JP2021056648A - 制御プログラム、情報処理装置の制御方法、及び制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理装置に対してテンプレートデータを使用した出力処理を画像出力装置に適正に実施させる。【解決手段】情報処理装置10が備えるCPU12は、選択したプリンタの装置情報を取得し、取得した装置情報に応じて、プリンタが、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する。CPU12は、プリンタが制限機種であると判断した場合は、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限し、プリンタが制限機種でないと判断した場合は、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限しない。【選択図】図1
Description
本発明は、テンプレートデータを用いて出力処理を実施する技術に関する。
特許文献1には、書式等が予め定められたテンプレートデータを編集し、編集後のテンプレートデータを印刷する技術が記載されている。
情報処理装置とこの情報処理装置と通信可能な画像出力装置とを含み、情報処理装置側でテンプレートデータを編集するシステムを構築する場合がある。このようなシステムでは、情報処理装置は、通信可能な全ての画像出力装置に対して、全てのテンプレートデータを用いた出力処理を実施させることが可能となる。しかし、各画像出力装置がテンプレートデータを用いた出力処理を同様に実施可能な構成とすると、例えば、機種の異なる画像出力装置間での差別化が生じにくくなることが懸念される。また、例えば、特定の機能を備える画像出力装置にのみ出力できるテンプレートデータが存在する場合、特定の機能を備えていない画像出力装置は、このテンプレートデータを用いた出力処理が実施できないため、ユーザの不都合が生じることが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、情報処理装置に対してテンプレートデータを使用した出力処理を画像出力装置に適正に実施させることができる制御プログラム、制御方法及び制御システムの提供を目的とする。
本発明の一態様では、操作部を備える情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な制御プログラムに関する。制御プログラムは、コンピュータに、操作部が受け付けた操作に応じて、テンプレートデータを用いた出力処理を実施させる画像出力装置を選択する選択処理と、選択した画像出力装置の装置情報を取得する取得処理と、取得した装置情報に応じて、選択した画像出力装置が、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する判断処理と、判断処理により画像出力装置が制限機種であると判断した場合は、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限し、画像出力装置が制限機種でないと判断した場合は、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限しない制限処理と、を実施させる。
本発明の一態様では、情報処理装置の制御方法であって、情報処理装置の操作部が受け付けた操作に応じて、テンプレートデータを用いた出力処理を実施させる画像出力装置を選択する選択ステップと、画像出力装置の装置情報を取得する取得ステップと、取得した装置情報に応じた画像出力装置が、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップにより画像出力装置が制限機種であると判断した場合は、選択された画像出力処理装置に対して、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限し、画像出力装置が制限機種でないと判断した場合は、選択された画像出力処理装置に対して、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限しない制限ステップと、を含む。
本発明の一態様では、操作部と、制御部と、を備える制御システムであって、制御部は、操作部が受け付けた操作に応じて、テンプレートデータを用いた出力処理を実施させる画像出力装置を選択する選択処理と、画像出力装置の装置情報を取得する取得処理と、取得した装置情報に応じた画像出力装置が、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する判断処理と、判断処理により画像出力装置が制限機種であると判断した場合は、選択した画像出力処理装置に対して、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限し、画像出力装置が制限機種でないと判断した場合は、選択した画像出力処理装置に対して、制限対象データを用いた出力処理の実施を制限しない制限処理と、を実施する。
情報処理装置が備えるコンピュータは、画像出力装置に対して出力処理の実施に対する制限の有無により差別化することができるため、画像出力装置にテンプレートデータを使用した出力処理を適正に実施させることができる。
<第1実施形態>
本実施形態に係る印刷システムを、図面を参照しつつ説明する。印刷システムは、制御システムの一例である。
本実施形態に係る印刷システムを、図面を参照しつつ説明する。印刷システムは、制御システムの一例である。
図1に示す印刷システム100は、情報処理装置10と、画像出力装置の一例であるプリンタ30,31と、サーバ40とを備えている。情報処理装置10と、プリンタ30,31と、サーバ40とはネットワーク200に接続されている。本実施形態では、ネットワーク200は、インターネットであってもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよいし、LANとインターネットとの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク200は、有線の他、無線でもよいし有線と無線の組み合わせにより構成されていてもよい。具体的には、情報処理装置10とプリンタ30,31とは、ネットワークの一部を構成する不図示のルータとの間で無線により接続されている。
