JP2021064016A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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秀治 横山
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Abstract

【課題】定着器ユニットとIHコイルユニットとを正確に位置決めすることができる定着装置を提供する。【解決手段】実施形態は、定着器ユニットと、加熱ユニットと、それらを取り付け可能なプレートを含む。プレートには、加熱ユニットの方向に延びる支持軸を設け、加熱ユニットには、加熱ユニットの長手方向の中央部を支持軸に支持し、回転方向及びプレートに対する鉛直方向への移動を許容する第1のブラケットを設ける。加熱ユニット又は定着器ユニットのいずれか一方のユニットには、長手方向の両端部に受け具を設け、他方のユニットには、受け具に対向して差込み具を設ける。定着器ユニットをプレートに取り付けたときに、受け具に差込み具が結合して、加熱ユニットの回転方向及び鉛直方向への移動を規制する。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、用紙等の記録媒体にトナー画像を定着させる定着装置に関する。また定着装置を使用して記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、印刷対象物である記録媒体(例えば用紙)に画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置は、転写部に供給された用紙にトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、定着装置で加熱・加圧され、用紙にトナー画像を定着する。
定着装置は、定着ベルトと、定着ベルトと対向し用紙に圧力を付与する加圧ローラとを含む。さらに、定着ベルトを加熱するため、電磁誘導加熱コイルユニット(IHコイルユニット)を備えている。定着装置は、加熱された定着ベルトと、加圧ローラとの間に用紙を挟んで搬送し、熱と圧力を付与してトナーを融解し、トナー画像を用紙に定着させる(例えば特許文献1)。
定着装置は、画像形成装置の本体内に設けられる。この定着装置を効率よく発熱させるためには、定着ベルトに対するIHコイルユニットの相対的な位置関係が重要である。このため、定着ベルトに対して、IHコイルユニットを適切に配置する必要がある。
特開2014−211597号公報
発明が解決しようとする課題は、定着器ユニットとIHコイルユニットとを正確に位置決めできる定着装置を提供することにある。
実施形態に係る定着装置は、円筒状の回転体を含む定着器ユニットと、前記回転体の長手方向に沿って配置され、前記回転体を加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットと前記定着器ユニットを取り付け可能なプレートと、前記プレートに前記加熱ユニットの方向に延びて設けた支持軸と、前記加熱ユニットに設けられ、前記加熱ユニットの長手方向の中央部を前記支持軸に支持し、前記加熱ユニットの前記支持軸を支点とする回転方向、及び前記プレートに対する鉛直方向への移動を許容するブラケットと、前記加熱ユニット又は前記定着器ユニットのいずれか一方のユニットの長手方向の両端部に設けた受け具と、他方のユニットの前記受け具に対向する位置に設けた差込み具と、を含み、前記定着器ユニットを前記プレートに取り付けたときに、前記受け具に前記差込み具が結合して、前記加熱ユニットの前記回転方向及び前記鉛直方向への移動を規制する位置決め部材と、を備える。
