JP2021059145A - 海底構造物設置治具および海底構造物設置方法 - Google Patents

海底構造物設置治具および海底構造物設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】海底構造物を所定位置に安定状態で保持できる海底構造物設置治具、海底構造物支持体、および海底構造物設置方法を提供する。【解決手段】PLEM10を支持した海底構造物支持体20を、海底構造物設置治具30の支持部32に支持して海底1へ搬送し、治具本体31を海底1に着底させ、位置調整機構33により、治具本体31ないし海底1に対するPLEM10の位置を調整し、海底構造物支持体20を介してPLEM10を海底1に固定し、海底構造物設置治具30を分離して回収する。【選択図】図8

Description

本発明は、海底構造物設置治具、海底構造物支持体、および海底構造物設置方法に関する。
港湾設備として、原油受け入れ用のシーバースが用いられている。シーバースは、海上の大型ブイと陸上の貯油タンクとを海底パイプラインで結び、大型タンカーをブイに接舷させて積み荷の原油を直接陸揚げできるようにする設備である。
海底パイプラインにはPLEM(パイプライン終端マニフォールド)が設置され、複数のブイに分岐接続されることがある(特許文献1参照)。
このようなPLEMやパイプライン配管などの海底構造物は、予め陸上で製作され、バージなどに載せて設置水域へ搬送され、クレーン船などで吊り下げて海底の所定位置に設置される。海底構造物は、設置の後にその自重により海底の地盤に沈下しないように、脚部として格子状の平板(マッドマット)により支持される。
特開昭59−38187号公報
前述した海底構造物は、設置の際にクレーン船などで吊り下げて海底に配置され、パイプライン等の他の構造物との接続等の作業を施される。
ここで、海上のクレーン船は、海面の波浪等により動揺し、クレーンで吊られている海底構造物も動揺することがある。
海底構造物が揺れると、設置位置が変動することがあるため、正確な位置に据え付けることが困難なうえ、潜水士への安全の配慮も考慮しなければならなかった。
本発明の目的は、海底構造物を所定位置に安定状態で保持できる海底構造物設置治具、海底構造物支持体、および海底構造物設置方法を提供することにある。
本発明の海底構造物設置治具は、海底に着底可能な治具本体と、海底構造物を支持する支持部と、前記治具本体に対する前記海底構造物の位置を調整可能な位置調整機構とを有することを特徴とする。
このような本発明では、海底構造物を支持部により治具本体に支持し、治具本体をクレーン船などで吊り下げて海底へと搬送する。
治具本体が海底に着底させクレーンの吊下ワイヤーを分離することで、波浪等によりクレーン船ないしクレーン自体が動揺しても、治具本体に支持された海底構造物に動揺は伝わらず、安定状態で保持することができる。
海底構造物は、位置調整機構により治具本体ないし海底に対して位置調整することができる。従って、本発明の海底構造物設置治具により、海底構造物を所定位置に安定状態で保持できる。
本発明の海底構造物設置治具において、前記治具本体は、鋼材で組まれた上面部と一対の側面部とを有する門型フレームであり、前記側面部の下部には海底に着底する平板状の着底部が設置され、前記支持部は、前記上面部に前記海底構造物を吊り下げ支持する懸垂ワイヤーと、前記側面部と前記海底構造物とを結ぶ横引ワイヤーと、を有し、前記位置調整機構は、前記懸垂ワイヤーおよび前記横引ワイヤーの長さ調整機構で構成されることが好ましい。
このような本発明では、治具本体として門型フレームを用い、両側の側面部の下部に形成された着底部で海底に着底させるので、海底に着底した際に海底構造物を確実に安定保持できる。
さらに、懸垂ワイヤーおよび横引ワイヤーを用いて海底構造物を門型フレームの内側に支持するとともに、各ワイヤーの長さ調整により門型フレームないし海底に対する位置を調整でき、簡素な構造で、確実な位置調整および安全な接続作業を行うことができる。
本発明の海底構造物支持体は、海底構造物を支持する支持体本体と、前記支持体本体から下方へ突出する高さ位置調整可能で海底に着底可能な脚部と、を有することを特徴とする。
