JP2021059222A - 車両制御装置および車両制御システム - Google Patents

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Yusuke Ueda
祐輔 上田
絢子 岡本
Ayako Okamoto
絢子 岡本
木下 修
Osamu Kinoshita
修 木下
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Abstract

【課題】乗客の状態を考慮して、乗客に過度の負荷がかからないように、車両を制御する。【解決手段】車両制御装置10は、車両Xの乗客の特徴及び現在の状態を含む乗客情報を検出する乗客情報検出部100と、前記乗客情報に応じて少なくともジャークの制限値を算出する制限値演算部200と、前記制限値を超えないように車両の制御量を決定する制御量決定部300と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、車両制御装置および車両制御システムに関する。
現在、車両を運転するときに周囲環境により運転を支援する技術が開発されている。例えば、特許文献1の運転支援装置は、道路の形状に応じて、車両に生じる加速度やジャークを制御している。
特開2011−96103号公報
しかし、特許文献1の運転支援装置では、車両の乗客の状態に応じて乗客に過度の負荷がかからないように、車両を制御する運転支援や、乗客の利便性の向上については、十分に検討されていなかった。
本開示の一形態によれば、車両制御装置(10)が提供される。この車両制御装置は、車両(X)の乗客の特徴及び現在の状態を含む乗客情報を検出する乗客情報検出部(100)と、前記乗客情報に応じて少なくともジャークの制限値を算出する制限値演算部(200)と、前記制限値を超えないように車両の制御量を決定する制御量決定部(300)と、を備える。この形態によれば、道路の形状のみならず乗客の状態も考慮して、ジャークの制限値を算出し、制限値を越えないように車両を制御するので、乗客に過度の負荷がかからないように、車両を制御できる。
本開示の他の形態によれば、車両制御装置(10a)が提供される。この車両制御装置は、車両の揺れを検知する揺れ検知部(202a)と、前記揺れの大きさが閾値以上か否かを判断する揺れ判断部(200a)と、前記車両が、閾値以上の大きさの前記揺れを検知した位置に近づいた場合に前記車両の乗客に注意喚起を行う注意喚起部(206a)と、を備える。この形態によれば、車両が閾値以上の大きさの揺れを検知した位置を再び通る際には、車両の乗客に対し、車両が揺れる旨の注意喚起を行うことができる。
本開示の他の形態によれば、車両制御システムが提供される。この車両制御システムは、車両の乗客の乗り降りのための停車が可能な停車場所の候補を格納する停車場所候補格納部(24)と、前記停車場所の候補に障害物が存在するか否かの障害物情報を取得し、格納する障害物情報格納部(25)と、前記障害物情報の信頼性を判定する信頼性判定部(26)と、判定結果を用いて前記車両の停車場所を決定する停車場所決定部(280)と、を備える。この形態によれば、障害物情報から停車できるか否かの信頼性を判定し、停車場所を決定することが可能となる。
本開示の他の形態によれば、車両制御システムが提供される。この車両制御システムは、停車場所の候補を格納する停車場所候補格納部(24)と、乗客の目的地を設定する目的地設定部(42)と、乗客の要望を設定する要望設定部(44)と、前記停車場所から前記目的地までの距離を演算する距離演算部(272)と、前記停車場所から前記目的地までの所要時間を演算する所要時間演算部(274)と、車両を停車させる停車場所を決定する停車場所決定部(280)と、を備える。この形態によれば、乗客の要望に沿った停車場所の車両を停車させることができる。
車両制御装置の概略構成を示す説明図である。 車両制御装置が実行する車両の制御量の制限値を決定するフローチャートを示す説明図である。 乗客がつり革に掴まり、車両の進行方向に対し横を向いて立っている場合を示す説明図である。 乗客が左手でつり革に掴まり、右手でスマートフォンを見ながら車両の進行方向に対し横を向いて立っている状態を示す説明図である。 乗客情報に対するジャークの増減値の例を示す説明図である。 各乗客に対する加速度、ジャークの制限値を示す説明図である。 制御の一例を示す説明図である。 制御の他の例を示す説明図である。 第2実施形態の車両制御装置を示す説明図である。 車両制御装置が実行する揺れ制御フローチャートである。 車両が道路を走行中に悪路に初めて差し掛かった時を示す説明図である。 車両が悪路に差し掛かった2回目以降を示す説明図である。 第3実施形態の車両制御装置と、運行管理部の概略構成を示す説明図である。 車両制御装置と車両制御用サーバがそれぞれ実行する車両の制御フローチャートである。 目的地の周辺の状況を示す説明図である。 他の例を示す説明図である。 障害物情報を他の車両をプローブカーとして取得して更新する例を示す説明図である。 停車場所として適正か否かの判定、またはポイント付けを行う例を示す説明図である。 道路の交通量と停車場所との関係を示す説明図である。 車両制御装置の概略構成を示す説明図である。 車両の目的地周辺の状況を示す説明図である。 車両制御装置が実行する車両制御フローチャートである。 第4実施形態の他の実施形態を示す説明図である。 第4実施形態の他の実施形態を示す説明図である。 第4実施形態の他の実施形態を示す説明図である。
・第1実施形態:
図1は、車両Xの車両制御装置10の概略構成を示す説明図である。第1実施形態の車両制御装置10は、例えば自動運転される車両X、例えばバスの車両制御装置10であり、車両Xの乗客の特徴及び現在の状態を含む乗客情報を検出・取得し、乗客情報に応じて少なくとも車両Xのジャークの制限値を算出し、車両Xのジャークが算出した制限値を超えないように車両Xの制御量を決定する。
車両制御装置10は、乗客情報検出部100と、制限値演算部200と、制御量決定部300と、後述する各種センサ及び制御部を備える。乗客情報検出部100は、車両Xの乗客の乗客情報を検出する装置である。乗客情報検出部100には、車内カメラ110、座席センサ120、つり革センサ130、手すりセンサ140、ステップセンサ150が接続されている。車内カメラ110は、車両Xの客室の中を撮影する。車両Xは、車内カメラ110とともに、あるいは、車内カメラ110に代えて赤外腺による人体検出センサや他の光学的センサを備えても良い。座席センサ120は、乗客が座席に着席しているか否かを検知する。つり革センサ130は、乗客が車両Xに設置されたつり革(「吊手」とも呼ぶ。)を掴んでいるか否かを検知する。手すりセンサ140は、乗客が車両Xに設置された手すりを掴んでいるか否かを検知する。ステップセンサは、乗客が車両Xのステップに居るか居ないかを検知する。ステップとは、車両Xの乗降口に設けられた段差である。
乗客情報検出部100は、車内カメラ110、座席センサ120、つり革センサ130、手すりセンサ140、ステップセンサ150から乗客情報を検出し、取得する。乗客情報は、例えば、以下の情報を含む。
(1)属性情報
