JP2024045092A - カート - Google Patents

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健一 上田
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株式会社プライムダイレクト
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【課題】折り畳んだ状態から展開させ易いカートを提供する。【解決手段】カート本体2と、カート本体2の下部に設けられた前輪3,3および後輪4,4と、カート本体2の上部に設けられた手押しハンドル5と、を備えており、折り畳み可能なカート1であって、手押しハンドル5は、カート本体2に対する角度を変更可能であり、カート1を下方に折り畳んだときに、手押しハンドル5が起立姿勢を取ることができるように構成されている。そして、その起立姿勢の手押しハンドル5を持ち上げることにより、カート1が展開される。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 証明書(1) ウェブサイトの掲載日 令和5年5月26日 https://www.primedirect.jp/ https://www.primedirect.jp/ecoca-premiere.html 証明書(2) ウェブサイトの掲載日 令和5年2月19日 https://twitter.com/prime_direct 証明書(3) ウェブサイトの掲載日 令和5年2月19日 https://www.youtube.com/watch?v=90225gShSWs 証明書(4) ウェブサイトの掲載日 令和5年2月22日 https://www.makuake.com/ https://www.makuake.com/project/ecoca_premier/ 証明書(5) ウェブサイトの掲載日 令和5年2月22日 https://prtimes.jp/ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000016153.html 証明書(6) ウェブサイトの掲載日 令和5年5月26日 https://www.amazon.co.jp/dp/B0C6LZ86DN/ref=emc_b_5_t?th=1 証明書(7) ウェブサイトの掲載日 令和5年5月26日 https://item.rakuten.co.jp/deraippai/ep11/ 証明書(8) ウェブサイトの掲載日 令和5年5月26日 https://store.shopping.yahoo.co.jp/primedirect/ep11.html?sc_e=afvc_shp_2327384 証明書(9) ウェブサイトの掲載日 令和5年2月19日 https://page.line.me/467uzfkc 証明書(10)ウェブサイトの掲載日 令和5年2月22日 https://www.instagram.com/primedirect.jp/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D 証明書(11)展示日 令和5年9月6日 展示会名、開催場所 第96回東京インターナショナル ギフトショー秋2023 東京都江東区有明三丁目11-1 東京ビッグサイト東ブース「東6-T51-40」
本発明は、買い物またはペットの移動などに用いる折り畳み可能なカートに関する。
従来、この種のカートとして特許文献1に記載のカートが知られている。このカートは、軸部22において左右方向に屈曲可能なグリップ21と、上端がそれぞれグリップ21の両端に接続された一対の押棒11と、各押棒11の上端に設けられたハンドル18と、各押棒11の下端にそれぞれ接続された一対の押棒関節19と、上端がそれぞれ押棒関節19に接続された一対の前ブラケット12と、各前ブラケット12の下端にそれぞれ接続された一対の前ホイールマウント17と、前端が各前ホイールマウント17とそれぞれ接続された一対の部材31と、各上端が押棒関節19にそれぞれ接続されるとともに各下端が部材13に接続された一対の側連接棒14と、前ホイールマウント17に軸支された前輪51と、各部材13の後端に接続された一対の後輪52と、各側連接棒14と各前ホイールマウント17との間を伸縮可能に接続するための部材41と、各部材13間を伸縮可能に接続するための部材31と、を備えている。
そして、上記カートは、グリップ21が軸部21において屈曲するとともに、各押棒11および各側連接棒14が各押棒関節19を回動中心にして前方に屈強することにより、上下方向に折り畳まれ、かつ、部材41,31がそれぞれ閉じる方向に動作することにより、左右方向に折り畳まれるように構成されている。
中国実用新案登録CN207875741号公報
しかし、前述した特許文献1に記載の従来のカートは、折り畳んだ状態になると、掴む箇所が無いため、展開させ難いという問題がある。
また、前述した従来のカートは、使用者の身長に合わせてハンドルの高さを調節することができないため、操作性が悪いという問題もある。また、前述した従来のカートは、折り畳んだ状態で起立姿勢を維持することができないため、カートを所定の場所に起立姿勢で収納しようとするときに、カートを支持するための部材が必要があるため不便である。さらに、前述した従来のカートは、折り畳んで起立姿勢にした状態で所定の場所、例えば、車のトランクなどに収納すると、前輪および後輪の一方が必ず床に接触して床が汚れるため、衛生上の問題がある。
そこで、本願発明は、上述した諸問題を解決するために鋭意研究の結果創出されたものであり、折り畳んだ状態から展開させ易いカートを提供することを主な目的とする。
(第1の発明)
前述した目的を達成するため、本願の第1の発明は、
カート本体(2)と、
カート本体(2)の下部に設けられた前輪(3,3)および後輪(4,4)と、
カート本体(2)の上部に設けられた手押しハンドル(5)と、を備えており、折り畳み可能なカート(1)であって、
手押しハンドル(5)は、カート本体(2)に対する角度を変更可能であり、
カート(1)を下方に折り畳んだときに、手押しハンドル(5)が起立姿勢を取ることができるように構成されていることを特徴とする。
(第1の発明の効果)
