JP2021070509A - 2液混合容器 - Google Patents

2液混合容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021070509A
JP2021070509A JP2019198943A JP2019198943A JP2021070509A JP 2021070509 A JP2021070509 A JP 2021070509A JP 2019198943 A JP2019198943 A JP 2019198943A JP 2019198943 A JP2019198943 A JP 2019198943A JP 2021070509 A JP2021070509 A JP 2021070509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
storage chamber
movable bottom
tubular body
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019198943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7262907B2 (ja
Inventor
和寿 吉村
Kazuhisa Yoshimura
和寿 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2019198943A priority Critical patent/JP7262907B2/ja
Publication of JP2021070509A publication Critical patent/JP2021070509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7262907B2 publication Critical patent/JP7262907B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】第1液と第2液とを容易に混合することができ、また、内容液の充填作業及び可動底の組付け作業を容易に行うことができるとともに使用時における内容液の不意の噴出を抑制可能な2液混合容器を提供する。【解決手段】2液混合容器1を、第1容器体10と第1容器体10に第1収納室R1を区画形成する第2容器体20とを有し、第2容器体20が、筒状体21と、環状底壁部22と、筒状体21の内側に液密且つ上方に移動可能に装着された第1可動底25と、環状底壁部22の内側に液密に装着されて第1可動底25との間に第2収納室R1を区画形成するとともに第2収納室R2を第1収納室R1に連通させる連通位置にまで上方に移動可能な第2可動底27と、胴部13に回動自在に装着されて回動により第1可動底25を上方に、筒状体21を下方に移動させる回動操作部30とを備え、筒状体21が下方に移動すると、第1収納室の容積が広がる構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、2液混合容器に関する。
従来、内容液を収納する容器として、容器の内部に、第1液と、第1液とは異なる第2液とを別々の収納室に分けて収納することができるとともに、使用時に、第1液と第2液とを容器の内部で容易に混合させることができるように構成された2液混合容器が知られている。
例えば特許文献1には、口部と、下端が開口した筒状の胴部とを備えた容器体と、胴部の内側に液密且つ上方に移動可能に装着された第1の可動底と、第1の可動底よりも上方において胴部の内側に液密且つ上方に移動可能に装着された第2の可動底と、胴部の内面に第2の可動底よりも上下に長く延びて設けられた凹所とを有し、第1の可動底と第2可動底との間に区画形成された第1液収納室に第1液を収納し、容器体の第2可動底よりも上方側の部分に区画形成された第2液収納室に第2液を収納することができるとともに、使用時に、突き上げ部材等により第1の可動底が上方に向けて押し上げられると、第1液収納室が加圧されることで第2の可動底も上方に押し上げられ、第2の可動底が凹所に達すると凹所を介して第1液収納室が第2液収納室に連通して第1液と第2液とが混合されるように構成された2液混合容器が記載されている。
特開2010−155639号公報
しかし、上記従来の2液混合容器では、胴部の内側に第2の可動底を組み付けた後、容器体の内部に第2液を充填し、次いで、第2の可動底で区画された容器体の内部に第1液を充填した後、胴部の内側に第1の可動底を組み付ける必要があり、容器への内容液の充填作業及び可動底の組付け作業が煩雑であるという問題点があった。
また、上記従来の2液混合容器では、使用時に、突き上げ部材等により第1の可動底を上方に向けて押し上げると、第1収納室及び第2収納室の合計の容積が減少するため、第1液と第2液とが混合された液体を収納した状態において容器内が加圧された状態となり、使用時に、ディスペンサー等から内容液が不意に噴出する虞がある、という問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するために開発されたものであり、その目的は、第1液と第2液とを容易に混合することができ、また、内容液の充填作業及び可動底の組付け作業を容易に行うことができるとともに使用時における内容液の不意の噴出を抑制可能な2液混合容器を提供することにある。
