JP2021063272A - 高強度鋼板 - Google Patents
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オーステナイトと為して、これを歪誘起マルテンサイト変態させることで伸びを向上させる変態誘起塑性(TRIP:Transformation Induced Plasticity)効果を活用した、TRIP鋼が提案されている。
C :0.32質量%以上、0.50質量%以下、
Si:0質量%超、3.0質量%以下、
Mn:5.0質量%以上、7.8質量%以下、
Al:1.60質量%以上、3.50質量%以下、
N :0質量%超、0.01質量%以下、
P :0質量%超、0.1質量%以下、及び
S :0質量%超、0.01質量%以下
を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなり、
金属組織が、全金属組織に対する面積率で40%以上80%以下のオーステナイトを含み、残部がフェライト及びマルテンサイトの少なくとも1種以上からなり、
20μm2以上の面積を有するフェライト粒の分率が、全金属組織に対する面積率で10%以下であり、
前記オーステナイトの成分組成は、下記式(1)で表されるX値が15以上45以下を満たすものである、高強度鋼板である。
X=−25.9+50.8×[Cγwt.%]+1.03×[Siγwt.%]+0.881×[Mnγwt.%]+4.94×[Alγwt.%]−0.469×[Crγwt.%]+1.28×[Cuγwt.%]・・・(1)
ただし、[Cγwt.%]、[Siγwt.%]、[Mnγwt.%]、[Alγwt.%]、[Crγwt.%]及び[Cuγwt.%]は、それぞれ前記オーステナイトに含まれるC、Si、Mn、Al、Cr及びCuの濃度を表し、含まれない元素の濃度はゼロとする。
Cr:0質量%超、3.0質量%以下を更に含有する、態様1に記載の高強度鋼板である。
B:0質量%超、0.01質量%以下を更に含有する、態様1又は2に記載の高強度鋼板である。
Cu:0質量%超、3.0質量%以下、及び
Ni:0質量%超、3.0質量%以下
からなる群より選択される1種又は2種を更に含有する、態様1〜3のいずれかに記載の高強度鋼板である。
V :0質量%超、0.5質量%以下、
Nb:0質量%超、0.5質量%以下、
Mo:0質量%超、0.5質量%以下、及び
Ti:0質量%超、0.5質量%以下
からなる群より選択される1種以上を更に含有する、態様1〜4のいずれかに記載の高強度鋼板である。
Ca :0質量%超、0.01質量%以下、
Mg :0質量%超、0.01質量%以下、及び
REM:0質量%超、0.01質量%以下
からなる群より選択される1種以上を更に含有する、態様1〜5のいずれかに記載の高強度鋼板である。
以下に本発明の実施形態に係る高強度鋼板の金属組織の詳細を説明する。
以下の金属組織の説明では、そのような組織を有することにより各種の特性を向上できるメカニズムについて説明している場合がある。これらは本発明者らが現時点で得られている知見により考えたメカニズムであるが、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに留意されたい。
残留γは、プレス加工等の加工中に、加工誘起変態によりマルテンサイトに変態するTRIP現象を発現し、大きな伸びを得ることのできる組織である。また、形成されるマルテンサイトは高い硬度を有する。そのため、残留γは、強度−延性バランスの向上に寄与する。このような作用を有効に発揮させるため、全金属組織に占める残留γの分率は、面積率で40%以上、好ましくは45%以上、より好ましくは50%以上にする。一方、残留γが過剰に含有されると、加工時にマルテンサイト変態しない残留γが存在し、強度が不足する。そのため、残留γの分率は、面積率で80%以下、好ましくは70%以下、より好ましくは60%以下とする。
本発明の実施形態では、残留γ中の化学成分組成について、下記式(1)で表されるX値が15以上45以下となるように制御する。