このような本発明では、支持体本体で海底構造物を支持し、支持体本体をクレーン船などで吊り下げて海底に設置する。設置する際には、前述した本発明の海底構造物設置治具を用いて海底に対して安定支持することが好ましい。
海底に設置された海底構造物は、他の構造物との接続にあたって所定の位置(平面位置および水深)に配置される必要がある。前述した本発明の海底構造物設置治具を用いることで海底に対する海底構造物の位置を適切に調整できる。
所定の位置に配置された海底構造物と、当該位置の海底との離隔(距離)は海底の起伏等に依り場所により変動する。本発明においては、支持体本体から下方へ突出する脚部の高さ位置を調整することで、この脚部により海底に確実に着底させることができる。従って、脚部の高さ位置調整によって、海底構造物を海底の起伏に依らず海底の所定位置に安定状態で保持することができる。
本発明の海底構造物支持体において、前記支持体本体は、鋼材で組まれた支持体フレームであり、前記脚部は、前記支持体フレームに上下にスライド自在かつ所定高さで固定可能な柱状部材と、前記柱状部材に接続されて海底に着底可能な平板状部材と、を有することが好ましい。
このような本発明では、支持体フレームに支持した海底構造物を所定の高さ(水深)に配置し、柱状部材をスライドさせて平板状部材を着底させ、この状態で柱状部材を支持体フレームに固定する。これにより、平板状部材および柱状部材を脚部として支持体フレームおよび海底構造物を所定の高さに固定することができる。
本発明の海底構造物設置方法は、海底に着底可能な治具本体と、海底構造物を支持する支持部と、前記治具本体に対する前記海底構造物の位置を調整可能な位置調整機構とを有する海底構造物設置治具を用い、前記海底構造物を前記海底構造物設置治具の前記支持部に支持し、前記海底構造物設置治具とともに前記海底構造物を海底へ搬送し、前記海底構造物設置治具の前記治具本体を海底に着底させ、前記位置調整機構で前記治具本体ないし海底に対する前記海底構造物の位置を調整し、前記海底構造物を海底に対して固定し、前記海底構造物から前記海底構造物設置治具を分離し、前記海底構造物設置治具を回収することを特徴とする。
このような本発明では、治具本体が海底に着底することで、潮流などがあっても治具本体に支持された海底構造物が揺れなどを生じにくく、安定状態で保持することができる。海底構造物は、位置調整機構により治具本体ないし海底に対して位置調整することで、所定位置に保持し接続することができる。
さらに、海底構造物設置治具は、海底に固定した海底構造物から取り外して回収するため、海底の海底構造物の周辺スペースを占有することがなく、また海底構造物設置治具の鋼材を再利用することもできる。
本発明の海底構造物設置方法において、前記海底構造物を支持する支持体本体と、前記支持体本体から下方へ突出する高さ位置調整可能で海底に着底可能な脚部と、を有する海底構造物支持体を用い、前記海底構造物を前記支持部に支持する前に、前記海底構造物を前記支持体本体に支持しておき、海底に対する前記海底構造物の位置を調整したのち、前記脚部の高さを調整して海底に着底させ、前記海底構造物支持体を介して前記海底構造物を海底に支持する、ことが好ましい。
このような本発明では、位置調整機構により所定の位置(他の構造物との接続に必要な平面位置および水深)に配置される。この際、所定の位置に配置された海底構造物と、当該位置の海底との離隔は場所により変動する。本発明においては、支持体本体から下方へ突出する脚部の高さ位置を調整することで、この脚部により海底に確実に着底させることができ、海底構造物を海底の所定位置に安定状態で保持することができる。
本発明によれば、海底構造物を所定位置に安定状態で保持できる海底構造物設置治具、海底構造物支持体、および海底構造物設置方法を提供することができる。
本発明の一実施形態で設置する海底構造物を示す側面図。 前記実施形態の海底構造物支持体を示す斜視図。 前記実施形態の海底構造物支持体の脚部を示す拡大斜視図。 前記実施形態の海底構造物設置治具を示す斜視図。 前記実施形態の海底構造物設置治具を示す正面図。 前記実施形態の海底構造物設置治具の吊下状態を示す斜視図。 前記実施形態の搬送工程を示す側面図。 前記実施形態の位置調整工程を示す側面図。 前記実施形態の固定工程を示す側面図。 前記実施形態の回収工程を示す側面図。 前記実施形態の埋設工程を示す側面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態は、海底1にあるパイプライン2の終端に、海底構造物であるPLEM10(パイプライン終端マニフォールド)を設置し接続するものである。
