JP2021066349A - 搬送補助具および搬送容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で容器を前傾させることができるとともに、前傾時に容器を自立させることができる搬送補助具を提供する。【解決手段】容器100に取り付けられる本体部と、本体部に揺動軸部12で軸支される補助脚部2と、補助脚部2の下端に備えられる補助輪3と、本体部と補助脚部2とを連結し、折り畳み可能に形成された開脚制限部4と、を備える。容器100の底面を接地したときに補助輪3が床面から離れ、補助輪3は容器100を前傾させたときに揺動軸部12よりも前方で最初に床面FLに接触し、車輪102および補助輪3により容器100が搬送可能に支持される。【選択図】図3

Description

本発明は、物品を収容して搬送可能な搬送容器および容器の搬送を補助する搬送補助具に関する。
従来、底部の偏った位置に車輪を有する容器がある(例えば、特許文献1参照)。この手の容器では、上部に設けられた突出部を握って、車輪で支持されるように容器を傾倒させることで、車輪を利用した搬送が可能となる。
実開昭59−45051号公報
しかしながら、このような容器の場合、使用者は、容器に設けられた突出部を介して搬送時に容器の重量の一部を支持しなくてはならず、使用者の負担が大きくなる場合がある。また、支持が困難なほど重量が重かったり、疲労等により支持ができなくなったりすると、容器を転倒させてしまう虞がある。
そこで本発明は、簡単な操作で前傾させることができるとともに、前傾時に自立可能な搬送容器を提供することを目的とする。
また本発明は、前方に偏って車輪が取り付けられた容器の搬送を補助する搬送補助具であり、簡単な操作で前傾させることができるとともに、前傾時に容器を自立させることができる搬送補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の搬送補助具は、搬送方向の前面側に偏って配される車輪を備えた容器の搬送を補助する搬送補助具であって、前記容器に取り付けられる本体部と、前記本体部の前面側の上部に揺動軸部で軸支されるとともに前記揺動軸部から下方に延びて下端部を開いた状態と閉じた状態とに揺動可能な補助脚部と、前記補助脚部の下端に備えられる補助輪と、前記揺動軸部の下方で前記本体部と前記補助脚部とを連結するとともに中間部で折り畳み可能に形成されて前記補助脚部の開く範囲を制限する開脚制限部と、を備える。前記本体部を取り付けた前記容器の底面を接地したときに前記補助輪が床面から離れ、前記補助輪は前記容器を前傾させたときに前記揺動軸部よりも前方で最初に床面に接触し、前記前輪および前記補助輪により前記容器が搬送可能に支持される。
このような構成にすることで、底面が接地した状態のときには、補助脚部が折りたたまれて、邪魔になりにくく、前傾状態にするときに容器を傾斜させることで、補助脚部が開いた状態まで揺動して、補助脚部および補助輪が自動的に容器の重量を支持する。このような構成とすることで、使用者は、容器を前傾させる操作を行うことで、容器を搬送可能な前傾させた状態にすることができるとともに、容器は搬送補助具にて前傾状態で自立する。これにより、使用者の利便性および安全性を高めることが可能である。
上記構成において、前記開脚制限部は、下方に折れることで折り畳まれ、前記開脚制限部の中間部が、前記容器を傾倒させて前記補助輪が床面と接触する前に床面と接触し、前記補助輪が床面と接触したときに床面から離間するようにしてもよい。このように構成することで、開脚制限部が床面に接触して開脚制限部によって補助脚部が開いた状態に向かって移動される。そのため、補助輪が最初に接地する部分が、揺動軸部よりも前方になる。これにより、容器を傾けるだけで、補助脚部で支持可能な状態にすることができ、使用者の利便性および安全性を高めることが可能である。
上記構成において、前記開脚制限部は、上方に折れることで折り畳まれ、前記補助脚部を最も離れた状態で維持する開いた状態で保持可能であってもよい。
上記構成において、前記補助脚部は、前記補助輪を支持する補助輪支持部を備え、前記容器を前傾させて前記補助脚部が前記本体部から最も離れた状態にあるとき、前記補助輪支持部は床面と直交してもよい。
上記構成において、前記本体部は、前記容器の周囲を囲むとともに前記容器の背面と接触する枠部と、前記枠部の前面側から下方に延びて下端部が前記容器と接触するとともに前記開脚制限部の一方の端部が回転可能に連結される保持部と、前記枠部の前面側から上方に延びて容器に取り付けられる腕部と、を備えてもよい。
上記構成において、前記容器は、枢支軸部で枢支して上面開口を開閉する蓋部を備え、
前記腕部が枢支軸部に取り付けられてもよい。
上記構成において、前記揺動軸部に平行な回転軸で前記本体部または前記容器に回動可能に支持される把持部を備えてもよい。
上記構成において、前記把持部に備えられた第1係合部と、前記本体部の背面側に備えられる第2係合部とを備え、前傾した複数の容器を前記第1係合部と前記第2係合部との係合によって連結可能にしてもよい。
本発明の搬送容器によると、簡単な操作で前傾させることができるとともに、前傾時に自立可能である。
また本発明の搬送補助具によると、前方に偏って車輪が取り付けられた容器の搬送を補助し、簡単な操作で前傾させることができるとともに、前傾時に容器を自立させることができる。
本発明にかかる搬送容器の立設状態を示す側面図である。 立設状態の搬送容器の正面図である。 前傾状態の搬送容器の側面図である。 容器の概略斜視図である。 副把持部の変形例を備えた搬送容器Aの側面図である。 第1係合部および第2係合部の概略斜視図である。 搬送容器を立設状態から前傾状態に前傾させる途中で開脚制限部の中間軸部が床面に接触したときの搬送容器の側面図である。 搬送容器を立設状態から前傾状態に前傾させる途中で補助輪が床面に接触したときの搬送容器の側面図である。 搬送容器の制動部を拡大した側面図である。 搬送容器の制動部を作動させた状態の拡大した側面図である。 制動部を備えた搬送容器の前傾状態の拡大した側面図である。 2台の搬送容器を前後方向に連結した状態の側面図である。 搬送容器の変形例の側面図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本書では、重力方向を基準に上下を定義する。また、搬送容器Aが立設している状態において、搬送容器Aの搬送方向における前方の面を「前面」または「正面」と定義する。また、後方の面を「後面」または「背面」と定義する。前面および背面と隣り合う面を「側面」と定義し、床面FLに沿うとともに「前後方向」と直交する方向を「左右方向」とする。
<搬送容器A>
