JP2021068111A - 電子機器、電子機器の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各キーワードの関連性を認識させた上で所望のキーワードを選択させる。【解決手段】電子機器(1)は、各キーワードに対応するドットを、ドット間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを表示させる表示処理部(103)と、ドットに対応するキーワードの選択を受け付ける受付部(104)とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの嗜好に関するキーワードを選択させる電子機器等に関する。
従来から、ユーザの嗜好に関する情報を収集する技術の開発が進められている。例えば、公知のソーシャルネットワーキングサービスの中には、多数のキーワードを一覧表示してユーザに選択させ、選択されたキーワードに関する広告やニュース等の情報をそのユーザに提供するものがある。
また、下記の特許文献1には、情報が必要か否かのユーザ入力によりユーザの興味を獲得する情報フィルタ装置を用いてキーワードを取得することが記載されている。そして、得られたキーワードについて、ユーザの興味を反映した形状および大きさおよび色を持ったキーワード体を設定し、このキーワード体とキーワードをディスプレイ上に表示することが記載されている。
特開2000−200290号公報
しかしながら、多数のキーワードを一覧表示する方式では、一覧表示されている各キーワードの関連性を認識することが難しい。このため、ユーザが自身の嗜好に合ったキーワードを選択することは容易ではない。また、特許文献1の技術は、キーワードに対するユーザの興味の程度の違いを可視化するためのものであり、表示されたキーワードやキーワード体を選択することはできない。
本発明の一態様は、各キーワードの関連性をユーザに認識させた上で、当該ユーザに所望のキーワードを選択させることができる電子機器等を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、少なくとも1つの表示装置と、少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置とを備える電子機器であって、上記制御装置は、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを上記表示装置に表示させる処理と、上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付ける処理と、を行う構成である。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置は、電子機器を制御する制御装置であって、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを上記表示装置に表示させる表示処理部と、上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付ける受付部と、を備えている構成である。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器の制御方法は、電子機器の制御方法であって、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを表示装置に表示させるステップと、上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付けるステップと、を含む方法である。
本発明の一態様によれば、各キーワードの関連性をユーザに認識させた上で、当該ユーザに所望のキーワードを選択させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る電子機器およびサーバの要部構成の一例を示すブロック図である。 上記電子機器およびサーバを含む嗜好情報更新システムの概要を示す図である。 嗜好情報更新システムで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理の例を説明する図である。 キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理の他の例を説明する図である。 キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を説明する図である。 キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を説明する図である。 キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を説明する図である。
〔システム概要〕
本発明の一実施形態に係る嗜好情報更新システム500の概要を図2に基づいて説明する。図2は、嗜好情報更新システム500の概要を示す図である。図示のように、嗜好情報更新システム500は、電子機器1とサーバ3とを含むシステムである。電子機器1とサーバ3は、例えばインターネット等のネットワークを介して通信可能に構成されている。なお、図2には、電子機器1を1台のみ示しているが、嗜好情報更新システム500には複数の電子機器1を含めることができる。
電子機器1は、自機のユーザの嗜好を示す嗜好情報を用いて動作する機能を有した機器である。嗜好情報は、ユーザによる電子機器1の操作履歴等に基づいて自動で生成されると共に、ユーザが手動で追加または削除することもできる。詳細は順次説明するが、電子機器1の主な特徴点の1つは、嗜好情報の更新時の処理にある。
嗜好情報に基づいて行われる電子機器1の動作としては、例えば、ニュースや広告などの情報の提示、ユーザとの文字や音声による対話等が挙げられるが、これらの例に限られない。図2の電子機器1は、携帯型の機器(例えばスマートフォンやタブレット端末)であるが、電子機器1は、例えばデスクトップPC(Personal Computer)のような据え置き型の機器であってもよい。
サーバ3は、電子機器1における嗜好情報の更新を補助する装置である。具体的には、サーバ3は、多数の文章を含むテキストコーパスを教師データとして、それらの文章に含まれる単語の特徴を学習する。そして、サーバ3は、この学習結果に基づいてキーワードマップを生成し、電子機器1はこのキーワードマップをサーバ3から取得して表示する。テキストコーパスは、ユーザの嗜好に合致するキーワードを含んだものであればよく、例えばオンラインで公開されている百科事典をテキストコーパスとして利用してもよい。
