JP2021059950A - 目荒らし施工方法 - Google Patents

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【課題】設計で期待されている既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力をより確実に確保できる目荒らし施工方法を提供する。【解決手段】コンクリートを増し打ちする既設コンクリート1の施工表面1aに間隔をあけて多数の円柱形状に窪んだシアキー4を形成する目荒らし施工方法において、既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力を算出し、算出したせん断耐力を満足するシアキー4の直径、深さおよび配置数の組合せを求め、シアキー4の直径および深さを予め設定した許容範囲内にした条件下で、前記組合せを満たすシアキー4の配置数を算出する。そして、直径および深さを前記許容範囲内にして、算出した配置数のシアキー4を施工表面1aに形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、目荒らし施工方法に関し、さらに詳しくは、設計で期待されている既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力をより確実に確保できる目荒らし施工方法に関する。
既設コンクリートに新たなコンクリートを増し打ちする耐震補強工事や改修工事では、既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力を高めるために、コンクリートを増し打ちする既設コンクリートの施工表面に凹凸を形成する目荒らし作業を行う。従来では、電動ピックやチッピングハンマなどにより既設コンクリートの施工表面を打撃して斫るチッピングを行うことで、施工表面に多数の細かな凹部を形成している。
現状では、目荒らし作業について、様々な指針や施工規準において前述したチッピング工法による施工表面に対する目荒らし面積比(施工表面の面積に対する凹部の面積の割合)の施工条件が示されている。しかしながら、チッピング工法では、作業者によって施工表面に形成する凹部の大きさや形状、配置、個数などにバラツキが生じる。施工現場では、チッピングした目荒らし面積(凹部の面積)を正確に把握することが難しく、目荒らし作業の施工品質を定量的に管理することは困難である。それ故、チッピング工法では、設計で期待されている既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力を確実に確保することが難しい。
そこで、本発明者らは、チッピング工法に代わる新たな目荒らし施工方法として、既設コンクリートの施工表面に間隔をあけて多数の円柱形状に窪んだシアキーを形成する目荒らし施工方法(以下、シアキー工法という)を提案している(特許文献1参照)。このシアキー工法では、コアドリルやバキュームブラストなどを用いて、既設コンクリートの施工表面に円柱形状の定形のシアキーを形成するので、シアキーの寸法と配置数を確認することで、目荒らし作業の施工品質を定量的に管理することが可能となる。しかしながら、現状では目荒らし作業についてシアキー工法の施工条件が設定されている施工現場は非常に少ないため、形成するシアキーの適切な大きさや配置数を決定することが困難であった。
特開2014−136926号公報
本発明の目的は、設計で期待されている既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力をより確実に確保できる目荒らし施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の目荒らし施工方法は、コンクリートを増し打ちする既設コンクリートの施工表面に間隔をあけて多数の円柱形状に窪んだシアキーを形成する目荒らし施工方法において、前記既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部に要求されるせん断耐力を算出し、その算出したせん断耐力を満足する前記シアキーの直径、深さおよび配置数の組合せを求め、前記シアキーの直径および深さを予め設定した許容範囲内にした条件下で、前記組合せを満たす前記シアキーの配置数を算出し、前記直径および深さを前記許容範囲内にして、算出した配置数の前記シアキーを前記施工表面に形成することを特徴とする。