図1は、本発明にかかる搬送容器Aの立設状態St1を示す側面図である。図2は、立設状態St1の搬送容器の正面図である。図3は、前傾状態St2の搬送容器Aの側面図である。図4は、容器100の概略斜視図である。なお、図4は、容器100の概略形状を示しており、後述の蓋部103、枢支軸部108等の図示は省略している。
図1〜図3に示すように、搬送容器Aは、容器100と、搬送補助具200とを備える。搬送容器Aは、容器100の底面109を床面に接触させて、容器100を立設させた立設状態St1と、容器100を前面105側に傾倒させた前傾状態St2とに、姿勢を変更できる。なお、搬送容器Aの前傾状態St2の前傾角度は、収容物Prを含む搬送容器Aの自重によって、搬送容器Aが立設状態St1に戻らない角度である。
立設状態St1において、容器100は自立可能であり、搬送補助具200は、容器100に保持される。また、前傾状態St2において、搬送補助具200は、容器100が一定の角度で前傾した状態を維持するように容器100を支持する。以下に、容器100および搬送補助具200の具体的な構成について説明する。
<容器100>
容器100は、有底筒状であり、上端に上部開口101を備える。また、容器100は、車輪102と、蓋部103と、仕切部104とを備える。
車輪102は、容器100の底部の搬送方向の前方側に偏って配される。車輪102は、左右方向に延びる車軸を中心に回転可能である。容器100は、車輪102の回転を抑制した状態で、上部を前面105側に引くことで車輪102の車軸を中心に前面105側に傾倒可能、つまり、車軸を中心に前傾する。そして、容器100が前傾することで、底面109が床面FLから離間する。
前傾状態において、容器100は車輪102に支持されており、車輪102の回転によって前後方向に搬送可能となる。なお、本実施形態において、容器100、すなわち、搬送容器Aは、前面105側に搬送されるものとして説明する。
蓋部103は、上部開口101を開閉するように容器100の上端に配置される。蓋部103は、容器100の前面105の上端に配された枢支軸部108に外嵌される枢支リブ1031を備える。蓋部103は枢支軸部108を中心に、枢支軸部108の上方を前後方向に回動可能である。枢支軸部108は、車輪102の車軸と平行に延びる柱状である。なお、枢支軸部108は、容器100と同一の部材であってもよいし、容器100とは別の部材で形成されて容器100に取り付けられる部材であってもよい。
蓋部103は、前方に回動することで上部開口101が開かれる。逆に、蓋部103は、枢支軸部108を中心に後方に回動することで閉じられる。枢支軸部108には、後述の本体部1の腕部13および把持部5が取り付けられる。枢支軸部108は、本体部1および把持部5に作用する力を受け止めることができる強度を備える。
図4に示すように、容器100は収容物Prを収容可能な内部空間Sを備える。内部空間Sに収容される収容物Prは、例えば、所定幅のシートを巻いて形成した長尺状の収容物Prが収容される。内部空間Sの内部には、立設状態において上部開口101よりも下方に配された仕切部104を備える。
仕切部104は、内部空間Sを前後および前後方向と直交する左右方向に分割する。内部空間Sに収容物Prを収容するとき、収容物Prは、仕切部104にて仕切られた各領域に1個ずつ収容される。このように、各領域に1個の収容物Prを収容することで、収容物Pr同士の接触を抑制できる。
さらに説明すると、仕切部材104は、立設状態において収容された収容物Prの長手方向の中央よりも上方で、上端よりも下方と接触するように配置される。仕切部材104をこのように配することで、立設状態および前傾状態の両方の状態において、収容物Prの仕切部材104と接触する部分よりも上部が、下部に比べて短くなる。これにより、立設状態および前傾状態において、収容物Prの仕切部材104と接触する部分に無理な力が作用しにくく、収容物Prの収容時および搬送時の負担を減らすことが可能である。なお、収容物Pr同士が接触しても問題ない場合、仕切部104にて仕切られた各領域に複数個の収容物Prを収容してもよい。
仕切部104は、柔軟性を有してもよい。これにより、容器100を前傾させたときに、変形しつつ内部空間Sに収容されている収容物Prを支えることで、収容物Prの負担を抑制することができる。さらには、仕切部104を弾性変形可能な形状としてもよい。このようにすることで、容器100の内部空間Sに収容された収容物Prに振動、衝撃等が作用した場合であっても、収容物Prの変形、破損等を抑制できる。
<搬送補助具200>
搬送補助具200は、容器100に取り付けられる。搬送補助具200は、一定の角度前傾した前傾状態St2の容器100を搬送可能に支持する。すなわち、搬送補助具200は、容器100および容器100に収容された収容物Prの重量を支持することで、容器100の搬送を補助する。以下に、搬送補助具200の詳細について図面を参照して説明する。
図1、図2等に示すように、搬送補助具200は、本体部1と、補助脚部2と、補助輪3と、開脚制限部4と、把持部5と、係合部6と、副把持部7と、を備える。なお、本実施形態に示す搬送補助具200は、パイプを組み合わせて形成されている。そして、パイプとパイプの継手には、回動継手と、固定継手とが用いられる。
回動継手は、一方のパイプの軸方向の端部に備えられて、接合相手のパイプが回転可能または回動可能に挿入される筒状部を備える。固定継手は接合される2個のパイプを互いに固定する。なお、パイプの接合は、この構成に限定されず、回動可能に接合できる構成、固定できる構成を広く採用することができる。
そして、以下の説明において、各部材が回転可能または回動可能に接合するまたは支持すると称する場合、回動継手が用いられる。また、各部材が固定されると称する場合、固定継手で固定される。
<本体部1>
本体部1は、枠部11と、揺動軸部12と、腕部13と、保持部14と、筋交い部15と、台座部16と、ずれ抑制部18とを備える。枠部11は、前枠部111と、後枠部112と、2個の横枠部113とを備える。前枠部111、後枠部112および2個の横枠部113は、それぞれ、パイプである。前枠部111と後枠部112の左右両端に横枠部113を固定することで、矩形に形成されている。なお、本実施形態では、枠部11は、パイプを組み合わせて形成しているが、これに限定されない。
枠部11において、前枠部111は容器100の前面105を、後枠部112は容器100の背面106を、2個の横枠部113は容器100の両側面107をそれぞれ囲む。枠部11において、少なくとも、後枠部112が容器100の背面106と接触する。しかしながら、これに限定されず、前枠部111と容器100の前面105とがさらに接触してもよいし、2個の横枠部113の少なくとも一方が容器の両側面107の一方とさらに接触してもよい。