プリンタ30,31は、ラベル画像を被印刷媒体であるテープに印刷する。ラベル画像は、テキストや画像を含む。本実施形態では、各プリンタ30,31は長尺状のテープに対してインクを吐出することによりラベル画像を印刷する。なお、プリンタは、感熱式のテープに熱を加えることによりラベル画像を印刷する感熱式であってもよい。プリンタ30と、プリンタ31は異なるプリンタ機種である。以下では、プリンタ30のプリンタ機種を「プリンタA」と称し、プリンタ31のプリンタ機種を「プリンタB」と称す。
情報処理装置10は、スマートフォンやタブレット端末である。情報処理装置10は、バス11と、CPU(Central Processing Unit)12と、ディスプレイ13と、タッチパネル14と、ネットワークIF15と、メモリ16とを備えている。これらの構成要素は、バス11を介して互いに通信可能とされている。
ディスプレイ13は、画面を表示する表示面を備える。タッチパネル14は、タッチセンサを有し、ディスプレイ13の表示面を覆うように配置されている。タッチパネル14は、ユーザの指、タッチペン等のタッチパネル14への接近・接触を検出し、検出に応じて電気信号を出力する。以下では、ユーザによるタッチパネル14の操作をユーザ操作とも称す。本実施形態では、タッチパネル14が操作部に相当する。情報処理装置10は、物理的に設けられた操作キーを操作部として有していてもよい。
ネットワークIF15は、例えば、IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて、Wi-Fi(R)(登録商標)方式の無線通信を行うことが可能とされている。また、ネットワークIF15は、プリンタ30,31との間でBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行うものであってもよい。
メモリ16は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリーが組み合わされて構成されている。また、メモリ16は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。
メモリ16には、不図示のクライアント側OS(Operating System)の他、制御アプリケーション20が記憶されている。CPU12は、クライアント側OSの実施下において、制御アプリケーション20を実施することにより、プリンタ30,31及びサーバ40と通信することができる。本実施形態では、制御アプリケーション20が、制御プログラムに相当する。メモリ16のデータ記憶領域には、CPU12が制御アプリケーション20を実行する際に参照する各種データが記憶されている。
なお、本明細書では、主に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、クライアント側OSを介したハードウェア制御も含む。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU12が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU12がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
サーバ40は、ネットワーク200を通じて情報処理装置10と各種データを通信することができる。サーバ40は、バス41と、ネットワークIF42と、CPU43と、メモリ44とを備えている。
メモリ44のデータ記憶領域には、情報処理装置10に各種画面を表示させるためのページデータPDが記憶されている。ページデータPDは、画面上で表示されるテキストを構成するテキストデータと、画面に埋め込まれる画像を構成する画像データと、画面の各種レイアウトを定めるレイアウトデータとを含む。本実施形態では、テキストデータは、HTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語で記載されている。また、テキストデータには、リンク先のデータの所在を示すURL(Uniform Resource Locator)が記載されている。画像データは、テンプレート画像を構成するテンプレートデータ、サムネイルを構成するサムネイルデータ、ボタン及びタイルを構成する各種のデータを含み、PNG、JPG、SVG及びGIF等の形式で作成されている。レイアウトデータは、例えば、CSS(Cascading Style Sheets)で記載されている。本実施形態では、ページデータが表示データに相当する。
メモリ16の記憶領域には、テンプレートデータの区分を示すカテゴリーIDが記憶されている。本実施形態では、カテゴリーIDは、テンプレートデータを用いて作成されるラベル画像の使用用途や、テンプレートデータが対応する各種印刷設定を一意に特定する情報を含んでいる。なお、カテゴリーIDは、ページデータPDに含まれるテキストデータに埋め込まれる形式によりメモリ44に記憶されていてもよい。
メモリ44には、不図示のサーバ側OSに加えて、CPU43が実行可能なプログラムである管理プログラム50が記憶されている。CPU43が、サーバ側OSの実施下において管理プログラム50を実施することにより、データ記憶領域に記憶されたページデータPDの選択及び読み出しを行う機能を実現することができる。そのため、サーバ40は、管理プログラム50を実行することにより、CMS(Contents Management System)として機能する。
次に、印刷システム100により実施されるラベル画像の印刷について説明する。ユーザがタッチパネル14を操作して、制御アプリケーション20を起動させることにより、ディスプレイ13には、図2に示す用途選択画面70が表示される。用途選択画面70は、ユーザにラベル画像の用途を選択させるための画面であり、ラベル画像の用途に応じて区分された用途選択タイル71a,71b,71c,71dを含んでいる。例えば、各用途選択タイル71a〜71dには、ラベル画像の用途を例示した画像及び文字列が表示される。図2では、用途選択タイル71a〜71dには、ラベル用途を示す文字列「用途A」、「用途B」、「用途C」、「用途D」が記載されている。CPU12は、サーバ40から送信された用途選択画面70に対応するページデータPDを受信し、受信したページデータPDを用いてディスプレイ13に用途選択画面70を表示させる。