本発明によれば、既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部に要求されるせん断耐力を算出する。そして、その算出したせん断耐力を満足するシアキーの直径、深さおよび配置数の組合せを求め、シアキーの直径および深さを予め設定した許容範囲内にした条件下で、前記組合せを満たすシアキーの配置数を算出する。これにより、目荒らし作業についてシアキー工法とは異なる施工条件が設定されている施工現場においても、シアキー工法とは異なる施工条件を、設計で期待されている既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力を満足するシアキー工法における適切な施工条件に置換して、シアキー工法による目荒らし作業を行うことが可能となる。そのため、目荒らし作業の施工品質を定量的に管理することが可能となり、設計で期待されている既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部のせん断耐力をより確実に確保できる。
本発明の目荒らし施工方法で目荒らしをした既設コンクリートの施工表面を平面視で例示する説明図である。 図1の既設コンクリートに新たなコンクリートを増し打ちした状態を断面視で例示する説明図である。 チッピング工法による目荒らしをした既設コンクリートの施工表面を平面視で例示する説明図である。 図3の既設コンクリートに新たなコンクリートを増し打ちした状態の1つの凹部を拡大して断面視で例示する説明図である。 せん断実験で使用する加圧装置と試験体を側面視で例示する説明図である。 チッピング工法による目荒らし面積比と単位面積当たりの全体支圧抵抗によるせん断耐力との関係を示すグラフ図である。 チッピング工法による目荒らし面積比と局所噛み合い抵抗によるせん断耐力との関係を示すグラフ図である。 チッピング工法について立式したせん断耐力式で算出したせん断耐力の計算値とせん断実験で計測したせん断耐力の実験値との関係を示すグラフ図である。 シアキーによって生じる支圧応力を平面視で模式的に示す説明図である。 シアキーによって生じる支圧応力のせん断方向成分を平面視で模式的に示す説明図である。 シアキー工法について立式したせん断耐力式で算出したせん断耐力の計算値とせん断実験で計測したせん断耐力の実験値との関係を示すグラフ図である。 施工表面に直径が異なるシアキーを混在させた既設コンクリートを平面視で例示する説明図である。
以下、本発明の目荒らし施工方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明の目荒らし施工方法は、コンクリートを増し打ちする既設コンクリートの施工表面を目荒らしする目荒らし作業について、シアキー工法の施工条件が設定されていない施工現場、具体的には例えば、チッピング工法に基づいた施工条件が設定されている施工現場で使用する。
図1および図2に例示するように、シアキー工法は、コアドリルやバキュームブラストなどを用いて、コンクリートを増し打ちする既設コンクリート1の施工表面1aに間隔をあけて多数の円柱形状に窪んだシアキー4を形成する目荒らし工法である。図3および図4に例示するように、チッピング工法は、電動ピックやチッピングハンマなどにより、既設コンクリート1の施工表面1aを打撃して斫ることで、施工表面1aに多数の細かな凹部7を形成する目荒らし工法である。
現状では、目荒らし作業についてシアキー工法の施工条件が設定されている施工現場は非常に少ない。また、施工現場では目荒らしにより既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力の具体的な数値が示されていない場合がほとんどである。そこで、本発明では、施工現場で目荒らし作業について設定されているシアキー工法とは異なる施工条件から、目荒らしにより既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力Qch〔N〕を算出するせん断耐力算出工程を行う。
そして、せん断耐力算出工程で求めたせん断耐力Qchを満足するシアキー工法におけるシアキーの直径R〔mm〕、深さt〔mm〕および配置数nsky〔個〕の組合せを求める組合せ導出工程を行うことで、施工現場で目荒らし作業について設定されているシアキー工法とは異なる施工条件をシアキー工法の施工条件に置換する。そして、組合せ導出工程で求めたシアキー工法の施工条件に基づいて既設コンクリート1の施工表面1aにシアキー4を形成するシアキー形成工程を行う。以下に、各工程の詳細を説明する。