乗客の属性情報とは、乗客の性質や特徴であり、性別、年齢、身長、体重、妊婦、杖(松葉杖を含む)の所持、ヘルプマークの所持などの情報である。これらは制限値演算部200が行う画像認識により推定値として取得される。したがって、例えば、実際の乗客の年齢が、制限値演算部200が推測した年齢と一致していなくても良い。なお、乗車用のカード(クレジットカード、交通系カードや定期券カードなど)に基本情報を登録するものとし、乗車時にカードから実際の値を取得するようにしてもよい。また、乗客の顔と乗客情報とを関連付けて、データベース220に登録しておき、乗客が乗車した時に、乗車時に車内カメラ110を用いて撮影し、制限値演算部200データベース220に登録されている乗客の顔とを照合し、登録された乗客が乗車した場合には、その乗客の登録情報を用いてもよい。
(2)乗客状態情報
乗客状態情報とは、乗客の状態に関する情報であり、乗客の車内の位置、着席(一般席、優先席)、立ち乗り(つり革、手すり、ふらつきの有無)、立っている向き、車イス、ベビーカー使用の有無の情報を含む。これらは画像認識やセンサにより取得される。
(3)行動情報
行動情報とは、乗客の車内における行動を示す情報であり、何もしていない、本・新聞などを読んでいるか否か、スマートフォンを操作しているか否か、話しているか否か、寝ているか否か、等の情報を含む。これらは画像認識により取得される。
(4)車内状態情報
車内状態情報とは、乗客に影響を与える車内の状態を示す情報であり、例えば、乗客の立っている位置の床の状態(濡れている、乾いている)、床の傾き(上り坂、下り坂)等の情報を含む。これらは画像認識により取得される。なお、車内状態情報は、天候、騒音レベル、車両Xの運行の遅れを含んでいてもよい。
なお、上記説明において、乗客の杖(松葉杖を含む)を使用、ヘルプマークを使用について、便宜上、属性情報に含めているが、行動情報に含まれるとしても良い。車イス、ベビーカー使用の有無の情報についても、乗客状態情報ではなく行動情報に含まれるとしても良い。
制限値演算部200は、乗客情報検出部100で検出した乗客情報に応じて車両Xの制御量、例えば、ジャークの制限値を算出する。ジャークとは、加速度の変化率を意味する。制限値演算部200には、車両Xの状態を取得する車両状態取得部210と、データベース220とが接続されている。車両状態取得部210には、速度センサ211と、加速度センサ212、車外カメラ214、LIDAR216と、自車位置センサ218が接続されている。速度センサ211は、車両Xの速度を検知する。加速度センサ212は、車両Xの加速度を検知する。上述したように、加速度の変化率がジャークであるので、加速度を時間微分すれば、ジャークを得ることができる。また、加速度は、速度の変化率なので、速度を時間微分すれば、加速度を得ることができる。車外カメラ214は、車両Xの外部、特に走行方向を撮影する。車外カメラ214により、道路の状態、例えば道路が濡れているか否か、あるいは、道路に段差があるか否か、を検知できる。LIDAR216は、車両Xの前方の車両Yや障害物Zまでの距離等を検知する。LIDAR216の代わりに、ミリ波や赤外腺、可視光を用いたレーダを用いても良い。自車位置センサ218は、車両Xの現在位置を検知する。自車位置センサ218は、例えば、GNSSを用いたナビゲーション装置219から車両Xの現在の位置を取得しても良い。データベース220は、過去に車両Xが同じ道路を走行したときの道路の状態や、乗客がいない時の制御量の制限値、特定の乗客の制御量の制限値を格納したデータベースである。また、データベース220は、乗客の数が多く、乗客のそれぞれに対する制限値を算出できない場合に備えて、制限値の最低値を格納している。
制御量決定部300は、制限値演算部200が算出した制限値を車両Xの制御量が越えないように、車両Xの制御量を決定する。このとき、制御量決定部300は、乗客が複数存在し、立っている乗客が存在する場合には、車両制御量として、立っている乗客に対して算出された制限値を優先的に選択しても良い。座席に着席している人に比べ、立っている人は、加速度やジャークの影響を受けやすいため、立っている乗客に対して算出された制限値を優先的に選択することが好ましい。
制御量決定部300は、決定した制御量を走行制御部340に送る。走行制御部340は、操舵装置310と、制動装置320と、駆動装置330と、を備え、決定した制御量を越えないように、車両Xを制御する。操舵装置310は、車両Xの操舵を制御する。制動装置320は、車両Xの制動を制御する。駆動装置330は、車両Xの駆動を制御する。通知部350は、制御量決定部300が車両Xの制御量に制限値を設定したときには、その旨を乗客に知らせる。また、車両Xの制御量に制限値が設定された場合には、目的地への到着時間が遅れる場合があるので、通知部350は、目的地への到着予想時間の遅れを算出し、乗客に知らせる。また、車両Xの運行を管理している運行管理部が存在する場合には、運行管理部に、目的地への到着予想時間が遅れることを通知しても良い。
図2は、車両制御装置10が実行する車両Xの制御フローチャートを示す説明図である。ステップS100では、車両制御装置10の制限値演算部200は、乗客情報検出部100から、車両Xの乗客の有無を取得する。制限値演算部200は、乗客有りの場合には、処理をステップS110に移行し、乗客無しの場合には、処理をステップS140に移行する。
ステップS110では、制限値演算部200は、乗客情報検出部100から乗客情報を取得する。乗客情報とは、上述したように、乗客の属性情報、乗客状態情報、行動情報、車内状態情報である。図3は、乗客がつり革に掴まり、車両Xの進行方向に対し横を向いて立っている場合を示している。また、図4は、乗客が左手でつり革に掴まり、右手でスマートフォンを見ながら車両Xの進行方向に対し横を向いて立っている状態を示している。
図2のステップS120では、制限値演算部200は、乗客ごとの制御量の制限値を算出する。ステップS130では、制御量決定部300は、算出された制御量の制限値のうち、最小の制御量の制限値を、制御量の制限値に決定する。最小の制御量の制限値に決定しておけば、車両Xの制御量は、どの乗客に対して算出された制限値よりも大きくないので、どの乗客も、車両Xから受けるジャークに耐えられると判断されるからである。ステップS140では、車両Xに乗客がいないので、制限値演算部200は、データベース220から乗客無し時の制御量の制限値を読み込む。ステップS150では、制御量決定部300は、乗客無し時の制御量の制限値を制御量の制限値に決定する。なお、制限値演算部200が算出した制限値の最小値が基準制限値以下の場合は、制御量決定部300は、基準制限値を採用してもよい。制限値演算部200は、乗客情報ごとのジャークの増減値を合計しているので、算出された制限値が低くなりすぎる場合があるからである。
ステップS160では、車両状態取得部210は、車両Xの速度や、車両Xと前車との車間距離を含む車両情報を取得する。ステップS170では、走行制御部340は、前車が急停止しても車両Xが、加速度とジャークの制限値で減速すれば、車両Yと衝突しないように、車両Xの速度や、前車との車間距離を制御する。
図5は、乗客情報に対するジャークの増減値の例を示す。乗客情報は、上述した乗客の属性情報、乗客状態情報、行動情報、車内状態情報である。また、ジャークの増減値は、基準制限値に対する増減値であり、乗客情報ごとに定められている。基準制限値は、乗客有りの場合の最も大きな車両Xの制御量である。
