JP2021063278A - 銅製錬装置及び銅製錬方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】銅製錬工程において硫酸製造工程を利用して水素を製造する。【解決手段】銅製錬装置1は、銅熔錬装置11と、第一反応装置21と、第二反応装置31とを備える。銅熔錬装置11は、銅精鉱Rを熔錬して粗銅RCを生成する。銅熔錬装置11の排ガス(高温硫黄ガスHS)には二酸化硫黄が含まれている。当該二酸化硫黄は第一反応装置21に供給される。第一反応装置21は、水、ヨウ素及び前記二酸化硫黄を反応させてヨウ化水素及び硫酸を生成する。第二反応装置31は、前記ヨウ化水素を分解してヨウ素及び水素を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、銅製錬装置及び銅製錬方法に関するものである。
銅精鉱には多くの銅と共に他の元素が含まれている。そして、銅精鉱を製錬することにより、銅精鉱から粗銅を回収することができる。ここで、粗銅とは、銅精鉱から他の元素が大部分除去されて生じた精製物である。
下記非特許文献1には、銅精鉱を製錬する方法が記載されている。この方法は、(1)炉設備において銅精鉱を熔錬して粗銅を回収し、(2)炉設備から排出されるSO2ガスを利用して硫酸を製造するものである。この方法を利用すると、銅熔錬により銅精鉱から銅を効率よく回収することができ、さらに、炉設備の排ガスに含まれる二酸化硫黄を利用して硫酸を製造することができる。また、下記非特許文献2には、水素製造プロセスであるISプロセスが記載されている。
ところで、水素は、エネルギーとして使用されても二酸化炭素を発生させないため、次世代エネルギーとして期待されている。そこで、水素のエネルギー利用を促進するため、水素を低コストで製造することの重要性が高まっている。しかし、水の電気分解からの水素製造では高い電気代のため低コストでの製造は難しい。また、低コストでの生成方法である化石燃料からの水素製造では二酸化炭素の排出を伴ってしまうという問題がある。
柳田 節郎、「大型三菱連続製銅炉の建設と生産統合による直島製錬所の生産性向上」、資源と素材、1993年、Vol.109、p .581-586 寺田 敦彦、小貫 薫、日野 竜太郎、「高温ガス炉を用いた水素製造プロセス」、まてりあ、2005年、第44巻、第3号、p.216-219
そこで、本発明は、銅製錬工程において硫酸製造工程を利用して水素を低コストで製造することを目的とする。
本発明は、下記項目により上記課題を解決する。なお、当該項目の記載においては、当該項目を構成する要素ごとに図面中の符号を付した。なお、これら符号は、下記項目の範囲を何ら限定するものではない。
第一項目は、次のような銅製錬装置(1)に係るものである。銅製錬装置(1、101)は、銅熔錬装置(11)と、第一反応装置(21)と、第二反応装置(31)とを備える。前記銅熔錬装置(11)は、銅精鉱(R)を熔錬して粗銅(RC)を生成するものである。前記銅熔錬装置(11)の排ガス(HS)には二酸化硫黄が含まれている。当該二酸化硫黄は前記第一反応装置(21)に供給されるものである。前記第一反応装置(21)は、水、ヨウ素及び前記二酸化硫黄を反応させてヨウ化水素及び硫酸を生成するものである。前記第二反応装置(31)は、前記ヨウ化水素を分解してヨウ素及び水素を生成するものである。
第一項目によれば、第一反応装置において銅熔錬装置の排ガスを利用して硫酸及びヨウ化水素を生成し、このヨウ化水素を利用して第二反応装置において水素を生成する。このため、銅製錬工程において硫酸製造工程を利用して水素を低コストで製造することができる。
第二項目は、第一項目において次の内容を含んでいる。前記第二反応装置(31)は、前記銅熔錬装置(11)の排ガス(HS)を前記水素の生成に必要な熱源(熱交換媒体)として利用する熱交換部を有する。
第二項目によれば、銅熔錬装置の排ガスに含まれる多量の熱を、第二反応装置における反応に必要な熱源(熱交換媒体)として利用することができる。これにより、水素の生成に要するコストを低減することができる。