図2の例では、電子機器1はキーワードマップM2を表示している。キーワードマップM2は、ユーザの選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを所定の座標空間に配置したものである。キーワードマップM2におけるドットM21が上記オブジェクトに対応している。つまり、キーワードマップM2において、1つのドットM21が1つのキーワードに対応している。
また、キーワードマップM2では、一部のドットM21に対応付けて、そのドットM21に対応するキーワードM22が表示されている。このように、ドットM21に対応付けてキーワードM22を表示することにより、そのドットM21に対応するキーワードM22をユーザに容易に認識させることができる。
そして、キーワードマップM2では、ドットM21は、ドットM21間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置されている。具体的には、キーワードマップM2では、相互に関連性の高いドットM21は近傍に配置されている。例えば、「スポーツ選手A」と、「スポーツ選手B」は、何れもスポーツ選手の名前であって関連性が高いため、これらのキーワードM22に対応するドットM21は近傍に配置されている。
キーワードマップM2に表示されているドットM21は、電子機器1を用いて直接的または間接的に選択できるようになっており、電子機器1は、ユーザが選択したドットM21に対応するキーワードM22を、ユーザが選択したキーワードと特定する。
このように、電子機器1は、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するドットM21を、ドットM21間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを表示させる。そして、電子機器1は、キーワードマップに表示されているドットM21に対応するキーワードの選択を受け付ける。よって、各キーワードの関連性をユーザに認識させた上で所望のキーワードを選択させることができる。
そして、電子機器1は、キーワードが追加された更新後の嗜好情報に基づいて動作するので、ユーザの嗜好に適合した動作を行うことが可能になる。例えば、「スポーツ選手A」と、「スポーツ選手B」が嗜好情報に追加された場合、電子機器1はこれらの選手に関するニュースをユーザに提示したり、これらの選手に関する話題をユーザとの対話に盛り込んだりすることも可能になる。
〔電子機器の構成〕
電子機器1の構成について図1に基づいて説明する。図1は、電子機器1およびサーバ3の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、サーバ3の構成については、電子機器1の構成の後で説明する。
電子機器1は、電子機器1の各部を統括して制御する制御装置である機器制御部10と、電子機器1が使用する各種データを記憶する記憶装置である機器記憶部11とを備えている。また、電子機器1は、電子機器1が他の装置(具体的にはサーバ3)と通信するための機器通信部12と、電子機器1に対するユーザの入力操作を受け付ける入力部13と、画像を表示する表示装置である表示部14とを備えている。なお、表示部14と入力部13は、タッチパネルで構成してもよい。また、表示部14と入力部13は、電子機器1に有線または無線で接続された、電子機器1の外部の装置であってもよい。また、機器制御部10、機器記憶部11、機器通信部12、入力部13、および表示部14は、それぞれ複数設けられていてもよい。
機器制御部10には、マップ取得部101、嗜好キーワード取得部102、表示処理部103、受付部104、カテゴリ特定部105、および嗜好情報更新部106が含まれている。また、機器制御部10には、これらのブロックに加えて、嗜好情報に基づいて情報の提示や対話などの処理を行うブロックが含まれていてもよい。
マップ取得部101は、キーワードマップを取得する。キーワードマップは、上述のように、ユーザの選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したものである。
なお、本実施形態では、マップ取得部101は、サーバ3が生成したキーワードマップを取得する例を説明するが、マップ取得部101がキーワードマップを生成する構成としてもよい。この場合、マップ取得部101は、サーバ3から各キーワードの特徴情報を取得して、各キーワードの特徴情報を、二次元空間または三次元空間にプロットすることにより、キーワードマップを生成してもよい。また、各キーワードの特徴情報を生成する処理も電子機器1が行う構成としてもよく、この場合、サーバ3を介さずにキーワードマップを生成し、表示することが可能である。
嗜好キーワード取得部102は、ユーザの嗜好を示す語である嗜好キーワードを取得する。嗜好キーワードの取得方法は特に限定されない。例えば、嗜好キーワード取得部102は、電子機器1に対するユーザの操作履歴から、該ユーザの嗜好を示すと考えられるキーワードを抽出し、これを嗜好キーワードとしてもよい。例えば、嗜好キーワード取得部102は、ユーザが入力した検索ワードを嗜好キーワードとしてもよい。
表示処理部103は、上述のキーワードマップを表示部14に表示させる処理を行う。また、詳細は後述するが、表示処理部103は、ユーザにキーワードを選択させるための選択オブジェクトを表示させる処理等も行う。
また、表示処理部103は、キーワードマップ上にオブジェクトのカテゴリを示す情報を表示させる処理を行ってもよい。この場合、キーワードマップ上の各オブジェクトを、当該キーワードマップ上の位置に応じたカテゴリに分類しておく。これにより、ユーザは、カテゴリを示す情報を参考にしてキーワードを選択することができる。なお、オブジェクトの分類方法は、キーワードマップ上の位置が近いものが同じグループに分類されるようなものであればよい。例えば、特徴情報の類似度が所定値以上のオブジェクトを同じカテゴリに分類してもよい。この分類は、例えばサーバ3の特徴情報生成部303が行うようにしてもよい。
受付部104は、キーワードマップに表示されているオブジェクト(図2の例ではドットM21)に対応するキーワードの選択を受け付ける。例えば、受付部104は、オブジェクトを選択する操作を検出したときに、当該オブジェクトに対応するキーワードが選択されたと判定してもよい。また、例えば、受付部104は、当該オブジェクトに対応するキーワードを選択するための選択オブジェクトを選択する操作を検出したときに、当該選択オブジェクトに対応するキーワードが選択されたと判定してもよい。
カテゴリ特定部105は、キーワードマップ上で指定された範囲内のオブジェクトが属するカテゴリを特定する。カテゴリの特定については、後記「選択受付の例4」で説明する。