揺動軸部12は、枠部11の前枠部111側よりも前方に配置されて、枠部11の前枠部111に固定される。揺動軸部12は、車輪102の車軸と平行に延びる。揺動軸部12も、パイプで形成される。なお、揺動軸部12は、前枠部111を構成するパイプと同一であってもよい。揺動軸部12には、補助脚部2が揺動可能に取り付けられる。補助脚部2の詳細については、後述する。
腕部13は、枠部11の前枠部111に固定される。腕部13は、枠部11の前枠部111から上方に延びる。すなわち、腕部13は、本体部1の前枠部111から上方に延びる。腕部13の上端は、容器100の枢支軸部108に回転可能に支持される。これにより、本体部1が、容器100に取り付けられる。
保持部14は、枠部11の前枠部111に固定される。保持部14は、枠部11の前枠部111から下方に延びるパイプで形成された矩形の枠形状である。保持棒部141と、保持軸部142とを備える。保持部14は、対をなす2個の保持棒部141を備える。各保持棒部141は、枠部11の前枠部111の横方向両端部から下方に延びる。保持棒部141は、容器100の前面105に沿って配置される。なお、本実施形態の本体部1において、保持棒部141は、枠部11の前枠部111から鉛直下方に延びる。
保持棒部141の下端部は、車輪102の車軸と平行に延びる保持軸部142が固定される。保持軸部142には、開脚制限部4の後述する第1連結棒部41が回動可能に取り付けられる。なお、開脚制限部4の詳細は、後述する。
筋交い部15は、パイプで形成される。筋交い部15は、一方の端部が枠部11の横枠部113の後部に固定され、他方の端部が保持部14の保持棒部141の下部に固定される。筋交い部15を備えることで、枠部11と保持部14とを強固に保持可能である。筋交い部15は、本体部1の剛性を高める。なお、本体部1の剛性が十分に高い場合、筋交い部15を省略してもよい。逆に、複数本の筋交い部15を備えて、剛性を高めるようにしてもよい。
台座部16は、枠部11の前枠部111の両端から上方に延びる。台座部16は、副把持部7を支持する台座として用いられる。台座部16の詳細については、後述する。
本体部1の枠部11は、容器100の周囲を囲んでいる。そして、枠部11の前枠部111が、腕部13を介して枢支軸部108に回転可能に支持されることで、容器100に取り付けられる。例えば、容器100内部に収容物Prが収容されていない場合、容器100の総重量が小さい。このとき、搬送容器Aの総重量の搬送補助具200が占める割合が高くなる。そして、搬送補助具200は、容器100の前面105側に取り付けられている。そのため、搬送容器Aは、前面105側の重量が重い。
すなわち、搬送容器Aが立設状態St1のとき、前後方向の重量バランスが悪くなる場合がある。このような搬送容器Aが立設状態St1のとき、枢支軸部108を中心に蓋部103を回動させて、蓋部103を枢支軸部108よりも前方に移動させると、搬送容器Aが前方に転倒する虞がある。このような場合に備えて、枠部11では、後枠部112にカウンターウェイト部114を備えてもよい(図1等参照)。
カウンターウェイト部114を備えることで、搬送容器Aが立設状態St1のとき、搬送容器Aの前後方向の重量バランスの悪さが修正される。これにより、容器100の内部に収容物Prが収容されていない状態、すなわち、空荷の状態で蓋部103を開いたときの搬送容器Aを前方に倒れにくくすることができる。なお、カウンターウェイト部114として、パイプを用いているが、これに限定されない。搬送容器Aの前後の重量バランスを調整可能な構成を広く採用できる。
また、本体部1は、腕部13を介して前枠部111が枢支軸部108に支持されて、容器100に支持される。搬送容器Aが前傾状態St2のとき、腕部13の枢支軸部108との接続と、後枠部112の容器100の背面106との接触によって、容器100が搬送補助具200に支持される。このとき、容器100の前方に倒れようとする力は、補助脚部2および補助輪3で支持する。
一方で、補助脚部2および補助輪3に容器100が倒れようとする力が付与されると、補助脚部2および補助輪3は、前方に移動する方向に付制される。このとき、後枠部112が容器100の背面106と接触することで、補助脚部2および補助輪3の前方に移動しようとする力を支持する。これにより、搬送容器Aが前傾状態St2のとき、容器100の前方に倒れようとする力を搬送補助具200によって支持されている。
例えば、容器100の内部空間Sに多数の収容物Prが収容されている場合、前傾状態St2の搬送容器Aでは、容器100が前方に倒れようとする力が強くなる。容器100が前方に倒れようとする力が強くなると、枠部11では、後枠部112が容器100の背面106に沿って下方にずれやすくなる。搬送容器Aでは、ずれ抑制部18にて、前傾状態St2のときの枠部11の後枠部112の下方へのずれを抑制している。なお、図1、図3等では、搬送容器Aの一方の側面のみを示しているが、ずれ抑制部18は、枠部11の両横枠部113から上方に延びる構成である。
ここで、ずれ抑制部18の詳細について説明する。図1、図3等に示すとおり、ずれ抑制部18は、枠部11の横枠部113から上方に延びる。枠部11のずれの中心は前面105側である。そのため、ずれ抑制部18は、なるべく後側に形成されることが好ましい。ずれ抑制部18は、立柱部181と、フック部材182と、補強部183とを有する。立柱部181は、枠部11の横枠部113から上方に延びる。なお立柱部181は、横枠部113と一体であってもよいし、別体であってもよい。ここでは、立柱部181は、横枠部113と同様のパイプで形成され、横枠部113に固定継手で固定される。
フック部材182は、長尺の平板状の部材である。フック部材182は一端を折り曲げて形成した引掛部184を備える。そして、フック部材182は、立柱部181に固定されている。なお、フック部材182の立柱部181への固定は、ねじ止めにて行われるが、これに限定されない。例えば、接着、溶接等の固定方法を利用してもよい。フック部材182を立柱部181に強固に固定できる場合には、固定方法は限定されない。
フック部材182の引掛部184は、容器100の上部開口101の辺縁部の上面と接触して配置される。なお、容器100から本体部1が受ける力によって、ずれ抑制部18の位置、角度等がずれる場合がある。このとき、フック部材182の引掛部184の上部開口101の辺縁部における位置が移動することがある。このような場合に備えて、固定しないものが好ましい。ずれない場合には、引掛部184を上部開口101の辺縁部の上面に固定してもよい。このとき、フック部材182を容器100に固定してもよい。
補強部183は、立柱部181を補強する筋交いである。補強部183は、立柱部181および横枠部113の両方に対して傾斜しているとともに、一端は立柱部181に固定されて、他端は横枠部113に固定される。すなわち、ずれ抑制部18は、横枠部113と一体的に形成されるとともに、フック部材182の引掛部184が容器100の上部開口101の辺縁部にフックされている。
