JP2021056697A - 端末装置、機器、物件管理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】貸し出した機器の管理に利用できる適切な情報を取得できる端末装置を提供する。【解決手段】情報処理システム1000は、端末装置1、機器2および物件管理装置3を備える。端末装置1は、レンタル対象またはリース対象の機器2に接続される接続部11と、位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得部13と、機器2または端末装置1を識別する識別子を取得する識別子取得部14と、識別子取得部14が取得した識別子に対応付けて、位置情報取得部13が取得した位置情報を有する稼働情報を送信する稼働情報送信部16と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、機器の管理等に利用される装置等に関するものである。
従来の技術として、無線機器や中継機器を利用して、携帯機器の位置情報を管理する装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−129598号公報(第1頁、第1図等)
従来、コンピュータや、通信機器等の機器のリースやレンタルを行なう場合において、貸し出した機器の管理に利用できる適切な情報を取得することができない、という課題があった。
例えば、貸し出した機器の使用場所等の特定に利用できる適切な情報を取得することができず、貸し出した機器が、貸し出した場所で使用されているか否か等を判断できなかった。また、貸し出した機器が紛失した場合や盗難された場合であっても、紛失した場所や盗難された場所や時刻等を特定することができなかった。また、貸し出した機器の利用料金を、機器の実際の使用時間から算出するために利用可能な適切な情報を取得すること等ができなかった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、貸し出した機器の管理に利用可能な適切な情報を取得できる端末装置等を提供することを目的とする。
本発明の端末装置は、レンタル対象またはリース対象の機器に接続される端末装置であって、機器に対して接続される接続部と、位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得部と、機器または端末装置を識別する識別子を取得する識別子取得部と、識別子取得部が取得した識別子に対応付けて、位置情報取得部が取得した位置情報を有する稼働情報を送信する稼働情報送信部と、を具備する端末装置である。
かかる構成により、貸し出した機器の管理に利用可能な、位置情報を有する適切な情報を取得できることができる。例えば、端末装置が取得した位置情報を用いることで、端末装置が接続された機器がどこに存在しているかを知ることができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、識別子は、機器を識別する2以上の固有IDを用いて生成された識別子であってもよい。
かかる構成により、偽造等が困難な識別子を用いて、貸し出した機器を適切に管理することができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、接続部により接続されている機器の使用に関する使用情報を取得する使用情報取得部をさらに具備し、稼働情報送信部は、使用情報取得部が取得した使用情報をも有する稼働情報を送信するようにしてもよい。
かかる構成により、機器の使用状況を利用して、貸し出した機器の管理に利用可能な適切な情報を取得できる機器を適切に管理することができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、使用情報取得部は、機器の電源がオンであった場合に、機器が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、機器から取得する端末装置してもよい。
かかる構成により、端末装置と接続されていない状態において機器が取得した使用情報を端末装置が取得できる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、使用情報取得部は、機器と接続状態になった後、直ちに、機器が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、機器から取得する端末装置してもよい。
かかる構成により、端末装置と接続されていない状態において機器が取得した使用情報を端末装置が速やかに取得することができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、電源をさらに有しており、稼働情報送信部は、機器と接続状態である場合と非接続状態である場合とで、異なるタイミングまたは異なる頻度で稼働情報を送信する端末装置してもよい。
かかる構成により、端末装置の電源の利用状況等に応じて、電源の電力消費を最適化することができる。例えば、機器と接続されていない状態において、電源の電力を利用している場合においては、稼働情報の送信頻度を低減させることで、電力消費を削減して、稼働情報を送信できる期間を延ばすことができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、接続部の規格をUSBとしてもよい。
かかる構成により、機器が備える機器接続部の規格として一般的なUSBにより、端末装置を機器に接続でき、接続可能な機器の種類等を増やすことができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、USBハブの機能を有する端末装置してもよい。
かかる構成により、端末装置を接続した状態でも、機器と他のUSBを有する装置との接続を妨げないようにすることができる。
本発明の機器は、前記端末装置が接続される機器であり、機器の使用に関する使用情報を取得する機器取得部と、使用情報を端末装置に送付する機器送付部と、を具備する機器である。
かかる構成により、使用情報を適切に端末装置に送付することができ、貸し出された機器を適切に管理することができる。
また、本発明の機器は、前記機器において、前記端末装置との接続を検知する機器検知部と、機器検知部が接続を検知できない場合に、正常な動作を行わないように制御する機器制御部と、をさらに具備するようにしてもよい。
かかる構成により、貸し出された機器が端末装置と接続されていない状態においては、適切に動作させないようにことができる。これにより、端末装置との接続を促すことができる。
また、本発明の機器は、前記機器において、機器検知部は、機器の起動のための処理の途中において、端末装置との接続を検知し、機器制御部は、機器検知部が接続を検知できない場合に、正常に起動しないように制御する機器してもよい。
かかる構成により、貸し出された機器が端末装置と接続されていない状態においては起動できないようにして、端末装置との接続を促すことができる。
また、本発明の機器は、前記機器において、機器取得部が取得した使用情報を予め決められた領域に書き込む機器蓄積部をさらに備え、機器蓄積部は、端末装置と接続されていない場合には、使用情報を予め決められた領域に書き込み、端末装置と接続されている場合には、使用情報を予め決められた領域に書き込まず、機器送付部は、端末装置と接続されている場合には、機器取得部が取得した使用情報を端末装置に送付するようにしてもよい。
かかる構成により、貸し出された機器が端末装置と接続されていない状態において使用された場合の使用情報を、端末装置との接続時に端末装置に送付することができる。
本発明の物件管理装置は、前記端末装置から稼働情報を、識別子に対応付けて受信する稼働情報受信部と、識別子に対応付けて、1以上の稼働情報が格納される稼働情報格納部と、稼働情報受信部が受信した識別子に対応付けて、稼働情報受信部が受信した稼働情報を稼働情報格納部に蓄積する稼働情報蓄積部と、稼働情報格納部の1以上の稼働情報を用いて予め決められた処理を行う物件処理部と、を具備する物件管理装置である。
かかる構成により、貸し出された機器の稼働情報に応じた処理を行う適切に行うことができる。
また、本発明の物件管理装置は、前記物件管理装置において、識別子に対応付けて、識別子により識別される機器が稼働する位置に関する登録位置情報が格納される登録位置情報格納部をさらに具備し、物件処理部は、稼働情報格納部の稼働情報が有する位置情報と、稼働情報と対になる識別子に対応する登録位置情報とを比較し、予め決められた条件を満たすか否かを判断する位置判断部と、位置判断部における判断結果に応じた出力を行なう判断結果出力部と、を具備するようにしてもよい。
かかる構成により、端末装置が予め登録された位置にあるか否かを判断することができる。これにより、例えば、端末装置が接続された機器が予め登録された位置にあるか否かを判断することができ、例えば、端末装置が接続された機器の不正な持ち出し等を検出できる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、稼働情報は、使用された時に関する時情報を有し、物件処理部は、識別子ごとに、識別子と対になる稼働情報が有する時情報を稼働情報格納部から取得し、時情報を用いて、識別子に対応する機器の使用時間に関する使用時間情報を取得する使用時間情報取得部と、使用時間情報取得部が取得した使用時間情報を、識別子ごとに、出力する使用時間情報出力部と、を具備する物件管理装置してもよい。
かかる構成により、貸し出した機器の実際の使用時間を取得することができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末装置において、稼働情報は、使用された時に関する時情報を有し、物件処理部は、識別子ごとに、識別子と対になる稼働情報が有する時情報を稼働情報格納部から取得し、時情報を用いて、識別子に対応する機器の使用時間に関する使用時間情報を取得する使用時間情報取得部と、使用時間情報取得部が取得した使用時間情報に応じた課金額を特定する課金額情報を取得する課金額取得部と、課金額情報を出力する課金額出力部と、を具備する物件管理装置してもよい。
かかる構成により、貸し出した機器の実際の使用時間を用いて、使用時間に応じた課金額を取得することができる。
本発明による端末装置等によれば、貸し出した機器の管理に利用可能な適切な情報を取得できる
実施の形態における情報処理システムのブロック図 同情報処理システムの端末装置の動作について説明するフローチャート 同情報処理システムの機器の動作について説明するフローチャート 同情報処理システムの物件管理装置の動作について説明するフローチャート 同情報処理システムの一例を示す概念図 同情報処理システムの稼働情報管理表を示す図 同情報処理システムの登録位置情報管理表を示す図 同情報処理システムの判断結果管理表を示す図 同情報処理システムの使用時間管理表を示す図 同情報処理システムの課金額管理表を示す図 実施の形態におけるコンピュータシステムの外観の一例を示す図 同コンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、端末装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態における情報処理システム1000のブロック図である。
情報処理システム1000は、1または2以上の端末装置1、1または2以上の機器2、および物件管理装置3を備える。
端末装置1は、接続部11、電源12、位置情報取得部13、識別子取得部14、使用情報取得部15、および稼働情報送信部16を備える。
機器2は、機器接続部21、機器取得部22、機器格納部23、機器蓄積部24、機器送付部25、機器検知部26、および機器制御部27を備える。
物件管理装置3は、稼働情報格納部31、稼働情報受信部32、稼働情報蓄積部33、登録位置情報格納部34、および物件処理部35を備える。
物件処理部35は、位置判断部351、判断結果出力部352、使用時間情報取得部353、使用時間情報出力部354、課金額取得部355、課金額出力部356、使用時間格納部357、および課金額格納部358を備える。
機器2は、レンタル対象の機器またはリース対象の機器である。機器2は、レンタルやリース等の貸し出し対象の機器と考えてもよい。2以上の機器2は異なる機器であってもよく、少なくとも一部が同じ機器であってもよい。機器2については、後述する。
端末装置1は、機器2と有線接続可能な装置である。本実施の形態においては、配線を介さずにコネクタ等を介して端末装置1と接続されることも、有線接続と考える。例えば、端末装置1は、貸し出し中の機器2に接続される。
接続部11は、機器2に対して接続される。接続部11は、機器2に対して有線接続される。接続部11は、機器2と接続するための接続インターフェースであってもよい。ここでは、一例として、接続部11が、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)規格の接続部である場合について説明する。ただし、接続部11の接続規格等は問わない。例えば、接続部11の接続規格は、例えば、IEEE1395等であってもよい。例えば、端末装置1は、機器2が有するUSBポート等のポート等に接続されるいわゆるドングルと考えてもよい。また、端末装置1は、USBハブの機能を有していてもよい。例えば、端末装置1は、接続部11との接続を分岐するための、接続部11と同様の複数の接続部(図示せず)を有していても良い。接続部11は、接続された状態で、機器2からの給電を受け付け可能なものであることが好ましいが、給電を受け付けないものであってもよい。
接続部11は、例えば、機器2と接続可能なコネクタや、コネクタとドライバにより実現される。接続部11は、さらに、データ等の送受信や接続の管理を行なうコントローラ等を有していても良い。
