JP2021056404A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成条件の補正を行うタイミングによっては、通常の画像形成で形成される画像の濃度に変動を与えてしまう可能性があった。【解決手段】 画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成される画像の画像データを取得する取得手段と、前記画像形成手段により形成される画像の濃度と、基準となる画像の濃度との差分を予測する予測手段と、前記予測手段による予測結果に基づき、前記画像形成手段による画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像形成手段により複数の画像を形成するために画像形成を行っている期間に前記画像形成条件を補正するタイミングとなった場合は、前記複数の画像の前記画像データに基づき、前記画像形成条件を補正するタイミングを決める。【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、画像形成装置が設置されている環境の変動や、画像形成装置内の環境の変動や、感光ドラムや現像剤の経時変化等の影響で、形成する画像の濃度が所望の濃度と異なる場合が生じる。そこで、形成する画像の濃度を所望の濃度に近づけるために、画像形成条件を補正している。このような画像形成条件を補正する処理は、キャリブレーションとも呼ばれる。キャリブレーションとして、特許文献1では、検知用の画像を形成し、形成した検知用の画像の濃度を検知して目標値と比較し、画像形成条件の補正を行っている。また、特許文献2では、検知用の画像を形成せずに、画像形成装置における濃度の変化を予測し、画像形成条件の補正を行っている。
特開2000−238341号公報 特開2017−37100号公報
濃度の変化を予測することで、検知用の画像を形成する必要がなくなるため、通常の画像形成を中断することなく画像形成条件の補正を行うことが可能となる。しかし、画像形成条件の補正を行うタイミングによっては、通常の画像形成で形成される画像の濃度に変動を与えてしまう可能性があった。
本出願にかかる発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、通常の画像形成で形成される画像への影響を鑑みて画像形成条件の補正を行うタイミングを決めることを目的とする。
上記目的を達成するために、画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成される画像の画像データを取得する取得手段と、前記画像形成手段により形成される画像の濃度と、基準となる画像の濃度との差分を予測する予測手段と、前記予測手段による予測結果に基づき、前記画像形成手段による画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像形成手段により複数の画像を形成するために画像形成を行っている期間に前記画像形成条件を補正するタイミングとなった場合は、前記複数の画像の前記画像データに基づき、前記画像形成条件を補正するタイミングを決めることを特徴とする。
本発明によれば、通常の画像形成で形成される画像への影響を鑑みて画像形成条件の補正を行うタイミングを決めることができる。
画像形成装置の概略構成図 画像形成装置の制御ブロック図 濃度階調の補正を示す図 濃度補正のタイミングを示すタイミングチャート 画像形成中の濃度補正方法を示したフローチャート 方度補正のタイミングを示すタイミングチャート 濃度補正を実行中に画像形成を開始するか否かの判断について示したフローチャート 画像形成中の濃度補正方法を示したフローチャート 画像形成中の濃度補正方法を示したフローチャート
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置]
図1は、電子写真プロセスを利用した、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を重ね合わせたカラー画像を形成する画像形成装置の概略構成図である。以下の説明において、特にイエロー、マゼンタ、シアン,ブラックを区別する必要のない部材については、説明の便宜上、符号の添え字のY,M,C,Kを省略することもある。
画像形成装置1は、中間転写体としての中間転写ベルト8を用いたインライン方式の画像形成装置である。無端帯状の中間転写ベルト8は、駆動ローラ9とテンションローラ10と二次転写内ローラ11に張架されている。中間転写ベルト8は、不図示のモータから駆動を受けた駆動ローラ9により矢印Bの方向に回転される。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する画像形成部SY、SM、SC、SKは、中間転写ベルト8の鉛直上方の面に接して一定間隔で配置されている。なお、画像形成部SY、SM、SC、SKの構成と動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。