X=−25.9+50.8×[Cγwt.%]+1.03×[Siγwt.%]+0.881×[Mnγwt.%]+4.94×[Alγwt.%]−0.469×[Crγwt.%]+1.28×[Cuγwt.%]・・・(1)
ただし、[Cγwt.%]、[Siγwt.%]、[Mnγwt.%]、[Alγwt.%]、[Crγwt.%]及び[Cuγwt.%]は、それぞれ前記オーステナイトに含まれるC、Si、Mn、Al、Cr及びCuの濃度を表し、含まれない元素の濃度はゼロとする。
上記残留γ分率及び残留γ中の化学成分組成(以下、「残留γ組成」ということがある)を制御することは、高延性化に寄与させることができる一方、強度が低下する場合がある。ここで、フェライトは、一般的に加工性に優れるものの、強度が低い組織である。また、フェライトが粗大化すると、転移の移動を制限する粒界が減少し得るため、強度が低下し得る。そこで、本発明では、20μm2以上の面積を有する粗大なフェライト粒の分率を10%以下に制御して、強度を向上させる。これにより、残留γ分率及び残留γ組成を制御することによる強度低下を抑制し、従来よりも強度を向上させることができる。20μm2以上の面積を有するフェライト粒の分率は、好ましくは7%以下、より好ましくは5%以下、最も好ましくは0%である。
以下に本発明の実施形態に係る高強度鋼板の化学成分組成について説明する。まず、基本となる元素、C、Si、Mn、Al、N、P及びSについて説明し、さらに選択的に添加してよい元素について説明する。
C(炭素)は、Mnと共にオーステナイト安定化元素として残留γ分率の増加及び残留γの加工に対する安定性向上に寄与する。また、Cは、粗大フェライトの形成を抑制する効果がある。このような作用を有効に発揮させるために、Cは0.32質量%以上含有する必要がある。好ましくは0.34質量%以上含有させる。しかし、C含有量が0.50%超では溶接性を悪化させる。そのため、C含有量は、0.50質量%以下、好ましくは0.45質量%以下とする。
Si(ケイ素)は、フェライトの固溶強化元素として有用であり、伸びの低下を最小限としつつ高YS(Yield Stress、降伏応力)化、高TS化に寄与する。そのため、Siは、0質量%超、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上含有させる。しかし、Siが過度に含有されると局部延性が低下し、特にシャー端面におけるクラック生成を促進させ曲げ性を低下させる。そのため、Si含有量は、3.0質量%以下、好ましくは2.5質量以下、より好ましくは2.0質量以下とする。
Mn(マンガン)は、オーステナイト安定化元素として残留γ分率の増加及び残留γの加工に対する安定性向上に寄与する。また、Mnは、粗大フェライトの形成を抑制する効果がある。このような作用を有効に発揮させるために、Mnは、5.0質量%以上含有させる必要がある。好ましくは6.0質量%以上、より好ましくは6.5質量%以上含有させる。しかし、Mn含有量が7.8質量%超では、フェライトの回復が抑制され、加工の影響を受けた延性に乏しい組織が残留してしまう。また、残留γが過度に安定になり、強度及び伸びの確保が困難になる場合がある。そのため、Mn含有量は、7.8質量%以下、好ましくは7.5質量%以下とする。
P(リン)は、不純物元素として不可避的に存在し、0.1質量%を超えて含まれると伸びが劣化する。そのため、P含有量は、0.1質量%以下、好ましくは0.02質量%以下に制限する。
S(硫黄)も不純物元素として不可避的に存在し、MnS等の硫化物系介在物を形成し、割れの起点となって伸びを低下させる元素である。このため、S含有量は、0.01質量%以下、好ましくは0.005質量%以下に制限する。
Al(アルミニウム)は、脱酸材として用いられ、その含有量が0.001質量%未満では鋼の清浄作用が十分に得られない。また、Alは残留γの積層欠陥エネルギー(すなわち、SFE)を高める作用を持ち、TWIP効果の発現に寄与して延性向上に有効な元素である。このような作用を有効に発揮させるために、Alは、1.60質量%以上、好ましくは1.80質量%以上、より好ましくは2.00質量%以上含有させる。一方、Al含有量が3.50質量%を超えると鋼を脆化させ、鋳造時の鋼片割れを引き起こすほか、凝固時に粗大なフェライトが形成され、最終製品にも残存することで強度低下を招く。そのため、Al含有量は、3.50質量%以下、好ましくは3.00質量%、より好ましくは2.50質量%以下とする。