電源12は、例えば、乾電池やボタン型電池等の一次電池であってもよく、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の充電可能な二次電池であってもよい。また、電源12は、空気電池や太陽電池等であってもよい。ただし、電源12は、これらに限定されるものではない。電源12は、電源12の利用を行なうか、電源12を利用せずに、接続部11からの給電を利用するか否かを判断し制御する電源制御部(図示せず)を有していることが好ましい。
端末装置1は、常に、電源12から供給される電力により動作してもよいが、端末装置1が、接続された機器2から接続部11を介して給電されている場合、この給電される電力を用いて動作し、端末装置1が機器2と接続されていない場合のように、機器2から給電されていない場合、電源12から供給される電力により動作することが好ましい。
ここでは、電源12が2次電池であり、端末装置1が接続された機器2から給電されている時には、この給電を用いて電源12の充電が行われる場合を例に挙げて説明する。ただし、機器2からの充電は行わないようにしても良い。
なお、端末装置1が、機器2と接続されていない状態で、動作しない装置である場合(例えば、後述するように、機器2と接続されていない状態で機器2との接続の有無を判断しない場合や、情報を物件管理装置3に送信しない場合等)においては、電源12は、省略してもよい。
位置情報取得部13は、端末装置1の位置情報を取得する。位置情報は、位置を特定する情報である。位置情報は、例えば、緯度と経度との組み合わせ等で表される座標や、住所等である。位置情報取得部13は、例えば、図示しないGPS(グローバルポジショニングシステム)有しており、このGPSを用いて、位置情報を取得してもよい。また、例えば、稼働情報送信部16等が無線通信を行なうための通信手段等(図示せず)を有する場合、位置情報取得部13は、この通信手段を利用して、携帯電話やWi−Fi(登録商標)等の基地局等の無線通信の基地局の位置情報や、ネットワークのIPアドレス等を用いて、現在地の位置情報を取得してもよい。位置情報取得部13が位置情報を取得するタイミングやトリガーは問わない。例えば、位置情報取得部13は、一定の周期または不定の周期毎に位置情報を取得してもよい。不定の周期とは変動する周期等である。また、稼働情報送信部16が稼働情報を送信する直前等に位置情報を取得してもよい。
位置情報取得部13は、位置情報を取得した時刻をさらに取得してもよい。この時刻は、例えば、時計(図示せず)や、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)等を用いて取得する。かかることは、他の時刻の取得に関しても同様である。
識別子取得部14は、機器2または端末装置1を識別する識別子を取得する。この機器2は、端末装置1が接続される機器2である。識別子取得部14は、例えば、端末装置1が有する図示しない格納部に予め格納されている識別子を読み出すことで、識別子を取得しても良く、機器2から接続部11を介して送信される識別子を受信することで識別子を取得しても良い。識別子取得部14は、例えば、稼働情報送信部16が稼働情報を送信する直前等に識別子を取得する。ただし、識別子を取得するタイミングやトリガー等はこれに限定されるものではない。
識別子取得部14が取得する識別子は、機器2や端末装置1に対して任意に割り当てられた文字列等であってもよく、リースやレンタルで貸し出す物件である機器2を管理するための識別子であってもよい。例えば、この識別子は、機器2の製造段階で決定されるUUID(Universally Unique Identifier)であってもよい。例えば、端末装置1が、最初に(あるいはリセット後等に)機器2に接続された際に、この機器2から、識別子取得部14等が上記のようなUUIDを受信し、受信したUUIDを図示しない格納部に蓄積し、その後は、必要に応じて識別子取得部14が読み出すようにしてもよい。端末装置1の識別子と機器2の識別子とが対応付けられている場合、機器2の識別子を、端末装置1の識別子と考えてもよく、端末装置1の識別子を、機器2の識別子と考えてもよい。
識別子取得部14が取得する識別子は、例えば、機器2を識別する2以上の固有IDを用いて生成された識別子であることが好ましい。固有IDは機器固有の識別情報である。例えば、この識別子は、機器2が図示しない格納部に有している、機器2の製造段階で決定されるUUID(Universally Unique Identifier)や、機器2のMAC(Media Access Control)アドレス等の、機器2が有する複数の固有IDを用いて、予め用意されたアルゴリズム等により端末装置1または機器2において作成された識別子であってもよい。例えば、識別子取得部14は、複数の固有IDをハッシュ関数に与えて、出力値を識別子として取得しても良い。例えば、端末装置1が、最初に(あるいはリセット後等に)機器2に接続された際に、識別子取得部14等が、この機器2から、上記のような複数の固有IDを受信して受信した複数の固有IDを用いて識別子を取得し、取得した識別子を、端末装置1の図示しない格納部等に蓄積したり、機器2の図示しない格納部等に蓄積させるようにしてもよい。この格納部は、レジストリであってもよい。そして、識別子取得部14が、この識別子を適宜読み出すようにしてもよい。
使用情報取得部15は、使用情報を取得する。使用情報は、接続部11により接続されている機器2の使用に関する情報である。機器2の使用とは、例えば、機器2がユーザに使用されることである。例えば、機器2の電源がオンとなっている状態は、機器2が使用されている状態と考えてよい。なお、貸し出された機器2が端末装置1と接続された状態で使用されることから、機器2が端末装置2と接続されていることも機器が使用されている状態と考えてもよい。また、機器2が特定の処理を実行している状態であることや、機器2が特定の操作を受け付けている状態等も機器が使用されている状態と考えてもよい。使用情報は、例えば、機器2の使用を特定可能な情報である。例えば、使用情報は、機器2が使用されていることや使用状態であることを示す情報であってもよく、機器2が実行している動作や機能、機器2が受け付けた操作等を特定可能な情報であってもよい。使用情報は、例えば、機器2の使用特定情報を有する情報である。使用特定情報は、機器2の使用を特定可能な情報である。機器2の使用を特定するということは、例えば、使用された機器2の内容や機能や、機器2が受けた操作等を特定することである。使用特定情報は、機器2の使用に伴って機器2が行う動作の、動作名や実行されたモジュール名やプロセス名やこれらを示すコード等の動作を特定可能な情報であってもよい。
例えば、使用情報取得部15は、接続される機器2の使用を自ら判断して判断結果に応じて使用情報を取得しても良く、接続された機器2から使用情報を受信することにより、使用情報を取得しても良く、その両方であってもよい。例えば、使用情報取得部15は、接続される機器2の使用を判断して特定の使用情報を自ら取得し、その他の使用情報は、接続された機器2から受信してもよい。使用情報取得部15は、接続される機器2の使用を、機器2との接続の有無や、接続された機器2の電源のオンまたはオフ等を判断することで判断する。例えば、使用情報取得部15は、機器2との接続の有無や、接続された機器2の電源のオンまたはオフ等を判断し、その判断結果に応じて、機器2が接続されていないことを示す使用情報、接続されている機器2が電源オンであることを示す使用情報、および、接続されている機器2が電源オフであること示す使用情報のいずれか一つを取得する。また、他の使用情報は、接続された機器2から受信するようにしても良い。
使用情報は、例えば、端末装置1が、機器2に接続されているか否かを示す使用情報であってもよく、接続されている機器2の電源のステータスを示す使用情報であってもよく、これらを組み合わせた情報であってもよい。電源のステータスを示す情報とは、例えば、電源がオンとなっているか否かを示す情報であってもよく、電源がオンであるか、スリープ状態であるか、電源がオフであるかを示す情報であってもよい。例えば、使用情報取得部15は、接続される機器2の使用を自ら判断して、接続および電源に関する使用情報を取得してもよい。接続および電源ステータスに関する使用情報とは、機器2との接続および接続された機器2の電源ステータスに関する使用情報である。接続および電源に関する使用情報は、例えば、機器2と接続されていないことを示す使用情報、接続されている機器2の電源がオフである使用情報、および接続されている機器2の電源がオンである使用情報のいずれか一つである。使用情報取得部15は、例えば、端末装置1が機器2に接続されているか判断し、接続されていない場合、接続されていないことを示す使用情報を取得し、接続されている場合は、さらに接続された機器2の電源がオンであるかオフであるか判断し、オフであれば、電源がオフである使用情報を取得し、オンであれば、電源がオンである使用情報を取得する。なお、電源のステータスが、スリープやサスペンドである場合、電源がオフである使用情報と、電源がオンである使用情報のいずれの使用情報を取得するかを、予め指定しておくようにしてもよく、接続されている機器2の電源ステータスが、これらの電源ステータスに対応したものであることを示す使用情報を取得するようにしても良い。なお、ここで取得する使用情報は、上記の判断を行った時刻を使用時刻として含んでもよい。
使用情報取得部15が、機器2と接続されているか否かを判断して、接続されているか否かを示す使用情報を取得する場合、どのように端末装置1が機器2に接続されているかを判断して、接続されているか否かの使用情報を取得するかは問わない。例えば、端末装置1が接続される機器2が、接続されている端末装置1に対して電源オフ時においても給電可能な機器2である場合、端末装置1が、接続部11を介して、給電を受けているか否かを判断することで、機器2の電源がオフであったとしても、接続部11が機器2に接続されているか否かを判断可能である。また、使用情報取得部15が機器2の電源のステータスを示す使用情報を取得する場合、どのように接続された機器2の電源のステータスを判断して、ステータスを示す使用情報を取得するかは問わない。例えば、機器2の電源のステータス等が変更される際に、機器2から電源のステータスを示す情報を受信してもよい。また、電源オン時に、機器2から電源がオンであることを示す情報を適宜受信してもよい。
また、使用情報は、端末装置1が接続されている機器2において使用されたコマンドや、機器において発生したイベント等を示す情報であってもよい。使用情報取得部15は、このような使用情報を機器2から受信することで取得してもよい。例えば、使用情報は、端末装置1のログの情報であってもよい。例えば、使用情報取得部15は、接続された機器2から送信される機器2のログ等の使用情報を、接続部11を介して受信して取得しても良い。
使用情報は、使用時刻をさらに有していても良い。使用情報は、例えば、機器2の使用特定情報と、機器2の使用が行なわれた使用時刻とを有する情報であってもよい。使用時刻は、使用情報に関する使用が行われた時刻である。使用情報に関する使用が行われた時刻とは、例えば、機器2の電源がオンになった時刻やオフになった時刻や、端末装置1が機器2と接続された時刻や機器2との接続が外されて非接続状態となった時刻である。
使用情報取得部15が使用情報を、使用状況を判断して取得する場合、使用情報取得部15は、使用情報を取得する際に、図示しない時計等から使用が行なわれた時刻を示す使用時刻を取得し、この使用時刻を有する使用情報を取得する。また、使用情報取得部15が、機器2から使用情報を取得する場合、例えば、使用時刻を有する使用情報を、機器2から受信してもよい。なお、使用情報取得部15は、使用時刻を有さない使用情報を機器2から受信し、この使用情報を受信した時刻を、上記のように時計等から取得し、取得した時刻と受信した使用情報とを有する使用情報を取得するようにしても良い。
なお、使用時刻は、年月日等の日付の情報を更に有していても良い。つまり、使用時刻は、実質的に使用日時であってもよい。使用情報が使用時刻を有するようにすることで、例えば、使用情報取得部が取得した使用情報が、端末装置1が機器2から外されたことを示す情報である場合であって、この機器2が、実際には、端末装置1から取り外されて不正に持ち出されていた場合、この接続が解除されたことを示す使用情報が有する使用時刻を、機器が不正に持ち出された時刻と判断することができる。
使用情報取得部15が、どのようなタイミングやトリガーで使用情報を取得するかは問わない。例えば、使用情報取得部15は、接続された機器2の使用が行われた場合に、この使用に関する使用情報を取得する。ここでの機器2の使用は、1または2以上の特定の使用であってもよく、全ての使用であってもよい。また、例えば、使用情報取得部15は、機器2から使用情報が送信された場合に、この使用情報を取得する。また、使用情報取得部15は、例えば、一定または不定の時間毎に、使用情報の送信を要求する情報を機器2に送信して、機器2からこの要求に応じて送信される使用情報を取得しても良い。また、使用情報取得部15は、稼働情報送信部16が稼働情報を送信する直前等に使用情報を要求して取得してもよい。
なお、使用情報取得部15は、取得した使用情報を、例えば、後述する稼働情報送信部16が稼働情報を送信するタイミング等まで、端末装置1の図示しない格納部等に一時記憶しておくようにしてもよい。
なお、使用情報取得部15は、機器2の電源12がオンであった場合に、機器2が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、機器2から取得してもよい。機器2の電源がオンであった場合とは、例えば、電源がオフとなっていた機器2に電源が投入された場合や、機器2が起動した場合と考えてもよい。また、使用情報取得部15は、機器2の電源12がオンであった場合において、機器2と接続状態になった後、直ちに、機器2が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、機器2から取得してもよい。機器2と接続状態になった後とは、例えば、機器2と接続されていなかった端末装置1が機器2と接続された後である。なお、上記の予め決められた領域とは、例えば、機器格納部23の予め決められた領域である。例えば、使用情報取得部15は、これらのようなタイミング等に接続された機器2から送信される機器2内の予め決められた領域に書き込まれた使用情報を、接続部11を介して受信し取得しても良い。また、例えば、使用情報取得部15は、これらのようなタイミング等に、機器2に対して、接続部11を介して、予め決められた領域に書き込まれた使用情報を要求する情報を送信し、この情報に応じて機器2が接続部11を介して送信する使用情報を受信する。