感光体としての感光ドラム2は、中間転写ベルト8の移動方向に、直列に4本配置されている。感光ドラム2はモータ(不図示)から駆動を受けて矢印Aの方向に回転する。帯電ローラ3に−1100Vの電圧が印加されることで感光ドラム2の表面を帯電して−500Vの一様な電位を形成する。次いで、光学走査装置4は、レーザ駆動信号に従ってレーザ光を感光ドラム2の表面に走査露光して、感光ドラム2に静電潜像を形成する。最大光量を受けた部分の表面電位は−100V程度に低下する。現像器5は、正規極性である負極性に帯電したトナーを現像ローラ6にコートしている。現像ローラ6は感光ドラム2に対して当接離間が可能であるように配置されており、−300Vの電圧が印加されている。感光ドラム2に形成された静電潜像が現像器5の現像ローラ6と接触すると、感光ドラム2の静電潜像と現像ローラ6の電界によりトナーが潜像電位部に付着(現像)して、感光ドラム2の静電潜像はトナー像となる。感光ドラム2の静電潜像以外の背景電位の部分は、静電潜像部分と逆の電界となるので正規極性に帯電したトナーは付着しない。
感光ドラム2上に形成された画像は、中間転写ベルト8との一次転写部N1へ進入する。一次転写部N1では、中間転写ベルト8の裏側に一次転写ローラ7を接触当接させている。一次転写ローラ7にはバイアスの印加を可能とする為の不図示の一次転写バイアス電源が接続されている。一次転写ローラ7には+600Vの電圧が印加されている。中間転写ベルト8に感光ドラム2Yからイエローの画像が一次転写される。次いで、同様に感光ドラム2Mからマゼンタの画像が、感光ドラム2Cからシアンの画像が、感光ドラム2Kからブラックの画像が、夫々一次転写される。これにより、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
一方、給紙カセット16内に積載収納された記録材Pは、給紙ローラ17と分離部材18により給送され、レジストローラ対19のニップ部へ搬送されて、一旦停止される。一旦停止された記録材Pは、中間転写ベルト8上に形成された画像が二次転写部N2に到達するタイミングに同期してレジストローラ対19によって二次転写部へと搬送される。そして、二次転写ローラ12に二次転写バイアスが印加されることによって、中間転写ベルト8上の画像が記録材P上に二次転写される。二次転写ローラ12には+1500Vの電圧が印加されている。画像が二次転写された記録材Pは、中間転写ベルト8から分離されて、定着装置13に送られる。ここで定着ローラ、加圧ローラによる加熱、加圧を受けて、画像が溶融固着されることで記録材Pに定着される。その後、記録材Pは機外へと排出される。一方、二次転写部N2において記録材Pに転写されずに中間転写ベルト8上に残ったトナーは、二次転写部より下流側に配置されたクリーニングユニット15のクリーニングブレード14によって除去される。また、環境検知センサ(不図示)によって検知した温度及び湿度に応じて、上述した作像条件は最適値に補正される。なお、以下においては、感光ドラム2の軸方向を主走査方向、主走査方向と直交する感光ドラムの回転方向を副走査方向とも呼ぶ。
[制御ブロック図]
図2は、画像形成装置の制御ブロック図である。コントローラ部401は、ホストコンピュータ400、エンジン制御部402のそれぞれと相互に通信が可能となっている。コントローラ部401は、ホストコンピュータ400から画像情報と印字命令を受信すると、受信した画像情報を解析してビットデータに変換する。コントローラ部401は、ビットデータへの変換時において、ページ内を複数の領域に分け、その領域内の印字率の大小によって、画像データがテキストデータかイメージデータを判別する。なお、ここでは一例として印字率が所定の閾値よりも小さければテキストデータ、大きければイメージデータであると判別している。しかし、複数の閾値を用いて2種類以上に画像データを仕分けることも可能である。次に、コントローラ部401は色変換処理を行い、濃度階調テーブルに基づき、濃度を補正する。
そして、コントローラ部401は、ビデオインターフェイス部410を介して、記録材P毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、及びビデオ信号をエンジン制御部402に送信する。コントローラ部401は、エンジン制御部402に対してホストコンピュータ400からの印字条件を印字順に通知するための印字予約コマンドを送信する。また、コントローラ部401は、テキストデータかイメージデータかを示す画像データ種類通知コマンドを送信する。コントローラ部401は、画像形成装置が印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部402へ印字開始コマンドを送信する。