この実施形態では、施工現場で目荒らし作業についてチッピング工法に基づいた施工条件が設定されている場合を例示する。チッピング工法に基づいた施工条件が設定されている場合には、せん断耐力算出工程において、チッピング工法に基づいて設定されている既設コンクリート1の施工表面1aに対する目荒らし面積Acr(施工表面1aに形成する凹部7の合計面積)、即ち、施工表面1aに対する目荒らし面積比rcrと施工表面1aの面積A〔mm〕の施工条件から、目荒らしにより既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力Qchを算出する。このせん断耐力算出工程では、チッピング工法による施工表面1aに対する目荒らし面積Acr(=rcr・A)と、接合部3のせん断耐力Qchとの関係式を用いる。この関係式は、予めチッピング工法に関するせん断実験を行うことで立式できる。
チッピング工法に関するせん断実験では、直方体形状の既設コンクリート1の試験体を作成する。そして、その既設コンクリート1の施工表面1aを電動ピックやチッピングハンマなどにより打撃して斫るチッピングを行うことで、施工表面1aに多数の細かな凹部7を形成する。
次いで、画像解析やレーザ変位計などを使用して、その目荒らしをした施工表面1aの面積Aに対する凹部7の面積比、即ち、チッピングによる目荒らし面積比rcrを計測する。その後、既設コンクリート1の施工表面1aの上に新たにコンクリートを直方体形状に増し打ちして、チッピング工法による目荒らしをした既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2とが一体化した試験体20を作成する。
前述した試験体20を既設コンクリート1の施工表面1aに対する目荒らし面積比rcrの条件を変えて複数作成する。そして、図5に例示するように、加力装置10を用いてそれぞれの試験体20のせん断実験を行うことで、チッピング工法による施工表面1aに対する目荒らし面積Acrと接合部3のせん断耐力Qchとの関係を示す実験データを取得する。
図5に例示するように、加力装置10は、試験体20に対する軸方向(上下方向)の荷重を制御するアクチュエータ11と、試験体20に対する水平方向の荷重を制御する油圧ジャッキ14とを有している。アクチュエータ11には軸方向の荷重を測定するロードセル12が付設されていて、油圧ジャッキ14には水平方向の荷重を測定するロードセル15が付設されている。試験体20は既設コンクリート1を下側、増し打ちコンクリート2を上側にして加力装置10に設置する。
加力装置10による摩擦抵抗を小さくするために、アクチュエータ11と試験体20との間に介在させる加圧用鋼板13には2方向のローラー支承を設置している。軸方向に作用する圧縮応力が試験体20の全体に均等に作用するように、加圧用鋼板13と試験体20の上面との間にはゴムシートを配置している。試験体20に対して軸方向は一定の荷重制御とし、水平方向は一方向単調載荷として、試験体20の接合部3のせん断耐力を測定する。なお、せん断実験の方法や加力装置10の構成はこの実施形態に限定されない。
このせん断実験で取得した実験データに基づいて、チッピング工法による目荒らし面積Acrと接合部3のせん断耐力Qchとの関係式を立式する。図4に例示するように、チッピングによって形成されるそれぞれの凹部7の表面には微小な凹凸ができる。それ故、チッピング工法によって目荒らしされた既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3のせん断耐力Qchに寄与するせん断方向の抵抗としては、全体支圧抵抗と局所噛み合い抵抗とが考えられる。
全体支圧抵抗は、チッピングにより形成された既設コンクリート1の凹部7の側部と、その凹部7に充填される増し打ちコンクリート2の凸部の側部との間で生じる抵抗である。局所噛み合い抵抗は、チッピングにより形成された既設コンクリート1の凹部7の表面の微小な凹凸と、その凹部7に充填される増し打ちコンクリート2の凸部の微小な凹凸との局所の噛み合いによって生じる抵抗である。
そのため、下記(1)式のように、チッピング工法における接合部3のせん断耐力Qchは、全体支圧抵抗によるせん断耐力Q〔N〕と、局所噛み合い抵抗によるせん断耐力Q〔N〕との和として算出できる。