N(窒素)も不純物元素として不可避的に存在し、歪時効により伸びを低下させる。また、Nは、Alと結合し粗大な窒化物として析出するため、シャー端面での破壊を引き起こす。したがって、Nの含有量はできるだけ低い方が望ましく、その上限は0.01質量%以下であり、好ましくは0.006質量%以下に制限する。
残部は、鉄及び不可避不純物である。不可避不純物としては、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる微量元素(例えば、As、Sb、Snなど)の混入が許容される。なお、例えば、P及びSのように、通常、含有量が少ないほど好ましく、従って不可避不純物であるが、その組成範囲について上記のように別途規定している元素がある。このため、本明細書において、残部を構成する「不可避不純物」という場合は、別途その組成範囲が規定されている元素を除いた概念である。
Cr(クロム)、B(ホウ素)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、V(バナジウム)、Nb(ニオブ)、Mo(モリブデン)及びTi(チタン)は、鋼の強化元素として有用な元素である。また、Cr及びCuは、残留γの積層欠陥エネルギー(すなわち、SFE)の制御に用いることもできる。これらの作用を有効に発揮させるために、Cr、B、Cu、Ni、V、Nb、Mo及びTiは、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上含有させてもよい。しかし、Cr、B、Cu、Ni、V、Nb、Mo及びTiは、過剰に含有させても上記効果が飽和してしまい、経済的に無駄である。そのため、Cr、Cu及びNiはそれぞれ3.0質量%以下(より好ましくは2.0質量%以下)、Bは0.01質量%以下(より好ましくは0.005質量%以下)、V、Nb、Mo及びTiは0.5質量%以下(より好ましくは0.3質量%以下)に制限することが推奨される。
Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)及びREM(希土類元素)は、鋼中硫化物の形態を制御し、加工性向上に有効な元素である。そのため、Ca、Mg及びREMは、好ましくは0.0005質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上含有させてもよい。なお、本発明の実施形態に用いられるREMとしては、Sc(スカンジウム)、Y(イットリウム)、ランタノイド等が挙げられる。しかし、Ca、Mg及びREMは、過剰に含有させても上記効果が飽和してしまい、経済的に無駄である。そのため、Ca、Mg及びREMは、それぞれ0.01質量%以下(より好ましくはCa及びMgは0.003質量%以下、REMは0.006質量%以下)に制限することが推奨される。
上述のように本発明の実施形態に係る高強度鋼板は、TS及びTS×uEL(均一伸び)が何れも高いレベルにある。本発明の実施形態に係る高強度鋼板のこれらの機械的特性について以下に詳述する。
鋼板の圧延方向におけるTSは、1140MPa以上、好ましくは1180MPa以上である。引張強度が高いほど好ましいが、本発明の実施形態に係る鋼板の化学成分組成及び製造条件等を考慮すると、引張強度の上限は1470MPa程度である。
鋼板の圧延方向におけるTS×uELは、48000MPa・%以上である。好ましくは52000MPa・%以上、より好ましくは56000MPa・%以上である。高いTS×uELを有することで、高い強度と高い伸びとを同時に有する、高レベルの強度−延性バランスを有する鋼板を得ることができる。
次に本発明の実施形態に係る高強度鋼板の製造方法について説明する。