エンジン制御部402は、コントローラ部401から受信した印字予約コマンドの順に印字動作を実施するための準備を行って、コントローラ部401から印字開始コマンドが送信されてくるまで待機する。エンジン制御部402は、コントローラ部401から印字開始コマンドを受信すると、コントローラ部401にビデオ信号の出力の基準タイミングとなる、副走査方向の基準としての/TOP信号、主走査方向の基準としての/BD信号を出力する。そしえ、受信した印字予約コマンドに従って印字動作を開始する。コントローラ部401は、/TOP信号に基づき、変換した画像データをエンジン制御部402に送信する。
エンジン制御部402におけるCPU411は、以下の手段を制御して、画像を形成するための画像形成処理を実施する。画像を形成するための手段は、帯電ローラ3などの帯電手段420、光学走査装置4などの露光手段430、現像ローラ6などの現像手段440、一次転写ローラ7などの一次転写手段480である。また、二次転写ローラ12などの二次転写手段490、給紙ローラ17などの用紙搬送手段500、定着装置13などの定着手段510である。CPU411は、ROM411aに記憶された各種プログラムに従って、RAM411bを作業領域として使用しながら制御を行う。
[濃度補正方法]
画像形成装置は、画像形成装置が設置されている環境の変動や、画像形成装置内の環境の変動に起因する短期的な変動、及び感光ドラムや現像剤の経時変化に起因する長期的な変動等の影響で、形成する画像の濃度が所望の濃度と異なる場合が生じる。そこで、形成する画像の濃度を所望の濃度に近づけるために、画像形成条件を補正している。以下、画像形成条件の補正のための処理をキャリブレーションとも呼ぶ。
本実施形態においては、エンジン制御部402は、所望の濃度と形成する画像の濃度とのずれを予測制御によって算出する。予測制御の一例として、画像形成装置が設置されている環境の変動がある。エンジン制御部402は、温度・湿度の変動量とそれに応じた濃度補正量のテーブルをあらかじめROM411aに記憶しておく。エンジン制御部402は、環境検知センサで検知した温度・湿度と記憶した濃度補正量のテーブルとから、濃度を補正するタイミングと補正量を判断する。
形成する画像の濃度を補正する画像形成条件の補正として、例えばエンジン制御部402によって帯電手段420、露光手段430、現像手段440などの条件を補正する方法がある。また、例えばコントローラ部401によって濃度階調性を補正する方法がある。エンジン制御部402は、予測制御によって、ターゲットの濃度階調性からの差分を算出する。そして、予測結果に基づき、図3に示すように、濃度階調を補正するために、複数点(ここでは一例として5点)の濃度情報を、ビデオインターフェイス部410を介してコントローラ部401に通知する。コントローラ部401は、エンジン制御部402から通知された濃度情報から、補間処理とスムージング処理、逆変換処理を行い、濃度階調テーブルを更新する。
[画像形成中に濃度補正を行うか否かの判断について]
以下、1つの印刷命令に基づき、複数の画像を形成することを、同一のジョブにおいて複数の画像を形成するとも呼ぶ。同一のジョブにおいて画像形成を行っている期間に、上述したキャリブレーションを行うと、キャリブレーション前に形成した画像とキャリブレーション後に形成した画像との濃度が変動してしまう。同一のジョブにおいて画像形成をしているにも関わらず、画像の濃度が変動してしまうことは、ユーザにとって望ましくない可能性がある。特に、形成する画像がイメージデータである場合は、画像に中間調が多く含まれ、少しの濃度変化であっても、ユーザにとって気になる変動となってしまう可能性がある。一方、形成する画像がテキストデータである場合は、画像の濃度変化がイメージデータに比べて目立ちにくいという特徴がある。
そこで、同一ジョブにおいて複数の画像を形成している場合にキャリブレーションを行うタイミングとなった場合は、すぐに濃度補正を行っても良いか否かを判断する。つまり、キャリブレーションを行う前後に、イメージデータにより形成される画像があるか否かを判断する。キャリブレーション後にイメージデータにより形成される画像がない場合は、濃度補正をすぐに行うことができる。一方、キャリブレーション後にイメージデータにより形成される画像がある場合は、キャリブレーション前にイメージデータによる画像を形成した後に濃度補正を行うことができる。
図4のタイミングチャートを用いて、同一のジョブにおいて画像形成を行っている期間に、キャリブレーションを行う場合について説明する。エンジン制御部402は、コントローラ部401から印字予約コマンド、印字開始コマンドを受信すると、画像形成を開始する(t1)。エンジン制御部402は、1ページ目のID1の画像を形成する準備が完了すると、ID1の画像データを取得するために/TOP信号を出力する(t2)。その後、エンジン制御部402は、画像形成を継続し、n−1ページ目のIDn−1の画像データを取得するために/TOP信号を出力する(t3)。