図5に示す表では、他の乗客情報に関係なく、1つの乗客情報ごとにジャークの増減値を定めている。そのため、図5の例では、女性のジャークの増減値は、年齢に関わりなく男性のジャークの増減値に対し−0.2とし、60歳以上のジャークの増減値は、男女の関わりなく−0.2としている。そのため、60歳以上の女性のジャークの増減値は、これらの加算値である−0.4となる。しかし、年齢により、男性と女性のジャークに対する耐性が変わる可能性がある。そのため、複数の乗客情報に対応したジャークの増減値が定められても良い。例えば、女性で60歳以上のジャークの増減値を、図5に示す値の足し算で得られる−0.4ではなく、−0.5としても良い。こうすれば、乗客情報に対するジャークの増減値をより適切に設定できる。
制限値演算部200は、乗客情報として乗客がヘルプマークまたは杖を持っていることを検知した場合には、制限値を減少させても良い。乗客の体調、怪我、障害の有無、妊婦か否かについては、外見上判断し難い場合が有り得るが、ヘルプマークまたは杖を検出できれば、これらを判断できる場合があるからである。制限値演算部200は、乗客のふらつき状態を検知し、ふらつき状態が予め定めた大きさよりも大きい場合には、制限値を補正してもよい。ふらつきの状態から、乗客の体調、怪我、障害の有無を判断できる場合があるからである。
図6は、図2のステップS120で算出した、各乗客の乗客情報の判断結果と、各乗客に対する加速度、ジャークの制限値を示す。制限値演算部200は、図6に示すように、すべての乗客について、乗客ごとの加速度とジャークの制限値を算出する。そして、制限値演算部200は、図2のステップS130で説明したように、算出した制御量の制限値のうち、最小の制御量の制限値を有する乗客の制限値を、制御量の制限値に決定する。
図7は、制御の一例を示す説明図である。図7に示す例では、車両Xの走行制御部340は、前方の車両Yとの車間距離を制御する。立乗りの乗客がいない場合、車両Xの走行制御部340は、前方を走る車両Yとの距離をd1以上とする。ここで、距離d1は、前方を走る車両Yが急停止した場合においても、車両Xが、加速度とジャークの制限値で減速すれば、車両Yと衝突しない距離である。立乗りの乗客がいる場合、車両Xの走行制御部340は、前方を走る車両Yとの距離をd1+d2以上とする。距離d1+d2は、前方を走る車両Yが急停止した場合においても、車両Xが、立乗りの乗客がいる場合の加速度とジャークの制限値で減速すれば、車両Yと衝突しない距離である。このように、車両Xの走行制御部340は、立乗りの乗客がいる場合には加速度やジャークを大きくできないため、立乗りの乗客がいない場合に比べて車両Yとの距離を長くなるように制御する。こうすれば、前方を走る車両Yが急停止した場合においても、算出された加速度とジャークの制限値で減速すれば、車両Xは、車両Yと衝突しない。
図8は、制御の他の例を示す説明図である。図8に示す例では、車両Xの走行制御部340は、車両Xの速度を制御する。車両Xから距離d3だけ前方に障害物Zの存在を検知したとき、走行制御部340は、立乗りの乗客がいない場合には車両Xの速度をv1とし、立乗りの乗客がいる場合には車両Xの速度をv1よりも遅いv2とする。速度v1は、車両Xが、立乗りの乗客がいない場合の加速度とジャークの制限値で減速しても、障害物Zと衝突しない速度である。速度v2は、車両Xが、立乗りの乗客がいる場合の加速度とジャークの制限値で減速しても、障害物Zと衝突しない速度である。このように、車両Xの走行制御部340は、立乗りの乗客がいる場合には、立乗りの乗客がいない場合に比べて車両Xの速度が遅くなるように制御する。こうすれば、算出された加速度とジャークの制限値で減速しても、障害物Zと衝突しない。
以上、第1実施形態によれば、車両Xの車両制御装置10は、乗客の特徴及び現在の状態を含む乗客情報を検出する乗客情報検出部100と、乗客情報に応じて少なくともジャークの制限値を算出する制限値演算部200と、制限値を超えないように車両Xの制御量を決定する制御量決定部300と、を備えるので、道路の形状のみならず乗客の状態も考慮して、ジャークの制限値を算出し、制限値を越えないように車両Xを制御するので、乗客に過度の負荷がかからないように、車両Xを制御できる。
第1実施形態では、車両Xが自動運転車両である場合を例に取って説明したが、車両Xは、自動運転でなくてもよい。車両Xが自動運転車両でない場合、車両制御装置10は、車両Xの制御量がジャークの制限値を越えないように、運転支援を行う。
・第2実施形態:
図9は、第2実施形態の車両制御装置10aを示す説明図である。第2実施形態の車両制御装置10aは、例えば規定のルートを走行する車両X、例えばバスの車両制御装置10aであり、閾値以上の大きさの揺れを検知すると、揺れを検知した位置を車両Xの内部あるいは外部に設けられた揺れ情報格納部に格納し、車両Xが揺れを検知した位置を次に走行するときに、車両Xの乗客に注意喚起を行う。なお、車両Xは、自動運転の車両であってもよく、自動運転の車両Xでなくても良い。
車両制御装置10aは、第1実施形態で説明した車両制御装置10の構成に加え、揺れ判断部200aと、制御量決定部300と、通信部220aと、を備える。以下、第1実施形態の車両制御装置10で説明しなかった構成等について説明する。
揺れ判断部200aは、揺れに対する判断・処理を行う。揺れ判断部200aには、揺れ検知部202aと、揺れ情報格納部204aと、注意喚起部206aが接続されている。揺れ検知部202aは、例えば、車両Xの揺れとして、例えば振動量やピッチ角を検知する。揺れ検知部202aには、加速度センサ212が接続されており、三方向の加速度を検出することで、車両Xの振動量を検知し、取得できる。また、また、揺れ検知部202aには、車外カメラ214が接続されており、車外カメラ214の画像から車両Xのピッチ角を検知し、取得できる。なお、揺れ検知部202aは、車両Xのロール角やヨー角を検知し、取得してもよい。自車位置センサ218は、車両Xの現在の位置を取得する。揺れ判断部200aは、揺れの大きさが閾値以上であった場合、車両Xの揺れを車両Xの現在の位置と関連づけ、揺れ情報として、揺れ情報格納部204aに格納する。
揺れ判断部200aは、自車位置センサ218から車両Xの位置を取得し、揺れ情報格納部204aあるいはサーバ21の揺れ情報格納部23に格納された揺れ情報を取得し、過去に揺れが検知された位置を車両Xが通過するか否かを判断する。車両Xが過去に揺れが検知された位置を通過する場合には、車両Xに過去の揺れと同様の揺れが生じる可能性があるため、注意喚起部206aに対し、乗客への注意喚起を実行させる。注意喚起部206aは、車両Xが過去に揺れが検知された位置に近づいていることを揺れ判断部200aから通知されたときには、車内への表示または音声により、車両Xの乗客に対して揺れが生じる旨の注意喚起を行う。
揺れ判断部200aは、車両Xが過去に揺れた位置に近づいている場合には、走行制御部340に対し、車両の速度を低減させるなど、揺れが低減されるように車両を制御させても良い。
通信部220aは、例えば、車両Xの運行を管理する運行管理部20の通信部22と通信して、車両aの現在位置及び揺れ情報を送る。
運行管理部20は、サーバ21と、揺れ情報格納部23と、通信部22と、を備える。運行管理部20は、複数の車両を有し、車両を管理・運営する車両運行会社でもよく、道路交通情報センターであってもよい。揺れ情報格納部23は、複数の車両の車両制御装置10a、10a2〜10a4から取得した揺れ情報を格納する。サーバ21は、車両Xからその車両Xの現在の位置の連絡を受けると、揺れ情報格納部23を検索し、その車両Xの現在の位置の近傍における揺れ情報が存在するか否かを判断する。この揺れ情報は、車両制御装置10aがサーバ21に送った揺れ情報に限られず、他の車両の車両制御装置、例えば車両制御装置10a2が送った揺れ情報であってもよい。揺れ情報が存在する場合には、通信部22を用いて、揺れ情報を車両Xの車両制御装置10aに送る。車両制御装置10aの揺れ判断部200aは、揺れが検知された位置を取得できる。車両制御装置10aの揺れ判断部200aは、車両Xの軌跡から揺れが検知された位置に車両Xが近づいていると判断した場合には、注意喚起部206aに対して、乗客への注意喚起を実行させる。