本願の第1の発明に係るカートは、手押しハンドルがカート本体に対する角度を変更可能であり、カートを下方に折り畳んだときに、手押しハンドルが起立姿勢を取ることができるように構成されているため、その起立姿勢の手押しハンドルを上方に引き上げれば、カートを展開させることができる。
従って、折り畳んだ状態から展開させ易いカートを提供することができる。
しかも、手押しハンドルのカート本体に対する角度を調節することにより、手押しハンドルの床や地面からの高さをカートの使用者の身長に合わせることができるため、操作性を高めることもできる。
(第2の発明)
本願の第2の発明は、前述した第1の発明に係るカート(1)において、
カート本体(2)は、平面視矩形の第1カゴ(8)を設けることができるように構成されており、
第1カゴ(8)は、第1カゴ(8)以外の汎用カゴを重ねることができるように構成されていることを特徴とする。
(第2の発明の効果)
本願の第2の発明に係るカートは、カート本体が、平面視矩形の第1カゴを設けることができるように構成されており、第1カゴは、第1カゴ以外の汎用カゴを重ねることができるように構成されているため、便利である。
特に、カートを買い物で使用する場合に、第1カゴを個人用のカゴ(マイバッグ)として使い、店側が用意しているカゴを汎用カゴとして第1カゴに重ねることができる。そして、汎用カゴに商品を入れて行くようにすれば、レジへ行ったときに、第1カゴから汎用カゴを抜き出してレジ係に渡し、レジで読み取った商品を第1カゴに移してもらうようにすれば、商品が入った第1カゴを乗せたカートを押してそのまま帰ることができるので、非常に便利である。
(第3の発明)
本願の第3の発明は、前述した第2の発明に係るカート(1)において、
第1カゴ(8)として、買い物用のカゴおよびペット用のカゴの一方から他方に交換可能であり、
カート本体(2)には、第1カゴ(8)の上端を係止するための係止部材(9)が設けられていることを特徴とする。
(第3の発明の効果)
本願の第3の発明に係るカートは、第1カゴとして、買い物用のカゴおよびペット用のカゴの一方から他方に交換可能であるため、カートを買い物用として使用することもできるし、ペットの移動(散歩)用として使用することもできるため、用途を広げることができ便利である。
(第4の発明)
本願の第4の発明は、前述した第1ないし第3の発明のいずれか1つの発明に係るカート(1)において、
折り畳んだカート(1)を起立姿勢で支持するための支持部(33a)が設けられていることを特徴とする。
(第4の発明の効果)
本願の第4の発明に係るカートは、折り畳んだカートを起立姿勢で支持するための支持部が設けられているため、折り畳んだ状態で起立姿勢を維持することができる。
従って、カートを所定の場所に起立姿勢で収納しようとするときに、別部材でカートを支持する必要がないので便利であり、かつ、別部材が不要である分、カートの製造コストを低減することができる。
(第5の発明)
本願の第5の発明は、前述した第4の発明に係るカート(1)において、
カート(1)を折り畳んだときに、前輪(3,3)および後輪(4,4)が相互に近接した状態になり、かつ、カート(1)が起立姿勢になったときに前輪(3,3)が上方に配置されるとともに支持部(33a)が下方に配置されるように構成されていることを特徴とする。
(第5の発明の効果)
本願の第5の発明に係るカートは、折り畳んだときに、前輪および後輪が相互に近接した状態になり、かつ、起立姿勢になったときに前輪が上方に配置されるとともに支持部が下方に配置されるように構成されているため、折り畳んで起立姿勢にした状態で所定の場所、例えば、車のトランクなどに収納した場合に、前輪および後輪の両方が床に接触して床が汚れることがないので、衛生上の問題が発生しない。
(第6の発明)
本願の第6の発明は、前述した第3の発明に係るカート(1)において、
係止部材(9)は枠状に形成されており、
カート本体(2)には、
自身(2)の下部に配置されており、上下方向に伸縮可能な第2カゴ(7)が配置されており、
カート(1)を下方に折り畳むと係止部材(9)が下方に移動するとともに第2カゴ(7)が上下方向に圧縮され、その移動した係止部材(9)と、上下方向に圧縮された第2カゴ(7)とが相互に近接した状態になることを特徴とする。
(第6の発明の効果)
本願の第7の発明に係るカートは、下方に折り畳むと、第1カゴの上端を係止するための枠状の係止部材が下方に移動するとともに第2カゴが上下方向に圧縮され、その移動した係止部材と、上下方向に圧縮された第2カゴとが相互に近接した状態になるため、カートの折り畳み高さを低くすることができるので、カートの収納スペースを小さくすることができる。
(第7の発明)
本願の第7の発明は、前述した第6の発明に係るカート(1)において、
係止部材(9)の下方には、
第1カゴ(8)を載置可能な載置部材(41)が備えられており、
カート(1)を下方に折り畳むと係止部材(9)および載置部材(41)がそれぞれ下方に移動するとともに第2カゴ(7)が上下方向に圧縮され、その移動した係止部材(9)と、載置部材(41)と、上下方向に圧縮された第2カゴ(7)とが相互に近接した状態になることを特徴とする。
(第7の発明の効果)
本願の第7の発明に係るカートは、カートを下方に折り畳むと、係止部材と、第1カゴを載置可能な載置部材とがそれぞれ下方に移動するとともに第2カゴが上下方向に圧縮され、その移動した係止部材と、載置部材と、上下方向に圧縮された第2カゴとが相互に近接した状態になるため、カートの折り畳み高さを低くすることができるので、カートの収納スペースを小さくすることができる。
(第8の発明)
本願の第8の発明は、前述した第6の発明に係るカート(1)において、
カート本体(2)には、
自身(2)の後部に配置されているとともに前方斜め下方に延びており、かつ、係止部材(9)の左右両端の後部が上下方向に回動可能に軸支されており、左右方向に相対向する一対の第1支持部材(11,11)と、
一対の第1支持部材(11,11)の各上端にそれぞれ設けられており、かつ、コ字状の手押しハンドル(5)の各下端が上下方向に回動可能に軸支された一対の第1関節(31,31)と、
一対の第1支持部材(11,11)の各下端にそれぞれ設けられており、当該各下端が上下方向に回動可能かつロック可能に軸支された一対の第2関節(32,32)と、
各上端が上下方向に回動可能かつロック可能に一対の第2関節(32)にそれぞれ軸支されているとともに、下方に延びており、左右方向に相対向する一対の第2支持部材(12,12)と、
