JP2021068118A - 遠隔運転システム - Google Patents

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Shin Sakurada
伸 桜田
和実 芹澤
Kazumi Serizawa
和実 芹澤
直美 近藤
Naomi Kondo
直美 近藤
和遵 岡坂
Kazunobu Okasaka
和遵 岡坂
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Abstract

【課題】遠隔運転の安全性の確保に寄与する。【解決手段】遠隔運転システム10は、コントロールセンター13の遠隔運転者による遠隔運転が可能な車両12に搭載され、該車両12から発進してその周辺を飛行可能なドローン16と、ドローン16に設けられ、車両12の周辺情報を取得するセンサと、ドローン16に設けられ、センサが取得した周辺情報をコントロールセンター13に送信する送信部と、コントロールセンター13に設けられ、送信部から送信された周辺情報を受信する受信部と、コントロールセンター13に設けられ、受信部が受信した周辺情報を遠隔運転者に通知する通知部と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の遠隔運転を制御する遠隔運転システムに関する。
下記特許文献1に開示された車両用状況監視システムでは、車両から離陸する飛行物体で撮影した画像のデータを上記車両に送信し、当該画像を車室内に表示させる。これにより、上記車両の周囲の状況を、運転者が的確に把握できるようにしている。
特開2006−180326号公報
ところで、近年開発が進んでいる遠隔運転システムでは、例えばコントロールセンターのオペレータ(遠隔運転者)が、当該コントロールセンターから遠隔に位置する車両を、当該車両に搭載されたセンサ(特にイメージセンサ)からの情報に基づいて遠隔運転する。このような遠隔運転システムでは、例えば上記のセンサが万一故障した場合においても、遠隔運転の安全性を確保することが求められる。
本発明は上記事実を考慮し、遠隔運転の安全性の確保に寄与する遠隔運転システムを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る遠隔運転システムは、コントロールセンターの遠隔運転者による遠隔運転が可能な車両に搭載され、前記車両から発進して前記車両の周辺を飛行可能な飛行体と、前記飛行体に設けられ、前記車両の周辺情報を取得するセンサと、前記飛行体に設けられ、前記センサが取得した前記周辺情報を前記コントロールセンターに送信する送信部と、前記コントロールセンターに設けられ、前記送信部から送信された前記周辺情報を受信する受信部と、前記コントロールセンターに設けられ、前記受信部が受信した前記周辺情報を前記遠隔運転者に通知する通知部と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、コントロールセンターの遠隔運転者による遠隔運転が可能な車両に搭載された飛行体が、車両から発進(離陸)して車両の周辺を飛行する。そして、この飛行体に設けられたセンサが、車両の周辺情報を取得し、飛行体に設けられた送信部が、その周辺情報をコントロールセンターに送信する。送信された周辺情報は、コントロールセンターに設けられた受信部によって受信されると共に、コントロールセンターに設けられた通知部によって遠隔運転者に通知される。これにより、遠隔運転者が車両の周辺情報を把握することができるので、例えば車両に搭載されたセンサが万一故障した場合においても、遠隔運転者が遠隔運転を継続することが可能となる。よって、遠隔運転の安全性の確保に寄与する。
以上説明したように、本発明に係る遠隔運転システムでは、遠隔運転の安全性の確保に寄与する。
本発明の実施形態に係る遠隔運転システムの概略構成を示す概念図である。 車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 車両が備える車両制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 遠隔操作装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 遠隔操作装置が備える遠隔制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 ドローンのハードウェア構成を示すブロック図である。 ドローンが備えるドローン制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 ドローンで実行される処理の流れを示すフローチャートである。 遠隔操作装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図1〜図9を用いて本発明の実施の形態に係る遠隔運転システム10について説明する。本実施形態に係る遠隔運転システム10は、車両12と、遠隔操作装置14と、飛行体(小型無人飛行機)としてのドローン16とを含んで構成されている。上記の遠隔操作装置14は、コントロールセンター13に設けられている。この遠隔操作装置14を遠隔運転者が操作することにより、上記の車両12を遠隔運転可能とされている。この車両12には、上記のドローン16が搭載されている。
