JP2009096686A - ヨウ化水素分解器 - Google Patents

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弘史 大橋
Tatsuma Kato
竜馬 加藤
Nariaki Sakaba
成昭 坂場
Shinji Kubo
真治 久保
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Abstract

【課題】大型化に適するように、ヨウ素吸着剤や水素分離膜を用いることなく、同一機能を有する機器を複数設けることなく、ヨウ化水素の分解反応を利用し、連続的に水素を製造する装置を提供する。
【解決手段】ガス化前のヨウ化水素溶液(ヨウ化水素が飽和溶解度で、かつ、ヨウ素を殆ど溶解していない状態)とヨウ化水素分解反応後の混合ガス105を交流接触させ、混合ガス中のヨウ素ガスをヨウ化水素溶液に溶解させて、混合ガスからヨウ素ガスを選択的に除去する。さらに、ヨウ化水素ガス102の熱分解とヨウ素ガスの除去を交互に行い、複数回繰り返すことにより、ヨウ化水素ガスの分解を促進して、トータルの分解率を向上させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、原子力産業、化学産業等で適用され、特に原子力による核熱を利用して水原料から大量の水素と酸素を製造するヨウ素と硫黄を用いた熱化学ISプロセス法水素製造方法のうち、ヨウ化水素の分解反応を利用し、連続的に水素を製造する装置に関する。
石油、石炭など化石燃料に依存しない方法として、高温ガス冷却型原子炉の核熱(放射化されていない2次系ヘリウムガス)を利用して水素を効率良く、かつ二酸化炭素を排出することなく製造する方法が開発されている。この水素製造方法は、水の直接熱分解反応では通常4000℃近い温度を必要とするが、ヨウ素と硫黄を用いた熱化学ISプロセスは、次の3つの化学反応の組み合わせにより900℃程度で水を分解させる水素製造方法である。
+SO+2HO→HSO+2HI(ブンゼン反応) (反応1)
SO→HO+SO+1/2O (反応2)
2HI→H+I (反応3)
(反応1)
水とヨウ素との混合物に二酸化硫黄ガスを吸収させ、約100℃の温度でヨウ化水素と硫酸を得る反応(ブンゼン反応)
(反応2)
硫酸を約850℃に加熱して熱分解させ水と二酸化硫黄ガスと酸素を得る反応
(反応3)
ヨウ化水素を400〜500℃に加熱して熱分解させ水素とヨウ素を得る反応
この水素製造方法では、(反応3)でヨウ化水素から水素を取り出すが、このヨウ化水素は、二酸化硫黄(SO)と水とヨウ素を混合させヨウ化水素と硫酸を生成するブンゼン反応により生成する。ブンゼン反応で生成したヨウ化水素溶液を濃縮、精製してヨウ化水素ガスを生成し、ヨウ化水素ガスを熱分解して水素とヨウ素を生成し水素のみを取り出す。
ヨウ化水素を熱分解して水素を生成するヨウ化水素系の基本プロセスフローを図4に示す。また、従来の技術によるヨウ化水素系のプロセスフローを図5に示す。ヨウ化水素ガス102はヨウ化水素溶液A100を蒸留して生成するが、共沸濃度以下では蒸留による分留が出来ないため、蒸留の前に濃縮工程300を設けて、電気透析等により共沸濃度以上に濃縮してヨウ化水素を多く含んだヨウ化水素溶液B101a(図4)と、ヨウ素を多く含んだヨウ化水素溶液C101b(図5)を生成する。ヨウ素を多く含んだヨウ化水素溶液101bはブンゼン系へ戻し、ヨウ化水素を多く含んだヨウ化水素溶液101aは蒸留工程301へ送る。蒸留工程301で共沸濃度以上に濃縮されたヨウ化水素溶液101aを蒸留してヨウ化水素ガス102を生成し、蒸留残渣のヨウ化水素溶液106は濃縮工程300へ戻し、ヨウ化水素ガス102は分解工程302へ送る。分解工程302ではヨウ化水素ガス102を400〜500℃に加熱して熱分解する。反応を促進させるために白金触媒等を用いる。ヨウ化水素ガス102の分解は可逆反応であり、平衡状態では20%程度しか分解しないため、分解後は水素ガス105、ヨウ素ガス107a(図4)、未分解のヨウ化水素ガス102が混合した混合ガス103となる。ヨウ素回収工程303及びヨウ化水素回収工程304で、混合ガス103からヨウ素ガス107aとヨウ化水素ガス102を凝縮除去して、最終的に純度の高い水素ガス105を精製する。凝縮除去したヨウ素107はブンゼン系へ戻し、ヨウ化水素108は分解工程302へ戻してリサイクルする。