嗜好情報更新部106は、ユーザの嗜好情報を更新する。具体的には、嗜好情報更新部106は、嗜好キーワード取得部102が取得した嗜好キーワードを嗜好情報に追加する。また、嗜好情報更新部106は、受付部104が選択を受け付けたキーワードを嗜好情報に追加する。また、受付部104が、既に嗜好情報に含まれているキーワードの中から削除するキーワードの選択を受け付けた場合には、嗜好情報更新部106は、当該キーワードを嗜好情報から削除する。
〔サーバの構成〕
サーバ3の構成について図1に基づいて説明する。サーバ3は、サーバ3の各部を統括して制御するサーバ制御部30と、サーバ3が使用する各種データを記憶するサーバ記憶部31と、サーバ3が他の装置(具体的には電子機器1)と通信するためのサーバ通信部32とを備えている。また、サーバ制御部30には、学習部301、特徴ベクトル算出部302、特徴情報生成部303、およびマップ生成部304が含まれている。
学習部301は、多数の文章を含むテキストコーパスを教師データとして、それらの文章に含まれる単語、すなわち多数のキーワードの特徴を学習する。そして、特徴ベクトル算出部302は、学習部301の学習結果を用いて、ユーザの選択候補となるキーワードの特徴を示す特徴ベクトルを算出する。上記学習は、ユーザの選択候補となる各キーワードの特徴ベクトルを出力できるように行えばよい。例えば、学習部301は、所定のテキストコーパスに含まれる各文章中の単語の並び方をニューラルネットワーク等により学習してもよい。この場合、学習済みのニューラルネットワークにおける各単語に関する重み係数を、当該単語(すなわちキーワード)の特徴ベクトルとすることができる。
特徴情報生成部303は、ユーザの選択候補となるキーワードの特徴情報を生成する。具体的には、特徴情報生成部303は、特徴ベクトル算出部302が算出した特徴ベクトルを、二次元または三次元に低次元化して特徴情報とする。特徴ベクトル算出部302が算出する特徴ベクトルは多次元の情報であるが、特徴情報生成部303が生成する特徴情報は、二次元または三次元の情報である。このため、特徴情報は、二次元空間または三次元空間に視覚的に表示することができる。
なお、低次元化の方法は特に限定されず、例えば、特徴情報生成部303は、SNE(Stochastic Neighbor Embedding)やt−SNE(t-distributed SNE)等により低次元化してもよい。また、特徴ベクトル算出部302が二次元または三次元の特徴ベクトルを算出する構成としてもよい。この場合には、特徴ベクトルをそのまま特徴情報として二次元空間または三次元空間に視覚的に表示することができる。よって、この場合には、特徴情報生成部303を省略することができる。
マップ生成部304は、ユーザの選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを生成する。例えば、マップ生成部304は、特徴情報生成部303が生成した、各キーワードの特徴情報を、二次元空間または三次元空間にプロットすることにより、キーワードマップを生成してもよい。この場合、キーワードマップ上に表示される各キーワードに対応するドット(図2の例におけるM21)が、ユーザの選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトとなる。
ここで、所定のテキストコーパスに含まれる各文章中の単語の並び方を学習した結果を用いて特徴ベクトルを算出した場合、キーワードマップにおける各ドットの位置は、上記特徴ベクトルを低次元化した特徴情報に基づいて決定される。これにより、キーワードマップでは、各キーワードの文章中での使われ方の類似性の高さが、ドット間の距離に反映される。したがって、上記の構成によれば、ユーザは、各キーワードの文章中での使われ方の類似性に基づいて、所望のキーワードを選択することができる。
なお、特徴情報生成部303は、各キーワードの特徴情報に基づいて、キーワードを複数のカテゴリに分類することができる。例えば、特徴情報生成部303は、特徴情報の類似度に基づいて上記の分類を行うことができる。そして、特徴情報生成部303がキーワードを分類した場合、マップ生成部304は、その分類結果を反映させたキーワードマップを生成してもよい。例えば、マップ生成部304は、各キーワードに対応するオブジェクトを、当該キーワードが分類されたカテゴリ毎に異なる色で表したキーワードマップを生成してもよい。これにより、特徴情報が類似したキーワード群に対応するオブジェクト群をユーザに認識させることができる。また、キーワードのカテゴリをサーバ3のユーザ等が決定する構成としてもよい。
〔処理の流れ(システム全体)〕
嗜好情報更新システム500で行われる処理の流れを図3に基づいて説明する。図3は、嗜好情報更新システム500で行われる処理の一例を示すフローチャートである。図3のS11〜S19が電子機器1の処理(電子機器1の制御方法)であり、S31〜S34がサーバ3の処理(サーバ3の制御方法)である。なお、図3の処理は、例えば電子機器1に対して嗜好情報を更新するための所定の操作が行われたことを契機として開始される。
S11では、電子機器1のマップ取得部101が、サーバ3に対してキーワードマップの送信を要求する。そして、S31では、サーバ3のマップ生成部304が、キーワードマップの送信要求を受信する。続くS32では、マップ生成部304は、キーワードマップを電子機器1に送信する。
S12では、電子機器1のマップ取得部101が、キーワードマップを受信する。また、S13では、電子機器1の嗜好キーワード取得部102が、ユーザの嗜好キーワードを取得する。そして、S14では、嗜好キーワード取得部102は、取得した嗜好キーワードをサーバ3に送信する。この際、嗜好キーワード取得部102は、電子機器1の識別情報やユーザの識別情報についてもサーバ3に送信してもよい。
S33では、サーバ3の特徴ベクトル算出部302が、S14で送信された嗜好キーワードを受信する。そして、S34では、特徴ベクトル算出部302が、受信した嗜好キーワードの特徴ベクトルを特定すると共に、特徴情報生成部303が、当該特徴ベクトルを低次元化して特徴情報を生成し、生成した特徴情報を電子機器1に送信する。これにより、サーバ3の処理は終了する。なお、特徴情報生成部303は、生成した特徴情報を、電子機器1またはそのユーザの識別情報と対応付けて記録しておいてもよい。
S15では、電子機器1の表示処理部103が、S34で送信された特徴情報を受信する。そして、S16では、表示処理部103は、S12で受信したキーワードマップを表示部14に表示させると共に、上記特徴情報をキーワードマップ上にプロットする。これにより、選択候補のキーワードに対応するドットと、ユーザの嗜好キーワードに対応するオブジェクトであるドットとが、1つのキーワードマップに表示されることになる。
S17では、受付部104が、キーワードマップに表示されているドットに対応するキーワードの選択を受け付ける。最後に、S19では、嗜好情報更新部106が、S17で選択を受け付けたキーワードを嗜好情報に追加し、これにより嗜好情報が更新される。
