JP2021061201A - 電池固定部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体に容易に装着することができる電池固定部材を提供する。【解決手段】電池固定部材10は、立設された複数の柱状の電池Bを固定するのに用いられる。電池固定部材10は、ゴム製シートで構成された固定部材本体11と、その電池B側となる面に、複数の電池Bのそれぞれを多点で外嵌め保持するように配設された複数の電池保持凸部12とを備える。【選択図】図1A
Description
本発明は、電池固定部材に関する。
携帯電話などの携帯型電子装置、電動工具などのコードレス電気装置、電気自動車等では、給電のための電池パックが用いられている。そして、かかる電池パックには、筐体に複数の円柱状の二次電池が収容されたものがある(例えば特許文献1)。
ところで、電池パックには、筐体に収容された複数の二次電池をゴム製シートの電池固定部材を用いて固定した構造のものがある。ところが、そのような構造の電池パックでは、電池固定部材を装着する際に、ゴム製シートの電池固定部材が撓むため、複数の電池保持部でそれぞれ対応する二次電池を同時に保持することが困難であるという問題がある。
本発明の課題は、複数の電池に容易に装着することができる電池固定部材を提供することである。
本発明は、立設された複数の柱状の電池を固定するのに用いられる電池固定部材であって、ゴム製シートで構成された固定部材本体と、前記固定部材本体の電池側となる面に、前記複数の電池のそれぞれを多点で外嵌め保持するように配設された複数の電池保持凸部とを備える。
本発明によれば、固定部材本体に設けられた電池保持凸部が電池を多点で外嵌め保持し、電池保持用の孔が形成される場合と比べると、電池固定部材の剛性が高くなり、それによって複数の電池に容易に装着することができる。
以下、実施形態について詳細に説明する。
図1A〜Cは、実施形態に係る電池固定部材10を示す。実施形態に係る電池固定部材10は、立設された複数の円柱状の電池Bを固定するのに用いられる。
実施形態に係る電池固定部材10は、固定部材本体11と、複数の電池保持凸部12とを備える。
固定部材本体11は、厚さが例えば0.5mm以上1.5mm以下の矩形のゴム製シートで構成されている。固定部材本体11を形成するゴム組成物は、特に限定されるものではないが、高耐熱性の観点から、シリコーンゴム組成物であることが好ましい。
固定部材本体11を形成するシリコーンゴム組成物は、ゴム成分としてオルガノポリシロキサンを含有する。そのオルガノポリシロキサンとしては、例えば、平均単位式:RaSiO(4−a)/2(式中、Rは、炭化水素基又はハロゲン化アルキル基である。aは、1.95以上2.05以下である。)で示されるものが挙げられる。
固定部材本体11を形成するシリコーンゴム組成物は、オルガノポリシロキサン100質量部に対して、粉末シリカを10質量部以上100質量部以下、層状珪酸塩(例えば、マイカ)を10質量部以上50質量部以下、酸化チタンを0.5質量部以上20質量部以下、硬化剤の白金系触媒を4.0質量部以上14.0質量物以下配合した未硬化のシリコーンゴム組成物を、一次加硫条件:処理温度120℃以上160℃以下及び処理時間5分間以上10分間以下、並びに二次加硫条件:処理温度150℃以上250以下及び処理時間3時間以上5時間以下の硬化条件で硬化させた硬化物である。このシリコーンゴム組成物は、JIS K6253に基づいて、タイプAデュロメータを用いて測定される表面の硬さが50以上90以下であるものが好適である。
複数の電池保持凸部12のそれぞれは、基端側が大径で且つ先端側が小径の側面がテーパ状に形成された円錐台形状に形成されている。複数の電池保持凸部12は、固定部材本体11の電池B側となる底面に、底面側から視て六角格子を形成するように配設されている。複数の電池保持凸部12は、固定部材本体11と同一のゴム組成物で固定部材本体11と一体に形成されていてもよい。或いは、複数の電池保持凸部12は、固定部材本体11とは同一又は異なる材料で別体に形成されて、固定部材本体11に接着や固定具により取り付けられていてもよい。
電池保持凸部12は、図2Aに示すように、1つの六角形を構成する6個の電池保持凸部12において、それらの基端の外周の内接円の直径をd及びそれらの頂面の外周の内接円の直径をDとするとともに、保持対象の電池Bの外径をAとしたとき、d<A<Dとなるように形成されている。したがって、図2Bに示すように、それらの6個の電池保持凸部12間に電池Bを配置すると、その周縁が6個の電池保持凸部12のそれぞれの外周面における傾斜方向の中間部に当接する。電池保持凸部12の数は、電池Bの数に依存し、その電池Bの数は、例えば6個以上100個以下である。
実施形態に係る電池固定部材10は、例えばプレス成形によって製造することができる。
次に、この実施形態に係る電池固定部材10の複数の電池Bへの装着方法について説明する。
ここで、複数の電池Bは、図3Aに示すように、上方に開口した箱状の筐体20内に、各々、一端が筐体20の底面部に固定されて立設され、平面視で三角格子を形成して相互に間隔をおきつつ最密になるように配設されて収容されている。電池Bは、例えばリチウム二次電池等である。筐体20は、例えばアルミニウムで形成されている。
実施形態に係る電池固定部材10を筐体20内の複数の電池Bに装着する際には、まず、図3A及びBに示すように、筐体20の上方に、電池固定部材10を、固定部材本体11が水平となり且つ電池保持凸部12が筐体20内の電池B側となるように配置する。