一実施形態に係る画像形成装置を示す構成図。 一実施形態に係る定着装置を側面から見た概略構成図。 一実施形態における定着器ユニッを示す斜視図。 一実施形態におけるIHコイルユニットの構成を示す分解斜視図。 一実施形態に係る定着装置の主要部の構成を示す分解斜視図。 一実施形態に係る定着装置の主要部を組み立てた状態を示す斜視図。 一実施形態に係る定着装置の主要部の構成を示す断面図。 一実施形態におけるIHコイルユニットを仮固定した状態を示す斜視図と、一部を拡大して示す断面図。 一実施形態におけるIHコイルユニットと定着器ユニットとが結合した状態の一部を拡大して示す斜視図。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係る画像形成装置を示す構成図である。図1において、画像形成装置10は、例えば複合機であるMFP(Multi-Function Peripherals)や、プリンタ、複写機等である。以下の説明ではMFPを例に説明する。
MFP10の本体11の上部には透明ガラスの原稿台12がある。原稿台12上には自動原稿搬送部(ADF)13を開閉自在に設けている。また本体11の上部には操作パネル14を設けている。操作パネル14は、各種のキーとタッチパネル式の表示部を含む。
本体11内のADF13の下部には、画像読取部であるスキャナ部15を設けている。スキャナ部15は、ADF13によって送られる原稿または原稿台上に置かれた原稿を読み取って画像データを生成する。スキャナ部15は、イメージセンサ16を備えている。イメージセンサ16は、主走査方向(図1では奥行方向)に配置している。
さらに本体11内の中央部には画像形成部を構成するプリンタ部17を備えている。本体11の下部には、各種サイズの用紙を収容する複数のカセット18を備えている。プリンタ部17は、感光体ドラムと露光部等を有する。露光部は発光素子であるLEDを含む走査ヘッド19を有している。プリンタ部17は、走査ヘッド19からの光線によって感光体ドラムを走査して画像を生成する。
プリンタ部17は、スキャナ部15で読み取った画像データや、PC(Personal Computer)などで作成された画像データを処理して印刷対象物である記録媒体に画像を形成する。以下の説明では、記録媒体として用紙Sを用いる場合を例に述べるが、記録媒体としては、OHPシート等を用いることもできる。
プリンタ部17は、例えばタンデム方式によるカラーレーザプリンタである。プリンタ部17は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kを含む。画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kは、中間転写ベルト21の下側に、上流から下流側に沿って並列に配置している。また、走査ヘッド19も画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kに対応して複数の走査ヘッド19Y、19M、19C、19Kを主走査方向に設けている。
画像形成ステーション20Y,20M,20C,20Kは同じ構成である。したがって、画像形成ステーション20Kを代表に説明する。画像形成ステーション20Kは、像担持体である感光体ドラム22Kを有する。感光体ドラム22Kの周囲には、感光体ドラム22Kの回転方向tに沿って帯電チャージャ23K、現像器24K、1次転写ローラ25K、クリーナ26K等を配置している。感光体ドラム22Kの露光位置には、走査ヘッド19Kから光を照射し、感光体ドラム22K上に静電潜像を担持する。
帯電チャージャ23Kは、感光体ドラム22Kの表面を一様に全面帯電する。現像器24Kは、現像バイアスが印加される現像ローラによりブラックのトナー及びキャリアを含む二成分現像剤を感光体ドラム22Kに供給する。感光体ドラム22K上には、トナー画像が形成される。クリーナ26Kは、感光体ドラム22Kの表面の残留トナーを除去する。
また、画像形成ステーション20Y〜20Kの上部には、現像器24Y〜24Kにトナーを供給するトナーカートリッジ27を設けている。トナーカートリッジ27は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーカートリッジ27Y、27M、27C、27Kを含む。
中間転写ベルト21は、駆動ローラ31及び従動ローラ32に張架され循環的に移動する。また中間転写ベルト21は感光体ドラム22Kに対向して接触している。中間転写ベルト21の感光体ドラム22Kに対向する位置には、1次転写ローラ25Kを設けている。1次転写ローラ25Kにより中間転写ベルト21に1次転写電圧が印加され、感光体ドラム22K上のトナー画像を中間転写ベルト21に1次転写する。