なお、嗜好情報にキーワードを追加する場合、少なくとも上述のキーワードマップを表示させればよく、S13〜S15およびS16における嗜好キーワードの特徴情報をプロットする処理は省略することもできる。ただし、ユーザの嗜好キーワードの特徴情報をプロットした場合、自身の嗜好キーワードと選択候補となる各キーワードとの関連性をユーザに認識させた上で、所望のキーワードを選択させることができるので好ましい。
また、S16の処理はサーバ3のマップ生成部304が行う構成としてもよい。この場合、S34ではユーザの嗜好キーワードに対応するオブジェクトであるドットを含むキーワードマップが生成される。そして、S12、S15、およびS16の処理の代わりに、当該キーワードマップを受信する処理が行われる。
また、S19では、嗜好情報に含まれるキーワードのうち、S18で特定されたキーワードを削除してもよい。この場合、S11およびS12の処理は省略し、S16では嗜好キーワードの特徴情報を所定の座標空間にプロットしたキーワードマップを表示してもよい。この場合、各キーワードの関連性をユーザに認識させた上で、当該ユーザに削除するキーワードを選択させることができる。
〔選択受付の例1〕
図3のS17において、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理の例を図4に基づいて説明する。図4は、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理の例を説明する図である。なお、図4に示すキーワードマップM4は、選択候補となる各キーワードに対応するオブジェクトであるドットを三次元の座標空間に配置したものである。以下では、このようなキーワードマップを三次元マップと呼ぶ。
図4のフローチャートにおけるS41では、受付部104が、入力部13に対するタップ操作を待ち受けている。そして、受付部104は、タップ操作を検出した場合(S41でYES)、当該タップ操作が行われた入力面上の位置、すなわちタップ位置を表示処理部103に通知し、処理はS42に進む。
S42では、表示処理部103が、キーワードマップ上において、タップ位置を基準として1または複数のドットを特定すると共に、特定したドット(キーワード)に対応する画像を表示部14に表示させる。例えば、図4に示すキーワードマップM4では、表示処理部103は、タップ位置Pの周囲に画像M41〜M44を表示させている。これらの画像M41〜M44は、当該画像M41〜M44に対応するドットのキーワードを示す画像であり、当該ドットをユーザに選択させるための選択オブジェクトである。
このように、キーワードの選択を受け付ける処理において、キーワードマップM4上の位置が指定された場合に、表示処理部103は、指定された位置を基準として1または複数のドットを特定する。そして、表示処理部103は、特定したドットに対応するキーワードをユーザに選択させるための選択オブジェクトを表示させる。これにより、指定された位置のドットに対応するキーワードをユーザに容易に選択させることができる。
なお、キーワードマップM4のような三次元マップにおいて位置の指定を受け付ける場合、表示されている三次元マップの上下左右方向だけではなく、奥行き方向の位置の指定も受け付けることが好ましい。例えば、受付部104は、タップ操作において、ユーザの指が入力部13の入力面に触れている時間が長いほど、奥行き方向の位置が指定されたと判定してもよい。これは、選択オブジェクトや、後述する一括選択オブジェクトを表示させる際の位置指定のみならず、三次元マップからドットやキーワード等を選択する場合の処理においても同様である。
また、図4の例では、キーワードを示す画像M41〜M44を選択オブジェクトとしているので、キーワードの内容をユーザが認識しやすい。なお、選択オブジェクトはキーワードを示すオブジェクトであればよく、例えば文字のオブジェクトであってもよいし、文字と画像を組み合わせたオブジェクトであってもよい。
また、指定された位置を基準としてドットを特定する方法は、指定された位置の周囲のドットが特定されるような方法であればよい。例えば、表示処理部103は、キーワードマップにおいて、タップ位置に近い順に所定数のドットを特定してもよいし、タップ位置から所定範囲内のドットを特定してもよい。
S43では、受付部104が、キーワードの選択が確定されたか否かを判定する。選択を確定する方法は特に限定されない。例えば、受付部104は、選択オブジェクト(図4の例では画像M41〜M44)を選択するユーザ操作(例えばタップ操作やダブルタップ操作)が行われた場合に、当該選択オブジェクトに対応するキーワードの選択を確定してもよい。
S43で確定されていないと判定された場合(S43でNO)には処理はS41に戻る。一方、確定されたと判定した場合(S43でYES)には、図4のフローチャートの処理は終了する。この後は、図3のS18の処理に進む。
〔選択受付の例2〕
図3のS17において、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理の他の例を図5に基づいて説明する。図5は、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理の他の例を説明する図である。
図5のフローチャートにおけるS51では、受付部104が、入力部13に対する範囲指定操作を待ち受けている。そして、受付部104は、範囲指定操作を検出した場合(S51でYES)、当該範囲指定操作が行われた入力面上の位置、すなわち指定範囲を表示処理部103に通知し、処理はS52に進む。
S52では、表示処理部103が、キーワードマップ上において、指定範囲のドットに対応するキーワードを一括選択するための一括選択オブジェクトを表示部14に表示させる。
例えば、図5に示すキーワードマップM5では、指定する範囲の外縁を入力部13の入力面上に描く操作により、指定範囲M51が指定されている。そして、表示処理部103は、指定範囲M51に対応付けて一括選択オブジェクトM52を表示させている。一括選択オブジェクトM52には、指定範囲M51内の各ドットに対応するキーワードが一覧表示されていると共に、各キーワードの選択状態を切り替えるチェックボックスM53が表示されている。図5に示すように、一括選択オブジェクトM52を表示させる際には、チェックボックスM53を全てチェック状態、すなわちキーワードを選択した状態としてもよい。これにより、ユーザは、不要なキーワードのみチェックを外し、必要な残りのキーワードを容易に選択することができる。
