JP2021055236A - 遮熱具 - Google Patents

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繁 佐竹
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【課題】頭部に着用した帽子やヘルメットの内部の温度上昇を抑制し、湿度の低い快適な状態を長時間維持することができる遮熱具を提供する。【解決手段】遮熱具10は、帽子やヘルメットの内面に沿った形状に変形可能な可撓性を有し、遮熱性、透湿性及び防水性を備えた遮熱シート1で形成されている。遮熱シート1は、遮熱性、透湿性及び防水性を備え、表面に耐久性コートが形成されたアルミ箔と、アルミ箔の裏面に貼着されたガラス繊維層と、アルミ箔と反対側に位置するガラス繊維層の裏面に設けられた透湿防水樹脂層と、を備えている。遮熱シート1の平面視形状が回転対称形状をなしている。【選択図】図1

Description

本発明は、頭部に着用された帽子やヘルメットなどの内部の温度上昇を抑制する機能を有する遮熱具に関する。
頭部に着用された帽子やヘルメットの内部の温度上昇を防止する器具については、従来、様々な形状、機能を有するものが提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された「頭部保護用防熱シート」あるいは特許文献2に記載された「ヘルメットの遮熱構造」などがある。
特許文献1に記載された「頭部保護用防熱シート」は、1枚または複数に分割された一組のシートブロックからなり、片面に粘着剤を塗布または両面テープが貼り付けられ、端部の少なくとも二か所以上に切り込みが設けられており、電磁波である輻射熱を遮断する機能を有している。
特許文献2に記載された「ヘルメットの遮熱構造」は、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材、接着や熱溶着層、不織布や樹脂シートを順に積層した遮熱シートを、ヘッドバンドや衝撃吸収ライナーと帽体の内側との間に取り付けるものである。
実用新案登録第3213610号公報 実用新案登録第3222405号公報
前述したように、特許文献1に記載された「頭部保護用防熱シート」及び特許文献2に記載された「ヘルメットの遮熱構造」は、輻射熱を反射(遮断)する機能を有するシートをヘルメットの内側(または外側)に取り付けることにより、ヘルメット内の温度上昇を抑制するものであるが、これらのシートは透湿性(通気性)を備えていない。
このため、特許文献1に記載された「頭部保護用防熱シート」あるいは特許文献2に記載された「ヘルメットの遮熱構造」を使用した場合、頭部などからの発汗に起因する湿気(水蒸気)がヘルメット内(特に頭部とシートとの間の部分)に溜まっていき、汗の発散、蒸発が阻害され、頭部に対する温度抑制作用が徐々に低下していく可能性が高い。
また、ヘルメット内に湿気が溜まると、ヘルメット内の温度が上昇して、不快感を引き起こすだけでなく、熱中症などの誘因となる可能性も否定できない。さらに、ヘルメット内に湿気が溜まった状態が長時間続くと、毛髪や頭皮に悪影響を及ぼすことがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、頭部に着用された帽子やヘルメットの内部の温度上昇を抑制し、湿度の低い快適な状態を長時間維持することができる遮熱具を提供することにある。
本発明に係る遮熱具は、帽子やヘルメットの内面に沿った形状に変形可能な可撓性を有し、遮熱性、透湿性及び防水性を備えた遮熱シートで形成されたことを特徴とする。
ここで、前記帽子とは、防暑、防寒、防砂、装飾などを目的として頭部に被る衣類であり、前記ヘルメットとは、衝撃などから頭部を保護するために頭部に被る防護帽若しくは兜のことであるが、特に限定するものではなく、キャップやハットなど、頭部に被るものを広く含んでいる。
前記遮熱具においては、前記遮熱シートが、遮熱性、透湿性及び防水性を備え、表面に耐久性コートが形成されたアルミ箔と、前記アルミ箔の裏面に貼着されたガラス繊維層と、前記アルミ箔と反対側に位置する前記ガラス繊維層の裏面に設けられた透湿防水樹脂層と、を備えたものであることが望ましい。
前記遮熱具においては、前記遮熱シートの平面視形状が回転対称形状であることが望ましい。ここで、前記回転対称形状とは、nを2以上の整数としたとき、ある中心の周りを(360/n)度回転させると自らと重なる性質を有する形状のことである。
本発明は、頭部に着用した帽子やヘルメットの内部の温度上昇を抑制し、湿度の低い快適な状態を長時間維持することができる遮熱具を提供する。
本発明の実施形態である遮熱具を示す平面図である。 図1中の矢線A方向から見た遮熱具の正面図である。 図1中のB−B線における一部省略断面図である。 図1に示す遮熱具を帽子内に装着した状態を模式的に示す図である。 図1に示す遮熱具をヘルメット内に装着した状態を模式的に示す図である。
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態である遮熱具10について説明する。
初めに、図1〜図3に基づいて、遮熱具10の形状、構造などについて説明する。図1,図2に示すように、遮熱具10は、平面視形状が四葉のクローバー形状をなす平板状の遮熱シート1で形成されている。遮熱シート1は、遮熱性、透湿性及び防水性を備えるとともに、後述するように、帽子の内面に沿った形状に変形可能な可撓性を有している。