本発明の2液混合容器は、口部と、下端が開口した筒状の胴部とを備えた第1容器体と、前記胴部の下端に装着され、前記開口を閉塞して前記第1容器体の内部に第1液を収納する第1収納室を区画形成する第2容器体と、を有し、前記第2容器体は、前記胴部の内側に前記胴部に対して下方に移動可能に設けられた筒状体と、前記筒状体の上端に設けられ、外周面において前記胴部の内周面に摺接する環状底壁部と、前記筒状体の内側に液密且つ上方に移動可能に装着された第1可動底と、前記環状底壁部の内側に液密に装着されて前記第1可動底との間に第2液を収納する第2収納室を区画形成するとともに、前記環状底壁部との間に前記第2収納室を前記第1収納室に連通させる隙間を形成するとともに前記環状底壁部に係止される連通位置にまで上方に移動可能な第2可動底と、前記胴部に回動自在に装着され、前記胴部に対して回動することで前記第1可動底を上方に移動させるとともに前記筒状体を下方に移動させる回動操作部と、を備え、前記筒状体が下方に移動すると、前記筒状体とともに前記環状底壁部及び前記第2可動底が前記胴部に対して下方に移動して前記第1収納室の容積が広がることを特徴とする。
本発明の2液混合容器は、上記構成において、前記筒状体の下方への移動の前後で、前記第1収納室及び前記第2収納室の合計の容積が等しいのが好ましい。
本発明の2液混合容器は、上記構成において、前記回動操作部が、前記胴部の外周面に摺接する操作用筒部と、前記操作用筒部の下端に連なる底壁部と、前記操作用筒部の内周面に配置された内側筒部とを備え、前記第1可動底に設けられた第1ピン部が、前記内側筒部の内周面に設けられた第1螺旋溝に係合することで、前記回動操作部の回動が前記第1可動底の上方への移動に変換されるとともに、前記筒状体に設けられた第2ピン部が、前記内側筒部の内周面に設けられて前記第1螺旋溝とは逆向きに傾斜する第2螺旋溝に係合することで、前記回動操作部の回動が前記筒状体の下方への移動に変換されるように構成されているのが好ましい。
本発明の2液混合容器は、上記構成において、前記口部に、ポンプ式のディスペンサーが装着されているのが好ましい。
本発明によれば、第1液と第2液とを容易に混合することができ、また、内容液の充填作業及び可動底の組付け作業を容易に行うことができるとともに使用時における内容液の不意の噴出を抑制可能な2液混合容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である2液混合容器の半断面図である。 図1に示す2液混合容器の、第2容器体の部分を拡大して示す半断面図である。 図1に示す第2容器体の、単体での半断面図である。 図2に示す第2容器体の、第1液と第2液とを混合させた状態における半断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施の形態に係る2液混合容器1について詳細に例示説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように2液混合容器1を正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとし、径方向は、2液混合容器1の軸心Oを通り、軸心Oに垂直な直線に沿う方向を意味し、周方向は軸心O周りの方向を意味するものとする。
図1に示す本発明の一実施の形態である2液混合容器1は、その内部に、2種類の液体、すなわち第1液L1及び第1液L1とは異なる第2液L2を、第1収納室R1ないし第1収納室R1とは別の第2収納室R2に分けて収納することができるとともに、使用時に、第1液L1と第2液L2とを容器内部で容易に混合させることができるものである。
2液混合容器1に収納する第1液L1及び第2液L2としては、例えば、混合されることで所定の効能を発揮する液体化粧料となるが、混合後、比較的早期に当該効能が消失するようなものを採用することができる。
2液混合容器1は、第1容器体10と第2容器体20とを有している。
第1容器体10は、口部11と、口部11の下端に肩部12を介して一体に連なる胴部13とを有している。口部11は軸心Oを中心とした円筒状となっており、その外周面には雄ねじ11aが一体に設けられている。胴部13は、口部11と同軸の円筒状となっており、その下端は開口している。第1容器体10は、例えば、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂材料を射出成形して形成することができるが、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等の他の合成樹脂材料を射出成形して形成するようにしてもよい。
第1容器体10は、口部11と、下端が開口した筒状の胴部13とを備えていれば、上記に限らず、例えば肩部12を備えないなど、その形状は種々変更可能である。