このように、キーワードの選択を受け付ける処理において、キーワードマップM5上の範囲が指定された場合に、表示処理部103は、指定された範囲内のオブジェクトに対応するキーワードを一括選択させるための一括選択オブジェクトを表示させてもよい。これにより、指定した範囲に対応する複数のキーワードをユーザに容易に選択させることができる。
S53では、受付部104が、キーワードの選択が確定されたか否かを判定する。選択を確定する方法は特に限定されない。例えば、受付部104は、一括選択オブジェクトによる選択を確定させる所定の操作が行われた場合に、当該一括選択オブジェクトに対応するキーワードの選択を確定してもよい。なお、チェックボックスM53を表示させた場合には、チェック状態のキーワードのみの選択を確定する。
S53で確定されていないと判定された場合(S53でNO)には処理はS51に戻る。一方、確定されたと判定した場合(S53でYES)には、図5のフローチャートの処理は終了する。この後は、図3のS18の処理に進む。
〔選択受付の例3〕
図3のS17において、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を図6に基づいて説明する。図6は、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を説明する図である。
図6のフローチャートにおけるS61では、受付部104が、キーワードを指定する操作が行われたか否かを判定する。キーワードを指定する操作が行われたと判定した場合(S61でYES)、受付部104は、指定されたキーワードを表示処理部103に通知し、処理はS62に進む。なお、キーワードの指定は、キーワードに対応するオブジェクト(キーワードマップ上のドット)を指定することによって行われてもよい。
S62では、表示処理部103が、指定された上記キーワードに対応付けて、当該キーワードの類似キーワードを表示部14に表示させる。指定されたキーワードと類似キーワードとは特徴情報が類似しており、対応するドットの位置がキーワードマップ上の所定範囲内に含まれている。
例えば、図6に示すキーワードマップM6では、表示処理部103は、キーワードM61〜M63のそれぞれに対して、類似キーワードM64〜M66を表示させている。類似キーワードM64〜M66は、ユーザが選択可能な選択オブジェクトである。
このように、表示処理部103は、キーワードマップ上のオブジェクトが指定された場合に、指定されたオブジェクトから所定範囲内のオブジェクトに対応するキーワードをユーザに選択させるための選択オブジェクトを表示させてもよい。これにより、指定されたオブジェクトから所定範囲内にあるオブジェクトに対応するキーワード、すなわち指定したオブジェクトと関連するキーワードをユーザに容易に選択させることができる。
この構成は、例えば、ユーザの嗜好キーワードと類似したキーワードを選択する際に好適である。この場合、S61でユーザの嗜好キーワードが選択されたと判定された場合にのみ、S62の処理を行うようにしてもよい。また、この場合、キーワードマップ上において、ユーザの嗜好キーワードと、その他のキーワード(嗜好情報への追加候補となるキーワード)とを識別できるように表示することが好ましい。例えば、ユーザの嗜好キーワードに対応するドットと、その他のキーワードに対応するドットとを異なる色で表示させてもよい。
S63では、受付部104が、表示倍率を変更する操作が行われたか否かを判定する。ここで表示倍率を変更する操作が行われたと判定した場合(S63でYES)、受付部104は、変更後の表示倍率を特定するための情報を表示処理部103に通知し、処理はS64に進む。そして、S64では、表示処理部103が、受付部104から通知された情報に基づいてキーワードマップの表示倍率を変更し、処理はS65に進む。
一方、表示倍率を変更する操作が検出されなかった場合(S63でNO)には、処理はS65に進む。なお、図6のフローチャートでは、S61の後にS63の処理を行っているが、S61とS63の処理はキーワードマップの表示中に常時行えばよく、実行順は図示の例に限られない。
S63とS63の処理に関して、例えば図6に示すキーワードマップM6については、表示倍率を縮小する操作をピンチアウト操作とし、表示倍率を拡大する操作をピンチイン操作としている。この場合、変更後の表示倍率は、変更前の表示倍率と、ピンチインまたはピンチアウト操作における指のスライド量とに基づいて、受付部104または表示処理部103が決定すればよい。
S65では、受付部104が、キーワードの選択が確定されたか否かを判定する。選択を確定する方法は特に限定されない。例えば、受付部104は、類似キーワード(図6の例ではM64〜M66)を選択するユーザ操作(例えばタップ操作やダブルタップ操作)が行われた場合に、当該類似キーワードの選択を確定してもよい。また、受付部104は、類似キーワード以外のキーワードやドットを選択するユーザ操作が行われた場合に、当該キーワードまたはドットに対応するキーワードの選択を確定してもよい。
S65で確定されていないと判定された場合(S65でNO)には処理はS61に戻る。一方、確定されたと判定した場合(S65でYES)には、図4のフローチャートの処理は終了する。この後は、図3のS18の処理に進む。
〔選択受付の例4〕
図3のS17において、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を図7に基づいて説明する。図7は、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を説明する図である。
図7のフローチャートにおけるS71では、受付部104が、キーワードを指定する操作が行われたか否かを判定する。ここでキーワードを指定する操作が行われたと判定した場合(S71でYES)、受付部104は、指定されたキーワードを表示処理部103に通知し、処理はS72に進む。一方、キーワードを指定する操作が検出されなかった場合(S71でNO)には、処理はS73に進む。なお、キーワードの指定は、キーワードに対応するオブジェクト(キーワードマップ上のドット)を指定することによって行われてもよい。
S72では、表示処理部103が、S71で指定されたキーワード付近を拡大表示し、処理はS75に進む。なお、キーワード付近を拡大表示する際には、そのキーワードに対応するドットを中心として拡大表示してもよい。また、S75の処理は、図6のS65等と同様であるから説明を省略する。
S72の拡大表示について、例えば、図7に示す画面例では、受付部104は、キーワードマップM7におけるキーワードM74「スポーツ選手B」が指定されたことに応じて、「スポーツ選手B」に対応するドット付近の領域を拡大表示している。これにより、拡大していないキーワードマップM7ではドットの位置が認識困難であった、類似キーワードM76「スポーツ選手D」やM77「球団A」についても、ドットの位置が確認しやすくなっている。