続いて、図3Cに示すように、電池固定部材10を、複数の電池Bの他端上に、六角格子を構成するように配設された6個1組の電池保持凸部12が、対応する1個の電池Bを囲んで、その他端周縁に当接するように載せる。このとき、電池保持用の孔が形成されていない固定部材本体11は剛性が比較的高く、平坦を保ち易いので、6個1組の電池保持凸部12間の対応する電池Bとの位置ずれが小さく、そのため全ての6個1組の電池保持凸部12が概ね同時に対応する電池Bに当接する。また、同時に、三角格子を構成するように配設された3個の電池B間には、1個の電池保持凸部12が挿入され、この部分では、この1個の電池保持凸部12が3個の電池Bに当接する。なお、各電池保持凸部12における電池Bとの当接位置は、その外周面における傾斜方向の中間部となる。
そして、最後に、図3Dに示すように、固定部材本体11を電池B側に押圧する。このとき、6個1組の電池保持凸部12が、対応する電池Bの他端が基端まで押し込まれることにより弾性変形し、その結果、電池Bの他端部の側面を3点で外嵌め保持する。また、3個の電池Bに当接する1個の電池保持凸部12は、それらの3個の電池Bの保持に関与することとなる。すなわち、複数の電池保持凸部12は、電池Bの2個以上に接触するものを含むこととなり、1個の電池保持凸部12が2個以上の電池Bの保持に共用されるので、これにより電池固定部材10の構成の簡略化が図られる。
このようにして、実施形態に係る電池固定部材10は、筐体20内に立設されて収容された複数の電池Bを固定する。
以上の構成の実施形態1に係る電池固定部材10によれば、固定部材本体11に設けられた電池保持凸部12が電池Bを6点で外嵌め保持し、電池保持用の孔が形成される場合と比べると、固定部材本体11の剛性が高く、平坦に保ち易いので、6個1組の電池保持凸部12間の対応する電池Bとの位置ずれが小さく、全ての6個1組の電池保持凸部12が概ね同時に対応する電池Bに当接することとなるので、複数の電池Bに容易に装着することができる。また、電池の全周を外嵌め保持する場合、電池間の間隔をある程度広くする必要があるが、実施形態1に係る電池固定部材10によれば、電池Bを6点で外嵌め保持するので、電池B間の間隔を小さくし、それによって電池密度を高めることができる。
なお、上記実施形態では、6個1組の電池保持凸部12で電池Bを6点で外嵌め保持する構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、電池をそれ以外の3点以上の多点で外嵌め保持する構成であってもよい。
本発明は、電池固定部材の技術分野について有用である。
10 電池固定部材
11 固定部材本体
12 電池保持凸部
20 筐体
B 電池
11 固定部材本体
12 電池保持凸部
20 筐体
B 電池
Claims (5)
- 立設された複数の柱状の電池を固定するのに用いられる電池固定部材であって、
ゴム製シートで構成された固定部材本体と、
前記固定部材本体の電池側となる面に、前記複数の電池のそれぞれを多点で外嵌め保持するように配設された複数の電池保持凸部と、
を備えた電池固定部材。 - 請求項1に記載された電池固定部材において、
前記複数の電池保持凸部が前記固定部材本体と一体に形成されている電池固定部材。 - 請求項1に記載された電池固定部材において、
前記複数の電池保持凸部が、前記固定部材本体とは別体に形成されて、前記固定部材本体に取り付けられている電池固定部材。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載された電池固定部材において、
前記複数の電池保持凸部は、前記電池の2個以上に接触するものを含む電池固定部材。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載された電池固定部材において、
前記固定部材本体がシリコーンゴム組成物で形成されている電池固定部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019185383A JP2021061201A (ja) | 2019-10-08 | 2019-10-08 | 電池固定部材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019185383A JP2021061201A (ja) | 2019-10-08 | 2019-10-08 | 電池固定部材 |
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JP2021061201A true JP2021061201A (ja) | 2021-04-15 |
Family
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JP2019185383A Pending JP2021061201A (ja) | 2019-10-08 | 2019-10-08 | 電池固定部材 |
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JP (1) | JP2021061201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023028555A (ja) * | 2021-08-19 | 2023-03-03 | 内山工業株式会社 | 蓄電池用シール部材及びそれを用いた蓄電池 |
-
2019
- 2019-10-08 JP JP2019185383A patent/JP2021061201A/ja active Pending
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JP2023028555A (ja) * | 2021-08-19 | 2023-03-03 | 内山工業株式会社 | 蓄電池用シール部材及びそれを用いた蓄電池 |
JP7273422B2 (ja) | 2021-08-19 | 2023-05-15 | 内山工業株式会社 | 蓄電池用シール部材及びそれを用いた蓄電池 |
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