JP2021065614A - 天板付什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】幕板が天板下方の機能部材と干渉することなく、利用者が機能部材にアクセス可能な天板付什器を提供する。【解決手段】天板付什器100は、床面F上に設置される支持構造体5と、支持構造体5に支持された天板10と、天板10の下方の空間SF,SBを区画する幕板7と、天板10の下方に設けられた機能部材20と、を備え、幕板7は、初期位置E0から利用者が機能部材20へ下方からアクセスが可能となるアクセス位置E1,E2まで移動可能とされ、幕板7には、初期位置E0からアクセス位置E1,E2まで移動する間に機能部材20との干渉を回避する切欠き部71が形成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、天板付什器に関する。
従来から、オフィスや公共施設、医療施設等の執務空間においては、利用者が作業面(天板上面)を使用可能な天板付什器が設置されている。
天板付什器として、離間して配置された複数の脚体と、複数の脚体に支持された天板と、天板の下方に配置された幕板と、を備えた構成が知られている。幕板によって、利用者側の空間と外部空間とが区画されている。
下記の特許文献1には、幕板が幕板の板厚方向に揺動可能に設けられた天板付什器が開示されている。幕板が揺動することで、利用者に柔らかな印象を与えることができる。
特許第4168913号公報
しかしながら、特許文献1の天板付什器では、天板の下面に配線ダクト等の機能部材が設けられていると、幕板と機能部材とが干渉してしまい、幕板を設置することができなかったり、幕板を設置すると幕板が邪魔で機能部材にアクセスすることができかったりするという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、幕板が天板下方の機能部材と干渉することなく、利用者が機能部材にアクセス可能な天板付什器を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る天板付什器は、床面上に設置される支持構造体と、該支持構造体に支持された天板と、前記天板の下方の空間を区画する幕板と、前記天板の下方に設けられた機能部材と、を備え、前記幕板は、初期位置から利用者が前記機能部材へ下方からアクセスが可能となるアクセス位置まで移動可能とされ、前記幕板には、前記初期位置から前記アクセス位置まで移動する間に前記機能部材との干渉を回避する切欠き部が形成されている。
このように構成された天板付什器では、幕板には機能部材との干渉を回避する切欠き部が形成されているため、初期位置からアクセス位置まで移動する間、幕板と機能部材とが干渉することがない。また、幕板をアクセス位置まで移動させれば、利用者は機能部材にアクセスすることができる。よって、幕板が天板下方の機能部材と干渉することなく、利用者が機能部材にアクセスすることができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記切欠き部は、前記幕板の上端部に上方に開口するように形成され、前記機能部材は、前記天板の下面と前記切欠き部とに囲まれる空間に配置されていてもよい。
このように構成された天板付什器では、機能部材は、幕板の下面と幕板の上端部に形成された切欠き部とに囲まれる空間に配置されている。よって、利用者は幕板で区画される両側の空間から機能部材にアクセスすることができ、什器として使い勝手が良い。
また、本発明に係る天板付什器では、前記幕板は、上端部を中心として、前記幕板で区画される両側の空間が対向する方向に下端部が移動するように揺動可能とされていてもよい。
このように構成された天板付什器では、利用者は機能部材にアクセスする際には、幕板の上端部を中心に揺動させて、幕板で区画される両側の空間のいずれかの空間側に幕板の下端部を移動させればよい。幕板を元の位置に戻す際には、幕板の上端部を中心に揺動させて、幕板の下端部を元の位置に戻せばよい。よって、利用者は幕板の上端部を中心に揺動させれば幕板を移動させることができるため、幕板を移動させやすい。
また、本発明に係る天板付什器では、前記機能部材は、前記幕板で区画される両側の空間にまたがるように配置されていてもよい。