S73では、受付部104は、キーワードマップ上で範囲指定する操作が行われたか否かを判定する。ここで範囲指定する操作が行われたと判定した場合(S73でYES)、受付部104は、指定された範囲をカテゴリ特定部105に通知し、処理はS74に進む。一方、範囲指定する操作が検出されなかった場合(S73でNO)には、処理はS75に進む。なお、図7のフローチャートでは、S71の後にS73の処理を行っているが、S71とS73の処理はキーワードマップの表示中に常時行えばよく、実行順は図示の例に限られない。
S74では、カテゴリ特定部105が、指定された範囲に含まれるドットが属するカテゴリを特定し、その後処理はS75に進む。また、S74では、カテゴリの特定結果を利用した処理をさらに行ってもよい。カテゴリを特定することにより、ユーザにカテゴリに基づいたキーワードの選択を行わせることが可能になる。
S73およびS74の処理に関して、範囲指定の方法およびカテゴリの特定結果の利用方法は特に限定されない。例えば、図7に示す画面例では、キーワードM71〜M74を指定することにより、これらのキーワードに対応するドットで囲まれる四角形の範囲を指定している。そして、当該範囲に対応するカテゴリのカテゴリ名である「カテゴリA」を当該範囲と対応付けて表示している。このように、カテゴリ名を表示することにより、ユーザはカテゴリを参考にしてキーワードを選択することができる。
また、表示したカテゴリ名を選択する操作が行われたときに、受付部104は、当該カテゴリ名のカテゴリに属する各キーワードが選択されたと判定してもよい。これにより、ユーザは、関心のあるカテゴリのキーワードを容易に一括で選択することができる。なお、表示したカテゴリ名を選択する操作が行われたときには、当該カテゴリに属するキーワードを一括選択する一括選択オブジェクトを表示させてもよい。一括選択オブジェクトは、図5の例のようなものとしてもよい。
〔選択受付の例5〕
キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を図8に基づいて説明する。図8は、キーワードの選択を受け付ける際に行われる処理のさらに他の例を説明する図である。
なお、図8のフローチャートにおける処理の前提として、サーバ3が電子機器1のユーザ以外の複数のユーザの嗜好キーワードを取得し、当該嗜好キーワードの特徴情報を生成し、それらの特徴情報をプロットしたキーワードマップを記録しているとする。また、各ユーザは、その嗜好情報に基づいて複数のユーザグループに分類されているとする。ただし、ユーザグループはサーバ3のユーザ等が決定してもよい。そして、図3のS12では、マップ取得部101が、複数のユーザの嗜好情報が反映された上記キーワードマップを受信しているとする。また、図8の処理では、図3のS16の代わりに、以下説明するS81およびS82の処理を行う。
S81では、表示処理部103は、他のユーザの嗜好キーワードに対応するオブジェクトを含むキーワードマップを表示部14に表示させる。これにより、電子機器1のユーザは、他のユーザの嗜好キーワードと選択候補となる各キーワードとの関連性を認識した上で、所望のキーワードを選択することができる。
また、表示処理部103は、電子機器1のユーザの嗜好キーワードから生成された特徴情報を、上記キーワードマップ上にプロットしてもよい。この場合、表示処理部103は、電子機器1のユーザの嗜好キーワードに対応するドットと、他のユーザの嗜好キーワードに対応するドットと色分け表示させる等により、識別できるようにすることが好ましい。
S82では、表示処理部103は、キーワードマップ上にユーザグループ名を表示させる。続くS83では、表示処理部103は、ユーザグループが指定されたか否かを判定する。
ユーザグループは、嗜好情報に基づいて設定されたグループであるから、同じユーザグループに属するユーザの嗜好キーワードに対応するドットは、キーワードマップ上のまとまった領域に表示される。このため、S82において、表示処理部103は、各ユーザグループについて、当該ユーザグループに属するユーザの嗜好キーワードに対応するドットが集まっている領域に、当該ユーザグループのユーザグループ名を表示させる。
例えば、表示処理部103は、図8のような態様でユーザグループを表示させてもよい。図8に示すキーワードマップM8には、各ユーザグループの嗜好キーワードに対応するドットに重畳して、ユーザグループA〜Iまでの9つのユーザグループ名M81が表示されている。
S83の処理に関して、ユーザグループの指定方法は特に限定されない。例えば、表示処理部103は、タップ操作等により、表示されているユーザグループ名が指定されたときに、その名称のユーザグループが指定されたと判定してもよい。また、例えば、表示処理部103は、図8に示すように、領域M82の外縁を入力部13の入力面上に描く操作が検出されたときに、その領域M82内のユーザグループ名のユーザグループが指定されたと判定してもよい。
S83でユーザグループが指定されたと判定した場合(S83でYES)には、表示処理部103は、指定されたユーザグループに属するキーワード(他のユーザの嗜好キーワード)を表示する(S84)。一方、ユーザグループが指定されなかった場合(S83でNO)には、処理はS85に進む。なお、S84ではキーワードをユーザに認識させること、および選択させることができるように表示すればよく、表示態様は特に限定されない。例えば、図5の例のような一括選択オブジェクトを表示してもよい。S85は、図5のS53と同様の処理であるから説明を省略する。
〔変形例〕
上記実施形態で説明した各処理の主体は、適宜変更することができる。例えば、サーバ3が実行する処理(機械学習、特徴ベクトルの算出、特徴情報の生成、キーワードマップの生成等)の一部または全部を電子機器1が実行する構成としてもよし、当該処理の一部を他の情報処理装置に実行させてもよい。また、電子機器1が実行する処理の一部を、サーバ3または他の情報処理装置に実行させてもよい。例えば、図3のS19の処理を、電子機器1のユーザの嗜好情報を管理する情報処理装置に実行させてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電子機器1およびサーバ3の制御ブロック(特に機器制御部10およびサーバ制御部30)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電子機器1およびサーバ3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電子機器1は、少なくとも1つの表示装置(表示部14)と、少なくとも1つの記憶装置(機器記憶部11)と、少なくとも1つの制御装置(機器制御部10)とを備える電子機器であって、上記制御装置は、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを上記表示装置に表示させる処理と、上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付ける処理と、を行う構成である。