濃縮工程300、蒸留工程301、分解工程302、ヨウ素回収工程303、ヨウ化水素回収工程304の各工程で操作温度が異なるため、図5に示すように冷却器200、リボイラ202、熱交換器A201及び熱交換器B203、気化器204、冷凍機205が必要となる。このようなヨウ化水素溶液を濃縮、蒸留、分解して水素を生成する水素製造法は既に提案されている(特許文献1)。
(反応3)の平衡分解率は、400〜500℃という高温においてさえ20%程度と低く、従って、未分解のヨウ化水素をリサイクルする量が多くなる。このため、リサイクルに必要な反応器や熱交換器、配管等の物量が増加し、機器及び設備のコストが高くなる。また、リサイクルするために加える熱エネルギーが、エネルギー効率を低下させ、設備運転コストが高くなる。また、400〜500℃の高温で操作するため、機器及び設備のコストが高くなる。
ヨウ化水素分解器では、一般には、触媒を充填した容器に気相のヨウ化水素を接触させる方法が用いるが、より効率よい運転を実現するための(反応3)の分解率を向上させる方法として、容器内に、触媒に加えてヨウ素吸着剤を充填し、その容器を複数設置し、複数容器においてヨウ素吸着操作とヨウ素脱着操作を交互に行う方法(特許文献2)、或いは、容器内に、触媒に加えて水素分離膜を設置する方法が知られている。
特開2006−232561号公報 特開2005−289733号公報
しかしながら、ヨウ素吸着剤を用いる方法では、別途吸着剤を設置する必要があり、また、同一機能を有するヨウ化水素分解器が複数機必要であり、また、ヨウ素吸着とヨウ素脱着はバッチ操作で行うため、連続的に処理することができない。また、ヨウ素の脱着操作において熱エネルギーが必要である。水素分離膜を用いる方法では、従来、セラミクス材料製分離膜が用いられているが、本材料は、その脆性、製造法の制限から、原子力産業、化学産業に用いられる大型機器には適していない。
本発明は、大型化に適するようにし、ヨウ素吸着剤や水素分離膜を用いることなく、また、同一機能を有する機器を複数設けることなく、(反応3)を連続的に行い、(反応3)の分解率を向上させることを課題とする。
本発明は、ガス化前のヨウ化水素溶液(ヨウ化水素が飽和溶解度で、かつ、ヨウ素を殆ど溶解していない状態)とヨウ化水素分解反応後の混合ガスを交流接触させ、混合ガス中のヨウ素ガスをヨウ化水素溶液に溶解させて、混合ガスからヨウ素ガスを遣択的に除去する。さらに、ヨウ化水素ガスの熱分解とヨウ素ガスの除去を交互に行い、複数回繰り返すことにより、ヨウ化水素ガスの分解を促進して、トータルの分解率を向上させるものである。
即ち、本発明は、二酸化硫黄(SO)と水とヨウ素を混合させヨウ化水素と硫酸を生成するブンゼン反応で生成したヨウ化水素溶液を濃縮、精製してヨウ化水素ガスを生成し、ヨウ化水素ガスを熱分解して水素とヨウ素を生成し、水素のみを取り出すための、濃縮器、蒸留器、ヨウ化水素分解器、及びヨウ化水素回収器から構成される連続的に水素を製造する装置に関するものである。
そして、本発明は、前記ヨウ化水素分解器において、以下の手段(A)及び(B)を有することをその特徴とするものである。
(A)ヨウ化水素を水素とヨウ素とに熱分解処理し、水素とヨウ素と未分解のヨウ化水素を含有する分解組成物を得るためのヨウ化水素分解する手段、及び
(B)手段(A)で得られた分解組成物を、ヨウ化水素と水を含有するヨウ化水素溶液と接触させることにより、分解組成物中のヨウ素のみをヨウ化水素溶液に溶解させて分解組成物から除去し、それによりヨウ素濃度が高められたヨウ化水素溶液を得ると共に、水素と未分解のヨウ化水素を分離取得するためのヨウ素除去手段。
本発明のヨウ化水素分解器は、図1及び図2に示されるように、上鏡1、胴2、底板3から構成された反応容器で、その内部に複数個の棚段12を設け、各棚段にはヨウ化水素ガスの分解を促進する触媒16を内装した複数個の反応筒15を設け、反応筒を加熱するための伝熱管17を胴2の上部に設けられた上部管板10と、下部に設けられた下部管板11とに貫通して取り付けた構造を有する。
