JP2021059459A - ガラス溶解方法、ガラス溶解炉、及びガラス製造方法 - Google Patents

ガラス溶解方法、ガラス溶解炉、及びガラス製造方法 Download PDF

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俊明 松山
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Abstract

【課題】安価な構成でありながら、酸素泡の発生、及び電極の腐食を低減できるガラス溶解炉を用いたガラス溶解方法の提供。【解決手段】1次側が交流電源2に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランス10と、交流電源2とトランス10の1次側との導通をスイッチングするサイリスタ20と、トランス10によって供給された電圧をガラス原料に印加し、ガラス原料を溶解して溶融ガラスGを得る電極対と、溶融ガラスGを保持する溶解槽50とを有するガラス溶解炉1を用いたガラス溶解方法であって、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、トランス10の2次側の巻線数が選択されて電極対に接続される選択ステップと、選択ステップによって変更されたトランス10の2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、サイリスタ20がスイッチングされるスイッチングステップとを含むことを特徴とするガラス溶解方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス溶解方法、ガラス溶解炉、及びガラス製造方法に関する。
溶解槽内に電極を挿入し、電極間に通電して発生するジュール熱を利用してガラス原料を溶解するガラス溶解炉が知られている。このようなガラス溶解炉では、電極の腐食を抑制するために、高周波(たとえば、100Hz(ヘルツ)以上)で電極間を通電させることが行われている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平5−97443号公報
しかし、上述したガラス溶解炉では、高周波の電源を使用するため、たとえば、50Hz又は60Hzの商用電源を直接使用できずに高周波の電源を生成する高価な設備が必要になる課題があった。また、ガラス溶解炉に低周波の電源を使用した場合には、電極の腐食、及び酸素泡が発生する場合があった。
本発明は、安価な構成でありながら、酸素泡の発生、及び電極の腐食を低減できるガラス溶解炉を用いたガラス溶解方法、ガラス溶解炉、及びガラス製造方法を提供する。
本発明は、以下の態様を有する。
1次側が交流電源に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランスと、前記交流電源と前記トランスの1次側との導通をスイッチングするスイッチング素子と、前記トランスによって供給された電圧をガラス原料に印加し、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る電極対と、前記溶融ガラスを保持する溶解槽とを有するガラス溶解炉を用いたガラス溶解方法であって、前記トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、前記トランスの2次側の巻線数が選択されて前記電極対に接続される選択ステップと、前記選択ステップによって変更された前記トランスの2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、前記スイッチング素子がスイッチングされるスイッチングステップとを含むことを特徴とするガラス溶解方法。
1次側が交流電源に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランスと、前記交流電源と前記トランスの1次側との導通をスイッチングするスイッチング素子と、前記トランスによって供給された電圧をガラス原料に印加し、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る電極対と、前記溶融ガラスを保持する溶解槽とを備え、前記トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、前記トランスの2次側の巻線数が選択されて前記電極対に接続され、前記巻線数の選択によって変更された前記トランスの2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、前記スイッチング素子がスイッチングされることを特徴とするガラス溶解炉。