図10は、車両制御装置10aが予め定められた時間ごと、あるいは予め定められた距離だけ走行するごとに実行する揺れ制御フローチャートである。ステップS200では、車両制御装置10aの揺れ判断部200aは、車両Xがこれから進む進行先の揺れ情報を取得する。揺れ判断部200aは、車両Xの揺れ情報格納部204aあるいはサーバ21の揺れ情報格納部23から揺れ情報を取得する。
ステップS210では、車両制御装置10aの揺れ判断部200aは、揺れ情報の有無を判断し、揺れ情報があれば処理をステップS220に移行し、無ければ、処理をステップS230に移行する。
ステップS220では、車両制御装置10aの揺れ判断部200aは、注意喚起部206aに対して、乗客への注意喚起を実行させる。また、揺れ判断部200aは、生じるであろう揺れを緩和するように、走行制御部340に対し車両Xの制御、例えば車両の速度を低下させるように制御させてもよい。その後、ステップS230に移行する。
ステップS230で、車両Xの揺れが検知された場合には、揺れ判断部200aは、ステップS240に処理を移行し、揺れが検知されなければ、今回のサイクルの処理を終了する。ステップS240では、揺れ判断部200aは、揺れの大きさが閾値以上か否かを判断し、揺れの大きさが閾値以上の場合には、処理をステップS250に移行し、揺れの大きさが閾値未満の場合には、今回のサイクルの処理を終了する。ステップS250では、揺れ判断部200aは、揺れが路面に起因するものか否かを判断し、揺れが路面に起因する場合には、処理をステップS260に移行し、揺れが路面に起因しない場合には、今回のサイクルの処理を終了する。揺れが路面に起因しない場合の例として、例えば、何かの飛び出しに対応して車両Xの運転者、あるいは走行制御部340が急ブレーキを掛けたため車両Xの揺れが大きくなった場合がある。このような揺れは、車両Xが再度同じ位置を通っても、揺れが再び生じることは考えにくいので、揺れが閾値以上であっても、次のステップS260を実行せず、揺れ情報として揺れ情報格納部204aあるいは、サーバ21の揺れ情報格納部23に格納しない。
ステップS260では、揺れ判断部200aは、揺れ情報を、揺れ情報格納部204aに格納する。揺れ情報は、揺れの発生位置、揺れの大きさを含んでいる。ステップS270では、揺れ情報をサーバ21に送信する。
図11は、車両Xが道路30を走行中に悪路32に初めて差し掛かった時を示す説明図である。車両Xが悪路32を走行すると、車両Xに揺れが生じる。この揺れが閾値以上の場合には、車両制御装置10aは、悪路32の場所と揺れの大きさを含む揺れ情報を揺れ情報格納部204aに格納し、サーバ21の揺れ情報格納部23に格納する。
図12は、車両Xが悪路32に差し掛かった2回目以降を示す説明図である。車両制御装置10aは、揺れ情報格納部204aあるいは、サーバ21の揺れ情報格納部23から、揺れ情報を取得し、車両Xがもう少しで悪路32に差し掛かることを検知する。そのため、車両制御装置10aは、車両Xが悪路32に差し掛かる少し前に、注意喚起部206aを用いて車両Xの乗客に対し、車両Xが揺れる可能性があることを注意喚起することができる。また、車両制御装置10aは、悪路32を通過するときの揺れを緩和するように、車両Xを制御できる。
以上、第2実施形態によれば、車両制御装置10aは、車両Xの揺れを検知する揺れ検知部202aと、揺れの大きさが閾値以上か否かを判断する揺れ判断部200aと、車両aが、閾値以上の大きさの揺れを検知した位置に近づいた場合に車両Xの乗客に注意喚起を行う注意喚起部206aと、を備える。そのため、車両Xが閾値以上の大きさの揺れを検知した位置を再び通る際には、車両Xの乗客に対し、車両Xが揺れる旨の注意喚起を行うことができる。
車両制御装置10aは、揺れ情報として、車両Xの車両制御装置10aが揺れ情報格納部204aに格納した揺れ情報のみならず、他の車両の車両制御装置がサーバ21の揺れ情報格納部23に格納した揺れ情報を用いることができる。この場合、車両Xが初めて通る道路であっても、車両制御装置10aは、揺れに対する注意喚起を行うことができる。
上記第2実施形態において、揺れ情報をサーバ21の揺れ情報格納部23に格納する例を説明したが、自分の車両Xの揺れ情報格納部204aに格納した揺れ情報のみを用いる構成であってもよい。同様に、車両Xが悪路32を2回目以降に通るときに、車両制御装置10aは、揺れに対する注意喚起を行うことができる。なお、この場合、運行管理部20やサーバ21は不要である。したがって、車両Xは、例えば、個人タクシーであってもよい。
・第3実施形態:
図13は、第3実施形態の車両制御装置10b、10b2と、運行管理部20の概略構成を示す説明図である。車両制御システムは、車両Xの乗客の乗り降りのための停車場所に停車可能か否かを、現在または過去の停車場所における、他車両などの障害物が存在するか否かの障害物情報を用いて判断し車両Xを制御するシステムである。車両Xは、例えば、自動運転のタクシーである。車両制御システムは、車両Xに設けられる車両制御装置10bと、運行管理部20に設けられた車両制御用サーバ21bとを備える。
車両制御装置10bは、車外カメラ214と、周辺物体センサ217と、ナビゲーション装置219と、停車場所決定部280と、停車場所指示部290と、障害物検出部295と、走行制御部340と、を備える。車両制御装置10b2は、他の車両の車両制御装置である。車両制御装置10bと車両制御装置10b2の構成は、同じであるが、図示の都合上、車両制御装置10b2については、一部の構成の図示を省略している。以下、第1実施形態、第2実施形態と異なる構成について説明する。
周辺物体センサ217は、車両Xの周辺の物体、特に、車両Xの停車場所の物体を検知するセンサである。ナビゲーション装置219は、例えば、GNSSを用いて車両Xの現在位置を検知する。また、ナビゲーション装置219は、車両Xの目的地が入力されると、目的地までの案内を行う。
停車場所決定部280は、運行管理部20の車両制御用サーバ21bから送られた停車場所の候補の中からどこに車両Xを停車させるか、車両Xの停車場所を決定する。停車場所指示部290は、停車場所決定部280が決定した停車場所に車両Xを停車させるように、走行制御部340に指示を与える。走行制御部340は、操舵装置310と、制動装置320と、駆動装置330と、を備えており、停車場所への走行を制御する。障害物検出部295は、停車場所の候補に他の車両等の障害物が存在しているか否かを検知し、停車場所の候補に他の車両等の障害物が存在しているか否かの情報を運行管理部20の車両制御用サーバ21bに送る。停車場所の候補に他の車両等の障害物が存在しているか否かの情報を、車両制御用サーバ21bや他の車両の車両制御装置10b2と共有するためである。
運行管理部20は、車両制御用サーバ21bを備え、車両制御用サーバ21bは、停車場所候補格納部24と、障害物情報格納部25と、信頼性判定部26と、停車場所候補決定部27と、を備える。停車場所候補格納部24は、車両Xが停車可能な候補を格納するデータベースである。障害物情報格納部25は、車両Xが停車可能な候補に他の車両等が存在しているか否かの障害物情報を格納するデータベースである。障害物情報格納部25の障害物情報は、障害物検出部295から障害物情報の通知を受けると更新され、障害物の有無だけで無く、障害物検出部295から障害物の有無を検知した時刻も含んでいる。