ch=Q+Q …(1)
図6は、せん断実験によって取得した、単位面積当たりの全体支圧抵抗によるせん断耐力σ(=Q/A)〔N/mm〕とチッピング工法による目荒らし面積比rcrとの相関関係を示すグラフ図である。この実験データから全体支圧抵抗によるせん断耐力Qのせん断耐力式は、下記(2)式のように立式できる。
=−4ln(rcr)・A・rcr・C・C
=−4ln(rcr)・Acr・C・C …(2)
ここで、Cは既設コンクリート1の圧縮強度による補正係数、Cは圧縮軸力による補正係数、lnは自然対数である。補正係数Cと補正係数Cの値はせん断実験の実験データから導出できる。
図7は、せん断実験によって取得した、局所噛み合い抵抗によるせん断耐力Qと、チッピング工法による目荒らし面積比rcrとの相関関係を示すグラフ図である。この実験データから局所噛み合い抵抗によるせん断耐力Qのせん断耐力式は、下記(3)式のように立式できる。
σ・A・rcr・C・Cσ・Acr・C・C …(3)
ここで、σは局所噛み合い抵抗によるせん断耐力の基準値(=2.32N/mm)である。基準値σは、チッピング工法による目荒らし面積比rcrを100%とした場合のせん断耐力をせん断実験から求めて、その求めたせん断耐力を100で割ることで算出できる。
上述した(1)〜(3)式からチッピング工法による施工表面1aに対する目荒らし面積Acr(=rcr・A)と接合部3のせん断耐力Qchとの関係式は下記(4)式のように立式できる。
ch=A・rcr・C・Cσ−4ln(rcr)}
=Acr・C・Cσ−4ln(rcr)} …(4)
図8に例示するように、チッピング工法に関するせん断実験で測定した接合部3のせん断耐力Qchの実験値と、(4)式で算出したチッピング工法における接合部3のせん断耐力Qchの計算値はほぼ一致する。
上述したように、せん断耐力算出工程では、チッピング工法に関するせん断実験に基づいて予め立式した(4)式にチッピング工法に基づいて設定されている施工表面1aに対する目荒らし面積Acr、即ち、目荒らし面積比rcrと施工表面1aの面積Aの施工条件を代入することで、目荒らしにより既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力Qchを算出できる。
次に、組合せ導出工程では、せん断耐力算出工程で算出した接合部3に要求されるせん断耐力Qchを満足する、シアキー工法におけるシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyの組合せを求める。組合せ導出工程では、シアキー工法における既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3のせん断耐力sky〔N〕と、施工表面1aに形成するシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyとの関係式を用いる。この関係式は、予めシアキー工法に関するせん断実験を行うことで立式できる。
シアキー工法に関するせん断実験では、直方体形状の既設コンクリート1の試験体を作成する。そして、コアドリルやバキュームブラストなどを用いて、その既設コンクリート1の施工表面1aに間隔をあけて複数の円柱形状に窪んだシアキー4を形成する。そして、既設コンクリート1の施工表面1aに新たにコンクリートを直方体形状に増し打ちして、シアキー工法による目荒らしをした既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2とが一体化した試験体20を作成する。
前述した試験体20を既設コンクリート1の施工表面1aに対するシアキー4の直径R、深さt、配置数nskyの条件を変えて複数作成する。そして、図5に例示するように、チッピング工法に関するせん断実験と同様に、加力装置10を用いてそれぞれの試験体20のせん断実験を行ない、シアキー工法における接合部3のせん断耐力skyと、シアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyとの関係を示す実験データを取得する。そして、せん断実験で取得した実験データに基づいて、シアキー工法における接合部3のせん断耐力skyと、シアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyとの関係式を立式する。