1次側が交流電源に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランスと、前記交流電源と前記トランスの1次側との導通をスイッチングするスイッチング素子と、前記トランスによって供給された電圧をガラス原料に印加し、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る電極対と、前記電極対に供給された電圧を制御する制御装置と、溶融ガラスを保持する溶解槽とを備え、前記制御装置は、前記トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、前記トランスの2次側の巻線数を選択して前記電極対に接続させる変更制御部と、前記巻線数の選択によって変更された前記トランスの2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、前記スイッチング素子をスイッチングさせるスイッチング制御部とを備えることを特徴とするガラス溶解炉。
上記のガラス溶解炉を用いたガラス製造方法であって、
前記溶解槽で、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る溶解工程と、
前記溶解槽より下流に設けられた成形炉で、前記溶融ガラスを成形する成形工程と、
前記成形炉より下流に設けられた徐冷炉で、成形されたガラスを徐冷する徐冷工程と
を含むガラス製造方法。
本発明によれば、ガラス溶解方法、ガラス溶解炉、及びガラス製造方法は、安価な構成でありながら、酸素泡の発生、及び電極の腐食を低減できる。
本実施形態のガラス溶解炉の一例を示すブロック図である。 本実施形態のトランスの一例を示す説明図である。 本実施形態のトランスの2次側の出力電圧及びサイリスタのトリガ信号の波形の一例を示すグラフである。 本実施形態のガラス溶解炉を用いたガラス溶解方法の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のトランスの2次側のタップの選択手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のガラス製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態によるガラス溶解方法、ガラス溶解炉、及びガラス製造方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるガラス溶解炉1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、ガラス溶解炉1は、トランス11〜13と、サイリスタ21〜23と、タップ切替部31〜33と、電圧検出部41〜43と、溶解槽50と、電極51〜54と、制御装置60とを備えている。
図1において、トランス11〜13のそれぞれは、同一の構成であり、任意のトランスを示す場合、又は特に区別しない場合には、トランス10として説明する。また、サイリスタ21〜23のそれぞれは、同一の構成であり、任意のサイリスタを示す場合、又は特に区別しない場合には、サイリスタ20として説明する。また、タップ切替部31〜33のそれぞれは、同一の構成であり、任意のタップ切替部を示す場合、又は特に区別しない場合には、タップ切替部30として説明する。また、電圧検出部41〜43のそれぞれは、同一の構成であり、任意の電圧検出部を示す場合、又は特に区別しない場合には、電圧検出部40として説明する。また、溶解槽50は、ガラス原料を溶解することにより得られる溶融ガラスGを保持する。
ガラス溶解炉1は、交流電源2から供給される電圧に基づいて、所定の電圧を電極51〜54に印加することにより、電極間に通電して発生するジュール熱を利用して溶解槽50内のガラス原料を溶解する。
交流電源2は、たとえば、3相交流200Vの商用電源、又は発電機により発電された電源である。交流電源2は、たとえば、50Hz又は60Hzの低周波の交流電源である。交流電源2は、電源線R、電源線S、及び電源線Tに、それぞれ位相が120度ずれた200Vの電圧を供給する。
トランス10は、1次側が交流電源2に接続される1次側コイルと、2次側が巻線数の選択が可能なタップ付きの2次側コイルとを有する。トランス10の2次側のタップは、巻線比(巻線数)を選択する複数の端子が用意されている。トランス10の構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態のトランス10の一例を示す説明図である。
図2に示すように、トランス10は、1次側コイルTC1と、2次側コイルTC2とを有する絶縁型のトランスである。また、1次側コイルTC1は、端子T11と端子T12とを備えており、端子T11と端子T12とには、交流電源2が接続される。
また、2次側コイルTC2は、端子T21と、複数の端子T22−1〜T22−N(タップ)とを備えており、2次側コイルTC2の巻線数を選択可能に構成されている。すなわち、端子T22−1〜T22−Nの接続を切り替えることにより、トランス10の巻線比が、選択可能になっている。端子T21と、端子T22−1〜T22−Nとは、タップ切替部30に接続される。