用途選択画面70上でのユーザ操作により、いずれかの用途選択タイル71a〜71dを選択すると、CPU12は、サーバ40に対して、ディスプレイ13にテンプレート選択画面72を表示させるためのページデータPDを要求する。具体的には、CPU12は、選択した用途選択タイル71a〜71dに対応するURLを参照し、このURLをサーバ40に送信することにより、サーバ40に対してページデータPDを要求する。サーバ40は、CPU12により指定されたURLに対応するページデータPDをメモリ44から読み出し、情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、サーバ40から送信されたページデータPDを用いて、図3に示すテンプレート選択画面72をディスプレイ13に表示させる。なお、「URLをサーバ40に送信する」ということは、情報処理装置10がDNS(Domain Name System)サーバからURLにより指定されるIPアドレスを受信し、受信したIPアドレスによりサーバ40に対してデータの指定を行うことを意味する。
テンプレート選択画面72は、ユーザに対して、ラベル用途に対応する複数のテンプレート画像の中から、所望とするテンプレート画像を選択させるための画面である。図3に示すテンプレート選択画面72には、テンプレート画像に対応するサムネイル74a,74b,74c,74d,74eが一覧表示されている。テンプレート選択画面72に表示されるサムネイルには、一例として、文字列と絵とを含むサムネイル74a、バーコードを含むサムネイル74bと、文字列のみで構成されるサムネイル74c、装飾的なフレームを含むサムネイル74d,74eがある。
CPU12は、テンプレート選択画面72上でのユーザ操作に応じて、サムネイル74a〜74eの中からいずれかの画像を選択すると、サーバ40に対して、選択されたサムネイルに対応するテンプレートデータを要求する。サーバ40は、情報処理装置10により指定されたテンプレートデータを情報処理装置10に送信する。CPU12は、サーバ40から送信されたテンプレートデータと制御アプリケーション20が備える編集画面用の表示データとを用いて図4に示す編集画面75をディスプレイ13に表示させる。
編集画面75では、ユーザにテンプレート画像を編集させるための画面である。編集画面75には、ラベル画像を印刷するプリンタとして選択されているプリンタのプリンタ機種を表示する機種表示領域73と、編集対象のテンプレート画像が表示される編集領域76と、編集領域76に表示されたテンプレート画像に対する印刷指示を受け付ける印刷ボタン77とが表示されている。編集画面75の上部に位置する機種表示領域73がユーザにより選択されると、プリンタの選択画面に移行し、ユーザは、テンプレート画像を印刷するプリンタを選択することができる。なお、プリンタが選択されていない場合、機種表示領域73にはプリンタが非選択であること示す情報が表示される。また、ユーザは、タッチパネル14を操作することにより、編集領域76に表示されたテンプレート画像の文字等を編集することができる。なお、図4で示す編集領域76には、サムネイル74aに対応するテンプレート画像79が表示されている。ユーザは、タッチパネル14を操作することにより、例えば、テンプレート画像79の文字列「Test」を、所望とする文字列に編集することができる。
編集画面75上でのユーザ操作により印刷ボタン77が操作されると、CPU12は、制御アプリケーション20が備えるオプション画面用の表示データを用いて、ディスプレイ13にオプション画面を表示させる。オプション画面は、ユーザに印刷処理に関する各種オプション設定を設定させる画面である。本実施形態では、オプション設定として、印刷回数の設定、印刷後のテープに対するカットの有無の設定、テープに対するカット方法(フルカット又はハーフカット)の設定、及びテープの印刷面においてラベル画像が印刷されない余白領域の設定がある。
編集領域76に表示されるテンプレート画像のカテゴリーIDが、繰返し印刷設定に対応するものである場合、CPU12は、繰返し印刷設定を設定する設定処理を実施する。繰返し印刷設定により、プリンタは、1回の印刷処理において、ラベル画像をテープの延びる方向に沿って繰り返し配置した画像をテープに印刷する。テンプレート画像が繰返し印刷設定に対応する場合、編集画面75には繰返し印刷設定を適用することを示すアイコン78が表示される。本実施形態では、テンプレート選択画面72において一覧表示されるサムネイル74a〜74eのうち、サムネイル74a,74bが繰返し印刷設定に対応したテンプレート画像を示している。一方、サムネイル74c,74d,74eが繰返し印刷設定に対応していないテンプレート画像を示している。
図5は、繰返し印刷設定を適用して印刷したテープの印刷面を示している。図6は、繰返し印刷設定を適用することなく印刷したテープの印刷面を示している。図5,図6では、1回の印刷処理において印刷される画像を破線により囲んでいる。ここで、1回の印刷処理とは、情報処理装置10からプリンタに送信される印刷指示に対して、プリンタが一度に実施する印刷処理を示す。図5では、テープの印刷面には、テープの延びる方向に沿ってラベル画像が繰り返し配置された画像が印刷されている。一方、図6では、テープの印刷面には、1つのラベル画像が印刷されている。
繰返し印刷設定における詳細な設定は、オプション画面上でのオプション設定を用いて変更することができる。本実施形態では、オプション設定により、1回の印刷処理により印刷されるテープの長さである印刷長を変更することができる。
オプション画面上でのユーザ操作により、印刷処理の実行が確定すると、CPU12は印刷ジョブを作成する。印刷ジョブには、プリンタに対して、ラベル画像の描画を指示する記述データや、オプション画面により設定されたオプション設定に対応する設定データが含まれる。プリンタは、繰返し印刷設定に対応するラベル画像に対しては、設定データに応じて印刷長を判断することができる。