第三項目は、第一項目又は第二項目において、燃焼装置(51)及び第三反応装置(41、141)をさらに備える。前記燃焼装置(51)は、「廃棄物(WA)あるいは燃料」(以下「廃棄物等」という。)を燃焼処理して燃焼ガス(GC)を排出するものである。前記燃焼ガス(GC)には二酸化炭素が含まれている。前記第二反応装置(31)は、前記水素が含まれている生成ガス(G2)を排出するものである。前記第三反応装置(41、141)には前記二酸化炭素及び前記水素が供給される。前記第三反応装置(41、141)は、前記二酸化炭素と前記水素とを反応させることにより、水、並びに、メタン又はメタノールを生成するものである。
第三項目によれば、次の効果(A)及び(B)を生じさせることができる。ただし、効果(A)は、第三反応装置においてメタノールを生成する場合にのみ生じる。(A)第三反応装置において水素(有価物)からメタノール(有価物)を生成することができる。ここで、常温においては、水素が気体であるのに対してメタノールは液体であるため、メタノールの体積(単位モル量当たりの体積)は水素の体積(単位モル量当たりの体積)より小さい。このため、「生成した水素」を利用して「多量に容易に輸送可能な有価物」(メタノール)を生成することができる。(B)燃焼装置において廃棄物等を燃焼処理することができる。ただし、燃焼装置からは二酸化炭素が燃焼ガスとして排出される。しかし、第三反応装置において、燃焼ガスに含まれる二酸化炭素から水並びに有価物(メタン又はメタノール)が生成される。このため、燃焼装置において大量の廃棄物等を燃焼処理しても、大気中への二酸化炭素放出量増加を抑制することができる。
第四項目は、第三項目において次の内容を含んでいる。前記廃棄物(WA)には銅が含まれている。前記燃焼装置(51)は、灰分(A)を前記銅熔錬装置(11)に供給するものである。当該灰分(A)には前記銅が含まれている。
第四項目によれば、燃焼装置において「銅を含む廃棄物」が処理されて「銅を含む灰分」が生じる。そして、この「銅を含む灰分」が銅熔錬装置において処理され、この灰分に含まれる銅が粗銅として回収される。このため、燃焼装置において大量の廃棄物を燃焼処理し、この廃棄物に含まれる銅も粗銅として回収することができる。
第五項目は、さらに次の内容を含んでいる。前記第二反応装置(31)は、ヨウ素を前記第一反応装置(21)に供給するものである。第六項目は、さらに次の内容を含んでいる。前記第一反応装置(21)は、反応器(22)と当該反応器(22)に水(W1)を供給する水供給装置(23)とを備える。前記第三反応装置(41、141)は、水(W3)を前記反応器(22)に供給するものである。
第六項目によれば、銅熔錬装置において多量の銅精鉱を熔錬することにより、銅熔錬装置から多量の二酸化硫黄を排出し、この二酸化硫黄を利用して第一反応装置において多量の硫酸及びヨウ化水素を生成し、このヨウ化水素を利用して第二反応装置において多量の水素及びヨウ素を生成し、この水素を利用して第三反応装置において多量のメタノール又はメタン(有価物)を生成することができる。また、この水素を利用して第三反応装置において多量の水を生成し、この多量の水を第一反応装置に供給することにより、第一反応装置において、水の使用に伴う運転コストを節水効果により低減することができる。
第七項目は、次のような銅製錬方法に係るものである。(1)銅精鉱を熔錬することにより粗銅を生成して二酸化硫黄を発生させ、(2)水、ヨウ素及び前記二酸化硫黄を反応させてヨウ化水素及び硫酸を生成し、(3)前記ヨウ化水素を分解してヨウ素及び水素を生成する。
第七項目によれば、第一項目と同様、銅製錬工程において硫酸製造工程を利用して水素を低コストで製造することができる。
以上のように、本発明によれば、銅製錬工程において硫酸製造工程を利用して水素を低コストで製造することができる。