エンジン制御部402は、予測制御によってキャリブレーションが必要になったと判断する(t4)。このとき、エンジン制御部402は、同一のジョブにおけるすべてのIDの画像情報を取得し、濃度補正を行うか否かを判断する。表1を用いて具体的な例について説明する。表1における記号は、T:テキストデータ、I:イメージデータ、−:任意のデータを表している。
Figure 2021056404
ケース1は、同一のジョブにおいて形成する画像が全てテキストデータである場合を示している。つまり、キャリブレーションの前後にイメージデータにより形成される画像がないため、t4において濃度調整が可能であると判断できる。図4は、このケース1である場合を示している。エンジン制御部402は、コントローラ部401に対して、濃度階調補正要求を通知する。次に、エンジン制御部402は、コントローラ部401に対して、濃度階調テーブルを補正するために用いる濃度情報を送信する(t5)。コントローラ部401は、受信した濃度情報に基づき、濃度階調テーブルの補正を開始する(t5)。
エンジン制御部402は、IDnの画像データを取得するために/TOP信号を出力する(t6)。このとき、コントローラ部401は濃度階調テーブルを補正中であるため、IDnの画像データには補正前の濃度階調テーブルが適用される。コントローラ部401は濃度階調テーブルの補正が完了すると、エンジン制御部402に対して、濃度階調補正完了コマンドを送信する(t7)。エンジン制御部402は、IDn+1の画像データを取得するために/TOP信号を出力する(t8)。このとき、コントローラ部401は濃度階調テーブルの補正が完了しているため、IDn+1の画像データには補正後の濃度階調テーブルが適用される。エンジン制御部402は、IDendの画像データを取得するために/TOP信号を出力する(t9)。IDendの画像データにも、補正後の濃度階調テーブルが適用される。
ケース2は、同一のジョブにおいて形成する画像のうち、ID1〜IDnまでの画像がテキストデータであり、IDn+1以降の画像は任意の画像である場合を示している。つまり、IDn+1以降にイメージデータがあったとしても、キャリブレーションの前にはテキストデータによる画像だけが形成されるため、ケース1と同様にt4のタイミングで濃度補正を行うことができる。t4以降の動作は、ケース1と同様である。
ケース3は、同一のジョブにおいて形成する画像のうち、ID1〜IDn−1までの画像は任意の画像、IDnの画像はイメージデータ、IDn+1〜IDendまでの画像はテキストデータである場合を示している。つまり、キャリブレーションの前までにイメージデータの画像を形成し、キャリブレーション後にはテキストデータの画像を形成するため、ケース1と同様にt4のタイミングで濃度補正を行うことができる。t4以降の動作は、ケース1と同様である。
ケース4は、同一のジョブにおいて形成する画像のうち、IDn−1、IDn、IDn+1の画像はイメージデータ、それ以外の画像は任意の画像である場合を示している。このケースにおいては、t4のタイミングでキャリブレーションを行うと、キャリブレーション前に形成されるイメージデータの画像と、キャリブレーション後に形成されるイメージデータの画像ができてしまう。よって、t4のタイミングでは濃度補正を行わない。キャリブレーションを行うのは、IDn−1以降の画像で、イメージデータで形成される画像がなくなったタイミングとなる。例えば、IDendまですべての画像がイメージデータである場合は、IDendの画像を形成した後にキャリブレーションを行うことができる。
図5は、画像形成中の濃度補正方法を示したフローチャートである。S100において、エンジン制御部402は濃度階調補正要求の条件に合致するかを判断する。なお、ここでは一例として100ms毎に定期的にキャリブレーションが必要か否かを判断している。濃度階調補正要求の条件に合致した場合、S101において、エンジン制御部402は画像形成中であるか否かを判断する。画像形成中であればS102に、画像形成中でなければS104に進む。
画像形成中であると判断した場合は、S102において、エンジン制御部402はRAM411bに記憶している同一のジョブにおいて形成する画像の種類を取得する。ここでは、形成する画像がテキストデータであるか、イメージデータであるかを取得する。S103において、エンジン制御部402は同一のジョブにおいて、キャリブレーション前にイメージデータに基づいて形成される画像と、キャリブレーション後にイメージデータに基づいて形成される画像とがあるか否かについて判断する。具体的には表1におけるケース4のような状況であるか否かを判断する。S103においてあると判断した場合は、ないと判断されるまでキャリブレーションを実行することなく待機する。S103においてないと判断した場合は、S104において、エンジン制御部402は濃度階調補正要求をコントローラ部401に通知し、濃度補正を実行する。