トランス10は、端子T11と端子T12とに200Vの交流信号が供給された場合に、2次側コイルTC2の端子T22−1〜T22−N(タップ)の選択によって、変換電圧が、たとえば、500V、425V、362V、308V、262V、223Vのうちのいずれかに選択可能になっている(N=6)。変換電圧は、2次側コイルTC2に出力される最大交流電圧の実効値である。また、トランス10は、2次側コイルTC2の端子T22−1〜T22−Nの選択によって変換電圧の選択が可能となっており、電圧が最大の変換電圧に対する、隣り合う端子の変換電圧の差の比が15%以下となるように、巻線数が設定されている。前述のN=6の場合、電圧が最大の変換電圧は500Vであり、たとえば、変換電圧425Vと362Vとの差は63Vであるから、比が12.6%であり、比が15%以下となるように巻線数が設定されていることが分かる。
図1の説明において、トランス11は、1次側が交流電源2の電源線Rと、サイリスタ21を介して電源線Sとに接続されている。また、トランス11は、2次側がタップ切替部31に接続されている。また、トランス12は、1次側が交流電源2の電源線Sと、サイリスタ22を介して電源線Tとに接続されている。また、トランス12は、2次側がタップ切替部32に接続されている。また、トランス13は、1次側が交流電源2の電源線Tと、サイリスタ22を介して電源線Rとに接続されている。また、トランス13は、2次側がタップ切替部33に接続されている。
サイリスタ20(スイッチング素子の一例)は、双方向サイリスタであり、交流電源2とトランス10の1次側との導通をスイッチングする。サイリスタ20は、制御装置60からの制御信号により導通状態又は非導通状態にスイッチングされる。
サイリスタ21は、トランス11の1次側と交流電源2との導通をスイッチングし、サイリスタ22は、トランス12の1次側と交流電源2との導通をスイッチングする。また、サイリスタ23は、トランス13の1次側と交流電源2との導通をスイッチングする。
タップ切替部30は、トランス10の2次側の全端子(全タップ)に接続されており、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス10の2次側の端子T21と、端子T22−1〜T22−N(タップ)のうちの1つとを電極対に接続する。
タップ切替部31は、トランス11に接続されており、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス11の2次側の端子T21と、端子T22−1〜T22−N(タップ)のうちの1つとを電圧供給線L1と電圧供給線L2とに接続する。すなわち、タップ切替部31は、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス11の2次側のタップの接続を切り替えて、電極51と電極52との電極対に接続する。
タップ切替部32は、トランス12に接続されており、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス12の2次側の端子T21と、端子T22−1〜T22−N(タップ)のうちの1つとを電圧供給線L2と電圧供給線L3とに接続する。すなわち、タップ切替部32は、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス12の2次側のタップの接続を切り替えて、電極52と電極53との電極対に接続する。
タップ切替部33は、トランス13に接続されており、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス13の2次側の端子T21と、端子T22−1〜T22−N(タップ)のうちの1つとを電圧供給線L3と電圧供給線L4とに接続する。すなわち、タップ切替部33は、制御装置60からの制御信号に基づいて、トランス13の2次側のタップの接続を切り替えて、電極53と電極54との電極対に接続する。
電極51〜54は、溶解槽50内に挿入される。電極51と電極52との電極対には、トランス11によって変換された電圧が供給され、当該電圧を印加することによって発生するジュール熱を利用してガラス原料を溶解する。また、電極52と電極53との電極対には、トランス12によって変換された電圧が供給され、当該電圧を印加することによってガラス原料を溶解する。また、電極53と電極54との電極対には、トランス13によって変換された電圧が供給され、当該電圧を印加することによってガラス原料を溶解する。
電圧検出部40は、トランス10の2次側の出力電圧を検出する。電圧検出部41は、タップ切替部31によって変動するトランス11の2次側の出力電圧を検出する。電圧検出部42は、タップ切替部32によって変動するトランス12の2次側の出力電圧を検出する。電圧検出部43は、タップ切替部33によって変動するトランス13の2次側の出力電圧を検出する。電圧検出部40は、検出した電圧を制御装置60に出力する。