本発明に係る銅製錬装置の第一実施形態を示す概略図である。 図1に示す銅製錬装置における銅熔錬装置を示す概略図である。 図1に示す銅製錬装置における第一反応装置を示す概略図である。 図1に示す銅製錬装置における第二反応装置を示す概略図である。 図1に示す銅製錬装置における第三反応装置を示す概略図である。 本発明に係る銅製錬装置の第二実施形態を示す概略図である。 図6に示す銅製錬装置における第三反応装置を示す概略図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る銅製錬装置の第一実施形態を示す概略図である。図1に示すように、銅製錬装置1は、銅熔錬装置11、第一反応装置21、第二反応装置31、第三反応装置41及び燃焼装置51を備えている。
図1に示すように、銅熔錬装置11は、銅精鉱Rを熔融させて製錬するために備えられる。銅精鉱Rには、銅分、硫黄分及び鉄分などが含まれている。銅熔錬装置11は、銅精鉱Rから銅スラグS及び粗銅RCを生成する。銅熔錬装置11は、高温硫黄ガスHSを排出する。高温硫黄ガスHSには、多量の二酸化硫黄が硫黄ガスとして含まれている。この二酸化硫黄は、銅熔錬装置11において、銅精鉱Rに含まれる硫黄分から発生したものである。銅熔錬装置11からは、高温硫黄ガスHSが第二反応装置31に移送され、熱源(熱交換媒体)として利用される。第三反応装置41においても同様に利用され、最終的に前記第一反応装置21の内部に供給される。高温硫黄ガスHSは銅熔錬装置11の排ガスである。
図2は、図1に示す銅製錬装置1における銅熔錬装置11を示す概略図である。図2に示すように、銅熔錬装置11は、熔錬炉12、水砕機13及び精製炉14を備えている。
図2に示すように、熔錬炉12は、S炉12a、CL炉12b及びC炉12cを有している。S炉12aは、銅精鉱Rを溶解して溶解物LYを生成する。CL炉12bは、溶解物LYを比重選別して高比重物DHと低比重物DLとに分離する。C炉12cは、高比重物DHをさらに製錬して粗銅BCを生成する。熔錬炉12において、S炉12aからは高温ガスHAが排出され、C炉12cからは高温ガスHBが排出される。高温ガスHA、HBは、熔錬炉12の排ガスである。高温ガスHA、HBの温度は、1300℃程度である。
図2に示すように、水砕機13は、低比重物DLを水冷しながら粉砕して銅スラグSを生成する。精製炉14は、粗銅BCを酸化及び還元処理することにより、粗銅BCから不純物を除去して粗銅RCを生成する。粗銅RCの銅含有率は、粗銅BCの銅含有率よりも高い。銅スラグSには、銅精鉱Rに含まれていた鉄分が多く含まれている。精製炉14は、粗銅BCの精製により発生した高温ガスHCを排出する。銅熔錬装置11は、高温ガスHA、HB、HCをまとめて高温硫黄ガスHSとして排出する。
第一反応装置21は、水、ヨウ素及び二酸化硫黄を反応させてヨウ化水素及び硫酸を生成するために備えられる。すなわち、第一反応装置21は、ブンゼン反応を生じさせるために備えられる。ブンゼン反応は、下記反応式(1)により示される。ブンゼン反応の反応温度は120℃程度である。
Figure 2021063278
図1に示すように、第一反応装置21の内部には、硫黄ガスS3、第二生成液L2及び第三生成水W3が供給される。第二生成液L2にはヨウ素が含まれている。第三生成水W3は水である。さらに、後述するように、第一反応装置21においては反応水W1(図3)が使用される。反応水W1は水である。
図1に示すように、第一反応装置21の内部において、硫黄ガスS3に含まれる二酸化硫黄、第二生成液L2に含まれるヨウ素、第三生成水W3(水)及び反応水W1(水)がそれぞれブンゼン反応の反応物として使用される。第一反応装置21は、第一生成ガスG1及び第一生成液L1を排出する。第一生成ガスG1にはヨウ化水素が含まれており、第一生成液L1には硫酸が含まれている。これらヨウ化水素及び硫酸は、第一反応装置21において生じたブンゼン反応の生成物である。
図3は、図1に示す銅製錬装置1における第一反応装置21を示す概略図である。図3に示すように、第一反応装置21は、第一反応器22、水供給装置23及び熱供給装置24を備えている。第一反応器22は、ブンゼン反応を生じさせるために備えられる。水供給装置23は、反応水W1を第一反応器22の内部に供給するために備えられる。熱供給装置24は、熱H1を第一反応器22の熱交換部(不図示)に移送するために備えられる。熱H1は、第一反応器22の始動運転時において、ブンゼン反応を発生させるための熱源(熱交換媒体)として使用される。第一反応器22は、第一生成ガスG1及び第一生成液L1を排出する。