[濃度補正を実行中に画像形成を開始するか否かの判断について]
次に、図6のタイミングチャートを用いて、濃度補正を実行中に画像形成を開始するか否かの判断について説明する。エンジン制御部402は、予測制御によって濃度階調補正の条件に合致し、キャリブレーションが必要になったと判断する(t1)。すると、エンジン制御部402はコントローラ部401に対して、濃度階調補正要求を通知する。このようなタイミングでキャリブレーションを行うのは、例えばスタンバイ中やスリープからの復帰などの状況がある。
次に、エンジン制御部402は、コントローラ部401に対して、濃度階調テーブルを補正するために用いる濃度情報を送信する(t2)。コントローラ部401は、受信した濃度情報に基づき、濃度階調テーブルの補正を開始する(t2)。エンジン制御部402は、コントローラ部401から印字予約コマンド、印字開始コマンドを受信し、プリント動作を開始する(t3)。そして、t4のタイミングで、エンジン制御部402はID1の画像データを取得するために/TOP信号を出力できる準備が完了するものの、コントローラ部401は濃度階調テーブルを補正中である。
このような状況において、エンジン制御部402は、ID1の画像がイメージデータかテキストデータかに応じて、/TOP信号の出力タイミングを変える。ID1の画像がテキストデータの場合は、t4のタイミングで/TOP信号を出力する。一方、ID1の画像がイメージデータの場合、t4のタイミングで/TOP信号を出力すると、キャリブレーション前に形成するイメージデータの画像と、キャリブレーション後に形成するイメージデータの画像とができる可能性がある。よって、この場合は、濃度階調デーブルの補正が完了するまでID1の画像データを取得するための/TOP信号を出力するタイミングを遅らせる。つまり、エンジン制御部402は、t4のタイミングで/TOP信号を出力せず、コントローラ部401による濃度階調テーブルの補正が完了した後に/TOP信号を出力する(t5)。
図7は、濃度補正を実行中に画像形成を開始するか否かの判断について示したフローチャートである。S200において、エンジン制御部402は/TOP信号を出力するタイミングであるか否かを判断する。/TOP信号を出力するタイミングであると判断した場合は、S201において、エンジン制御部402はコントローラ部401が濃度階調テーブルの補正を実行中であるか否かを判断する。実行中である場合はS202へ、実行中でない場合はS203へ進む。コントローラ部401が濃度階調テーブルの補正を実行中である場合は、S202において、エンジン制御部402は1ページ目に形成するIDの画像データがテキストデータかイメージデータかを判断する。IDの画像データがテキストデータである場合は、S203においてエンジン制御部402は/TOP信号を出力する。IDの画像データがイメージデータである場合は、コントローラ部401による濃度階調テーブルの補正が完了してから、/TOP信号を出力する。
なお、本実施形態においては、一例として濃度補正を行う方法としてコントローラ部401によって濃度階調テーブルを補正する方法を説明した。しかし、濃度補正を行う方法としてはこれに限られるものではなく、例えばエンジン制御部402によって帯電手段420、露光手段430、現像手段440などの画像形成条件を補正する方法でも良い。また、エンジン制御部402によりキャリブレーションを行うタイミングを判断する方法を説明したが、コントローラ部401が判断してもよい。
このように、形成する画像に応じて適切なタイミングでキャリブレーションを行うことができるため、キャリブレーション前に形成した画像とキャリブレーション後に形成した画像との濃度が変動してしまうことを抑制することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、画像データの情報(イメージデータ、テキストデータ)に加えて、画像データのユーザ情報も鑑みて、濃度補正の実行タイミングを決定する方法について説明する。なお、先の第1の実施形態と同様の構成については、ここでの説明は省略する。
先の第1の実施形態においては、キャリブレーション前に形成するイメージデータに基づく画像と、キャリブレーション後に形成するイメージデータに基づく画像とができないように、キャリブレーションのタイミングを制御する方法を示した。しかし、キャリブレーション前に形成する画像と、キャリブレーション後に形成する画像とのユーザが異なっている場合は、画像の濃度の変動が認識される可能性は低い。例えば、表1のケース4において、IDn以前がユーザA、IDn+1以降がユーザBによる画像であるとすると、t4のタイミングで濃度補正を実行することが可能である。