シアキー工法における接合部3のせん断耐力skyは、下記(5)式のように、シアキー4の1個当たりの支圧破壊時のせん断耐力skyにシアキー4の配置数nskyを掛けた値として算出できる。
sky=nskysky …(5)
図9および図10に例示するように、シアキー4の1個当たりの支圧破壊時のせん断耐力skyは、実際に想定されるシアキー4の支圧応力分布σ〔N/mm〕に対して、そのせん断方向成分σCS〔N/mm〕を評価して算出する。シアキー4の1個当たりの支圧破壊時のせん断耐力skyは、下記(6)式で算出できる。
sky=Asky・C・C・C・σcs´ …(6)
ここで、Askyはシアキー4の受圧面積〔mm〕、Cはシアキー4の直径Rによる補正係数、σcs´はシアキー4の支圧破壊時のせん断耐力の平均支圧応力度σのせん断方向成分σcsの基準値(=75.3N/mm)である。σcs´は補正係数C、C、Cがすべて1であるときの平均支圧応力度σのせん断方向成分σcsの基準値でもある。補正係数C、補正係数C、および補正係数Cのそれぞれの値と、基準値σcs´は、せん断実験の実験データから導出できる。
図9に例示するように、円柱形状のシアキー4はその中心C1からせん断加力方向に向かって±π/2rad.の範囲で主にせん断力に抵抗している。図10に例示するように、シアキー4の支圧応力分布σのせん断方向成分σCSが、シアキー4の支圧応力分布σのせん断方向に対する角度θとシアキー4の深さ方向にかかわらず均一に作用すると考えると、シアキー4の受圧面積Askyは、下記(7)式で算出できる。
Figure 2021059950
上述した(5)〜(7)式からシアキー工法における接合部3のせん断耐力skyと、施工表面1aに形成するシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyとの関係式は、下記(8)式のように立式できる。
sky=nsky・Asky・C・C・C・σcs´
=nsky・(π・R・t/2)・C・C・C・σcs´ ・・・(8)
図11に例示するように、シアキー工法に関するせん断実験で測定した接合部3のせん断耐力skyの実験値と、(8)式で算出したシアキー工法における接合部3のせん断耐力skyの計算値はほぼ一致する。
上述したように、組合せ導出工程では、シアキー工法に関するせん断実験に基づいて予め立式した(8)式を用いることで、せん断耐力算出工程で算出した目荒らしにより接合部3に要求されるせん断耐力Qchを満足する、シアキー工法におけるシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyの組合せを求めることができる。
次に、シアキー形成工程では、シアキー4の直径Rおよび深さtを予め設定した許容範囲内にした条件下で、組合せ導出工程で求めたシアキー工法におけるシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyの組合せを満たすシアキー4の配置数nskyを算出する。そして、直径Rおよび深さtを許容範囲内にして、算出した配置数nskyのシアキー4を既設コンクリート1の施工表面1aに形成する。
耐震補強工事や改修工事などでは、コンクリートを増し打ちする既設コンクリート1の施工表面1aの幅は最小で200mm程度である。既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2とを接続するアンカー6を設置する場合のアンカー6どうしの離間距離(ピッチ)はアンカー6の径によって決まることが多く、一般的にはアンカー6の径が13mmの場合はアンカー6どうしの離間距離は125mm程度、アンカー6の径が16mmの場合はアンカー6どうしの離間距離は150mm程度、アンカー6の径が19mmの場合はアンカー6どうしの離間距離は175mm〜200mm程度である。また、それぞれのシアキー4が有効に支圧抵抗するには、シアキー4の中心C1からのはしあきとへりあきを少なくともシアキー4の直径R以上確保する必要がある。そのため、シアキー4の直径Rの許容範囲は適宜設定できるが、例えば、30mm以上60mm以下に設定しておくとよい。