中間転写ベルト21を張架する駆動ローラ31には、2次転写ローラ33を対向して配置している。駆動ローラ31と2次転写ローラ33間を用紙Sが通過する際に、2次転写ローラ33により2次転写電圧が用紙Sに印加される。そして中間転写ベルト21上のトナー画像を用紙Sに2次転写する。中間転写ベルト21の従動ローラ32付近には、ベルトクリーナ34を設けている。
また走査ヘッド19Kは、感光体ドラム22Kと対向し露光部として機能する。感光体ドラム22Kは、予め設定した回転速度で回転し、表面に電荷を蓄える。走査ヘッド19Kからの光を感光体ドラム22Kに照射して露光することで、感光体ドラム22Kの表面に静電潜像を形成する。また走査ヘッド19Y、19M、19Cは、同様に、対応する画像形成ステーション20Y,20M,20Cの感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。
なお、感光体ドラム22の露光部としては、走査ヘッド19に変えて、レーザ露光装置を用いてもよい。レーザ露光装置は、半導体レーザ素子から出射されたレーザビームを、ポリゴンミラーを用いて感光体ドラム22K〜22Cの主走査方向に走査する。
また図1で示すように、給紙カセット18から2次転写ローラ33に至る間には、搬送ローラ35を設けている。搬送ローラ35は、給紙カセット18内から取り出した用紙Sを搬送する。さらに2次転写ローラ33の下流には定着装置36を設けている。定着装置36は、後述するように、IHコイルユニットと、定着ベルトと、定着ベルトと対向し用紙Sに圧力を付与する加圧ローラとを有する。定着装置36は、加熱された定着ベルトと加圧ローラとの間に用紙Sを挟み、用紙Sに熱と圧力を付与してトナーを融解し、トナー画像を用紙Sに定着させる。
また定着装置36の下流には搬送ローラ37を設けている。搬送ローラ37は用紙Sを排紙部38に排出する。さらに、定着装置36の下流には、反転搬送路39を設けている。用紙Sを一旦排紙部38の方向に搬送し、搬送ローラ37を逆回転することにより、用紙Sはスイッチバックして反転搬送路39に搬送される。反転搬送路39は、用紙Sを反転させて2次転写ローラ33の方向に導く。反転搬送路39は、両面印刷を行う際に使用する。
尚、画像形成装置10のプリンタ部は、タンデム方式に限られるものではなく、他の方式のものでもよい。また現像器24の数も4つに限るものではない。
次に図2を参照して、一実施形態に係る定着装置36について説明する。図2は、定着装置36を側面から見た概略構成図である。
図2に示すように、定着装置36は、定着器ユニット40と電磁誘導加熱コイルユニット50から成る。定着器ユニット40は、定着ベルト41と加圧ローラ42を含む。電磁誘導加熱コイルユニット50は、加熱ユニットを構成するもので、以下、IHコイルユニット50と呼ぶ。
定着器ユニット40の定着ベルト41は、導電層を含むエンドレスの円筒状の回転体である。加圧ローラ42は、加圧回転部材である。加圧ローラ42は、両端に設けた回転軸を中心にして回転する。
定着ベルト41は、IHコイルユニット50の磁界により誘導発熱する層、例えば、鉄、ニッケル、銅などの導電物質から成る導電層43を有している。或いは、ニッケル層の上に銅層が積層されても良い。また導電層43の表面にはシリコンゴムなどの弾性体からなる弾性層と、弾性層の表面にトナーとの剥離性の良い剥離層を有している。
また定着ベルト41の内側には、IHコイルユニット50に対向して磁性部材44を配置している。IHコイルユニット50のコイルに高周波電流を流して、磁束を定着ベルト41の方向に発生する。IHコイルユニット50からの磁束により、定着ベルト41の導電層は渦電流を発生して発熱し、定着ベルト41を加熱する。
また定着ベルト41の内部には、加圧パッド45と支持部材46を備えている。
加圧パッド45は、加圧部材であり、アルミ部材、コーティングを施した金属部材等で成る。支持部材46は、加圧パッド45を支持し、加圧パッド45を定着ベルト41に押し付ける。加圧パッド45は、定着ベルト41を挟んで加圧ローラ42と対向する位置にある。加圧パッド45により定着ベルト41を内周部から加圧ローラ42の方向に押圧して、定着ベルト41と加圧ローラ42の間にニップ部を形成する。