なお、本実施形態において、本体部1は、複数のパイプを組み合わせて形成しているが、これに限定されない。例えば、板材、棒材等を用いてもよい。
<補助脚部2>
補助脚部2は、パイプで形成され、左右に対をなして本体部1に取り付けられる。一対の補助脚部2は、本体部1の揺動軸部12に左右方向に並んで回動可能に支持される。補助脚部2は、揺動軸部12から下方に延びる。一対の補助脚部2は、下端部が容器100の前面105に近接した閉じた状態Sc(図1、図2等参照)と、前面105から最も離間した開いた状態Sp(図3参照)とに揺動可能である。なお、本実施形態において、補助脚部2は、パイプで形成されているが、これに限定されない、本体部1に対して揺動可能であればよく、例えば、平板状の脚部であってもよい。
一対の補助脚部2それぞれの先端には、補助輪3を回転可能に支持する補助輪支持部21が備えられる。補助輪支持部21は、パイプを含む構成であり、補助輪支持部21は、補助脚部2に固定される。
搬送容器Aが前傾状態St2のとき(図3参照)、補助脚部2は開いた状態Spとなる。補助輪支持部21は、搬送容器Aが前傾状態St2で補助脚部2が開いた状態Spのときに、床面FLと直交するように、補助脚部2に固定されている。補助輪支持部21は、補助輪3を床面FLに沿って延びる軸周りに回転可能に支持するとともに、補助輪3の向きを床面FLと直交する軸周りに移動可能に支持する。次に、補助輪3について説明する。
補助輪3は、一対の補助脚部2のそれぞれに、補助輪支持部21を介して取り付けられる。すなわち、補助輪3は各補助脚部2に備えられて、対をなしている。搬送容器Aを前傾状態St2で前傾させたとき、補助輪3は、搬送容器Aを支持する。前傾状態St2において、容器100は一対の車輪102に支持される。つまり、搬送容器Aは、車輪102と補助輪3とで床面FL上に支持される。そして、車輪102および補助輪3が回転することで、搬送容器Aは、搬送される。
搬送時において、補助輪3は、補助輪支持部21により、床面FLと直交する軸周りに移動可能である。そのため、搬送容器Aを搬送するときに、補助輪3が床面FLと直交する軸周りに回転することで、搬送容器Aの搬送方向を変更することができる。
本実施形態において、搬送補助具200は、2個の補助輪3を備えているが、これに限定されない。例えば、補助輪3は1個でもよいし、3個以上であってもよい。前傾状態St2において、車輪102と補助輪3とで、搬送容器Aを支持可能であれば、補助輪3の個数は特に限定されない。搬送容器Aで搬送する収容物Prの重量が大きい、搬送量が多い等、搬送容器A総重量が重い場合には、搬送容器Aを安定して支持するため、少なくとも2個の補助輪3を備えていることが好ましい。
詳細は後述するが、搬送容器Aは、前傾させることで補助脚部2が閉じた状態Scから開いた状態Spに移動する。補助輪3は、補助脚部2が閉じた状態Scから開いた状態Cpに揺動する途中の段階で床面FLと接触する。補助脚部2および補助輪支持部21は、補助輪3を床面FLに接触させることができる形状および大きさである。
開脚制限部4は、補助脚部2の揺動を制限する。開脚制限部4は、パイプを組み合わせて形成されているが、これに限定されない。開脚制限部4は、2個の対をなす第1連結棒部41と、2個の対をなす第2連結棒部42と、連結軸部43と、中間軸部44とを備える。
2個の第1連結棒部41は、保持軸部142の左右方向両端にそれぞれ回動可能に取り付けられる。また、中間軸部44は、車輪102の車軸と平行であり左右方向両端に2個の第1連結棒部41が固定される。
連結軸部43は、車輪102の車軸と平行であり両端が2個の補助脚部2のそれぞれに固定される。つまり、連結軸部43は、2個の補助脚部2を一体で揺動可能となるように連結する。
2個の第2連結棒部42は、互いに平行に配置される。2個の第2連結棒部42の一端は、連結軸部43に回動可能に取り付けられる。また、2個の第2連結棒部42の他端は、中間軸部44に回動可能に取り付けられる。すなわち、開脚制限部4は、第1連結棒部41および第2連結棒部42は、中間軸部44を中心に互いに他方に対して回動可能となっている。
開脚制限部4は、補助脚部2の動作に連動するリンク機構を構成している。つまり、補助脚部2が閉じた状態Scに移動するとき、第1連結棒部41は保持軸部142を中心に下方に回動する。また、第2連結棒部42は、連結軸部43を中心に下方に回動する。これにより、開脚制限部4は、補助脚部2が閉じる方向に移動するとき、中間軸部44が下方に折れることで折りたたまれる。
同様に、補助脚部2が開いた状態Spに移動するとき、補助脚部2に固定された連結軸部43が保持軸部142から離れる方向に移動する。これにより、連結軸部43に回動可能に取り付けられた第2連結棒部42が引っ張られ、中間軸部44を介して第1連結棒部41も引っ張られる。
これにより、第1連結棒部41が保持軸部142を中心に回動する。そして、側方から見たとき、第1連結棒部41および第2連結棒部42が直線上に配置されることで、開脚制限部4における、保持軸部142と連結軸部43との距離が最も遠くなる。すなわち、開脚制限部4の第1連結棒部41および第2連結棒部42が直線上に配置されたとき、補助脚部2が開いた状態Spに位置する。
<把持部5、副把持部7>
把持部5は、パイプで形成されるが、これに限定されない。図1、図2等に示すように、把持部5は、2個の把持腕部51と、把持腕部連結部52とを備える。2個の把持腕部51は、横方向に並んで配置される。2個の把持腕部51は、それぞれ、一端が枢支軸部108に回動可能に取り付けられる。
把持腕部連結部52は、パイプで形成されるが、これに限定されない。把持腕部連結部52の両端のそれぞれは、2個の把持腕部51のそれぞれに固定される。すなわち、把持腕部連結部52は、把持腕部51を連結する。把持部5は、枢支軸部108を中心に回動する。すなわち、枢支軸部108は、把持部5を回転可能に支持する回転軸である。
本実施形態の搬送補助具200において、把持部5は、枢支軸部108に取り付けられているが、これに限定されない。例えば、揺動軸部12等、搬送補助具200に回動可能取り付けられてもよいし、容器100の別の場所に回動可能に取り付けられてもよい。把持部5は、揺動軸部12と平行で回転可能に取り付け可能な部材に取り付けることが可能である。把持部5は、前傾状態St2での搬送容器Aの牽引、複数の搬送容器Aの連結に用いられる。そのため、把持部5は、搬送容器Aの上部に配置されていることが好ましい。
図1等に示すように、本体部1は、補助脚部2と把持部5とを連動させる連動部19を備える。連動部19は、少なくとも把持部5を枢支軸部108から垂下した状態から上方に回動させるときに、把持部5の回動とともに補助脚部2を閉じた状態Scから開いた状態Spに向かって揺動させる。