第二反応装置31は、ヨウ化水素を分解してヨウ素及び水素を生成するために備えられる。すなわち、第二反応装置31は、ヨウ化水素分解反応を生じさせるために備えられる。ヨウ化水素分解反応は、下記反応式(2)により示される。ヨウ化水素分解反応の反応温度は400℃程度である。
Figure 2021063278
図4は、図1に示す銅製錬装置1における第二反応装置31を示す概略図である。図4に示すように、第二反応装置31は、第二反応器32、冷却器33及び気液分離器34を有している。第二反応器32は、ヨウ化水素分解反応を発生させるために備えられる。冷却器33は、第二反応器32から排出された混合ガスMGを冷却するために備えられる。気液分離器34は、冷却器33から排出された気液混合物GLを気液分離するために備えられる。
第二反応器32(第二反応装置31)の内部には、第一生成ガスG1が供給される。第二反応器32(第二反応装置31)において、第一生成ガスG1に含まれるヨウ化水素が反応物として使用される。第二反応器32(第二反応装置31)の熱交換部(不図示)には高温硫黄ガスHSが移送され、第二反応器32(第二反応装置31)において高温硫黄ガスHSがヨウ化水素分解反応の熱源(水素及びヨウ素生成の熱源であって熱交換媒体でもある。)として使用される。高温硫黄ガスHSは、第二反応器32(第二反応装置31)の熱交換部を直接加熱することにより、「第二反応器32(第二反応装置31)の内部に存在するヨウ化水素」を間接加熱する。高温硫黄ガスHSは、第二反応器32(第二反応装置31)において使用されることで高温硫黄ガスS2となる。
混合ガスMGは、第二反応器32におけるヨウ化水素分解反応によって発生したガスである。混合ガスMGには、ヨウ化水素分解反応の生成物であるガス状の水素及びヨウ素が含まれている。冷却器33は、混合ガスMGを冷却することにより、混合ガスMGに含まれるヨウ素を液化する。このため、気液混合物GLには、ガス状の水素と液状のヨウ素とが含まれている。気液分離器34は、気液混合物GLを気液分離することにより、ガス状の水素が含まれた第二生成ガスG2と液状のヨウ素が含まれた第二生成液L2とを排出する。
第三反応装置41(図1)は、水素と二酸化炭素とを反応させて水及びメタノールを生成するために備えられる。すなわち、第三反応装置41は、メタノール生成反応を生じさせるために備えられる。メタノール生成反応は下記反応式(3)で示される。
Figure 2021063278
図1に示すように、第三反応装置41には、第二反応装置31から第二生成ガスG2、高温硫黄ガスS2が供給され、かつ、燃焼装置51から燃焼ガスGCが供給される。燃焼ガスGCには二酸化炭素が含まれている。第三反応装置41において、第二生成ガスG2に含まれる水素と燃焼ガスGCに含まれる二酸化炭素とが反応する。すなわち、これら水素及び二酸化炭素がメタノール生成反応の反応物として使用される。第三反応装置41は、メタノール生成反応によって第三生成有機溶液O3と第三生成水W3を排出する。第三生成有機溶液O3にはメタノールが含まれている。また、高温硫黄ガスS2は、第三反応装置41において蒸溜用熱源(熱交換媒体)に使用されて硫黄ガスS3となる。
図5は、図1に示す銅製錬装置1における第三反応装置41を示す概略図である。図5に示すように、第三反応装置41は、第三反応器42及び蒸溜塔44を有している。第三反応器42は、メタノール生成反応を生じさせるために備えられる。第三反応器42(第三反応装置41)の内部には、第二生成ガスG2及び燃焼ガスGCが供給される。第三反応器42は、メタノール生成反応により生じた第三生成液L3を蒸溜塔44に排出する。
蒸溜塔44は、第三生成液L3に含まれる2種類の液体を互いに分離する。具体的には、図5に示すように、蒸溜塔44は、第三生成液L3を第三生成水W3と第三生成有機溶液O3とに分離する。第三生成水W3は水である。第三生成有機溶液O3にはメタノールが含まれている。高温硫黄ガスS2は、蒸溜塔44における熱交換部(不図示)に移送される。蒸溜塔44は、蒸溜に必要な熱源(熱交換媒体)として高温硫黄ガスS2を使用して硫黄ガスS3を排出する。
