JP2021061124A - 電気コネクタ及び端子 - Google Patents

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健治 西脇
Kenji Nishiwaki
健治 西脇
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Abstract

【課題】端子寸法を抑えつつ、有動嵌合長を確保できる端子、そしてそれを備えたコネクタを提供することを課題とする。【解決手段】端子20は、第一腕部21と第二腕部22と、第一腕部21と第二腕部22を連結する連結部23とを有し、第一腕部21は、第一基部21Aと、第一弾性部21Bと、第一接触部21Cとを有し、第二腕部22は、第二基部22Aと、第二弾性部22Bと、第二接触部22Cとを有し、第一弾性部21Bと第二弾性部22Bは、端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置するとともに板厚方向で離間して位置し、第一接触部21Cが第一弾性部21Bより、そして第二接触部22Cが第二弾性部22Bよりも端子配列方向の寸法が小さく形成されていて、 第一弾性部21Bと第二弾性部22Bのそれぞれの端子配列方向範囲内で、該端子配列方向で互に隣接した別位置に設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、相手接続体に対し一つの端子が二位置に接触部を有する電気コネクタ及び端子に関する。
コネクタ、回路基板等の形態の相手接続体との接触(接続)信頼性を向上させるために、相手接続体へ向けた接続方向で、一つの端子に2つの接触部を設けた電気コネクタが、例えば、特許文献1にて知られている。
特許文献1の電気コネクタにおける端子は、帯状の金属板を折曲そして屈曲して上記接続方向を端子長手方向となるように作られていて、2つの弾性腕部を有している。2つの弾性腕部は、いずれも上記端子長手方向に延びていて、それらの一部を基部として基部同士が連結されており、先端に屈曲した接触部を有している。2つの弾性腕部はそれぞれの基部から先方が互いに独立して弾性撓み可能で、例えば、特許文献1の図4そして図8に見られるように、上記基部で重なり合うように折曲されることで2つの弾性腕部が端子配列方向で同一位置にあり、互いの接触部同士が上記端子長手方向で異なる位置に設けられている。かくして、相手接続体、例えば、ピン状の相手端子が上記端子に向け上記接続方向に移動してくると、相手端子は、上記2つの接触部に時間差をもって接触し、2つの接触点をもつことで接触信頼性を向上させている。
特開2016−173998
しかしながら、特許文献1にあっては、2つの弾性腕部の接触部は、いずれも山型に屈曲した頂点で形成される接触点同士が相手接続体へ向けた接続方向である上記端子長手方向で異なる位置となるように設けられている。2つの弾性腕部は基部での重なり合うような折曲により端子配列方向で同一位置となるようにさせているので、2つの接触部をもちながらも、端子配列方向での端子の寸法(端子幅)を増大させていない。
電気コネクタにおいては、端子が、コネクタ嵌合の際、相手接続体との接触開始位置から端子長手方向での正規接続位置までの相手接続体の移動量で定義される有効嵌合長を十分に有していることが重要視されることが多い。有効嵌合長が長いということは、端子と相手接続体との接触位置に、正規接続位置からの端子長手方向でのずれがあっても、端子が良好に相手接続体に接触しているということを意味する。
特許文献1にあっては、相手接続体と最初に接触する一方の接触部での有効嵌合長よりも、後に接触する他方の接触部での有効嵌合長の方が、端子長手方向での接触部同士間距離の分だけ短い。その結果、端子全体としての有効嵌合長は短い方で定まることとなる。したがって、端子の有効嵌合長の確保という観点からは、両接触部は端子長手方向で互に近接して位置していることが望ましい。
しかしながら、特許文献1では、2つの接触部は、端子長手方向で異なる位置に設けられているので、上述した理由で、端子全体の有効嵌合長をなるべく長く確保するためには、有効嵌合長が短い方の接触部についての有効嵌合長を大きくせねばならず、結果として、端子の長手方向寸法が大きくなり、その分、コネクタが端子長手方向で大型化する。
さりとて、2つの接触部を端子長手方向で、同一あるいは近接位置に配置するために、単に2つの弾性腕部の接触部同士を端子配列方向で離間して位置させると、端子の端子配列方向での寸法が大きくなり、ひいては、複数の端子の狭ピッチ配列ができなくなる。
本発明は、かかる事情に鑑み、端子配列方向のみならず、端子長手方向での端子幅寸法を極力抑えつつ、端子の有効嵌合長を十分に確保できる端子を備えた電気コネクタ及び該端子を提供することを課題とする。
本発明に係る電気コネクタは、相手接続体に対し接続される方向を端子長手方向とする端子が該端子長手方向に対して直角な方向を端子配列方向としてハウジングにより複数配列保持されている。