上記構成の印刷システム100では、情報処理装置10は、各プリンタ30,31に対して、サーバ40が記憶する全てのテンプレートデータを用いて印刷処理を実施させることも可能である。しかし、各プリンタ30,31が、全てのテンプレートデータを用いて同等に印刷処理を実施可能な構成とすると、例えば、機能、価格帯、更にはデザイン等により各プリンタ30,31間で差別化を行っている場合でも、ラベル画像の印刷に関しては、プリンタ30,31間での差別化が生じにくくなることが懸念される。また、本実施形態では、プリンタ機種「プリンタA」は繰返し印刷設定に対応しているが、プリンタ機種「プリンタB」は繰返し印刷設定に対応していない。そのため、情報処理装置10が繰返し印刷設定に対応するテンプレートデータを用いて印刷ジョブを作成した場合でも、プリンタ31は印刷処理において繰返し印刷設定を適用することができない。
そこで、特定のテンプレートデータである制限対象データに対して、印刷処理に制限を設けるプリンタ機種を制限機種として予め設定しておく。そして、情報処理装置10は、制限機種に対しては、制限対象データを用いた印刷処理を実施させない。本実施形態では、繰返し印刷設定に対応するテンプレートデータを制限対象データとして定めており、繰返し印刷設定に対応していないプリンタ機種を制限機種として定めている。そのため、本実施形態では、プリンタ30が非制限機種であり、プリンタ31が制限機種である。
次に、テンプレートデータを用いた印刷処理の手順を、図7を用いて説明する。図7に示す処理は、編集画面75がディスプレイ13に表示されている場合に、制御アプリケーション20を実行するCPU12により実施される処理である。そのため、以下において、各ステップを実施する主体の記載を省略する。また、編集画面75においてテンプレート画像を編集する処理については、説明を省略する。
編集画面75が表示されると、ステップ10では、機種表示領域73が操作されたか否かを判断する。ステップ10を肯定判定するとステップ11に進み、ステップ10を否定判定するとステップ13に進む。
ステップS11では、プリンタ選択画面を表示してラベル画像を印刷するプリンタの選択を受け付ける。プリンタ選択画面では、例えば、図9に示すように、情報処理装置10と通信可能なプリンタの一覧が表示され、ユーザは表示されたプリンタのいずれかを選択できるようになっている。ステップS12では、ステップS11で受け付けたプリンタ機種の機種情報をプリンタから取得する。本実施形態では、機種情報は、プリンタのシリアル番号、モデル名及びプリンタ名のいずれかである。ステップS13では、編集画面75上で印刷ボタン77が操作されたか否かを判断する。ステップS13を否定判定すると、ステップS10に戻る。ステップS13を肯定判定すると、ステップS14に進み、現在、選択されたプリンタと接続済みであるか否かを判断する。ステップS14を肯定判定する場合、ステップS15に進む。
ステップS15では、現在、接続しているプリンタが制限機種であるか否かを判断する。本実施形態では、メモリ16には、テンプレートデータのカテゴリーIDと、各カテゴリーIDに対して制限機種となるプリンタの機種情報とを関連づけた制限機種判定テーブル21が記憶されている。制限機種判定テーブル21に記憶されるカテゴリーIDは、テンプレートデータが繰返し印刷設定に対応していることを示す情報である。制限機種判定テーブル21において、テンプレート選択画面72上で選択したテンプレートデータのカテゴリーIDにステップS12で取得した機種情報が関連づけられている場合、プリンタが制限機種であると判断する。ステップS15においてプリンタを非制限機種として判断した場合、ステップS18に進む。
一方、ステップS15において、プリンタを制限機種として判断した場合、ステップS16に進み、接続フラグを参照する。接続フラグは、過去において情報処理装置10との間で通信接続を確立したプリンタを特定するための情報である。例えば、プリンタの機種情報毎に作成され、情報処理装置10とプリンタとの間の通信接続が確立する毎に、接続が確立した機種の接続フラグをハイ状態に変化させる記憶処理を行う。そのため、接続フラグがハイ状態であるプリンタ機種は、過去において情報処理装置10との間で通信接続を確立したことを示している。一方、接続フラグがロー状態であるプリンタ機種は、過去において情報処理装置10との間で通信接続を確立していないことを示している。なお、接続フラグが記録される期間は、例えば、情報処理装置10の主電源が投入されている期間とすることができる。
ステップS17では、ステップS16で参照した接続フラグの中に、非制限機種に対応するものがあるか否かを判断する。ステップS17を否定判定した場合、ステップS20に進み、非制限機種となるプリンタを情報処理装置10に接続させることを求める通知画面をディスプレイ13に表示させる。図8で示す通知画面80では、接続フラグが記憶されているプリンタのうち、非制限機種であるプリンタAへの接続を促す文字列81が表示される。例えば、通知画面80上でのユーザ操作により「OK」の文字列を選択すると、ステップS21に進む。
ステップS21では、情報処理装置10が通信可能なプリンタを一覧表示するプリンタ選択画面を表示する。図9で示すプリンタ選択画面85では、一覧表示されたプリンタのうち、現在選択されているプリンタの機種である「プリンタB」を示す文字列86aと、現在選択されていないプリンタの機種である「プリンタA」を示す文字列86bがそれぞれ表示されている。次にステップS11に進み、プリンタ選択画面85上でのユーザ操作により、プリンタの選択を受け付ける。このとき、文字列86bが選択された場合、ステップS12に進み、情報処理装置10とプリンタAとの間の通信接続を確立してプリンタAの機種情報を取得する。
一方、ステップS14で、選択されたプリンタと通信接続を確立していないと判断する場合もステップS21に進む。なお、プリンタが選択されていない場合もステップS14で否定判断されステップS21に進む。
