JP2021065493A - ブラシユニット及び薬剤ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】所望量の薬剤を排出できなくなってしまう事態を防止するブラシユニット及び薬剤ケースを提供する。【解決手段】本発明に係る薬剤ケースは、薬剤を収容し、且つ、薬剤の排出口が底部に設けられたケース本体と、ケース本体の内部に配置され、且つ、回転軸回りに回転する回転部材とを備える薬剤ケースに取り付けられ、回転部材上の薬剤を掻き上げるブラシユニットであって、ケース本体の内面に固定される固定部材と、固定部材に植毛されたブラシと、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、錠剤等の薬剤を収容及び排出する薬剤ケースに設けられるブラシユニット、及びブラシユニットを備えた薬剤ケースに関する。
従来、1つまたは複数の薬剤ケースを備える薬剤供給装置が用いられている。このような薬剤供給装置においては、錠剤又はカプセル剤等の薬剤は種類毎に分別されて薬剤ケースに収容されている。薬剤ケースから薬剤を所望量つまり所望数排出するためには、薬剤を1つずつ排出する必要がある。また、薬剤の大きさ及び形状は、薬剤によって異なる。
特許文献1には、薬剤を1つずつ排出すべく、薬剤排出部を構成する筒体を、薬剤の大きさ及び形状に応じて交換することが可能な薬剤ケースが開示されている。
特開平08−164904号公報
筒体の薬剤投入部から薬剤排出部へ到る通路において、薬剤の形状や向き等によっては、薬剤が通路に引っ掛かって薬剤排出部までうまく到達できないことがある。このような場合、所望量の薬剤を排出することが困難となるため、改善が要望されている。
本発明は、所望量の薬剤を排出できなくなってしまう事態を防止するために、薬剤ケース内に設けられるブラシユニットを提供することを課題とする。
本発明に係るブラシユニットは、薬剤を収容し、且つ、前記薬剤の排出口が底部に設けられたケース本体と、前記ケース本体の内部に配置され、且つ、回転軸回りに回転する回転部材とを備える薬剤ケースに取り付けられ、前記回転部材上の前記薬剤を掻き上げるブラシユニットであって、前記ケース本体の内面に固定される固定部材と、前記固定部材に植毛されたブラシと、を備える。
本発明に係る薬剤ケースは、薬剤を収容し、且つ、前記薬剤の排出口が底部に設けられたケース本体と、前記ケース本体の内部に配置され、且つ、回転軸回りに回転する回転部材と、前記ケース本体の内面に固定された固定部材と、前記固定部材に植毛されたブラシとを備え、前記回転部材上の前記薬剤を掻き上げるブラシユニットと、を備える。
本発明によれば、所望量の薬剤を排出できなくなってしまう事態を防止することができる。
一実施形態に係る薬剤ケースの斜視図。 ケース本体の上面図。 ケース本体の断面側視図。 ブラシユニットの斜視図。 回転部材が回転し、ブラシが回転部材に接触して撓んだ状態を示した図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る薬剤ケースについて説明する。
図1は、本実施形態に係る薬剤ケース1の斜視図である。薬剤ケース1の外観は、ケース本体11、蓋12、横蓋13等で構成されている。また、薬剤ケース1の内部には、回転部材20が配置されている。回転部材20については、後に詳細に説明する。
ケース本体11は、数百錠の薬剤を収容する。ケース本体11の上部には、薬剤の入口となる上部開口(11O)が設けられている。ケース本体11の上部には、蓋12がヒンジ等を介して取り付けられており、蓋12はケース本体11の上部開口11Oを開閉する。
また、ケース本体11の側部には、側部開口(不図示)が設けられているとともに、この側部開口を覆うように横蓋13が取り付けられている。
ケース本体11の上側部分は、ケース本体11の中心軸に垂直な断面がほぼ正方形の形状に形成されている。一方、ケース本体11の下側部分は、ケース本体11の中心軸に垂直な断面が円形状に形成されている。換言すれば、ケース本体11の下側部分は円筒形状を有する。回転部材20は、ケース本体11の下側部分の内部に配置される。