かかる、電気コネクタにおいて、本発明では、端子は、屈曲状態の圧延金属板製で一部材をなし、端子長手方向での一方向に延びる第一腕部と第二腕部と、第一腕部と第二腕部とを連結する連結部とを有し、上記第一腕部は、上記連結部につながる第一基部と、該第一基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第一弾性部と、該第一弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第一接触部とを有し、上記第二腕部は、上記連結部につながる第二基部と、該第二基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第二弾性部と、該第二弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第二接触部とを有し、上記第一弾性部と上記第二弾性部は、上記端子長手方向及び端子配列方向を含む面と交差する方向を板厚方向とし、端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置するとともに上記板厚方向で離間して位置し、上記第一接触部が第一弾性部より、そして上記第二接触部が第二弾性部より端子配列方向の寸法が小さく形成されていて、 上記第一弾性部と上記第二弾性部のそれぞれの端子配列方向範囲内で、該端子配列方向で互に隣接した別位置に設けられていることを特徴としている。
このような構成の本発明によると、端子における第一弾性部と第二弾性部とが端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置するので、端子の端子配列方向(幅方向)寸法が小さくなる。また、第一接触部が第一弾性部より、そして第二接触部が第二弾性部より端子配列方向寸法が小さくなっていて、この端子配列方向範囲内に位置しながら、端子配列方向で、互に隣接した別位置にあるので、端子の端子配列方向寸法を大きくすることなく、端子長手方向で第一接触部と第二接触部とを近づけて配置でき、端子の端子長手方向寸法を抑制できる。しかも、第一接触部と第二接触部の両者の有効嵌合長を同一もしくはその差を小さくして、端子全体での有効嵌合長を十分に確保することができる。
本発明において、第一腕部の第一接触部と第二腕部の第二接触部は、端子長手方向で同位置に設けられているようにすることができる。このような形態とすると、第一腕部と第二腕部が、端子長手方向で同位置にあるので、相手接続体に対し同時に接触し、所望の有効嵌合長を得るのに、端子は最短の端子長手方向寸法になる。
本発明において、第二腕部は第一腕部よりも端子長手方向で先方まで延びており、該第二腕部の先端部が第一腕部の先端部と端子配列方向で同位置にまで突出して設けられた被規制部を有しており、該被規制部で端子配列方向での規制をハウジングから受けるようにすることができる。この場合、第二腕部の先端における被規制部が第一腕部の先端よりも、先方に位置するようにすれば、第一腕部が端子配列方向で不用意に移動(変位)しようとしたとき、被規制部がハウジングの対応壁面に当接することにより、端子全体が移動の規制を受けることとなり、端子配列方向にて、第二接触部のみならず第一接触部をも正規位置に維持しやすい。
本発明において、第一腕部の第一接触部と第二腕部の第二接触部は、端子長手方向と端子配列方向を含む面に対し交差する方向で、同じ向きで相手接続体からの接圧を受け、第二腕部の第二接触部が、第一腕部の第一接触部よりも、端子長手方向で接触前の相手接続体に対し近づいた位置にあり、第二腕部が第一腕部よりも上記接圧の方向で接続後の相手接続体よりも遠い位置にあるようにすることができる。こうすることで、第二腕部の第二接触部が第一腕部の第一接触部よりも先に相手接続体と接触し、相手接続体からの過大な接圧により第二腕部が大きく弾性変形してしまっても、第二腕部は第一腕部よりも先に弾性変形し、しかも第一腕部から離れる方向の弾性変形となるので、第一腕部と第二腕部の干渉(衝突)防止が確実にされる。
本発明において、第一腕部の第一基部と第二腕部の第二基部には、ハウジングの対応部に係止する第一固定部と第二固定部がそれぞれ設けられているようにすることができる。このようにすると、固定部の位置が第一基部と第二基部とで別れているので、第一腕部、第二腕部が弾性変形時に互に影響しないのに加え、二箇所での固定により端子全体としての固定力が強くなる。
本発明において、端子自体については、相手接続体に対し接続される方向を端子長手方向とする端子が該端子長手方向に対して直角な方向を端子配列方向としてハウジングにより複数配列保持された電気コネクタのための端子において、端子は、屈曲状態の圧延金属板製で一部材をなし、端子長手方向での一方向に延びる第一腕部と第二腕部と、第一腕部と第二腕部とを連結する連結部と、回路基板へ接続される接続部とを有し、上記第一腕部は、上記連結部につながる第一基部と、該第一基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第一弾性部と、該第一弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