各上端がそれぞれ第1支持部材(11,11)に軸支されているとともに前方斜め下方に延びており、かつ、一対の第2支持部材(12,12)よりも前方に配置されており、左右方向に相対向する一対の第3支持部材(13,13)と、
一対の第3支持部材(13,13)の各下端にそれぞれ設けられており、当該各下端が上下方向に回動可能に軸支された一対の第3関節(33,33)と、
各上端がそれぞれ第3関節(33,33)に上下方向に回動可能に軸支されているとともに、前方斜め下方に延びており、左右方向に相対向する一対の第4支持部材(14,14)と、
各上端がそれぞれ第3関節(33,33)に上下方向に回動可能に軸支されているとともに後方斜め下方に延びており、かつ、一対の第2支持部材(12,12)の下端が上下方向に回動可能に軸支されており、左右方向に相対向する一対の第5支持部材(15,15)と、
各上端がそれぞれ係止部材(9)の左右両端の前部に上下方向に回動可能に軸支されているとともに、下端が第2支持部材(12)に上下方向に回動可能に軸支されており、左右方向に相対向する一対の第6支持部材(16,16)と、
一対の第4支持部材(14,14)の各下端にそれぞれ設けられており、前輪(3)がそれぞれ水平方向に旋回可能に支持された一対のキャスター(3a,3a)と、
一対の第5支持部材(15,15)の各下端間を接続するように設けられており、後輪(4)がそれぞれ回転可能に両端に軸支されたシャフト(4a)と、
手押しハンドル(5)に設けられており、カート(1)を折り畳むときに操作するための折り畳み操作部(6)と、が備えられており、
折り畳み操作部(6)を操作すると、一対の第2関節(32,32)による一対の第1支持部材(11,11)の各下端および一対の第2支持部材(12,12)の各上端のロック状態が解除され、手押しハンドル(5)を前方に倒すと、一対の第1支持部材(11,11)がそれぞれ一対の第2関節(32,32)を回動中心として前方へ回動するとともに、一対の第2支持部材(12,12)がそれぞれ一対の第2関節(32,32)を回動中心にして後方へ回動し、かつ、一対の第3支持部材(13,13)と一対の第4支持部材(14,14)と一対の第5支持部材(15,15)と、が相互に近接するように一対の第3関節(33,33)を回動中心にして回動するように構成されていることを特徴とする。
(第8の発明の効果)
本願の第8の発明に係るカートは、手押しハンドルに設けられた折り畳み操作部を操作すると、一対の第2関節による一対の第1支持部材の各下端および一対の第2支持部材の各上端のロック状態が解除され、手押しハンドルを介してカート本体を下方に押すと、一対の第1支持部材がそれぞれ一対の第2関節を回動中心として前方へ回動するとともに、一対の第2支持部材がそれぞれ一対の第2関節を回動中心にして後方へ回動し、かつ、一対の第3支持部材と一対の第4支持部材と一対の第5支持部材と、が相互に近接するように一対の第3関節を回動中心にして回動するように構成されている。
従って、本願の第8の発明に係るカートによれば、カートの折り畳み高さをより一段と低くすることができるので、カートの収納スペースをより一層小さくすることができる。
(第9の発明)
本願の第9の発明は、前述した第8の発明に係るカート(1)において、
一対の第1関節(31,31)には、
カート本体(2)に対する手押しハンドル(5)の角度を変更するために操作するハンドル角度変更部(31a,31a)がそれぞれ設けられており、各ハンドル角度変更部(31a,31a)を操作することにより、手押しハンドル(5)が一対の第1関節(31,31)を回動中心にして上下方向に回動可能になることを特徴とする。
(第9の発明の効果)
本願の第9の発明に係るカートによれば、一対の第1関節には、カート本体に対する手押しハンドルの角度を変更するために操作するハンドル角度変更部がそれぞれ設けられており、各ハンドル角度変更部を操作することにより、手押しハンドルが一対の第1関節を回動中心にして上下方向に回動可能になる。
従って、カートの使用者の身長に合わせてカート本体に対する手押しハンドルの角度を変更することができるため、カートの操作性を高めることができる。
(第10の発明)
本願の第10の発明に係るカートは、前述した請求項8に記載のカート(1)において、
折り畳まれたカート(1)の手押しハンドル(5)を持ち上げることにより、カート(1)が折り畳み前の状態に復帰するとともに、一対の第2関節(32,32)により、一対の第1支持部材(11,11)の下端および一対の第2支持部材(12,12)の上端がロック状態になるように構成されていることを特徴とする。
(第10の発明の効果)
本願の第10の発明に係るカートは、折り畳まれたカートの手押しハンドルを持ち上げることにより、カートが折り畳み前の状態に復帰するとともに、一対の第2関節により、一対の第1支持部材の下端および一対の第2支持部材の上端がロック状態になるように構成されている。
従って、本願の第10の発明に係るカートによれば、手押しハンドルを持ち上げるという単純な動作を行うだけでカートを折り畳み前の状態に復帰させるとともに、一対の第1支持部材の下端および一対の第2支持部材の上端をロック状態にすることができるため、カートを折り畳み前の状態に復帰させる作業を容易に行うことができる。
しかも、片手に荷物を持っている場合であっても、空いている方の手で手押しハンドルを持ち上げることができるため、便利である。
(第11の発明)
本願の第11の発明に係るカートは、前述した請求項8に記載のカート(1)において、
カート(1)を折り畳んだときに、カート(1)を起立姿勢で支持するための支持部が一対の第3関節の外面にそれぞれ形成されるように構成されていることを特徴とする。
(第11の発明の効果)
本願の第11の発明に係るカートは、折り畳んだときにカートを起立姿勢で支持するための支持部が一対の第3関節の外面にそれぞれ形成されるように構成されているため、支持部を見付け易いので、カートを起立姿勢にするための作業効率を操作高めることができる。
本願発明によれば、折り畳んだ状態から展開させ易いカートを提供することができる。
