JP2021064909A - 通信システム、情報処理装置、無線端末、情報処理装置の制御方法、無線端末の制御方法、および、プログラム - Google Patents

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【課題】上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式による通信システムにおいて、無線端末から送信されたデータ同士の衝突を低減すること。【解決手段】基地局200との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末100A〜100Cと、無線端末との間で通信を行う情報処理装置300Aとを備える通信システムであって、情報処理装置は、複数の無線端末間における基地局へのデータの送信に関する順序を設定する設定部330と、所定の順序に基づき複数の無線端末へ基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する通信制御部310とを備える。無線端末は、情報処理装置から指示情報を受信したことに応じてデータを基地局へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、通信システム、情報処理装置、無線端末、情報処理装置の制御方法、無線端末の制御方法、および、プログラムに関する。
第4世代移動通信システム(4G)の通信方式であるLTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)等では、通信端末は、基地局に無線リソース(周波数チャネル、タイムスロット)の割当要求を行い、基地局から上りリンクでのデータ送信許可(グラント)を取得してからデータを送信する。この方式では、無線リソースが基地局により一元管理され、複数の通信端末から基地局へ送信されたデータ同士の衝突が発生しない。
ここで、近年広がりを見せるIoT(Internet of Things)では、ネットワークに接続された機器それぞれに備えられた、膨大な数の無線端末から、小容量のデータを、低遅延で基地局に送信する必要がある。しかしながら、上述した4Gの通信システムを用いてこれらのデータを送信する場合、小容量である送信すべきデータに対し、グラントを得るための制御信号のオーバヘッドが大きくなる。また、機器の制御を低遅延で行うことが要求されるIoTにおいて、割当要求及びグラントの送受信といった、制御信号のやり取りによる遅延は好ましくない。
そこで、第5世代移動通信システム(以降、「5G」とも称する)の無線アクセス方式である5G−mMTC (massive machine type communication:大量マシン通信)では、無線端末から基地局への上りリンクでのデータ送信にあたって、基地局からの許可(グラント)を不要とするグラントフリー(Grant free)方式が検討されている(例えば、非特許文献1)。これにより、基地局と無線端末間での制御信号のやり取りを不要にできるとともに、低遅延を実現できることが知られている。
R1-1704222,"Grant-free transmission for UL URLLC," Huawei, HiSilicon, 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #88b, April 2017. インターネット、<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Meetings3GPPSYNC/RAN1/Docs/R1-1704222.zip>
グラントフリー方式では、基地局と無線端末間での制御信号のやり取りを不要とすることができるが、基地局によって無線リソースが管理されないため、膨大な数の無線端末から送信されたデータ同士の衝突が発生する可能性がある。すなわち、ある無線端末から送信された信号の送信時刻(又は基地局における受信時刻)と周波数帯が、他の無線端末から送信された信号の送信時刻(又は基地局における受信時刻)と周波数帯に一致する可能性がある。そして、衝突が発生した場合、無線端末によるデータの再送信や、基地局側におけるデータの分離・復元といった制御が必要になる。このため、データの衝突をできるだけ少なくすることが求められていた。
本発明は、上りリンクにおける送信に関する許可(グラント)を必要としない方式による通信システムにおいて、無線端末から送信されたデータ同士の衝突を低減する通信システム、情報処理装置、無線端末、情報処理装置の制御方法、無線端末の制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る通信システムは、基地局と、基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムであって、情報処理装置は、複数の無線端末のうち自装置と関連付けられた2以上の無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録部と、無線端末群に含まれる無線端末間における、基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定する設定部と、所定の順序に基づき、無線端末群に含まれる無線端末へ、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する送信制御部と、を備え、無線端末群に含まれる無線端末は、情報処理装置から指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを基地局へ送信する送信制御部を備える。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、情報処理装置は、指示情報を送信した無線端末から、基地局へのデータの送信が完了した旨の情報を受信するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信を待機してもよい。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、情報処理装置は、指示情報を無線端末に送信してから所定の時間が経過するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信を待機してもよい。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、情報処理装置は、自装置と無線端末群に含まれる無線端末との間の通信が確立された順に、所定の順序を設定してもよい。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、情報処理装置は、無線端末群に含まれる無線端末へ、基地局へ送信すべきデータの有無を一斉に問い合わせた結果に基づき、所定の順序を設定してもよい。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、情報処理装置は、無線端末群に含まれる無線端末から、基地局へ送信すべきデータを有する旨を示す情報を受信したことに基づき、所定の順序を設定してもよい。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、情報処理装置は、所定の条件を満たす場合、無線端末群に含まれる無線端末を更新してもよい。
本発明の一実施形態による通信システムにおいて、複数の無線端末は、基地局との間で第1通信方式で通信を行い、情報処理装置は、無線端末との間で、第1通信方式とは異なる第2通信方式で通信を行ってもよい。
本発明の一実施形態による通信システムは、複数の情報処理装置を備え、複数の情報処理装置は、自装置と関連付けられた2以上の無線端末を含む、それぞれの無線端末群に関する情報に基づいて、それぞれの無線端末群に含まれる無線端末間で設定された所定の順序に基づき、それぞれの無線端末群に含まれる無線端末へ、指示情報を送信してもよい。