このように構成された天板付什器では、機能部材は幕板で区画される両側の空間にまたがるように配置されているため、利用者は両側の空間から機能部材にアクセスすることができ、什器として使い勝手が良い。
また、本発明に係る天板付什器では、前記機能部材は、前記天板上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルが配置可能とされた配線ダクトであってもよい。
このように構成された天板付什器では、機能部材は天板上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルが配置可能とされた配線ダクトであるため、天板上で使用される電子機器の配線ケーブルを収容することができ、什器として体裁及び使い勝手が良い。
また、本発明に係る天板付什器は、前記天板には、上下方向に貫通する取付孔が形成され、該取付孔には、前記機能部材の一部が配置されていてもよい。
このように構成された天板付什器では、機能部材は天板に形成された取付孔から天板の下方にまたがって配置されているため、天板上で使用される電子機器の配線ケーブルを機能部材に通過させて天板の下方に案内することができ、什器として体裁及び使い勝手が良い。
本発明に係る天板付什器によれば、幕板が天板下方の機能部材と干渉することなく、利用者が機能部材にアクセスすることができる。
本発明の一実施形態に係る天板付什器の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る天板付什器を正面から見た図である。 本発明の一実施形態に係る天板付什器を側面から見た図である。 本発明の一実施形態に係る天板付什器の幕板を正面から見た図である。 本発明の一実施形態に係る天板付什器の幕板支持部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る天板付什器の幕板支持部材を上方から見た図である。 図5のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係る天板付什器の幕板が揺動する状態を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る天板付什器の要部を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、床面Fに直交する方向を上下方向(矢印UPが上側)とし、上下方向に直交する2方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前側)及び左右方向(矢印LHが左側)として説明する。
[天板付什器]
図1は、天板付什器の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の天板付什器100は、例えばオフィスや公共施設の会議室等に設置されたテーブルである。天板付什器100は、天板ユニット1と、支持構造体5と、一対の幕板支持部材6(図2参照。以下同じ。)と、幕板7と、を備えている。
<天板ユニット>
天板ユニット1は、天板10と、配線接続システム(機能部材、配線ダクト)20と、を有している。
天板10は、例えば平面視正方形状に形成されている。但し、天板10の平面視外形は、正方形状に限らず、長方形状や円形状、三角形状等、適宜変更が可能である。天板10は、例えば木材や金属等により形成されている。
天板10上には、各種電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ等)が載置可能である。本実施形態では、電子機器D1,D2は、天板10上において、配線接続システム20を間に挟んで前後方向で対向する位置に載置されている。
天板10の中央部(前後方向及び左右方向の中央部)には、天板10を上下方向に貫通する配線挿通孔(取付孔)10hが形成されている。配線挿通孔10hは、平面視正方形状に形成されている。但し、配線挿通孔10hの平面視外形は、正方形状に限らず、長方形状や円形状、三角形状等、適宜変更が可能である。天板10における配線挿通孔10hの位置は、中央部に限らず、天板10の中央部に対して前後方向及び左右方向にずれた位置に形成されていてもよい。配線挿通孔10hは、少なくとも一部が天板10の外周縁で開放されていてもよい。