本願発明の実施形態に係るカートの斜視図である。 図1に示すカートに設けられた手押しハンドルの高さが変更されたときのカートの斜視図であり、(A)は手押しハンドルの高さが上段になっている状態の斜視図、(B)は手押しハンドルの高さが中段になっている状態の斜視図、(C)は手押しハンドルの高さが下段になっている状態の斜視図である。 図1に示すカートを折り畳む途中の状態を示す説明図である。 図1に示すカートを折り畳んだ状態を示す説明図である。 図4に示すカートが起立姿勢になった状態を示す説明図である。 図1に示すカートの使用例を示す説明図である。
[主な構造的特徴]
最初に、本実施形態のカートの主な構造的特徴について図を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態のカート1は、カート本体2と、カート本体2の下部に設けられた一対の前輪3,3および一対の後輪4,4と、カート本体2の上部に設けられた手押しハンドル5とを備えた折り畳み可能なカートである。カート1は、図2に示すように、手押しハンドル5は、カート本体2対する角度を変更可能であり、図4に示すように、カート1を下方に折り畳んだときに、手押しハンドル5が起立姿勢を取ることができるように構成されていることを第1の特徴としている。
また、カート1は、カート本体2が、平面視矩形のマイバッグ8を設けることができるように構成されており、マイバッグ8は、マイバッグ8以外の汎用カゴ(汎用バッグ)を重ねることができるように構成されていることを第2の特徴としている。また、カート1は、マイバッグ8として、買い物用のカゴおよびペット用のカゴ50(図6)の一方から他方に交換可能であり、カート本体2には、マイバッグ8の上端を係止するための係止部材9が設けられていることを第3の特徴としている。
また、図5に示すように、カート1は、折り畳んだカート1を起立姿勢で支持するための一対の支持部33a,33aを有することを第4の特徴としている。また、カート1は、自身を折り畳んだときに、一対の前輪3,3および一対の後輪4,4が相互に近接した状態になり、かつ、自身が起立姿勢になったときに各前輪3,3が上方に配置されるとともに各支持部33a,33aが下方に配置されるように構成されていることを第5の特徴としている。
また、図1に示すように、カート本体2の下部には、アンダーバスケット7が配置されている。アンダーバスケット7は、天然材料または合成樹脂製材料によって形成されており、上下方向に伸縮可能かつ折り畳み可能になっている。また、アンダーバスケット7の左右両端はメッシュ状に形成されており、アンダーバスケット7が上下方向に伸縮し易くなっている。アンダーバスケット7の上方には、マイバッグ8の上端を係止するための枠状の係止部材9が備えられている。
また、図6に示すように、係止部材9は、ペット用のカゴ(キャリーバッグ)50を係止することもできるように構成されており、カート1を買い物の他、ペットの移動(散歩)に使用することもできる。図6に示す例では、ペット用のカゴ50は、カゴの開口部を開閉可能に覆う蛇腹式のフード51と、フード51の前部下端をカゴの前部上端に係止するための係止部52と、カゴの左右両端を係止部材9の左右上端に対してロック可能に係止するためのロック部材53とを備えており(図では右側のロック部材53は図示されていない)、カゴ全体を上下方向に折り畳むことができるように構成されている。
このように、ペット用のカゴ50は、左右両端を係止部材9にロック可能に係止することができるため、カート1を使っているときにペット用のカゴ50がカート本体2から落ちないようにすることができるので、ペット用のカゴ50に入っているペットが怪我をしないようにすることができる。
図3に示すように、カート1は、自身を下方に折り畳むと係止部材9が下方に移動するとともにアンダーバスケット7が上下方向に圧縮され、その移動した係止部材9と、上下方向に圧縮されたアンダーバスケット7とが相互に近接した状態になることを第6の特徴としている。マイバッグ8およびペット用のカゴ50は、本発明の第1カゴの一例であり、アンダーバスケット7は、本発明の第2カゴの一例である。
また、図1に示すように、カート本体2には、マイバッグ8または他のバッグやカゴなどを載置可能な載置部材41が備えられている。また、マイバッグ8の大きさによっては、載置部材41は、係止部材9に係止されたマイバッグ8の下面を支持する役割をする場合もある。図3に示すように、カート1は、自身を下方に折り畳むと係止部材9および載置部材41がそれぞれ下方に移動するとともにアンダーバスケット7が上下方向に圧縮され、その移動した係止部材9と、載置部材41と、上下方向に圧縮されたアンダーバスケット7とが相互に近接した状態になることを第7の特徴としている。
[詳細な構造]
次に、本実施形態のカート1の詳細な構造について図を参照しつつ説明する。
図1に示すように、手押しハンドル5は、パイプ状部材をコ字状に屈曲形成した形状を呈しており、その中央の下面には、カート1を折り畳むときに操作するための折り畳みボタン6が設けられている。折り畳みボタン6は、手押しハンドル5を握った指で押圧操作可能なプッシュボタンであり、押圧操作すると、カート1が折り畳み可能な状態になる。カート1の折り畳み方法については後述する。手押しハンドル5の各下端には、第1関節31がそれぞれ設けられており、手押しハンドル5は、各第1関節31を回動軸にして上下方向に回動可能に構成されている。折り畳みボタン6は、本発明の折り畳み操作部の一例である。
各第1関節31には、カート本体2に対する手押しハンドル5の角度を変更する際に操作するためのハンドル角度変更部31aがそれぞれ設けられている。各ハンドル角度変更部31aは、指で押圧操作可能なプッシュボタンであり、押圧操作すると、手押しハンドル5の角度、つまり、手押しハンドル5の床や地面からの高さを変更可能な状態になる。手押しハンドル5の角度の変更方法については後述する。カート本体2の後部には一対の第1支持部材11が配置されており、各第1支持部材11の上端には、第1関節31がそれぞれ取付けられている。各第1支持部材11は、左右方向に相対向しており、前方斜め下方に延びている。本実施形態では、各第1支持部材11は、それぞれ中空のパイプ状に形成されている。各第1支持部材11には、係止部材9の左右両端の後部が上下方向に回動可能に軸支されている。これにより、カート1を折り畳むとき、または、カート1を展開するときに、係止部材9の後部および各第1支持部材11が共通の回動中心にて個別に回動することができる。