信頼性判定部26は、障害物情報の信頼性を判定する。障害物情報格納部25の障害物情報は、上述したように、障害物検出部295から通知を受けると更新される。そのため、先の更新からあまり時間が経過していない場合には、障害物情報の信頼性は高く、先の更新から時間が経過している場合には、障害物情報の信頼性は低いと言える。障害物情報格納部25は、障害物情報に加え、障害物情報の更新時間を併せて格納してもよい。また、障害物情報格納部25は、現在の障害物情報のみならず過去の障害物情報を併せて格納してもよい。信頼性判定部26は、過去の障害物情報を用いて停車場所の混雑度を算出し、障害物情報の信頼性を判定しても良い。例えば、停車場所の混雑度が大きい場合には、障害物が存在していないという障害物情報に対しては、信頼性を下げてもよい。また、障害物の混雑度が小さい場合には、障害物が存在していないという障害物情報に対しては、信頼性を上げてもよい。障害物情報格納部25が障害物の種別情報を持っている場合には、障害物の種別情報を用いて障害物情報の信頼性を判定しても良い。例えば、障害物がタクシーや宅配便の配送車の場合には、短時間で移動する可能性が高いため、障害物が存在しているという障害物情報に対しては、信頼性を下げてもよい。また、障害物が一般車両である場合には、障害物が存在しているという障害物情報に対しては、信頼性を上げてもよい。また、停車場所が工事区間になっている場合には、障害物が存在しているという障害物情報に対しては、信頼性を上げてもよい。
停車場所候補決定部27は、停車場所候補格納部24に格納されている駐車場所の候補のうち、目的地に近い駐車場所の候補の中から、駐車場所に障害物が無く空いているとの信頼性が高く、車両Xの駐車可能性が高い、いくつかの候補を決定する。停車場所候補決定部27は、候補を決定する際に、駐車場所に障害物が無く空いているとの信頼性以外に、停車候補場所の安全性評価値や、停車候補地までの移動における安全性評価を考慮しても良い。停車候補場所の安全性は、例えば、駐車橋のおける交通量、車幅、歩道との間の段差の有無、ガードレールの有無等により評価される。また、停車候補地までの安全性評価は、停車候補地までの交通量、交差点数、渋滞度等により評価される。
図14は、車両制御装置10bと車両制御用サーバ21bがそれぞれ実行する車両Xの制御フローチャートである。図14のステップS300では、車両制御装置10bにおいて目的地Ptが設定される。目的地Ptの設定は、例えば、ナビゲーション装置219から行われる。目的地Ptは、車両制御用サーバ21bに伝えられる。ステップS310では、車両制御用サーバ21bは、停車場所候補格納部24から、目的地Ptの近傍に存在する車両Xの停車場所の候補P1、P2、P3を読み込む。ステップS320では、車両制御用サーバ21bは、障害物情報格納部25から、車両Xの停車場所の候補P1、P2、P3の障害物情報を読み込む。ステップS330では、車両制御用サーバ21bは、信頼性判定部26に、車両Xの停車場所の候補P1、P2、P3における信頼性を判定させる。ステップS335では、車両制御用サーバ21bは、判定された信頼性を用いて、停車場所の候補P1、P2、P3における停車可能確率を算出する。ステップS340では、車両制御用サーバ21bは、停車場所の候補P1、P2、P3における停車可能確率がQ%以上か否かを判断する。ここでQ%は、過去の実績等により実験的に定められる。なお、ステップS310〜S340においては、候補P1、P2、P3ごとにステップS310〜S340を直列に処理しても良く、複数の候補P1、P2、P3をまとめて、ステップS310〜S340を並列に処理しても良い。ステップS350では、車両制御用サーバ21は、候補P1、P2、P3を車両制御装置10bに伝える。
ステップS360では、車両制御装置10bの停車場所決定部280は、停車可能確率がQ%以上の候補の中から車両X停車場所を決定する。停車場所決定部280は、例えば、停車可能確率が最も高い候補を選択できる。ステップS370では、車両制御装置10bの走行制御部340は、決定された停車場所まで車両Xの移動を制御する。
図15は、目的地Ptの周辺の状況を示す説明図である。図15に示す例では、目的地Ptの周辺に、停車可能な候補P1、P2、P3が存在している。候補P1、P2、P3は、その順に目的地Ptからの距離が短い。候補P1は、目的地Ptに最も近いが、現時点で駐車車両が存在し、停車できない状態である。候補P2は、カードレールが存在し、緊急時以外の停車は難しい場所である。候補P3は、現時点で駐車車両が存在しておらず、停車可能である。
図14のステップS300で説明したように車両制御装置10bのナビゲーション装置219に目的地Ptが入力されると、車両制御用サーバ21は、停車場所候補格納部24から停車場所としてのポイントが高い候補P1、P2、P3を読み込む。ポイントは、目的地までの距離、停車のし易さ、停車により他車に与える影響を考慮して定められている。車両制御用サーバ21は、障害物情報格納部25と、信頼性判定部26とを用いて、候補P1、P2、P3における停車できる可能性を算出し、停車できる可能性がQ%以上の候補を車両制御装置10bに送る。車両制御装置10bの停車場所決定部280は、停車できる可能性がQ%以上の候補の中から停車場所を決定する。上記例では、候補P1は、目的地Ptに最も近いが、現時点で駐車車両が存在し、停車できないため、停車可能確率が低く算出される。また、候補P2は、カードレールが存在し、緊急時以外の停車は難しい場所であるため、停車可能確率が低く算出される。そのため、候補P3が停車場所として決定される。ただし、図14のステップS310以降のステップは、所定の時間ごとに繰り返し実行されるため、候補P1から駐車車両が存在しなくなった場合には、候補P1の停車可能確率が高まり、候補P1が停車場所として再決定される場合が有り得る。候補P3に駐車車両が存在するようになれば、候補P3に停車できる可能性が低くなるため、候補P3は、一旦決められた停車場所の決定から外される場合が有り得る。
以上、第3実施形態によれば、車両制御用サーバ21bは、車両Xの乗客の乗り降りのための停車が可能な停車場所の候補P1、P2、P3を格納する停車場所候補格納部24と、停車場所の候補に障害物が存在するか否かの障害物情報を取得し、格納する障害情報格納部25と、障害物情報の信頼性を判定する信頼性判定部26とを有しており、車両Xは、判定結果を用いて車両Xの停車場所を決定する停車場所決定部280を備えているので、障害物情報から停車場所の候補に停車できるか否かを判定し、停車場所を決定することが可能となる。
・第3実施形態の他の例:
図16は、他の例を示す説明図である。この他の例では、車両Xの車両制御装置10bは、1つめの目的地Ptに加え、2つめの目的値Pt2を考慮してルートや目的地Pt用の停車場所を決定する。例えば、乗客がPtから車両Xに乗車し、Pt2に行く場合である。候補P1は、目的値Ptに最も近いが、現在、駐車車両が存在し、停車できない状況である。候補P2は、目的値Ptに2番目に近いが、目的値Ptのために停車した後、次の目的値Pt2に行きにくい停車場所である。候補P3は、候補P1、P2よりも目的地Ptから離れるが、次の目的値Pt2に行きやすい場合である。かかる場合、2つの目的値Pt、Pt2が車両制御装置10bのナビゲーション装置219に入力されると、車両制御装置10bは、2つの目的地Pt、Pt2と、目的地P1、P2、P3の障害物情報、を用いて、車両Xのルートや目的地Pt用の停車場所を決定する。この例の場合、車両制御装置10bは、目的地Pt用の停車場所として、候補P3を決定する。なお、最初の停車場所は、車両Xの運行管理部20から乗客に、例えば、スマートフォンや電話にて連絡される。乗客は、目的値Ptから候補P3に移動して車両Xに乗車することで、次の目的値Pt2までの時間や料金を節約できる。