配線接続システム20は、例えば天板10上に載置される電子機器から引き出される配線を、外部電源やインターネット等に接続したり、天板10の下方に案内したりするためのものである。
配線接続システム20は、配線受けユニット21(図2及び図3参照。以下同じ。)と、接続ユニット31と、第1配線カバー41と、第2配線カバー46と、を有している。
図2は、天板付什器100を前方から見た図である。図3は、天板付什器100を左側から見た図である。
図2及び図3に示すように、配線受けユニット21は、天板10における配線挿通孔10hに対応する位置に、天板10の下方から取り付けられる。換言すると。配線受けユニット21は、天板10から下方に突出するように設けられている。
配線受けユニット21は、配線トレー22を有している。配線トレー22は、底壁部221と、前壁部222と、後壁部223(図3参照。以下同じ。)と、左壁部224と、右壁部225(図2参照。以下同じ。)と、を有している。
底壁部221は、天板10の下方において、配線挿通孔10hに対向配置されている。なお、底壁部221には、テーブルタップ等を載置してもよい。
図3に示すように、前壁部222は、底壁部221の前端縁から上方に延設されている。後壁部223は、底壁部221の後端縁から上方に延設されている。なお、後壁部223は、前壁部222と前後対称の構成とされ、説明を省略する。
図2に示すように、前壁部222は、底壁部221における左右方向の全長にわたって形成されている。前壁部222には、前壁部222を前後方向に貫通する配線通過口22aが形成されている。
配線通過口22aは、前壁部222の上端縁で開口している。配線通過口22aは、前壁部222の左右方向の中央に形成されている。但し、配線通過口22aは、前壁部222の一部を前後方向で貫通していれば、位置や数、形状等は適宜変更が可能である。例えば、配線通過口22aは、前壁部222によって全周が取り囲まれていてもよく、前壁部222の下端縁や左右方向を向く端縁で開口していてもよい。
図3に示すように、左壁部224は、底壁部221における左側端縁から上方に立設されている。配線トレー22のうち、前壁部222、後壁部及び右壁部で囲まれた部分は、配線トレー22の内外を連通させる配線通過口22bを画成している。なお、右壁部225は、左壁部224と左右対称の構成とされ、説明を省略する。
図1に示すように、接続ユニット31は、配線受けユニット21(図2参照。以下同じ。)に着脱可能に取り付けられている。接続ユニット31は、配線ボックス32と、配線ボックス32から引き出された配線ケーブルG(図3参照。以下同じ。)と、を有している。
配線ボックス32は、左右方向を長手方向とする箱型とされている。配線ボックス32の上面には、電子機器D1,D2から引き出された配線C1,C2を接続可能な電気的接続部が開口している。電気的接続部は、例えばコンセントプラグやUSB(Universal Serial Bus)コネクタ、LAN(Local Area Network)コネクタ等の受けである。
第1配線カバー41は、第1カバー本体42と、第1弾性カバー43と、を有している。
第1カバー本体42は、配線挿通孔10hの前部を上方から覆っている。第1カバー本体42の上面は、天板10の上面と同一面上に配置されている。第1カバー本体42は、配線受けユニット21に設けられた左右方向の向く第1回動軸(不図示。以下同じ)に回動可能に連結されている。
第1配線カバー41の閉位置において、第1カバー本体42のうち配線ボックス32と平面視で重なる位置には、第1カバー本体42を上下方向に貫通する露出部42hが形成されている。
露出部42hは、配線ボックス32の上面を外部に露出させている。これにより、第1配線カバー41が閉位置においても、電子機器D1,D2の配線C1,C2を電気的接続部122に接続することができる。
第1弾性カバー43は、第1カバー本体42の左右両端部及び前端部から外方に張り出している。第1弾性カバー43は、ゴム等の弾性変形可能な板状の部材である。
第1弾性カバー43は、配線挿通孔10h内において、第1カバー本体42の前端縁と配線挿通孔10hにおける前端開口縁との間の隙間を上下方向で仕切っている。第1弾性カバー43は、第1カバー本体42における左右の両端縁と配線挿通孔10hにおける左右の開口縁との間を上下方向で仕切っている。