加圧ローラ42は、金属製の芯材421の周囲に、耐熱性のゴム層等の弾性層422を有している。加圧ローラ42は、定着ベルト41の軸方向に沿って対向配置している。加圧ローラ42の回転により、定着ベルト41はともに回転し、加圧ローラ42と定着ベルト41の間に用紙Sを挟んで搬送する。
IHコイルユニット50は、定着ベルト41の外周に配置されている。IHコイルユニット50は、コイル51と、コイル51の外周を覆ってコイル51の磁束を規制するコア52を備えている。
定着装置36は、モータにより加圧ローラ42の回転軸を回転駆動する。加圧ローラ42が回転することで、定着ベルト41は加圧ローラ42に従動して回転する。例えば、加圧ローラ42が図2の矢印A方向に回転すると、定着ベルト41は、矢印B方向に回転する。
そして、定着ベルト41と加圧ローラ42の間のニップ部に用紙Sを挟んで、用紙Sを矢印C方向に搬送する。したがって、用紙Sに熱と圧力を付与してトナーを融解し、トナー画像を用紙Sに定着させる。定着ベルト41の軸方向の中間領域は、フリーであり無張力状態であり、加圧パッド45の位置で加圧ローラ42に接触し、加圧されて変形する。
ところで、画像形成装置の本体側にIHコイルユニット50が保持される場合には、IHコイルユニット50の位置規制を行うことが難しい。実施形態では、IHコイルユニット50を画像形成装置10の本体側に取り付け、定着器ユニット40を装着したときに、IHコイルユニット50と定着器ユニット40を相対的に位置決めすることができる構成を提供する。
以下、実施形態に係る定着装置の定着器ユニット40と、IHコイルユニット50の具体的な構成について、説明する。
図3は、定着器ユニット40を示す斜視図であり、IHコイルユニット50側から見た図である。定着器ユニット40は、フレーム47を有し、フレーム47に定着ベルト41と加圧ローラ42を回転可能に取り付けている。また、フレーム47に取り付けた定着ベルト41と加圧ローラ42は、定着ベルト41側の面以外をカバー48で覆っている。定着器ユニット40は、画像形成装置10の本体内のプレート60(後述)に取付機構を用いて固定される。
図4は、IHコイルユニット50を分解して示す斜視図である。図4において、IHコイルユニット50は、コイル51とコア52を含む。コイル51は、導電性のコイルを長手方向に周回して成り、中央に窓部511を有している。コイル51は、高周波電流の印加により磁束を発生する。
コア52は、左右に翼状に延びる第1のフェライトコア521と第2のフェライトコア522を、長手方向に複数個交互に並べて配置したものである。フェライトコア521とフェライトコア522を並べて構成したコア52の長手方向の中央部は、コイル51の窓部511に挿入される。
また、図4において、コア52の上部は、第1のカバー53で覆い、コイル51の下部は、第2のカバー54で覆う。したがって、コイル51とコア52は、第1のカバー53と第2のカバー54の中に構成される。
さらに、第1のカバー53の上部は、シールドカバー55で覆う。シールドカバー55は、例えばアルミで成り、長手方向に延びる本体と、本体の側面に長手方向に形成した複数の爪56を有している。また本体の長手方向の両端部には、爪56と反対方向に突出するフィン57を有している。シールドカバー55は、第1のカバー53、コア52及びコイル51を覆う。さらに、シールドカバー55は、第2のカバー54の定着ベルト41との対向面を残して覆う。これにより、シールドカバー55は、コイル51の磁束が周囲に漏れるのを防ぐ。なお、第2のカバー54の定着ベルト41との対向面541は、円弧状に湾曲している。
図5は、実施形態に係る定着装置36の主要部の構成を示す分解斜視図である。図5では、定着器ユニット40と、IHコイルユニット50と、画像形成装置の本体内に設けられるプレート60を示している。尚、定着器ユニット40は、構成を分かりやすくするため、主にフレーム47を図示している。
定着器ユニット40のフレーム47は、底面部471の長手方向の両端に側面部472、473を有している。側面部472、473は、底面部471に対して直交しており、一方の側面部472と他方の側面部473の間に、定着ベルト41と加圧ローラ42(一点鎖線で示す)が軸方向に取り付けられる。