連動部19は、第1係合部191と、第2係合部192と、連動連結部193とを備える。第1係合部191は、リング状であり把持部5に取り付けられる。第2係合部192は、第1係合部191と同様のリング状であり、補助脚部2に取り付けられる。連動部19において、連動連結部193は紐状である。連動連結部193の一端は、第1係合部191に結び付けて係合されており、連動連結部193の他端は、第2係合部192に結び付けて係合されている。なお、連動連結部193と第1係合部191および第2係合部192との係合は、結び付けにて行っているが、これに限定されず、結び付け以外の方法で連結するようにしてもよい。
把持部5の回動によって連動部19の連動連結部193を介して、補助脚部2が開いた状態Sp方向に向かって揺動する。これにより、搬送容器Aを立設状態St1から前傾状態St2に状態を変更するときに、補助脚部2を前傾状態St2になるために必要な揺動角度に揺動させることができる。
連動連結部193は、把持部5を上方に回動するときに補助脚部2を開いた状態Spに向かって揺動させることができる。そして、把持部5が最も上方に回動したときに、補助脚部2を一定量の揺動角度となるような構成である。なお、連動連結部193は、紐状に限定されない。
連動連結部193は、伸縮可能な構成である。そして、連動連結部193は、把持部5の回動によって補助脚部2を揺動させるとともに、把持部5が回動したときに弛まないようになっている。このようにすることで連動連結部193が、搬送補助具200の他の部分に絡むことを抑制している。また、搬送容器Aの前傾によって、補助脚部2が揺動するとともに、揺動軸部12よりも前方で補助輪3が床面FLに接触する構成である場合、連動部19を省略してもよい。
副把持部7は、枠部11の左右両端部に1個ずつ対をなして備えられる。副把持部7は、前枠部111から上方に延びる台座部16の上端に取り付けられる。台座部16の上端は、曲面状に形成されており、副把持部7は、台座部16の上端に自在継手にて取り付けられる。
なお、ここで自在継手とは、副把持部7の台座部16に対する角度を自由に変更可能なように、副把持部7を台座部16に接合する継手をすべて含むものとする。副把持部7は、搬送容器Aを立設状態St1から前傾状態St2または前傾状態St2から立設状態St1に移動させるといった、搬送容器Aの傾動動作に主に用いられる。副把持部7を備えることで、使用者が搬送容器Aの傾動動作を安全に多なうことが可能である。
本実施形態において、副把持部7は、前枠部111から上方に延びる台座部16に取り付けられているが、これに限定されない。容器100の傾動動作に使用可能であれば、本体部1、容器100に用いられてもよい。図5は、副把持部の変形例を備えた搬送容器Aの側面図である。図5に示すように、搬送補助具200は、保持部14に取り付けられた副把持部70を備えてもよい。
図5に示すように、副把持部70は、左右両側に配置された保持棒部141の前方側に上下方向に回動可能に取り付けられた一対の棒状である。そして、一対の副把持部70の先端を連結する連結部材701を備える。このような副把持部70を備えることで、使用者は、連結部材701を把持して搬送容器Aの傾動動作を行うことが可能である。
なお、副把持部7、70と本体部1との接続部分が、本体部1に力を付与する力点になる。そして、搬送容器Aを車輪102の車軸周りに回動させる傾動動作において、力点はなるべく高い位置であることが好ましい。すなわち、副把持部7、70は、構成にかかわらず、本体部1と接合する部分が高い方が好ましい。また、把持部5を利用して、搬送容器Aの傾倒が可能な構成であれば、副把持部7、70省略してもよい。また、副把持部7、70の具体的な形状について説明したが、これらに限定されるものではなく、使用者が把持して、安全かつ容易に搬送容器Aの傾動動作を行うことができる構造を広く採用することができる。以下の説明では、副把持部7を用いた構成を用いるものとする。
<係合部6>
図6は、第1係合部および第2係合部の概略斜視図である。図1、図3、図6等に示すように、係合部6は、第1係合部61と、第2係合部62とを有する。第1係合部61と、第2係合部62とは、簡単な操作で係合および分離が可能な構成である。第1係合部61および第2係合部62は、例えば、第1係合部61が環状の部材である。第2係合部62は、フック状であるとともにフックの開いた部分を閉じるように配置されて、内側に弾性変形可能な弾性部材621を備える。そして、第2係合部62の弾性部材621に第1係合部61を押し当てることで、第1係合部61と第2係合部62とが係合される。この、第1係合部61および第2係合部62の構成は、一例であり、これ以外の構成であってもよい。
第1係合部61および第2係合部62は、前後に並んだ複数の搬送容器Aをそれぞれ連結するための部材である。そのため、1つの搬送容器Aに含まれる第1係合部61と第2係合部62とが係合されるものではない。
<搬送容器Aの傾動動作>
搬送容器Aの構成は、以上示したとおりである。次に、搬送容器Aの操作を行う手順について、図面を参照して説明する。図7は、搬送容器Aを立設状態St1から前傾状態St2に前傾させる途中で開脚制限部4の中間軸部44が床面に接触したときの搬送容器Aの側面図である。図8は、搬送容器Aを立設状態St1から前傾状態St2に前傾させる途中で補助輪3が床面FLに接触したときの搬送容器Aの側面図である。なお、傾動動作とは、搬送容器Aを立設状態St1から前傾状態St2に、または、その逆に移動させる動作のことを示す。
搬送容器Aは、例えば、一定数収容した長尺の収容物Prの搬送に用いられる。例えば、所定の工程を経て形成された長尺状の収容物Prを内部空間Sに収容する。搬送容器Aでは立設状態St1で、内部空間Sに収容物Prを収容させる。そして、予め決められた状態(本数、重量、時間等にて決められた状態)になったとき、搬送容器Aを前傾させて、例えば、次の工程まで搬送される。
図1に示すように、搬送容器Aが立設状態St1のとき、容器100の底面109が床面FLに接触している。搬送容器Aは、容器100の底面109で床面FL上に支えられているため、安定した状態で待機できる。
搬送補助具200において、補助脚部2は、閉じた状態Scと開いた状態Spとの間で自由に揺動可能である。搬送容器Aが立設状態St1のとき、補助脚部2は、自重によって揺動軸部12から略鉛直下方に垂れた状態となる。このとき、補助脚部2は、容器100の前面105に最も近づいた状態、すなわち、閉じた状態Scである。閉じた状態Scの補助脚部2は、容器100や搬送補助具200の他の部材と接触する等により周囲の邪魔にならない程度に開いていてもよい。