本発明の一実施形態による情報処理装置は、基地局と、基地局との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムにおける情報処理装置であって、複数の無線端末のうち自装置に関連付けられた2以上の無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録部と、無線端末群に含まれる無線端末間における、基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定する設定部と、所定の順序に基づき、無線端末群に含まれる無線端末へ、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する送信制御部と、を備える。
本発明の一実施形態による無線端末は、基地局と、基地局との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムにおける無線端末であって、自端末に関連付けられた情報処理装置に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録部と、自端末に関連付けられた情報処理装置から、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを基地局へ送信する送信制御部と、を備える。
本発明の一実施形態による情報処理装置の制御方法は、基地局と、基地局との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムにおける情報処理装置の制御方法であって、複数の無線端末のうち自装置に関連付けられた2以上の無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させるステップと、無線端末群に含まれる無線端末間における、基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定するステップと、所定の順序に基づき、無線端末群に含まれる無線端末へ、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信するステップと、を含む。
本発明の一実施形態による無線端末は、基地局と、基地局との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムにおける無線端末の制御方法であって、自端末に関連付けられた情報処理装置に関する情報を所定の記憶部に記憶するステップと、自端末に関連付けられた情報処理装置から、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを基地局へ送信するステップと、を含む。
本発明の一実施形態によるプログラムは、基地局と、基地局との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムにおける情報処理装置に、複数の無線端末のうち自装置に関連付けられた2以上の無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録機能と、無線端末群に含まれる無線端末間における、基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定する設定機能と、所定の順序に基づき、無線端末群に含まれる無線端末へ、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する送信機能と、を実現させる。
本発明の一実施形態によるプログラムは、基地局と、基地局との間で上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、を備える通信システムにおける無線端末に、自端末に関連付けられた情報処理装置に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録機能と、自端末に関連付けられた情報処理装置から、基地局へのデータの送信を指示する指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを基地局へ送信する送信機能と、を実現させる。
本発明によれば、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式による通信システムにおいて、通信端末から送信されたデータ同士の衝突を低減する通信システム、情報処理装置、無線端末、情報処理装置の制御方法、無線端末の制御方法、および、プログラムを提供することができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成例を示す図、(b)は、本発明の一実施形態による上りリンクの無線リソースの概略図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び無線端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線端末群に関する情報テーブルの一例である。 本発明の一実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るシーケンス図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成例を示す図、(b)は、本発明の一実施形態による上りリンクの無線リソースの概略図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る無線端末群が更新される場合の説明図である。 発明の一実施形態に係る情報処理装置及び無線端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。 (a)、(b)は、グランドフリー方式による課題の説明図である。
以下、諸図面を参照しながら、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
<システム構成>
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。通信システム400は、IoTのネットワークを実現するシステムであって、例えば、各家庭、オフィス、施設、工場等に設置された各種のメーターやセンサーからの情報の収集・制御を遠隔で行うためのシステムである。メーターが測定する測定対象としては特に限定されるものではないが、例えば、ガス、水道、石油、電気等であってよい。また、通信システム400としては、道路や鉄道等の劣化(ひび割れ、異常振動等)を検知するセンサーのネットワーク、工場や施設内の温度、発熱等を検知するセンサーのネットワーク、家庭内における、電子機器や電化製品の起動・停止状態、ペットの居場所、ドアの施錠状態等を検知するネットワーク等であってよいが、これらに限られるものではない。
図1に示すように、通信システム400は、複数の無線端末100(100A〜100F)と、基地局200と、情報処理装置300(300A)とを含む。無線端末100は、図示しない機器(メーター、センサ、電子機器等)の外部に接続されてもよいし、機器の内部に、例えば通信ボードとして組み込まれていてもよい。なお、図1(a)では、無線端末100A〜100Gが示してあるが、通信システム400に含まれる無線端末の数はこれに限られるものではなく、これ以上、これ以下であってもよい。また、無線端末間の距離は、実際の物理的な距離を表すものではない。なおこれ以降、特に区別する必要が無い場合、符号における英字は省略して説明する。
基地局200は、5Gの通信規格に係る基地局であって、無線端末100との間で、第1通信方式を用いた通信を行う。なお、グラントフリー方式のように、無線端末100からの上りリンクでのデータ送信において、基地局200からの送信許可(グラント)を不要とする(上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない)通信方式であれば、基地局200は、5Gに限られるものでなくてもよい。また、「第1通信方式」との記載は、これ以降に説明する「第2通信方式」と区別するためであって、グラントフリー方式を指すものではないことに留意されたい。なお、第1通信方式及び第2通信方式に関しては後述する。