第2配線カバー46は、第2カバー本体47と、第2弾性カバー48と、を有している。
第2カバー本体47は、配線挿通孔10hの後部を上方から覆っている。第2カバー本体47の上面は、天板10の上面と同一面上に配置されている。第2カバー本体47は、配線受けユニット21に設けられた左右方向の向く第2回動軸(不図示。以下同じ)に回動可能に連結されている。
第2弾性カバー48は、第2カバー本体47の左右両端部及び後端部から外方に張り出している。第2弾性カバー48は、ゴム等の弾性変形可能な板状の部材である。
第2弾性カバー48は、配線挿通孔10h内において、第2カバー本体47の後端縁と配線挿通孔10hにおける後端開口縁との間の隙間を上下方向で仕切っている。第2弾性カバー48は、第2カバー本体47における左右の両端縁と配線挿通孔10hにおける左右の開口縁との間を上下方向で仕切っている。
第1弾性カバー43及び第2弾性カバー48を変形させて、第1弾性カバー43及び第2弾性カバー48と配線挿通孔10hとの間の隙間を形成して、当該隙間に配線C1,C2を挿通することができる。
<支持構造体>
支持構造体5は、4本の脚部51と、2本の第1フレーム53と、2本の第2フレーム55と、を有している。支持構造体5は、天板ユニット1を下方から支持している。
各脚部51は、床面Fから上方に立設されている。脚部51は、例えば天板10の下面における各角部に対応する位置に、それぞれブラケット51aを介して取り付けられている。なお、脚部51の本数は、4本に限られず、適宜変更が可能である。
脚部51の下端部には、床面F上を走行可能なキャスタ51bが取り付けられている。但し、脚部51は、キャスタ51bを有さない構成でもよく、キャスタ51bに代えてアジャスタ等を有する構成であってもよい。
各第1フレーム53は、前後方向に延びている。第1フレーム53は、前後方向を長手方向とする直方体状をなしている。2本の第1フレーム53は、左右方向に離間して配置されている。但し、第1フレーム53の形状は、直方体状に限らず、円柱状等、適宜変更が可能である。
各第1フレーム53の長さ方向の端部は、脚部51の上部に設けられたブラケット51aに連結されている。換言すると、前後方向に離間して配置された脚部51どうしを連結している。
各第2フレーム55は、左右方向に延びている。第1フレーム53は、左右方向を長手方向とする直方体状をなしている。2本の第2フレーム55は、前後方向に離間して配置されている。但し、第2フレーム55の形状は、直方体状に限らず、円柱状等、適宜変更が可能である。
各第2フレーム55の長さ方向の端部は、第1フレーム53の長さ方向の途中部分に連結されている。換言すると、第1フレーム53と第2フレーム55とは、連結され、枠状に形成されている。
<幕板支持部材>
図4は、一対の幕板支持部材6及び幕板7を前方から見た図である。
図4に示すように、一対の幕板支持部材6は、天板10の下面に左右方向に離間して取り付けられている。
図5は、幕板支持部材6の斜視図である。
図5に示すように、各幕板支持部材6は、基台部61と、幕板支持部63と、一対のケーブル支持部65と、を有している。
基台部61は、基台底部611と、基台周壁部621と、を有している。基台底部611は、基台部61の下面を形成している。基台底部611は、左右方向に長い形状をなしている。基台底部611の左右端部は、外方に膨らんだ半円状をなしている。基台周壁部621は、基台底部611の外縁の全周から上方に立設されている。
図6は、幕板支持部材6を上方から見た図である。
図6に示すように、基台底部611には、上下方向に貫通する取付孔612が形成されている。取付孔612は、左右方向に離間して2箇所に形成されている。図7に示すように、取付孔612の下部は、拡径して形成されている。
図5に示すように、基台部61には、取付孔612の外縁から上方に立設された取付壁部614が設けられている。取付壁部614は、取付孔612の外縁の全周にわたって設けられている。
図7は、図5のA−A断面図である。
図7に示すように、取付孔612から取付壁部614に挿通された螺子615が天板10に螺合されて、幕板支持部材6は天板10に固定されている。
図5に示すように、基台周壁部621における前後方向に対向する部分どうしは、縦リブ622で連結されている。縦リブ622は、左右方向に離間して2箇所に設けられている。縦リブ622は、2箇所の取付壁部614の間に配置されている。