また、搬送容器Aが立設状態St1のとき、保持軸部142と連結軸部43とが近接した位置に配置される。これにより、開脚制限部4の第1連結棒部41は保持軸部142周りに下方に回動し、第2連結棒部42は連結軸部43周りに下方に回動する。これにより、開脚制限部4は、中間軸部44が下端になるように下方に折り曲げられる。このとき、中間軸部44および中間軸部44に回動可能に取り付けられる第2連結棒部42の先端に取り付けられた回動継手は、床面FLから離れている。
搬送容器Aが立設状態St1のとき、搬送補助具200の各部は、床面FLと接触しない。すなわち、搬送容器Aが立設状態St1のとき、搬送補助具200は、容器100に保持された状態である。
搬送容器Aは床面FLに対して一定角度前傾した前傾状態St2(図3参照)で搬送される。次に、搬送容器Aが立設状態St1から前傾状態St2に移動するまでの傾動動作について説明する。まず、立設状態St1の搬送容器Aの把持部5を枢支軸部108周りに上方に回動させる。
このとき、連動部19によって把持部5の回動に連動して補助脚部2は閉じた状態Scから開いた状態Spに向かって揺動される。なお、上述したとおり、補助脚部2は、一定の揺動角度まで揺動する。これにより、搬送容器Aを前傾させるときに、補助脚部2の揺動が不十分になることを抑制することができる。そして、車輪102の回転を止めた状態で副把持部7を前方に引っ張り、搬送容器Aを前傾状態St2に向けて傾倒させる。
車輪102の回転を止める方法としては、作業者が足で車輪102を直接踏んで止める方法があるが、これ以外の方法を用いてもよい。例えば、搬送補助具200が、車輪102の回転を止める構成を備えていてもよい。以下に、車輪102の回転を止める構成の一例である制動部17について、図面を参照して説明する。図9は、搬送容器Aの制動部17を拡大した側面図である。図10は、搬送容器Aの制動部17を作動させた状態の拡大した側面図である。図11は、制動部17を備えた搬送容器Aの前傾状態St2の拡大した側面図である。なお、図9〜図11の各図において、把持部5は図示を省略している。
図9〜図11に示すように、制動部17を備えるため、搬送容器Aは、保持棒部141が保持軸部142よりも下方に延びている。そして、制動部17は、当接部171と、回動部172と、支持部173と、ばね174とを備える。当接部171は、棒状の部材であり、一端が車輪102と接触することで、車輪102の回転が止められる。
回動部172は、保持棒部141の下端に配置される。回動部172は、支持部173を保持棒部141に対して回転可能に支持する。すなわち、支持部173は、回動部172を中心に、保持棒部141に対して回転可能に支持される。支持部173には、当接部171が配置される。
ばね174は、弾性部材の一例である。ばね174は、一端が保持棒部141に固定され、多端が支持部173に固定される。支持部173は、ばね174の弾性力によって引っ張られ、保持棒部141に沿う位置、換言すると、最も接近した位置に配置される。
支持部173が保持棒部141に最も接近しているときには、当接部171は保持棒部141に沿うように支持部173に支持される(図9参照)。また、支持部173が保持棒部141から最も離れた位置にあるときには、当接部171の先端が車輪102に当接し、車輪102の回転が止められる(図10参照)。また、当接部171に力が付与していないとき、当接部171はばね174の弾性力によって保持棒部141に最も接近した位置に維持される。そして、当接部171が最も接近した位置にある状態で搬送容器Aが前傾状態St2になったとき、当接部171は床面FLから離間するように配置される。
例えば、制動部17において作業者が当接部171の多端を踏む、換言すると、当接部171が車輪102に接近する方向に付勢することで、支持部173および支持部173の支持された当接部171は、回動部172を中心に回転する。これにより、当接部171の一端が車輪102に接触し、車輪102の回転が止められる。
当接部171が車輪102と接触しているとき、当接部171には、作業者により車輪102に押し付ける方向に付与された力と、ばね174の弾性力とが作用する。この状態で、作業者より制動部17に付与している力を取り除くと、支持部173が、ばね174によって持ち上げられる。これにより、当接部171が上方に回動して、当接部171が保持棒部141に最も接近した位置に配置される。
このように、制動部17を用いることで、車輪102を作業者の足で直接触れて固定する場合に比べて、車輪102の移動をより確実に止めることができる。
なお、本実施形態では、作業者が踏むことで制動部17を操作することが開示されているが、これに限定されない。例えば、把持部5の上方への回動に連動して車輪102の移動を止めるような構成であってもよいし、副把持部7を持ちあげ方向に操作したときに制動部17が車輪102の移動を止めるような構成であってもよい。なお、制動部17は、搬送容器Aの一方の側方に備えられてもよいし、両方の側方に備えられてもよい。
上述のとおり、補助脚部2は、揺動軸部12に揺動可能に取り付けられている。そして、補助脚部2は、把持部5の回動によって連動部19を介して開く状態Spに向かってさらに揺動している。すなわち、搬送容器Aが前方に傾倒すると、補助脚部2は、揺動軸部12を中心に、容器100の前面105から離れる方向にさらに移動する。
そして、補助脚部2が容器100の前面105から離れる方向に移動することで、第1連結棒部41および第2連結棒部42も引っ張られて、開く。これにより、中間軸部44も徐々に上方に移動する。中間軸部44が上方に移動する速さは搬送容器Aの傾斜の速さに比べて遅い。そのため、例えば、図7に示すように、搬送容器Aがある程度傾斜したときに、中間軸部44は補助脚部2の先端に配置される補助輪3よりも先に床面FLに接触する。
搬送容器Aを前傾させるときの把持部5に作用する搬送容器Aの重さを、開脚制限部4の中間軸部44で一時的に支えることが可能である。そのため、重量の急激な変化を抑えることができ、搬送容器Aを前傾させるときの使用者に対する負担が少なくなる。
そして、中間軸部44は、固定されていない。そのため、搬送容器Aをさらに傾けることで、第1連結棒部41は中間軸部44を中心に保持軸部142側が下方に回転する。また、第2連結棒部42は中間軸部44を中心に連結軸部43側が下方に回転する。第1連結棒部41および第2連結棒部42のこのような動作によって、補助脚部2を開いた状態Spに近づくように揺動させる。つまり、第1連結棒部41および第2連結棒部42が中間軸部44を中心に開くことで、補助脚部2は、揺動軸部12から略鉛直下向きに垂れた位置よりも、前方側に移動する(図7参照)。
搬送容器Aがさらに傾斜することで、開脚制限部4の第1連結棒部41および第2連結棒部42がさらに開脚する。そして、補助脚部2の先端の補助輪支持部21に取り付けられた補助輪3が床面FLと接触するとともに、開脚制限部4の中間軸部44が床面FLから離れる。上述のように、開脚制限部4によって補助脚部2が開く方向に移動されることで、補助輪3の最初に床面FLに接触する位置は、揺動軸部12よりも前方側である(図8参照)。