ステップS17を肯定判定すると、ステップS18に進み、オプション画面をディスプレイ13に表示させる。ステップS19では、オプション画面上でのユーザ操作により印刷処理が確定したと判断した場合、ステップS22に進む。ステップS22では、現在、選択されたプリンタと接続済みであるか否かを判断する。ステップS22を肯定判断すると、ステップS23に進む。
ステップS23では、現在、接続しているプリンタに対して印刷指示を行う。具体的には、ラベル画像を印刷させるための印刷ジョブを作成し、プリンタに送信する。ステップS23の処理が終了すると、図7に示す一連の処理を一端終了する。
一方、ステップS22において、現在、選択しているプリンタと接続していないと判断すると、ステップS21に進む。ステップS21では、図9に示したプリンタ選択画面85をディスプレイ13に表示する。これにより、ユーザに対して、ラベル画像を印刷するプリンタを、選択するよう促すことができる。
ステップS21の処理が終了するとステップS11に戻る。例えば、情報処理装置10に接続されるプリンタが、プリンタ31からプリンタ30に変更された場合、ステップS15において、現在選択しているプリンタが非制限機種であると判断する。そのため、ステップS19において印刷処理が再度確定された場合に、ステップS22を肯定判断し、プリンタ30に対してテンプレートデータを用いた印刷処理を指示する。
なお、ステップS11が、CPU12により実施される選択処理の一例である。ステップS12が、CPU12により実施される取得処理及び取得ステップの一例である。ステップS15が、CPU12により実施される判断処理及び判断ステップの一例である。ステップS20が、CPU12により実施される通知処理及び通知ステップの一例である。ステップS21、S23がCPU12により実施される制限処理の一例である。
以上説明した第1実施形態では、以下の効果を奏することができる。CPU12は、印刷処理を実施させるプリンタの機種情報を取得し、取得した機種情報に応じて、制限対象データとなるテンプレートデータを用いて印刷を行うプリンタが制限機種であるか否かを判断する。プリンタが制限機種であると判断した場合は、現在、選択しているプリンタに制限対象データを用いた印刷処理を実施させない。一方で、現在、選択しているプリンタが制限機種でないと判断した場合は、制限対象データを用いた印刷処理を実施させる。このため、プリンタを、特定のテンプレートデータを用いた印刷処理の実施に対する制限の有無により差別化することができるため、プリンタ毎にテンプレートデータを使用した印刷処理を適正に実施させることができる。
・CPU12は、プリンタ機種を示す機種情報を取得し、取得した機種情報に応じてプリンタが制限機種であるか否かを判断する。これにより、制限対象データを印刷できるプリンタとできないプリンタとがプリンタ機種に応じて区別されるため、情報処理装置10が通信可能なプリンタに対してプリンタ機種間での差別化を図ることができる。
・CPU12は、現在、接続しているプリンタが制限機種であると判断した場合は、プリンタ選択画面85をディスプレイに表示することにより、制限機種とならないプリンタを通知する。これにより、ユーザは、情報処理装置10と通信可能なプリンタのなかに、印刷処理の実施が制限されないプリンタが存在していることを認識することができる。その結果、プリンタを、制限機種から非制限機種に変更することが容易となり、印刷処理が不必要に制限されてしまうのを抑制することができる。
・CPU12は、制限機種に対して制限対象データを用いた印刷処理の指示を送信しないことにより、印刷処理の実施を制限し、非制限機種に対して制限対象データを用いた印刷処理の指示を送信することにより、印刷処理の実施を制限しない。これにより、制限機種であるプリンタを、特定のテンプレートデータに対する印刷処理の実施の可否により差別化することができる。
<第1実施形態の変形例>
・図7で示したフローチャートにおいて、CPU12は印刷ボタン77が操作されたか否かの判断に先だって、プリンタが制限機種であるか否かの判断を行ってもよい。この場合、ステップS15での判断処理の実施後に、ステップS13での印刷ボタン77が操作されたか否かの判断を行えばよい。
・図7で示したフローチャートにおいて、CPU12は印刷ボタン77が操作されたか否かの判断に先だって、プリンタが制限機種であるか否かの判断を行ってもよい。この場合、ステップS15での判断処理の実施後に、ステップS13での印刷ボタン77が操作されたか否かの判断を行えばよい。
・図7で示したフローチャートにおいて、CPU12は、ステップS15での制限機種の判断の都度、テンプレートデータのカテゴリーIDをサーバ40から取得するものであってもよい。
・図7で示したフローチャートにおいて、接続しているプリンタが制限機種であると判断された場合(S15でYes)であり、かつ、非接続機種のプリンタと通信したことがないと判断された場合(S17でNo)は、印刷指示を実行せずに通知画面を表示している(S20)。しかしながら、接続しているプリンタが制限機種であると判断された場合(S15でYes)、S16及びS17の処理を実行せずに通知処理を実行してもよい。
・図7で示したフローチャートにおいて、S14,15の処理を実行しなくてもよい。この場合、ステップS17において非接続機種のプリンタと通信したことがあるか否かの判断のみで、ステップS23に進み印刷指示を実行するか、ステップS20に進み通知画面を表示するかを決定する。よって、ステップS16が、CPU12により実施される取得処理の一例であり、ステップS17が、CPU12により実施される判断処理の一例である。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。第1実施形態と第2実施形態とで同一の符号を付したものは同一のものを意味し、その説明は繰り返さない。
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。第1実施形態と第2実施形態とで同一の符号を付したものは同一のものを意味し、その説明は繰り返さない。
本実施形態では、情報処理装置10に制限機種であるプリンタが接続されている場合に、繰返し印刷設定の設定内容を制限側に変更することにより、印刷処理の実施に制限を設ける。本実施形態では、繰返し印刷設定が、第1印刷設定に相当する。