シアキー4の深さtの許容範囲は適宜設定できるが、例えば、シアキー4の直径Rの1/10以上1/5未満に設定しておくとよい。シアキー4の深さtをシアキー4の直径Rの1/10以上1/5未満の範囲で設定することで、既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3の最終破壊形式が、シアキー4に充填されて形成された増し打ちコンクリート2の円柱形状の凸部5がせん断破壊せずに、既設コンクリート1のシアキー4の側面部分が圧壊する靭性的な支圧破壊となる。そのため、接合部3が脆性的に破壊する可能性を非常に低くできる。
言い換えると、シアキー4の深さtをシアキー4の直径Rの1/5よりも深く設定すると、シアキー4が比較的細長くなるので、増し打ちコンクリート2の円柱形状の凸部5の根元部分がせん断破壊しやすくなり、接合面3が脆性的に破壊する可能性が比較的高くなる。また、深いシアキー4を形成するには時間と労力を要するため、目荒らし作業の作業効率が低くなる。
シアキー4の深さtをシアキー4の直径Rの1/10よりも浅く設定すると、既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2とを離間させる方向に軸力がかかった場合に、既設コンクリート1のシアキー4と増し打ちコンクリート2の凸部5との係合が外れやすくなり、接合面3が脆性的に破壊する可能性が比較的高くなる。また、シアキー4の1個当たりの受圧面積Askyが小さくなるため、相対的に必要なシアキー4の配置数nskyが多くなる。それ故、多くのシアキー4を形成するのに時間と労力を要し、目荒らし作業の作業効率が低くなる。
シアキー4の直径Rの許容範囲を30mm以上60mm以下に設定し、かつ、シアキー4の深さtの許容範囲をシアキー4の直径Rの1/10以上1/5未満に設定すると、既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3の最終破壊形式が、より確実に既設コンクリート1のシアキー4の側面部分が圧壊する靭性的な支圧破壊となる。それ故、接合部3が脆性的に破壊する可能性を低くするには、より一層有利になる。
図1および図2に例示するように、シアキー形成工程において、施工表面1aにすべて直径Rおよび深さtが同じシアキー4を形成する場合には、(8)式の右辺に予め設定した許容範囲内で設定したシアキー4の直径Rおよび深さtを代入する。そして、(8)式から下記(9)式のように、シアキー工法における接合部3のせん断耐力skyが、せん断耐力算出工程で算出した接合部3に要求されるせん断耐力Qch以上となるシアキー4の配置数nskyを算出する。そして、その設定した直径Rおよび深さtのシアキー4を算出した配置数nsky、施工表面1aに形成する。
sky=nsky・(π・R・t/2)・C・C・C・σcs´ ・・・(8)
chsky ・・・(9)
図12に例示するように、シアキー形成工程では、施工表面1aに直径Rまたは深さtの少なくともいずれかが異なる複数の仕様のシアキー4を混在させて形成することもできる。施工表面1aに複数の仕様のシアキー4を混在させる場合には、仕様が異なるシアキー4毎にそれぞれ直径R、深さtおよび配置数nskyを(8)式に代入することで、その仕様のシアキー4によって得られるせん断耐力skyを算出する。そして、それぞれの仕様のシアキー4によって得られるせん断耐力skyの合計値が、せん断耐力算出工程で算出した接合部3に要求されるせん断耐力Qch以上となるようにシアキー4の施工条件を設定し、その設定したシアキー4の施工条件で施工表面1aにシアキー4を形成する。
図1や図12に例示するように、施工表面1aにシアキー4を形成する際には、施工表面1aの平面視における隣り合うシアキー4どうしの中心C1から中心C1までの離間距離L1〔mm〕は、例えば、隣り合うシアキー4のうちの直径Rが大きい方のシアキー4の直径Rの1.5倍以上に設定するとよい。即ち、隣り合うシアキー4の直径Rが同じ場合には離間距離L1は、片側のシアキー4の直径Rの1.5倍以上に設定するとよい。このように、離間距離L1を直径Rが大きい方のシアキー4の直径Rの1.5倍以上に設定することで、それぞれのシアキー4が有効に支圧抵抗するための支圧領域を十分に確保することができ、接合部3が脆性的に破壊する可能性を低くできる。さらに、離間距離L1を、隣り合うシアキー4のうちの直径Rが大きい方のシアキー4の直径Rの6倍以下に設定すると、施工表面1aにシアキー4を均一にバランスよく配置できる。