また、上記の車両12には、車両制御装置20が搭載されており、上記の遠隔操作装置14には、遠隔制御装置40が搭載されており、上記のドローン16には、飛行体制御装置としてのドローン制御装置60が搭載されている。そして、上記の遠隔運転システム10において、車両制御装置20と、遠隔制御装置40と、ドローン制御装置60とは、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。このネットワークNは、一例としてインターネット等の公衆回線を用いた有線及び無線の通信網である。
(車両の構成)
車両12は、該車両12の乗員である運転者(ドライバ)の運転操作に基づく手動運転と、車両制御装置20によって生成された走行計画に基づいて自律走行を行う自動運転と、遠隔操作装置14に対する遠隔操作者(リモートドライバ;オペレータ)の運転操作に基づく遠隔運転とを実行可能に構成されている。
図2は、車両12に搭載される機器のハードウェア構成を示すブロック図である。車両12は、上述した車両制御装置20の他、GPS(Global Positioning System)装置22と、外部センサ24と、内部センサ26と、入力装置28と、アクチュエータ30と、ユーザI/F(Inter Face)32とを含んでいる。
車両制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、RAM(Random Access Memory)20C、ストレージ20D、通信I/F(Inter Face)20E及び入出力I/F20Fを含んで構成されている。CPU20A、ROM20B、RAM20C、ストレージ20D、通信I/F20E及び入出力I/F20Fは、バス20Gを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU20Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU20Aは、ROM20Bからプログラムを読み出し、RAM20Cを作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM20Bにプログラムが記憶されている。CPU20Aがプログラムを実行することで、車両制御装置20は、図3に示す位置情報取得部200、周辺情報取得部210、挙動情報取得部220、走行計画生成部240、操作受付部250、運転制御部260、及び権限付与部270として機能する。
図2に示されるように、ROM20Bは、各種プログラム及び各種データを記憶している。RAM20Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ20Dは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを記憶している。通信I/F20Eは、他の車両制御装置20、遠隔制御装置40及び情報サーバ18等と通信すべく、ネットワークNに接続するためのインタフェースを含む。当該インタフェースとしては、例えば、LTE、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。
本実施形態の通信I/F20Eは、ネットワークNを介して、車両12の外部の遠隔操作装置14に向けてカメラ24Aによる撮像画像を送信し、遠隔操作装置14から車両12を操作させるための操作情報である遠隔操作情報を受信する。なお、上記のカメラ24Aには、図示しないマイクが付属しており、上記の撮像画像と一緒に収録された音のデータが上記の撮像画像のデータと一緒に送受信される。
入出力I/F20Fは、車両12に搭載される各装置と通信するためのインタフェースである。本実施形態の車両制御装置20には、入出力I/F20Fを介してGPS装置22、外部センサ24、内部センサ26、入力装置28、アクチュエータ30及びユーザI/F32が接続されている。なお、GPS装置22、外部センサ24、内部センサ26、入力装置28、アクチュエータ30及びユーザI/F32は、バス20Gに対して直接接続されていてもよい。
GPS装置22は車両12の現在位置を測定する装置である。GPS装置22は、GPS衛星からの信号を受信するアンテナ(図示省略)を含んでいる。外部センサ24は車両12の周辺の周辺情報を検出するセンサ群である。この外部センサ24は、所定範囲を撮像するカメラ24Aと、所定範囲に探査波を送信し、反射波を受信するミリ波レーダ24Bと、所定範囲をスキャンするライダ(Laser Imaging Detection and Ranging)24Cとを含む。内部センサ26は、車両12の走行状態を検出するセンサ群である。この内部センサ26は、車速センサ、加速度センサ及びヨーレートセンサのうち少なくとも一つを含む。