ケース本体11の上部開口11O付近には、ブラシユニット50が取り付けられている。ブラシユニット50については、後に詳細に説明する。
図2は、ケース本体11の上面図である。図2では、図1に示す蓋12が開かれた状態のケース本体11を上から見た状態が示されている。図2では、ケース本体11の内部に配置されている回転部材20の図示は省略されている。このため、図2では、上部開口11Oを通して、ケース本体11の底部11aが見えている。底部11aは、ほぼ円形状に形成されている。
ケース本体11の底部11aには、薬剤が排出される排出口11b及び駆動軸挿入口11cが設けられている。駆動軸挿入口11cは、ケース本体11内に回転部材20が配置された状態で、回転部材20を回転させる駆動軸(不図示)が挿入される開口である。回転部材20の回転軸と、この駆動軸の回転中心とは一致している。なお、駆動軸は、薬剤ケース1が取り付けられる薬剤供給装置が備える部材であり、この薬剤供給装置が備えるモータによって回転駆動される。
図3は、ケース本体11の断面側視図である。図3には、ケース本体11の内部における、底部11aの上に配置された回転部材20を側面から見た様子が示されている。また、図3には、ケース本体11の断面が示されている。
回転部材20は、駆動軸挿入口11cを介して連結される駆動軸(不図示)により、自身の回転軸回りに回転する部材である。
回転部材20は、第1の側壁部材21、第2の側壁部材22、及び第3の側壁部材23を有している。また、回転部材20は、第1の側壁部材21、第2の側壁部材22、及び第3の側壁部材23の上方に配置された傾斜板24、及び上部部材25を有している。
回転部材20は、鉛直方向に延びる回転軸を有し、この回転軸回りに回転対称な形状を有している。具体的には、回転部材20は、回転軸を含む鉛直面を境に対象な2つの斜面を有する切り妻屋根状(逆V字状)に形成された上部部材25を備えている。この斜面は、回転部材20の周方向に沿って高さが変化する。上部部材25には、回転軸回りに180度離れた位置に2つの切り欠きが設けられている。
傾斜板24は、上部部材25の斜面に設けられている。傾斜板24は、円弧がケース本体11の内面側となるように設けられた扇形面を有する。傾斜板24の扇形面、上部部材25の斜面、及び円筒形状を有するケース本体11の下側部分の内面によって、通路P1が構成される。従って、通路P1は、回転部材20の平面視において、回転部材20の回転軸を中心としたほぼ扇形形状を有する。この通路P1は、上部開口11Oからケース本体11内に収容されている薬剤Mを、1つずつ排出口11bまで案内する通路Pの一部である。通路P1は、本発明の薬剤経路の一例である。
傾斜板24の扇形面と、ケース本体11の内面との距離(通路P1の幅)は、薬剤Mが所望の向きを向いている場合の薬剤Mの厚みに対応する一定の距離となっている。所望の向きとは、例えば薬剤Mの断面形状が扁平(例えば楕円)である場合に、薬剤Mの厚み方向(短径方向)が回転部材20の径方向と一致する向きである。換言すれば、傾斜板24の扇形面と、ケース本体11の内面との距離は、薬剤Mの幅方向(長径方向)の長さより短くなっている。これにより、薬剤Mが回転部材20の径方向と一致する姿勢となることが防止される。
詳細な説明は省略するが、傾斜板24の扇形面とケース本体11の内面との距離(通路P1の幅)は、薬剤Mの大きさまたは形状に応じて、変更可能に構成されていてもよい。
このような構成により、上部部材25の切り欠きから通路P1に入り込む薬剤Mは、厚み方向(短径方向)が回転部材20の径方向と一致する向きとなるため、上部部材25の斜面に沿って通路P1を好適に1つずつ転がり落ちる。
通路P1の下端部まで到達した薬剤Mは、第1の側壁部材21、第2の側壁部材22、第3の側壁部材23、及びケース本体11の内面によって構成される通路P2により、ケース本体11の底部11aまで案内される。通路P2は、ケース本体11内部で薬剤Mを上から下に向かって通過させる領域である。通路P2の上端部は、通路P1の下端部に接続されている。