<本発明の概要>
ここで、図1及び図13を用いて、本発明の概要について説明する。図13は、グラントフリー方式を用いた場合に生じ得る問題の説明図である。図13(a)に示す通信システム400′と、本発明の一実施形態による、図1に示す通信システム400とは、通信システム400′が情報処理装置300(300A)を含まない点で異なる。
図13(a)に示す通信システム400′において、複数の無線端末100A〜100Fは、自端末が有するデータを、グラントフリー方式で基地局200へ送信する。図13(b)は、この場合の上りリンクの無線リソースの概略図である。無線端末100が基地局200へ送信するデータは小容量であり、データの送信に要する時間は数秒であっても、膨大な数の無線端末100がグラントフリー方式でデータを送信した場合、データ同士の衝突が生じ得る。図13(b)の例では、無線端末100Bが送信したデータ10Bと、無線端末100Cが送信したデータ10Cとの衝突20が、また、無線端末100Eが送信したデータ10Eと、無線端末100Fが送信したデータ10Fとの衝突21が生じている。
図1(a)に戻ると、上述の問題に対し、本発明の一実施形態によれば、情報処理装置300を含む無線端末群30(30A)が生成される。詳細は後述するが、情報処理装置300は、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A〜100C間で、基地局200へデータを送信する順序を設定し、無線端末100A〜100Cは、設定された順序に基づいて基地局200へデータを送信する。ここで、情報処理装置300は、基地局200との通信(連携)を行うことがない。従って、図1(b)に示すように、無線端末群30Aにおいては、データが順に送信され、図13(b)におけるデータの衝突20が生じることがないという効果を奏することが可能となる。以上が、本発明の概要である。
<ハードウェア構成>
次に、図12を用いて、情報処理装置300及び無線端末100のハードウェア構成について説明する。
情報処理装置300は、プロセッサ301と、メモリ302と、ストレージ303と、入出力インタフェース(I/F)304と、通信I/F305との協働により、本実施形態に記載される機能や方法を実現する。例えば、本開示の機能又は方法は、メモリ302に読み込まれたプログラムに含まれる命令をプロセッサ301が実行することによって実現される。なお、ここでは情報処理装置300についてのみ説明するが、無線端末100についても同様であることに留意されたい。すなわち、無線端末100は、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、入出力インタフェース(I/F)104と、通信I/F105との協働により、本実施形態に記載される機能や方法を実現するものである。
プロセッサ301は、ストレージ303に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は、方法を実行する。プロセッサ301は、例えば、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
メモリ302は、ストレージ303からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ301に対して作業領域を提供する。メモリ302には、プロセッサ301がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ302は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む。
ストレージ303は、プログラムを記憶する。ストレージ303は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含む。
通信I/F305は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワークを介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。なお、詳細は後述するが、本発明の一実施形態において、情報処理装置300の通信I/F305は、無線端末100との第2通信方式を用いた通信を実行する。無線端末100の通信I/Fは、情報処理装置300との第2通信方式を用いた通信と、基地局200との第1通信方式を用いた通信を行う。通信I/F305は、各種データを、プロセッサ301からの指示に従って、無線端末100や、必要に応じて、他の情報処理装置300に送信する。また、通信I/F305は、無線端末100や他の情報処理装置300から送信された各種データを受信し、プロセッサ301に伝達する。
入出力I/F304は、情報処理装置300に対する各種操作を入力する入力装置、及び、情報処理装置300で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F304は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ101に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、又は、その組み合わせにより実現される。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。出力装置は、プロセッサ301で処理された処理結果を出力する。出力装置は、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含む。なお、入力装置や出力装置は、必要に応じて接続されるものであってよいし、用いられなくてもよい。また、入出力I/F304は、図示しない電池等の電力供給部とのインタフェースを含んでよい。
<情報処理装置の機能構成>
図2を用いて、情報処理装置300の機能構成について説明する。図2に示すように、情報処理装置300は、通信制御部310、登録部320、設定部330、生成部340、判定部350、入出力制御部360、及び、記憶部370を備える。なお、図2に記載の各機能部が必須ではなく、これ以降に説明する各実施形態において、必須でない機能部はなくともよい。また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
通信制御部310は、通信I/F305を介した無線端末100との間の通信を制御する。なお、通信制御部310は、他の情報処理装置300との間の通信を制御してもよい。通信制御部310は、第2通信制御部312を備え、無線端末100や他の情報処理装置との間の、第2通信方式による通信を制御する。なお、通信制御部310は、図示しない第1通信制御部を備え、無線端末100や他の情報処理装置300との間の、第1通信方式による通信を制御してもよい。また、通信制御部310は、生成部340が生成した、基地局200へのデータの送信を指示する指示情報を無線端末100へ送信する送信制御部として機能する。
入出力制御部360は、入出力I/F304を介した外部装置との各種情報の伝達を制御する。例えば、入出力制御部360は、タッチパネル、キーボード、マイク等の図示しない入力装置からの入力指示に応じて各機能部へ情報を伝達したり、タッチパネル、モニタ、スピーカ等の図示しない出力装置に対し、各機能部からの情報を伝達したりする。例えば、情報処理装置300の設置時に、通信システム400の管理者から、設定情報の入力を受け付けてもよい。なお、設定情報の入力に入力装置は必須ではなく、無線で入力されてもよい。
登録部320は、複数の無線端末100A〜100Fのうち自装置と関連付けられた2以上の無線端末を含む無線端末群に関する情報を、所定の記憶部に記憶させる。所定の記憶部は、自装置に備えられた記憶部370であってもよいし、クラウド上に設けられてもよいし、外部メモリであってもよい。