本実施形態では、PLEM10の設置作業にクレーン船3を用いるとともに、本発明に基づく海底構造物支持体20(図2および図3参照)および海底構造物設置治具30(図4ないし図6参照)を用いる。
図2において、PLEM10は、接続端11を有する本管12と、本管12の両側から分岐して斜め上向きに延びる一対の分岐管13とを有する。
図1に示すように、PLEM10は、海底1に設置された際に、本管12がパイプライン2の延長線上に配置され、接続端11でパイプライン2に接続される。パイプライン2に接続された本管12および分岐管13の一部は、海底1に埋設される。分岐管13は、先端14が海底1から斜め上向きに立ち上げられ、この先端14にはマリンホース4が接続され、タンカー係留用のブイへと接続される。
図2において、海底構造物支持体20は、海底構造物であるPLEM10を支持する支持体本体21と、支持体本体21から下方へ突出する高さ位置調整可能で海底に着底可能な脚部22と、を有する。
支持体本体21は、鋼材で組まれた支持体フレーム210で構成されている。
支持体フレーム210は、PLEM10の本管12の中間部から一対の分岐管13に及ぶ範囲の平板状の格子組で形成され、クランプ212で本管12を拘束するとともに、クランプ213で分岐管13を拘束することが可能である。
脚部22は、支持体フレーム210に上下にスライド自在かつ所定高さで固定可能な柱状部材221と、柱状部材221に接続されて海底1に着底可能な平板状部材222と、を有する。
平板状部材222は、平板状の格子組で形成され、海底1に着底する脚部22の底面を形成する。
柱状部材221は、平板状部材222の四隅から上向きに形成され、それぞれ支持体フレーム210に固定された筒状部材223に挿通されて上下に自在にスライドする。
図3において、筒状部材223には直径方向に対向する一対の外側ピン孔224が形成され、柱状部材221には異なる高さに直径方向に対向する一対の内側ピン孔225が複数対形成されている。筒状部材223に対して柱状部材221を所望の高さに配置し、筒状部材223の外側ピン孔224に、柱状部材221の内側ピン孔225のうち最寄りの高さのいずれかを合わせ、この状態で連通状態の外側ピン孔224および内側ピン孔225にボルト226を挿通し、ダブルナット227で抜け止めすることで、柱状部材221は支持体フレーム210に対して所定高さで固定可能である。
これらの柱状部材221の高さ調整により、平板状部材222は支持体フレーム210の下方への突き出し高さを調整可能である。
図4および図5において、海底構造物設置治具30は、海底1に着底可能な治具本体31と、海底構造物であるPLEM10を支持する支持部32と、治具本体31に対するPLEM10の位置を調整可能な位置調整機構33とを有する。
治具本体31は、鋼材で組まれた上面部311と一対の側面部312とを有する門型フレーム310であり、側面部312の下部には海底に着底する平板状の着底部313が設置されている。
門型フレーム310の上面部311は、海底構造物支持体20の支持体本体21よりも一回り大きい平面形状の軸組体である。側面部312は、上面部311の両側から下向きに形成された壁状の軸組体である。着底部313は、平板状の格子組で形成され、複数がそれぞれ側面部312の下部から外側へ張り出すように設置されている。
門型フレーム310は、これらの上面部311および一対の側面部312で門型に形成され、下面側の開口部分から海底構造物支持体20に支持されたPLEM10(図2参照)を導入し、門型フレーム310の内側に収容することが可能である。
支持部32は、上面部311にPLEM10を吊り下げ支持する懸垂ワイヤー321、および側面部312とPLEM10とを結ぶ横引ワイヤー322で構成されている。
位置調整機構33は、懸垂ワイヤー321の途中に設置されたターンバックル式もしくはレバー、チェーンブロック式の長さ調整機構331、および横引ワイヤー322の途中に設置されたターンバックル式もしくはレバー、チェーンブロック式の長さ調整機構332で構成されている。