図17は、車両Xの停車の候補Pzの障害物情報を他の車両Xbをプローブカーとして取得し、障害物情報を更新する例である。運行管理部20は、配車・ルート計画管理部28と、プローブカー情報管理部29とを備える。配車・ルート計画管理部28は、車両Xや、他の車両Xbの配車やルートを管理する。配車・ルート計画管理部28は、例えば、乗客より配車の要請があった場合には、候補Pzに近い車両Xbを選択し、候補Pzに向かわせる。配車・ルート計画管理部28は、車両X、Xbの走行ルートを確認・管理する。プローブカー情報管理部29は、配車・ルート計画管理部28からの情報で、候補Pzを通過する車両Xbが存在する場合には、車両Xbをプローブカーとして、その車両制御装置に対し、候補Pzの障害物情報を取得させる。この場合、車両Xbが乗客を乗せて他の目的地に移動している途中であってもよい。プローブカーとは、車両をセンサとしてとらえ、走行速度情報、位置情報等を収集することにより、交通流動等の道路交通情報を生成するシステムや車両を意味する。本実施形態では、プローブカーは、候補Pzの障害物情報を取得し、サーバ21に送る。サーバ21は、車両Xbから取得した障害物情報を用いて候補Pzの障害物情報を更新する。このように、サーバ21は、車両Xの停車場所の候補Pzの障害物情報を他の車両Xbをプローブカーとして取得し、障害物情報を更新しても良い。この形態によれば、車両Xの車両制御装置10bは、他車両Xbからの障害物情報を用いて、予め停車場所の空き状況を把握できる。配車・ルート計画管理部28は、回送中の車両や乗客の送迎に関して時間的場所的な余裕のある車両が有る場合には、それらの車両に対して、候補Pzにおける停車場所の障害物情報の確認のため、候補Pzを通る走行ルートを指示しても良い。
図18は、候補から停車場所を選択する上で、停車場所として適正か否かの判定、またはポイント付けを行う例である。車両Xの車両制御装置10bは、停車場所に停車したときに、乗客50の乗り降り時間や周囲の状況をセンシングする。乗客50の乗り降り時間が閾値よりも長ければ、運行管理部20の停車場所候補決定部27は、その停車場所の候補としてのポイントを下げるようにポイント付けを行う。乗客50の乗り降り時間が閾値よりも十分に短ければ、運行管理部20の停車場所候補決定部27は、その停車場所の候補としてのポイントを上げても良い。また、他の車両Xbの車両制御装置10bは、その停車場所の横を通るときの速度変化や移動軌跡をセンシングし、速度変化や、移動軌跡が大きく変化した場合には、停車場所に車両Xが停車していると車両Xを回避するための動作が必要になると判断して、その停車場所の候補としてのポイントを下げるようにしても良い。
図19は、道路の交通量と停車場所との関係を示す説明図である。目的地Ptに対し、停車場所の候補として候補P1、P2、P3がある。候補P1、P3は、道路R1に面している。道路R1は、交通量が比較的多い道路である。候補P2は、道路R2に面している。道路R2は、通行量が比較的少ない道路である。道路の交通量が多いと停車し難いためその停車場所の候補としてのポイントを下げるようにしても良い。例えば、候補P1、P3は、交通量が比較的多い道路である道路R1に面している。そのため、運行管理部20の停車場所候補決定部27は、停車場所の候補としてのポイントを下げる。また、車両Xの車両制御装置10bは、車両Xを再発進させるときに、なかなか発進できなかった場合には、運行管理部20の停車場所候補決定部27に対し、その停車場所の候補としてのポイントを下げるように通知しても良い。逆に、車両Xを再発進させるときに、速やかに発進できた場合には、停車場所候補決定部27は、その停車場所の候補としてのポイントを上げるようにしても良い。なお、道路R1やR2の交通量は、時間帯により異なる場合があるので、停車場所候補決定部27は、時間帯毎に異なるポイント付けを行っても良い。
第3実施形態、及び他の例では、車両Xが自動運転のタクシーであるとして説明したが、自動運転でない車両であってもよい。この場合、車両制御装置10bは、停車場所を、例えばナビゲーション装置219を用いて案内する。
・第4実施形態:
図20は、車両制御装置10cの概略構成を示す説明図である。第4実施形態の車両Xは、例えばタクシーであり、その車両制御装置10cは、乗客の目的地の近傍に乗り降りのための停車場所に複数の候補が有る場合に、停車場所から乗客の目的地から各候補までの距離や所要時間を予め算出しておき、要望に応じた停車場所を選定する。乗客の要望は、例えば、利便性評価値、安全性評価値、の中から乗客が選択する。
車両制御装置10cは、第3実施形態の車両制御装置10bとほぼ同じ構成であるが、状況演算部270を備える点が異なる。状況演算部270は、距離演算部272と所要時間演算部274とを備える。距離演算部272は、乗客の目的地と、その近傍の停車場所の候補との間の距離を演算する。所要時間演算部274は、停車場所の候補から乗客の目的地までの所要時間を演算する。状況演算部270は、例えばスマートフォン40から、乗客の目的地と要望を取得する。スマートフォン40は、目的地設定部42と、要望設定部44とを備える。目的地設定部42は、乗客から目的地の入力を受けて、目的地を設定する。要望設定部44は、乗客から停車場所の要望の入力を受け付けて、要望を設定する。ここで、乗客の要望は、例えば、以下の内容を含む。
(1)利便性
停車場所から目的地までの距離、所要時間、停車場所から目的地までの日陰を歩く期間、アーケードの有無。
(2)安全性
停車場所から目的地までに横断する道路の数、歩道橋、歩行者用信号の有無、歩道の有無、ガードレールの有無。
(3)その他
なお、上記乗客の要望は一例である。また、本実施形態では、乗客の目的地や要望は、スマートフォン40から入力されるが、ナビゲーション装置219から入力されるように構成されていてもよい。
図21は、車両Xの目的地Pt周辺の状況を示す説明図である。目的地Ptは、交差点に存在している。目的地Ptの近傍には、停車場所の候補として、候補P1、P2、P3が停車場所候補格納部24に格納されている。候補P1は、3つの候補P1、P2、P3の中で目的地Ptに最も近いが、信号交差点で2回道路を横断する必要がある。そのため、候補P1から目的地Ptまでの距離は最短だが信号待ちを考慮すると、所要時間は最短では無い。候補P2は、2番目に近いが、信号交差点で1回道路を横断する必要がある。候補P2から目的地Ptまでの距離は最短にはならないが、信号のタイミングによっては、所要時間は最短になる。候補P3は、3つの候補P1、P2、P3の中で目的地Ptから離れているが、候補P3から目的地Ptまでの間に信号交差点がない。かかる状況では、乗客の要望にしたがって候補P1、P2、P3の中から1つの候補が選択される。例えば、乗客の要望が、停車場所から目的地までの歩く距離を短くしたい、であれば、候補P1が選択される。停車場所から目的地までの所要時間を短くしたい、という利便性であれば、信号のタイミングとの関係で、候補P1またはP2が選択される。また、乗客の要望が、交差点を横断したくない、という安全性であれば、候補P3が選択される。