第一接触部とを有し、上記第二腕部は、上記連結部につながる第二基部と、該第二基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第二弾性部と、該第二弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第二接触部とを有し、上記第一弾性部と上記第二弾性部は、上記端子長手方向及び端子配列方向を含む面と交差する方向を板厚方向とし、端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置するとともに上記板厚方向で離間して位置し、上記第一接触部が第一弾性部より、そして第二接触部が第二弾性部より端子配列方向の寸法が小さく形成されていて、上記第一弾性部と上記第二弾性部のそれぞれの端子配列方向範囲内で、該端子配列方向で互に隣接した別位置に設けられていることを特徴とするよう構成される。
このような端子においては、接続部は連結部から延出しているようにすることができる。こうすることで、連結部から延出している接続部を回路基板へ半田接続できる。
以上のように、本発明は、端子の第一弾性部と第二弾性部とが端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置しているので、端子の端子配列方向(幅方向)寸法が小さくなり、端子配列方向で第一接触部が第一弾性部の範囲内に、そして第二接触部が第二弾性部の範囲内に位置しながら、該端子配列方向で互に隣接した別位置にあるので、端子の端子配列方向寸法を大きくすることなく、接触部同士の干渉を回避しつつ端子長手方向寸法を抑制することができ、端子のみならずコネクタの端子長手方向での小型化を図ることができ、端子全体での有効嵌合長の確保をも図ることができる。
本発明の実施形態としての電気コネクタとこれに嵌合して電気的に接続される相手電気コネクタの外観を互いの嵌合直前状態で示す斜視図である。 図1における嵌合直前のコネクタと相手コネクタの端子位置における断面図である。 図1のコネクタと相手コネクタの嵌合後における図2と同位置で断面図である。 図1のコネクタについての図2におけるIV−IV位置での部分断面図である。 端子を抜き出して示す図で、図5(A)と図5(B)はコネクタの端子と相手コネクタの端子について角度を変えて見たときの斜視図、図5(C)はコネクタの端子についての側面図である。 本発明の変形例を示す、(A)は、図4相当位置での部分断面図であり、(B)は(A)の端子を抜き出して示した平面図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態としての電気コネクタI(以下「コネクタI」)とこれに嵌合して電気的に接続される相手電気コネクタII(以下「相手コネクタII」)の外観を互いの嵌合直前状態で示す斜視図であり、図2は図1における嵌合直前のコネクタIと相手コネクタIIの端子位置における断面図であり、図3は嵌合後における図2と同位置での断面図、図4はコネクタIについての図2におけるIV−IV位置での部分断面図、図5は、端子を抜き出して示す図で、図5(A)と図5(B)はコネクタIの端子と相手コネクタIIの端子について角度を変えて見たときの斜視図、図5(C)はコネクタIの端子についての側面図である。
コネクタIは、電気絶縁材製のハウジング10と、ハウジング10によりハウジング10内部に保持される圧延金属板製の端子20と、ハウジング10の外面に保持される圧延金属板製のグランド板30とを有している。一方、相手コネクタIIは、電気絶縁材製のハウジング50と、ハウジング50によりハウジング50内に保持される金属板製の端子60と、金属板製のグランド板70とを有している。
ここで、端子20、端子60は、それぞれ、信号端子、電源端子そしてグランド端子のいずれかであることも、あるいはこれらが適宜混在していることもある。
本発明は、コネクタIにおける端子20に特徴があるので、コネクタ全体についての説明に先立ち、この端子20について説明するが、その際、方向性を明確にするために、コネクタ挿抜方向となる端子長手方向をX、これに直角な方向な端子配列方向をY、さらにコネクタ高さ方向をZとした直交座標軸を各図で設定している。なお、図1においては、コネクタIと相手コネクタIIは、互いに端子長手方向Xで、嵌合側を見やすい姿勢で図示している関係上、座標軸の対応軸線が図面上で互いに一致していない向きとなっている(コネクタ嵌合時には一致している)。
コネクタIの端子20は、コネクタ嵌合直前にて、図5(A),(B)に見られるように、端子長手方向Xで対向する相手コネクタIIの端子60と、端子長手方向Xに延びる同一直線上に位置している。図5(A)及び図5(B)は端子20と端子60の全体形状を把握しやすいように、斜視図としての見る方向を変えて示している。
端子20は、金属板製で板厚方向に屈曲されており、端子長手方向Xに延びる第一腕部21と第二腕部22とを有し、この第一腕部21と第二腕部22は、板厚方向に対して直角な板面同士が平行で対面した状態で、それらの一方の縁部(端子長手方向Xに延びる縁部)の一部で連結部23により連結されている。