入力装置28は車両12に乗車している乗員が操作するためのスイッチ群である。入力装置28は、車両12の操舵輪を操舵させるスイッチとしてのステアリングホイール28Aと、車両12を加速させるスイッチとしてのアクセルペダル28Bと、車両12を減速させるスイッチとしてのブレーキペダル28Cと、を含む。
アクチュエータ30は、車両12の操舵輪を駆動させるステアリングホイールアクチュエータ、車両12の加速を制御するアクセルアクチュエータ、車両12の減速を制御するブレーキアクチュエータを含んでいる。
ユーザI/F32は、例えば表示部であるディスプレイ、及び音声出力部であるスピーカ(何れも図示省略)を含んでいる。ディスプレイは、例えば車両12のインストルメントパネルに配設されており、静電容量式のタッチパネルを構成している。スピーカは、例えば車両12の左右のサイドドアにそれぞれ配設されている。
図3は、車両制御装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示されるように、車両制御装置20は、位置情報取得部200、周辺情報取得部210、挙動情報取得部220、走行計画生成部240、操作受付部250、運転制御部260、及び権限付与部270を有している。各機能構成は、CPU20AがROM20Bに記憶されたプログラムを読み出し、これを実行することによって実現される。
位置情報取得部200は、車両12の現在位置を取得する機能を有している。位置情報取得部200は、入出力I/F20Fを介してGPS装置22から位置情報を取得する。
周辺情報取得部210は、車両12の周辺の周辺情報を取得する機能を有している。周辺情報取得部210は、入出力I/F20Fを介して外部センサ24から車両12の周辺情報を取得する。この周辺情報には、車両12の周囲の他の車両、歩行者、障害物、車両12の走行路、天候、明るさ等の情報が含まれる。
挙動情報取得部220は、車両12の車速、加速度、ヨーレート等、車両の挙動に関する挙動情報を取得する機能を有している。挙動情報取得部220は、入出力I/F20Fを介して内部センサ26から車両12の挙動情報を取得する。
走行計画生成部240は、位置情報取得部200で取得された位置情報、周辺情報取得部210で取得された周辺情報、挙動情報取得部220で取得された挙動情報に基づいて、車両12を走行させるための走行計画を生成する機能を有している。走行計画には、予め設定された目的地までの走行ルートのみならず、車両12前方の障害物を回避するための進路、車両12の速度等の情報を含む。
操作受付部250は、車両12の乗員の操作に基づく手動運転が行われる場合に、各入力装置28から出力された信号を受け付ける機能を有している。操作受付部250は、各入力装置28から受け付けた信号を基にアクチュエータ30を制御するための操作情報である車両操作情報を生成する。
運転制御部260は、走行計画生成部240で生成された走行計画に基づく自動運転、遠隔操作装置14から受信(取得)した遠隔操作情報に基づく遠隔運転、及び操作受付部250から受け付けた車両操作情報に基づく手動運転を制御する機能を有している。
権限付与部270は、遠隔操作装置14を操作する遠隔操作者に対して、車両制御装置20が搭載された自車両12を操作するための権限である操作権限を付与する機能を有している。遠隔操作者に操作権限を付与した場合、車両制御装置20は、当該遠隔操作者が操作する遠隔操作装置14に対して権限移譲コマンドを送信する。操作権限が車両12から遠隔操作者に移ることにより、車両12では、遠隔操作装置14から受信した遠隔操作情報(遠隔操作指令)に基づいて、走行制御部260が車両12を走行させる。すなわち、遠隔操作者による遠隔運転が行われる。
また、権限付与部270は、遠隔操作装置14による遠隔運転を終了する場合、遠隔操作装置14に対して、車両12に操作権限を移すことを通知するための移譲通知コマンドを送信する。移譲通知コマンドを受信した遠隔操作装置14では、遠隔運転を終了するための終了処理が実行される。
(遠隔操作装置の構成)
図4は、本実施形態の遠隔操作装置14に搭載される機器のハードウェア構成を示すブロック図である。遠隔操作装置14は、上述した遠隔制御装置40の他、表示装置42と、スピーカ44と、操作部としての入力装置48とを含んでいる。
遠隔制御装置40は、CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信I/F40E及び入出力I/F40Fを含んで構成されている。CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信I/F40E及び入出力I/F40Fは、バス40Gを介して相互に通信可能に接続されている。CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信I/F40E及び入出力I/F40Fの機能は、上述した車両制御装置20のCPU20A、ROM20B、RAM20C、ストレージ20D、通信I/F20E及び入出力I/F20Fと同じである。