ここで、図1(a)を用いて、無線端末群について説明する。図1(a)の例では、登録部320は、自装置と関連付けられた2以上の無線端末として、無線端末100A,100B,100Cを含む無線端末群30Aに関する情報を、記憶部370に記憶させる。無線端末群30Aは、情報処理装置300Aに第2通信方式で接続可能な無線端末による群である。第2通信方式は、近距離無線通信であって、例えば、2.4/5GHz帯のWi−Fi、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy、Zigbee(登録商標)、ビーコン等の小電力無線方式であってよい。また、第2通信方式は、920MHz帯を使用して通信する特定小電力無線方式であって、例えば、Wi-SUNの通信規格に基づく通信方式等の、IEEE802.15.4上で動作する無線通信規格の通信方式であってよい。なお、第2の通信方式は、情報処理装置300Aとの通信が可能な方式であれば、上述の通信帯域に限られず、どのような通信帯域で通信するものであってもよい。第2の通信方式は例えば、電波法における免許を必要としない通信方式であってもよい。
なお、無線端末群30Aは、無線端末100の設置場所に応じて設定されてもよい。例えば、所定の区域(工場、オフィス、建物のフロア、施設の敷地、市町村等)内に設置される無線端末100を、一の情報処理装置300Aに関連付けて、無線端末群30Aを生成するように設定してもよい。この場合、情報処理装置300Aへ接続するための識別子(例えば、情報処理装置300AのSSID(Service Set Identifier)、BDアドレス等)を、無線端末群30Aに含ませる無線端末100の記憶部150に予め記憶させておけばよい。又は、情報処理装置300Aの設置後に、通信制御部310が自装置のアドレスをブロードキャストし、アドレスを受信した無線端末100で、無線端末群30Aが生成されてもよい。
設定部330は、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A,100B,100C間における、基地局200へのデータの送信に関する所定の順序を設定する。所定の順序については後述する。生成部340は、所定の順序に基づき、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A,100B,100Cへ、基地局200へのデータの送信を指示する指示情報を生成する。指示情報は、すなわち、送信権であってよく、トークンで実現されてもよい。判定部350は、各種判定処理を行う。例えば、判定部350は、指示情報を送信した無線端末100から、基地局200へのデータの送信が完了した旨の情報を受信したか否かを判定する。また、判定部350は、指示情報を無線端末100に送信してから所定の時間が経過したか否かを判定する。
記憶部370は、無線端末群30Aに関する情報として、無線端末群データベース(DB)371を記憶してもよい。図3に、無線端末群DB371の一例を示す。図に示すように、無線端末群DB371には、無線端末群30Aに含まれる無線端末100の端末ID(図では、100A,100B,100C)、位置情報、送信順序(所定の順序)が少なくとも含まれる。なお、無線端末群DB371には、必要に応じて、無線端末100が備えられた機器についての機器IDが含まれてもよい。また、無線端末群DB371に含まれる情報はこれ以下でもこれ以上であってもよく、例えば、位置情報は、必要に応じて記憶されるものであってよい。
<無線端末の機能構成>
次に、無線端末100の機能構成について説明する。図2に示すように、無線端末100は、通信制御部110、判定部120、入出力制御部130、位置情報取得部140、及び、記憶部150を備える。なお、図2に記載の各機能部が必須ではなく、これ以降に説明する各実施形態において、必須でない機能部はなくともよい。また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
通信制御部110は、通信I/F105を介した情報処理装置300や基地局200との間の通信を制御する。なお、通信制御部110は、他の無線端末100との間の通信を制御してもよい。通信制御部110は、第1通信制御部111、第2通信制御部112を備える。第1通信制御部111は、無線端末100と基地局200との間の、第1通信方式による通信を制御する。第1通信方式とは、5Gの通信方式であって、グラントフリー方式による通信方式である。また、第1通信方式とは、前述した第2通信方式とは異なり、電波法における免許を必要とする通信方式(公衆無線)である。第2通信制御部112は、無線端末100と情報処理装置300との間の、第2通信方式による通信を制御する。また、通信制御部110は、情報処理装置300から送信された指示情報を受信する機能を有する。さらに、通信制御部110は、指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを基地局200へ送信する送信制御部として機能する。
入出力制御部130は、入出力I/F104を介した、無線端末100が接続された機器との通信を制御する。位置情報取得部140は、自端末の現在位置の位置情報を測定する機能を有する。位置情報取得部140は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて、無線端末100の現在位置の位置情報として、該無線端末100の緯度および経度を測定する。なお、位置情報の計測は、GPSに限られず、公衆のWi−Fi等の無線LAN、IMES(Indoor MEssaging System)やRFID(Radio Frequency Identifier)、BLE(Bluetooth Low Energy)等の通信方式を用いて測定されてもよい。また、5G等の移動体通信システムを用いて測定されてもよい。なお、無線端末100を、例えば端末ID等で管理側で識別可能であれば、位置情報の取得はなされなくてもよい。
判定部120は、各種判定処理を行う。例えば、判定部120は、情報処理装置300から指示情報を受信したか否かを判定する。
記憶部150は、例えば、無線端末100における各種処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部150は、ドライバプログラムとして、IEEE802.11規格の無線通信方式や移動体通信の無線通信方式を実行する通信ドライバプログラムを記憶する。また、記憶部150は、IEEE802.11規格の無線通信方式や移動体通信の無線通信方式での認証等を行う接続制御プログラム等を記憶する。また、記憶部150は、情報処理装置300に接続するための各種情報(無線端末群情報151)を記憶していてもよい。また、記憶部150は、自装置が接続される機器や自装置に関する情報(例えば、メーターID、無線端末ID、位置情報、管理者情報、ネットワークID、USIM、eSIM等の情報等)を記憶したり、所定の処理に係る一時的なデータ(メーターやセンサによる検針値等)を一時的に記憶したりしてもよい。
<所定の順序の設定処理>
次に、本実施態様における、情報処理装置300及び無線端末100の制御方法について、図4〜図9に示す情報処理装置300、無線端末100、基地局200間のシーケンス図を用いて説明する。なお、これ以降、無線端末群30Aについて説明するが、説明の簡略化のため、無線端末100A,100Bについてのみ示す。しかしながら、無線端末群30Aはこれ以上の無線端末100を含み、それら無線端末100について、これ以降に説明する処理が行われることに留意されたい。
<第1実施形態>