薬剤Mを所望の向きで底部11aまで案内するため、通路P2を構成する第1の側壁部材21と第2の側壁部材22との距離(通路P2の幅)は、薬剤Mの幅方向(長径方向)の長さとほぼ同じ距離となっている。また、通路P2を構成する第3の側壁部材23とケース本体11の内面との距離(通路P2の奥行き)は、薬剤Mの厚み方向(短径方向)の長さとほぼ同じ距離となっている。詳細な説明は省略するが、第1の側壁部材21と第2の側壁部材22との距離、及び、第3の側壁部材23とケース本体11の内面との距離は、薬剤Mの大きさまたは形状に応じて、変更可能に構成されていてもよい。
回転部材20は、上部部材25以外の部材、例えば第1の側壁部材21を、2つずつ有している。それらの部材は、回転軸を挟んで対象となる位置に配置されている。したがって、回転部材20は、自身の回転軸回りに180度回転する毎に、同じ部材が同じ位置に位置することになる。よって、回転部材20が180度回転する毎に、通路P2は排出口11b(図2参照)の上に位置する。従って、通路P2を通って底部11aまで案内された薬剤は、回転部材20が回転して通路P2が排出口11bの上に来たとき、排出口11bからケース本体11の外部へ排出される。
以上説明したような構成を有する薬剤ケース1において、収容されている薬剤が上部部材25の切り欠きから通路P1へ入り込むところで、薬剤の向きが所望の向きではなかった場合、薬剤が通路P1の入口を塞ぐような形で詰まってしまう事態が生じうる。このような薬剤による通路P1の詰まりを解消するため、薬剤ケース1は、ブラシユニット50を有する。以下では、図1〜図5を参照して、ブラシユニット50について詳細に説明する。
図4は、ブラシユニット50の斜視図である。ブラシユニット50は、平面視においてUの字形状に形成された固定部材51と、ブラシ52と、を有する。図4では、ブラシユニット50がケース本体11から取り外された状態が示されている。
固定部材51は、ケース本体11の上部開口11O付近に、ケース本体11の内面に沿って押し当てられることにより、ブラシユニット50をケース本体11に固定する部材である。すなわち、ブラシユニット50は、固定部材51により、ケース本体11の内面に着脱自在に固定される。図1には、固定部材51によってケース本体11に固定された状態のブラシユニット50が、実線及び点線で示されている。
固定部材51は、本体部53と、互いに対向する一対の押し当て部54,54と、により構成される。本体部53、及び一対の押し当て部54は、それぞれ板状の部材である。本体部53の長手方向における両端部に一対の押し当て部54,54が接続されることにより、固定部材51が構成されている。本体部53の長手方向における中心部付近には、ブラシ52が設けられている。
ブラシユニット50がケース本体11から取り外された状態において、一対の押し当て部54,54は、先端部が互いから離反するように、固定部材51に接続されている。これにより、一対の押し当て部54,54は、ブラシユニット50の平面視において、平行ではない形状、つまり、日本語のカタカナのハの字形状を構成する。
一対の押し当て部54,54の先端部同士の距離は、ブラシユニット50がケース本体11から取り外された状態において、ケース本体11の互いに対向する内面同士の距離よりも大きい。そして、固定部材51の少なくとも一部である、本体部53と一対の押し当て部54,54との接続部付近の部材は、弾性を有する材料(樹脂等)で形成されている。固定部材51全体が弾性を有する材料で形成されていてもよい。
ブラシユニット50がケース本体11に取り付けられる際には、一対の押し当て部54,54の先端部同士の距離が互いに近づくように押さえつけられた状態で、ケース本体11の上部開口11Oから固定部材51の全体が挿入される。この状態で押し当て部54を押さえつける力が解除されることで、一対の押し当て部54,54が弾性力によりケース本体11の内面に押し当てられ、密着する。このため、押し当て部54とケース本体11の内面との間に働く摩擦力により、図2等に示すように、固定部材51がケース本体11にしっかりと固定される。