各縦リブ622と当該縦リブ622に近い方の取付壁部614とは、第1横リブ623で連結されている。取付壁部614と基台周壁部621の左端部及び右端部とは、第2横リブ624で連結されている。
図8は、図4のB−B断面図である。
図8に示すように、幕板支持部63は、垂下部631と、幕板係止部641と、を有している。
垂下部631は、基台部61の基台底部611における後端部且つ左右方向の中央から垂下している。幕板係止部641は、垂下部631の下端部から前方に向かって延出している。
幕板係止部641の後部642は、前方に向かうにしたがって次第に下方に向かうように形成されている。幕板係止部641の前部643は、前方に向かうにしたがって次第に上方に向かうように形成されている。換言すると、幕板係止部641は、下方に凸となる形状をなしている。
幕板係止部641の前端部644と基台部61の基台底部611との間には、空間部S1が形成されている。
図5に示すように、ケーブル支持部65は、基台部61の基台周壁部621の前後それぞれに設けられている。前側のケーブル支持部65は、基台周壁部621の前端部且つ左右方向の中央から前方に突出している。後側のケーブル支持部65は、基台周壁部621の後端部且つ左右方向の中央から後方に突出している。
ケーブル支持部65は、下方に凸となる形状をなしている、ケーブル支持部65は、前後方向に沿う鉛直断面で、略半円状をなしている。図8に示すように、ケーブル支持部65は、配線ボックス32に接続された配線ケーブルG等を支持可能とされている。
ケーブル支持部65は、幕板支持部63よりも上方に配置に配置されている。前側のケーブル支持部65は、幕板支持部63よりも前方に配置されている。後側のケーブル支持部65は、幕板支持部63よりも後方に配置されている。
<幕板>
図1に示すように、幕板7は、天板10に支持され、天板10の下方の空間を区画するものである。幕板7は、平板状に形成されている。幕板7の板厚方向は、前後方向とされている。図4に示すように、前方から見て、幕板7は左右方向に長い略長方形状をなしている。
幕板7は、多孔質状の部材からなる柔軟な板状部材である。例えば、幕板7は、繊維(例えばポリエステル繊維)が互いに絡み合った状態で多孔質状の形状とされた不織布によって形成されている。但し、幕板7は、不織布に限らず、フェルト、スポンジ、板材等によって構成されていてもよい。
幕板7の上端部には、左右方向の中央にダクト凹部(切欠き部)71が形成されている。ダクト凹部71は、幕板7の上端部に上方に開口するように切り欠かれている。ダクト凹部71は、配線受けユニット21と対応した形状をなしている。本実施形態では、ダクト凹部71は、長方形状をなしている。
ダクト凹部71には、配線接続システム20の配線受けユニット21の前後方向の略中央部分が配置されている。換言すると、配線受けユニット21は、幕板7で区画される前後両側の空間にまたがって配置されている。
幕板7の上端部には、左右方向の両端部にフレーム凹部72が形成されている。フレーム凹部72は、幕板7の上端部から下方に且つ左右方向の端部から左右方向の中央側に切り欠かれている。フレーム凹部72は、第1フレーム53よりも大きな形状をなしている。本実施形態では、フレーム凹部72は、長方形状をなしている。
フレーム凹部72の左右方向の中央側寄りには、第1フレーム53の前後方向の略中央部分が配置されている。換言すると、第1フレーム53は、幕板7で区画される前後両側の空間にまたがって配置されている。
図8に示すように、幕板7における上端面よりわずかに下方位置には、前後方向に貫通する幕板取付孔73が形成されている。幕板取付孔73は、幕板支持部材6が配置される位置に対応した位置に形成されている。
幕板取付孔73には、幕板支持部材6の幕板係止部641が挿通され、係止されている。幕板7は、上端部を中心として、前方及び後方(幕板7で区画される両側の空間が対向する方向)に下端部を移動させるように揺動可能とされている。
上記の天板付什器100において、幕板7の幕板取付孔73を、天板10の下面に固定された幕板支持部材6の幕板係止部641に係止させる際には、幕板係止部641の前端部644に幕板取付孔73を通して、幕板7を左右方向及び鉛直方向に沿う状態(初期位置)まで移動させればよい。