図4は、本発明の第1実施形態による所定の順序の設定処理を説明するシーケンス図である。まず、無線端末100A,100Bは、情報処理装置300Aとの間で、第2通信方式による通信を確立し(ステップS11,S12)、無線端末群30Aが生成される。前述のように、第2通信方式による通信の確立は、情報処理装置300Aの識別子が予め無線端末100A,100Bに設定されていてもよいし、例えば通信システム400の管理者の指示に応じて、情報処理装置300Aへ接続するための情報が、基地局200から無線端末100A,100Bへ送信されてもよい。なおここでは、図4において、情報処理装置300Aとの通信が、時系列で、無線端末100A,100Bの順に確立されたとする。
情報処理装置300Aの設定部330は、自装置との通信が確立された時系列順に、所定の順序を設定する(ステップS13)。そして、順序が1位である無線端末100Aへ、基地局200へ送信すべきデータの有無を問い合わせる(ステップS14)。問合せに応じて、無線端末100Aから、データを有するとの応答が送信された場合(ステップS15)、情報処理装置300Aは、無線端末100Aへ、基地局200へのデータの送信を指示する指示情報を送信する(ステップS16)。すなわち、無線端末100Aへ、送信権を付与する。無線端末100Aは、指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを基地局200へ送信する(ステップS17)。
その後、基地局200から無線端末100Aへ、データを受信したことを示すACKが送信され(ステップS18)、無線端末100Aは、ACKを受信したこと(基地局200へのデータの送信が完了した旨の情報)を情報処理装置300Aへ送信する(ステップS19)。情報処理装置300Aは、ACKを受信したか否かを判定し(ステップS20)、受信していない場合(ステップ20でNO)、ステップS16へ戻り、無線端末100Aへの指示情報を送信する。情報処理装置300Aは、ACKを受信したと判定した場合(ステップ20でYES)、所定の順序において2位の無線端末100Bへ、基地局200へ送信すべきデータの有無を問い合わせる(ステップS21)。すなわち、情報処理装置300Aは、無線端末100Aから、基地局200へのデータの送信が完了した旨の情報を受信するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信を待機する。
図4の例では、無線端末100Bはデータを有しておらず、データが無いとの応答を情報処理装置300Aへ送信する(ステップS22)。すると、ステップS14へ戻り、情報処理装置300Aは、所定の順序に基づく各無線端末100へのデータ有無についての問合せを行う。データ有無についての問合せは、無線端末群30に含まれる全ての無線端末100に対して行われる。
このように、本発明の第1実施形態によれば、所定の順序に基づいて、無線端末群に含まれる複数の無線端末へ送信権が付与され、送信権が付与された無線端末から、データの送信が完了した旨の情報を受信するまで、所定の順序において次に位置する無線端末への、送信権の送信が待機される。従って、無線端末群に含まれる複数の無線端末間において、データの衝突を回避することができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態による所定の順序の設定処理を説明するシーケンス図である。第2実施形態では、第1実施形態と異なり、指示情報を無線端末100Aに送信してから所定の時間が経過するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信が待機される。なお、図5において、図4と同様のステップには同じ符号を付し、説明を省略する。ステップS16において、情報処理装置300Aから無線端末100Aへ送信権が付与された後、情報処理装置300Aは、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS20′)。所定の時間とは、データの送信に要する見積もり時間であって、例えば、5秒〜10秒であってよいが、これに限られるものではない。情報処理装置300Aは、所定の時間が経過したと判定した場合(ステップS20′のYES)、所定の順序において2位の無線端末100Bへ、基地局200へ送信すべきデータの有無を問い合わせる(ステップS21)。すなわち、情報処理装置300Aは、無線端末100Aへ送信権を付与してから所定の時間が経過するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信を待機する。
このように、本発明の第2実施形態によれば、所定の順序に基づいて、無線端末群に含まれる複数の無線端末へ送信権が付与され、無線端末へ送信権が付与されてから所定の時間が経過するまで、所定の順序において次に位置する無線端末への、送信権の送信が待機される。従って、無線端末群に含まれる複数の無線端末間において、データの衝突を回避することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、情報処理装置300Aとの間の通信が確立された順に、所定の順序が設定される。従って、簡易な方法で所定の順序を設定することができる。さらに、無線端末群30Aに含まれる無線端末100に対して必ず順序が設定され、データの有無が情報処理装置300Aにより問合せられるため、無線端末100から基地局200へ、確実にデータを送信することが可能となる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態による所定の順序の設定処理を説明するシーケンス図である。第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態と異なり、基地局200へ送信するデータを有する無線端末100間で、所定の順序が設定される。なお、図6において、図4と同様のステップには同じ符号を付し、説明を省略する。
ステップS11,S12において、情報処理装置300Aと無線端末100A、100Bとの間の接続が確立し、無線端末群30Aが生成された後、情報処理装置300Aは、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A、100Bへ、基地局200へ送信すべきデータの有無を一斉に問い合わせる(ステップP11)。なお、一斉に問い合わせる手法としては、既存の手法でよく、その種類は問わない。そして、情報処理装置300Aは、無線端末100Aから、データを有するとの応答を受信し(ステップP12)、無線端末100Bからは、データが無いとの応答を受信する(ステップP13)。
情報処理装置300Aは、無線端末群30Aに含まれる無線端末100からの応答に応じて、データを有する無線端末100間のみで、所定の順序を設定する(ステップP14)。ここで、所定の順序は、データを有するとの応答を情報処理装置300Aが受信した時系列順に設定されてよい。なお、無線端末100からのデータが無い旨の応答は必ずしも必須ではなく、ステップP11で一斉に問い合わせてから所定の時間が経過するまでにデータを有するとの応答を受信した無線端末100間で、所定の順序が設定されてもよい。その後のステップS16〜S20は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。なお、ステップS20のあと、ステップP11へ戻り、情報処理装置300Aは、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A、100Bへ、データの有無を一斉に問い合わせ、所定の順序の再設定が繰り返される。