なお、以下においては、使用情報取得部15が、機器2から使用情報を受信して取得する場合を例に挙げて説明する。
稼働情報送信部16は、識別子取得部14が取得した識別子に対応付けて、位置情報取得部13が取得した位置情報を有する稼働情報を送信する。例えば、稼働情報送信部16は、識別子取得部14が取得した識別子と、位置情報取得部13が取得した位置情報とを有する稼働情報を送信する。稼働情報送信部16は、例えば、稼働情報を物件管理装置3に送信する。
稼働情報送信部16は、使用情報取得部15が取得した使用情報をも有する稼働情報を送信するようにしてもよい。例えば、稼働情報送信部16は、使用情報取得部15が取得した1または2以上の使用情報をも有する稼働情報を送信するようにしてもよい。ここでの使用情報は、使用情報取得部15が、機器2の使用を判断して取得した使用情報であってもよく、機器2から受信して取得した使用情報であってもよく、その両方であってもよい。例えば、稼働情報を送信時に使用情報取得部15が取得する使用情報および取得して図示しない格納部に格納されている使用情報が複数である場合、稼働情報送信部16は、これらの複数の使用情報を有する一の稼働情報を送信してもよく、これらの複数の使用情報をそれぞれ有する複数の稼働情報を送信してもよい。この複数の稼働情報は、例えば、いずれも位置情報取得部13と識別子取得部14が取得した同じ位置情報と識別子とを有する稼働情報である。なお、ここでの使用情報は、上述したような使用時刻を有する使用情報であってもよい。
稼働情報送信部16は、稼働情報を送信する送信時刻を取得し、取得した送信時刻を有する稼働情報を送信してもよい。なお、送信時刻は、年月日等の日付の情報を更に有していても良い。また、位置情報取得部13が位置情報を取得する際に、時刻を取得し、この時刻を更に有する稼働情報を送信するようにしてもよい。なお、稼働情報を送信時や送信の直前に、使用情報取得部15が、機器2の使用を判断して使用情報を取得して、この使用情報を有する稼働情報を稼働情報送信部16が送信する場合であって、使用情報取得部15が、使用情報として、判断が行われた時刻を使用時刻として有する使用情報を取得する場合、この使用時刻が、稼働情報の送信時刻とほぼ同じ時刻となるため、稼働情報送信部16は、送信時刻を有する稼働情報を送信しなくてもよい。
稼働情報送信部16は、接続された機器2が使用された時に関する時情報を有する稼働情報を送信するようにしてもよい。時情報は、例えば、機器2の使用が行われた時間を取得する際に利用可能な時に関する情報である。例えば、使用情報取得部15が取得した使用情報が有する使用時刻であって、機器2の使用が行われた時間を取得する際に利用可能な使用時刻を、時情報と考えてもよい。稼働情報送信部16は、例えば、時情報を有する稼働情報として、機器2の使用が行われた時間を取得することが可能な使用時刻を有する使用情報を有する稼働情報を送信する。例えば、時情報は、機器2の電源がオンであることを示す使用情報が有する使用時刻や、電源がオフまたはスリープであることを示す使用情報が有する使用時刻であってもよい。また、時情報は、機器2の電源がオフからオンに変わったことを示す使用情報が有する使用時刻や、電源がオンから、オフまたはスリープになったことを示す使用情報が有する使用時刻であってもよい。
また、時情報は、機器2の電源がオンになっている時間(即ち期間)を特定可能な情報であってもよい。例えば、稼働情報送信部16は、使用情報取得部15が取得した機器2の電源がオンになったことを示す使用情報が有する電源がオンになった使用時刻と、使用情報取得部15が取得した機器2の電源がオフまたはスリープになったことを示す使用情報が有する電源がオフになった使用時刻との組を、時情報として有する稼働情報を送信してもよい。また、稼働情報送信部16は、この機器2の電源がオンとなった使用時刻から、その直後の、機器2の電源がオフまたはスリープになった使用時刻までの時間である使用時間を時情報として有する稼働情報を送信してもよい。なお、時情報は、通常は、時刻や時間の情報であるが、時刻や時間等と対応付けられた時刻や時間以外の情報であってもよい。例えば、稼働情報が一定の時間毎に送信される場合、電源がオンであることを示す使用情報を有する各稼働情報自身を、この一定の時間に相当する使用時間を表す時情報と考えてもよい。
稼働情報送信部16が稼働情報を送信するタイミングやトリガー等は問わない。例えば、稼働情報送信部16は、予め決められた一定の周期に稼働情報を送信してもよく、予め決められた1または2以上の時刻に稼働情報を送信してもよく、任意のタイミングや不定の周期で稼働情報を送信してもよい。不定の周期は、例えば、変動する周期である。稼働情報送信部16は、使用情報取得部15が取得して図示しない格納部等に一旦蓄積した使用情報を有する稼働情報を送信してもよい。また、使用情報取得部15が、新たな使用情報を取得する毎に、稼働情報送信部16が、この使用情報を有する稼働情報を送信してもよい。
なお、稼働情報送信部16は、機器2と接続状態である場合と非接続状態である場合とで、異なるタイミングまたは異なる頻度で稼働情報を送信するようにしてもよい。例えば、接続状態である場合は、一定周期で稼働情報を送信し、非接続状態である場合は、ユーザの始業時刻および終業時刻等の予め決められた時刻に稼働情報を送信してもよい。また、例えば、非接続状態である場合に稼働情報を送信する周期を、接続状態である場合に送信する周期よりも長く、すなわち時間間隔を長くしてもよい。同様に、非接続状態である場合に稼働情報を送信する頻度を、接続状態である場合に送信する頻度よりも低くしてもよい。例えば、端末装置1が、接続状態においては接続された機器2からの給電により動作し、非接続状態においては、電源12により動作するものである場合、送信するタイミングや頻度をこのように変更することで、電源12の電力消費を抑えることができる。この場合の接続状態であるか否かの判断は、例えば、稼働情報を送信するいずれの周期よりも短い周期で行っても良い。また、使用情報取得部15が、機器2が接続されているか否かを示す使用情報を取得する際に行う判断の判断結果を用いて、稼働情報送信部16は、稼働情報を送信するタイミングを決定してもよい。ただし、この場合の接続状態の判断を行うタイミング等は上記に限定されるものではない。
また、稼働情報送信部16は、接続された機器2の電源のステータスに応じて異なるタイミングまたは異なる頻度で稼働情報を送信してもよい。例えば、電源オンである場合は、一定周期で稼働情報を送信し、電源オフである場合は、ユーザの始業時刻および終業時刻等の予め決められた時刻に稼働情報を送信してもよい。また、例えば、電源がオフである場合に稼働情報を送信する周期を、電源がオンまたはスリープ状態である場合に送信する周期よりも長くしてもよい。同様に、電源がオフである場合に稼働情報を送信する頻度を、電源がオンまたはスリープ状態である場合に送信する頻度よりも低くしてもよい。この場合の電源のステータスの判断は、例えば、稼働情報を送信する周期よりも短い周期で行っても良い。また、使用情報取得部15が、接続されている機器2の電源のステータスを示す使用情報を取得する際に行う判断の判断結果を用いて、稼働情報送信部16は、稼働情報を送信するタイミングを決定してもよい。電源のステータスを示す使用情報とは、例えば、電源がオンであるか否かを示す使用情報である。なお、この場合の電源のステータスの判断を行うタイミング等は上記に限定されるものではない。
また、稼働情報送信部16は、機器2との接続状態と、機器2の電源のステータスとの組み合わせにより、異なるタイミングまたは異なる頻度で可動情報を送信しても良い。
稼働情報送信部16は、通常、無線通信により、稼働情報を送信する。この送信には、SIGFOX規格やLoRa規格等の、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる無線通信を用いることが好ましい。
稼働情報送信部16は、通常、無線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。稼働情報送信部16は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
機器2は、例えば、端末装置1と有線接続可能な機器である。機器2は、例えば、コンピュータやサーバ等の情報処理機器や、ルータ、モデム等の通信機器、テレビ、ビデオデッキ、オーディオ等の電気機器である。機器2は、ロボットや、いわゆるドローン等であってもよい。機器2は、端末装置1と接続可能なコネクタ(図示せず)等を有する装置であることが好ましい。
機器接続部21は、端末装置1の接続部11と接続される。機器接続部21は、機器2に対して有線接続される。機器接続部21は、端末装置1と接続するための接続インターフェースであってもよい。ここでは、一例として、機器接続部21が、接続部11と接続可能なUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)規格の接続部である場合について説明する。ただし、機器接続部21の接続規格は、接続部11の接続規格と同じまたは互換性を有するものであれば良い。機器接続部21は、接続された端末装置1に給電可能なものであることが好ましいが、給電できないものであってもよい。また、機器接続部21は、電源オン時に給電可能なものであってもよく、スリープ時や、電源オフ時に給電可能なものであってもよい。
機器接続部21は、例えば、端末装置1と接続可能なコネクタや、コネクタとドライバにより実現される。機器接続部21は、さらに、データ等の送受信や接続の管理を行なうコントローラ等を有していても良い。
機器取得部22は、機器2の使用に関する使用情報を取得する。機器2の使用に関する情報については、上述しているため、ここでは説明を省略する。機器取得部22が機器2の使用情報を取得するタイミングやトリガー等は問わない。例えば、機器取得部22は、機器2が使用された場合(例えば、機器2を使用する操作を受け付けた場合や、機器2が1以上の動作を行なう場合等)に使用情報を取得する。機器取得部22は、取得する使用情報に関する使用が行われた使用時刻を取得し、取得した使用時刻を有する使用情報を取得しても良い。機器取得部22は、使用情報を取得した時刻を、使用時刻として取得しても良い。機器2が、自身の使用に関する使用情報を取得する処理や構成については、公知技術であるため、ここでは説明を省略する。自身の使用に関する情報を取得する処理としては、例えば、自身の動作や、自身に行なわれた操作等のログを取得する処理や構成等が利用可能である。
機器格納部23には、使用情報が格納される。機器格納部23は、使用情報が格納される予め決められた領域を有している。使用情報は、例えば、使用情報に関する使用が行われた時刻と対応付けられて格納される。機器格納部23は、不揮発性の記録媒体であってもよく、揮発性の記録媒体であってもよい。かかることは、他の格納部についても同様である。
機器蓄積部24は、使用情報を予め決められた領域に書き込む。本実施の形態においては、機器蓄積部24が、機器格納部23の予め決められた領域に使用情報を書き込む場合について説明する。機器蓄積部24は、例えば、機器2と端末装置1が接続されていない場合に、機器取得部22が取得した使用情報を予め決められた領域に書き込むようにしてもよい。また、機器2と端末装置1が接続されている場合には、機器取得部22が取得した使用情報を予め決められた領域に書き込まないようにしてもよい。例えば、端末装置1が機器2に接続されていない場合にのみ、機器取得部22が取得した使用情報を予め決められた領域に書き込むようにしてもよい。
機器送付部25は、機器取得部22が取得した使用情報を、接続された端末装置1に送付する。ここでの送付は、例えば、送信または出力である。機器送付部25は、例えば、機器取得部22が使用情報を取得した場合に、取得した使用情報を端末装置1に送信する。ただし、機器送付部25が使用情報を送信するタイミングやトリガー等はこれに限定されるものではない。例えば、機器送付部25は、予め決められた領域の使用情報を接続された端末装置1に送付する。例えば、機器送付部25は、機器蓄積部24が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、書き込まれた直後に読み出して、この使用情報を有する稼働情報を端末装置1に送信してもよく、書き込まれた使用情報を予め決められた時刻や一定または不定の周期ごとに読み出して、この使用情報を有する稼働情報を端末装置1に送信してもよい。また、機器送付部25は、機器取得部22が機器送付部25は、例えば、図示しない受付部が、端末装置1から使用情報を要求する情報を受け付けた場合に、機器蓄積部24が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を読み出して、端末装置1に送付する。端末装置1に送付した予め決められた領域の使用情報については、送付後に、削除してもよく、送付済みであること等を示すフラグ等を付与して、再度の送付を行わないようにしても良い。
例えば、機器送付部25は、端末装置1が機器2に接続されていない場合に機器蓄積部24が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、端末装置1に送付するようにしてもよい。例えば、機器送付部25は、機器2が端末装置1に接続されている場合に、このような非接続時に機器蓄積部24が書き込んだ使用情報を端末装置1に送付してもよい。例えば、機器2の機器接続部21等が、端末装置1と接続されていない状態から、機器2と端末装置1との接続を検出した場合に、直ちに、機器送付部25は、予め決められた領域に機器蓄積部24により書き込まれた情報を、端末装置1に送信するようにしてもよい。