また、一方の側面部472と他方の側面部473の、IHコイルユニット50側の内面に、それぞれ差込み具70を取り付ける。差込み具70は、上下に平行に軸71と72を有している。側面部472に取り付けた差込み具70と、側面部473に取り付けた差込み具70の軸71と72は、互いに向き合うように、ネジ73などで取り付けられる。
IHコイルユニット50は、定着ベルト41側にカバー54の円弧状の面541が対向し、円弧状の面541と反対側は、シールドカバー55で覆われている。シールドカバー55の爪56は、定着ベルト41側に延び、フィン57は、プレート60側に突出している。
また、IHコイルユニット50の長手方向の両端の側面には、F字状の受け具75を設けている。受け具75は、例えば、第1のカバー53の側面に一体に形成される。或いは、第1のカバー53の側面に受け具75を別部品として取り付けてもよい。受け具75は、差込み具70と対向する位置にあって、差込み具70の軸71を受け止める軸受76と、軸72によって押さえられる受け部77を有している。つまり、受け具75と差込み具70は、位置決め部材を構成する。
また、IHコイルユニット50の長手方向の中央部の背面には、ブラケット59が取り付けられる。ブラケット59は、中央部の高さ方向に長穴591を有し、IHコイルユニット50の背面にネジ等で固定される。或いは、ブラケット59は、シールドカバー55と一体に設けてもよい。
さらに、IHコイルユニット50の両側面に設けたフィン57には、長穴571が形成されており、この長穴571には、段付きのネジ78が挿入される。ネジ78は、後述するプレート60の起立片64に固定される。
プレート60は、IHコイルユニット50を取り付けるもので、長手方向の中央部の上端に支持軸となるセンター軸61を取り付けている。センター軸61は、IHコイルユニット50のブラケット59と対向する位置にあり、長穴591を貫通して定着器ユニット40側に突出する。
また、プレート60の上方にあって、IHコイルユニット50と対向する面には、複数のコイル状のバネ62を取り付けている。また、プレート60の下方には、複数のコイル状のバネ63を取り付けている。さらに、プレート60の長手方向の両端部には、起立片64を形成している。起立片64は、ネジ穴641を有する。起立片64は、IHコイルユニット50のフィン57の位置に対応して形成している。
図6は、図5に示す定着装置を組み立てた状態を示す斜視図である。図7は、定着装置を組み立てた状態を示す断面図である。
図6及び図7に示すように、IHコイルユニット50は、ブラケット59の長穴591に、プレート60のセンター軸61が貫通するように取り付ける。センター軸61がブラケット59を貫通することで、プレート60に対するIHコイルユニット50のセンター位置が決まる。また、ブラケット59を貫通したセンター軸61の先端にネジ79を締め付けることで、IHコイルユニット50がセンター軸61から抜けるのを防ぐようにしている。
また、IHコイルユニット50のフィン57とプレート60の起立片64の位置を合わせ、長穴571とネジ穴641に段付きネジ78を締め付ける。プレート60のバネ62は、IHコイルユニット50によって押されて圧縮する。
この状態で、IHコイルユニット50は、バネ62によってプレート60に対してフロートする形になる。また、IHコイルユニット50は、センター軸61が貫通したブラケット59によって自重を支え、プレート60に対して鉛直方向に多少移動することができる。さらに、IHコイルユニット50は、センター軸61を支点にして、フィン57の長穴571の長さ範囲で回転方向に多少動かすことができる。
こうして、IHコイルユニット50は、プレート60に仮止めされたあと、定着器ユニット40がプレート60に取り付けられる。定着器ユニット40は、プレート60に対して付属の取付機構によって取り付けられるが、取付機構の構造は任意のものを用いることができる。