本実施の形態では、図1に示すように、ケース本体11の内面、かつ上部開口11Oから押し当て部54のほぼ短手方向の幅だけ下側に、リブ11Rが設けられている。リブ11Rは、本発明の突部の一例である。固定部材51は、このリブ11Rが押し当て部54と接触して支持されている。これにより、ブラシユニット50がケース本体11の下方にずり落ちないようになっている。なお、図1ではケース本体11の紙面手前側の内面に設けられたリブ11Rについてのみ図示しているが、ケース本体11の紙面奥側の内面にも同様のリブが設けられていてもよい。
ブラシ52は、ブラシユニット50がケース本体11に取り付けられた状態で、下方へ延在するように、固定部材51の一部に取り付けられている。より詳細には、ブラシ52は、本体部53の長手方向のほぼ中央に取り付けられている。
ブラシ52は、本体部53に植毛された多数の毛材を有する。なお、本実施の形態では、多数の毛材が一体となって図示されており、多数の毛材のそれぞれの図示は省略されている。ブラシ52の多数の毛材は、弾性を有する材料、例えば合成樹脂(ポリプロピレン等)で形成されている。
ブラシ52の本体部53への取り付け位置は、ブラシユニット50がケース本体11に取り付けられた状態で、ケース本体11の平面視において、駆動軸挿入口11cを挟んで、排出口11bの反対側となるような位置である(図2参照)。上述したように、回転部材20は、駆動軸挿入口11cを介して挿入された駆動軸を回転軸として回転する。従って、換言すれば、ブラシ52は、回転部材20の回転軸を挟んで排出口11bの反対側の位置に配置される。
ブラシ52は、回転部材20が回転したときに、回転部材20の上部部材25上にある薬剤(特に、通路P1の入口に詰まった薬剤)を掻き上げるためのものである。ブラシ52は、ブラシユニット50がケース本体11に取り付けられた状態で、ブラシ52の先端部(下端部)が上部部材25上の通路P1の一部と接する位置となるように、本体部53に取り付けられている。ブラシ52の長さは、ブラシユニット50がケース本体11に取り付けられた状態で、ブラシ52の先端部(下端部)が通路P1の下端部、すなわち通路P1と通路P2との接続部付近まで延びるような長さに形成されている。
上述したように、回転部材20の上部部材25は、切り妻屋根状の2つの斜面を有し、通路P1はこの斜面上に構成されている。そして、この斜面は、回転部材20の周方向に沿って高さが変化する。このため、ブラシ52の下端部が通路P1の下端部付近に位置した状態で、回転部材20が回転すると、ブラシ52の下端部が上部部材25の斜面と接触する位置は、次第に高くなっていく。上述したように、ブラシ52は弾性を有する材料で形成されているため、ブラシ52の下端部が上部部材25の斜面と接触した状態で、さらに回転部材20が回転することにより、図5に示すように、ブラシ52は、斜面と接触する側から反対方向に撓みながら、通路P1と接触し続ける。これにより、通路P1のどこかで薬剤Mが引っ掛かっていたとしても、ブラシ52により薬剤Mが掻き上げられ、詰まりが解消される。図5は、回転部材20が回転し、ブラシ52が回転部材20に接触して撓んだ状態を示した図である。図5は、図3と同様に、ケース本体11の内部における、底部11aの上に配置された回転部材20を側面から見た様子が示されている。
上述したように、ケース本体11の平面視において、ブラシ52は回転部材20の回転軸を挟んで排出口11bの反対側の位置に配置されている。従って、ブラシ52によって通路P1の詰まりが解消されてから、通路P2が排出口11bの上に位置するようになるまで、回転部材20が半回転するだけの猶予時間が生じる。通路P2内に薬剤が配置されていない場合には、この猶予時間に新たな薬剤が通路P1を通って通路P2内に配置されうる。このため、ブラシ52による通路P1の詰まり解消が行われた場合でも、通路P2が排出口11bの上に位置したタイミングで薬剤が排出されない事態を防止することができる。
以上のように構成された薬剤ケース1は、次のように使用される。
通路P(P1及びP2)の幅及び奥行きが変更可能である場合、ケース本体11の内部に収容される薬剤Mの大きさ及び形状に合わせて、通路P1及びP2の幅及び奥行きが設定される。
次に、通路P2内に仕切り部材(不図示)が取り付けられる。