これにより、搬送容器Aをさらに前傾させて補助輪3が床面FLから力を受けたとき、補助脚部2は、開く方向に付制される。そして、搬送容器Aが前傾状態St2になるとともに、補助脚部2も開いた状態Spとなる(図3参照)。
また、容器100の内部空間Sに収容物Prが多数収容されている場合がある。このとき、容器100の前方に倒れようとする力が、本体部1の枠部11の後枠部112に、後枠部112が容器100の背面106に沿って下方に移動する力として作用する。本体部1の枠部11と一体的に取り付けられたずれ抑制部18が容器100の上部開口101の辺縁部にフックされている。これにより、枠部11に作用する後枠部112を下方に移動させようとする力が作用しても、ずれ抑制部18によって枠部11の下方への移動が制限される。
なお、容器100の内部空間Sに収容物Prを多数収容しても、枠部11の後方が下方に移動しない、または、移動しにくい場合、ずれ抑制部18を省略してもよい。
また、使用者が前傾状態St2の搬送容器Aの副把持部7を把持した状態で、副把持部7を上方に持ち上げることで、搬送容器Aは、立設状態St1に移動する。このとき、開脚制限部4は、下方に折れる構造であるため、自重によって折りたたまれる。これに伴い、補助脚部2も開いた状態Spから閉じた状態Scに向かって揺動軸部12を中心に揺動する。
そして、補助輪3が床面FLから離れるとともに開脚制限部4の中間軸部44が床面FLに接触し、その状態からさらに持ち上げることで、開脚制限部4はさらに持ち上げられて中間軸部44は、床面FLから離れる。そして、容器100の底面109が床面FLと接触したとき、開脚制限部4が完全に折りたたまれるとともに、補助脚部2が閉じた状態Scとなる。
以上のように、搬送容器Aは、副把持部7を持って、前方に傾倒させることで、立設状態St1から前傾状態St2に状態が変化する。また、副把持部7を持って上方に持ち上げることで、前傾状態St2から立設状態St1に状態が変化する。すなわち、副把持部7の操作だけで、傾動動作を行うことができ、使用者の利便性が高い。
容器100単体の場合、搬送のために容器100を前傾させると、使用者は、容器100を支え続けなくてはならない。一方で、搬送容器Aでは、前傾状態St2において、補助脚部2によって支持されることで自立する。そのため、搬送容器Aを搬送する使用者は、搬送容器Aの重量を支持しなくてもよく、搬送に要する力を低減できる。これにより、使用者の負担を減らし、さらに、安全性を高めることができる。
また、下方に折れる開脚制限部4を備えることで、搬送容器Aを前傾させるときに支える重量の一部を開脚制限部4が支持する。さらに、開脚制限部4の中間軸部44が床面FLに接触することで補助輪3が最初に床面FLに接触する部分を、そのときの揺動軸部12よりも前方にすることができる。これにより、搬送容器Aでは副把持部7を掴んで前傾させるだけの簡単な操作で、搬送容器Aを搬送させるための前傾状態に変更可能である。そのため、補助脚部2を開く、補助脚部2を固定する等の作業が不要である。
また、搬送容器Aを前傾させるときに、補助脚部2は開脚制限部4にて強制的に開く方向に移動される。そのため、補助脚部2が十分に開かないことによる搬送容器Aの前方への転倒を抑制できる。これにより、搬送準備のために搬送容器Aを前傾させるときの使用者の負担を減らし、使用者の安全性を高めることが可能である。
搬送容器Aは、立設状態St1のとき、鉛直方向の投影面積が小さい。また、底面109が床面FLに接触しているため安定している。つまり、搬送容器Aは、立設状態St1のとき、安定するとともに、面積効率を高めることが可能となる。また、立設状態St1時の容器100の方向が重力方向と一致するため、長尺の収容物Prを容器100に収容するときに、鉛直方向にだけ支持すればよく、収容物Prに、例えば、曲げ応力等の無理な力が作用しにくい。そのため、長尺の収容物Prを簡単かつ安全に容器100の内部空間Sに収容することが可能である。
内部空間Sに収容する収容物Prが長尺物であるとすると、搬送容器Aが立設状態St1のとき、収容物Prの収容または取り出しのために収容物Prを収容物Prの長さと同じかそれ以上鉛直上方に持ち上げる必要がある。一方で、搬送容器Aが前傾状態St2のとき、搬送容器Aが前傾状態St2のとき、容器100は前傾した状態で支持される。前傾状態St2の搬送容器Aの容器100に対して、長尺の収容物Prの取り出しを行うとき、収容物Prの軸方向の移動長さは、立設状態St1と同じであるが、鉛直方向の移動量を小さくできる。そのため、身長が低い使用者でも、作業がやりやすい。なお、容器100内において、収容物Prの一部が仕切部104に支えられる。そのため、収容物Prを取り出すときに収容物Prは、仕切部104に支持されるため、曲げ応力等が低減されて、収容物Prの負担を低減できる。
つまり、搬送容器Aでは、立設状態St1で収容物Prを収容し、前傾状態St2で搬送するとともに収容物Prを取り出すことで、空間を有効に利用できるとともに、収容物Prの収容および取り出しを安全かつ容易に行うことが可能である。
<搬送容器Aの連結>
搬送容器Aは単独で搬送することが可能であるとともに、複数の搬送容器Aを連結して1人の使用者が連結された複数の搬送容器Aを同時に搬送することが可能である。以下に、複数の搬送容器Aの連結について図面を参照して説明する。図12は、2台の搬送容器Aを前後方向に連結した状態の側面図である。なお、連結状態の説明では、必要に応じて、2台の搬送容器Aを、前側の搬送容器Aを前側搬送容器Af、後側の搬送容器Aを後側搬送容器Arと称して区別する。
図12に示すように、前傾状態St2の前側搬送容器Afおよび後側搬送容器Arを前後に並べて配置する。そして、後側搬送容器Arの把持部5を枢支軸部108周りに前方に回動させる。後側搬送容器Arの把持部5に設けられた第1係合部61を、前側搬送容器Afの枠部11の後枠部112に設けられた第2係合部62に係合させる。
以上のようにして、2台の搬送容器Aは、前後に連結される。そして、使用者が前側搬送容器Afの把持部5を掴んで、前方に引っ張ることで、連結された2台の搬送容器Aは、同時に前方に搬送される。これにより、左右方向の幅が狭い場所でも、複数の搬送容器Aを同時に搬送させることが可能である。
搬送容器Aでは、収容物Prの重量を含む搬送容器Aの重量を車輪102と補助輪3とで支持し、さらに、車輪102および補助輪3は、床面FL上で回転可能である。そのため、搬送容器Aを用いることで、使用者は、両手に1つずつ傾けた容器100を把持して搬送する場合に比べて、同じ量の収容物Prを各段に軽い力で搬送することが可能である。