次に、本実施形態における印刷処理の手順を、図10を用いて説明する。図10に示す処理は、編集画面75がディスプレイ13に表示されている場合に、CPU12により実施される処理である。
ステップS15において、プリンタが制限機種であると判断すると、ステップS16に進む。そして、ステップS16〜S19を経由した後、ステップS22において、現在、選択されたプリンタと接続済みであるか否かを判断する。ステップS22を肯定判定すると、ステップS23に進み、印刷指示を行う。ステップS22からステップS23に進む場合、プリンタは、繰返し印刷設定を適用した状態でラベル画像を印刷する。
一方、ステップS22を否定判定すると、ステップS30に進む。ステップS30では、繰返し印刷設定の設定内容を制限側に変更する。本実施形態では、繰返し印刷設定の設定を禁止する。そして、ステップS23に進み、プリンタに対して印刷指示を行う。ステップS30からステップS23に進む場合、印刷ジョブには、繰返し印刷設定に係る設定情報が含まれない。そのため、プリンタは、繰返し印刷設定を適用することなくラベル画像を印刷する。
以上説明した本実施形態では以下の効果を奏することができる。CPU12は、制限機種であるプリンタに対して繰返し印刷設定に基づく印刷処理の実施を禁止し、非制限機種であるプリンタに対して繰返し印刷設定に基づく印刷処理の実施を許可する。これにより、繰返し印刷設定に対応していないプリンタと、繰返し印刷設定に対応するプリンタとの間を、繰返し印刷設定に対応するテンプレート画像を用いた印刷処理の実施の可否により差別化することができる。
<第2実施形態の変形例>
CPU12は、制限機種となるプリンタに対しては、繰返し印刷設定において印刷長に上限を設けるものであってもよい。この場合、CPU12は、ステップS30において、印刷長が上限値を超える値に設定されている場合、印刷長を上限値に変更する。これにより、印刷ジョブに含まれる設定情報において印刷長が上限値に制限される。その結果、プリンタは繰返し印刷設定を適用して印刷するテープの長さを上限値までとする。
CPU12は、制限機種となるプリンタに対しては、繰返し印刷設定において印刷長に上限を設けるものであってもよい。この場合、CPU12は、ステップS30において、印刷長が上限値を超える値に設定されている場合、印刷長を上限値に変更する。これにより、印刷ジョブに含まれる設定情報において印刷長が上限値に制限される。その結果、プリンタは繰返し印刷設定を適用して印刷するテープの長さを上限値までとする。
印刷長は、具体的な寸法により定められる場合の他、ラベル画像の配置数により定められてもよい。この場合、ラベル画像の配置数を制限することにより、印刷長に上限を設けるものであってもよい。
以上説明した本実施形態では、CPU12は、制限機種であるプリンタに対して、繰返し印刷設定に基づく印刷処理の実施に上限を設け、非制限機種であるプリンタに対して、繰返し印刷設定に基づく印刷処理の実施に上限を設けない。これにより、繰返し印刷設定に対応していないプリンタと、繰返し印刷設定に対応するプリンタとの間を、繰返し印刷設定の設定内容により差別化することができる。
制限機種と判断したプリンタの印刷処理において、繰返し印刷設定を適用した印刷処理の印刷回数に上限を設けるものであってもよい。これ以外にも、繰返し印刷設定を適用した印刷処理においてカラーで印刷することを禁止してもよい。また、繰返し印刷設定を適用した印刷処理において、プリンタが制限機種であることを示す文字等をラベル画像と共に印刷してもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。第1実施形態と第3実施形態とで同一の符号を付したものは同一のものを意味し、その説明は繰り返さない。
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。第1実施形態と第3実施形態とで同一の符号を付したものは同一のものを意味し、その説明は繰り返さない。
本実施形態では、情報処理装置10が接続しているプリンタが制限機種である場合、テンプレート選択画面72上で制限対象データに対応するサムネイルが表示されない。
次に、本実施形態における出力処理の手順を、図11を用いて説明する。図11に示す処理は、用途選択画面70がディスプレイ13に表示されている場合に、CPU12により実施される処理である。
用途選択画面70がディスプレイ13に表示されると、ステップS11では、プリンタ選択画面85を表示してラベル画像を印刷するプリンタの選択を受け付ける。
ステップS12では、選択されたプリンタに接続して機種情報を取得すると、ステップS41に進む。ステップS41では、用途選択画面70上でのユーザ操作により、いずれかのラベル用途が選択されたか否かを判断する。ラベル用途が選択されていないと判断すると、ステップS41を繰り返す。ラベル用途が選択されたと判断すると、ステップS14に進む。
ステップS14では、現在、接続しているプリンタが制限機種であるか否かを判断する。プリンタを非制限機種と判断した場合、ステップS44に進む。ステップS44では、用途選択タイル71a〜71dのうち選択されているタイル(即ち、ラベル用途)に対応するURLをサーバ40に送信する。そのため、サーバ40は、CPU12により指定されたURLに応じてサムネイルデータを選択する。そして、選択したサムネイルデータを含むページデータPDを情報処理装置10に送信する。
ステップS45では、サーバ40から送信されたページデータPDを用いて、テンプレート選択画面72を表示する。図12は、ステップS45においてディスプレイ13に表示されるテンプレート選択画面72を示している。プリンタが非制限機種(プリンタA)である場合、テンプレート選択画面72では、選択されたラベル用途に属する全てのサムネイル74a〜74eが表示される。
ステップS14において、プリンタを制限機種と判断した場合、ステップS42に進む。ステップS42では、選択されたラベル用途に対応するURLであり、かつ制限機種用のURLを作成する。具体的には、用途選択タイル71a〜71dのうち選択されたタイルに対応するURLに、接続しているプリンタが制限機種であることを示す制限特定情報を付与する。制限特定情報は、例えば、印刷設定毎に異なる情報を付与することができる。本実施形態では、URLの末尾にプリンタが繰返し印刷設定に非対応であることを示す制限特定情報を付与する。