シアキー4の中心C1から既設コンクリート1の外側端部までの離間距離L2〔mm〕は、例えば、シアキー4の直径Rの1.5倍以上に設定するとよい。アンカー6を設置する場合には、シアキー4はアンカー6の設置位置を避けた位置に形成し、シアキーの中心C1から隣り合うアンカー6の中心C2までの離間距離L3〔mm〕は、例えば、シアキー4の直径Rの1倍以上に設定するとよい。
このように本発明では、施工現場で目荒らし作業について設定されているシアキー工法とは異なる施工条件から、既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力Qchを算出する。これにより、施工現場で設定されているシアキー工法とは異なる施工条件で不備なく目荒らしした場合の接合部3のせん断耐力Qch、即ち、設計で期待されている接合部3のせん断耐力Qchを把握することができる。
そして、その算出したせん断耐力Qchを満足するシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyの組合せを求め、シアキー4の直径Rおよび深さtを予め設定した許容範囲内にした条件下で、前記組合せを満たすシアキー4の配置数nskyを算出する。これにより、目荒らし作業についてシアキー工法とは異なる施工条件が設定されている施工現場においても、シアキー工法とは異なる施工条件を、設計で期待されている接合部3のせん断耐力Qchを満足するシアキー工法における適切な施工条件に置換して、シアキー工法による目荒らし作業を行うことが可能となる。
シアキーを形成する際には、作業者は設定した直径Rおよび深さtのシアキー4を算出した配置数nsky、施工表面1aに形成すればよいので、作業者による目荒らし作業の施工品質のバラツキが生じ難い。さらに、シアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyは施工現場で容易に把握することができる。それ故、目荒らし作業の施工品質を定量的に管理することが可能になり、目荒らし作業の施工不備が起こる可能性を非常に低くできる。そのため、チッピング工法等の他の目荒らし工法で目荒らし作業を行う場合に比して、本発明は設計で期待されている接合部3のせん断耐力をより確実に確保できる。
施工現場において目荒らし作業についてチッピング工法に基づいた施工条件が設定されている場合には、せん断耐力算出工程では上述したように、チッピング工法に基づいて設定されている既設コンクリート1の施工表面1aに対する目荒らし面積Acrの施工条件から既設コンクリート1と増し打ちコンクリート2との接合部3に要求されるせん断耐力Qchを算出する。これにより、チッピング工法に基づいて設定されている施工条件で不備なく目荒らしした場合の接合部3のせん断耐力Qch、即ち、設計で期待されている接合部3のせん断耐力Qchを把握することができる。
そして、その算出したせん断耐力Qchに基づいて組合せ導出工程とシアキー形成工程を行うことで、チッピング工法に基づいた施工条件を、設計で期待されている接合部3のせん断耐力Qchを満足するシアキー工法における適切な施工条件に置換して、シアキー工法による目荒らし作業を行うことが可能となる。
チッピング工法では、目荒らし作業を行う際に発生する振動や騒音が大きく、比較的多くの粉塵が発生するが、チッピング工法の施工条件をシアキー工法による施工条件に置換してシアキー工法による目荒らし作業を行うことで、チッピング工法を行う場合に比して、目荒らし作業を行う際に発生する振動や騒音、粉塵を低減できる。それ故、耐震補強工事や改修工事などを行う際の作業者や建物の使用者の負担の軽減にも寄与する。
既設コンクリート1の施工表面1aにすべて同じ直径Rのシアキー4を形成する場合には、作業者はシアキー4を形成する工具を変更する必要がないので、目荒らし作業を非常に効率よく行える。また、施工管理においても、施工表面1aに形成したシアキー4の深さtと配置数nskyを確認すればよいので、目荒らし作業の効率化を図るには有利になる。
施工表面1aにすべて直径Rと深さtが同じシアキー4を形成する場合には、(4)式と(8)式とから下記(10)式を予め立式しておけば、施工現場では、(10)式にチッピング工法に基づいた目荒らし面積Acr(目荒らし面積比rcrと施工表面1aの面積A)の施工条件と、予め設定した許容範囲内にしたシアキー4の直径Rおよび深さtを代入するだけで、シアキー4の適切な配置数nskyを非常に簡易に算出できる。
sky≧Acrσ−4ln(rcr)}/{(π・R・t/2)・C・σcs´}
・・・(10)