図5では、代表的な懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322、およびその長さ調整機構331,332を示しているが、全ての懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322に長さ調整機構331,332が設置されている。
位置調整機構33は、長さ調整機構331で懸垂ワイヤー321の長さを調整することで、上面部311に対するPLEM10の吊り下げ高さを調整可能である。
図5において、懸垂ワイヤー321で所定高さに吊り下げられたPLEM10は、両側一対の横引ワイヤー322により平面位置を規定される。対向する一対の横引ワイヤー322の各々の長さ調整機構331を操作することで、PLEM10の平面位置を調整可能である。例えば、対向する一対の横引ワイヤー322の一方を緩め、他方を縮めることで、PLEM10の吊下位置を緩めた側に変位させることができる。
支持部32である懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322は、PLEM10に直接接続されてもよいし、PLEM10を支持した海底構造物支持体20を介して間接的に接続されてもよい。
懸垂ワイヤー321とは別に、上面部311と柱状部材221の上端との間には、それぞれ海底構造物支持体20の脚部22を移動上限まで引き上げた状態(収納状態)に保持する脚部収納ワイヤー228が設置されている。
図6において、上面部311には複数の吊下部314が設置され、各々に吊下ワイヤー315が接続可能である。従って、海底構造物設置治具30は、内側に海底構造物支持体20に支持されたPLEM10を収容した状態で、吊下ワイヤー315を介してクレーン船3(図1および図7参照)で吊下可能である。
本実施形態では、前述した海底構造物支持体20(図2および図3参照)および海底構造物設置治具30(図4ないし図6参照)を用いて、次のような手順で海底1にPLEM10を設置する。
先ず、陸上での準備工程として、図2のように、PLEM10を製作し、製作されたPLEM10を海底構造物支持体20に支持しておく。このとき、海底構造物支持体20の脚部22は全て収納状態(移動上限)に固定しておく。
次に、図4のように、PLEM10および海底構造物支持体20を覆うように海底構造物設置治具30を設置する。海底構造物設置治具30は、別の場所で組立て、クレーンで吊り上げてPLEM10および海底構造物支持体20の上方から被せるように設置してもよい。
続いて、海底構造物設置治具30の支持部32で、PLEM10および海底構造物支持体20を海底構造物設置治具30に支持する。この際、懸垂ワイヤー321でPLEM10および海底構造物支持体20を吊り下げるとともに、横引ワイヤー322によりPLEM10および海底構造物支持体20が海底構造物設置治具30の内側の中立位置(各方向への移動代が得られるほぼ中央にあたる位置)に保持しておく。
以上の陸上での準備工程が完了したら、搬送工程として、海底構造物支持体20に保持されたPLEM10とともに海底構造物設置治具30を設置場所へと搬送する。
搬送にあたっては、PLEM10および海底構造物支持体20を収容した海底構造物設置治具30をバージなどに載せて設置海域へと搬送し、設置海域においてクレーン船3で海底構造物設置治具30を海底1へと吊り降ろす(図7参照)。
搬送に先立って、接続するパイプライン2が埋設されている場合は、海底1を掘り下げてパイプライン2を露出させておく。
海底構造物設置治具30を着底部313で海底1に着底させたのち、吊下ワイヤー315を分離するとともに、位置調整工程として、位置調整機構33によるPLEM10の位置調整を行う(図8参照)。
すなわち、図5に示す長さ調整機構331により懸垂ワイヤー321の長さを調整してPLEM10の高さを調整し、長さ調整機構332により横引ワイヤー322の長さを調整してPLEM10の平面位置を調整する。これにより、PLEM10の本管12の中心軸線がパイプライン2の延長線上に揃うように位置調整する。