制御装置60は、ガラス溶解炉1を統括的に制御する。制御装置60は、所定の電圧が、電極51〜54に供給されるように、サイリスタ21〜23、及びタップ切替部31〜33に制御信号を出力する。制御装置60は、たとえば、トランス11〜13の2次側のタップの接続を指示する制御信号をタップ切替部31〜33に出力する。トランス11〜13の2次側のタップの接続は、トランス11〜13の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、たとえば、作業者によって選択される。
また、スイッチング制御部61を備える制御装置60は、タップ切替部31〜33によって選択されたトランス11〜13の2次側のタップの接続に応じて、サイリスタ21〜23のスイッチングを制御する。
スイッチング制御部61は、トランス11〜13の2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値(以下、所定の実効値という。)となるように、サイリスタ21〜23のスイッチングを制御する。すなわち、スイッチング制御部61は、電圧検出部41〜43が検出したトランス11〜13の出力電圧に基づいて、所定の電圧が電極対に供給されるように、制御信号(たとえば、トリガ信号)をサイリスタ21〜23に出力する。たとえば、スイッチング制御部61は、トランス11〜13の出力電圧が、0Vになってから、所定の電圧に応じた所定の時間経過したタイミングでトリガ信号をサイリスタ21〜23に出力する。ここで、「所定の実効値」は、所定の実効値を指す場合もあれば、所定の範囲の実効値を指す場合もある。
本実施形態では、トランス11〜13の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、タップ切替部31〜33によってトランス11〜13の2次側のタップが選択される。そして、スイッチング制御部61は、トランス11〜13の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、制御信号(たとえば、トリガ信号)をサイリスタ21〜23に出力する。
次に、図面を参照して、本実施形態のガラス溶解炉1の動作について説明する。
まず、図3を参照して、サイリスタ20及び制御装置60のスイッチング制御部61の動作について説明する。
図3は、本実施形態のトランス10の2次側の出力電圧及びサイリスタ20のトリガ信号の波形の一例を示すグラフである。
この図において、グラフは、上から順に、トランス10の2次側の出力電圧のグラフと、制御装置60が出力する制御信号のグラフとを示している。各グラフの縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示している。
波形W1は、サイリスタ20が常に導通状態である場合のトランス10の2次側の出力電圧の波形を示している。また、波形W2は、制御装置60が出力する制御信号の波形を示している。
トランス10の2次側の出力電圧は、時刻t1において、サイリスタ20が非導通状態であるため、0Vである。
時刻t2において、スイッチング制御部61は、トランス10の2次側の出力電圧が、所定の実効値となるように、周期的に波形W2に示すトリガ信号(パルス信号)を出力する。その結果、サイリスタ20が導通状態になり、トランス10の2次側の出力電圧は、波形W1の斜線塗潰し部分のような電圧波形になる。また、時刻t4において、該出力電圧が0Vになり、サイリスタ20が再び非導通状態になる。
本実施形態では、トランス10の2次側のタップは、トランス10の2次側の出力電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように選択される。そして、スイッチング制御部61は、時刻t2から時刻t4までの斜線塗潰し部分の面積S1が、時刻t1から時刻t4の面積の49%以上、91%以下となるように、トリガ信号(パルス信号)を出力する。図3に示すように、たとえば、交流電源2の周波数が50Hzで、面積S1が時刻t1から時刻t4の面積の50%である場合、スイッチング制御部61は、2次側の出力電圧が0Vになった時刻t1から、1/4周期(≒5ms)経過後に、トリガ信号(パルス信号)を出力する。本実施形態では、面積S1が時刻t1から時刻t4の面積の49%以上、91%以下となるように、スイッチング制御部61は、時刻t1から1/4周期までの間で、トリガ信号(パルス信号)を出力する。
また、同様に、スイッチング制御部61は、たとえば、時刻t5、時刻t6、及び時刻t7において、サイリスタ20を導通させるトリガ信号を出力する。
ここで、トランス10の2次側の出力電圧が、変換電圧の70%以上というのは、面積S1が、時刻t1から時刻t4の面積の49%以上であることを意味する。また、トランス10の2次側の出力電圧が、変換電圧の98%以下というのは、面積S1が、時刻t1から時刻t4の面積の91%以下であることを意味する。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態によるガラス溶解炉1を用いたガラス溶解方法について説明する。