そこで、本実施形態においては、画像形成中に濃度補正の条件に合致した場合、同じユーザによりプリント指定されたイメージデータについて、キャリブレーション前に形成される画像とキャリブレーション後に形成される画像とができないように制御する。図8は、本実施形態における画像形成中の濃度補正方法を示したフローチャートである。S300において、エンジン制御部402は濃度階調補正要求の条件に合致するかを判断する。なお、ここでは一例として100ms毎に定期的にキャリブレーションが必要か否かを判断している。濃度階調補正要求の条件に合致した場合、S301において、エンジン制御部402は画像形成中であるか否かを判断する。画像形成中であればS302に、画像形成中でなければS305に進む。
画像形成中であると判断した場合は、S302において、エンジン制御部402はRAM411bに記憶している同一のジョブにおいて形成する画像の種類を取得する。ここでは、形成する画像がテキストデータであるか、イメージデータであるかを取得する。さらに、S303において、エンジン制御部402はRAM411bに記憶している同一のジョブにおいて形成する画像のユーザ情報を取得する。ここでいうユーザ情報とは、コントローラ部401が印刷命令を受信したホストコンピュータ400の識別番号を示す。コントローラ部401は、ビデオインターフェイス部410を介して、印字予約コマンドにユーザ情報を付加してエンジン制御部402に送信する。
S304において、エンジン制御部402は画像の種類とユーザ情報に基づき、同一のジョブにおいて同一のユーザにより指定された画像において、以下の判断を行う。すなわち、キャリブレーション前にイメージデータに基づいて形成される画像と、キャリブレーション後にイメージデータに基づいて形成される画像とがあるか否かについて判断する。S304においてあると判断した場合は、ないと判断されるまでキャリブレーションを実行することなく待機する。S304においてないと判断した場合は、S305において、エンジン制御部402は濃度階調補正要求をコントローラ部401に通知し、濃度補正を実行する。
このように、形成する画像に応じて適切なタイミングでキャリブレーションを行うことができるため、キャリブレーション前に形成した画像とキャリブレーション後に形成した画像との濃度が変動してしまうことを抑制することができる。
(第3の実施形態)
先の第1の実施形態においては、キャリブレーション前に形成するイメージデータに基づく画像と、キャリブレーション後に形成するイメージデータに基づく画像とができないように、キャリブレーションのタイミングを制御する方法を示した。本実施形態においては、濃度変化が所定の範囲内であれば、キャリブレーション前に形成するイメージデータに基づく画像と、キャリブレーション後に形成するイメージデータに基づく画像とができることを許容する。このようなキャリブレーションのタイミングを制御する方法を説明する。なお、先の第1の実施形態と同様の構成については、ここでの説明は省略する。図9は、本実施形態における画像形成中の濃度補正方法を示したフローチャートである。S400において、エンジン制御部402は濃度階調補正要求の条件に合致するかを判断する。なお、ここでは一例として100ms毎に定期的にキャリブレーションが必要か否かを判断している。濃度階調補正要求の条件に合致した場合、S401においてエンジン制御部402は画像形成中であるか否かを判断する。画像形成中であればS402に、画像形成中でなければS405に進む。
画像形成中であると判断した場合は、S402において、エンジン制御部402はRAM411bに記憶している同一のジョブにおいて形成する画像の種類を取得する。ここでは、形成する画像がテキストデータであるか、イメージデータであるかを取得する。さらに、S403において、エンジン制御部402は同一のジョブにおいて濃度補正量が閾値を超えるか否かを判断する。本実施形態においては、コントローラ部401による濃度階調補正を行い、図3の5点の濃度において、濃度の変動量が2以下までを閾値と設定する。つまり、各点における濃度の変動量が2を上回らないような補正であるか否かを判断する。変動量が閾値を超えない場合は、S405に、超える場合はS404に進む。
変動量が閾値を超える場合は、S404において、エンジン制御部402はキャリブレーション前にイメージデータに基づいて形成される画像と、キャリブレーション後にイメージデータに基づいて形成される画像とがあるか否かについて判断する。S404においてあると判断した場合は、ないと判断されるまでキャリブレーションを実行することなく待機する。S404においてないと判断した場合は、S405において、エンジン制御部402は濃度階調補正要求をコントローラ部401に通知し、濃度補正を実行する。