図1に示すように、燃焼装置51は、廃棄物WAを燃焼させるために備えられる。この廃棄物WAとしては、例えば、シュレッダーダストや廃基板が挙げられる。このシュレッダーダストには、自動車や廃家電のシュレッダーダストが挙げられる。この廃棄物WAには銅(有価金属)が含まれている。燃焼装置51は、廃棄物WAを燃焼させて燃焼ガスGCを発生させる。
燃焼装置51は、灰分AをS炉12a(図2)に供給する。灰分Aは、「燃焼装置51において廃棄物WAが燃焼処理された後に残る残留物」である。灰分Aには、廃棄物WAに含まれていた銅が含まれている。
次に、図1に示す銅製錬装置1を使用して銅製錬を行う方法について説明する。なお、以下においては、銅製錬装置1を始動運転してから通常運転する場合について説明する。
〔始動運転〕
まず、図2に示すように、銅精鉱RをS炉12aに供給し、S炉12aにおいて銅精鉱Rを溶解して溶解物LYを生じさせる。次に、溶解物LYをCL炉12bに供給し、CL炉12bにおいて溶解物LYを高比重物DHと低比重物DLとに分離する。さらに、高比重物DHをC炉12cに供給し、C炉12cにおいて高比重物DHから粗銅BCを生じさせる。その一方で、高温ガスHAをS炉12aから熔錬炉12の外部に排出し、高温ガスHBをC炉12cから熔錬炉12の外部に排出する。
さらに、図2に示すように、低比重物DLを水砕機13に供給し、水砕機13において低比重物DLを水洗しながら粉砕する。これにより、水砕機13において銅スラグSを生成する。その一方で、粗銅BCを精製炉14において酸化及び還元処理することで、粗銅BCから不純物を除去して粗銅RCを生成する。さらに、高温ガスHCを精製炉14の内部から外部へ排出する。
そして、図2に示すように、高温ガスHA、HB、HCをまとめて高温硫黄ガスHSとして銅熔錬装置11の外部に排出する。さらに、図1及び図4に示すように、高温硫黄ガスHSを第二反応装置31において第二反応器32の外壁に供給することにより、第二反応器32を予熱する。
次に、図3に示すように、第二反応器32(図4)から硫黄ガスS2を第一反応器22の内部に供給し(始動運転時においては、図5に示す蒸溜塔44への移送は省略)、水供給装置23から反応水W1を第一反応器22の内部に供給し、さらに、熱供給装置24から熱H1を第一反応器22の熱交換部に移送する。また、ヨウ素供給装置(不図示)から第一反応器22にヨウ素を供給する。これにより、第一反応器22においてブンゼン反応を起こさせる。そして、第一反応器22から第一生成ガスG1及び第一生成液L1を排出する。
さらに、図4に示すように、第一生成ガスG1を第一反応器22(図3)から第二反応器32の内部に供給し、かつ、第二反応器32の温度が十分に高くない場合には熱供給装置(不図示)から熱(不図示)を第二反応器32の熱交換部に移送することにより、第二反応器32においてヨウ化水素分解反応を生じさせる。そして、第二反応器32の内部から混合ガスMGを排出する。さらに、混合ガスMGを冷却器33に供給して冷却し、冷却器33から排出した気液混合物GLを気液分離器34に導入し、気液分離器34において気液混合物GLを第二生成液L2と第二生成ガスG2とに分離する。
一方、図1に示すように、廃棄物WAを燃焼装置51に供給し、燃焼装置51において廃棄物WAを燃焼させる。さらに、図5に示すように、第二生成ガスG2を気液分離器34(図4)から第三反応器42に供給し、かつ、燃焼ガスGCを燃焼装置51(図1)から第三反応器42に供給する。さらに、熱供給装置(不図示)から熱(不図示)を第三反応器42の熱交換部に移送する。これらにより、第三反応器42においてメタノール生成反応を発生させる。さらに、第三反応器42から第三生成液L3を蒸溜塔44の内部に供給し、かつ、熱供給装置(不図示)から熱(不図示)を蒸溜塔44の熱交換部に移送することにより、蒸溜塔44において第三生成液L3を蒸溜して第三生成水W3と第三有機溶液O3とに分離する。
〔通常運転〕