上記の構成によれば、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すようにオブジェクトを配置したキーワードマップを表示させるので、各キーワードの関連性をユーザに視覚的に認識させることができる。そして、キーワードマップに表示されているオブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付けるので、ユーザはオブジェクトに対応するキーワードを選択することができる。したがって、上記の構成によれば、各キーワードの関連性をユーザに認識させた上で、当該ユーザに所望のキーワードを選択させることができる。
本発明の態様2に係る電子機器は、上記態様1において、上記制御装置は、キーワードマップを表示装置に表示させる上記処理において、ユーザの嗜好を示す嗜好キーワードに対応するオブジェクトを当該キーワードマップ上に表示させる、構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザの嗜好キーワードに対応するオブジェクトもキーワードマップ上に表示されるため、ユーザは、嗜好キーワードと選択候補となる各キーワードとの関連性を認識した上で、所望のキーワードを選択することができる。例えば、ユーザは、嗜好キーワードと関連性が高いキーワードを選択することもできるし、逆に関連性が低いキーワードを選択することもできる。
本発明の態様3に係る電子機器は、上記態様1または2において、上記キーワードマップにおける各オブジェクトの位置は、所定のテキストコーパスに含まれる各文章中の単語の並び方を学習した結果に基づき算出された各キーワードの特徴ベクトルを、二次元または三次元に低次元化した特徴情報に基づいて決定されている、構成としてもよい。
上記キーワードマップでは、各キーワードの文章中での使われ方の類似性の高さが、オブジェクト間の距離に反映される。したがって、上記の構成によれば、ユーザは、各キーワードの文章中での使われ方の類似性に基づいて、所望のキーワードを選択することができる。例えば、ユーザは、文章中での使われ方が類似したキーワードを選択することもできるし、逆に文章中での使われ方が類似していないキーワードを選択することもできる。
本発明の態様4に係る電子機器は、上記態様1から3の何れか1つにおいて、上記制御装置は、オブジェクトの選択を受け付ける上記処理において、上記キーワードマップ上の位置が指定された場合に、指定された位置を基準として1または複数の上記オブジェクトを特定すると共に、特定したオブジェクトをユーザに選択させるための選択オブジェクトを上記表示装置に表示させる、構成としてもよい。この構成によれば、ユーザの所望のオブジェクトを容易に選択させることができる。
本発明の態様5に係る電子機器は、上記態様1から4の何れか1つにおいて、上記制御装置は、オブジェクトの選択を受け付ける上記処理において、上記キーワードマップ上の範囲が指定された場合に、指定された範囲内の上記オブジェクトをユーザに一括選択させるための一括選択オブジェクトを上記表示装置に表示させる、構成としてもよい。この構成によれば、指定した範囲に含まれる複数のオブジェクトをユーザに容易に選択させることができる。
本発明の態様6に係る電子機器は、上記態様1から5の何れか1つにおいて、上記制御装置は、オブジェクトの選択を受け付ける上記処理において、上記キーワードマップ上の上記オブジェクトが指定された場合に、指定されたオブジェクトから所定範囲内の上記オブジェクトに対応するキーワードをユーザに選択させるための選択オブジェクトを上記表示装置に表示させる、構成としてもよい。
上記の構成によれば、指定されたオブジェクトから所定範囲内のオブジェクト、すなわち指定されたオブジェクトに対応するキーワードと関連したオブジェクトに対応するキーワードを選択させるための選択オブジェクトを表示させる。よって、指定したオブジェクトと関連するキーワードをユーザに容易に選択させることができる。
本発明の態様7に係る電子機器は、上記態様1から6の何れか1つにおいて、上記キーワードマップ上の各オブジェクトは、当該キーワードマップ上の位置に応じたカテゴリに分類されており、上記制御装置は、上記キーワードマップ上に上記カテゴリを示す情報を表示させる処理を行う、構成としてもよい。
上記の構成によれば、キーワードマップ上の各オブジェクトは、キーワードマップ上の位置に応じたカテゴリ、すなわちキーワード間の関連性に応じたカテゴリに分類されている。そして、上記制御装置は、キーワードマップ上にカテゴリを示す情報を表示させる処理を行うので、ユーザは表示される上記情報によって、関連したキーワードに対応するオブジェクト群を認識することができる。よって、関連するオブジェクトをユーザに容易に選択させることができる。
本発明の態様8に係る電子機器は、上記態様7において、上記制御装置は、上記キーワードマップ上で指定された範囲内の上記オブジェクトが属するカテゴリを特定する処理を行う、構成としてもよい。これにより、ユーザにカテゴリに基づいたキーワードの選択を行わせることが可能になる。
本発明の態様9に係る電子機器は、上記態様1から8の何れか1つにおいて、上記制御装置は、他のユーザの嗜好を示す嗜好キーワードに対応するオブジェクトを含む上記キーワードマップを表示させる、構成としてもよい。
上記の構成によれば、他のユーザの嗜好キーワードに対応するオブジェクトもキーワードマップ上に表示されるため、ユーザは、他のユーザの嗜好キーワードと選択候補となる各キーワードとの関連性を認識した上で、所望のキーワードを選択することができる。例えば、ユーザは、他のユーザの嗜好キーワードと関連性が高いキーワードを選択することもできるし、逆に関連性が低いキーワードを選択することもできる。