図4は、本実施形態のガラス溶解炉1を用いたガラス溶解方法の一例を示すフローチャートである。
図4において、まず、トランス10の2次側に出力される電圧が、変更電圧の70%以上、98%以下となるように、作業者によって、トランス10の2次側のタップが選択される(ステップS101)。これにより、トランス10の2次側の巻線数が選択されて電極対に接続される。ステップS101の処理の詳細について、図5を参照して後述する。
次に、トランス10の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、制御装置60が、サイリスタ20をスイッチングさせる(ステップS102)。制御装置60のスイッチング制御部61は、たとえば、図3に示すように、トリガ信号をサイリスタ20に出力して、サイリスタ20をスイッチングさせる。これにより、所定の電圧が、電極51〜54に供給される。
図4に示すガラス溶解炉1を用いたガラス溶解方法において、ステップS101は、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、2次側コイルTC2の巻線数が選択されて電極対に接続される選択ステップに対応する。また、ステップS102は、選択ステップによって変更されたトランス10の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、サイリスタ20がスイッチングされるスイッチングステップに対応する。
次に、図5を参照して、前記ステップS101の処理の詳細について説明する。
図5は、本実施形態のトランス10の2次側のタップの選択手順の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、作業者によって、トランス10の2次側のタップが選択されて、変換電圧V1が指定される(ステップS201)。制御装置60は、選択されたタップが電極対に接続されるように、タップ切替部30に制御信号を出力する。
次に、電圧検出部40が、トランス10の2次側の出力電圧V2を検出する(ステップS202)。電圧検出部40が、タップ切替部30を介してトランス10の2次側に出力される出力電圧V2を検出し、制御装置60に出力する。
次に、たとえば、制御装置60に表示される出力電圧V2と、変換電圧V1とに基づいて、作業者によって処理が分岐される(ステップS203)。変換電圧V1と出力電圧V2とがほぼ等しい場合(V1≒V2)に、処理がステップS204に進められる。また、変換電圧V1の70%が、出力電圧V2より大きい場合(V1×70%>V2)に、処理がステップS205に進められる。また、変換電圧V1が出力電圧V2より大きく、変換電圧V1の70%が出力電圧V2以下である場合(V1×70%≦V2<V1)に、トランス10の2次側のタップの選択が完了し、選択手順を終了する。
ステップS204では、2次側巻線比が1段階上げられる。すなわち、作業者によって、変換電圧が1段階高い2次側のタップが選択される。制御装置60は、選択されたタップが電極対に接続されるように、タップ切替部30に制御信号を出力する。ステップS204の処理後、処理がステップS202に戻される。
ステップS205では、2次側巻線比が1段階下げられる。すなわち、作業者によって、変換電圧が1段階低い2次側のタップが選択される。制御装置60は、選択されたタップが電極対に接続されるように、タップ切替部30に制御信号を出力する。ステップS205の処理後、処理がステップS202に戻される。
前記のように、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、2次側のタップ(2次側巻線比)が選択される。
以上説明したように、本実施形態のガラス溶解炉1を用いたガラス溶解方法は、選択ステップと、スイッチングステップとを含んでいる。ガラス溶解炉1は、1次側が交流電源2に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランス10と、交流電源2とトランス10の1次側との導通をスイッチングするサイリスタ20(スイッチング素子)と、トランス10によって供給された電圧をガラス原料に印加し、ガラス原料を溶解して溶融ガラスGを得る電極対(たとえば、電極51と電極52との電極対)とを有する。選択ステップにおいて、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、トランス10の2次側の巻線数が選択されて電極対に接続される。そして、スイッチングステップにおいて、選択ステップによって変更されたトランス10の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、サイリスタ20がスイッチングされる。