機器検知部26は、端末装置1との接続を検知する。例えば、機器検知部26は、機器接続部21に端末装置1が接続されているか否かを判断する。機器検知部26は、接続された端末装置1が、端末装置1が図示しない格納部等に有する識別子と、同じ識別子を有する端末装置1であるか否かを判断し、一致しない場合に、端末装置1が接続されていない(すなわち、機器2に対応した端末装置1が接続されていない)と判断するようにしても良い。また、機器検知部26は、機器接続部21に接続された端末装置1の識別子が、接続されている機器2(すなわち自機器)の識別子と一致しているか否かを判断してもよい。機器2の識別子は、例えば、機器2の格納部(図示せず)に格納されている識別子である。端末装置1の識別子は、例えば、端末装置1の格納部(図示せず)に格納されている識別子である。例えば、この識別子は、端末装置1が、機器2に接続された場合に機器2の固有ID等を用いて作成された識別子である。
機器検知部26は、機器2の起動のための処理の途中において、端末装置1との接続を検知してもよい。機器2の起動は、例えば、機器2のBIOSの起動や、オペレーティングシステムの起動である。
機器制御部27は、例えば、機器検知部26が端末装置1の接続を検知できない場合に、正常な動作を行わないように制御する。正常な動作を行わないようにすることは、例えば、処理速度を落とすことや、印刷や保存等の特定の処理等を実行できないようにすること等である。正常な動作を行わないようにすることは、例えば、機器2をシャットダウンさせることであってもよい。例えば、機器制御部27は、接続を検知できない場合に、機器2が正常な動作を行わないように制御する。また、例えば、機器制御部27は、接続を検知できない場合に、ユーザ等からの操作を受け付けないように、機器2が有する図示しない受付部等を制御してもよい。また、機器制御部27は、図示しない出力部等を制御して、図示しないモニタ等に、端末装置1が接続されていない旨の警告等を表示させるようにしても良い。
なお、機器検知部26が、機器接続部21に接続された端末装置1の識別子が、接続されている機器2(すなわち自機器)の識別子と一致していないと判断した場合も、自機器を上記と同様に正常な動作を行わないように制御してよい。
機器制御部27は、機器検知部26が機器2の起動の処理の途中において、端末装置1との接続が検知できない場合、機器2が正常に起動しないように制御してもよい。例えば、機器2の起動処理を中断または終了して、機器2を起動しないようにしてもよい。
なお、機器2は、上記以外の機器2本来の動作を行うための動作部(図示せず)や、操作を受け付けるための受付部(図示せず)や、表示等の出力を行う出力部(図示せず)等を備えていても良い。また、機器2は、機器2本来の動作を行うためのハードウェア等(図示せず)を備えていても良い。例えば、上記で説明した機器2は、情報処理システム1000の一部として動作するための機器2の一部と考えても良い。
また、上記においては、機器2が使用情報を取得する場合について説明したが、端末装置1が、機器2の使用を判断して使用情報を取得し、機器2が使用情報を取得しない場合、機器2は、機器取得部22、機器格納部23、機器蓄積部24および機器送付部25を有していなくても良い。また、この場合、端末装置1は、使用情報を機器2から受信する処理を行わないようにする。
物件管理装置3は、例えば、リースやレンタルされる機器2についての稼働情報等を管理する装置である。物件管理装置3は、例えば、サーバ装置等により実現される。物件管理装置3は、例えば、LPWA通信等を用いた無線通信のネットワーク等を介して端末装置1と接続される。
稼働情報格納部31には、識別子と対応付けられた1以上の稼働情報が格納される。例えば、稼働情報格納部31には、識別子と稼働情報とを有する1以上の情報が格納される。
稼働情報受信部32は、端末装置1から識別子と対応付けられた稼働情報を受信する。
稼働情報受信部32は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。稼働情報受信部32は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
稼働情報蓄積部33は、稼働情報受信部32が受信した稼働情報とこの稼働情報と対応付けられた識別子とを対応付けて、稼働情報格納部31に蓄積する。稼働情報を蓄積する際に、稼働情報を少なくとも一部の属性が異なる複数の情報に分割して蓄積してもよい。
登録位置情報格納部34には、識別子に対応付けて、登録位置情報が格納される。識別子に対応付けられて格納される登録位置情報は、この識別子により識別される機器2が稼働する位置に関する情報である。機器2が稼働する位置は、機器2が使用される位置と考えてもよい。登録位置情報は、例えば、識別子に対応する機器2を使用する位置として予め登録された位置を示す情報である。登録位置情報は、例えば、位置を示す緯度と経度との組み合わせ等で表される座標や住所等である。なお、一の識別子に対応付けて格納される登録位置情報は一つであっても複数であってもよい。また、登録位置情報が示す位置は、地点であっても、領域であってもよい。
物件処理部35は、稼働情報格納部31の1以上の稼働情報を用いて予め決められた処理を行う。物件処理部35は、例えば、位置判断部351、判断結果出力部352、使用時間情報取得部353、使用時間情報出力部354、課金額取得部355、および課金額出力部356の1以上を用いて予め決められた処理を行なう。ただし、物件処理部35が行なう処理は、これらを用いた処理に限定されるものではない。
位置判断部351は、稼働情報格納部31に格納されている稼働情報が有する位置情報と、この稼働情報と対になる識別子に対応する登録位置情報とを比較し、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。稼働情報と対になる識別子に対応する登録位置情報は、例えば、稼働情報と対になる識別子と対応付けられて登録位置情報格納部34に格納されている登録位置情報である。予め決められた条件は、例えば、位置情報と登録位置情報とが一致するという条件である。なお、これらが示す位置の差が、予め決められた範囲内であれば、一致していると判断してもよい。位置の差とは、例えば、座標値のずれや、座標間の距離等である。また、位置情報と登録位置情報とが同じ建物内に位置することを示していれば、これらが一致していると判断してもよい。また、予め決められた条件は、登録位置情報を含む予め決められた広さおよび形状を有する領域内の位置を位置情報が示している、という条件であってもよい。
なお、一の稼働情報に複数の登録位置情報が対応している場合、位置判断部351は、一の稼働情報が有する位置情報が、対応するいずれかの登録位置情報が示す位置に対して予め決められた条件を満たす場合に、予め決められた条件を満たすと判断してよい。また、登録位置情報が示す位置が領域である場合、位置判断部351は、稼働情報が有する位置情報が示す位置が、対応する登録位置情報が示す領域内に位置するか否かを判断し、領域内に位置する場合、予め決められた条件を満たすと判断してもよい。
判断結果出力部352は、位置判断部351の判断結果に応じた出力を行なう。判断結果に応じた出力は、予め決められた条件を満たすか否かの判断結果の出力であってもよく、判断結果に対応する警告等の、判断結果に予め対応付けられた情報の出力であってもよい。なお、判断結果によっては、出力を行わないことも、判断結果に応じた出力を行うことの一態様と考えてもよい。
ここでの出力とは、モニタへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
判断結果出力部352は、モニタやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。判断結果出力部352は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
使用時間情報取得部353は、識別子ごとに、識別子と対になる稼働情報が有する時情報を稼働情報格納部31から取得し、時情報を用いて、識別子に対応する機器2の使用時間に関する使用時間情報を取得する。使用時間情報は、使用時間を示す情報であってもよく、使用の開始時刻と終了時刻とを有する情報であってもよい。また、使用時間情報は、機器2の使用率であってもよい。使用率は、例えば、予め決められた期間内における機器2の使用時間の比率である。また、使用時間情報は、予め決められた時間帯毎の、使用時間であってもよい。予め決められた時間帯毎の、使用時間は、例えば、午前中の使用時間と午後の使用時間であってもよく、予め図示しない格納部等に蓄積されている勤務時間内の使用時間と、勤務時間外の使用時間とであってもよい。
使用時間情報取得部353は、例えば、一の識別子と対応付けられた時情報を有する稼働情報として、接続された機器2の電源がオフからオンとなったことを示す使用情報であって、この電源がオフからオンとなった使用時刻を有する使用情報を有する1または2以上の稼働情報と、接続された機器2の電源がオンからオフとなったことを示す使用情報であって、この電源がオンからオフとなった使用時刻を有する使用情報を有する1または2以上の稼働情報と、が稼働情報格納部31に格納される場合、格納されているこれらの稼働情報から、電源がオフからオンとなったことを示す使用情報が有する使用時刻と、この使用時刻に最も近い電源がオンからオフになったことを示す使用情報が有する使用時刻との組を取得し、取得した各組の電源がオフからオンとなったことを示す使用情報が有する使用時刻を使用の開始時刻として有し、電源がオンからオフとなったことを示す使用情報が有する使用時刻を使用の終了時刻として有する使用時間情報を取得しても良い。また、ここで取得した各組について、電源がオンからオフになったことを示す使用時刻から電源がオフからオンとなったことを示す使用情報を減算して、それぞれの組についての使用時間を取得し、取得した使用時間を加算することで、接続された機器の使用時間を示す使用時間情報を取得しても良い。また、使用時間情報取得部353は、例えば、予め決められた時間帯毎に使用時間を取得することで、予め決められた時間帯毎の使用時間を使用時間情報として取得しても良い。また、使用時間情報取得部353は、例えば、稼働情報格納部31に格納される一の識別子と対応付けられた稼働情報が、時情報として使用時間を有する場合、この使用時間を使用時間情報として取得しても良い。
また、使用時間情報取得部353は、例えば、一の識別子と対応付けられた時情報を有する稼働情報であり、接続された機器2の電源がオンであることを示す使用情報を有する1または2以上の稼働情報が、稼働情報格納部31に格納される場合、1または2以上の稼働情報が有する使用情報の使用時刻である時情報が示す時刻を用いて、機器2の電源がオンであった使用時間を特定する使用時間情報を取得しても良い。なお、稼働情報が一定の周期で取得して送信される場合、接続された機器2の電源がオンであることを示す使用情報をこの周期の長さに相当する時情報として用いて、電源がオンであることを示す使用情報の数に、稼働情報を取得する周期に相当する時間が乗算して得られた時間を、使用時間とする使用時間情報を取得しても良い。また、使用時間情報取得部353は、例えば、予め決められた時間帯毎の使用時間を使用時間情報として取得しても良い。
使用時間情報出力部354は、使用時間情報取得部353が取得した使用時間情報を、識別子ごとに、出力する。ここでの出力とは、モニタへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。例えば、使用時間情報出力部354は、使用時間情報取得部353が識別子について取得した使用時間情報を、識別子と対応付けて使用時間格納部357に蓄積する。
使用時間情報出力部354は、モニタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。使用時間情報出力部354は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
課金額取得部355は、使用時間情報取得部353が取得した使用時間情報に応じた課金額情報を取得する。課金額取得部355は、例えば、使用時間情報が示す時間が長いほど、課金額が連続的または段階的に高くなる課金額情報を取得する。課金額情報は、課金額を特定する情報であり、例えば、課金する金額であってもよく、課金額を示すポイント等であってもよい。例えば、課金額取得部355は、使用時間情報が示す使用時間と、単位時間当たりの課金額や、図示しない格納部等に予め格納されている使用時間と課金額との対応表を用いて、課金額を取得して、この課金額を示す課金額特定情報を取得する。また、課金額取得部355は、使用時間情報が示す時間帯毎の使用時間と、時間帯毎の単位時間当たりの課金額や、時間帯毎の使用時間と課金額との対応表とを用いて、課金額を算出して、この課金額を示す課金額特定情報を取得する。また、課金額取得部355は、使用開始時刻と使用終了時刻との組である使用時間情報を用いて、使用時間を取得し、取得した使用時間を用いて、課金額特定情報を取得してもよい。また、課金額取得部355は、使用率である使用時間情報と、使用率の基準となる期間当たりの課金額とを乗算することで、課金額を算出して、課金額情報を取得しても良い。なお、課金額取得部355が使用時間情報を用いて課金額特定情報を取得する処理は、上記に限定されるものではない。
課金額出力部356は、課金額取得部355が取得した課金額情報を出力する。ここでの出力は、使用時間情報出力部354の出力と同様であり、課金額出力部356は、使用時間情報出力部354と同様の構成により実現可能である。課金額出力部356は、識別子について課金額取得部355が取得した課金額情報を、識別子と対応付けて課金額格納部358に蓄積する。