仕切り部材は、底部11aの上面から仕切り部材の下面までの距離が、通路Pを通過する薬剤Mの高さよりもわずかに大きくなるように、横蓋13に設けられた複数の仕切り部材挿入口の一つに挿入される。
この仕切り部材は、通路P2の内部に複数の薬剤Mが縦に一列に並んで配置されているとき、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mの間に入り込む。このため、通路P2が排出口11bの上に位置したとき、一番下の薬剤Mのみが、排出口11bから落下する。つまり、仕切り部材が、薬剤Mの高さに対応した適切な位置に取り付けられることによって、薬剤Mは、確実に1つずつ、排出口11bから排出される。
以上のように通路Pの幅及び奥行きが設定されるとともに、仕切り部材が取り付けられた後、ケース本体11に多数の薬剤Mが収容される。続いて、回転部材20に駆動軸が接続されるように、薬剤ケース1が薬剤供給装置に取り付けられる。
薬剤供給装置が備えるモータが回転すると、駆動軸を介して回転部材20が回転し、傾斜板24及び上部部材25によって、薬剤Mが通路P1内に案内される。
通路P1に入り込んだ薬剤Mが通路P2まで案内されるまでの間に、通路P1の一部に薬剤Mが引っ掛かって詰まりが生じたとしても、ブラシ52が回転部材20の回転に伴い通路P1を掻き上げるため、詰まりが解消される。これにより、通路P1を介して薬剤Mが所望の向きで通路P2内へ案内される。
この状態で回転部材20が回転し、通路P2が排出口11bの近くに来ると、通路P2内の薬剤Mのうち、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に仕切り部材が進入する。このとき、一番下の薬剤Mは、底部11aの上に載っており、それ以外の薬剤Mは、直接又は間接に仕切り部材の上に載る。さらに回転部材20が回転し、通路Pが排出口11bの上に来ると、一番下の薬剤Mだけが排出口11bを通じて底部11aの下方に落下する。
よって、薬剤供給装置は、薬剤ケース1が備える回転部材20を回転させることによって、薬剤Mを1つずつ、所望の位置、例えば、薬剤包装部に供給することができる。
<作用、効果>
本発明の実施形態に係るブラシユニット50は、薬剤を収容し、且つ、薬剤の排出口11bが底部11aに設けられたケース本体11と、ケース本体11の内部に配置され、且つ、回転軸回りに回転する回転部材20とを備える薬剤ケース1に取り付けられ、回転部材20上の薬剤を掻き上げるブラシユニット50であって、ケース本体11の内面に固定される固定部材51と、固定部材に植毛されたブラシ52と、を備える。
このような構成により、回転部材20上で薬剤が引っかかり詰まってしまっても、ブラシ52によって詰まりが解消される。
本発明の実施形態において、固定部材51は、ケース本体11の内面に着脱自在に固定される。
このような構成により、ブラシ52が経年等により劣化した場合でも、ブラシユニット50を容易に交換することができる。
本発明の実施形態において、固定部材51は、互いから離反するようにケース本体11の内面に押し当てられる一対の押し当て部54,54を有する。
このような構成により、一対の押し当て部54,54は、弾性力によりケース本体11の内面に押し当てられ、密着する。従って、押し当て部54とケース本体11の内面との間に働く摩擦力により、固定部材51をケース本体11にしっかりと固定することができる。
本発明の実施形態において、固定部材51は、ケース本体11の内面のリブ11R(突部)の上に配置される。
このような構成により、ケース本体11の内面に取り付けられたブラシユニット50が下方にずり落ちることが好適に防止される。
本発明の実施形態において、ブラシ52は、合成樹脂製である。このような構成により、ブラシ52は弾性を有し、薬剤を破壊することなく、好適に薬剤を掻き上げることができる。
本発明の実施形態において、ブラシ52は、回転軸を挟んで、排出口11bの反対側の位置に配置される。
このような構成により、ブラシ52によって薬剤の詰まりが解消されてから、新たな薬剤が排出口11bの上に到達するまで、回転部材20が半回転するだけの猶予時間が生じる。このため、ブラシ52による通路P1の詰まり解消が行われた場合に、薬剤が排出されない事態を防止することができる。