このように、形成する画像に応じて適切なタイミングでキャリブレーションを行うことができるため、キャリブレーション前に形成した画像とキャリブレーション後に形成した画像との濃度が変動してしまうことを抑制することができる。
402 エンジン制御部

Claims (10)

  1. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成される画像の画像データを取得する取得手段と、
    前記画像形成手段により形成される画像の濃度と、基準となる画像の濃度との差分を予測する予測手段と、
    前記予測手段による予測結果に基づき、前記画像形成手段による画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記画像形成手段により複数の画像を形成するために画像形成を行っている期間に前記画像形成条件を補正するタイミングとなった場合は、前記複数の画像の前記画像データに基づき、前記画像形成条件を補正するタイミングを決めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値より大きい第1の画像であるか、所定の閾値より小さい第2の画像であるかを判別し、
    前記複数の画像のうち、前記画像形成条件を補正する前、及び前記画像形成条件を補正した後に前記第1の画像がないと判断した場合、前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の画像のうち、前記画像形成条件を補正する前にのみ前記第1の画像を形成するように、前記第1の画像を形成した後に前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の画像のうち、前記画像形成条件を補正した後にのみ前記第1の画像を形成するように、前記第1の画像を形成する前に前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記取得手段は、前記画像データとしてさらに画像のユーザに関する情報を取得し、
    前記制御手段は、前記画像形成条件を補正する前、及び前記画像形成条件を補正した後に前記第1の画像があると判断した場合、さらに前記画像形成条件を補正する前に形成される前記第1の画像のユーザに関する情報と、前記画像形成条件を補正した後に形成される前記第1の画像のユーザに関する情報が異なる場合は、前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記画像形成条件を補正する前、及び前記画像形成条件を補正した後に前記第1の画像があると判断した場合、さらに前記画像形成条件の補正による濃度の変化が所定の範囲内に収まる場合は、前記画像形成条件の補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成される画像の画像データを取得する取得手段と、
    前記画像形成手段により形成される画像の濃度と、基準となる画像の濃度との差分を予測する予測手段と、
    前記予測手段による予測結果に基づき、前記画像形成手段による画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記画像形成条件を補正している期間に前記画像形成手段により画像を形成するタイミングとなった場合は、前記画像の前記画像データに基づき、前記画像を形成するタイミングを決めることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値より大きい第1の画像であるか、所定の閾値より小さい第2の画像であるかを判別し、
    前記第1の画像である場合は、前記画像形成条件の補正が完了した後に前記画像を形成し、前記第2の画像である場合は、前記画像形成条件の補正が完了する前に前記画像を形成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段は、感光体を帯電する帯電手段、前記帯電手段に帯電された感光体を露光する露光手段、前記露光手段により露光されて形成された静電潜像を現像する現像手段と、を含み、
    前記画像形成条件の補正として、前記帯電手段、前記露光手段、又は前記現像手段の条件を補正することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成条件の補正として、画像を形成するための濃度階調テーブルの濃度を補正することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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