図22は、車両制御装置10cが実行する車両制御フローチャートである。ステップS400では、車両制御装置10cは、目的地Ptを取得する。この目的地Ptは、スマートフォン40あるいは、ナビゲーション装置219から取得可能である。ステップS410では、車両制御装置10cは、停車場所候補格納部24から目的地Ptの近傍の停車場所の候補P1を取得する。ステップS420では、車両制御装置10cは、距離演算部272に、候補P1から目的地Ptまでの距離を算出させる。ステップS430では、車両制御装置10cは、所要時間演算部274に、候補P1から目的地Ptまでの所要時間を演算させる。所要時間演算部274は、候補P1から目的地Ptまでの所要時間を演算する際に、停車場所から目的地Ptまでの間の信号待ち時間を含む交通要因に応じてリアルタイムに所要時間を演算してもよい。ステップS440では、車両制御装置10cは、乗客の要望を取得する。この要望は、スマートフォン40あるいは、ナビゲーション装置219から取得可能である。
ステップS450では、車両制御装置10cは、候補P1が乗客の要望に適しているか、否かを判断し、適している場合には、処理をステップS460に移行し、適していない場合には、処理をステップS410に移行する。2回目のステップS410では、次の停車場所の候補P2を取得して、同様の処理を実行する。
ステップS460では、車両制御装置10cは、停車場所決定部280に停車場所を決定させる。ステップS470では、車両制御装置10cは、走行制御部340に停車場所までの車両Xの移動を制御させる。
以上、第4実施形態によれば、車両制御システムは、停車場所の候補を格納する停車場所候補格納部24と、乗客の目的地Ptを設定する目的地設定部42と、乗客の要望を設定する要望設定部44と、停車場所から目的地までの距離を演算する距離演算部272と、停車場所から目的地までの所要時間を演算する所要時間演算部274と、車両Xを停車させる停車場所を決定する停車場所決定部280と、を備えるので、乗客の要望に沿った停車場所に車両Xを停車させることができる。
・第4実施形態の他の実施形態:
図23は、第4実施形態の他の実施形態を示す説明図である。この例では、目的地Ptに近傍に3つの候補P1、P2、P3が存在している。候補P1は、3つの候補P1、P2、P3のうち、現在の車両Xの位置からの距離が短い。そのため、車両Xにおける運賃を易くできる。候補P3は、目的地Ptまでの距離が短いが、現在の車両Xの位置からの距離が長いため、車両Xにおける運賃が高くなる可能性がある。かかる場合において、乗客の要望が、利便性、安全性と異なる他の要望、例えば、運賃を安くしたい、であれば、車両制御装置10cは、候補P1を停車場所に選択する。
図24は、第4実施形態の他の実施形態を示す説明図である。この例では、車両制御装置10cは、複数の乗客の要望を取得可能としている。目的地Ptに近傍に3つの候補P1、P2、P3が存在している。候補P1から目的地Ptまでの所要時間と、候補P2から目的地Ptまでの所要時間は、ほぼ同じである。但し、候補P1から目的地Ptまでの距離は、候補P2から目的地Ptまでの距離よりも短い。乗客の要望の第1要望が時間優先、第2要望が距離優先の場合、第1要望のみを考慮すれば、車両制御装置10cは、候補P1、P2のいずれかを選択する。しかし、この例では、車両制御装置10cは、乗客の第2要望を取得しているので、第2要望にしたがって、候補P1を停車場所として選択する。この例によれば、車両制御装置10cは、乗客の要望する停車場所に車両Xを停車できる。
図25は、第4実施形態の他の実施形態を示す説明図である。この例では、車両制御装置10cは、目的地Ptまでの距離が予め定められた距離以下に接近したときに、乗客のスマートフォン40に、図25に示すように、目的地Pt及び停車場所の候補P1、P2、P3を示す地図46を示すとともに、乗客の要望を入力させるメニュー48を表示させる。メニュー48には、各候補P1、P2、P3の特徴が表示される。例えば、候補P1は、目的地Ptまでの距離が最短であるため、メニュー48には、『目的地までの距離が最短』が表示される。また、候補P2は、乗降スペースが広く、乗り降りし易いため、メニュー48には『乗降スペース広い』が表示される。候補P3は、信号の横断無しに目的地まで最短時間で移動できるため、メニュー48には『目的地まで最短時間(信号横断無し)』と表示される。乗客は、スマートフォン40のメニューから要望を入力すると、車両制御装置10cは、要望に沿った停車場所を選択し、車両Xを停車させる。なお、乗客からメニュー48における要望の入力が無かった場合には、メニュー48の上に表示された内容を選択する。すなわち、図25の例では、車両制御装置10cは、『目的地までの最短距離』が選択されたものとして、候補P1を停車場所として選択する。この形態によれば、車両制御装置10cは、乗客の要望する停車場所に車両Xを停車できる。
第4実施形態、及び他の例では、車両Xが自動運転のタクシーであるとして説明したが、自動運転でない車両であってもよい。この場合、車両制御装置10cは、停車場所を、例えばナビゲーション装置219を用いて案内する。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10、10a、10a2、10b、10b2、10c…車両制御装置、21、21b…サーバ、22…通信部、23…揺れ情報格納部、24…停車場所候補格納部、25…障害物情報格納部、26…信頼性判定部、27…停車場所候補決定部、42…目的地設定部、44…要望設定部、48…メニュー、50…乗客、100…乗客情報検出部、110…車内カメラ、120…座席センサ、130…革センサ、140…センサ、150…ステップセンサ、200…制限値演算部、200a…揺れ判断部、202a…揺れ検知部、204a…揺れ情報格納部、206a…注意喚起部、210…車両状態取得部、211…速度センサ、212…加速度センサ、214…車外カメラ、217…周辺物体センサ、218…自車位置センサ、220…データベース、220a…通信部、272…距離演算部、274…所要時間演算部、280…停車場所決定部、300…制御量決定部、340…走行制御部、350…通知部

Claims (30)

  1. 車両制御装置(10)であって、
    車両(X)の乗客の特徴及び現在の状態を含む乗客情報を検出する乗客情報検出部(100)と、
    前記乗客情報に応じて少なくともジャークの制限値を算出する制限値演算部(200)と、
    前記制限値を超えないように車両の制御量を決定する制御量決定部(300)と、
    を備える、車両制御装置。
  2. 請求項1に記載に車両制御装置であって、
    前記乗客が複数存在する場合には、前記制限値演算部は、複数の前記乗客のそれぞれに対して前記制限値を算出し、
    前記制御量決定部は、複数の前記制限値のうち最小の前記制限値を超えないように車両の制御量を決定する、車両制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記乗客情報は、前記乗客の属性情報を含む、車両制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両制御装置であって、
    前記属性情報は、前記乗客の性別、年齢、身長、体重、妊婦か否か、杖を所持しているか否か、ヘルプマークを使用しているか否か、の情報のうち少なくとも1つを含む、車両制御装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の車両制御装置であって、さらに、