本発明の態様10に係る制御装置(機器制御部10)は、電子機器を制御する制御装置であって、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを上記表示装置に表示させる表示処理部103と、上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付ける受付部104と、を備えている構成である。この制御装置によれば、態様1の電子機器と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様11に係る電子機器の制御方法は、電子機器の制御方法であって、選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを表示装置に表示させるステップと、上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付けるステップと、を含む方法である。この制御方法によれば、態様1の電子機器と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る電子機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電子機器が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記電子機器をコンピュータにて実現させる電子機器の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 電子機器
10 機器制御部(制御装置)
11 機器記憶部(記憶装置)
14 表示部(表示装置)
103 表示処理部
104 受付部
M2 キーワードマップ、M21 ドット(オブジェクト)、M22 キーワード
M4 キーワードマップ、M41〜M44 画像(選択オブジェクト)
M5 キーワードマップ、M52 一括選択オブジェクト
M6 キーワードマップ、M61〜M63 キーワード、M64〜M66 類似キーワード(選択オブジェクト)
M7 キーワードマップ、M71〜M74 キーワード、M74〜M76 類似キーワード(選択オブジェクト)
M8 キーワードマップ

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの表示装置と、少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置とを備える電子機器であって、
    上記制御装置は、
    選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを上記表示装置に表示させる処理と、
    上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付ける処理と、
    を行うことを特徴とする電子機器。
  2. 上記制御装置は、キーワードマップを表示装置に表示させる上記処理において、ユーザの嗜好を示す嗜好キーワードに対応するオブジェクトを当該キーワードマップ上に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記キーワードマップにおける各オブジェクトの位置は、所定のテキストコーパスに含まれる各文章中の単語の並び方を学習した結果に基づき算出された各キーワードの特徴ベクトルを、二次元または三次元に低次元化した特徴情報に基づいて決定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 上記制御装置は、キーワードの選択を受け付ける上記処理において、上記キーワードマップ上の位置が指定された場合に、指定された位置を基準として1または複数の上記オブジェクトを特定すると共に、特定したオブジェクトに対応するキーワードをユーザに選択させるための選択オブジェクトを上記表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 上記制御装置は、キーワードの選択を受け付ける上記処理において、上記キーワードマップ上の範囲が指定された場合に、指定された範囲内の上記オブジェクトに対応するキーワードをユーザに一括選択させるための一括選択オブジェクトを上記表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 上記制御装置は、キーワードの選択を受け付ける上記処理において、上記キーワードマップ上の上記オブジェクトが指定された場合に、指定されたオブジェクトから所定範囲内のオブジェクトに対応するキーワードをユーザに選択させるための選択オブジェクトを上記表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の電子機器。
  7. 上記キーワードマップ上の各オブジェクトは、当該キーワードマップ上の位置に応じたカテゴリに分類されており、
    上記制御装置は、上記キーワードマップ上に上記カテゴリを示す情報を表示させる処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の電子機器。
  8. 上記制御装置は、上記キーワードマップ上で指定された範囲内の上記オブジェクトが属するカテゴリを特定する処理を行う、
    ことを特徴とする請求項7項に記載の電子機器。
  9. 上記制御装置は、他のユーザの嗜好を示す嗜好キーワードに対応するオブジェクトを含む上記キーワードマップを表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の電子機器。
  10. 電子機器を制御する制御装置であって、
    選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを表示装置に表示させる表示処理部と、
    上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付ける受付部と、
    を備えていることを特徴とする制御装置。
  11. 電子機器の制御方法であって、
    選択候補となる各キーワードにそれぞれ対応するオブジェクトを、オブジェクト間の距離がキーワード間の関連性の高さを示すように配置したキーワードマップを表示装置に表示させるステップと、
    上記キーワードマップに表示されている上記オブジェクトに対応するキーワードの選択を受け付けるステップと、
    を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
  12. 請求項10に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記表示処理部および上記受付部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4006081A1 (en) 2020-11-26 2022-06-01 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Dielectric property-lowering agent, low-dielectric resin composition containing same and method for lowering dielectric properties of resin

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