このように、本発明の第3実施形態によれば、情報処理装置が一斉に問い合せた結果に基づき、基地局へ送信すべきデータを有する無線端末間で、所定の順序に基づいて送信権が付与される。従って、データの無い無線端末への問合せを無くすことができ、さらなる低遅延を実現することができる。また、送信権が付与された無線端末から、データの送信が完了した旨の情報を受信するまで、所定の順序において次に位置する無線端末への、送信権の送信が待機される。従って、無線端末群間において、データの衝突を回避することができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態による所定の順序の設定処理を説明するシーケンス図である。第4実施形態では、第3実施形態と異なり、指示情報を無線端末100Aに送信してから所定の時間が経過するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信が待機される。なお、図7において、図6と同様のステップには同じ符号を付し、説明を省略する。ステップS16において、情報処理装置300Aから無線端末100Aへ送信権が付与された後、情報処理装置300Aは、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS20′)。所定の時間とは、データの送信に要する見積もり時間であって、例えば、5秒〜10秒であってよいが、これに限られるものではない。情報処理装置300Aは、所定の時間が経過したと判定した場合(ステップS20′のYES)、ステップP11へ戻り、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A、100Bへ、データの有無を一斉に問い合わせ、所定の順序の再設定が繰り返される。すなわち、情報処理装置300Aは、無線端末100Aへ送信権を付与してから所定の時間が経過するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信を待機する。
このように、本発明の第4実施形態によれば、基地局へ送信すべきデータを有する無線端末間で、所定の順序に基づいて送信権が付与される。従って、データの無い無線端末への問合せを無くすことができ、さらなる低遅延を実現することができる。また、所定の順序に基づいて、無線端末群に含まれる複数の無線端末へ送信権が付与され、無線端末へ送信権が付与されてから所定の時間が経過するまで、所定の順序において次に位置する無線端末への、送信権の送信が待機される。従って、無線端末群間において、データの衝突を回避することができる。
<第5実施形態>
図8は、本発明の第5実施形態による所定の順序の設定処理を説明するシーケンス図である。第5実施形態では、第1実施形態から第4実施形態とは異なり、基地局200へ送信すべきデータを有する無線端末100から、情報処理装置300へ、データを有する旨を示す情報が送信され、基地局200へ送信するデータを有する無線端末100間で、所定の順序が設定される。なお、図8において、図4と同様のステップには同じ符号を付し、説明を省略する。
ステップS11,S12において、情報処理装置300Aと無線端末100A、100Bとの間の接続が確立し、無線端末群30Aが生成された後、無線端末群30Aに含まれる無線端末100A、100Bは、基地局200へ送信すべきデータを有する旨を示す情報を、情報処理装置300Aへ送信する(ステップT11、T12)。情報処理装置300Aは、データを有する無線端末100間のみで、所定の順序を設定する(ステップT13)。ここで、所定の順序は、データを有する旨を示す情報を情報処理装置300Aが受信した時系列順に設定されてよい。その後のステップS16〜S20は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図8の例では、無線端末100Bがデータを有するため、ステップS20のYESののち、情報処理装置300Aは、無線端末100Bへ送信権を付与する(ステップT14)。無線端末100Bは、データを基地局200へ送信し(ステップT15)、基地局200は、データを受信した場合、無線端末100BへACKを送信する(ステップT16)。無線端末100Bは、ACKを情報処理装置300Aへ送信する(ステップT17)。情報処理装置300Aは、無線端末100BからACKを受信したか否かを判定し、ACKを受信するまで、所定の順序で次に位置する無線端末への送信権の付与を待機する(ステップT18)。無線端末100BからACKを受信した場合(ステップT18でYES)、情報処理装置300Aは、無線端末群30Aに含まれる無線端末100から、送信すべきデータを有する旨を示す情報を受信するまで待機する。その後、無線端末群30に含まれる無線端末100から、送信すべきデータを有する旨を受信すると、所定の順序の設定と、送信権の付与とが繰り返される。
なお、図8では、ステップT11、T12において、送信すべきデータを有する旨を受信してから、ステップT13において、所定の順序が設定された。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、送信権の付与と、所定の順序の設定とは、並行して行われてもよい。
このように、本発明の第5実施形態によれば、基地局へ送信すべきデータを有する無線端末間で、所定の順序に基づいて送信権が付与される。また、情報処理装置300Aからの問合せを待つことなく、無線端末100から、送信すべきデータを有する旨を示す情報が送信される。従って、さらなる低遅延を実現することができる。送信権が付与された無線端末から、データの送信が完了した旨の情報を受信するまで、所定の順序において次に位置する無線端末への、送信権の送信が待機される。従って、無線端末群間において、データの衝突を回避することができる。
<第6実施形態>
図9は、本発明の第6実施形態による所定の順序の設定処理を説明するシーケンス図である。第6実施形態では、第5実施形態と異なり、指示情報を無線端末100Aに送信してから所定の時間が経過するまで、所定の順序に基づく指示情報の送信が待機される。なお、図9において、図8と同様のステップには同じ符号を付し、説明を省略する。ステップS16において、情報処理装置300Aから無線端末100Aへ送信権が付与された後、情報処理装置300Aは、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS20′)。所定の時間とは、データの送信に要する見積もり時間であって、例えば、5秒〜10秒であってよいが、これに限られるものではない。情報処理装置300Aは、所定の時間が経過したと判定した場合(ステップPS0′のYES)、無線端末100Bへ送信権を付与し、所定の時間が経過したとステップT18′で判定されるまで、次の無線端末100への送信権の付与を待機する。その後、無線端末群30に含まれる無線端末100から、送信すべきデータを有する旨を受信すると、所定の順序の設定と、送信権の付与とが繰り返される。
このように、本発明の第6実施形態によれば、基地局へ送信すべきデータを有する無線端末間で、所定の順序に基づいて送信権が付与される。また、情報処理装置300Aからの問合せを待つことなく、無線端末100から、送信すべきデータを有する旨を示す情報が送信される。従って、さらなる低遅延を実現することができる。また、所定の順序に基づいて、無線端末群に含まれる複数の無線端末へ送信権が付与され、無線端末へ送信権が付与されてから所定の時間が経過するまで、所定の順序において次に位置する無線端末への、送信権の送信が待機される。従って、無線端末群間において、データの衝突を回避することができる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態では、複数の無線端末100A〜100Fのうち、無線端末100A〜100Cを含む一の無線端末群30Aが生成される例について説明した。しかしながら、無線端末群30は複数あってよい。図10(a)、(b)に、無線端末群30が複数生成される実施形態について示す。
図10(a)に示すように、通信システム400は、情報処理装置300Aによる無線端末群30Aに加え、情報処理装置300Bによる無線端末群30Bをさらに含むことができる。無線端末群30Bに含まれる無線端末100C〜100Fには、予め、情報処理装置300Bへ接続するための情報(情報処理装置300BのSSID等)が設定されていてもよい。また、情報処理装置300Bからブロードキャストされた自装置のSSIDを受信した無線端末100にて、無線端末群30Bが生成されてもよい。