第一腕部21は、連結部23につながる第一基部21Aと、第一基部21Aから端子長手方向Xで相手コネクタIIの端子60の方へ向け延びる第一弾性部21Bと、第一弾性部21Bからさらに端子60の方へ向け延びる第一接触部21Cとを有している。
第一基部21Aには、その両側縁のそれぞれに、ハウジングの対応壁面に喰い込む突起状の第一固定部21A−1が設けられている。また、第一接触部21Cは、第一弾性部21Bの板面よりも上方に山型をなしてもち上がる形状となっていてその頂部が相手コネクタIIの端子60と接する第一接点部21C−1をなしている。第一接触部21Cは、第一弾性部21Bに対して一方の側縁が傾斜部21C−2を経て没していて第一弾性部21Bよりも端子配列方向Yでの幅寸法が小さくなっている。
連結部23の分だけ第一腕部21よりも下方に位置している第二腕部22は、連結部23につながる第二基部22Aと、第二基部22Aから端子長手方向Xで相手コネクタIIの端子60の方へ向け延びる第二弾性部22Bと、第二弾性部22Bからさらに端子60の方へ向け延びる第二接触部22Cとを有している。
第二基部22Aには、その両側縁のそれぞれに、ハウジングの対応壁面に喰い込む突起状の第二固定部22A−1が複数位置に設けられている。また、第二接触部22Cは、第二弾性部22Bの板面よりも上方に山型をなしてもち上がる形状となっていてその頂部が相手コネクタIIの端子60と接する第二接点部22C−1をなしている。第二接触部22Cは、第二弾性部22Bに対して他方の側縁が傾斜部22C−2を経て没していて第二弾性部22Bよりも端子配列方向Yでの幅寸法が小さくなっている。すなわち、第二接触部22Cの傾斜部22C−2は、端子20を上方から見たときに、第一接触部21Cの傾斜部21C−2と、端子配列方向Yで隣接する側の側縁に形成されている。
本実施形態では、第一固定部21A−1及び第二固定部22A−1の位置が第一基部21Aと第二基部22Aとで別れているので、第一腕部21と第二腕部22とが弾性変位時に互いに影響しないのに加え、二箇所での固定により端子20全体としての固定力が強くなる。
第一腕部21の第一基部21Aと第二腕部22の第二基部22Aは、端子配列方向Yで同じ側の側縁で連結部23により連結されていて、第一弾性部21Bと第二弾性部22Bとが端子配列方向Yでほぼ同じ幅を有しているため、この端子配列方向Yでほぼ同じ範囲に位置している。
一方、第一腕部21の第一接触部21Cと第二腕部22の第二接触部22Cは、端子配列方向Yで互いに隣接する側縁に、傾斜部、すなわち、第一接触部21Cには傾斜部21C−2、第二接触部22Cには傾斜部22C−2が形成されて、傾斜部21C−2,22C−2よりも先方の部分が端子配列方向Yで没して同方向での幅寸法が小さくなっている。その結果、図示の例では、第一接触部21Cが第一弾性部21Bの約半分、第二接触部22Cが第二弾性部22Bの約半分の寸法となっている(図5(C)参照)。したがって、第一接触部21Cと第二接触部22Cは互いに隣接する側縁で、傾斜部を経て、すなわち第一接触部21Cが傾斜部21C−1、第二接触部22Cが傾斜部22C−1を経て幅寸法が上述のように小さくなっていて、端子配列方向Yでほぼ同じ範囲に位置する第一弾性部21Bそして第二弾性部22Bの範囲内で、第一接触部21Cと第二接触部22Cとが端子配列方向Yで別位置にありながら隣接するようになる(図4をも参照)。
かかる第一接触部21Cと第二接触部22Cは、図5(A)〜(C)に見られるように、第一接触部21Cの第一接点部21C−1の方が第二接触部22Cの第二接点部22C−1よりも若干後方側、すなわち端子長手方向Xで連結部23寄りに位置している。したがって、相手コネクタIIとの嵌合接続の際には、第二接点部22C−1の方が第一接点部21C−1よりも若干ながら先に相手端子と接触を開始する。
端子20は、図5(A)〜(C)に図示の例では、端子長手方向Xで連結部23の後端位置で、第一腕部21の第一基部21Aから延出し、図においてコネクタ高さ方向Z下方へ屈曲された接続部24を有している。この接続部24は、端手長手方向Xにて連結部23から遠い側に位置する板面が、コネクタIの回路基板(図示せず)への実装時に、実装面へ半田接続されるようになっている。
次に、上述したコネクタIの端子20に対し接触する相手コネクタIIの端子60について、簡単に説明しておく。
端子60は、図5(A),(B)に見られるように、圧延金属板製で、板厚方向に屈曲して形成されている。端子60は、コネクタIの端子20の第一弾性部21B、第二弾性部23Bと同様に、板厚方向に直角な板面が端子長手方向Xと端子配列方向Yを含む面に位置しており、コネクタ嵌合時、すなわち、端子60が端子長手方向Xで端子20の位置まで移動したとき、この端子60の上記板面(図5(A),(B)での下面)が端子20の第一接点部21C−1と第二接点部22C−1に接触するようになっている。
