側部分が底部である。このため、フィルタ収容部250では、付属品取付部251の周囲の四角形の縁部分においてフィルタ400が保持される。
<排気流路の構成>
フィルタ収容部250に含まれる付属品取付部251の底面からは、排気流路240が延設されている。排気流路240は、フィルタ収容部250に設けられた複数の管路であり、フィルタ400を通過した空気が排気流路240を通流する。排気流路240は、後方から上方、右方、又は左方に湾曲して延びており、フィルタ収容部250の上面、右側面、又は左側面において開口している。例えば、上方に湾曲する排気流路240が3つ、右方に湾曲する排気流路240が3つ、左方に湾曲する排気流路240が3つ設けられている。
本体部200は、フィルタ収容部250の外側に外壁部260を有する。外壁部260は、フィルタ収容部250及び管路230を囲むように設けられている。つまり、外壁部260とフィルタ収容部250及び管路の外側面との間には排気空間241が設けられている。排気空間241は、上述した排気流路240に接続されている。
フィルタ400を通過した空気は、排気流路240に流入する。この際、付属品取付部251に消臭剤、芳香剤、脱臭剤等の付属品410が取り付けられていれば、空気が消臭され、芳香を付加され、又は脱臭される。空気は排気流路240を通り、排気空間241に流入する。
<カバーの構成>
図5を参照する。本体部200にカバー300が取り付けられると、密封枠体311がフィルタ収容部250及び管路230の外側に接続される。フィルタ収容部250及び管路230と、密封枠体311との接続箇所は密接しており、空間225と排気空間241とが隔離される。したがって、フィルタ400に流入する前の空気と、フィルタ400を通過した後の空気とが混和されることが防止される。
カバー300は、本体部200に着脱可能である。例えば、本体部200に設けられた爪部にカバー300を設けられた穴部に係合させることによって、カバー300は本体部200に取り付けられる。カバー300が本体部200に取り付けられた状態において、カバー300の上側傾斜板320、下側傾斜板330、右側傾斜板340、及び左側傾斜板350のそれぞれは、本体部200の外壁部260に密接する。これにより、本体部200とカバー300との接続箇所に隙間が生じず、排気が漏れることが防止される。
本体部200の外壁部260は、板状のスライド可能な蓋部261を有する。蓋部261は、四角枠状の外壁部260の上辺部分、下辺部分、右辺部分及び左辺部分の4箇所それぞれに設けられる。蓋部261には、つまみ部262が設けられる。つまみ部262は、蓋部261に設けられた突出片であり、蓋部261と一体的にスライド可能である。
図1に示すように、カバー300の上側傾斜板320、下側傾斜板330、右側傾斜板340、及び左側傾斜板350のそれぞれには複数の排気口310が設けられている。さらに具体的には、各排気口310は、前後方向に直交する方向に細長い穴である。つまり、上側傾斜板320及び下側傾斜板330のそれぞれに設けられた排気口310は左右方向に細長く、右側傾斜板340及び左側傾斜板350のそれぞれに設けられた排気口310は上下方向に細長い。上側傾斜板320、下側傾斜板330、右側傾斜板340、及び左側傾斜板350のそれぞれには、排気口310が前後方向に3つの平行に並べて設けられている。さらに、上側傾斜板320、下側傾斜板330、右側傾斜板340、及び左側傾斜板350のそれぞれには、つまみ部262を貫通するスライド穴313が設けられており、スライド穴313の両側それぞれに、3つの平行な排気口310が設けられている。
スライド穴313は、つまみ部262の移動方向に延びた穴である。カバー300が本体部200に装着された状態では、つまみ部262がスライド穴313を貫通する。ユーザは、つまみ部262を把持して移動させることによって、蓋部261をスライドさせることができる。蓋部261は、排気口310を閉塞したり、開放したりすることができる。つまり、蓋部261の位置により、排気口310は閉塞されたり開放されたりする。
排気口310が開放された状態では、排気流路240から排気空間241に流出した空気が排気口310から室内に排出される。これにより、室内に清浄な空気が供給される。上側傾斜板320、下側傾斜板330、右側傾斜板340、及び左側傾斜板350のそれぞれにおいて、蓋部261が設けられていることにより、上方、下方、右方、及び左方のそれぞれの方向への排気量を調節することができる。さらに、3つの排気口310が平行に設けられていることにより、上方、下方、右方、及び左方のそれぞれにおいて、4段階で排気量を調節することができる。つまり、3つの排気口310が全て開放された状態(排気量「強」)、2つの排気口310が開放され、1つの排気口が閉塞された状態(排気量「中」)、1つの排気口310が開放され、2つの排気口が閉塞された状態(排気量「弱」)、3つの排気口310が全て閉塞された状態(排気量「止」)の4段階で、ユーザは排気量を調節することができる。
カバー300の正面板360には、透明な合成樹脂板によって構成された窓312が設けられる。窓312は、フィルタ400の前面に対向して配置されている。したがって、ユーザは窓312を介してフィルタ400の汚れの程度を視認することができる。
さらに、カバー300の正面板360には、様々な色、模様の化粧シートを貼付することが可能である。ユーザは、好みの色、模様の化粧シートを貼付することで、フィルタ装置100を部屋のインテリアに合わせたデザインにすることができる。
<フィルタの保持構造>