上記の天板付什器100では、図8に実線で示すように、通常の状態(初期位置)E0では、幕板7の板面が鉛直方向且つ左右方向に沿うように、幕板7は配置されている。幕板7は、幕板7よりも前方の空間SFと後方SBの空間とを区画している。
利用者が幕板7に前方に力を加えると、幕板取付孔73が幕板支持部材6の幕板係止部641に係止された状態で、幕板7は、上端部を中心に下端部を前方に向けるように揺動する(二点鎖線E1参照)。
図9は、天板付什器100の幕板7が揺動する状態を左側から見た図である。
図9に二点鎖線E1で示すように、幕板7が下端部を前方に向けるような位置(アクセス位置)に変位すると、利用者は、配線受けユニット21の直下及び配線受けユニット21の後方から、配線受けユニット21の配線トレー22の配線通過口22bに手を入れてアクセス可能となる。利用者は、配線通過口22bから配線ボックス32に接続された配線ケーブルGや配線ボックス32にアクセス可能となる。この状態で、幕板7のダクト凹部71には配線受けユニット21が配置され、幕板7と配線受けユニット21とは干渉していない。
また、図8に示すように、利用者が幕板7に後方に力を加えると、幕板取付孔73が幕板支持部材6の幕板係止部641に係止された状態で、幕板7は、上端部を中心に下端部を後方に向けるように揺動する(二点鎖線E2参照)。
図9に二点鎖線E2で示すように、幕板7が下端部を後方に向けるよう位置(アクセス位置)に変位すると、利用者は、配線受けユニット21の直下及び配線受けユニット21の前方から、配線トレー22の配線通過口22bに手を入れてアクセス可能となる。利用者は、配線通過口22bから配線ボックス32に接続された配線ケーブルGや配線ボックス32にアクセス可能となる。この状態で、幕板7のダクト凹部71には配線受けユニット21が配置され、幕板7と配線受けユニット21とは干渉していない。
このように構成された天板付什器100では、幕板7には配線受けユニット21との干渉を回避するダクト凹部71が形成されているため、初期位置E0からアクセス位置E1,E2まで移動する間、幕板7と配線受けユニット21とが干渉することがない。また、幕板7をアクセス位置まで移動させれば、利用者は配線受けユニット21にアクセスすることができる。よって、幕板7が天板10下方の配線受けユニット21と干渉することなく、利用者が配線受けユニット21にアクセスすることができる。
また、配線受けユニット21は天板10の下面と幕板7の上端部に形成されたダクト凹部71とに囲まれる空間に配置されている。よって、利用者は幕板7で区画される両側の空間から配線受けユニット21にアクセスすることができ、什器として使い勝手が良い。
また、利用者は配線受けユニット21にアクセスする際には、幕板7の上端部を中心に揺動させて、幕板7で区画される両側の空間のいずれかの空間側(前方または後方)に幕板7の下端部を移動させればよい。幕板7を元の位置に戻す際には、幕板7の上端部を中心に揺動させて、幕板7の下端部を元の位置に戻せばよい。よって、利用者は幕板7の上端部を中心に揺動させれば幕板7を移動させることができるため、幕板7を移動させやすい。
また、配線受けユニット21は幕板7で区画される両側(前方及び後方)の空間にまたがるように配置されているため、利用者は両側の空間から配線受けユニット21にアクセスすることができ、什器として使い勝手が良い。
また、配線受けユニット21は天板10上で使用される電子機器D1,D2に接続された配線ケーブルが配置可能とされているため、天板10上で使用される電子機器D1,D2の配線ケーブルを収容することができ、什器として体裁及び使い勝手が良い。
また、配線接続システム20は天板10に形成された配線挿通孔10hから天板10の下方にまたがって配置されているため、天板10上で使用される電子機器D1,D2の配線ケーブルを天板10の下方に案内することができ、什器として体裁及び使い勝手が良い。
(その他の変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、幕板7は、上端部を中心として、前方及び後方に下端部を向けるように揺動可能とされているが、幕板7は、初期位置から利用者が機能部材へ下方からアクセスが可能となるアクセス位置まで移動可能であればよく、本発明はこれに限られない。例えば、図10に示すように、天板10の下面に上向きC字状をなす幕板支持部材6Aが設けられていてもよい。