このことにより、本実施形態のガラス溶解炉1を用いたガラス溶解方法は、安価な構成でありながら、酸素泡の発生、及び電極51〜54の腐食を低減できる。たとえば、本実施形態のガラス溶解方法では、周波数が50Hz又は60Hzの低周波で、電圧が200Vの交流電源を利用できるため、高周波を生成する高価な設備を必要としない。また、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、2次側の巻線数が選択されることで、電極対に印加される電圧の最大値が抑制されるため、本実施形態のガラス溶解方法は、酸素泡の発生、及び電極51〜54の腐食を低減できる。
たとえば、図3の波形W3は、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の30%である場合の波形を示している。この場合、電極対に印加される電圧の最大値は、本実施形態の波形W1に比べて大きく、時刻t3(面積S3の部分)においてサイリスタ20が導通される。波形W3の面積S3は、時刻t1から時刻t4の面積の14%である。波形W1の電圧をE1、波形W3の電圧をE3として、トランスの2次側に出力される電圧E1、E3の実効値は同一である。
波形W3は、電極対に印加される電圧が大きいため、酸素泡、及び電極51〜54の腐食が発生し易くなる。
波形W1の電圧E1の最大値をE1max、波形W3の電圧E3の最大値をE3maxとして、電圧E1の実効値(E1eff)、電圧E3の実効値(E3eff)は、それぞれ式(1)、式(2)によって算出される。
E1eff=(E1max/√2)×0.7 (1)
E3eff=(E3max/√2)×0.3 (2)
E1eff=E3effであるから、E1maxは、E3maxの43%である。
これに対して、本実施形態のガラス溶解方法では、波形W1の面積S1の部分に示すように、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、トランス10の2次側の巻線数が選択されることで、電極対に印加される電圧の最大値が低減されるため、酸素泡の発生、及び電極51〜54の腐食を低減できる。
トランス10の2次側に出力される電圧は、変換電圧の80%以上が好ましく、95%以下が好ましい。前述のとおり、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上であれば、電極対に印加される電圧の最大値が低減される。また、変換電圧の98%以下であれば、トランス10の巻線数を都度選択せずに、サイリスタ20がスイッチングされ、電極対に印加される電圧を増減させることができる。
ここで、変換電圧が80%以上は、波形Wの面積が、時刻t1から時刻t4の面積の61%であることを意味する。また、変換電圧が95%以下は、波形Wの面積が、時刻t1から時刻t4の面積の85%であることを意味する。
また、たとえば、トランス10の2次側にサイリスタを配置した場合に、トランス10の2次側の出力電圧の中心レベルが0Vからずれて直流電圧成分を持つことがあり、該直流電圧成分が、酸素泡の発生、及び電極51〜54の腐食の原因となる。これに対して、本実施形態のガラス溶解方法では、トランス10の1次側にサイリスタ20を配置しているため、前記の直流電圧成分が生じることがない。
よって、本実施形態のガラス溶解方法は、安価な構成でありながら、酸素泡の発生、及び電極51〜54の腐食を低減できる。そのため、本実施形態のガラス溶解方法は、ガラス溶解炉1で溶解されて製造されるガラス製品の品質を向上できる。
また、本実施形態では、スイッチングステップにおいて、トランス10の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、サイリスタ20がスイッチングされる。サイリスタ20は、選択ステップによって変更されたトランス10の2次側に出力される電圧が、選択された変換電圧の70%以上となるように、スイッチングされる。
これにより、本実施形態のガラス溶解方法は、所定の電圧が電極対に供給されるように、サイリスタ20のスイッチングを適切に制御できる。
また、本実施形態では、トランス10は、2次側コイルTC2の端子T22−1〜T22−Nの選択によって変換電圧の選択が可能となっており、電圧が最大の変換電圧に対する、隣り合う端子の変換電圧の差の比が15%以下となるように、巻線数が設定されている。
これにより、本実施形態のガラス溶解方法は、トランス10の2次側のタップを選択することで、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、容易に実現できる。
また、本実施形態では、選択ステップにおいて、電極対に印加される交流電圧の実効値が、200V以上となるように、トランス10の2次側の巻線数が選択されて電極対に接続される。
これにより、本実施形態のガラス溶解方法は、たとえば、200Vの商用電源を用いてガラス原料を溶解することができる。