各第1支持部材11の各下端は、それぞれ第2関節32に軸支されており、各第1支持部材11は、第2関節32を回動中心にして上下方向に回動可能になっている。また、各第2関節32には、第2支持部材12の上端が軸支されており、各第2支持部材12は、第2関節を回動中心にして上下方向に回動可能になっている。一対の第2支持部材12は、前方のやや斜め下方に延びており、左右方向に相対向している。本実施形態では、各第2支持部材12は、それぞれ中空のパイプ状に形成されている。
各第2関節32は、各第1支持部材11および各第2支持部材12が回動しないようにロックするロック機能と、ロックを解除して回動を許容するロック解除機能とを備えている。通常は、各第2関節32のロック機能により、各第1支持部材11および各第2支持部材12が回動しないように規制されており、折り畳みボタン6を押圧操作すると、各第2関節32のロック解除機能が働き、各第1支持部材11および各第2支持部材12が回動可能になる。
また、一対の第1支持部材11、一対の第2支持部材12および一対の第2関節32よりも前方には、左右方向に相対向する一対の第3支持部材13が配置されている。各第1支持部材11の前面には、それぞれ第4関節34(右側の第4関節34は図3に示されている)が設けられており、各第4関節34には、各第3支持部材13の上端がそれぞれ回動可能に軸支されている。本実施形態では、各第3支持部材13は、それぞれ中空のパイプ状に形成されている。各第3支持部材13の各下端は、それぞれ第3関節33に回動可能に軸支されている。各第3関節33には、第4支持部材14の上端が回動可能に軸支されている。各第4支持部材14は、それぞれ前方斜め下方に延びており、左右方向に相対向している。図1に示すように、カート1が折り畳まれていない状態では、各第3支持部材13および各第4支持部材14は、それぞれ略同一直線上に配置されている。
また、各第3関節33には、第5支持部材15の上端がそれぞれ回動可能に軸支されている。各第5支持部材15は、それぞれ第3関節33から後方斜め下方に延びており、左右方向に相対向している。各第3関節33は、それぞれT字状を呈しており、第3支持部材13、第4支持部材14および第5支持部材15の計3つの支持部材を回動可能に軸支している。また、各第5支持部材15には、第2支持部材12の下端がそれぞれ回動可能に軸支されている。
また、各第3支持部材13の内側には、左右方向に相対向する一対の第6支持部材16が配置されている。各第6支持部材16の各上端は、それぞれ係止部材9の左右両端の前部に回動可能に軸支されており、各第6支持部材16の各下端は、それぞれ載置部材41の左右両端の後部および第2支持部材12に対して共通の回動軸にて回動可能に軸支されている。
また、各第3支持部材13には、第7支持部材17の上端がそれぞれ回動可能に軸支されている。各第7支持部材17は、下方に延びており、左右方向に相対向している。各第7支持部材17の下端には、第8支持部材18の前端および第9支持部材19の後端が、それぞれ共通の回動軸にて回動可能に軸支されている。一対の第8支持部材18および一対の第9支持部材19は、それぞれ左右方向に相対向している。各第8支持部材18の各後端は、第5支持部材15のうち、第2支持部材12が軸支されている箇所よりも上方の箇所に回動可能に軸支されている。各第9支持部材19の各前端は、それぞれ第4支持部材14に回動可能に軸支されている。カート1を折り畳むときに、各第7支持部材17がそれぞれ下方に移動すると、各第7支持部材17の各下端に軸支されている各第8支持部材18がそれぞれ前方に回動し、各第9支持部材19がそれぞれ後方に回動する。
載置部材41の左右両端の前部には、第10支持部材20の下端がそれぞれ回動可能に軸支されており、各第10支持部材20の上端は、それぞれ第3支持部材13のうち、第7支持部材17が軸支されている箇所よりも上方の箇所であって、第3支持部材13の内側の面に回動可能に軸支されている。一対の第10支持部材20は、それぞれ前方斜め下方に延びており、左右方向に相対向している。
また、一対の第4支持部材14,14の各下端には、それぞれキャスター3aが着脱可能に設けられており、各キャスター3aには、それぞれ前輪3が水平方向に旋回可能に支持されている。各第4支持部材14の各下端は、それぞれ垂下するように屈曲しており、その屈曲した下端にキャスター3aがそれぞれ着脱可能に設けられている。
また、一対の第5支持部材15,15の各下端間には、シャフト4aが接続されており、シャフト4aの左右両端には、それぞれ後輪4が回転可能に軸支されている。
シャフト4aには、各後輪4にブレーキをかけるためのブレーキペダル40が操作可能に設けられている。ブレーキペダル40の後端を押し下げるとブレーキペダル40が後方に回動し、各後輪4の回転が阻止される。また、下がったブレーキペダル40の後端を上げるとブレーキペダル40が前方に回動し、各後輪4の回転が可能になる。
また、アンダーバスケット7の左右の上端には、自身をカート本体2に取付けるための取付部材7aがそれぞれ取付けられており、アンダーバスケット7は、各取付部材7aによって各第8支持部材18に着脱可能に取付けられている。
また、マイバッグ8は、天然材料または合成樹脂材料によって箱状に形成されており、上下方向に折り畳み可能に構成されている。また、マイバッグ8の前面の上端および後面の上端には、自身を係止部材9に係止するための係止部8aがそれぞれ設けられている(図1では後面の上端に設けられた係止部8aは図示されていない)。また、係止部材9の前端には、自身に係止されたマイバッグ8の係止部8aが左右に移動しないように規制するための一対の規制突起9aが設けられている。
また、載置部材41は、前方が開口したコ字状を呈しており、その左右両端間には、マイバッグ8または他のバッグやカゴなどを載置するための部材42が着脱可能に張られている。部材42は、帯状またはシート状に形成されている。また、図3ないし図5に示すように、載置部材41の後端には、折り畳まれたカート1を起立姿勢で運搬する際に手で掴むための把手43が取付けられている。
[手押しハンドル5の角度の調整方法]
図2に示すように、本実施形態では、手押しハンドル5の角度を2段階で変更可能になっている。同図(A)は、手押しハンドル5の角度を変更していない状態を示しており、カート1が置かれた床や地面に対する手押しハンドル5の高さが最も高い位置になっている。例えば、手押しハンドル5の高さH1は100cmである。同図(B)は、手押しハンドル5が後方に1段階回動した状態を示しており、例えば、手押しハンドル5の高さH2は90cmである。同図(C)は、手押しハンドル5が後方に2段階回動した状態を示しており、例えば、手押しハンドル5の高さH3は75cmである。