上述の化学成分組成を有する鋼を溶製し、造塊又は連続鋳造によりスラブ(鋼材)としてから、熱間圧延を行う。スラブ加熱温度は、1100℃〜1300℃とすることが好ましい。1100℃未満では圧延荷重の増大をまねく恐れがあり、1300℃超では加熱に要するエネルギーが増大し生産コストが増大する。また、仕上げ圧延温度は、800℃〜1000℃とすることが好ましい。800℃未満では圧延荷重の増大をまねく恐れがあり、1000℃超では結晶粒が粗大化し、延性が低下する恐れがある。その後、700℃以下の温度で巻取りを行い、室温まで冷却する。なお、この後、酸洗及び冷間圧延を行ってもよい。また、熱間圧延に代えて、熱間鍛造を行ってもよい。
続いて、上記製造された熱延鋼板に対して二相域焼鈍を施す。これにより、強度−延性バランスに優れた鋼板を製造することができる。二相域焼鈍は、Ac1点+15℃以上、Ac1点+150℃以下の加熱温度で、180秒以上保持することで行う。加熱温度がAc1点+150℃を超えると、残留γ量が過剰となり、鋼板の強度が不足する。また、加熱温度がAc1点+15℃未満では、フェライト量が過剰となり、残留γ量が減少する。その結果、鋼板の強度、伸び、又はその両方を確保することができない。また、保持時間が180秒未満では、残留γへの合金元素の分配が不十分となり、鋼板の伸びが不足する。
Ac1(℃)=723−10.7×[Mn]−16.9×[Ni]+29.1×[Si]+16.9×[Cr]・・・(2)
ここで、上記式中の[ ]は、各元素の含有量(質量%)を表す。
表1に示すNo.1〜3の各化学成分組成を有する鋼をラボにてVIF溶製した後、熱間鍛造にて厚さ50mm、幅150mmの鋼材を作製した。その後、熱間で粗圧延を施し、更に1200℃で30分間の加熱後、仕上げ圧延を施した。その後、500℃の大気炉に30分間保持後(巻取りを模擬)、炉冷することで、板厚3〜4mmの熱延鋼板を作製した。その後、500℃から575℃の間で2時間の軟質化焼鈍を施した。また、No.3の鋼板に対しては、酸洗後に冷間圧延を更に施し、厚さ1.4mmtとした。なお、上記軟質化焼鈍及び冷間圧延は、本発明で規定されている金属組織に本質的な影響を及ぼさない。その後、表1に記載の加熱温度及び保持時間で二相域焼鈍を行った。なお、表1並びに後述する表2及び表3において、下線を付した数値は、本発明の実施形態の範囲から外れていることを示している。
得られたサンプルを用いて、以下の方法により、残留γ分率、粗大フェライト分率及び残留γ組成について評価した。評価結果は、表2に示した。
残留γ分率の測定は、各サンプルを鏡面研磨し、FE−SEM(日本電子社製)を用いて、圧延方向に垂直な断面の板厚1/4部の組織を観察した。そして、概略20μm×20μm又は30μm×30μmの領域に対し、step size:0.05μmの条件でEBSD(EDAX社製、OIM Data Collection)にて測定を行った。そして、解析ソフトのTSL OIM Analysis 7 x64を用いてiron−αとiron−γの分率を求めた。そして、iron−αと判定された領域をフェライト及びマルテンサイト、iron−γと判定された領域を残留γと定義して、残留γ分率を測定した。
20μm2以上の面積を有する粗大フェライト分率の測定は、各サンプルを鏡面研磨し、FE−SEM(日本電子社製)を用いて、圧延方向に垂直な断面の板厚1/4部の組織を観察した。そして、概略300μm×300μmの領域に対し、step size:0.5μmの条件でEBSD解析(EDAX社製、OIM Data Collection)を行った。そして、解析ソフトTSL OIM Analysis 7 x64を用いて15°以上の方位差を結晶粒界と定義したときに、結晶粒面積が20μm2以上のα−Fe粒を粗大フェライトと定義して、その面積率を粗大フェライト分率とした。なお、本発明の実施形態に係る成分組成では、残留γ及び粗大フェライト以外の残部組織は、結晶粒面積が20μm2未満の微細フェライト及び/又はマルテンサイトである。