位置調整工程で調整された位置でPLEM10を固定するために、固定工程を行う(図9参照)。
海底構造物支持体20において、移動上限に収納されていた脚部22を下方へ移動させ、底面にある平板状部材222を海底1に着底させる。平板状部材222が着底した状態の高さで柱状部材221を支持体フレーム210に固定し、脚部22で海底構造物支持体20ないしPLEM10を海底1に支持する。
固定工程では、脚部22の海底1への固定や、本管12とパイプライン2との接続など、必要な作業を実施する。
PLEM10および海底構造物支持体20が海底1に固定したのち、海底構造物設置治具30の回収工程を行う(図10参照)。
すなわち、懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322(図5参照)を解除して海底構造物設置治具30とPLEM10および海底構造物支持体20とを分離し、クレーン船3で海底構造物設置治具30を吊り上げて回収する。PLEM10および海底構造物支持体20は、固定工程により既に海底1に固定されており、位置調整工程で調整された位置に維持される。
回収工程に続いて、埋設工程として、固定工程で固定されたPLEM10および海底構造物支持体20を埋設し、分岐管13の先端14側だけが海底1から立ち上がった状態とする(図11参照)。
海底1から立ち上がった分岐管13の先端14には、タンカー係留用のブイへと連なるマリンホース4が接続される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
本実施形態では、海底構造物であるPLEM10を、海底構造物設置治具30を用いて海底1へと搬送する。すなわち、支持部32により治具本体31に支持し、治具本体31をクレーン船3で吊り下げて海底1へと着底させ、クレーンの吊下ワイヤーを分離する。
海底1では、治具本体31がクレーンとは独立して海底1に着底していることで、波浪等によりクレーン船ないしクレーンが動揺しても、治具本体31に支持されたPLEM10にその動揺は伝わらず、安定状態で保持できる。
PLEM10は、位置調整機構33により接続するパイプライン2に対して水平ないし高さ方向に位置調整することができる。従って、本実施形態の海底構造物設置治具30により、PLEM10を所定位置に安定状態で保持することができる。
本実施形態では、治具本体31として門型フレーム310を用い、両側の側面部312の下部に形成された着底部313で海底1に着底させることにより、海底1に着底した際にPLEM10を確実に安定保持できる。
本実施形態では、支持部32として、上面部311にPLEM10を吊り下げ支持する懸垂ワイヤー321と、側面部312とPLEM10を支持する支持体フレーム210とを結ぶ横引ワイヤー322と、を用いるとともに、位置調整機構33として、懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322の長さ調整機構331,332を用いた。このため、簡易な構成で支持部32および位置調整機構33を構成することができ、確実な位置調整を行うことができる。
本実施形態では、支持体本体21でPLEM10を支持し、海底構造物設置治具30を介して支持体本体21をクレーン船3で吊り下げて海底1に設置する。
前述した海底構造物設置治具30を用いて海底1に対するPLEM10の位置を適切に調整した際には、PLEM10と海底1との離隔は場所により変動する。これに対し、支持体本体21から下方へ突出する脚部22の高さ位置を調整することで、この脚部22により海底1に確実に着底させることができる。従って、脚部22の高さ位置調整によって、PLEM10を海底1の所定位置に安定状態で保持することができる。
本実施形態では、支持体フレーム210に支持したPLEM10を所定の高さ(水深)に配置し、柱状部材221をスライドさせて平板状部材222を着底させ、この状態で柱状部材221を支持体フレーム210に固定することで、平板状部材222および柱状部材221を脚部22として支持体フレーム210およびPLEM10を所定の高さに固定することができる。
さらに、柱状部材221のスライド支持に支持体フレーム210に設置された筒状部材223を用い、各々の外側ピン孔224および内側ピン孔225にボルト226を挿通して高さを固定するようにしたので、簡単な構造で確実な固定を行うことができる。