各第1関節31の各外面に設けられた各ハンドル角度変更部31aをそれぞれ押圧操作すると、手押しハンドル5が回動可能な状態になる。そして、各ハンドル角度変更部31aを押圧しながら手押しハンドル5を後方に少し回動させると、各ハンドル角度変更部31aが押圧された状態が維持されるため、押圧操作を中止しても手押しハンドル5が後方に回動可能な状態になる。そして、そのまま手押しハンドル5を後方に回動させ、手押しハンドル5の角度が1段目の角度になったときに、手押しハンドル5の回動が規制され、各ハンドル角度変更部31aが押圧操作前の状態に復帰する。これにより、手押しハンドル5の高さがH1から1段低いH2に調節される。
また、手押しハンドル5の高さを最も低いH3に調節する場合は、図2(B)に示す状態から上記と同様の操作を行うことにより、手押しハンドル5がさらに後方に回動し、手押しハンドル5の高さが最も低いH3に調節される。
このように、本実施形態のカート1は、手押しハンドル5のカート本体2に対する角度を調節することにより、手押しハンドル5の床や地面からの高さを調節することができる。
従って、カートの使用者の身長に合わせてカート本体に対する手押しハンドルの角度を変更することができるため、カートの操作性を高めることができる。
[カート1の折り畳み方法]
図1に示すように、カート1が展開されている状態からカート1を折り畳む場合は、手押しハンドル5に設けられた折り畳みボタン6を押圧操作すると、各第2関節32による各第1支持部材11および各第2支持部材12のロック状態が解除され、各第1支持部材11および各第2支持部材12がそれぞれ各第2関節32を回動中心にして回動可能な状態になる。そして、手押しハンドル5を前方に倒すようにしてカート本体2を押し下げると、図3に示すように、各第1支持部材11がそれぞれ各第2関節32を回動中心として前方へ回動するとともに、各第2支持部材12がそれぞれ各第2関節32を回動中心にして後方へ回動し(各第1支持部材と近接する方向に回動し)、かつ、各第3支持部材13と各第4支持部材14と各第5支持部材15とが相互に近接するように各第3関節33を回動中心にして回動する。
また、図4に示すように、係止部材9が下方に移動するとともにアンダーバスケット7が上下方向に圧縮され(折り畳まれ)、その移動した係止部材9と、上下方向に圧縮されたアンダーバスケット7とが相互に近接した状態になる。また、右側の前輪3および右側の後輪4が相互に近接した状態になるとともに、左側の前輪3および左側の後輪4が相互に近接した状態になる。また、カート1は、マイバッグ8(図1)を係止部材9に係止した状態でも折り畳むことができる。この場合は、手押しハンドル5を介してカート本体2をさらに押し下げると、マイバッグ8は係止部材9および載置部材41によって上下方向に圧縮され(折り畳まれ)、その圧縮されたマイバッグ8およびアンダーバスケット7が相互に近接した状態になる。例えば、図2(A)に示したように、カート1は、手押しハンドル5を後方に回動させていない状態で、全高H1が100cmである場合に、折り畳むことにより、全高は25cmと非常に低くなるため、収納スペースを小さくすることができる。
また、図4に示すように、カート1を折り畳んだときに、カート1を起立姿勢で支持するための支持部33aが各第3関節33の外面にそれぞれ形成されるため、図5に示すように、各支持部33aを下にした状態でカート1を起立姿勢にすることができる。このとき、把手43がカート1の上方に位置するため、その把手43を掴んでカート1を起立姿勢の状態で運搬することができるので便利である。また、カート1が折り畳まれたときに、載置部材41は、折り畳まれた各第1支持部材11および各第2支持部材12と、係止部材9との間に位置しており、その載置部材41の後端に把手43が設けられている。つまり、把手43は、カート1の重心の鉛直方向に位置するため、把手43を掴んでカート1を持ち上げたときでも、カート1が載置部材41を中心にして展開されてしまうことがないし、運び易い。
[カート1の展開方法]
図4に示すように、折り畳まれたカート1は、各前輪3および各後輪4が下方に配置されており、手押しハンドル5がカート本体2に対して起立姿勢になっている。その手押しハンドル5を引き上げると、各第1支持部材11がそれぞれ各第2関節32を回動中心として後方へ回動するとともに、各第2支持部材12がそれぞれ各第2関節32を回動中心にして前方へ回動し、かつ、各第3支持部材13と各第4支持部材14と各第5支持部材15とが相互に離反するように各第3関節33を回動中心にして回動する。
また、係止部材9が上方に移動するとともに圧縮されていたアンダーバスケット7が伸長し、係止部材9およびアンダーバスケット7が相互に離反した状態になる。また、右側の前輪3および右側の後輪4が相互に離反した状態になるとともに、左側の前輪3および左側の後輪4が相互に離反した状態になる。また、マイバッグ8を係止部材9に係止している場合は、係止部材9の上方への移動に伴ってマイバッグ8が伸長する。
そして、各第2関節32がロック状態に変化し、各第1支持部材11および各第2支持部材12の回動ができない状態になる。なお、図1において矢印Aで示す方向に各第2関節32を押し、各第1支持部材11および各第2支持部材12が回動しないか否か、つまり、各第2関節32がロック状態になっているか否かを確認することが望ましい。もし、各第2関節32がロック状態になっていない場合は、第2支持部材12を手で押さえながら、手押しハンドル5または第1支持部材11を前方へ回動させる。また、手押しハンドル5の高さが合わない場合は、前述した方法により、手押しハンドル5のカート本体2に対する角度を調節する。また、カート1が折り畳まれているときに、手押しハンドル5がカート本体2に対して起立姿勢になっていない場合でも、その手押しハンドル5を引き上げれば、上記同様にカート1を容易に展開させることができる。
[実施形態の効果]
(1)上述した実施形態に係るカート1によれば、手押しハンドル5がカート本体2に対する角度を変更可能であり、カート1を下方に折り畳んだときに、手押しハンドル5が起立姿勢を取ることができるように構成されているため、その起立姿勢の手押しハンドル5を上方に引き上げれば、カート1を展開させることができる。