残留γ組成の測定は、各サンプルを鏡面研磨し、FE−SEM(日本電子社製)を用いて、圧延方向に垂直な断面の板厚1/4部の組織を観察した。そして、概略4.5μm×6μmの領域に対し、電界放出型電子線マイクロアナライザ(FE−EPMA)を用いて定量分析を行った。Mn濃度が視野全体の平均値の1.2倍以上の測定点を残留γと定義し、残留γ上の任意の測定点50点を抽出し、各点の合金元素組成(質量%)を求めた。そして、その平均値を残留γ組成(質量%)として算出した。
[Cwt.%]=[C]/Vγ×100・・・(3)
引張試験を行って、引張強度(TS)と均一伸び(uEL)を測定した。サンプルNo.3については、JIS Z 2201に記載の5号試験片を作製した。試験片の切り出し方向は、試験片の長手方向がサンプルの圧延方向と平行となるようにした。そして、JIS Z 2241に従って引張試験を行うことで、引張強度(TS)と均一伸び(uEL)を測定した。
サンプルNo.1は、本発明の実施形態に係る要件を全て満足する発明例である。所定の成分組成を有し、規定の残留γ分率、粗大フェライト分率及び残留γ組成を有していたため、高強度かつ強度−延性バランスに優れていた。
サンプルNo.2は、C含有量が低かったため、粗大フェライト分率が大きくなり、引張強度TSが低かった。
サンプルNo.3は、C含有量及びAl含有量が低かったため、残留γ組成のX値が低下し、引張強度TS及び強度−延性バランスが共に劣っていた。
Claims (6)
- C :0.32質量%以上、0.50質量%以下、
Si:0質量%超、3.0質量%以下、
Mn:5.0質量%以上、7.8質量%以下、
Al:1.60質量%以上、3.50質量%以下、
N :0質量%超、0.01質量%以下、
P :0質量%超、0.1質量%以下、及び
S :0質量%超、0.01質量%以下
を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなり、
金属組織が、全金属組織に対する面積率で40%以上80%以下のオーステナイトを含み、残部がフェライト及びマルテンサイトの少なくとも1種以上からなり、
20μm2以上の面積を有するフェライト粒の分率が、全金属組織に対する面積率で10%以下であり、
前記オーステナイトの成分組成は、下記式(1)で表されるX値が15以上45以下を満たすものである、高強度鋼板。
X=−25.9+50.8×[Cγwt.%]+1.03×[Siγwt.%]+0.881×[Mnγwt.%]+4.94×[Alγwt.%]−0.469×[Crγwt.%]+1.28×[Cuγwt.%]・・・(1)
ただし、[Cγwt.%]、[Siγwt.%]、[Mnγwt.%]、[Alγwt.%]、[Crγwt.%]及び[Cuγwt.%]は、それぞれ前記オーステナイトに含まれるC、Si、Mn、Al、Cr及びCuの濃度を表し、含まれない元素の濃度はゼロとする。 - Cr:0質量%超、3.0質量%以下を更に含有する、請求項1に記載の高強度鋼板。
- B:0質量%超、0.01質量%以下を更に含有する、請求項1又は2に記載の高強度鋼板。
- Cu:0質量%超、3.0質量%以下、及び
Ni:0質量%超、3.0質量%以下
からなる群より選択される1種又は2種を更に含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の高強度鋼板。 - V :0質量%超、0.5質量%以下、
Nb:0質量%超、0.5質量%以下、
Mo:0質量%超、0.5質量%以下、及び
Ti:0質量%超、0.5質量%以下
からなる群より選択される1種以上を更に含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の高強度鋼板。 - Ca :0質量%超、0.01質量%以下、
Mg :0質量%超、0.01質量%以下、及び
REM:0質量%超、0.01質量%以下
からなる群より選択される1種以上を更に含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の高強度鋼板。
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