すなわち、通信システム400は、複数の情報処理装置300A、300Bを備え、複数の情報処理装置300A、300Bは、自装置と関連付けられた2以上の無線端末100を含む、それぞれの無線端末群30A,30Bに関する情報を記憶する。無線端末群30A,30Bでは、それぞれの無線端末群30A,30Bに含まれる無線端末100A〜100C、100D〜100F間で、上述の実施例のように所定の順序が設定される。そして、無線端末群30A,30Bのそれぞれにおいて、設定された所定の順序に基づき、基地局200へのデータの送信が制御される。
本実施形態によれば、図10(b)に示すように、無線端末群30Aに加え、無線端末群30Bにおいても、無線端末100から順にデータが送信されるため、無線端末100間でデータの衝突が生じない。すなわち、通信ネットワーク400におけるデータの衝突が発生する可能性を、さらに低減することが可能となる。
なお、図10の例では、無線端末群30を2つ示してあるが、無線端末群30は2つ以上あってよいことは言うまでもない。また、無線端末群30A,30Bは、物理的に遠距離に設置されることで区別されてもよいし、接続する情報処理装置300を設定することによって、論理的に区別されてもよい。例えば、情報処理装置300A,300Bの通信帯域を異ならせたり、通信方式を、一方はWi−Fi、他方はBluetoothにする等で異ならせたり、無線端末100の接続先を限定したりすることで、物理的な距離が近くても、無線端末群30A,30Bを区別して設定することができる。
また、情報処理装置300の登録部320は、所定の条件を満たす場合、無線端末群30に含まれる無線端末100を更新することができる。このことを、図11を用いて説明する。
図11(a)に示すように、無線端末100Cに不具合が発生し、情報処理装置300Aとの通信が不可能となる場合もある。これは例えば、無線端末100Cの電池残量の低下、故障、無線端末100Cが設置された機器の撤去・交換等である。この場合、登録部320は、所定の条件として、無線端末100Cからのデータの送信が一定期間以上ないか、問合せに対する応答がないか等を判定し、所定の条件を満たす場合、無線端末100Cを無線端末群30Aから削除してもよい。そして、設定部330は、更新された無線端末群30Aに関する情報に基づいて、所定の条件を設定してもよい。また、図11(b)に示すように、無線端末群30Aに、新たな無線端末100Hが含まれるように更新されてもよい。
上述のように、本発明の一実施形態によれば、無線端末群30に含まれる無線端末100を、状況に応じて更新することができる。従って、IoT機器の増減に柔軟に対応した上で、データの衝突を防ぐことができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
例えば、上述では、情報処理装置300と無線端末100とは、第2通信方式で通信を行う例を説明した。しかしながら、情報処理装置300と複数の無線端末100とを関連付けた無線端末群30において、送信権の付与が順に行われるのであれば、4Gの通信方式や、5Gの通信方式による通信が用いられてもよい。
また、上述では、情報処理装置300と無線端末100とを区別して説明したが、情報処理装置300の機能を無線端末100に実現させ、別個の情報処理装置300を用いなくてもよい。すなわち、互いに通信可能な複数の無線端末100で無線端末群30を生成し、無線端末群30に含まれる一の無線端末100が、情報処理装置300としても機能してよい。この場合、無線端末群30に含まれる複数の無線端末100において、情報処理装置300として機能する無線端末100が切り替えられてもよい。例えば、情報処理装置300として機能する無線端末100の電池不足、通信環境の悪化、新規交換等に応じて、別の無線端末100へ切り替えられてもよい。なお、無線端末群30に含まれる一の無線端末100が、情報処理装置300としても機能する場合、あるいは、無線端末群30に含まれる無線端末100間で互いにネゴシエーションを行い、データを送信する順番を設定してもよい。
さらに、複数の情報処理装置300間の通信が可能であってもよい。そして、情報処理装置300間で、データの送信順序が設定されてもよい。この構成によれば、複数の無線端末群300それぞれに含まれる無線端末100によるデータ送信の順序を決定できるので、衝突の可能性をさらに低減することが可能となる。
なお、上述では、所定の順序としてデータの送信順序を設定し、時系列順でデータが送信される例を説明した。しかしながら、情報処理装置300は、無線端末100毎に上りリンクの周波数チャネルを指定するように指示情報を生成し、無線端末100へ送信してもよい。これにより、無線リソースの有効活用が可能となる。
また、上述では、無線端末100は一の無線端末群30のみに含まれる場合について説明した。しかしながら、無線端末100は、2以上の無線端末群30に重複して含まれてもよい。すなわち、無線端末100に、情報処理装置300A,300BそれぞれのSSIDを記憶させてもよい。この構成によれば、例えば一方の情報処理装置300Aの不具合によって送信権が付与されない場合でも、他方の情報処理装置300Bから送信権が付与されるため、基地局200へのデータの送信が成功する可能性を高めることができる。
なお、無線端末群30は、情報処理装置300と無線端末100との間の位置関係に応じて生成されてもよい。例えば、無線端末100は、情報処理装置300との接続を確立する際に、自端末の位置情報を情報処理装置300へ送信する。情報処理装置300は、自装置が設置された位置と、無線端末100が設置された位置とを比較し、自装置から所定範囲内の区域であれば、自装置に関連付けて無線端末群30を生成してもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、情報処理装置に読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、例えば、ソフトウェアプログラムや情報処理装置プログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つ又は複数の半導体ベースの、又は他の集積回路(IC)(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)等)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、又はこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、又は揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置300や無線端末100に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、例えば、JavaScript(登録商標)、Python等のスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift,Koltin、Java(登録商標)等を用いて実装される。さらに、特許請求の範囲における「部(section、module、unit)」との記載は、「手段」や「回路」に読み替えてもよい。例えば、登録部は、登録手段や登録回路に読み替えることができる。
100 無線端末
110 通信制御部
111 第1通信制御部
112 第2通信制御部
120 判定部
130 入出力制御部
140 位置情報取得部
150 記憶部
151 無線端末群情報
200 基地局
300 情報処理装置
310 通信制御部
311 第2通信制御部
320 登録部
330 設定部
340 生成部
350 判定部
360 入出力制御部
370 記憶部
371 無線端末群DB
400 通信システム

Claims (15)