従って、折り畳んだ状態から展開させ易いカートを提供することができる。
しかも、手押しハンドル5のカート本体2に対する角度を調節することにより、手押しハンドル5の床や地面からの高さをカートの使用者の身長に合わせることができるため、操作性を高めることもできる。
(2)また、前述した実施形態に係るカート1によれば、カート本体2が、平面視矩形のマイバッグ8を設けることができるように構成されており、マイバッグ8は、マイバッグ8以外の汎用カゴ(汎用バッグ)を重ねることができるように構成されているため、便利である。
特に、カート1を買い物で使用する場合に、店側が用意している店用のカゴをマイバッグ8に重ねることができる。そして、店用のカゴに商品を入れて行くようにすれば、レジへ行ったときに、マイバッグ8から店用のカゴを抜き出してレジ係に渡し、レジで読み取った商品をマイバッグ8に移してもらうようにすれば、商品が入ったマイバッグ8を乗せたカート1を押してそのまま帰ることができるので、非常に便利である。
(3)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、マイバッグ8として、買い物用のカゴおよびペット用のカゴの一方から他方に交換可能であるため、カート1を買い物用として使用することもできるし、ペットの移動(散歩)用として使用することもできるため、用途を広げることができ便利である。
(4)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、折り畳んだカート1を起立姿勢で支持するための支持部33aが設けられているため、折り畳んだ状態で起立姿勢を維持することができる。
従って、カート1を所定の場所に起立姿勢で収納しようとするときに、別部材でカート1を支持する必要がないので便利であり、かつ、別部材が不要である分、カート1の製造コストを低減することができる。
(5)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、折り畳んだときに、各前輪3および各後輪4が相互に近接した状態になり、かつ、起立姿勢になったときに各前輪3が上方に配置されるとともに各支持部33aが下方に配置されるように構成されているため、折り畳んで起立姿勢にした状態で所定の場所、例えば、車のトランクなどに収納した場合に、各前輪3および各後輪4の両方が床に接触して床が汚れることがないので、衛生上の問題が発生しない。
(6)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、下方に折り畳むと、係止部材9と載置部材41とがそれぞれ下方に移動するとともにアンダーバスケット7が上下方向に圧縮され、その移動した係止部材9と、載置部材41と、上下方向に圧縮されたアンダーバスケット7とが相互に近接した状態になるため、カート1の折り畳み高さを低くすることができるので、カート1の収納スペースを小さくすることができる。
(7)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、手押しハンドル5に設けられた折り畳みボタン6を操作すると、一対の第2関節32による一対の第1支持部材11の各下端および一対の第2支持部材12の各上端のロック状態が解除され、手押しハンドル5を介してカート本体2を下方に押すと、一対の第1支持部材11がそれぞれ一対の第2関節32を回動中心として前方へ回動するとともに、一対の第2支持部材12がそれぞれ一対の第2関節32を回動中心にして後方へ回動し、かつ、一対の第3支持部材13と一対の第4支持部材14と一対の第5支持部材15と、が相互に近接するように一対の第3関節33を回動中心にして回動するように構成されている。
従って、前述した実施形態に係るカート1によれば、折り畳み高さをより一段と低くすることができるので、カート1の収納スペースをより一層小さくすることができる。
(8)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、折り畳まれたカート1の手押しハンドル5を持ち上げることにより、カート1が折り畳み前の状態に復帰するとともに、一対の第2関節32により、一対の第1支持部材11の下端および一対の第2支持部材12の上端がロック状態になるように構成されている。
従って、前述した実施形態に係るカート1によれば、手押しハンドル5を持ち上げるという単純な動作を行うだけでカート1を折り畳み前の状態に復帰させるとともに、一対の第1支持部材11の下端および一対の第2支持部材12の上端をロック状態にすることができるため、カート1を折り畳み前の状態に復帰させる作業を容易に行うことができる。
しかも、片手に荷物を持っている場合であっても、空いている方の手で手押しハンドル5を持ち上げることができるため、便利である。
(9)さらに、前述した実施形態に係るカート1によれば、折り畳んだときにカート1を起立姿勢で支持するための支持部33aが一対の第3関節33の外面にそれぞれ形成されるように構成されているため、支持部33aを見付け易いので、カート1を起立姿勢にするための作業効率を操作高めることができる。
〈他の実施形態〉
(1)前述した実施形態では、手押しハンドル5の角度(高さ)は、2段階で調節可能であったが、3段階以上に調節可能に構成することもできるし、1段階のみの調整にすることもできる。
(2)載置部材41は、店用のカゴなどの汎用カゴ、または、ペット用のカゴ(例えば、キャリーバッグ)を載置するために用いることもできる。また、アンダーバスケット7は、ペットを運ぶために用いることもできる。
1・・・カート
2・・・カート本体
3・・・前輪
3a・・キャスター
4・・・後輪
4a・・シャフト
5・・・手押しハンドル
6・・・折り畳みボタン
7・・・アンダーバスケット
8・・・マイバスケット
9・・・係止部材
11・・・第1支持部材
12・・・第2支持部材
13・・・第3支持部材
14・・・第4支持部材
15・・・第5支持部材
16・・・第6支持部材
31・・・第1関節
31a・・ハンドル角度変更部
32・・・第2関節
33・・・第3関節
33a・・支持部
41・・・載置部材

Claims (11)

  1. カート本体と、
    前記カート本体の下部に設けられた前輪および後輪と、
    前記カート本体の上部に設けられた手押しハンドルと、を備えており、折り畳み可能なカートであって、