定着器ユニット40がプレート60に取り付けられると、フレーム47に固定された差込み具70の軸71が受け具75の軸受76に入り込む。さらに、軸72が受け部77に当たるため、IHコイルユニット50は、センター軸61を支点にした回動が規制される。また、プレート60に対する鉛直方向の動きも規制される。
この状態で、バネ62は、IHコイルユニット50を定着器ユニット40の装着方向と逆方向に押し返すように付勢する。バネ62の付勢力により、差込み具70の軸71、72は、受け具75の軸受76と受け部77に確実に突き当たるため、IHコイルユニット50と定着器ユニット40の相対位置が安定する。
図8(a)は、IHコイルユニット50をプレート60に仮固定した状態を示す斜視図である。図8(a)に示すように、IHコイルユニット50のブラケット59の長穴591には、プレート60のセンター軸61が貫通し、センター軸61の先端にネジ79を締め付けている。これにより、IHコイルユニット50のプレート60に対するセンター位置が決まる。但し、プレート60に対するIHコイルユニット50の長手方向への並進移動は規制される。
また、IHコイルユニット50のフィン57は、プレート60の起立片64に段付きネジ78で取り付けられる。したがって、IHコイルユニット50は、センター軸61を支点にして、フィン57の長穴571の長さ範囲で回転方向に多少動かすことができる。
図8(b)は、フィン57と、プレート60の起立片64との結合状態を示す断面図である。段付きネジ78は、径の大きい段部と、段部の先端の小径のネジ部を有し、長穴571の短手方向の幅は、段付きネジ78の段部の径よりも若干大きい。したがって、段付きネジ78を起立片64に取り付けても、IHコイルユニット50は、プレート60に対して鉛直方向に多少移動することができる。つまり、IHコイルユニット50の回転方向及び鉛直方向への移動を予め設定した範囲内で許容することができる。
図9は、図8(a)の一部を拡大し、IHコイルユニット50と、定着器ユニット40が結合した状態を示す斜視図である。図9に示すように、定着器ユニット40がプレート60に取り付けられると、差込み具70の軸71が受け具75の軸受76に入り込む。このため、IHコイルユニット50は、センター軸61を支点にした回動が規制される。また、軸72が受け部77に当たって押さえ付けるため、IHコイルユニット50は、プレート60に対して鉛直方向の動きも規制される。
したがって、プレート60に対してIHコイルユニット50が正確に位置決めされる。またIHコイルユニット50に対する定着器ユニット40の位置も正確に決まる。
尚、定着器ユニット40は、プレート60に対して取付機構によって取り付けられるが、定着器ユニット40をプレート60から取り外す場合は、取付機構がアンロックとなる。アンロックすることで、定着器ユニット40は、プレート60との結合が外れ、バネ63によって押し出され、取り外しが容易になる。
以上述べた実施形態は、一例を述べたものであり、他の変形例も考えられる。
例えば、受け具75は、上側に軸受76を形成し、下側に受け部77を形成したが、上側に受け部77を形成し、下側に軸受76を形成してもよい。この場合、差込み具70の軸71と72の位置も逆になる。
また、IHコイルユニット50の長手方向の両端部に差込み具70を固定し、定着器ユニット40のフレームの側面部472、473に受け具75を固定してもよい。この場合、定着器ユニット40をプレート60に取り付けたとき、定着器ユニット40に固定した受け具75に、IHコイルユニット50に固定した差込み具70が結合するようにする。したがって、IHコイルユニット50のセンター軸61を支点にした回動が受け具75によって規制される。また、プレート60に対して鉛直方向の動きも規制される。
また、バネ62、63は、コイルバネに限られるものではなく、板バネ等の反発力を有するバネでもよい。
また、図3で示すように、定着器ユニット40のカバー48の前端部に穴を有する留め具49を設け、かつセンター軸61の長さを十分に長くして先端を少し尖らせ、留め具49の穴に突き刺さるようにしてもよい。この例では、センター軸61を、IHコイルユニット50の位置決めだけでなく、定着器ユニット40の位置決めにも利用することができる。よって、位置決めための構成をシンプルにすることができ、位置決めバラつきを低減することもできる。