端子60は、図5(A),(B)において端子長手方向XでコネクタIの端子20へ向け延びる帯状の端子本体部61とその端部でコネクタ高さ方向Zで下方へ屈曲された接続部62とを有している。この接続部62も、端子20における接続部24の場合と同様に、端子長手方向Xにて端子本体部61から遠い側に位置する板面が、相手コネクタII用の回路基板(図示せず)への実装時に、実装面へ半田接続されるようになっている。端子本体部61は、コネクタIの端子20における第一接点部21C−1と第二接点部22C−1に対し接圧をもって接触し、接触開始時から所定長さにわたり端子長手方向Xで摺接する接触部61Aと、接続部62寄りに位置する基部61Bとを有している。この基部61Bには、その両側縁に、コネクタIの端子20の場合と同様に、ハウジング50の対応壁面に食い込む突起状の固定部61B−1が複数位置に設けられている。
次に、図1ないし図4を参照しつつ、上述した端子20を有するコネクタI、端子60を有する相手コネクタIIについての全体構成を説明する。
先ず、コネクタIでは、上述した端子20を保持する電気絶縁材製のハウジング10の上面及び下面に、金属板製のグランド板30を保持している。
ハウジング10は、端子長手方向X、端子配列方向Y、コネクタ高さ方向Zを三辺とする略直方体外形をなし、外形そして内部形状ともに、コネクタ高さ方向Zで対称、そして端子配列方向Yで対称に形成されている。ハウジング10は、端子配列方向Yの両端に位置する側壁11同士間にわたり、コネクタ高さ方向Zの中央位置に、上壁12と下壁13との間へ、相手コネクタIIの対応部を受入れる受入孔14が形成されている。受入孔14は、図2にて、相手コネクタIIに向け開口しており、相手コネクタIIに対し遠い側に設けられた端壁15により有底となっている。上壁12、下壁13はその対向面に端子20のため端子溝16が形成されている。ハウジング10は、上述のごとく、内部形状のコネクタ高さZで対称であり、上壁12に形成された端子溝16と下壁13に形成された端子溝16も対称であるので、図5(A)〜(C)に示された端子20が図示の姿勢で挿入される、下壁13の端子溝16について説明することとし、上壁12の端子溝16についての説明は省略することとする。端子溝16は、端子配列方向Yの複数位置で、下壁13の上面で開口して端子長手方向Xに延び、端壁15では同方向で貫通孔15Aを有している。端子溝16は、下壁13の上面そして端壁15における貫通孔15Aで、端子20の第一基部21Aそして第二基部22Aが圧入されるに適した幅(端子配列方向Yでの幅)をなしており、下壁13の上面では、端子20の第一弾性部21B及び第二弾性部22Bが自由状態で、第一接点部21C−1、第二接点部22C−1がコネクタ高さ方向Zで受入孔14へ突入して位置し、第一接点部21C−1、第二接点部22C−1を除いて、端子長手方向Xにおけるその前後部分を溝内に位置するように収める溝深さ(コネクタ高さ方向Zでの深さ)となっている。
貫通孔15Aには、端子長手方向Xで端壁15の外面側から、すなわち図2での左方から端子20が挿入され、端子20の第一基部21A及び第二基部22Aと連結部23が貫通孔15A内で支持され、第一弾性部21Bから第一接触部21Cにわたる範囲及び第二弾性部22Bから第二接触部22Cにわたる範囲が端子溝16内に収められる。貫通孔15A内では、突起状の第一基部21Aの第一固定部21A−1及び第二基部22Aの第二固定部22A−1が貫通孔15Aの内壁面に食い込み端子20の抜けを防止する。
端壁15の貫通孔15Aから挿入され、貫通孔15Aと端子溝16内に位置する端子20は、図2においては、上壁12側の端子20と下壁13側の端子20同士が同一形態の端子を上下反転した姿勢で配設されている関係上、図5に示す端子20は、連結部23が上下の端子20同士で図2にて紙面に直角方向(端子配列方向Y)で逆側に位置している(なお、図2は、端子配列方向Yで連結部23でない部位における断面図となっており、下壁13で保持されている端子20については連結部23が図示されていない)。
端子20の接続部24は、貫通孔15A外に位置し、回路基板(図示せず)への半田接続を可能としている。
次に、コネクタIにおけるグランド板30について簡単に説明する。
図1そして図2に見られるようにハウジング10の上壁12の上面と下壁13の下面のそれぞれに取り付けられ同一形状をなすグランド板30は、金属板製で、ハウジング10の上面と下面のそれぞれのほぼ全域を覆う大きさを有している。
上壁12に取り付けられる上側のグランド板30と、下壁13に取り付けられる下側のグランド板30とは、同じ形状をなしているので、グランド板30の形状については、上側のグランド板30について説明し、下側のグランド板30については説明を省略する。グランド板30は、図1に見られるように、端子長手方向Xにて、ハウジング10の受入孔14の開口側の縁部に、端子配列方向Yで間隔をもって設けられた案内部31と係止部32とを交互に有するとともに、端壁15側の縁部に、端子配列方向Yで間隔をもって設けられたグランド脚部33と取付部34とを有している。