幕板支持部材6Aは、一対の垂下片66と、連結片67と、を有している。一対の垂下片66は、前後方向に離間して配置されている。各垂下片66は、天板10の下面から下方に延びている。連結片67は、一対の垂下片66の下端部どうしを連結している。幕板7の幕板取付孔73は、幕板支持部材6Aの連結片67に係止されている。幕板7は、連結片67に係止された状態で、二点鎖線E3に示す前方に(平行)移動可能であるとともに、二点鎖線E4に示す後方に(平行)移動可能である。
また、上述した実施形態では、配線受けユニット21は、幕板7で区画される両側の空間に配置されているが、本発明はこれに限られない。幕板7の切欠き部に機能部材の少なくとも一部が配置されていればよい。例えば、配線受けユニット21の後端部が幕板7のダクト凹部71に配置され、配線受けユニット21の残りの部分は幕板7よりも前方の空間に配置されていてもよい。あるいは、配線受けユニット21の前端部が幕板7のダクト凹部71に配置され、配線受けユニット21の残りの部分は幕板7よりも後方の空間に配置されていてもよい。
また、上述した実施形態では、機能部材として配線接続システム20を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、機能部材は第1フレーム53や天板10の下面に取り付けられた引き出し(不図示)等であってもよい。
また、上述した実施形態では、天板10には配線挿通孔10hが形成されているが、本発明はこれに限られない。天板10の下方に機能部材が設けられていればよく、例えば天板10の下方に配線トレー22だけが設けられた構成であってもよい。
また、配線受けユニット21にテーブルタップが配置されていて、利用者は、幕板7をアクセス位置まで移動させて、配線受けユニット21の下方からテーブルタップにアクセスできる構成であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…天板ユニット
5…支持構造体
6…幕板支持部材
7…幕板
10…天板
10h…配線挿通孔(取付孔)
20…配線接続システム(機能部材、配線ダクト)
21…配線受けユニット
22…配線トレー
22a,22b…配線通過口
31…接続ユニット
32…配線ボックス
41…第1配線カバー
46…第2配線カバー
51…脚部
53…第1フレーム
61…基台部
63…幕板支持部
65…ケーブル支持部
71…ダクト凹部(切欠き部)
72…フレーム凹部
73…幕板取付孔
100…天板付什器
631…垂下部
641…幕板係止部
E0…初期位置
E1,E2…アクセス位置
F…床面

Claims (6)

  1. 床面上に設置される支持構造体と、
    該支持構造体に支持された天板と、
    前記天板の下方の空間を区画する幕板と、
    前記天板の下方に設けられた機能部材と、を備え、
    前記幕板は、初期位置から利用者が前記機能部材へ下方からアクセスが可能となるアクセス位置まで移動可能とされ、
    前記幕板には、前記初期位置から前記アクセス位置まで移動する間に前記機能部材との干渉を回避する切欠き部が形成されている天板付什器。
  2. 前記切欠き部は、前記幕板の上端部に上方に開口するように形成され、
    前記機能部材は、前記天板の下面と前記切欠き部とに囲まれる空間に配置されている請求項1に記載の天板付什器。
  3. 前記幕板は、上端部を中心として、前記幕板で区画される両側の空間が対向する方向に下端部が移動するように揺動可能とされている請求項1または2に記載の天板付什器。
  4. 前記機能部材は、前記幕板で区画される両側の空間にまたがるように配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の天板付什器。
  5. 前記機能部材は、前記天板上で使用される電子機器に接続された配線ケーブルが配置可能とされた配線ダクトである請求項1から4のいずれか一項に記載の天板付什器。
  6. 前記天板には、上下方向に貫通する取付孔が形成され、
    該取付孔には、前記機能部材の一部が配置されている請求項1から5のいずれか一項に記載の天板付什器。
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