使用時間格納部357には、使用時間情報が格納される。例えば、使用時間格納部357には、識別子について取得された使用時間情報が、識別子と対応付けて格納される。なお、使用時間情報出力部354が使用時間情報を蓄積しない場合や他の格納部に蓄積する場合等においては、使用時間格納部357は省略してもよい。
課金額格納部358には、課金額情報が格納される。例えば、課金額格納部358には、識別子について取得された課金額情報が、この識別子と対応付けて格納される。なお、課金額出力部356が課金額情報を蓄積しない場合や他の格納部に蓄積する場合等においては、課金額格納部358は省略してもよい。
次に、情報処理システム1000の端末装置1の動作の一例について図2のフローチャートを用いて説明する。ここでは、接続される機器2が、電源オフ時にも機器接続部二一を介して給電可能な機器である場合を例に挙げて説明する。
(ステップS101)稼働情報送信部16は、接続部11を介して、端末装置1が機器2と接続されているか否かを判断する。接続されている場合、ステップS102に進み、接続されていない場合、ステップS110に進む。この判断処理は、電源12等が行なっても良い。
(ステップS102)稼働情報送信部16は、接続された機器2の電源がオンであるか否かを判断する。オンである場合、ステップS103に進み、オンでない場合、ステップS111に進む。
(ステップS103)使用情報取得部15は、接続部11を介して、接続された機器2から使用情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS103に進み、受信していない場合、ステップS104に進む。
(ステップS104)使用情報取得部15は、ステップS103で受信した使用情報を取得し、図示しない格納部等に蓄積する。ここでの蓄積は、一時記憶であってもよい。
(ステップS105)稼働情報送信部16は、直前に稼働情報を送信してから、第一の時間が経過したか否かを判断する。経過した場合、ステップS106に進み、経過していない場合、ステップS101に戻る。なお、直前に稼働情報を送信していない場合、例えば、端末装置1の動作開始から第一の時間が経過したか否かを判断するようにしてもよい。
(ステップS106)位置情報取得部13は、現在の位置情報を取得する。
(ステップS107)識別子取得部14は、識別子を格納部(図示せず)等から読み出す。
(ステップS108)稼働情報送信部16は、使用情報取得部15が取得した使用情報を格納部(図示せず)等から読み出す。読み出す使用情報がない場合、使用情報を読み出さなくてもよい。
(ステップS109)稼働情報送信部16は、ステップS106〜ステップS108において取得した位置情報と識別子と使用情報とを有する稼働情報を、無線通信により物件管理装置3に送信する。稼働情報送信部16は、送信時の時刻を取得し、この時刻を送信時刻としてさらに有する稼働情報を送信することが好ましい。そして、ステップS101に戻る。なお、ステップS108で使用情報を読み出していない場合、使用情報を有さない稼働情報を送信してもよい。
(ステップS110)稼働情報送信部16は、直前に稼働情報を送信してから、第三の時間が経過したか否かを判断する。第三の時間は、第一の時間よりも長い時間であるとする。第三の時間を経過した場合、ステップS106に進み、経過していない場合、ステップS101に戻る。なお、直前に稼働情報を送信していない場合、例えば、端末装置1の動作開始から第三の時間が経過したか否かを判断するようにしてもよい。
(ステップS111)稼働情報送信部16は、直前に稼働情報を送信してから、第二の時間が経過したか否かを判断する。第二の時間は、第一の時間以上の時間であるとする。第二の時間は、第一の時間よりも長い時間であることが好ましい。また、上述した第三の時間は、第二の時間以上の時間とする。第三の時間は、第二の時間よりも長い時間とすることが好ましい。第二の時間を経過した場合、ステップS106に進み、経過していない場合、ステップS101に戻る。なお、直前に稼働情報を送信していない場合、例えば、端末装置1の動作開始から第二の時間が経過したか否かを判断するようにしてもよい。
なお、図2のフローチャートにおいて、端末装置1の図示しない格納部に識別子が格納されていない状態、あるいは格納されていた識別子がリセット等によって削除された状態において、端末装置1が機器2に最初に接続された時等に、端末装置1の識別子取得部14が、上述したような機器2が有する1以上、好ましくは2以上のUUID等の固有IDの情報を用いて、識別子を取得して、図示しない格納部に識別子を蓄積するようにしても良い。
また、電源12は、機器2が接続されていない場合や接続された機器2から電力供給がない場合には、端末装置1に電力を供給するようにする。
また、端末装置1が接続される機器2が、電源オフ時に、接続された端末装置1に電源供給できない機器である場合、電源12の電力消費を低減させるために、第二の時間と第三の時間を同じ時間としてもよい。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理システム1000の機器2の動作の一例について図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)機器検知部26は、機器2の機器接続部21に端末装置1が接続されているか否かを判断する。接続されている場合、ステップS202に進み、接続されていない場合、ステップS205に進む。なお、機器検知部26は、同じ識別子を有する端末装置1との接続を判断するようにし、同じ識別子を有する端末装置一と接続されている場合にだけ、ステップS202に進むようにしてもよい。
(ステップS202)機器取得部21は、機器2が使用されたか否かを判断する。ここでの使用は、例えば、予め決められた使用の1以上であってもよい。例えば、使用は、機器2が何らかの動作を行なったことや、操作を受け付けたことや、電源がオフされたことや、接続されていた端末装置1が取り外されたことであってもよい。使用された場合、ステップS203に進み、使用されていない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS203)機器取得部21は、ステップS202で判断された使用に関する使用情報を取得する。例えば、機器取得部21は、使用時間を有する使用情報を取得する。
(ステップS204)機器送付部25は、ステップS202で取得された使用情報を、接続された端末装置1に送付する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS205)機器制御部27は、機器2が正常な動作を行なわないよう動作を制御して、正常動作を制限する。ここでの制御は、例えば、起動の制御以外の制御であるとする。ここでの制御は、例えば、動作速度を低下させる制御や、特定の動作を行えないようにする制御等である。
(ステップS206)機器制御部27は、機器2が使用されたか否かを判断する。ここでの使用は、例えば、予め決められた使用の1以上である。例えば、使用は、機器2が何らかの動作を行なったことや、操作を受け付けたことや、電源がオフされたことや、端末装置1が取り付けられたことであってもよい。機器2に端末装置1が接続される際に、機器2において接続に必要な処理等が行なわれることから、機器2を端末装置1に接続することも、ここでは、機器2の使用と考える。使用された場合、ステップS207に進み、使用されていない場合、ステップS205に戻る。
(ステップS207)機器取得部21は、ステップS202で判断された使用に関する使用情報を取得する。例えば、機器取得部21は、使用時間を有する使用情報を取得する。
(ステップS208)機器送付部25は、機器2と端末装置1とが接続されたか否かを判断する。接続された場合、ステップS209に進み、接続されていない場合、ステップS211に進む。
(ステップS209)機器送付部25は、機器格納部23の予め決められた領域に蓄積された使用情報を読み出して端末装置1に送付する。例えば、機器送付部25は、ステップS207で取得した使用情報とともに接続された端末装置1に送付する。ここでのステップS207で取得した使用情報は、端末装置1に接続されたことを示す使用情報である。読み出す使用情報がない場合、ステップS207で取得した使用情報だけを送付してもよく、ステップS207で取得した使用情報も送付しなくてもよい。
(ステップS210)機器制御部27は、正常動作の制限を解除する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS211)機器蓄積部24は、ステップS207で取得した使用情報を、機器格納部23の予め決められた領域に蓄積する。そして、ステップS205に戻る。
なお、図3のフローチャートのステップS205の制限が、機器2の正常起動の制限である場合、例えば、機器制御部27が、機器2を起動させないようにして、ステップS205の後に、ステップS201に戻るようにしてもよい。
また、機器2の図示しない格納部等に、端末装置1の識別子が格納されていない状態において、機器2が新たな端末装置1と接続された場合、機器2は、端末装置1が識別子を生成するために利用する機器2の固有ID等の情報を、接続された端末装置1に送付するようにし、この情報を用いて端末装置1が生成した識別子を受信して、図示しない格納部等に蓄積するようにしてもよい。この蓄積は、レジストリへの蓄積であってもよい。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理システム1000の物件管理装置3の動作の一例について図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)稼働情報受信部32は、稼働情報と、これに対応付けられた識別子とを受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS302に進み、受信していない場合、ステップS306に進む。
(ステップS302)稼働情報蓄積部33は、ステップS301で受信した稼働情報を、ステップS301で受信した識別子と対応付けて、稼働情報格納部31に蓄積する。
(ステップS303)位置判断部351は、ステップS301で受信した識別子に対応する登録位置情報を、1または2以上の識別子と登録位置情報とが対応付けて格納されている登録情報格納部34から、検索等により検出し、読み出す。
(ステップS304)位置判断部351は、ステップS301で受信した稼働情報が有する位置情報が、ステップS303で読み出した登録位置情報に対して、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。
(ステップS305)判断結果出力部352は、ステップS304の判断結果に応じた出力を行なう。そして、ステップS301に戻る。なお、判断結果出力部352は、ステップS304の判断結果によっては出力を行なわないようにしても良い。かかることも、判断結果に応じて出力を行なうことの一態様と考えてもよい。
(ステップS306)課金額取得部355は、課金額情報を取得するタイミングであるか否かを判断する。例えば、課金額取得部355は、定期的に(例えば、毎日の一定の時刻や、毎月の一定の日時に、課金額情報を取得するタイミングであると判断する。課金額情報を取得するタイミングである場合、ステップS307に進み、取得するタイミングでない場合、ステップS301に戻る。
(ステップS307)使用時間情報取得部353は、カウンターmの値として1を代入する。
(ステップS308)使用時間情報取得部353は、m番目の識別子を稼働情報格納部31から取得する。
(ステップS309)使用時間情報取得部353は、稼働情報格納部31に格納されているm番目の識別子を有する稼働情報から、1または2以上の時情報を取得する。時情報は、例えば、電源がオンしたことを示す使用情報が有する使用時刻、および電源がオフしたことを示す使用情報が示す使用時刻である。ここでの時情報の取得に用いられる稼働情報は、例えば、時情報の取得に未使用の稼働情報であるとする。時情報の取得に使用された稼働情報については、使用済であることを示すフラグ等を付与するようにしてもよい。
(ステップS310)使用時間情報取得部353は、ステップS309で取得した時情報を用いて、使用時間情報を取得する。例えば、ステップS309で取得した時情報において、電源がオンした時刻を示す時情報と、その直後の電源がオフした時刻を示す時情報との組を全て取得し、取得した全ての組について、電源がオフした時刻から電源がオンした時刻を減算して、使用時間を取得し、取得した使用時間を合算して使用時間情報を取得する。
(ステップS311)使用時間情報取得部353は、m番目の識別子について取得した使用時間情報を出力する。例えば、取得した使用時間情報を、m番目の識別子と対応付けて図示しない格納部等に蓄積する。
(ステップS312)課金額取得部355は、ステップS310で使用時間情報取得部353が取得した使用時間情報に応じた課金額情報を取得する。
(ステップS313)課金額出力部356は、ステップS312で取得した課金額情報を出力する。例えば、取得した課金額情報を、m番目の識別子と対応付けて図示しない格納部に蓄積する。
(ステップS314)使用時間情報取得部353は、カウンターmの値を1インクリメントする。