本発明の実施形態において、ケース本体11と、回転部材20は、薬剤が所定の姿勢となった場合に通過可能となる通路P1(薬剤経路)を形成し、ブラシ52は、固定部材51がケース本体11の内面に固定され、且つ、回転部材20が回転する際に、撓みながら薬剤及び通路P1の底面に接触することが可能な長さを有している。
このような構成により、ブラシ52は、回転部材20の回転に伴い、通路P1における薬剤の詰まりを好適に解消することができる。
本発明の実施形態において、通路P1の底面は、回転部材20の周方向に沿って高さが変化する斜面である。
このような構成により、ブラシ52は、回転部材20の回転に伴って、通路P1と撓みながら接触する。これにより、通路P1における薬剤の詰まりを好適に解消することができる。
以上、一実施形態に係る薬剤ケース1及びこれを備える薬剤供給装置について説明してきたが、本発明に係る薬剤ケース1がこれまでに説明したものに限られないことは言うまでも無い。
上述した実施形態では、回転部材20が切り妻屋根形状の斜面を2つ有する上部部材25を備える例について説明したが、本発明はこれに限られない。回転部材の上部部材は、例えば平坦面(回転軸に垂直な平面)に形成されていてもよい。このような場合、ブラシの長さは、上部部材の平坦面に常に接触する長さであることが望ましい。
本発明は、錠剤やカプセル剤等の薬剤を1つずつ排出する薬剤ケース及びそのような薬剤ケースを備える薬剤供給装置に好適に適用することができる。
1 薬剤ケース
11 ケース本体
11a 底部
11b 排出口
11c 駆動軸挿入口
12 蓋
13 横蓋
20 回転部材
21 第1の側壁部材
22 第2の側壁部材
23 第3の側壁部材
24 傾斜板
25 上部部材
50 ブラシユニット
51 固定部材
52 ブラシ
53 本体部
54 押し当て部
P 通路
M 薬剤

Claims (9)

  1. 薬剤を収容し、且つ、前記薬剤の排出口が底部に設けられたケース本体と、前記ケース本体の内部に配置され、且つ、回転軸回りに回転する回転部材とを備える薬剤ケースに取り付けられ、前記回転部材上の前記薬剤を掻き上げるブラシユニットであって、
    前記ケース本体の内面に固定される固定部材と、
    前記固定部材に植毛されたブラシと、を備える、
    ブラシユニット。
  2. 前記固定部材は、前記ケース本体の内面に着脱自在に固定される、
    請求項1に記載のブラシユニット。
  3. 前記固定部材は、互いから離反するように前記ケース本体の内面に押し当てられる一対の押し当て部を有する、
    請求項1または2に記載のブラシユニット。
  4. 前記固定部材は、前記ケース本体の内面の突部の上に配置される、
    請求項1から3のいずれかに記載のブラシユニット。
  5. 前記ブラシは、合成樹脂製である、
    請求項1から4のいずれかに記載のブラシユニット。
  6. 前記ブラシは、前記回転軸を挟んで、前記排出口の反対側の位置に配置される、
    請求項1から5のいずれかに記載のブラシユニット。
  7. 前記ケース本体と、前記回転部材は、前記薬剤が所定の姿勢となった場合に通過可能となる薬剤経路を形成し、
    前記ブラシは、前記固定部材が前記ケース本体の内面に固定され、且つ、前記回転部材が回転する際に、撓みながら前記薬剤及び前記薬剤経路の底面に接触することが可能な長さを有している、
    請求項1から6のいずれかに記載のブラシユニット。
  8. 前記薬剤経路の底面は、前記回転部材の周方向に沿って高さが変化する斜面である、
    請求項7に記載のブラシユニット。
  9. 薬剤を収容し、且つ、前記薬剤の排出口が底部に設けられたケース本体と、
    前記ケース本体の内部に配置され、且つ、回転軸回りに回転する回転部材と、
    前記ケース本体の内面に固定された固定部材と、前記固定部材に植毛されたブラシとを備え、前記回転部材上の前記薬剤を掻き上げるブラシユニットと、を備える、
    薬剤ケース。
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