CPU40Aは、ROM40Bからプログラムを読み出し、RAM40Cを作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM40Bに、プログラムが記憶されている。CPU40Aがプログラムを実行することで、遠隔制御装置40は、図5に示す車両情報取得部400、操作情報生成部410、操作切替部420、送受信部430、及び通知部440として機能する。
本実施形態の遠隔制御装置40には、入出力I/F40Fを介して表示装置42、スピーカ44及び入力装置48が接続されている。なお、表示装置42、スピーカ44及び入力装置48は、バス40Gに対して直接接続されていてもよい。
表示装置42は、車両12のカメラ24Aにより撮像された画像や、車両12に係る各種情報を表示させるための液晶モニタである。スピーカ44は、車両12のカメラ24Aに付属するマイクにより撮像画像と一緒に収録された音を出力するものである。
入力装置48は、遠隔操作装置14を利用する遠隔操作者が操作するためのコントローラである。入力装置48は、車両12の操舵輪を操舵させるスイッチとしてのステアリングホイール48Aと、車両12を加速させるスイッチとしてのアクセルペダル48Bと、車両12を減速させるスイッチとしてのブレーキペダル48Cと、を含む。なお、各入力装置48の形態はこの限りでない。例えば、ステアリングホイール48Aに替えてレバースイッチを設けてもよい。また例えば、アクセルペダル48Bやブレーキペダル48Cのペダルスイッチに替えて、押しボタンスイッチやレバースイッチを設けてもよい。
図5は、遠隔制御装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示されるように、遠隔制御装置40は、車両情報取得部400、操作情報生成部410、操作切替部420、送受信部430、及び通知部440を有している。
車両情報取得部400は、車両制御装置20から送信されたカメラ24Aの撮像画像及び収録音、並びに車速等の車両情報を取得する機能を有している。取得された撮像画像や車両情報は表示装置42に表示され、収録音はスピーカ44から出力される。
操作情報生成部410は、遠隔操作者の操作に基づく遠隔運転が行われる場合に、各入力装置48から出力された信号を受け付ける機能を有している。また、操作情報生成部410は、各入力装置48から受け付けた信号を基に車両制御装置20に送信する遠隔操作情報を生成する。
操作切替部420は、車両12の遠隔運転についての切り替えを制御する機能を有している。具体的に、操作切替部420は、車両12から権限付与コマンドを取得した場合、車両12の遠隔運転を行うための処理を実行する。また、操作切替部420は、車両12から移譲通知コマンドを取得した場合、車両12の遠隔運転を終了させる終了処理を実行する。
送受信部430は、ネットワークNを介してドローン16と通信する機能を有している。この送受信部430は、本発明における「受信部」に相当する。通知部440は、ドローン16から送信されて送受信部430により受信された車両12の周辺情報を、表示装置42及びスピーカ44を用いて遠隔操作者に通知する機能を有している。
(ドローンの構成)
図6は、本実施形態のドローン16に搭載される機器のハードウェア構成を示すブロック図である。ドローン16は、上述したドローン制御装置60の他、インバータ62、ロータ64、GPS装置66、フライト用センサ68及び周辺情報センサ70を含んでいる。このドローン16は、例えば車両12のルーフ部に離着陸可能に搭載される。この搭載状態では、ドローン16が車両12に対して電気的に接続される構成になっている。
ドローン制御装置60は、CPU60A、ROM60B、RAM60C、ストレージ60D、通信I/F60E及び入出力I/F60Fを含んで構成されている。CPU60A、ROM60B、RAM60C、ストレージ60D、通信I/F60E及び入出力I/F60Fは、バス60Gを介して相互に通信可能に接続されている。CPU60A、ROM60B、RAM60C、ストレージ60D、通信I/F60E及び入出力I/F60Fの機能は、上述した車両制御装置20のCPU20A、ROM20B、RAM20C、ストレージ20D、通信I/F20E及び入出力I/F20Fと同じである。
CPU60Aは、ROM60Bからプログラムを読み出し、RAM60Cを作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM60Bに、プログラムが記憶されている。CPU60Aがプログラムを実行することで、遠隔制御装置60は、図7に示す飛行制御部600、周辺情報取得部610、及び通信部620として機能する。
インバータ62は、入出力I/F60Fに接続されると共に、複数のロータ64と接続されている。複数のロータ64は、インバータ62を介して図示しないバッテリと接続されている。このバッテリは、ドローン16が車両12のルーフ部に搭載された状態では、車両12側から電力を供給されて充電される構成になっている。GPS装置66はドローン16の現在位置を測定する装置である。このGPS装置66は、GPS衛星からの信号を受信するアンテナ(図示省略)を含んでいる。