この反応容器の上部には濃縮工程または蒸留工程からのヨウ化水素と水を含有するヨウ化水素溶液が供給されて順次棚段を下降し、その下部には蒸留工程からのヨウ化水素ガスが供給されて順次棚段を上昇し、反応筒中で水素ガスとヨウ素ガスに分解され、棚段でヨウ化水素溶液と向流接触し、反応容器の上部のガス出口から水素とヨウ化水素ガスの混合ガスが取り出され、その下部の液出口からヨウ素を多く含んだヨウ化水素溶液が取り出され、伝熱管には加熱用ガスが反応容器下部から頂部に流されてヨウ化水素ガスが加熱される。
本発明によれば、セラミクス材料をほとんど用いないため大型化に適する。また、プロセス内にもともとある溶液にヨウ素を吸着させるため、別途ヨウ素吸着剤を設置する必要がない。また、同一機能を有する機器を複数設けることなく、(反応3)を連続的に行うことができ、(反応3)の分解率を向上させることができる。また、操作温度を250℃程度まで下げることが可能である。
従って、リサイクルする未分解のヨウ化水素ガスのプロセス量を少なくすることができ、かつ、操作温度を下げることができるため、反応器や熱交換器、配管等の製造設備を大幅に合理化できる。また、リサイクルに係る熱損失が低減されて、熱効率の向上が期待できる。
本発明のヨウ化水素分解器を図1及び図2に示す。また、本発明のヨウ化水素分解器を用いたヨウ化水素系のプロセスフローを図3に示す。
ヨウ化水素分解器は、上鏡1、胴2、底板3から構成された反応容器で、内部に複数個の棚段12を設けた構造である。各棚段12にはヨウ化水素ガス102の分解を促進する触媒16を内部に装荷した複数個の反応筒15を設けている。ヨウ化水素ガス102の分解反応は吸熱反応なので、ヨウ化水素ガス102の温度が低下しないよう、加熱用ガス111aを用いて加熱できるよう反応筒15に伝熱管17を貫通させる。伝熱管17は、胴2の上部に設けられた上部管板10と、下部に設けられた下部管板11に取り付けられている。
蒸留工程301で生成されたヨウ化水素ガス102は、胴2の下部に設けられたヨウ化水素ガス入口ノズル8から投入され、反応筒15の内部を上昇して上の段へ移行し、順次上昇をしながら胴2の上部に設けられた混合ガス出口ノズル5からヨウ化水素回収工程304へ送られる。一方、ヨウ化水素溶液E109は、胴2の上部に設けられたヨウ化水素溶液入口ノズル6から投入されて、各棚段12の上を流れ、堰板13から下の段へ移行し、順次下降をしながら胴2の下部に設けられたヨウ化水素溶液出口ノズル7から系統へ戻る。加熱用ガス111aは、胴2の下部に設けられた加熱用ガス入口ノズル9から入り、伝熱管17の内部を上昇しながら、反応筒15の内部にあるヨウ化水素ガス102又は混合ガスB104を加熱して、上鏡1の上部に設けられた加熱用ガス出口ノズル4から系統へ戻る。
ヨウ化水素ガス入口ノズル8から入ったヨウ化水素ガス102は、触媒16が充填された反応筒15の内部を上昇しながら分解して混合ガスA103となる。混合ガスA103は、反応筒15の上部から排出されるが、反応筒15の上部にはキャップ14があるため、混合ガスA103はそのまま上段へ流れることができず、反応筒15とキャップ14の隙間を下降し、棚段12の上に溜まっているヨウ化水素溶液E109と接触した後に上段へ流れる。混合ガスA103の成分は水素ガス105,ヨウ素ガス107aと未分解のヨウ化水素ガス102であるが、ヨウ化水素溶液E109と接触した時にヨウ素ガス107aはヨウ化水素溶液E109に溶解するため、混合ガスA103からヨウ素ガス107aが取り除かれ、混合ガスB104となる。混合ガスB104は上の段の反応筒15に入り内部を上昇する。混合ガスB104の成分は、前段で生成された水素ガス105と、未分解のヨウ化水素ガス102のため、反応筒15を上昇する時に、未分解のヨウ化水素ガス102が分解する。この反応を数段繰り返すことにより、ヨウ化水素ガス102は分解して減少し、ヨウ素ガス107aはヨウ化水素溶液E109に溶解して、水素ガス105が蓄積される。混合ガス出口ノズル5から、水素ガス105及び未分解のヨウ化水素ガス102が取り出される。ヨウ化水素溶液E109は、ヨウ化水素の溶解は飽和状態で、かつヨウ素成分が極めて少ない状態の溶液を用いる。ヨウ素ガス107aを溶解してヨウ素を多く含んだヨウ化水素溶液F110となって、ヨウ化水素溶液出口ノズル7から排出される。