第2容器体20は、第1容器体10の胴部13の下端に装着され、胴部13の開口を閉塞して第1容器体10の内部に第1液L1を収納する第1収納室R1を区画形成している。
図2に示すように、第2容器体20は筒状体21を有している。筒状体21は、軸心Oを中心とした円筒状となっており、その内径は胴部13の内径よりも小さくなっている。筒状体21は、胴部13の内側に配置されており、胴部13に対して、図2に示す位置から下方に移動可能となっている。
筒状体21の上端には、環状底壁部22が一体に設けられている。環状底壁部22は中心が開口する円環板状となっている。環状底壁部22の外周縁には円環状のシール部材23が装着されている。環状底壁部22は、シール部材23が設けられた外周面において胴部13の内周面に液密に摺接して、胴部13に対して筒状体21とともに下方に移動可能となっている。
筒状体21の外側には、筒状体21と同軸の円筒状の固定筒部24が配置されている。固定筒部24は、その上端に一体に設けられたフランジ部24aにおいて胴部13の下端に係止されて胴部13に対して周方向に回り止めされているとともに上下方向に位置決めされている。
固定筒部24には、軸心Oと平行に延びるスリット24bが設けられている。一方、筒状体21の下端側の外周面には、径方向外側に向けて突出する第2ピン部21cが設けられている。第2ピン部21cはスリット24bに係合し、これにより筒状体21は固定筒部24を介して胴部13に対して回り止めされている。なお、図2においては、1本のスリット24bと1本の第2ピン部21cのみが示されているが、軸心Oを挟んで対称に一対のスリット24b及び第2ピン部21cが設けられている。
筒状体21の内側には第1可動底25が装着されている。第1可動底25は、中央部分に上方に向けて突出する凸形状部分を有する本体部25aと、本体部25aの外周縁から下方に延びる側壁部25bとを一体に有している。側壁部25bは、筒状体21と同軸の円筒状となっており、その外周面において筒状体21の内周面に摺接するようになっている。また、側壁部25bの外周面には円環状のシール部材26が装着されており、側壁部25bはシール部材26が設けられた外周面において筒状体21の内周面に液密に摺接して、筒状体21に対して上方に移動可能となっている。
側壁部25bの下端側の外周面には、径方向外側に向けて突出する第1ピン部25cが設けられている。第1ピン部25cは、第2ピン部21cよりも下方側においてスリット24bに係合しており、これにより第1可動底25は固定筒部24を介して胴部13に対して回り止めされている。なお、図2においては、1本の第1ピン部25cのみが示されているが、軸心Oを挟んで対称に一対の第1ピン部25cが設けられ、これら一対の第1ピン部25cが対応するスリット24bに係合している。
環状底壁部22の内側には第2可動底27が装着されている。第2可動底27は、筒状体21と同軸の有頂円筒状の形態を有し、第1可動底25よりも上方において環状底壁部22の内周面に設けられた環状のシール突起22aに液密に接することで、筒状体21の内側の第1可動底25との間の部分に第2液L2を収納する第2収納室R2を区画形成している。なお、第2可動底27は、第1可動底25の本体部25aの凸形状部分の外側に被さることができる大きさである。
第2可動底27の下端部には、径方向外側に向けて延びる係止フランジ27aが一体に設けられている。また、第2可動底27の周壁部分には、当該周壁部分を貫通する貫通孔27bが設けられている。図2においては、1つの貫通孔27bのみが示されているが、第2可動底27の周壁部分には複数の貫通孔27bが周方向に間隔を空けて設けられている。なお、貫通孔27bは、少なくとも1つ設けられていれば、その数は種々変更可能である。
第2可動底27は、周壁部分が環状底壁部22の内周面のシール突起22aに対して摺動し、係止フランジ27aの外周端が筒状体21の内周面に対して摺動することで、図2に示す位置から筒状体21に対して上方に移動可能となっている。
第2可動底27が、図2に示す位置から筒状体21に対して上方に移動し、周壁部分に設けられた貫通孔27bの一部がシール突起22aよりも上方において開口する連通位置にまで達すると、第2可動底27と環状底壁部22との間に貫通孔27bによる隙間が形成され、当該隙間を介して第2収納室R2が第1収納室R1に連通する。第2可動底27が連通位置にまで移動すると、係止フランジ27aが環状底壁部22の下面に当接することで第2可動底27が環状底壁部22に係止され、第2可動底27の連通位置よりも上方への移動が規制される。
筒状体21の内周面には、上側突起21aと、上側突起21aよりも下方の下側突起21bとが設けられている。図2に示す状態において、第2可動底27は、係止フランジ27aが上側突起21aと下側突起21bとの間に挟持されることで、図2に示す初期位置に保持され、第2可動底27の連通位置となったときには、係止フランジ27aが環状底壁部22の下面と上側突起21aとの間に挟持されることで、連通位置に保持される。