また、本実施形態のガラス溶解炉1は、トランス10と、サイリスタ20と、電極対と、溶解槽50とを備えている。トランス10は、1次側が交流電源2に接続され、2次側が巻線数の選択が可能である。サイリスタ20は、交流電源2とトランス10の1次側との導通をスイッチングする。電極対(たとえば、電極51と電極52との電極対等)は、トランス10によって供給された電圧をガラス原料に印加し、ガラス原料を溶解して溶融ガラスGを得る。溶解槽50は、溶融ガラスGを保持する。ガラス溶解炉1は、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、2次側の巻線数が選択されて電極対に接続される。そして、ガラス溶解炉1は、巻線数の選択によって変更されたトランス10の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、サイリスタ20がスイッチングされる。
これにより、本実施形態のガラス溶解炉1は、本実施形態のガラス溶解方法と同様に、安価な構成でありながら、酸素泡の発生、及び電極51〜54の腐食を低減できる。
次に、図6を参照して、本実施形態のガラス溶解炉1を用いたガラス製造方法について説明する。
図6は、本実施形態のガラス製造方法の一例を示すフローチャートである。
ガラス原料を溶解槽50内に供給し、ガラス原料を加熱して溶解し、溶融ガラスを得る(溶解工程:S10)。トランス10によって電極対に供給された電圧をガラス原料に印加し、通電してジュール熱を発生させ、ガラス原料を加熱する。
溶融ガラスGは、溶解槽50より下流に設けられた成形炉(不図示)で成形される(成形工程:S20)。成形されたガラスは、成形炉より下流に設けられた徐冷炉(不図示)で徐冷され(徐冷工程:S30)、ガラス製品となる。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
たとえば、前記の実施形態において、作業者によって、制御装置60が操作され、図4及び図5に示す処理が実行される例を説明したが、作業者によって実行された処理(手順)の一部又は全部を制御装置60が実行するようにしてもよい。この場合、ガラス溶解炉1は、トランス11〜13と、サイリスタ21〜23と、タップ切替部31〜33と、電圧検出部41〜43と、溶解槽50と、電極51〜54と、制御装置60とを備え、制御装置60は、スイッチング制御部61と、変更制御部(不図示)とを備えていてもよい。
変更制御部は、トランス10の2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、2次側の巻線数を選択して電極対に接続させる。スイッチング制御部61は、巻線数の選択によって変更されたトランスの2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、サイリスタ21〜23をスイッチングさせる。
また、ガラス溶解炉1の制御方法は、選択ステップと、スイッチングステップとを含む。選択ステップにおいて、制御装置60が、トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、トランス10の2次側の巻線数を選択して電極対に接続させる。スイッチングステップにおいて、制御装置60が、選択ステップによって変更されたトランス10の2次側に出力される電圧が、所定の実効値となるように、サイリスタ21〜23をスイッチングさせる。
なお、前記の実施形態において、ガラス溶解炉1は、トランス10を3つ備え、3対の電極対に電圧を供給する例を説明したが、これに限定されるものではなく、トランス10を2つ以下、又は4つ以上備えるようにしてもよい。たとえば、ガラス溶解炉1は、1つのトランス10を備え、1対の電極対に電圧を供給するようにしてもよい。
また、前記の実施形態において、交流電源2は、3相交流200Vの電源である例を説明したが、たとえば、3相交流400Vの電源であってもよいし、1相交流200Vの電源であってもよいし、他の電源であってもよい。
また、前記の実施形態において、スイッチング制御部61は、トランス10の2次側の出力電圧に基づいて、サイリスタ20のスイッチングを制御する例を説明したが、これに限定されるものではない。スイッチング制御部61は、たとえば、トランス10の1次側(1次側コイルTC1)の電圧に基づいて、サイリスタ20のスイッチングを制御してもよい。
また、前記の実施形態において、ガラス溶解炉1が、スイッチング素子の一例として、サイリスタ20を備える例を説明したが、トランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などの他のスイッチング素子を備えてもよい。
前記の制御装置60は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、前記の制御装置60の処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、前記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