本実施形態では、2台の搬送容器Aを前後に連結した構成を例に説明したが、2台以上の搬送容器Aを連結してもよい。また、連結方向は、前後に限定されず、左右に連結するようにしてもよい。この場合、第1係合部および第2係合部は、上述の構成とは異なる構成であり、複数の搬送容器を同時に搬送可能となるような連結方法のものを広く採用できる。
<変形例>
本発明にかかる搬送容器の他の例について図面を参照して説明する。図13は、変形例の搬送容器A1の側面図である。図13に示す搬送容器A1は、開脚制限部4aの構成が図1等に示す搬送容器Aと異なる。搬送容器A1のこれ以外の点については、搬送容器Aと同じである。そのため、搬送容器A1の搬送容器Aと実質的に同じ部分には、搬送容器Aと同じ符号を付すとともに同じ部分の詳細な説明は省略する。
図13に示すように、搬送容器A1の開脚制限部4aでは、補助脚部2が閉じた状態Scのとき、第1連結棒部41aおよび第2連結棒部42aが上方に回動する。すなわち、開脚制限部4aは、中間部が上方に折り畳まれる、すなわち、中間軸部44aが上方に移動する。
そして、開脚制限部4aは、開いた状態を維持するロック機構(不図示)を有する。なお、開いた状態を維持する構造としては、例えば、第2連結棒部42aの中間軸部44a周りの回動を制限する構造、第1連結棒部41aの保持軸部142周りの回動を制限するとともに、第2連結棒部42aの連結軸部43aまわりの回動を制限する構造等を上げることができるが、これらに限定されない。開脚制限部4aの折り畳みは、使用者による作業が必要である。
このような構成とすることで、搬送容器A1が立設状態St1のとき、補助脚部2を開いた状態Spに維持することが可能である。このように構成することで、搬送容器A1を前傾させるとき、補助輪3が床面FLに接触する部分を精度よく予測でき、搬送容器A1を安全に前傾状態St2にすることができる。
以上示した、開いた状態を維持するロック機構を含む開脚制限部4aとして、上方に折りたたまれる構造のものを開示したが、これに限定されず、図1等に示す開脚制限部4のように下方に折りたたまれる構造に、開いた状態を維持する構造を含むようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明の搬送補助具は、例えば、鉛直方向に長い容器であって車輪を有する容器の搬送を補助する補助具として採用可能である。この手の容器としては、例えば、ごみ箱、商品運搬用容器等を挙げることができる。本発明の搬送容器は、容器として、人間が着座できる構成とすることで、車いすまたはベビーカーを構成することも可能である。
A 搬送容器
A1 搬送容器
Af 前側搬送容器
Ar 後側搬送容器
100 容器
101 上部開口
102 車輪
103 蓋部
1031 枢支リブ
104 仕切部
105 前面
106 背面
107 側面
108 枢支軸部
109 底面
200 搬送補助具
1 本体部
11 枠部
111 前枠部
112 後枠部
113 横枠部
12 揺動軸部
13 腕部
14 保持部
141 保持棒部
142 保持軸部
15 筋交い部
16 台座部
2 補助脚部
21 補助輪支持部
3 補助輪
4 開脚制限部
41 第1連結棒部
42 第2連結棒部
43 連結軸部
44 中間軸部
4a 開脚制限部
41a 第1連結棒部
42a 第2連結棒部
43a 連結軸部
44a 中間軸部
5 把持部
51 把持腕部
52 把持腕部連結部
6 係合部
61 第1係合部
62 第2係合部
7 副把持部
70 副把持部
701 連結部材
621 弾性部材
Cp 状態
FL 床面
Pr 収容物
S 内部空間
Sc 閉じた状態
Sp 開いた状態
St1 立設状態
St2 前傾状態

Claims (9)

  1. 搬送方向の前面側に偏って配される車輪を備えた容器の搬送を補助する搬送補助具であって、
    前記容器に取り付けられる本体部と、
    前記本体部の前面側の上部に揺動軸部で軸支されるとともに前記揺動軸部から下方に延びて下端部を開いた状態と閉じた状態とに揺動可能な補助脚部と、
    前記補助脚部の下端に備えられる補助輪と、
    前記揺動軸部の下方で前記本体部と前記補助脚部とを連結するとともに中間部で折り畳み可能に形成されて前記補助脚部の開く範囲を制限する開脚制限部と、を備え、
    前記本体部を取り付けた前記容器の底面を接地したときに前記補助輪が床面から離れ、前記補助輪は前記容器を前傾させたときに前記揺動軸部よりも前方で最初に床面に接触し、前記前輪および前記補助輪により前記容器が搬送可能に支持される搬送補助具。
  2. 前記開脚制限部は、下方に折れることで折り畳まれ、
    前記開脚制限部の中間部が、前記容器を傾倒させて前記補助輪が床面と接触する前に床面と接触し、前記補助輪が床面と接触したときに床面から離間する請求項1に記載の搬送補助具。
  3. 前記開脚制限部は、上方に折れることで折り畳まれ、前記補助脚部を最も離れた状態で維持する開いた状態で保持可能である請求項1に記載の搬送補助具。
  4. 前記補助脚部は、前記補助輪を支持する補助輪支持部を備え、
    前記補助脚部の下端部を前記本体部から最も離れた状態にするとともに前記容器を前傾させて前記補助輪を床面に接触させたとき、前記補助輪支持部が床面と直交する請求項1から請求項3のいずれかに記載の搬送補助具。
  5. 前記本体部は、
    前記容器の周囲を囲むとともに前記容器の背面と接触する枠部と、
    前記枠部の前面側から下方に延びて下端部が前記容器と接触するとともに前記開脚制限部の一方の端部が回転可能に連結される保持部と、
    前記枠部の前面側から上方に延びて容器に取り付けられる腕部と、を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載の搬送補助具。
  6. 前記容器は、枢支軸部で枢支して上面開口を開閉する蓋部を備え、
    前記腕部が前記枢支軸部に取り付けられる請求項5に記載の搬送補助具。
  7. 前記揺動軸部に平行な回転軸で前記本体部または前記容器に回動可能に支持される把持部を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の搬送補助具。
  8. 前記把持部に備えられた第1係合部と、
    前記本体部の背面側に備えられる第2係合部とを備え、
    前傾した複数の容器を前記第1係合部と前記第2係合部との係合によって連結可能にした請求項7に記載の搬送補助具。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の搬送補助具と、
    前記搬送補助具が取り付けられる前記容器と、を備える搬送容器。
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