第2容器体20は胴部13に回動自在に装着された回動操作部30を有している。回動操作部30は、使用者により操作されて、胴部13に対して軸心Oを中心として回動することで、第1可動底25を筒状体21に対して上方に移動させるとともに筒状体21を下方に移動させる。
回動操作部30は、胴部13と同軸の円筒状に形成されて胴部13の外周面に摺接する操作用筒部31と、操作用筒部31の下端に一体に連なる底壁部32とを有する有底円筒状の外形を有している。胴部13の外周面には周方向に延びる環状溝13aが設けられ、操作用筒部31の内周面に設けられた突起31aが環状溝13aにアンダーカット係合している。これにより、回動操作部30は、胴部13に対して回動可能な状態で抜け止め保持されている。
操作用筒部31の内周面には、内側筒部33が配置されている。内側筒部33は、操作用筒部31と同軸の円筒状となっており、下端を底壁部32に当接した状態で操作用筒部31の内周面に嵌合固定されている。内側筒部33は、例えば、接着、スプライン等の凹凸嵌合等の手段により、操作用筒部31に対して周方向に回り止めされて操作用筒部31と一体に回転するようになっている。
内側筒部33の内周面には、軸心Oを中心として螺旋状に延びる第1螺旋溝33aが設けられている。第1螺旋溝33aは、周方向の一方側よりも他方側が上方に位置するように傾斜して延びている。また、内側筒部33の第1螺旋溝33aよりも上方側の内周面には、軸心Oを中心として第1螺旋溝33aとは逆向きに傾斜して延びる第2螺旋溝33bが設けられている。すなわち、第2螺旋溝33bは、周方向の一方側よりも他方側が下方に位置するように傾斜して延びている。
第1可動底25の側壁部25bから突出する第1ピン部25cは第1螺旋溝33aに摺動自在に係合している。また、筒状体21から突出する第2ピン部21cは第2螺旋溝33bに摺動自在に係合している。
このような構成により、回動操作部30が胴部13に対して回動すると、固定筒部24のスリット24bにより胴部13に対して回り止めされている第1ピン部25cが第1螺旋溝33aに沿って移動することで、当該回動が第1可動底25の上方への移動に変換される。したがって、回動操作部30を胴部13に対して回動させることで、第1可動底25を図2に示す位置から上方に向けて移動させることができる。
また、回動操作部30が胴部13に対して回動すると、固定筒部24のスリット24bにより胴部13に対して回り止めされている第2ピン部21cが第2螺旋溝33bに沿って移動することで、当該回動が筒状体21の下方への移動に変換される。したがって、回動操作部30を胴部13に対して回動させることで、筒状体21を図2に示す位置から下方に向けて移動させることができる。筒状体21が図2に示す位置から下方に向けて移動すると、筒状体21と一体に設けられた環状底壁部22も下方に向けて移動する。
図1に示すように、2液混合容器1は、口部11に、ポンプ式のディスペンサー40が装着された構成とすることができる。
ディスペンサー40は、装着キャップ41が雄ねじ11aにねじ結合して口部11に装着されており、ポンプ42及び吸引用パイプ43は第1容器体10の内部に吊り下げ保持されている。押下げヘッド44が押し下げ操作されると、ポンプ42が作動し、吸引用パイプ43の下端からポンプ42の内部に吸引された液体が、押下げヘッド44に設けられたノズル45から外部に吐出される。
装着キャップ41に、押下げヘッド44を覆うオーバーキャップ46を着脱自在に装着した構成とすることもできる。
上記構成を有する2液混合容器1では、図3に示すように、第2容器体20は、第1容器体10から取り外された単体においても、第2液L2を外部から密封した状態で収納可能な容器として構成される。したがって、第1可動底25を筒状体21から取り外した状態で第2容器体20を上下反対の倒立姿勢とし、第2収納室R2に第2液L2を充填した後、第1可動底25を筒状体21に装着して第2収納室R2を密封することにより、第2容器体20への第2液L2の充填作業を容易に行うことができる。
また、第2液L2を充填する前に、筒状体21への第2可動底27の組付け作業を行うことができるので、当該組付け作業も容易である。
さらに、第2液L2が充填された第2容器体20を正立姿勢に戻し、第1容器体10の胴部13の下端に装着することで、第1容器体10の内部に第1収納室R1を区画形成することができる。よって、第2液L2が充填された第2容器体20を胴部13の下端に装着し、口部11を通して第1収納室R1に第1液L1を充填した後、口部11にディスペンサー40を装着することにより、第1液L1の充填作業を容易に行うことができる。
このように、本実施の形態の2液混合容器1では、第1液L1及び第2液L2の充填作業及び第1可動底25、第2可動底27の筒状体21への組付け作業を容易に行うことができる。