(ステップS315)使用時間情報取得部353は、稼働情報格納部31にm番目の識別子が格納されているか否かを判断する。格納されている場合、ステップS308に戻り、格納されていない場合、ステップS301に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、ステップS306からステップ315までの処理から、ステップS312およびS313を削除した処理を、使用時間情報を取得する処理として、現在のステップS306〜ステップS315までの処理とは別に、使用時間情報を取得するための予め決められたタイミング等に実行するようにしてもよい。この場合、現在のステップS306からステップS315までの処理において、ステップS311の処理は省略してもよい。また、この場合、現在のステップS307からステップS315までの処理の代わりに、使用時間情報を取得する処理の後の予め決められた時刻に、識別子毎に取得された使用時間情報を用いて、識別子毎に、課金額情報を取得して出力するようにしてもよい。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報処理システム1000の具体的な動作について一例を挙げて説明する。
図5は、本実施の形態における情報処理システム1000の一例を示す概念図である。ここでは、端末装置1が、USB端子を有するいわゆるUSB端子を有するドングルであるとする。また、機器2が、法人であるユーザにリースされているUSB端子を有するいわゆるノートブック型のコンピュータであるとする。また、物件管理装置3がサーバ装置であるとする。端末装置1と物件管理装置3とは、LPWA通信によって無線通信可能なものであるとする。ここでは説明の便宜上、端末装置1と、端末装置1が接続された機器2とがそれぞれ一つだけ示しているが、実際には、これらのそれぞれが複数存在しているものとする。
まず、リース前の機器2に端末装置1が接続された際に、上述したような機器2が有するUUIDやMACアドレス等の2以上の固有IDを、端末装置1が取得し、取得した固有IDを用いて、端末装置1の識別子取得部14が識別子を作成し、作成した識別子を端末装置1の図示しない格納部に蓄積する。作成された識別子は、「xp18r5yz8q」であるとする。機器2は、この端末装置1とともに、ユーザにリースされる。ユーザは、この機器2を使用する際に、この端末装置1を取り付けた状態で機器を使用することを予め要求されているものとする。
また、この機器2をリースする際に、予めこの機器2の利用場所が登録されており、この利用場所の登録位置情報である座標(x12,y12)が、この機器2と接続される上記の端末装置1の識別子「xp18r5yz8q」と対応付けられて物件管理装置3の登録位置情報格納部34に予め格納されているものとする。x12およびy12は、緯度と経度とを表す任意の値であるとする。かかることは、他のx1、y1等のxと数字の組、およびyと数字の組で表される値についても同様であるとする
ユーザが機器接続部21と接続部11とを接続することによって、機器2に端末装置1を接続した状態で、機器2に電源をオンし、機器2を起動させたとする。このとき、機器2の機器検知部26は、端末装置1が接続されていることを検知する。これにより、機器制御部27は、機器2が正常動作を行えないようにするための制御を行なわない。
機器取得部22は、機器2の電源がオンされたため、この電源がオンとなったことを示す使用情報を取得する。この使用情報は、電源がオフからオンに変わった使用情報と考えてもよい。この使用情報は、例えば、電源がオンされたことを示す使用特定情報である「電源オン」と、電源オンの動作が行なわれた使用時刻とを有する情報であるとする。
機器送付部25は、機器取得部22が取得した電源オンについての使用情報を、接続された端末装置1に対して送信する。
また、ユーザが機器2を使用して予め指定された動作のうちの1以上を行なったとすると、機器取得部22は、行なわれた動作についての使用情報を順次取得する。この使用情報は、例えば、機器2の使用特定情報と、使用が行なわれた使用時刻とを有する情報であるとする。なお、機器取得部22は、予め指定された動作だけでなく、全ての動作について使用情報を取得するようにしても良い。
機器送付部25は、機器取得部22が取得した使用情報を、順次、接続された端末装置一に対して送信する。なお、機器送付部25は、取得した使用情報を、機器格納部23等に一時記憶して、予め決められた一定または不定の周期でまとめて送付するようにしてもよい。
端末装置1が接続部11を介して機器2と接続されており、接続された機器2の電源がオンであるため、端末装置1の使用情報取得部15は、機器2から順次送信される使用情報を受信する。使用情報取得部15は、受信した使用情報を図示しない格納部に蓄積する。
そして、接続された機器2の電源がオンであるため、稼働情報送信部16は、端末装置1が起動してから、あるいは、端末装置1が前回稼働情報を送信してから、第一の時間が経過したか否かを判断する。ここでの第一の時間は、例えば5分に予め設定されているものとする。また、ここでは、端末装置1が起動してから、まだ一度も稼働情報の送信を行なっていないとすると、端末装置1は、起動時刻から第一の時間である5分を経過したか否かを判断する。
ここで、例えば、起動してから5分を経過していたとすると、位置情報取得部13は、現在地の位置情報を取得する。取得した位置情報は、座標(x101,y101)であったとする。また、識別子取得部14は、図示しない格納部に格納されている上記の識別子「xp18r5yz8q」を読み出す。そして、使用情報取得部15が順次取得して図示しない格納部に蓄積した1以上の使用情報を読み出し、この使用情報と、位置情報である座標(x101,y101)と、識別子「xp18r5yz8q」と、図示しない時計等から取得した送信時刻「9時18分08秒」とを有する稼働情報を、LPWA通信により、物件管理装置3に送信する。送信した使用情報は、例えば、図示しない格納部から削除する。端末装置1は、例えば、最新の稼働情報の送信時刻を、図示しない格納部に蓄積する。この送信時刻は、例えば、新たな稼働情報が送信される毎に、その送信時刻で更新される。
稼働情報受信部32が、端末装置1から稼働情報を受信すると、稼働情報蓄積部33は、受信した稼働情報を、稼働情報格納部31に蓄積する。
図6は、稼働情報格納部31に格納される稼働情報を管理するための稼働情報管理表であり、ここでは、上記の受信した稼働情報を蓄積した状態を示している。稼働情報管理表は、「識別子」と、「位置」と、「送信時刻」と、「使用ID」と、「時刻」という属性を有している。「識別子」は識別子である。「位置」は位置情報である。「送信時刻」は稼働情報の送信時刻である。「使用ID」は使用特定情報である。「時刻」は、使用時刻である。「使用ID」と「時刻」との組み合わせが、稼働情報が有する使用情報に対応している。なお、稼働情報の送信時刻の代わりに、稼働情報を受信した時刻等を用いてもよい。つまり、「送信時刻」は、稼働情報の送信に関連した時刻であればよい。
図7は、登録位置情報格納部34に格納されている登録位置情報を管理する登録位置情報管理表である。登録位置情報管理表は、「識別子」と、「登録位置」という属性を有している。「識別子」は、識別子であり、「登録位置」は、登録位置情報を示しており、ここでは、座標であるとする。
稼働情報受信部32が、稼働情報を受信すると、物件処理部35の位置判断部351は、受信した稼働情報が有する識別子「xp18r5yz8q」と対応する登録位置情報を、登録位置情報格納部34から取得する。具体的には、位置判断部351は、図7の登録位置情報管理表において、「識別子」の属性値が受信した稼働情報が有する識別子「xp18r5yz8q」と一致するレコード(行)を検索により検出し、検出したレコードの「登録位置」の属性値である座標(x12,y12)を対応する登録位置情報として取得する。
そして、位置判断部351は、取得した登録位置情報が示す位置と、上記で受信した稼働情報の位置情報が示す位置とが予め決められた条件を満たすか否かを判断する。ここでは、予め決められた条件が、登録位置情報と位置情報とが示す位置が一致する、という条件であったとすると、位置判断部351は、登録位置情報が示す座標(x12,y12)と稼働情報の位置情報が示す座標(x101,y101)とが一致するか否かを判断する。ここでは、一例として、それぞれの位置を示す座標間の距離が閾値以下であれば、位置が一致していると判断する。このため、位置判断部351は、座標間の距離を算出して、算出した距離が閾値以下であるか否かを判断する。ここでは閾値以下であったとすると、位置判断部351は、位置が予め決められた条件を満たすと判断する。そして、判断結果出力部352は、判断結果を出力する。例えば、稼働情報の識別子と、稼働情報の送信時刻と、判断結果とを有する判断結果情報を、稼働情報格納部31に蓄積する。なお、蓄積先は、他の格納部であってもよい。また、対応する稼働情報の送信時刻の代わりに、稼働情報の受信時刻や、判断を行なった時刻を用いてもよい。ここでの時刻は、日付等を有していても良い。
図8は、稼働情報格納部31に格納される判断結果情報を管理する判断結果管理表である。ここでは、上記の判断結果が蓄積された状態を示している。判断結果管理表は、「識別子」と、「結果」と、「送信時刻」という属性を有している。「識別子」は識別子である。「結果」は判断結果であり、ここでは、位置が一致している場合の値が「1」、一致していない場合の値が「0」であるとする。「送信時刻」は、対応する稼働情報の送信時刻である。なお、この送信時刻の代わりに、判断を行なった時刻を用いてもよい。この判断結果管理表において、各レコード(行)が、各判断結果情報を示している。ここでは、上記の判断結果に応じた「結果」の値が「1」である判断結果情報が最も上のレコードとして蓄積された状態を示している。
この判断結果管理表を利用することで、例えば、各識別子で表される端末装置1が、登録された位置に有るか否かを、経時的に確認することができ、端末装置1が取り付けられた機器2が、登録された位置で利用されているか否か等の確認を行なうことができる。
なお、仮に、上記の稼働情報の位置情報が示す座標と、登録位置情報が示す座標との距離が閾値を超えており、稼働情報の位置情報が示す位置と、登録位置情報が示す位置とが一致していないと判断されたとすると、位置判断部351は、稼働情報の位置情報が示す位置が予め決められた条件を満たさないと判断する。そして、判断結果出力部352は、上記のような「結果」の値が「1」である判断結果情報を蓄積する代わりに、「結果」の値が「0」である判断結果情報を蓄積する。また、位置判断部351が、稼働情報の位置情報が示す位置が予め決められた条件を満たさないと判断した場合に、判断結果出力部352は、登録された位置に、識別子が「xp18r5yz8q」である端末装置1が位置していない旨のメッセージ等を、リースを管理する管理者等の所定の送付先に送信するようにしてもよい。
ここで、機器2のユーザが、端末装置1を電源オンの状態で、機器接続部21から取り外し、取り外した状態で、機器2を動作させたとする。端末装置1が取り外されると、機器2の機器検知部26が端末装置1との接続を検知できなくなる。これに応じて、機器制御部27は、機器2を正常な動作ができないように制御する。ここでは、一例として、機器2の処理速度を、正常時の半分程度に低下させる。
端末装置1が機器2から取り外され、端末装置1と機器2とが非接続状態となると、端末装置1は、機器2から電力供給を受けられなくなり、内部の電源12から供給される電力で動作を行なう。非接続状態となっている間、使用情報取得部15は、使用情報を機器2から受信しなくなる。
稼働情報送信部16は、端末装置1が機器2と接続されていないことを検出し、前回稼働情報を送信してから第三の時間が経過したか否か、すなわち、最新の稼働情報を送信した時刻から第三の時間が経過したか否かを繰返し判断する。第三の時間は、ここでは、30分であるとする。
第三の時間が経過したとすると、上記と同様に、位置情報取得部13が最新の位置情報を取得し、識別子取得部14が識別子を読み出す。稼働情報送信部16は、図示しない時計等から、現在時刻を取得する。そして、稼働情報送信部16は、この位置情報と、識別子を有する稼働情報であって、現在時刻を送信時刻として有する稼働情報を、LPWA通信により、物件管理装置3に送信する。また、端末装置1は、上記と同様に、最新の稼働情報の送信時刻で、図示しない格納部等に格納されている直前の送信時刻を更新、例えば上書きする。
稼働情報受信部32が、端末装置1から稼働情報を受信すると、稼働情報蓄積部33は、受信した稼働情報を、稼働情報格納部31に蓄積する。例えば、蓄積する稼働情報は、使用情報を有さない稼働情報であるため、稼働情報蓄積部33は、使用情報に関する属性値、すなわち「使用ID」と「時刻」の属性値が空欄またはNullであるレコード(行)を、図6に示したような稼働情報管理表に追記する。
同様に、端末装置1は、第三の時間が経過する毎に、使用情報を有さない稼働情報を取得して送付し、物件管理装置3は、受信した稼働情報を稼働情報蓄積部33に蓄積する。
位置判断部351は、稼働情報受信部32が稼働情報を受信する毎に、受信した稼働情報について、上記と同様の判断を行ない、判断結果出力部352が上記と同様に判断結果を出力する。
機器2の機器取得部22は、端末装置1が接続されていない状態においても、上記と同様に、機器2について、使用時刻を有する使用情報を順次取得する。ここで取得する使用情報は、上記において端末装置1が取り外されたことによって、接続されていた端末装置1が非接続となったことを示す使用情報を含む。そして、機器蓄積部24が、機器取得部22が取得した使用情報を順次、機器格納部23の予め決められた領域に蓄積していく。
ここで、ユーザが、取り外していた端末装置1を、電源がオンの状態である機器2に接続したとすると、機器検知部26が、機器接続部21を介した端末装置1の接続を検知し、機器制御部27は、これに応じて機器2が正常な動作を行えるよう制御する。ここでは、正常な処理速度で処理を行えるように機器2を制御する。また、端末装置1は、電源12の利用を中止し、接続部11を介して機器2から供給される電力を動作に利用する。
また、機器取得部22は、機器2が端末装置1と接続されたことを示す使用情報を取得する。また、機器送付部25は、機器2が端末装置1と接続されたと判断し、直ちに、端末装置1が接続されていない状態において機器格納部23の予め決められた領域に蓄積された使用情報を読み出し、読み出した使用情報と、機器2が端末装置1と接続されたことを示す使用情報とを、接続された端末装置1に送付する。