本実施形態では、前述した海底構造物設置治具30を用い、PLEM10を海底構造物設置治具30の支持部32に支持し、海底構造物設置治具30とともにPLEM10を海底1へ搬送し(搬送工程)、海底構造物設置治具30の治具本体31を海底1に着底させ、位置調整機構33で接続するパイプライン2に対するPLEM10の位置を調整し(位置調整工程)、PLEM10を海底1に対して固定し(固定工程)、PLEM10から海底構造物設置治具30を分離し、海底構造物設置治具30を回収する(回収工程)とした。
従って、治具本体31が海底1に着底することで、クレーンではなく治具本体31に支持されたPLEM10は動揺せず、安定状態で保持することができる。PLEM10は、接続するパイプライン2に対して位置調整することで、所定位置に保持することができる。
さらに、海底構造物設置治具30は、海底1に固定したPLEM10から取り外して回収するため、海底1のPLEM10の周辺スペースを占有することがなく、また海底構造物設置治具30の鋼材を再利用することもできる。
本実施形態では、前述した海底構造物支持体20を用い、海底構造物支持体20を介してPLEM10を海底1に支持した。すなわち、PLEM10を海底構造物設置治具30の支持部32に支持する前に、PLEM10を支持体本体21に支持しておき、接続するパイプラインに対するPLEM10の位置を調整したのち、脚部22の高さを調整して海底1に着底させた。
従って、位置調整機構33により所定の位置(他の構造物であるパイプライン2との接続に必要な平面位置および水深)に配置されたPLEM10と、当該位置の海底1との離隔が変動しても、支持体本体21から下方へ突出する脚部22の高さ位置を調整することで、この脚部22により海底1に確実に着底させることができ、PLEM10を海底1の所定位置に安定状態で保持することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前記実施形態では、海底構造物としてPLEM10を設置したが、海底構造物はPLEM10に限らず、他の構造物であってもよく、例えばパイプライン2の設置に本発明の海底構造物設置治具、海底構造物支持体、および海底構造物設置方法を適用してもよい。
前記実施形態では、海底構造物設置治具30の治具本体31あるいは海底構造物支持体20の支持体フレーム210を鋼材の架構体としたが、鋼材としてはH形鋼やC型鋼などの型鋼材が利用できるほか、鋼管などを利用してもよい。さらに、着底部313や脚部22の平板状部材222などは、鋼材を格子に組んだものに限らず、孔あき鋼板、網材や木製板などを用いてもよい。
海底構造物支持体20に設置する脚部22の数および配置は、前記実施形態に限定されるものではなく、支持体フレーム210の形状、その元となる海底構造物の形状に応じて適宜設定すればよい。それぞれの脚部22に配置する柱状部材221の数も適宜選択してよく、例えば脚部22の中央に1本の柱状部材221を有する形態などとしてもよい。
脚部22を支持体本体21に対してスライド自在に支持する構造は、筒状部材223に限らず、支持体本体21に形成された垂直なガイドレールを用いて脚部22を昇降させてもよい。
海底構造物設置治具30の支持部32として懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322を用いたが、それぞれチェーンあるいはベルトなどを用いてもよく、可撓性のない棒材などで吊り下げるようにしてもよい。
位置調整機構33として懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322の長さ調整機構331,332を用いたが、ターンバックルのような懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322の途中に設けられるものに限らず、懸垂ワイヤー321および横引ワイヤー322の端部を巻き上げるジャッキあるいはウインチなどであってもよい。さらに、PLEM10の水平位置の調整には、横引ワイヤー322のような専ら引張り力を用いるものに限らず、棒材などを用いれば片側だけでもよい。