  1. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の無線端末のうち自装置と関連付けられた2以上の前記無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録部と、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末間における、前記基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定する設定部と、
    前記所定の順序に基づき、前記無線端末群に含まれる前記無線端末へ、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する送信制御部と、
    を備え、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末は、
    前記情報処理装置から前記指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを前記基地局へ送信する送信制御部を備える、
    通信システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記指示情報を送信した前記無線端末から、前記基地局への前記データの送信が完了した旨の情報を受信するまで、前記所定の順序に基づく前記指示情報の送信を待機する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記指示情報を前記無線端末に送信してから所定の時間が経過するまで、前記所定の順序に基づく前記指示情報の送信を待機する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記情報処理装置は、
    自装置と前記無線端末群に含まれる前記無線端末との間の通信が確立された順に、前記所定の順序を設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末へ、前記基地局へ送信すべきデータの有無を一斉に問い合わせた結果に基づき、前記所定の順序を設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末から、前記基地局へ送信すべきデータを有する旨を示す情報を受信したことに基づき、前記所定の順序を設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    所定の条件を満たす場合、前記無線端末群に含まれる無線端末を更新する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記複数の無線端末は、前記基地局との間で第1通信方式で通信を行い、
    前記情報処理装置は、前記無線端末との間で、前記第1通信方式とは異なる第2通信方式で通信を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の通信システム。
  9. 前記通信システムは、複数の前記情報処理装置を備え、
    前記複数の前記情報処理装置は、自装置と関連付けられた2以上の前記無線端末を含む、それぞれの前記無線端末群に関する情報に基づいて、それぞれの前記無線端末群に含まれる前記無線端末間で設定された前記所定の順序に基づき、それぞれの前記無線端末群に含まれる前記無線端末へ、前記指示情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の通信システム。
  10. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムにおける情報処理装置であって、
    前記複数の無線端末のうち自装置に関連付けられた2以上の前記無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録部と、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末間における、前記基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定する設定部と、
    前記所定の順序に基づき、前記無線端末群に含まれる前記無線端末へ、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する送信制御部と、
    を備える情報処理装置。
  11. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムにおける無線端末であって、
    自端末に関連付けられた前記情報処理装置に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録部と、
    前記自端末に関連付けられた前記情報処理装置から、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを前記基地局へ送信する送信制御部と、
    を備える無線端末。
  12. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムにおける情報処理装置の制御方法であって、
    前記複数の無線端末のうち自装置に関連付けられた2以上の前記無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させるステップと、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末間における、前記基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定するステップと、
    前記所定の順序に基づき、前記無線端末群に含まれる前記無線端末へ、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信するステップと、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  13. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムにおける無線端末の制御方法であって、
    自端末に関連付けられた前記情報処理装置に関する情報を所定の記憶部に記憶するステップと、
    前記自端末に関連付けられた前記情報処理装置から、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを前記基地局へ送信するステップと、
    を含む無線端末の制御方法。
  14. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムにおける情報処理装置に、
    前記複数の無線端末のうち自装置に関連付けられた2以上の前記無線端末を含む無線端末群に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録機能と、
    前記無線端末群に含まれる前記無線端末間における、前記基地局へのデータの送信に関する所定の順序を設定する設定機能と、
    前記所定の順序に基づき、前記無線端末群に含まれる前記無線端末へ、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を送信する送信機能と、
    を実現させるプログラム。
  15. 基地局と、
    前記基地局との間で、上りリンクにおける送信に関する許可を必要としない方式で通信を行う複数の無線端末と、
    前記無線端末との間で通信を行う情報処理装置と、
    を備える通信システムにおける無線端末に、
    自端末に関連付けられた前記情報処理装置に関する情報を所定の記憶部に記憶させる登録機能と、
    前記自端末に関連付けられた前記情報処理装置から、前記基地局へのデータの送信を指示する指示情報を受信したことに応じて、自端末が有するデータを前記基地局へ送信する送信機能と、
    を実現させるプログラム。
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