このように、銅熔錬装置11、第一反応装置21、第二反応装置31、第三反応装置41及び燃焼装置51を始動させたら、以降においては次の(1)〜(4)の方法それぞれを行う。なお、これら(1)〜(4)の方法は、順次行われるのではなく並行して行われる。
(1)図1に示すように、「廃棄物WAの燃焼後に燃焼装置51の内部に残留した灰分A」をS炉12a(図2)に供給する。これにより、S炉12a(銅熔錬装置11)において銅精鉱Rと共に灰分Aも熔錬する。ここで、廃棄物WAには銅が含まれているため、この銅が灰分Aにも含まれている。このため、灰分Aに含まれる銅を粗銅BC、RC(図2)として回収する。
(2)図3に示すように、第二生成液L2を気液分離器34(図4)から第一反応器22の内部に供給する。これにより、第二生成液L2に含まれるヨウ素を、第一反応器22においてブンゼン反応の反応物として利用する。
(3)図3に示すように、第三生成水W3を蒸溜塔44(図5)から第一反応器22の内部に供給する。これにより、第三生成水W3(水)を、第一反応器22においてブンゼン反応の反応物として利用する。
(4)第二反応器32(図4)から蒸溜塔44(図5)の熱交換部に高温硫黄ガスS2を移送することにより、高温硫黄ガスS2を蒸溜塔44における蒸溜に使用する。さらに、蒸溜塔44から硫黄ガスS3を第一反応器22(図3)に供給し、硫黄ガスS3に含まれる二酸化硫黄を第一反応器22においてブンゼン反応の反応物として使用する。
以上のように、上記第一実施形態によれば、図1に示すように、第一反応装置21において銅熔錬装置11の排ガス(高温硫黄ガスHS)を利用して硫酸及びヨウ化水素を生成し、このヨウ化水素を利用して第二反応装置31において水素を生成する。このため、銅製錬工程において硫酸製造工程を利用して水素を低コストで製造することができる。
また、上記第一実施形態によれば、図1に示すように、銅熔錬装置11の排ガス(高温硫黄ガスHS)に含まれる多量の熱を、第二反応装置31における反応及び第三反応装置41における蒸溜に必要な熱源(熱交換媒体)として利用することができる。これにより、水素の生成に要するコスト及びメタノールの回収に要するコストを低減することができる。
さらに、上記第一実施形態によれば、次の効果(A)及び(B)を生じさせることができる。(A)第三反応装置41において水素(有価物)からメタノール(有価物)を生成することができる。ここで、常温においては、水素が気体であるのに対してメタノールは液体であるため、メタノールの体積(単位モル量当たりの体積)は水素の体積(単位モル量当たりの体積)より小さい。このため、「生成した水素」を利用して「多量に容易に輸送可能な有価物」(メタノール)を生成することができる。(B)図1に示すように、燃焼装置51において廃棄物WAを燃焼処理することができる。ただし、燃焼装置51からは二酸化炭素が燃焼ガスGCとして排出される。しかし、第三反応装置41において、燃焼ガスGCに含まれる二酸化炭素から水及びメタノール(有価物)が生成される。このため、燃焼装置51において大量の廃棄物WAを燃焼処理しても、大気中への二酸化炭素放出量増加を抑制することができる。
また、上記第一実施形態によれば、図1に示すように、燃焼装置51において「銅を含む廃棄物WA」が処理されて「銅を含む灰分A」が生じる。そして、この「銅を含む灰分A」が銅熔錬装置11において処理され、この灰分Aに含まれる銅が粗銅BC、RC(図2)として回収される。このため、燃焼装置51において大量の廃棄物WAを燃焼処理し、この廃棄物WAに含まれる銅も粗銅BC、RCとして回収することができる。
さらに、上記第一実施形態によれば、図1に示すように、銅熔錬装置11において多量の銅精鉱Rを熔錬することにより、銅熔錬装置11から多量の二酸化硫黄を排出し、この二酸化硫黄を利用して第一反応装置21において多量の硫酸及びヨウ化水素を生成し、このヨウ化水素を利用して第二反応装置31において多量の水素及びヨウ素を生成し、この水素を利用して第三反応装置41において多量のメタノール(有価物)を生成することができる。また、この水素を利用して第三反応装置41において多量の水を生成し、この多量の水を第一反応装置21に供給することにより、第一反応装置21において、水の使用に伴う運転コストを節水効果により低減することができる。