受入孔14の開口側の縁部に設けられた案内部31は、グランド板30の一方の縁部に切込溝を形成することにより端子長手方向Xに延びコネクタ高さ方向Zで受入孔14に向け弯曲された弯曲片として形成され、この案内部31に対応する位置でハウジング10の上壁12の上面に形成された傾斜凹部12A内に収められている(図2参照)。係止部32は、端子配列方向Yで隣接する案内部31同士間に位置し、受入孔14側へ向けた屈曲短片をなし、ハウジング10の上壁12の上面で対応する位置に形成された係止凹部12B内に、端子長手方向Xで受入孔14の開口側から圧入されて収められている。
一方、端壁15側の縁部に設けられたグランド脚部33は、グランド板30の他方の縁部に切込溝を形成することにより端子長手方向Xに延びハウジング10の上壁12の上面から離れる方向に屈曲されたL字状片をなしている。該グランド脚部33は、その板面で、回路基板の対応回路部(図示せず)に半田接続されるようになっている。取付部34は、端子配列方向Yで隣接するグランド脚部33同士間に位置し、端子長手方向Xに突出する突出片をなし、ハウジング10の上壁12の上面で対応する位置に設けられた取付用突部12Cに形成された取付孔12C−1へ、端子長手方向Xで受入孔14の開口側から圧入されている(図1参照)。かくして、グランド板30が、その取付部34を取付用突部12Cの取付孔12C−1へ圧入するときには、係止部32が係止凹部12Bの奥壁面への当接することで、所定位置に規制される。
ハウジング10の下壁13の下面に取付けられるグランド板30も、上述の上壁12の上面に取付けられるグランド板30と同一形状をなし、上下面を反転して下壁13に取付けられている。
次に、相手コネクタIIは、既に説明した端子60に加え、この端子60を保持する電気絶縁材製のハウジング50、ハウジング50により保持されるグランド板70を有している。この相手コネクタIIでも、ハウジング50は端子配列方向Y、コネクタ高さ方向Zで対称に作られている。
ハウジング50は、図1及び図2に見られるように、コネクタIを受入れる受入凹部51がコネクタIに向け開口して形成された直方体外形の角筒状をなし、上壁52、下壁53、両側の側壁54、端壁55、さらには、上壁52と下壁53の間に位置する中間壁56とを有し、中間壁56の上下でそれぞれ受入凹部51を中間壁56に対し上下対称に形成している。図2に見られるように中間壁56の両面には、端子溝56Aが端子長手方向Xに延びるよう端子配列方向Yに配列形成されており、この端子溝56Aに既述の端子60が配列保持されており、端壁55に形成された端子用の貫通孔55Aから端子60の接続部62がL字状をなしてハウジング50外に突出して位置しており、回路基板への半田接続を可能としている。
上述のごとく、ハウジング50はコネクタ高さ方向Zで対称に作られているので、中間壁56よりも下方側でのハウジング形状を説明し、上方側でのハウジング形状についての説明は省略する。
中間壁56と下壁53との間に形成された受入凹部51は、図2に見られるように、コネクタIの下壁13、該下壁13に支持された、端子20の第一弾性部21B及び第一接触部21Cと第二弾性部22B及び第二接触部22C、さらにはグランド板30をも受入れる空間を形成している(図3をも参照)。
下壁53の内壁面には、図1に見られるように、端子配列方向Yで、コネクタIのグランド板30の案内部31に対応する位置に、端子長手方向Xに延びる係止溝53Aが形成され、係止溝53Aの受入凹部51の開口縁位置に溝段部53A−1が形成されている。さらに受入凹部51の開口縁には、端子配列方向での係止溝53A同士間に斜面部53Bが形成されている(図2参照)。図2において、中間壁56よりも上方では、上壁52に下壁53における溝段部53A−1と同様な溝が表われていないが、これは、端子配列方向Yでの断面位置がずれているためである。
下壁53の上側内壁面には、図1に見られるように、グランド板70が配置されている。グランド板70は、端子配列方向Yで、コネクタIのグランド板30の案内部31に対応位置に、ハウジング50の下壁53における斜面部53Bに沿って弯曲した弯曲片をなす案内部71が設けられている(図2をも参照)。グランド板70には、端子配列方向Yで案内部71に対応する位置に、グランド板70の一部から切り起されて端子長手方向Xで受入凹部51の開口縁の方に向け延びる弾性腕片をなす第一グランド端子72が設けられている。また、端子配列方向Yで隣接する案内部71同士間の位置に、グランド板70の一部から切り起されて端子長手配列方向Xで受入凹部51の開口縁の方に向けて延びる弾性腕片をなす第二グランド端子73が設けられている。第一グランド端子72は第二グランド端子73よりも長く、第一グランド端子72及び第二グランド端子73は、受入凹部51の開口側の端部に、上方へ山型に凸弯曲形成された、第一グランド接点部72A及び第二グランド接点部73Aをそれぞれ有している。第一グランド接点部72Aは第二グランド接点部73Aよりも、端子長手方向Xで受入凹部51の開口縁に寄った位置にある。
グランド板70は、図2に見られるように、ハウジング50の端壁55に形成されたグランド板用の貫通孔55Bから突出したL字状のグランド接続部74を有しており、このグランド接続部74の板面で回路基板の対応回路部への半田接続を可能としている。