1 ガラス溶解炉
2 交流電源
10、11、12、13 トランス
20、21、22、23 サイリスタ(スイッチング素子)
30、31,32、33 タップ切替部
40、41、42、43 電圧検出部
50 溶解槽
51、52、53、54 電極
60 制御装置
61 スイッチング制御部
G 溶融ガラス
TC1 1次側コイル
TC2 2次側コイル
T11、T12、T21、T22−1〜T22−N 端子

Claims (6)

  1. 1次側が交流電源に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランスと、前記交流電源と前記トランスの1次側との導通をスイッチングするスイッチング素子と、前記トランスによって供給された電圧をガラス原料に印加し、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る電極対と、前記溶融ガラスを保持する溶解槽とを有するガラス溶解炉を用いたガラス溶解方法であって、
    前記トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、前記トランスの2次側の巻線数が選択されて前記電極対に接続される選択ステップと、
    前記選択ステップによって変更された前記トランスの2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、前記スイッチング素子がスイッチングされるスイッチングステップと
    を含むことを特徴とするガラス溶解方法。
  2. 前記トランスは、2次側コイルの端子の選択によって前記変換電圧の選択が可能となっており、電圧が最大の変換電圧に対する、隣り合う端子の変換電圧の差の比が15%以下となるように、前記巻線数が設定されている
    請求項1に記載のガラス溶解方法。
  3. 前記選択ステップにおいて、前記電極対に印加される交流電圧の実効値が、200V以上となるように、前記トランスの2次側の巻線数が選択されて前記電極対に接続される
    請求項1又は2に記載のガラス溶解方法。
  4. 1次側が交流電源に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランスと、
    前記交流電源と前記トランスの1次側との導通をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記トランスによって供給された電圧をガラス原料に印加し、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る電極対と、
    前記溶融ガラスを保持する溶解槽と
    を備え、
    前記トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、前記トランスの2次側の巻線数が選択されて前記電極対に接続され、
    前記巻線数の選択によって変更された前記トランスの2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、前記スイッチング素子がスイッチングされる
    ことを特徴とするガラス溶解炉。
  5. 1次側が交流電源に接続され、2次側が巻線数の選択が可能なトランスと、
    前記交流電源と前記トランスの1次側との導通をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記トランスによって供給された電圧をガラス原料に印加し、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る電極対と、
    前記電極対に供給された電圧を制御する制御装置と、
    溶融ガラスを保持する溶解槽と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記トランスの2次側に出力される電圧が、変換電圧の70%以上、98%以下となるように、前記トランスの2次側の巻線数を選択して前記電極対に接続させる変更制御部と、
    前記巻線数の選択によって変更された前記トランスの2次側に出力される電圧が、予め定めた実効値となるように、前記スイッチング素子をスイッチングさせるスイッチング制御部と
    を備えることを特徴とするガラス溶解炉。
  6. 請求項4又は5に記載のガラス溶解炉を用いたガラス製造方法であって、
    前記溶解槽で、前記ガラス原料を溶解して溶融ガラスを得る溶解工程と、
    前記溶解槽より下流に設けられた成形炉で、前記溶融ガラスを成形する成形工程と、
    前記成形炉より下流に設けられた徐冷炉で、成形されたガラスを徐冷する徐冷工程と
    を含むガラス製造方法。
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