このように、機器2が端末装置1との非接続時の使用情報を蓄積しておくようにし、端末装置1と接続された時に、蓄積された使用情報を端末装置1に直ちに送信することで、非接続時の機器2の使用情報を、ユーザが特別な操作を行うことなく容易に収集することが可能となる。
端末装置1の使用情報取得部15は、機器2が非接続状態において予め決められた領域に蓄積していた使用情報と、接続されたことを示す使用情報とを、機器2から接続部11を介して受信する。そして、受信した使用情報を、上記と同様に図示しない格納部等に蓄積する。
端末装置1は、機器2と接続されているため、前回稼働情報を送信してから、第1の時間である5分が経過したか否かを判断する。そして、5分が経過していた場合、稼働情報送信部16は、機器2が非接続状態において予め決められた領域に蓄積していた使用情報と、端末装置1と接続されたことを示す使用情報と、を含む使用情報取得部15が取得して図示しない格納部に蓄積した使用情報を読み出し、読み出した使用情報と、位置情報取得部13が取得した位置情報と、識別子取得部14が取得した識別子と、図示しない時計等から取得した送信時刻とを有する稼働情報を、物件管理装置3に送信する。
物件管理装置3は、受信した稼働情報について上記と同様の処理を行なる。例えば、稼働情報格納部31に、機器2が非接続状態において予め決められた領域に蓄積していた使用情報と、端末装置1と接続されたことを示す使用情報と、を有する稼働情報が追記される。
また、ユーザが、端末装置1を接続した状態で、機器2の電源をオフにする操作を行なったとすると、機器取得部22は、機器2の電源がオフとなったことを示す使用情報を取得し、機器送付部25が、この使用情報を接続された端末装置1に送付する。この使用情報は、電源をオフにする時刻を使用時刻として有する使用情報であるとする。なお、この使用時刻は、電源が実際にオフにされる時刻であってもよく、電源をオフにする操作を行なった時刻であってもよい。そして、機器2は電源をオフした状態となる。
端末装置1の使用情報取得部15は、機器2から電源をオフにすることを示す使用情報を受信すると、この使用情報を図示しない格納部に蓄積する。
そして、稼働情報送信部16は、接続されている機器2の電源がオフであることを検出して、直前に稼働情報を送信してから、第二の時間が経過したか否かを判断する。第二の時間は、例えば、15分であるとする。第二の時間を経過していない場合、稼働情報送信部16は、この処理を繰り返す。ここで、第二の時間が経過していたとすると、稼働情報送信部16は、上記で蓄積された機器2の電源がオフであることを示す使用情報と、位置情報取得部13が取得した現在の位置情報と、識別子取得部14が取得した識別子と、稼働情報送信部16自身が取得した現在の時刻である送信時刻と、を有する稼働情報を、物件管理装置3に送信する。
物件管理装置3がこの稼働情報を受信すると、上記と同様の処理を行なう。例えば、物件管理装置3は、受信した稼働情報を稼働情報格納部31に蓄積する。ここでは、図6に示したような稼働情報管理表において、機器2の電源がオフとなったことを示す使用情報に対応する稼働情報としては、「使用ID」の属性値が「電源オフ」である稼働情報が蓄積されるものとする。
なお、機器2から端末装置1を外した状態で、機器2の電源をオフにすると、この電源オフに対応する使用情報を機器取得部22が取得して機器格納部23の予め決められた領域に蓄積し、機器2が端末装置1と接続された場合であって、機器2の電源がオンである場合に、直ちに、予め決められた領域に格納された電源オフに対応する使用情報を含む使用情報が読み出されて端末装置1に送信される。
ここで、例えば、時刻が、予め決められた時刻、例えば、午後11時になったとすると、物件管理装置3は、使用時間情報および課金額情報を取得する処理を行なう。この時刻は、例えば、機器2の使用が終了している時間帯内の時刻、例えば、機器2を借りているユーザの勤務時間外の時刻、に設定することが好ましい。
例えば、使用時間情報取得部353は、使用時間情報を取得する時点の、図6に示したような稼働情報管理表において、「識別子」の属性値に対してユニーク処理を行なって重複する値を削除することで、重複しない識別子を取得する。そして、図6に示した稼働情報管理表において、ユニーク処理で取得された重複しない識別子のうちの1番目の識別子と、「識別子」の属性値が一致するレコードから、「使用ID」の属性値が、「電源オン」である「使用ID」と「時刻」との組と、「使用ID」の属性値が、「電源オフ」である「使用ID」と「時刻」との組と、取得する。ここで取得された「電源オン」である「使用ID」に対応する「時刻」の属性値が、「電源オン」に対応する時情報である。また、「電源オフ」である「使用ID」に対応する「時刻」の属性値が、「電源オフ」に対応する時情報である。
そして、取得した時情報を用いて、1番目の識別子に対応する使用時間情報を取得する。まず、取得した時情報から、「電源オン」についての時情報と、その直後の時刻を示す「電源オフ」についての時情報との組を全て取得し、全ての組において、「電源オフ」についての時情報が示す時刻から、「電源オン」についての時情報が示す時刻を減算して、機器2の電源がオンされてから、電源がオフされるまでの個々の使用時間を取得する。そして、取得した使用時間を合算することで、機器2の使用時間情報を取得する。この使用時間情報は、直前に使用時間情報が取得された以降に使用された機器2の使用時間を示す使用時間情報である。同様にして2番目以降の識別子についても使用時間情報を取得する。
そして、使用時間情報出力部354は、使用時間情報取得部353が識別子毎に取得した使用時間情報と、それぞれに対応する識別子と、使用時間情報を取得した日付とを有する使用時間管理情報を、使用時間格納部357に蓄積する。使用時間情報を取得した日付の代わりに、使用時間情報に対応する使用時刻の日付や、稼働情報の送信時刻の日付等を用いてもよい。
図9は、使用時間格納部357に格納される使用時間管理情報を管理するための使用時間管理表である。使用時間管理表は、「識別子」と、「使用時間」と、「日付」という属性を有している。「識別子」は識別子である。「使用時間」は、使用時間である。「日付」は、使用時間情報を取得した日付である。使用時間管理表の各レコード(行)が、使用時間管理情報を示している。
なお、使用時間情報出力部354は、図9に示すような情報を、予め指定された送信先等に送信してもよく、モニタ等に表示してもよい。
なお、一度、使用時間の算出に用いられた稼働情報格納部31に格納されている時情報(例えば、「電源オン」または「電源オフ」に対応付けられた「時刻」の情報)については、その後の使用時間の算出に再度利用されることがないよう、フラグ等の情報を付与するようにしてもよい。
また、課金額取得部355は、使用時間情報取得部353が識別子毎に取得した使用時間情報を用いて、識別子毎に、課金額情報を取得する。ここでは、機器2の利用料金が、いずれも1分当たり、10円であったとすると、課金額取得部355は、使用時間情報取得部353が識別子毎に取得した使用時間情報が示す使用時間に、10円を乗算して得られた金額を課金額として有する課金額情報を取得する。例えば、識別子「xp18r5y28q」に対応する使用時間情報が示す使用時間が4時間10分、つまり250分であったとすると、課金額取得部355は、この使用時間に10円を乗算して、課金額2500円を取得し、この課金額2500円を示す課金額情報を取得する。課金額取得部355は、使用時間情報取得部353が使用時間情報を取得した他の識別子についても、同様の処理を行なって課金額情報を取得する。
そして、課金額出力部356は、課金額取得部355が各識別子について取得した課金額情報と、これに対応する識別子と、課金額情報を取得した日付とを有する課金額管理情報を、課金額格納部358に蓄積する。なお、課金額情報を取得した日付の代わりに、課金の対象となる機器2の使用が行なわれた日付を用いてもよい。
図10は、課金額格納部358に格納される課金額管理情報を管理するための課金額管理表である。課金額管理表は、「識別子」、「課金額」、および「日付」という属性を有している。「識別子」は識別子である。「課金額」は、課金額情報である。「日付」は、課金額情報を取得した日付である。この「日付」としては、図9の「日付」と同様の日付が利用可能である。課金額管理表の各レコード(行)が、課金額管理情報を示している。
課金額出力部356は、図10に示すような情報を、予め指定された送信先等に送信してもよく、モニタ等に表示してもよい。
なお、上記具体例においては、機器2の機器取得部22が取得した使用情報を、端末装置1の使用情報取得部15が接続部11を介して受信することにより取得し、取得した使用情報を有する稼働情報を、稼働情報送信部16が物件管理装置3に送信する場合について説明したが、端末装置1の使用情報取得部15が、機器2についての1以上の特定の使用を判断して、この特定の使用についての使用情報を取得し、取得した使用情報を有する稼働情報を稼働情報送信部16が物件管理装置3に送信するようにしてもよい。この使用情報は、使用時刻を有する使用情報であることが好ましい。この使用時刻として、使用情報を取得する時刻を用いてもよい。例えば、この場合、機器2は、この特定の使用についての使用情報の取得や、端末装置1への送付は行わないようにしてよい。ここでの機器2についての1以上の特定の使用は、例えば、端末装置1似対して機器2が非接続であることや、端末装置1に接続された機器2の電源がオンであることや、オフであること等である。端末装置1が使用を判断して取得することが好ましい使用情報は、例えば、端末装置1のみにおいて取得可能な使用情報であって、装置2から、リアルタイムに取得することが困難な使用情報であることが好ましい。
このような構成とすることで、例えば、端末装置1が機器2と接続されていない場合においても、例えば、周期的に端末装置1の位置情報を有する稼働情報を、物件管理装置3に送信できる。また、端末装置1が接続される機器2が、使用情報を取得できない機器である場合や、使用情報を端末装置1に送付できない機器である場合であっても、端末装置1の位置情報を有する稼働情報を、物件管理装置3に送信できる。また、接続されていた機器2が電源オフとなった後に、端末装置1が機器2から外されて非接続となった場合にであっても、非接続であることを示す使用情報を有する稼働情報を物件管理装置3に送信することができる。
例えば、稼働情報送信部16が稼働情報を送信する時に、端末装置1の使用情報取得部15は、機器2と接続されているか否かを判断し、接続されていない場合に、使用情報取得部15が、機器2が接続されていないことを示す使用情報を取得し、稼働情報送信部16は、この使用情報を有する稼働情報を、物件管理装置3に送信するようにしてもよい。この使用情報は、機器2が接続されていないことを示す使用特定情報と、接続されていないと判断した時刻を使用時刻として有する使用情報である。
また、端末装置1の使用情報取得部15は、上記で機器2と接続されていると判断した場合に、接続されていた機器2の電源がオンであるか否かを判断し、オンである場合には、電源がオンであることを示す使用情報であって、オンであると判断した時刻を使用時刻として有する使用情報を取得し、稼働情報送信部16が、取得した使用情報を有する稼働情報を、物件管理装置3に送信するようにしてもよい。この使用情報は、接続されている機器2の電源がオンであることを示す使用特定情報と、電源オンを判断した時刻を使用時刻として有する使用情報である。
また、端末装置1の使用情報取得部15は、接続されていた機器2の電源がオフであると判断した場合に、機器2の電源がオフであることを示す使用情報であって、オフであると判断した時刻を使用時刻として有する使用情報を取得し、稼働情報送信部16が、取得した使用情報を有する稼働情報を、物件管理装置3に送信するようにしてもよい。この使用情報は、接続されている機器2の電源がオフであることを示す使用特定情報と、電源オフを判断した時刻を使用時刻として有する使用情報である。
例えば、上記のように、機器2が接続されていないことを示す使用情報を端末装置1の使用情報取得部15が取得する場合、機器2から端末装置1が取り外されて、機器2が盗難等によって不正に持ち出された場合においても、この機器2が接続されていないことを示す使用情報であって、接続されていないと判断した時刻である使用時刻を有する使用情報を、端末装置1が取得して、この使用情報を有する稼働情報を端末装置1が物件管理装置3に送信することができるため、物件管理装置3の稼働情報格納部31に格納される稼働情報が有する使用情報から、不正に持ち出された機器2から端末装置3の取り外しが行われた際の使用情報を検索等により取得することで、機器2から端末装置3が取り外されて不正に持ち出された時刻(例えば、盗難時刻等)を特定することが可能となる。例えば、リース等で貸し出された機器2を紛失した場合や、盗難された場合は、紛失場所や紛失日時等の特定が困難となるが、上記のようにすることで、稼働情報を用いて、機器2の紛失場所や、紛失日時等を特定することが可能となる。
また、例えば、端末装置1の使用情報取得部16が、接続された機器2の電源(図示せず)のステータスの情報を有する使用情報を、稼働情報を送信する際に取得するようにして、機器2の電源のステータスを有する稼働情報が物件管理装置3に送信されるようにしてもよい。例えば、この場合、周期的に稼働情報を送信することで、接続される機器2の電源のステータスを示す情報を定期的に取得することができる。これにより、機器2の稼働状態等を適宜調べることができる。
なお、使用情報取得部15が、接続された機器2の使用を判断して、使用情報を自ら取得する場合、機器2が使用情報を取得しないようにしてもよい。また、機器2から送信される使用情報を端末装置1が受信しないようにしてもよい。
以上、本実施の形態によれば、貸し出した機器の管理に利用可能な適切な情報を取得することができる。