なお、上記第一実施形態において、銅電解装置(不図示)をさらに備えることもできる。この銅電解装置は、鋳造機(不図示)及び銅電解槽(不図示)により構成される。この鋳造機は、粗銅RC(図1)を成型して銅アノード(不図示)を生成する。そして、この銅電解槽は、この銅アノードを陽極として利用して電気分解を行うものである。これにより、この銅電解槽においてカソードに電気銅を回収することができる。なお、この電気銅の銅含有率は、粗銅RCの銅含有率よりも高い。
また、上記第一実施形態において、廃棄物WA(図1)として、銅以外の有価金属を含むものを使用してもよい。さらに、上記第一実施形態において、廃棄物WA(図1)に代えて燃料を燃焼装置51に供給してもよい。また、上記第一実施形態において、高温硫黄ガスHSを蒸溜塔44(図5)の熱交換部に直接供給してもよい。
さらに、上記第一実施形態において、高温硫黄ガスHS(図1)を廃熱ボイラ(不図示)に供給し、この廃熱ボイラの排ガスを第二反応器32(図4)及び蒸溜塔44(図5)の熱交換部に移送してもよい。この廃熱ボイラにおいては、高温硫黄ガスHSの温度を1300℃程度から所定範囲まで低下させる。この所定範囲は、例えば、"ヨウ化水素分解反応温度である400℃まで第二反応器32(図4)を加熱可能な範囲"である。
さらに、上記第一実施形態において、ヨウ素供給装置(不図示)を銅製錬装置1(図1)に設け、銅製錬装置1の通常運転時においてもヨウ素供給装置から第一反応器22(図3)の内部にヨウ素を供給してもよい。また、上記第一実施形態において、銅製錬装置1(図1)において熱供給装置(不図示)をさらに設け、銅製錬装置1の通常運転時において、この熱供給装置から第二反応器32(図4)及び蒸溜塔44(図5)の熱交換部に熱(不図示)を移送してもよい。
さらに、上記第一実施形態において、熔錬炉12(図2)には単一の転炉のみが備えられていてもよい。また、上記第一実施形態において、二酸化炭素の濃化装置(不図示)を備え、この濃化装置に燃焼ガスGC(図5)を導入し、かつ、この濃化装置から排出されたガス(不図示)を第三反応器42(図5)に導入してもよい。
なお、上記第一実施形態において、第一反応装置21(図3)にヨウ化水素精製・蒸溜装置(不図示)をさらに備えてもよい。このヨウ化水素精製・蒸溜装置は、第一反応器22(図3)において未反応であったヨウ素を回収するために備えられる。このヨウ化水素精製・蒸溜装置は、回収したヨウ素を再度第一反応器22に戻すものであってもよい。この場合、第二反応装置31(図1)には、第一生成ガスG1(図1)から未反応のヨウ素が取り除かれたガスが供給される。また、上記第一実施形態において、高温硫黄ガスHS、S2あるいは硫黄ガスS3から不純物を除去する精製装置(不図示)を備えてもよい。
次に、本発明に係る銅製錬装置の第二実施形態について説明する。なお、以下において、上記第二実施形態の構成のうち上記第一実施形態と共通する構成については、上記第一実施形態の構成と同様の符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明に係る銅製錬装置の第二実施形態を示す概略図である。図6に示す銅製錬装置101は、図1に示す第三反応装置41に代えて第三反応装置141を備えている。また、銅製錬装置101において、高温硫黄ガスS2は第二反応器32(図4)から第一反応器(図3)に供給される。
第三反応装置141(図6)は、水素と二酸化炭素とを反応させて水及びメタンを生成するために備えられる。すなわち、第三反応装置141は、メタン生成反応を生じさせるために備えられる。メタン生成反応は下記反応式(4)で示される。
Figure 2021063278