以上説明したように、実施形態に係る定着装置では、プレート60に対して、IHコイルユニット50をフロート状態で仮固定し、IHコイルユニット50が予め設定した範囲内で、ある程度自由に動けるような構成にしている。そして、定着器ユニット40を装着することで、定着器ユニット40と、IHコイルユニット50とを正確に位置決めすることができる。したがって、IHコイルユニット50との位置決めを行いながらスムーズに定着器ユニット40を装着することができる。
尚、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…画像形成装置
36…定着装置
40…定着器ユニット
50…IHコイルユニット(加熱ユニット)
59…ブラケット
60…プレート
61…センター軸(支持軸)
70…差込み具
75…受け具
実施形態に係る定着装置は、円筒状の回転体を含む定着器ユニットと、前記回転体の長手方向に沿って配置され、前記回転体を加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットと前記定着器ユニットを取り付け可能なプレートと、前記プレートに前記加熱ユニットの方向に延びて設けた支持軸と、前記加熱ユニットに設けられ、前記支持軸が貫通する穴を有し、前記穴を貫通した前記支持軸に支持されるとともに、前記加熱ユニットの前記プレートに対する移動を許容するブラケットと、前記加熱ユニット又は前記定着器ユニットのいずれか一方のユニットの長手方向の両端部に設けられ、平行に突出した第1の軸と、第2の軸を有する差込み具と、他方のユニットの長手方向の両端部の前記差込み具に対向する位置に設けられ、前記第1の軸が嵌まる軸受部と、前記第2の軸が突き当たる受け部を有する受け具と、を含み、前記定着器ユニットを前記プレートに取り付けたときに、前記受け具に前記差込み具が結合して、前記加熱ユニットの移動を規制する位置決め部材と、を備える。

Claims (5)

  1. 円筒状の回転体を含む定着器ユニットと、
    前記回転体の長手方向に沿って配置され、前記回転体を加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットと前記定着器ユニットを取り付け可能なプレートと、
    前記プレートに前記加熱ユニットの方向に延びて設けた支持軸と、
    前記加熱ユニットに設けられ、前記加熱ユニットの長手方向の中央部を前記支持軸に支持し、前記加熱ユニットの前記支持軸を支点とする回転方向、及び前記プレートに対する鉛直方向への移動を許容するブラケットと、
    前記加熱ユニット又は前記定着器ユニットのいずれか一方のユニットの長手方向の両端部に設けた受け具と、他方のユニットの前記受け具に対向する位置に設けた差込み具と、を含み、前記定着器ユニットを前記プレートに取り付けたときに、前記受け具に前記差込み具が結合して、前記加熱ユニットの前記回転方向及び前記鉛直方向への移動を規制する位置決め部材と、
    を備える定着装置。
  2. 前記ブラケットは、前記支持軸が貫通する穴を有し、前記穴の形状を、前記支持軸が貫通したとき、前記プレートに対する前記加熱ユニットの長手方向への並進移動を規制する形状とした請求項1記載の定着装置。
  3. 前記プレートと前記加熱ユニットとの間に配置され、前記加熱ユニットを前記プレートに対してフロート状態で支持するバネ部材を備える請求項1記載の定着装置。
  4. 前記位置決め部材の前記差込み具は、前記一方のユニットの長手方向の両端部に設けられ、平行に突出した第1の軸と、第2の軸を有し、
    前記受け具は、前記他方のユニットの長手方向の両端部に設けられ、前記第1の軸が嵌まる軸受部と、前記第2の軸が突き当たる受け部と、を有する請求項1記載の定着装置。
  5. 記録媒体にトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体にトナー画像を定着する請求項1乃至4のいずれか1に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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