海底構造物設置治具30では、治具本体31に着底部313を設けて海底1に着底させたが、着底部313のような短冊状に限らず他の平面形状であってもよい。さらに、海底1が強固な地盤で海底構造物設置治具30の沈下が少ない場合は、着底部313は縮小ないし省略してもよい。
海底構造物設置治具30では、治具本体31として上面部311と一対の側面部312を有する門型フレーム310を用いたが、例えば側面部312が片側だけであってもよい。側面部312の海底1への着底部分を十分に広い面積とすることができれば、上面部311にかかるPLEM10および海底構造物支持体20の荷重でも側面部312が倒れないようにできる。
本発明は、海底構造物設置治具、海底構造物支持体、および海底構造物設置方法に利用できる。
1…海底、2…パイプライン、3…クレーン船、4…マリンホース、10…海底構造物であるPLEM、11…接続端、12…本管、13…分岐管、14…先端、20…海底構造物支持体、21…支持体本体、210…支持体フレーム、212,213…クランプ、22…脚部、221…柱状部材、222…平板状部材、223…筒状部材、224…外側ピン孔、225…内側ピン孔、226…ボルト、227…ダブルナット、228…脚部収納ワイヤー、30…海底構造物設置治具、31…治具本体、310…門型フレーム、311…上面部、312…側面部、313…着底部、314…吊下部、315…吊下ワイヤー、32…支持部、321…懸垂ワイヤー、322…横引ワイヤー、33…位置調整機構、331…調整機構、332…調整機構。

Claims (6)

  1. 海底に着底可能な治具本体と、海底構造物を支持する支持部と、前記治具本体に対する前記海底構造物の位置を調整可能な位置調整機構とを有することを特徴とする海底構造物設置治具。
  2. 請求項1に記載の海底構造物設置治具において、
    前記治具本体は、鋼材で組まれた上面部と一対の側面部とを有する門型フレームであり、前記側面部の下部には海底に着底する平板状の脚部が設置され、
    前記支持部は、前記上面部に前記海底構造物を吊り下げ支持する懸垂ワイヤーと、前記側面部と前記海底構造物とを結ぶ横引ワイヤーと、を有し、
    前記位置調整機構は、前記懸垂ワイヤーおよび前記横引ワイヤーの長さ調整機構で構成されることを特徴とする海底構造物設置治具。
  3. 海底構造物を支持する支持体本体と、前記支持体本体から下方へ突出する高さ位置調整可能で海底に着底可能な脚部と、を有することを特徴とする海底構造物支持体。
  4. 請求項3に記載の海底構造物支持体において、
    前記支持体本体は、鋼材で組まれた支持体フレームであり、
    前記脚部は、前記支持体フレームに上下にスライド自在かつ所定高さで固定可能な柱状部材と、前記柱状部材に接続されて海底に着底可能な平板状部材と、を有することを特徴とする海底構造物支持体。
  5. 海底に着底可能な治具本体と、海底構造物を支持する支持部と、前記治具本体に対する前記海底構造物の位置を調整可能な位置調整機構とを有する海底構造物設置治具を用い、
    前記海底構造物を前記海底構造物設置治具の前記支持部に支持し、前記海底構造物設置治具とともに前記海底構造物を海底へ搬送し、
    前記海底構造物設置治具の前記治具本体を海底に着底させ、前記位置調整機構で前記治具本体ないし海底に対する前記海底構造物の位置を調整し、
    前記海底構造物を海底に対して固定し、前記海底構造物から前記海底構造物設置治具を分離し、前記海底構造物設置治具を回収することを特徴とする海底構造物設置方法。
  6. 請求項5に記載の海底構造物設置方法において、
    前記海底構造物を支持する支持体本体と、前記支持体本体から下方へ突出する高さ位置調整可能で海底に着底可能な脚部と、を有する海底構造物支持体を用い、
    前記海底構造物を前記支持部に支持する前に、前記海底構造物を前記支持体本体に支持しておき、
    海底に対する前記海底構造物の位置を調整したのち、前記脚部の高さを調整して海底に着底させ、前記海底構造物支持体を介して前記海底構造物を海底に支持する、ことを特徴とする海底構造物設置方法。
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