サーバ40は、情報処理装置10により指定されるURLにより、URLに制限特定情報が付与されていると判断すると、繰返し印刷設定に対応するカテゴリーIDを備えるサムネイルデータを除外したページデータPDを作成する。そして、作成したページデータPDを情報処理装置10に送信する。ステップS43では、サーバ40から送信されたページデータPDを用いて、テンプレート選択画面72を表示する。
図13は、ステップS43において、ディスプレイ13に表示されるテンプレート選択画面72を示している。プリンタが制限機種(プリンタB)である場合、テンプレート選択画面72では、選択されたラベル用途に属するサムネイルのうち、繰返し印刷設定に対応していないテンプレート画像を示すサムネイル74c〜74eが表示される。
本実施形態では、ステップS42においてサーバ40に送信されるURLが、テンプレート選択画面72上で制限対象データが表示されない第1のページデータPDを指定するURLである。また、ステップS44においてサーバ40に送信されるURLが、テンプレート選択画面72上で制限対象データが表示される第2のページデータPDを指定するURL情報である。
ステップS43又はステップS45の後、ステップS46では、テンプレート選択画面72上でのユーザ操作により、いずれかのサムネイルが選択されると、ステップS47に進む。ステップS47において印刷処理が確定すると、ステップS48に進みプリンタに対して印刷指示を行う。ステップS46で、サムネイルが選択されていない場合、又は、ステップS47において印刷処理が確定していない場合はステップS46,S47を繰り返す。
以上説明した本実施形態では以下の効果を奏することができる。CPU12は、プリンタが制限機種である場合に、制限対象データを示すサムネイルをテンプレート選択画面72に表示しない。これにより、ユーザに対して制限対象データを、印刷処理の対象として選択させないようにすることができる。その結果、例えば、ユーザが制限対象データに対応するサムネイルを選択しても印刷処理が実施されないという場面が生じないため、ユーザに違和感を生じさせにくくした状態でプリンタに印刷処理を実施させることができる。
・CPU12は、テンプレート選択画面72上で制限対象データを示すサムネイルが表示されないページデータPDを指定するURLをサーバ40に送信し、当該URLの送信に応じてサーバ40から送信されたページデータPDに対応するテンプレート選択画面72をディスプレイ13に表示する。また、CPU12は、テンプレート選択画面72上で制限対象データを示すサムネイルが表示される第2のページデータPDを指定するURL情報を前記サーバ40に送信し、当該URLの送信に応じてサーバ40から送信されたページデータPDに対応するテンプレート選択画面72をディスプレイ13に表示する。これにより、テンプレートデータを管理するサーバ40と、情報処理装置10とで構成されるシステムにおいても本発明を適用することができる。
<その他の実施形態>
・制限対象データは、繰返し印刷設定に対応するテンプレートデータに限定されない。例えば、バーコードを含むテンプレートデータや、QRコード(登録商標)を含むテンプレートデータを制限対象データとして用いてもよい。
・制限対象データは、繰返し印刷設定に対応するテンプレートデータに限定されない。例えば、バーコードを含むテンプレートデータや、QRコード(登録商標)を含むテンプレートデータを制限対象データとして用いてもよい。
・情報処理装置10がいわゆるスタンドアローンにより本実施形態に係る各種の処理を実現してもよい。この場合において、ページデータPDは情報処理装置10が備えるメモリ16に記憶されていればよく、CPU12は、メモリ16に記憶されたページデータPDの選択及び読み出しを行えばよい。
・画像出力装置は、ラベルプリンタに限らず、被印刷媒体としてA4サイズやB5サイズといった印刷物規格サイズに沿った用紙を印刷するプリンタであってもよい。また、画像出力装置は、印刷処理に加えて画像を読み取る機能を備える複合機であってもよい。また、出力処理は印刷処理に限らずテンプレートデータを用いて作成した画像を電話回線等のネットワークを通じて他の装置に送信するデータ送信処理であってもよい。
・装置情報は、CPU12が画像出力装置を制限機種であると判断できる情報であればよく、機種情報以外の情報であってもよい。例えば、装置情報は、ネットワーク200上で各画像出力装置に割り当てられているシリアル番号やMACアドレスであってもよい。
・サーバ40は、複数の装置により構成されていてもよい。この場合、情報処理装置10との間で通信を行う機能を備えるサーバと、テンプレートデータを管理する機能を備えるサーバとにより、本実施形態に記載したサーバ40の機能を実現してもよい。
10…情報処理装置、12…CPU、13…ディスプレイ、14…タッチパネル、20…制御アプリケーション、30,31…プリンタ
Claims (12)
- 操作部を備える情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な制御プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記操作部が受け付けた操作に応じて、テンプレートデータを用いた出力処理を実施させる画像出力装置を選択する選択処理と、
画像出力装置の装置情報を取得する取得処理と、
取得した前記装置情報に応じた前記画像出力装置が、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理により前記画像出力装置が前記制限機種であると判断した場合は、選択した前記画像出力処理装置に対して、前記制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限し、前記画像出力装置が前記制限機種でないと判断した場合は、選択した前記画像出力処理装置に対して、前記制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限しない制限処理と、を実施させる制御プログラム。 - 前記取得処理では、前記画像出力装置の機種を示す機種情報を前記装置情報として取得する請求項1に記載の制御プログラム。