かかるグランド板70は、ハウジング50の上壁52の下側内壁面にも、下壁53におけるグランド板70と上下対称な姿勢で取付けられている。
次に、かかるコネクタIと相手コネクタIIとの嵌合接続について説明する。
図1そして図2のごとく、互いに端子長手方向Xで対向されたコネクタIと相手コネクタIIは、ともにそれぞれの回路基板(図示せず)に取付けられた状態で、図2の状態から端子長手方向Xに相対的に近接移動され図3のごとく嵌合する。
図3の嵌合完了状態では、コネクタIの端子20における第一腕部21の第一接触部21C(第一接点部21C−1)と第二腕部22の第二接触部22C(第二接点部22C−1)は、相手コネクタIIの端子60の端子本体部61の接触部61Aと接圧をもって接触する。コネクタ嵌合過程において、第一腕部21の第一接点部21C−1よりも第二腕部22の第二接点部22C−1の方が、端子長手方向Xでの位置の差の分だけ、先に相手コネクタIIの端子60の端子本体部61における接触部61Aに対し接触を開始し摺接する。第一接点部21C−1と第二接点部22C−2が接触部61Aに対し接触を開始し、図3の所定位置まで摺接が完了するまでの移動距離がそれぞれの有効嵌合長となる。
本実施形態では、第一腕部21と第二腕部22とがコネクタ幅方向Yで同じ範囲に位置し、第一接触部21Cと第二接触部22Cとが幅狭になっていて上記範囲にあるので、端子幅を大きくすることなく、第一接点部21C−1と第二接点部22C−1とが端子長手方向Xで近く位置することができ、それぞれの有効嵌合長がほぼ等しくなる。また、第一接点部21C−1と第二接点部22C−1は端子配列方向Yで互いに隣接した別位置にあるので、両者を端子長手方向Xで近づけて配置できる。この結果、端子長手方向Xでの端子ひいてはコネクタIの寸法を抑制できる。しかも、両者の有効嵌合長の差が小さいので、端子全体での有効嵌合長を十分に確保することができる。必要に応じては、第一接点部21C−1と第二接点部22C−1は端子長手方向Xで同一の位置に設けることも可能で、その場合には、それぞれの有効嵌合長が同じとなる。
一方、コネクタIのグランド板30は、相手コネクタIIのグランド板70の第一グランド端子72及び第二グランド端子73と接触し、端子20及び端子60の接続に対しシールド機能をもたらすとともに、グランド機能をもたらす。
本実施形態では、端子20が相手コネクタIIの端子60との接触に際し、第一腕部21の第一接触部21Cと第二腕部22の第二接触部22Cは、コネクタ高さ方向Zで同じ向きで相手コネクタIIから(図5(A)の例では上方から)の接圧を受ける。その際、第二腕部22の第二接触部22Cが、第一腕部21の第一接触部21Cよりも、端子長手方向で接触前の相手コネクタIIも端子60に対し近づいた位置にあり、第二腕部22が第一腕部21よりもコネクタ高さ方向Zにおける上記接圧の向きで接続後の相手コネクタIIよりも遠い位置にあるので、第二腕部22の第二接触部22Cが第一腕部21の第一接触部21Cよりも先に相手コネクタIIの端子60と接触する。したがって、端子60からの過大な接圧により第二腕部22が大きく弾性変形してしまっても、第二腕部22は第一腕部21よりも先に弾性変形し、しかも第一腕部21から離れる方向の弾性変形となるので、第一腕部21と第二腕部22の干渉(衝突)防止が確実にされる。
本発明は、図1ないし図5に示された形態に限定されず、変形が可能である。例えば、図6(A),(B)に見られるように、コネクタIの端子20において、第二腕部22が第一腕部21よりも端子長手方向Xで先方まで延びており、第二腕部22の先端部が第一腕部21の先端部と端子配列方向Yで同位置にまで突出した被規制部22Dを設けることができる。このように被規制部22Dを設けることにより、該被規制部22Dで、端子配列方向Yでの変位規制を、ハウジング10に形成された端子溝16の内側面16Aから受けることができる。この結果、第二腕部22が不用意に端子配列方向Xに変位しようとしても端子溝16の一方の内側面16Aで変位が規制され、第二腕部22の第二接触部22Cのみならず、第一腕部21の第一接触部21Cをも正規位置を維持することができる。なお、被規制部22Dと反対側では、第一腕部21はその側縁で端子溝16の他方の内側面16Bで規制されているので、もともと問題はない。
さらに、本発明では、第一腕部21の第一弾性部21Bと第二腕部22の第二弾性部22Bの両者の関係について、図示し説明した例のように両者が端子配列方向Yで同じ幅であることに限らず、端子配列方向Yで両者の幅が異なっても同方向で重複する範囲を有していれば本発明の効果を得られる。その際、相手コネクタの端子から受ける接圧方向で、相手コネクタの端子よりも遠い方に位置する第二弾性部22Bの方が第一弾性部21Bよりも幅を小さくしてあれば、第一弾性部21Bよりも容易に弾性変形するので、両者間での干渉を確実に回避できる。なお、両者が端子配列方向Yでほぼ同じ幅でも、同方向で一部が重複する範囲を有していれば、上述の本発明の効果は得られる。
10 ハウジング
20 端子
21 第一腕部
21A 第一基部
21B 第一弾性部
21C 第一接触部