本発明のヨウ化水素分解器は、ヨウ化水素ガスの分解とヨウ素の除去を交互に行うことを特徴としている。ヨウ化水素ガスの分解を行う反応筒と、ヨウ素の除去を行う棚段を組み合わせて複数段設けることにより、ヨウ化水素ガスの分解を促進して分解率が向上することを特徴とする。分解温度250℃、段数10段とした場合の理論分解率は約50%となる。
本発明の実施例の概念を示すヨウ化水素分解器の縦断面図 本発明の実施例の概念を示すヨウ化水素分解器の反応筒周りの詳細断面図 本発明によるヨウ化水素溶液から水素ガスを生成するヨウ化水素系のプロセスフロー図 ヨウ化水素溶液から水素ガスを生成するヨウ化水素系の基本プロセスフロー図 従来の技術によるヨウ化水素溶液から水素ガスを生成するヨウ化水素系のプロセスフロー図
符号の説明
1:上鏡
2:胴
3:底板
4:加熱用ガス出口ノズル
5:混合ガス出口ノズル
6:ヨウ化水素溶液入口ノズル
7:ヨウ化水素溶液出口ノズル
8:ヨウ化水素ガス入口ノズル
9:加熱用ガス入口ノズル
10:上部管板
11:下部管板
12:棚板
13:堰板
14:キャップ
15:反応筒
16:触媒
17:伝熱管
18:底板
100:ヨウ化水素溶液A
101a:ヨウ化水素溶液B
101b:ヨウ化水素溶液C
102:ヨウ化水素ガス
103:混合ガスA(水素ガス、ヨウ素ガス、ヨウ化水素ガスの混合ガス)
104:混合ガスB(水素ガス、ヨウ化水素ガスの混合ガス)
105:水素ガス
106:ヨウ化水素溶液D
107:ヨウ素(液体)
107a:ヨウ素ガス
108:ヨウ化水素(液体)
109:ヨウ化水素溶液E
110:ヨウ化水素溶液F
111a:加熱用ガス(高混)
111b:加熱用ガス(低温)
200:冷却器
201:熱交換器A
202:リボイラ
203:熱交換器B
204:気化器
205:冷凍機
300:濃縮工程
301:蒸留工程
302:分解工程
303:ヨウ素回収工程
304:ヨウ化水素回収工程

Claims (5)

  1. ヨウ化水素の分解反応を利用して水素を製造するための装置であって、以下の手段(A),(B)を有するヨウ化水素分解器。
    (A)ヨウ化水素を水素とヨウ素とに熱分解処理し、水素とヨウ素と未分解のヨウ化水素を含有する分解組成物を得るためのヨウ化水素分解手段
    (B)手段(A)で得られた分解組成物を、ヨウ化水素と水を含有するヨウ化水素溶液と接触させることにより、分解組成物中のヨウ素のみをヨウ化水素溶液に溶解させて分解組成物から除去し、それによりヨウ素濃度が高められたヨウ化水素溶液を得ると共に、水素と未分解のヨウ化水素を分離取得するためのヨウ素除去手段
  2. 手段(A)及び手段(B)の組合せを複数回繰り返して行うように構成されている請求項1記載のヨウ化水素分解器。
  3. 加熱用ガスの伝熱管を複数本設けて、手段(A)で奪われる吸収熱を加熱用ガスからの熱により補うことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のヨウ化水素分解器。
  4. 手段(A)のヨウ化水素分解手段で白金等の触媒を用いることを特徴とする、請求項1〜請求項3に記載のヨウ化水素分解器。
  5. 手段(B)のヨウ化水素と水を含有するヨウ化水素溶液にプロセス内のヨウ化水素溶液を用いることを特徴とする、請求項1〜請求項4に記載のヨウ化水素分解器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018177614A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 Isプロセスを用いた水素製造システム及びヨウ素回収方法

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