- 前記取得処理では、前記選択処理で選択した前記画像出力装置の前記装置情報を取得する請求項1又は2に記載の制御プログラム。
- 前記情報処理装置は、通信部とメモリとを備え、
前記制御プログラムは、前記コンピュータに、前記通信部を通じて通信した前記画像出力装置の前記装置情報をメモリに記憶する記憶処理を実行させ、
前記取得処理では、前記メモリに記憶された前記装置情報を取得する請求項1〜3の何れか1項に記載の制御プログラム。 - 前記制御プログラムは、前記コンピュータに、前記判断処理により前記画像出力装置が前記制限機種であると判断している場合は、前記制限対象データに対して前記制限機種とならない前記画像出力装置を通知する通知処理を実施させる請求項1〜4の何れか1項に記載の制御プログラム。
- 前記出力処理は、前記テンプレートデータを用いた印刷処理であり、
前記制限処理では、
前記制限機種と判断した前記画像出力装置に対して、前記制限対象データを用いた前記印刷処理の指示を送信しないことにより、前記出力処理の実施を制限し、
前記制限機種と判断していない前記画像出力装置に対して、前記制限対象データを用いた前記印刷処理の指示を送信することにより、前記出力処理の実施を制限しない請求項1〜5の何れか一項に記載の制御プログラム。 - 前記出力処理は、前記テンプレートデータを用いた印刷処理であり、
前記制御プログラムは、前記コンピュータに、前記操作部が受け付けた操作に応じて、少なくとも第1印刷設定を設定可能な設定処理を実施させ、
前記制限処理では、
前記制限機種と判断した前記画像出力装置に対して、前記第1印刷設定に基づく前記制限対象データを用いた前記印刷処理の実施を禁止することにより、前記出力処理の実施を制限し、
前記制限機種と判断していない前記画像出力装置に対して、前記第1印刷設定に基づく前記制限対象データを用いた前記印刷処理の実施を許可することより、前記出力処理の実施を制限しない請求項1〜5の何れか一項に記載の制御プログラム。 - 前記出力処理は、前記テンプレートデータを用いた印刷処理であり、
前記制御プログラムは、前記コンピュータに、前記操作部が受け付けた操作に応じて、少なくとも第1印刷設定を設定可能な設定処理を実施させ、
前記制限処理では、
前記制限機種の前記画像出力装置に対して、前記第1印刷設定に基づく前記制限対象データを用いた前記印刷処理に上限を設けることにより、前記出力処理の実施を制限し、
前記制限機種以外の前記画像出力装置に対して、前記第1印刷設定に基づく前記制限対象データを用いた前記印刷処理に上限を設けないことにより前記出力処理の実施を制限しない請求項1〜5の何れか一項に記載の制御プログラム。 - 前記情報処理装置は、ディスプレイを備え、
前記制限処理では、
前記テンプレートデータに対応するテンプレート画像を複数表示するテンプレート選択画面上で前記制限対象データに対応する前記テンプレート画像を前記ディスプレイに表示させないことにより、前記出力処理の実施を制限し、
前記テンプレート選択画面上で前記制限対象データに対応する前記テンプレート画像を表示させることにより、前記出力処理の実施を制限しない請求項1〜5の何れか一項に記載の制御プログラム。 - 前記情報処理装置は、通信部を備え、前記通信部を通じて前記テンプレートデータを管理するサーバと通信可能であり、
前記制限処理では、
前記テンプレート選択画面上で前記制限対象データが表示されない第1の表示データを指定するURLを前記サーバに送信し、当該URLの送信に応じて前記サーバから送信された前記第1の表示データに対応するテンプレート選択画面を前記ディスプレイに表示することにより前記出力処理の実施を制限し、
前記テンプレート選択画面上で前記制限対象データが表示される第2の表示データを指定するURLを前記サーバに送信し、当該URLの送信に応じて前記サーバから送信された前記前記第1の表示データに対応するテンプレート選択画面を前記ディスプレイに表示することにより、前記出力処理の実施を制限する請求項9に記載の制御プログラム。 - 情報処理装置の制御方法であって、
情報処理装置の操作部が受け付けた操作に応じて、テンプレートデータを用いた出力処理を実施させる画像出力装置を選択する選択ステップと、
前記画像出力装置の装置情報を取得する取得ステップと、
取得した前記装置情報に応じた前記画像出力装置が、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記画像出力装置が前記制限機種であると判断した場合は、選択した前記画像出力処理装置に対して、前記制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限し、前記画像出力装置が前記制限機種でないと判断した場合は、選択した前記画像出力処理装置に対して、前記制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限しない制限ステップと、を含む情報処理装置の制御方法。 - 操作部と、
制御部と、
を備える制御システムであって、
前記制御部は、
前記操作部が受け付けた操作に応じて、テンプレートデータを用いた出力処理を実施させる画像出力装置を選択する選択処理と、
画像出力装置の装置情報を取得する取得処理と、
取得した前記装置情報に応じた前記画像出力装置が、所定のテンプレートデータである制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限する制限機種であるか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理により前記画像出力装置が前記制限機種であると判断した場合は、選択した前記画像出力処理装置に対して、前記制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限し、前記画像出力装置が前記制限機種でないと判断した場合は、選択した前記画像出力処理装置に対して、前記制限対象データを用いた前記出力処理の実施を制限しない制限処理と、を実施する制御システム。
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