    前記乗客に対する前記属性情報を格納するデータベース(220)を有し、
    前記データベースに登録された前記乗客が乗車した場合には、前記制限値演算部は、前記データベースに格納された前記属性情報を用いて前記制限値を算出する、車両制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両制御装置であって、
    前記制限値演算部は、前記乗客が乗車するときに、前記乗客の顔と前記乗客情報とを関連付ける、車両制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記乗客情報は、前記乗客の乗客状態情報を含む、車両制御装置。
  8. 請求項7に記載の車両制御装置であって、
    前記乗客状態情報は、前記乗客の車内の位置、着席しているか否か、立ち乗りか否か、立っている向き、つり革または手すりを掴んでいるか否か、前記乗客のふらつきの有無、立っている向き、車イス、ベビーカー使用の有無の情報のうち少なくとも1つを含む、車両制御装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記乗客情報は、前記乗客の前記車両の車内における行動を示す行動情報を含む、車両制御装置。
  10. 請求項9に記載の車両制御装置であって、
    前記行動情報は、前記乗客が本・新聞を読んでいるか否か、スマートフォンを操作しているか否か、話しているか否か、寝ているか否か、の情報のうち少なくとも1つを含む、車両制御装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記乗客情報は、前記乗客に影響を与える車内の状態を示す車内状態情報を含む、車両制御装置。
  12. 請求項11に記載の車両制御装置であって、
    前記車内状態情報は、前記乗客の立っている位置の床の状態、床の傾きの情報のうち少なくとも1つを含む、車両制御装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、さらに、
    前記乗客情報を検出するための車内カメラ(210)を備える、車両制御装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記制限値演算部が算出した前記制限値の最小値が基準制限値以下の場合は、前記制御量決定部は、前記基準制限値を採用する、車両制御装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記乗客の数が、検出できないほど多い場合には、前記制限値演算部は、前記制限値を予め定められた最低値とする、車両制御装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、さらに、
    前記車両の制御量に前記制限値が設定された場合には、その旨を前記乗客に知らせる通知部を備える、車両制御装置。
  17. 請求項16に記載の車両制御装置であって
    前記通知部は、目的地への到着予想時間を算出し、前記目的地への到着が遅れる場合には、その旨を前記乗客に知らせる車両制御装置。
  18. 車両制御装置(10a)であって、
    車両の揺れを検知する揺れ検知部(202a)と、
    前記揺れの大きさが閾値以上か否かを判断する揺れ判断部(200a)と、
    前記車両が、閾値以上の大きさの前記揺れを検知した位置に近づいた場合に前記車両の乗客に注意喚起を行う注意喚起部(206a)と、
    を備える、車両制御装置。
  19. 請求項18に記載の車両制御装置であって、
    閾値以上の大きさの前記揺れを検知した位置及び大きさを格納する揺れ情報格納部(204a)を備える、車両制御装置。
  20. 請求項18または請求項19に記載の車両制御装置であって、
    前記車両の運行管理部(20)に設けられた、閾値以上の大きさの前記揺れを検知した位置及び大きさを格納する揺れ情報格納部(23)と通信する通信部(220a)を備える、車両制御装置。
  21. 請求項18から請求項20のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記注意喚起部は、前記車両の車内への表示または音声により前記車両の乗客に注意喚起を行う、車両制御装置。
  22. 請求項18から請求項21のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記揺れ検知部は、前記車両の振動量を検知する、車両制御装置。
  23. 請求項18から請求項21のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記揺れ検知部は、前記車両のピッチ角を検知する、車両制御装置。
  24. 車両制御システムであって、
    車両の乗客の乗り降りのための停車が可能な停車場所の候補を格納する停車場所候補格納部(24)と、
    前記停車場所の候補に障害物が存在するか否かの障害物情報を取得し、格納する障害物情報格納部(25)と、
    前記障害物情報の信頼性を判定する信頼性判定部(26)と、
    判定結果を用いて前記車両の停車場所を決定する停車場所決定部(280)と、
    を備える、車両制御システム。
  25. 請求項24に記載の車両制御システムであって、
    前記障害物情報格納部は、前記停車場所の候補における前記障害物情報の更新時間を併せて格納し、
    前記信頼性判定部は、前記障害物情報の更新時間が短いほど前記障害物情報の信頼性を高くする、車両制御システム。
  26. 請求項24または請求項25に記載の車両制御システムであって、
    前記障害物情報格納部は、前記停車場所の候補における過去の前記障害物情報を併せて格納し、
    前記信頼性判定部は、前記停車場所の候補における過去の前記障害物情報を用いて前記停車場所の混雑度を算出し、前記障害物情報の信頼性を判定する、車両制御システム。
  27. 請求項24から請求項26のいずれか一項に記載の車両制御システムであって、
    前記障害物情報は、前記障害物の種別情報を有し、
    前記信頼性判定部は、前記障害物の種別情報を考慮して前記障害物情報の信頼性を判定する、車両制御システム。
  28. 車両制御システムであって、
    停車場所の候補を格納する停車場所候補格納部(24)と、
    乗客の目的地を設定する目的地設定部(42)と、
    乗客の要望を設定する要望設定部(44)と、
    前記停車場所から前記目的地までの距離を演算する距離演算部(272)と、
    前記停車場所から前記目的地までの所要時間を演算する所要時間演算部(274)と、
    車両を停車させる停車場所を決定する停車場所決定部(280)と、
    を備える、車両制御システム。
  29. 請求項28に記載の車両制御システムであって、
    前記所要時間演算部は、前記停車場所から前記目的地までの間の信号待ち時間を含む交通要因に応じてリアルタイムに前記所要時間を演算する、車両制御システム。
  30. 請求項28または請求項29に記載の車両制御システムであって、
    前記停車場所決定部は、前記所要時間と前記要望に応じて前記停車場所を決定する、車両制御システム。
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