また、上記構成を有する2液混合容器1では、図1に示すように、第1液L1と第2液L2とを、第1収納室R1と第2収納室R2とに分けて収納することができる。すなわち、使用前の流通時等において、第1液L1と第2液L2とを互いに混合させることなく、分離したままの状態に維持するように収納することができる。よって、例えば第1液L1及び第2液L2として、混合されることで所定の効能を発揮する液体化粧料となるが、混合後、比較的早期に当該効能が消失するようなものを採用した場合において、当該効能を消失させることなく、第1液L1及び第2液L2を良好な状態に維持したまま収納することができる。
一方、使用時には、回動操作部30を胴部13に対して回動させるだけの簡単な操作で、第1液L1と第2液L2とを混合させることができる。具体的には、図4に示すように、回動操作部30を第1容器体10の胴部13に対して軸心Oを中心として回動させると、固定筒部24のスリット24bにより胴部13に対して回り止めされている第1ピン部25cが内側筒部33の第1螺旋溝33aに沿って移動することで、当該回動が第1可動底25の上方への移動に変換されて、第1可動底25が図2に示す位置から図4に示す位置にまで上方に移動するとともに、固定筒部24のスリット24bにより胴部13に対して回り止めされている第2ピン部21cが内側筒部33の第2螺旋溝33bに沿って移動することで、当該回動が筒状体21の下方への移動に変換されて、筒状体21が環状底壁部22とともに図2に示す位置から図4に示す位置にまで下方に移動する。
第1可動底25が上方に移動すると、第2収納室R2の内部が加圧され、当該圧力により押されて第2可動底27が図2に示す位置から図4に示す連通位置にまで筒状体21に対して上方に移動する。図4に示すように、第2可動底27が筒状体21に対して連通位置にまで移動すると、貫通孔27bの一部がシール突起22aよりも上方において開口することで、第2可動底27と環状底壁部22との間に貫通孔27bによる隙間が形成され、当該隙間を介して第2収納室R2が第1収納室R1に連通する。そして、この状態で第1可動底25が第2可動底27に対して上方に移動して第2収納室R2の容積を狭めることで、第2収納室R2に収納されている第2液L2が当該隙間を介して第1収納室R1に押し出されて流入し、第1収納室R1において第1液L1と第2液L2とが混合される。
このように、本実施の形態の2液混合容器1では、使用前の流通時等において、第1液L1と第2液L2とを互いに混合させることなく分離したまま収納することができるとともに、回動操作部30を胴部13に対して回動させるだけの簡単な操作で第1液L1と第2液L2とを混合させることができる。
また、本実施の形態の2液混合容器1では、第2可動底27が連通位置となり、第2収納室R2に収納されている第2液L2が隙間を介して第1収納室R1に押し出されて流入している間、筒状体21及び環状底壁部22が胴部13に対して下方に向けて移動するとともに係止フランジ27aにおいて環状底壁部22に係止された第2可動底27も筒状体21及び環状底壁部22とともに下方に向けて移動する。そして、筒状体21が下方のストローク端にまで達すると、第1可動底25も上方のストローク端に達し、第1可動底25の本体部25aが第2可動底27の内側に嵌り込んで第2収納室R2の容積が最小となり、第2液L2を第2収納室R2から第1収納室R1へ押し出す動作が完了する。
第2液L2を第2収納室R2から第1収納室R1へ押し出す動作により、第2収納室R2の容積は徐々に小さくなるが、当該押出し動作が完了した状態においては、環状底壁部22及び第2可動底27が筒状体21とともに、図2に示す初期位置から胴部13に対して下方に移動することで、第1収納室R1の容積は広がるようになっている。したがって、第2液L2を第2収納室R2から第1収納室R1に押し出して第1収納室R1で第1液L1と第2液L2とを混合させるようにしても、第1液L1と第2液L2とが混合された液体を収納した状態において第1収納室R1が加圧されることを抑制して、使用時に、ディスペンサー40のノズル45から内容液が不意に噴出することを防止することができる。
特に、本実施の形態では、筒状体21の下方への移動の前(図2に示す状態)と移動の後(図4に示す状態)とで、第1収納室R1及び第2収納室R2の合計の容積が等しくなるようにしている。これにより、第1液L1と第2液L2とが混合された液体を収納した状態において第1収納室R1が加圧されることをなくして、使用時に、ディスペンサー40のノズル45から内容液が不意に噴出することをより確実に防止することができる。
さらに、本実施の形態の2液混合容器1では、図2に示すように、回動操作部30を、胴部13の外周面に摺接する操作用筒部31と、操作用筒部31の下端に連なる底壁部32と、操作用筒部31の内周面に配置された内側筒部33とを備え、第1可動底25に設けられた第1ピン部25cが、内側筒部33の内周面に設けられた第1螺旋溝33aに係合することで、回動操作部30の回動が第1可動底25の上方への移動に変換されるとともに、筒状体21に設けられた第2ピン部21cが、内側筒部33の内周面に設けられて第1螺旋溝33aとは逆向きに傾斜する第2螺旋溝33bに係合することで、回動操作部30の回動が筒状体21の下方への移動に変換される構成としたので、回動操作部30の回動を第1可動底25の上方への移動及び筒状体21の下方への移動に変換させる機構を簡単な構成とすることができる。