22 第二腕部
22A 第二基部
22B 第二弾性部
22C 第二接触部
24 接続部

Claims (7)

  1. 相手接続体に対し接続される方向を端子長手方向とする端子が該端子長手方向に対して直角な方向を端子配列方向としてハウジングにより複数配列保持された電気コネクタにおいて、
    端子は、屈曲状態の圧延金属板製で一部材をなし、端子長手方向での一方向に延びる第一腕部と第二腕部と、第一腕部と第二腕部とを連結する連結部とを有し、
    上記第一腕部は、上記連結部につながる第一基部と、該第一基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第一弾性部と、該第一弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第一接触部とを有し、
    上記第二腕部は、上記連結部につながる第二基部と、該第二基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第二弾性部と、該第二弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第二接触部とを有し、
    上記第一弾性部と上記第二弾性部は、上記端子長手方向及び端子配列方向を含む面と交差する方向を板厚方向とし、端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置するとともに上記板厚方向で離間して位置し、
    上記第一接触部が第一弾性部より、そして上記第二接触部が第二弾性部より端子配列方向の寸法が小さく形成されていて、 上記第一弾性部と上記第二弾性部のそれぞれの端子配列方向範囲内で、該端子配列方向で互に隣接した別位置に設けられていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 第一腕部の第一接触部と第二腕部の第二接触部は、端子長手方向で同位置に設けられていることとする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 第二腕部は第一腕部よりも端子長手方向で先方まで延びており、該第二腕部の先端部が第一腕部の先端部と端子配列方向で同位置にまで突出して設けられた被規制部を有しており、該被規制部で端子配列方向での規制をハウジングから受けるようになっていることとする請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 第一腕部の第一接触部と第二腕部の第二接触部は、端子長手方向と端子配列方向を含む面に対し交差する方向で、同じ向きで相手接続体からの接圧を向け、第二腕部の第二接触部が、第一腕部の第一接触部よりも、端子長手方向で接触前の相手接続体に対し近づいた位置にあり、第二腕部が第一腕部よりも上記接圧の方向で接続後の相手接続体よりも遠い位置にあることとする請求項1又は請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 第一腕部の第一基部と第二腕部の第二基部には、ハウジングの対応部に係止する第一固定部と第二固定部がそれぞれ設けられていることとする請求項1ないし請求項4のうちの1つに記載の電気コネクタ。
  6. 相手接続体に対し接続される方向を端子長手方向とする端子が該端子長手方向に対して直角な方向を端子配列方向としてハウジングにより複数配列保持された電気コネクタのための端子において、
    端子は、屈曲状態の圧延金属板製で一部材をなし、端子長手方向での一方向に延びる第一腕部と第二腕部と、第一腕部と第二腕部とを連結する連結部と、回路基板へ接続される接続部とを有し、
    上記第一腕部は、上記連結部につながる第一基部と、該第一基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第一弾性部と、該第一弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第一接触部とを有し、
    上記第二腕部は、上記連結部につながる第二基部と、該第二基部から上記端子長手方向での一方向に延び板厚方向に弾性をもつ第二弾性部と、該第二弾性部から上記端子長手方向での一方向に延び相手接続体と接触する第二接触部とを有し、
    上記第一弾性部と上記第二弾性部は、上記端子長手方向及び端子配列方向を含む面と交差する方向を板厚方向とし、端子配列方向で少なくとも一部が同一範囲に位置するとともに上記板厚方向で離間して位置し、
    上記第一接触部が第一弾性部より、そして第二接触部が第二弾性部より端子配列方向の寸法が小さく形成されていて、上記第一弾性部と上記第二弾性部のそれぞれの端子配列方向範囲内で、該端子配列方向で互に隣接した別位置に設けられていることを特徴とする電気コネクタのための端子。
  7. 接続部は連結部から延出していることとする請求項6に記載の電気コネクタのための端子。
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