フライト用センサ68は、ドローン16の飛行状態を検出するセンサ群である。このフライト用センサ68は、例えば、ドローン16のロール軸方向、ピッチ軸方向及びヨー軸方向の加速度を検出する加速度センサと、前記3軸周りの角速度を検出することにより地表面に対するドローン16の姿勢を検出する角速度センサと、地磁気を検出することによりドローン16の方位を検出する方位センサと、気圧を検出することによりドローン16の高度を検出する高度センサと、飛行経路における固定障害物あるいは移動障害物を検出する障害物センサと、車両12の位置を検出する車両センサとを含んでいる。
周辺情報センサ70は、車両12の周辺の周辺情報を検出するためのセンサ群であり、本発明における「センサ」に相当する。この周辺情報センサ70は、例えば車両12の周辺を撮像するカメラ(イメージセンサ)と、車両12の周辺に探査波を送信し、反射波を受信するミリ波レーダと、車両12の周辺をスキャンするライダ(Laser Imaging Detection and Ranging)とのうち、少なくとも上記のカメラを含んでいる。上記のカメラには、図示しないマイクが付属しており、画像データと一緒に音のデータが収録される。
図7は、ドローン制御装置60の機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示されるように、ドローン制御装置60は、飛行制御部600、周辺情報取得部610、及び通信部620を有している。
飛行制御部600は、ドローン16を自動飛行させる機能を有している。具体的には、飛行制御部600は、ROM60Bに記憶されたプログラムに基づいてドローン16の目標状態を設定し、GPS装置66及びフライト用センサ68により検出される飛行状態との差分から上記の目標状態を達成するような各ロータ64の回転数を示す制御信号を生成し、生成した制御信号をインバータ62に出力する。これにより、各ロータ64がそれぞれ独立して回転数を調整され、ドローン16の飛行動作が自動制御される構成になっている。具体的には、ドローン16は、車両12に対して自動で離着陸されると共に、飛行中は車両12に対して一定の距離を保ちつつ車両12と一緒に移動するように飛行動作を制御される。上記の飛行中、ドローン16は、例えば車両12に対して上方、前方又は前方斜め上方に配置される構成になっている。
周辺情報取得部610は、車両12の周辺の周辺情報を取得する機能を有している。周辺情報取得部610は、入出力I/F60Fを介して周辺情報センサ70から車両12の周辺情報を取得する。この周辺情報には、車両12の周囲の他の車両、歩行者、障害物、車両12の走行路、天候、明るさ等の情報が含まれる。
通信部620は、ネットワークNを介して遠隔操作装置14と通信する機能を有している。具体的には、この通信部620は、周辺情報取得部610によって取得された車両12の周辺情報を、ネットワークNを介して遠隔操作装置14に送信する。この通信部620は、本発明における「送信部」に相当する。
(制御の流れ)
次に、図8及び図9を用いて、ドローン16及び遠隔操作装置14での制御の流れについて説明する。
(ドローンでの処理)
ドローン16は、通常は車両12のルーフ部に搭載され、車両12と一緒に移動する。このドローン16は、例えば車両12の遠隔運転が開始されると、プログラムの実行を開始する。先ず図8のステップS60において、ドローン16のCPU60Aは、遠隔操作装置14から飛行の指示があったか否かの判定を行う。この判定が肯定された場合、次のステップS61に進み、この判定が否定された場合、ステップS60での処理が繰り返えされる。
ステップS61において、CPU60Aは、GPS装置66及びフライト用センサ68からの情報に基づいて、ドローン16の自動飛行を制御する。
次いで、ステップS62において、CPU60Aは、周辺情報センサ70から車両12の周辺情報を取得する。
次いでステップS63において、CPU60Aは、通信I/F60E及びネットワークNを介して、車両12の周辺情報を遠隔操作装置14に送信する。
次いでステップS64において、CPU60Aは、遠隔操作装置14から車両12に帰還する指示があったか否かの判定を行う。この判定が肯定された場合、次のステップS65に進み、この判定が否定された場合、ステップS61に戻って上記の処理を繰り返す。
ステップS65において、CPU60Aは、GPS装置66及びフライト用センサ68からの情報に基づいて、車両12に対するドローン16の帰還を制御する。このステップS65での処理が完了すると、本ルーチンが終了される。
(遠隔操作装置での処理)
次に、遠隔操作装置14において実行される処理の流れについて、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のステップS40において、CPU40Aは、遠隔操作者からドローン16の飛行要求があったか否かの判定を行う。この判定が肯定された場合、次のステップS41に進み、この判定が否定された場合、ステップS40での処理が繰り返される。
ステップS41において、CPU40Aは、通信I/F40E及びネットワークNを介して、ドローン16に飛行の指示を送信する。