図6に示すように、第三反応装置141の内部には、気液分離器34(図4)から第二生成ガスG2が供給され、かつ、燃焼装置51から燃焼ガスGCが供給される。第三反応装置141において、第二生成ガスG2に含まれる水素と燃焼ガスGCに含まれる二酸化炭素とが反応する。すなわち、これら水素及び二酸化炭素がメタン生成反応の反応物として使用される。第三反応装置141は、メタン生成反応によって第三生成ガスG3と第三生成水W3とを排出する。第三生成ガスG3にはメタンが含まれている。なお、第三反応装置141は、図1に示す第三反応装置41とは異なる触媒及び反応条件で水素と二酸化炭素とを反応させることにより、メタノールではなくメタンを生成する。
図7は、図6に示す銅製錬装置101における第三反応装置141を示す概略図である。図7に示すように、第三反応装置141は、第三反応器142、冷却器143及び気液分離器144を有している。第三反応器142は、メタン生成反応を生じさせるために備えられる。第三反応器142の内部には、第二生成ガスG2及び燃焼ガスGCが供給される。第三反応器142は、メタン生成反応により生じた気液混合物HMを冷却器143に供給する。冷却器143は、気液混合物HMを冷却して気液混合物LMを気液分離器144に供給する。気液混合物LMは気液混合物HMと同一の混合物であるが、気液混合物LMの温度は気液混合物HMの温度よりも低い。気液分離器144は、気液混合物LMを第三生成水W3と第三生成ガスG3とに分離する。
1、101 銅製錬装置
11 銅熔錬装置
12 熔錬炉
13 水砕機
14 精製炉
21 第一反応装置
22 第一反応器
23 水供給装置
24 熱供給装置
31 第二反応装置
32 第二反応器
33 冷却器
34 気液分離器
41、141 第三反応装置
42、142 第三反応器
44 蒸溜塔
51 燃焼装置
143 冷却器
144 気液分離器

Claims (7)

  1. 銅熔錬装置と、
    第一反応装置と、
    第二反応装置とを備え、
    前記銅熔錬装置は、銅精鉱を熔錬して粗銅を生成するものであり、
    前記銅熔錬装置の排ガスには二酸化硫黄が含まれており、
    当該二酸化硫黄は前記第一反応装置に供給されるものであり、
    前記第一反応装置は、水、ヨウ素及び前記二酸化硫黄を反応させてヨウ化水素及び硫酸を生成するものであり、
    前記第二反応装置は、前記ヨウ化水素を分解してヨウ素及び水素を生成するものであることを特徴とする銅製錬装置。
  2. 前記第二反応装置は、前記銅熔錬装置の排ガスを前記水素の生成に必要な熱源として利用する熱交換部を有することを特徴とする請求項1に記載の銅製錬装置。
  3. 燃焼装置及び第三反応装置をさらに備え、
    前記燃焼装置は、廃棄物あるいは燃料を燃焼処理して燃焼ガスを排出するものであり、
    前記燃焼ガスには二酸化炭素が含まれており、
    前記第二反応装置は、前記水素が含まれている生成ガスを排出するものであり、
    前記第三反応装置には前記二酸化炭素及び前記水素が供給され、
    前記第三反応装置は、
    前記二酸化炭素と前記水素とを反応させることにより、
    水、並びに、メタン又はメタノールを生成するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の銅製錬装置。
  4. 前記廃棄物には銅が含まれており、
    前記燃焼装置は、灰分を前記銅熔錬装置に供給するものであり、
    当該灰分には前記銅が含まれていることを特徴とする請求項3に記載の銅製錬装置。
  5. 前記第二反応装置は、ヨウ素を前記第一反応装置に供給するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の銅製錬装置。
  6. 前記第一反応装置は、反応器と当該反応器に水を供給する水供給装置とを備え、
    前記第三反応装置は、水を前記反応器に供給するものであることを特徴とする請求項3又は4に記載の銅製錬装置。
  7. 銅精鉱を熔錬することにより粗銅を生成して二酸化硫黄を発生させ、
    水、ヨウ素及び前記二酸化硫黄を反応させてヨウ化水素及び硫酸を生成し、
    前記ヨウ化水素を分解してヨウ素及び水素を生成することを特徴とする銅製錬方法。
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