第1液L1と第2液L2とが混合された後、オーバーキャップ46を取り外し、押下げヘッド44を押下げ操作することで、第1液L1と第2液L2とが混合されてなる内容液をノズル45から所定量ずつ吐出させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、2液混合容器1は、口部11にポンプ付きのディスペンサー40が装着された構成としたが、これに限らず、例えばスポイト等の他の注出具を備えたキャップが口部11に装着された構成としてもよく、単に口部11を閉塞するキャップが口部11に装着された構成としてもよい。
1 2液混合容器
10 第1容器体
11 口部
11a 雄ねじ
12 肩部
13 胴部
13a 環状溝
20 第2容器体
21 筒状体
21a 上側突起
21b 下側突起
21c 第2ピン部
22 環状底壁部
22a シール突起
23 シール部材
24 固定筒部
24a フランジ部
24b スリット
25 第1可動底
25a 本体部
25b 側壁部
25c 第1ピン部
26 シール部材
27 第2可動底
27a 係止フランジ
27b 貫通孔
30 回動操作部
31 操作用筒部
31a 突起
32 底壁部
33 内側筒部
33a 第1螺旋溝
33b 第2螺旋溝
40 ディスペンサー
41 装着キャップ
42 ポンプ
43 吸引用パイプ
44 押下げヘッド
45 ノズル
46 オーバーキャップ
O 軸心
L1 第1液
L2 第2液
R1 第1収納室
R2 第2収納室

Claims (4)

  1. 口部と、下端が開口した筒状の胴部とを備えた第1容器体と、
    前記胴部の下端に装着され、前記開口を閉塞して前記第1容器体の内部に第1液を収納する第1収納室を区画形成する第2容器体と、を有し、
    前記第2容器体は、
    前記胴部の内側に前記胴部に対して下方に移動可能に設けられた筒状体と、
    前記筒状体の上端に設けられ、外周面において前記胴部の内周面に摺接する環状底壁部と、
    前記筒状体の内側に液密且つ上方に移動可能に装着された第1可動底と、
    前記環状底壁部の内側に液密に装着されて前記第1可動底との間に第2液を収納する第2収納室を区画形成するとともに、前記環状底壁部との間に前記第2収納室を前記第1収納室に連通させる隙間を形成するとともに前記環状底壁部に係止される連通位置にまで上方に移動可能な第2可動底と、
    前記胴部に回動自在に装着され、前記胴部に対して回動することで前記第1可動底を上方に移動させるとともに前記筒状体を下方に移動させる回動操作部と、を備え、
    前記筒状体が下方に移動すると、前記筒状体とともに前記環状底壁部及び前記第2可動底が前記胴部に対して下方に移動して前記第1収納室の容積が広がることを特徴とする2液混合容器。
  2. 前記筒状体の下方への移動の前後で、前記第1収納室及び前記第2収納室の合計の容積が等しい、請求項1に記載の2液混合容器。
  3. 前記回動操作部が、前記胴部の外周面に摺接する操作用筒部と、前記操作用筒部の下端に連なる底壁部と、前記操作用筒部の内周面に配置された内側筒部とを備え、
    前記第1可動底に設けられた第1ピン部が、前記内側筒部の内周面に設けられた第1螺旋溝に係合することで、前記回動操作部の回動が前記第1可動底の上方への移動に変換されるとともに、前記筒状体に設けられた第2ピン部が、前記内側筒部の内周面に設けられて前記第1螺旋溝とは逆向きに傾斜する第2螺旋溝に係合することで、前記回動操作部の回動が前記筒状体の下方への移動に変換されるように構成されている、請求項1または2に記載の2液混合容器。
  4. 前記口部に、ポンプ式のディスペンサーが装着されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の2液混合容器。
JP2019198943A 2019-10-31 2019-10-31 2液混合容器 Active JP7262907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019198943A JP7262907B2 (ja) 2019-10-31 2019-10-31 2液混合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019198943A JP7262907B2 (ja) 2019-10-31 2019-10-31 2液混合容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021070509A true JP2021070509A (ja) 2021-05-06
JP7262907B2 JP7262907B2 (ja) 2023-04-24

Family

ID=75712526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019198943A Active JP7262907B2 (ja) 2019-10-31 2019-10-31 2液混合容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7262907B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231234U (ja) * 1975-08-27 1977-03-04