この場合には、施工管理においても、施工表面1aに形成したシアキー4の配置数nskyを確認すればよいので、目荒らし作業の効率化を図るにはより一層有利になる。
施工表面1aに異なる直径Rのシアキー4を混在させる構成にすると、既設コンクリート1の施工表面1aが不規則な形状である場合や配筋などによってシアキー4を形成できる領域が狭い場合などにも、シアキー4を施工表面1aの全体に満遍なく配置することが可能となる。
施工表面1aに直径Rと深さtが異なる複数の仕様のシアキー4を混在させる構成にすると、シアキー4の1個当たりのせん断耐力skyが均一になるようにそれぞれのシアキー4の直径Rと深さtを設定することで、1個当たりのせん断耐力skyが均一なシアキー4を施工表面1aの全体に満遍なく配置することが可能となる。
このように、本発明は、目荒らし作業の主流であるチッピング工法等の従来技術から、シアキー工法というより優れた新たな技術への転換を促進させるという考えの基で創出された発明であり、目荒らし作業の効率化や施工品質の向上を図るうえで非常に有益な発明である。
なお、上述した実施形態では、せん断耐力算出工程で用いる、チッピング工法による施工表面1aに対する目荒らし面積Acrと接合部3のせん断耐力Qchとの関係式として(4)式を例示したが、チッピング工法による施工表面1aに対する目荒らし面積Acrの条件からチッピング工法における接合部3のせん断耐力Qchを算出できる数式であれば、せん断耐力算出工程で例示した(4)式と異なる数式を用いてもよい。また、組合せ導出工程で用いる、シアキー工法における接合部3のせん断耐力skyと施工表面1aに形成するシアキー4の直径R、深さtおよび配置数nskyとの関係式についても同様に、例示した(8)式と異なる数式を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、目荒らし作業についてチッピング工法に基づいた施工条件が設定されている施工現場で実施する場合を例示したが、目荒らし作業についてチッピング工法とは異なる施工条件が設定されている施工現場で実施する場合には、せん断耐力算出工程において、上述したチッピング工法の場合の算出方法とは別の算出方法で目荒らしにより接合部3に要求されるせん断耐力Qchを算出することもできる。
1 既設コンクリート
1a 施工表面
2 増し打ちコンクリート
3 接合部
4 シアキー
5 凸部
6 アンカー
7 (チッピングにより形成された)凹部
10 加力装置
11 アクチュエータ
12 (軸方向の荷重を測定する)ロードセル
13 加圧用鋼板
14 油圧ジャッキ
15 (水平方向の荷重を測定する)ロードセル
20 試験体

Claims (7)

  1. コンクリートを増し打ちする既設コンクリートの施工表面に間隔をあけて多数の円柱形状に窪んだシアキーを形成する目荒らし施工方法において、
    前記既設コンクリートと増し打ちコンクリートとの接合部に要求されるせん断耐力を算出し、その算出したせん断耐力を満足する前記シアキーの直径、深さおよび配置数の組合せを求め、前記シアキーの直径および深さを予め設定した許容範囲内にした条件下で、前記組合せを満たす前記シアキーの配置数を算出し、前記直径および深さを前記許容範囲内にして、算出した配置数の前記シアキーを前記施工表面に形成することを特徴とする目荒らし施工方法。
  2. チッピング工法に基づいて設定されている前記施工表面に対する目荒らし面積の施工条件から前記接合部に要求されるせん断耐力を算出する請求項1に記載の目荒らし施工方法。
  3. 前記シアキーの直径の許容範囲を30mm以上60mm以下に設定する請求項1または2に記載の目荒らし施工方法。
  4. 前記シアキーの深さの許容範囲を前記シアキーの直径の1/10以上1/5未満に設定する請求項1〜3のいずれかに記載の目荒らし施工方法。
  5. 前記施工表面にすべて同じ直径の前記シアキーを形成する請求項1〜4のいずれかに記載の目荒らし施工方法。
  6. 前記施工表面に異なる直径の前記シアキーを混在させて形成する請求項1〜4のいずれかに記載の目荒らし施工方法。
  7. 前記施工表面の平面視における隣り合う前記シアキーどうしの中心から中心までの離間距離を、隣り合う前記シアキーのうちの直径が大きい方の前記シアキーの直径の1.5倍以上6倍以下に設定する請求項1〜6のいずれかに記載の目荒らし施工方法。
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