    前記手押しハンドルは、前記カート本体に対する角度を変更可能であり、
    当該カートを下方に折り畳んだときに、前記手押しハンドルが起立姿勢を取ることができるように構成されていることを特徴とするカート。
  2. 前記カート本体は、平面視矩形の第1カゴを設けることができるように構成されており、
    前記第1カゴは、当該第1カゴ以外の汎用カゴを重ねることができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカート。
  3. 前記第1カゴとして、買い物用のカゴおよびペット用のカゴの一方から他方に交換可能であり、
    前記カート本体には、前記第1カゴの上端を係止するための係止部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカート。
  4. 折り畳んだ当該カートを起立姿勢で支持するための支持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカート。
  5. 当該カートを折り畳んだときに、前記前輪および前記後輪が相互に近接した状態になり、かつ、当該カートを起立姿勢になったときに前記前輪が上方に配置されるとともに前記支持部が下方に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のカート。
  6. 前記係止部材は枠状に形成されており、
    前記係止部材の下方には、上下方向に伸縮可能な第2カゴが配置されており、
    当該カートを下方に折り畳むと前記係止部材が下方に移動するとともに前記第2カゴが上下方向に圧縮され、その移動した前記係止部材と、上下方向に圧縮された前記第2カゴとが相互に近接した状態になることを特徴とする請求項3に記載のカート。
  7. 前記係止部材の下方には、
    前記第1カゴを載置可能な載置部材が備えられており、
    当該カートを下方に折り畳むと前記係止部材および前記載置部材がそれぞれ下方に移動するとともに前記第2カゴが上下方向に圧縮され、その移動した前記係止部材と、前記載置部材と、上下方向に圧縮された前記第2カゴとが相互に近接した状態になることを特徴とする請求項6に記載のカート。
  8. 前記カート本体には、
    自身の後部に配置されているとともに前方斜め下方に延びており、かつ、前記係止部材の左右両端の後部が上下方向に回動可能に軸支されており、左右方向に相対向する一対の第1支持部材と、
    前記一対の第1支持部材の各上端にそれぞれ設けられており、かつ、コ字状の前記手押しハンドルの各下端が上下方向に回動可能に軸支された一対の第1関節と、
    前記一対の第1支持部材の各下端にそれぞれ設けられており、当該各下端が上下方向に回動可能かつロック可能に軸支された一対の第2関節と、
    各上端が上下方向に回動可能かつロック可能に前記一対の第2関節にそれぞれ軸支されているとともに、下方に延びており、左右方向に相対向する一対の第2支持部材と、
    各上端がそれぞれ前記第1支持部材に軸支されているとともに前方斜め下方に延びており、かつ、前記一対の第2支持部材よりも前方に配置されており、左右方向に相対向する一対の第3支持部材と、
    前記一対の第3支持部材の各下端にそれぞれ設けられており、当該各下端が上下方向に回動可能に軸支された一対の第3関節と、
    各上端がそれぞれ前記第3関節に上下方向に回動可能に軸支されているとともに、前方斜め下方に延びており、左右方向に相対向する一対の第4支持部材と、
    各上端がそれぞれ前記第3関節に上下方向に回動可能に軸支されているとともに後方斜め下方に延びており、かつ、前記一対の第2支持部材の下端が上下方向に回動可能に軸支されており、左右方向に相対向する一対の第5支持部材と、
    各上端がそれぞれ前記係止部材の左右両端の前部に上下方向に回動可能に軸支されているとともに、下端が前記第2支持部材に上下方向に回動可能に軸支されており、左右方向に相対向する一対の第6支持部材と、
    前記一対の第4支持部材の各下端にそれぞれ設けられており、前記前輪がそれぞれ水平方向に旋回可能に支持された一対のキャスターと、
    前記一対の第5支持部材の各下端間を接続するように設けられており、前記後輪がそれぞれ回転可能に両端に軸支されたシャフトと、
    前記手押しハンドルに設けられており、当該カートを折り畳むときに操作するための折り畳み操作部と、が備えられており、
    前記折り畳み操作部を操作すると、前記一対の第2関節による前記一対の第1支持部材の各下端および前記一対の第2支持部材の各上端のロック状態が解除され、前記手押しハンドルを前方に倒すと、前記一対の第1支持部材がそれぞれ前記一対の第2関節を回動中心として前方へ回動するとともに、前記一対の第2支持部材がそれぞれ前記一対の第2関節を回動中心にして後方へ回動し、かつ、前記一対の第3支持部材と前記一対の第4支持部材と前記一対の第5支持部材とが相互に近接するように前記第3関節を回動中心にして回動するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のカート。
  9. 前記一対の第1関節には、
    前記カート本体に対する前記手押しハンドルの角度を変更するために操作するハンドル角度変更部がそれぞれ設けられており、当該各ハンドル角度変更部を操作することにより、前記手押しハンドルが当該一対の第1関節を回動中心にして上下方向に回動可能になることを特徴とする請求項8に記載のカート。
  10. 折り畳まれた当該カートの前記手押しハンドルを持ち上げることにより、当該カートが折り畳み前の状態に復帰するとともに、前記一対の第2関節により、前記一対の第1支持部材の下端および前記一対の第2支持部材の上端がロック状態になるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のカート。
  11. 当該カートを折り畳んだときに、当該カートを起立姿勢で支持するための支持部が前記一対の第3関節の外面にそれぞれ形成されるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のカート。
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