例えば、リース等で貸し出された機器2については、機器2を利用するユーザが機器二の管理や、機器2の利用場所や機器2を利用する社員等の管理を行うこととなるが、ユーザがリースされた機器2を異なる部署間で使い回すケースや、契約外の利用を行うケースがあり、リースされた機器2に関する資産管理等の管理が困難となる場合が多く、管理漏れが発生する場合がある。しかしながら、上記のような稼働情報を用いることで、必要なときに、リースされた機器2の使用状況等を示す情報を適宜取得することが可能となる。
なお、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記実施の形態における端末装置1を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、レンタル対象またはリース対象の機器に接続される端末装置として機能させるためのプログラムであって、機器に接続される接続部と、位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得部と、機器または端末装置を識別する識別子を取得する識別子取得部と、識別子取得部が取得した識別子に対応付けて、位置情報取得部が取得した位置情報を有する稼働情報を送信する稼働情報送信部と、して機能させるためのプログラムである。
また、上記実施の形態における機器2を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、端末装置として機能するコンピュータが接続される機器として機能させるプログラムであって、機器の使用に関する使用情報を取得する機器取得部と、使用情報を予め決められた領域に書き込む機器蓄積部と、予め決められた領域の使用情報を端末装置に送付する機器送付部と、して機能させるためのプログラムである。
また、上記実施の形態における物件管理装置3を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、識別子に対応付けて、1以上の稼働情報が格納される稼働情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、端末装置として機能するコンピュータから稼働情報を、識別子に対応付けて受信する稼働情報受信部と、稼働情報受信部が受信した識別子に対応付けて、稼働情報受信部が受信した稼働情報を稼働情報格納部に蓄積する稼働情報蓄積部と、稼働情報格納部の1以上の稼働情報に対して予め決められた処理を行う物件処理部と、して機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図11は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による端末装置1、機器2、および物件管理装置3等を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図11において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904と、USB端子906とを備える。
図12は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図12において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905およびUSB端子906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。なお、物件管理装置3においては、USB端子906等は省略してもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による端末装置1、機器2、または物件管理装置3等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による端末装置1、機器2、または物件管理装置3等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる端末装置等は、機器の管理に利用可能な情報を取得する装置等として適しており、特に、レンタル対象またはリース対象の機器の管理に利用可能な情報を取得する装置等として有用である。
1 端末装置
2 機器
3 物件管理装置
11 接続部
12 電源
13 位置情報取得部
14 識別子取得部
15 使用情報取得部
16 稼働情報送信部
21 機器接続部
22 機器取得部
23 機器格納部
24 機器蓄積部
25 機器送付部
26 機器検知部
27 機器制御部
31 稼働情報格納部
32 稼働情報受信部
33 稼働情報蓄積部
34 登録位置情報格納部
34 登録情報格納部
35 物件処理部
351 位置判断部
352 判断結果出力部
353 使用時間情報取得部
354 使用時間情報出力部
355 課金額取得部
356 課金額出力部
357 使用時間格納部
358 課金額格納部
1000 情報処理システム

Claims (22)

  1. レンタル対象またはリース対象の機器に接続される端末装置であって、
    前記機器に対して接続される接続部と、
    位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記機器または前記端末装置を識別する識別子を取得する識別子取得部と、
    前記識別子取得部が取得した識別子に対応付けて、前記位置情報取得部が取得した位置情報を有する稼働情報を送信する稼働情報送信部と、を具備する端末装置。
  2. 前記識別子は、
    前記機器を識別する2以上の固有IDを用いて生成された識別子である請求項1記載の端末装置。
  3. 前記接続部により接続されている前記機器の使用に関する使用情報を取得する使用情報取得部をさらに具備し、
    前記稼働情報送信部は、
    前記使用情報取得部が取得した使用情報をも有する稼働情報を送信する請求項1または請求項2記載の端末装置。
  4. 前記使用情報取得部は、
    前記機器の電源がオンであった場合に、当該機器が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、前記機器から取得する請求項3記載の端末装置。
  5. 前記使用情報取得部は、
    前記機器と接続状態になった後、直ちに、前記機器が予め決められた領域に書き込んだ使用情報を、前記機器から取得する請求項4記載の端末装置。
  6. 電源をさらに有しており、
    前記稼働情報送信部は、
    前記機器と接続状態である場合と非接続状態である場合とで、異なるタイミングまたは異なる頻度で前記稼働情報を送信する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の端末装置。
  7. 前記接続部の規格は、USBである請求項1から請求項6いずれか一項に記載の端末装置。
  8. USBハブの機能を有する請求項7記載の端末装置。
  9. 請求項1から請求項8いずれか一項に記載の端末装置が接続される機器であり、
    前記機器の使用に関する使用情報を取得する機器取得部と、
    前記使用情報を前記端末装置に送付する機器送付部と、を具備する機器。
  10. 請求項1から請求項8いずれか一項に記載の端末装置との接続を検知する機器検知部と、
    前記機器検知部が前記接続を検知できない場合に、正常な動作を行わないように制御する機器制御部と、をさらに具備する請求項9記載の機器。
  11. 前記機器検知部は、
    前記機器の起動のための処理の途中において、前記端末装置との接続を検知し、
    前記機器制御部は、
    前記機器検知部が前記接続を検知できない場合に、正常に起動しないように制御する請求項10記載の機器。
  12. 前記機器取得部が取得した使用情報を予め決められた領域に書き込む機器蓄積部をさらに備え、
    当該機器蓄積部は、
    前記端末装置と接続されていない場合には、前記使用情報を予め決められた領域に書き込み、前記端末装置と接続されている場合には、前記使用情報を予め決められた領域に書き込まず、
    前記機器送付部は、
    前記端末装置と接続されている場合には、前記機器取得部が取得した使用情報を前記端末装置に送付する請求項9から請求項11いずれか一項に記載の機器。
  13. 請求項1から請求項8いずれか一項に記載の端末装置から稼働情報を、識別子に対応付けて受信する稼働情報受信部と、
    前記識別子に対応付けて、1以上の稼働情報が格納される稼働情報格納部と、
    前記稼働情報受信部が受信した識別子に対応付けて、前記稼働情報受信部が受信した稼働情報を前記稼働情報格納部に蓄積する稼働情報蓄積部と、
    前記稼働情報格納部の1以上の稼働情報を用いて予め決められた処理を行う物件処理部と、を具備する物件管理装置。
  14. 前記識別子に対応付けて、当該識別子により識別される機器が稼働する位置に関する登録位置情報が格納される登録位置情報格納部をさらに具備し、
    前記物件処理部は、
    前記稼働情報格納部の稼働情報が有する位置情報と、当該稼働情報と対になる識別子に対応する登録位置情報とを比較し、予め決められた条件を満たすか否かを判断する位置判断部と、
    前記位置判断部における判断結果に応じた出力を行なう判断結果出力部と、を具備する請求項13記載の物件管理装置。
  15. 前記稼働情報は、使用された時に関する時情報を有し、
    前記物件処理部は、
    前記識別子ごとに、当該識別子と対になる稼働情報が有する時情報を前記稼働情報格納部から取得し、当該時情報を用いて、当該識別子に対応する機器の使用時間に関する使用時間情報を取得する使用時間情報取得部と、
    前記使用時間情報取得部が取得した使用時間情報を、識別子ごとに、出力する使用時間情報出力部と、を具備する請求項13記載の物件管理装置。
  16. 前記稼働情報は、使用された時に関する時情報を有し、
    前記物件処理部は、
    前記識別子ごとに、当該識別子と対になる稼働情報が有する時情報を前記稼働情報格納部から取得し、当該時情報を用いて、当該識別子に対応する機器の使用時間に関する使用時間情報を取得する使用時間情報取得部と、
    前記使用時間情報取得部が取得した使用時間情報に応じた課金額を特定する課金額情報を取得する課金額取得部と、
    前記課金額情報を出力する課金額出力部と、を具備する請求項13記載の物件管理装置。
  17. 接続部と、位置情報取得部と、識別子取得部と、稼働情報送信部とを備えた端末装置を用いて行われる情報処理方法であって、
    前記接続部が、レンタル対象またはリース対象の機器に対して接続される接続ステップと、
    前記位置情報取得部が、位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記識別子取得部が、前記機器または前記端末装置を識別する識別子を取得する識別子取得ステップと、
    前記稼働情報送信部が、前記識別子取得ステップで取得した識別子に対応付けて、前記位置情報取得ステップで取得した位置情報を有する稼働情報を送信する稼働情報送信ステップと、を具備する情報処理方法。
  18. 機器取得部と、機器蓄積部と、機器送付部とを具備する機器であって、請求項17記載の接続部と接続される機器を用いて行われる情報処理方法であって、
    前記機器取得部が、前記機器の使用に関する使用情報を取得する機器取得ステップと、
    前記機器蓄積部が、前記使用情報を予め決められた領域に書き込む機器蓄積部と、
    前記機器送付部が、前記予め決められた領域の使用情報を前記接続部に送付する機器送付部と、を具備する情報処理方法。
  19. 稼働情報受信部と、識別子に対応付けて1以上の稼働情報が格納される稼働情報格納部と、稼働情報蓄積部と、物件処理部と、を用いて行われる情報処理方法であって、
    稼働情報受信部が、請求項17記載の稼働情報送信部から稼働情報を、識別子に対応付けて受信する稼働情報受信ステップと、
    前記稼働情報蓄積部が、前記稼働情報受信ステップで受信した識別子に対応付けて、前記稼働情報受信ステップで受信した稼働情報を前記稼働情報格納部に蓄積する稼働情報蓄積ステップと、
    前記物件処理部が、前記稼働情報格納部の1以上の稼働情報に対して予め決められた処理を行う物件処理ステップと、を具備する情報処理方法。
  20. コンピュータを、レンタル対象またはリース対象の機器に接続される端末装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記機器に接続される接続部と、
    位置を特定する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記機器または前記端末装置を識別する識別子を取得する識別子取得部と、
    前記識別子取得部が取得した識別子に対応付けて、前記位置情報取得部が取得した位置情報を有する稼働情報を送信する稼働情報送信部と、して機能させるためのプログラム。
  21. コンピュータを、請求項20に記載の端末装置として機能するコンピュータが接続される機器として機能させるプログラムであって、
    前記機器の使用に関する使用情報を取得する機器取得部と、
    前記使用情報を予め決められた領域に書き込む機器蓄積部と、
    前記予め決められた領域の使用情報を前記端末装置に送付する機器送付部と、して機能させるためのプログラム。
  22. 識別子に対応付けて、1以上の稼働情報が格納される稼働情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、
    請求項20に記載の端末装置として機能するコンピュータから稼働情報を、識別子に対応付けて受信する稼働情報受信部と、
    前記稼働情報受信部が受信した識別子に対応付けて、前記稼働情報受信部が受信した稼働情報を前記稼働情報格納部に蓄積する稼働情報蓄積部と、
    前記稼働情報格納部の1以上の稼働情報に対して予め決められた処理を行う物件処理部と、して機能させるためのプログラム。
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