次いでステップS42において、CPU40Aは、通信I/F40E及びネットワークNを介して、ドローン16から車両12の周辺情報を受信(取得)する。
次いでステップS43において、CPU40Aは、受信した周辺情報を、表示装置42及びスピーカ44を用いて遠隔操作者に通知する。
次いでステップS44において、CPU40Aは、遠隔操作者からドローン16を車両12に帰還させる要求があったか否かの判定を行う。この判定が肯定された場合、次のステップS45に進み、この判定が否定された場合、ステップS42に戻って上記の処理を繰り返す。
ステップS45において、CPU40Aは、通信I/F40E及びネットワークNを介して、ドローン16に帰還の指示を送信する。このステップS45での処理が完了すると、本ルーチンが終了される。
(本実施形態のまとめ)
本実施形態に係る遠隔運転システム10では、コントロールセンター13の遠隔運転者による遠隔運転が可能な車両12に搭載されたドローン16が、車両12から発進(離陸)して車両12の周辺を飛行する。そして、このドローン16に設けられた周辺情報センサ70が、車両12の周辺情報を取得し、ドローン16に設けられた通信部620が、その周辺情報をコントロールセンター13に送信する。送信された周辺情報は、コントロールセンター13の遠隔操作装置14に設けられた送受信部430によって受信されると共に、遠隔操作装置14に設けられた通知部440によって遠隔運転者に通知される。これにより、遠隔運転者が車両12の周辺情報を把握することができるので、例えば車両12に搭載された外部センサ24が万一故障した場合においても、遠隔運転者が遠隔運転を継続することが可能となる。よって、遠隔運転の安全性の確保に寄与する。
また、本実施形態では、ドローン16に搭載されたカメラによって上空等から撮像される車両12の周辺の画像を、遠隔操作者が確認可能となるため、車両12が狭い道路を通行する際などに、遠隔操作者が車両12の周辺状況を把握し易くなる。しかも、車両12に搭載された外部センサ24では検出が困難な情報をも遠隔操作者が把握可能となるので、車両12の遠隔運転の安全性を向上させることができる。
(実施形態の補足説明)
上記実施形態では、ドローン16が自動飛行を行う構成にしたが、これに限らず、遠隔操作者がドローン16を操縦可能な構成にしてもよい。
また、上記実施形態において、ドローン16の周辺情報センサ70によって取得される情報が、車両12の乗員に通知される構成にしてもよい。
また、上記実施形態において、ドローン16を先頭にして、複数の車両12が隊列走行を行う構成にしてもよい。その場合、例えば後続の車両12は、先頭のドローン16をカメラやセンサ等により検出し、先頭車として追従走行する。
また、上記実施形態では、車両12が手動運転、自動運転及び遠隔運転を実行可能とされた構成にしたが、これに限らず、車両12が手動運転及び遠隔運転のみを実行可能とされた構成にしてもよい。
また、上記実施形態において、CPU20A、40A、60Aがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field−Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、各処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態において、プログラムはコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に予め記憶(インストール)されている態様で説明した。例えば、ドローン16においてプログラムは、ROM60Bに予め記憶されている。しかしこれに限らず、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、各プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
上記実施形態で説明した処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 遠隔運転システム
12 車両
13 コントロールセンター
16 ドローン(飛行体)
70 周辺情報センサ(センサ)
430 送受信部(受信部)
440 通知部
620 通信部(送信部)

Claims (1)

  1. コントロールセンターの遠隔運転者による遠隔運転が可能な車両に搭載され、前記車両から発進して前記車両の周辺を飛行可能な飛行体と、
    前記飛行体に設けられ、前記車両の周辺情報を取得するセンサと、
    前記飛行体に設けられ、前記センサが取得した前記周辺情報を前記コントロールセンターに送信する送信部と、
    前記コントロールセンターに設けられ、前記送信部から送信された前記周辺情報を受信する受信部と、
    前記コントロールセンターに設けられ、前記受信部が受信した前記周辺情報を前記遠隔運転者に通知する通知部と、
    を備えた遠隔運転システム。
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