図3を参照する。フィルタ収容部250の前側には、保持部270が取り付けられる。フィルタ400は保持部270によって保持される。保持部270は、フィルタ収容部250に収容可能な矩形の枠体である。つまり、保持部270は、細長い棒状の4辺を有し、各辺は断面視においてL字状をなしている。保持部270の各辺における凹角部分において、フィルタ400の4辺の凸角がそれぞれ保持される。すなわち、保持部270は、全体において前側に開いた凹状をなしており、フィルタ400が保持部270に嵌め込まれるように保持される。
上述したように、保持部270は細長い棒状の4辺によって構成されているため、その中央の大部分は中空である。したがって、保持部270によってフィルタ400の通気性は阻害されない。
保持部270の後面の複数箇所それぞれには、弾性体である圧縮バネ271が設けられる。すなわち、圧縮バネ271の前端は保持部270の後面に接続され、その後端はフィルタ収容部250の底面に接続される。これにより、保持部270はフィルタ収容部250において前後に揺動可能である。
フィルタ収容部250の側部には、左右または上下方向に延びる貫通孔である1つ又は複数のバイパス流路280が設けられる。バイパス流路280は、排気空間241において開口している。バイパス流路280は、フィルタ400が後方に押されていない状態では、保持部270によって閉塞される。すなわち、フィルタ400が気圧によって後方に押されていない状態では、圧縮バネ271の弾性力により、保持部270はバイパス流路280を閉塞する位置に位置づけられる(図5参照)。
フィルタ400に目詰まりが生じたり、例えばドアが開放されることによって部屋の気圧が瞬間的に下がったりすると、負圧によってフィルタ400が後方に押される。図6は、フィルタ400が後方に押された状態における本体部200のバイパス流路280近傍部分の拡大側面断面図である。フィルタ400が後方に押されると、圧縮バネ271が圧縮され、保持部270及びフィルタ400が後方に移動する。これにより、保持部270によって閉塞されていたバイパス流路280が開放される。このとき、バイパス流路280は、フィルタ400の前側の空間225と排気空間241とを連通する。つまり、バイパス流路280によって空間225と排気空間241とがフィルタ400を介さずに直結される。これにより、空間225にある空気がバイパス流路280を通って排気空間241へと流出する。したがって、フィルタ400に作用する圧力が逃がされ、フィルタ400の破損を防止することができる。また、換気口11による換気機能が損なわれることが防止される。
<補記>
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的ではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及びその範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明のフィルタ装置は、室内の換気口に設置されるフィルタ装置として有用である。
10 壁
11 換気口
100 フィルタ装置
200 本体部
201 挿入部
210 給気口
220 給気流路
221 第1屈曲部
222 第2屈曲部
223 第3屈曲部
225 空間
230 管路
240 排気流路
241 排気空間
250 フィルタ収容部
260 外壁部
261 蓋部
270 保持部
271 圧縮バネ
280 バイパス流路
300 カバー
310 排気口
312 窓
400 フィルタ

Claims (6)

  1. 建築物の壁面に設けられる換気口に取り付け可能なフィルタ装置であって、
    屈曲部を有し、前記換気口から流入する空気の通流方向を、前記屈曲部によって前記換気口における空気の流入方向とは異なる方向に変化させる給気流路と、
    前記給気流路の終端に設けられ、フィルタを収容するフィルタ収容部と、
    前記フィルタ収容部に収容されるフィルタと、
    前記フィルタ収容部から延び、前記フィルタを通過した空気を前記建築物の室内側へ排出するための排気流路と、
    を備える、
    フィルタ装置。
  2. 前記給気流路は、前記換気口から流入する空気の通流方向を下方に変化させた後、上方へ変化させる、
    請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記フィルタ収容部を覆うカバーをさらに備え、
    前記カバーは、前記フィルタにおける空気の流入面に対向する窓を有する、
    請求項1又は2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記カバーは、上側、下側、左側、及び右側のそれぞれの部位に設けられる排気口を有し、
    前記排気口の開口量を調節可能な蓋部を備える、
    請求項3に記載のフィルタ装置。
  5. 前記フィルタ収容部は、
    前記フィルタを保持する保持部と、
    前記保持部と前記フィルタ収容部の底部とを繋ぐ、圧縮可能な弾性体と、
    を有する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のフィルタ装置。
  6. 前記フィルタ収容部における前記フィルタに面する側から前記排気流路へ通じるバイパス流路をさらに備え、
    前記バイパス流路は、前記弾性体が圧縮されていないときには前記フィルタによって閉塞され、前記弾性体が圧縮されたときには露出される、
    請求項5に記載のフィルタ装置。
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