JPS61146231U (ja) * 1985-02-28 1986-09-09
JPH047472U (ja) * 1990-04-27 1992-01-23
JPH0510244U (ja) * 1991-03-11 1993-02-09 釜屋化学工業株式会社 二剤混合容器
JPH10129713A (ja) * 1996-10-25 1998-05-19 Hidan:Kk 減圧気密容器
JP2006232323A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二剤混合容器
US20090301904A1 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 Brian L. Bullard Apparatus and method for the separate storage and mixing of substances
JP2017200838A (ja) * 2016-04-28 2017-11-09 株式会社吉野工業所 ねじ込み式連結容器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231234U (ja) * 1975-08-27 1977-03-04
JPS61146231U (ja) * 1985-02-28 1986-09-09
JPH047472U (ja) * 1990-04-27 1992-01-23
JPH0510244U (ja) * 1991-03-11 1993-02-09 釜屋化学工業株式会社 二剤混合容器
JPH10129713A (ja) * 1996-10-25 1998-05-19 Hidan:Kk 減圧気密容器
JP2006232323A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二剤混合容器
US20090301904A1 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 Brian L. Bullard Apparatus and method for the separate storage and mixing of substances
JP2017200838A (ja) * 2016-04-28 2017-11-09 株式会社吉野工業所 ねじ込み式連結容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7262907B2 (ja) 2023-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6655525B2 (en) Container capable of separately storing and mixing two substances together
JPWO2010122981A1 (ja) 用時混合容器
JP6759344B2 (ja) 2つの内容物用の包装吐出装置
JP6422287B2 (ja) 注出キャップ
JP2018062351A (ja) 詰め替え容器用スパウト及びスパウト付き詰め替え容器
JP5046298B2 (ja) 2剤混合容器
US10723537B2 (en) Cartridge pump
JP6775370B2 (ja) 二重容器
JP2017081628A (ja) 吐出容器
JP6359405B2 (ja) 二重容器
JP2017132521A (ja) 抜栓付き吐出キャップ
JP2021070509A (ja) 2液混合容器
JP2020193026A (ja) 二重容器用注出キャップ及び二重容器
WO2019087515A1 (ja) 二重容器
JP2021070495A (ja) 2液混合容器
JP2019119452A (ja) 注出キャップ
CN112969648B (zh) 喷出容器
JP4968736B2 (ja) 液体噴出器
JP6910715B2 (ja) 二重容器、注出具付き容器及びプリフォーム
JP6782663B2 (ja) 吐出容器
JP2018122867A (ja) 二重容器
JP7239385B2 (ja) 吐出容器
US20060231580A1 (en) Twist lock fluid dispensing valve
JP6866014B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP5554160B2 (ja) 塗布具付き注出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7262907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150