ここで、遮熱性とは輻射熱を反射する性質であり、透湿性とは湿気(水蒸気などの気体)を透過する性質であり、防水性とは水(液体)を通さない性質である。可撓性とは外力を加えると、亀裂が生じたり、破断したりすることなく撓む(曲る)性質であり、本発明においては人間の手力程度の外力を加えると撓む性質をいう。
図1に示すように、遮熱具10を構成する遮熱シート1は、4つのハートの鋭角に尖った部分を一点(中心1c)に集めて互いに合体させたような形状をしており、中心1cの周りで90度回転させると、自らと重なる「90度回転対称形状」をなしている。なお、「90度回転対称形状」に限定するものではないので、その他の回転対称形状、例えば、45度回転対称形状や60度回転対称形状などとすることもできる。
遮熱シート1の外周には、深い切込み部1aと、浅い切込み部1bと、が中心1cを基準にして45度間隔で形成され、切り込み部1aと切り込み部1bとの間は滑らかな平面視形状が凸曲線をなす舌片状に突設されている。なお、遮熱シート1の形状は限定しないので、後述するように、帽子の内部に装着したとき、遮熱シート1の外周部分が帽子内面に沿って縮径するように重なり合うことができる形状であることが望ましい。
遮熱シート1のサイズは限定しないので、装着対象である帽子やヘルメットのサイズに合わせて形成することができるが、本実施形態においては、遮熱シート1の最大部の外径1Rを約240mmとし、厚さ1tを約0.4mmとしている。
図3に示すように、遮熱シート1は、表面3aに耐久性コート2が形成されたアルミ箔3と、アルミ箔3の裏面3bに貼着されたガラス繊維層4と、アルミ箔3と反対側に位置するガラス繊維層4の裏面4bに設けられた透湿防水樹脂層5と、を備えている。耐久性コート2は、アルミ箔3の表面3aの反射率が経年劣化などによって低下するのを防止する作用を有する。アルミ箔3は、遮熱性、透湿性、防水性及び可撓性を有している。
遮熱具10を構成する遮熱シート1は、可撓性、遮熱性、透湿性及び防水性を有するものであれば特に限定しないが、例えば、プロックスマテリアル株式会社の商品名「M.W.H.シート」が好適である。ここで、「M.W.H.シート」は「Mоisture−Permeability Waterproof Heatshield シート」の略称である。
次に、図4,図5に基づいて遮熱具10の使い方について説明する。
図4は、キャップや野球帽などと呼称される帽子20に遮熱具10を装着して頭部Hに被った状態を示している。図4に示すように、遮熱具10の表面10a(図3参照)を帽子20の内面20bに向けた姿勢で帽子20の内部(頭部Hを覆う部分)に押し込むと、遮熱シート1は、その可撓性により、帽子20の内面20bの凹曲面形状に沿った状態に変形し、帽子20の内部に嵌り込む。
なお、遮熱シート1は弾力性も有しており、その弾性的復元力により元の平板形状に戻ろうとし、遮熱シート1の外周部分が帽子20の内面20bを押圧するので、遮熱具10は帽子20の内部に保持される。また、遮熱シート1は回転対称形状をしているので、その中心1cが帽子20の頂上部分に向かうような姿勢にして帽子20内に押し込めば、遮熱具10は偏心することなく帽子20の内部に装着することができ、帽子20に対する位置合わせも容易である。
なお、図示していないが、帽子20内にすべりやサイズリボン(帽子20を被ったときに頭部Hを一周するように設けられた部材)がある場合は、遮熱シート1の外周部分を、帽子20の内面20bとすべりやサイズリボンとの間に挟めば、遮熱具10をさらに安定保持することができる。
図4に示すように、遮熱具10を装着した帽子20を頭部Hに被れば、太陽などから照射される輻射熱は遮熱具10を構成する遮熱シート1によって反射(遮断)されるので、帽子20の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、頭部Hの発汗などに起因する湿気(水蒸気)は遮熱具10を透過して、遮熱具10の表面10aと帽子20の内面20bとの隙間Gに流入し、帽子20の生地を通過したり、帽子20の内面20bの外縁部分を通ったりして外部へ発散されるので、頭部Hに着用した帽子20の内部の湿度上昇が抑制され、湿度の低い快適な状態を長時間維持することができる。
次に、図5は、ヘルメット30に遮熱具10を装着して頭部Hに被った状態を示している。ヘルメット30に遮熱具10を装着する場合は、ヘルメット30の帽体32内に取り付けられているヘッドバンド31を、一旦、取り外し、ヘッドバンド31の外側(凸状部分)に両面粘着テープなどを用いて遮熱具10を貼着する。
このとき、遮熱具10の裏面10b(図3参照)をヘッドバンド31に向け、表面10a(図3参照)を外側に向けた状態でヘッドバンド31に貼着する。この後、遮熱具10を貼着したヘッドバンド31を帽体32内に取り付けると、ヘルメット30への遮熱具10の装着が完了する。
図5に示すように、遮熱具10を装着したヘルメット30を頭部Hに被れば、太陽などから照射される輻射熱は遮熱具10を構成する遮熱シート1によって反射(遮断)されるので、ヘルメット30の内部の温度上昇を抑制することができる。
また、頭部Hの発汗などに起因する湿気(水蒸気)は遮熱具10を透過して、遮熱具10の表面10aとヘルメット30の内面30bとの隙間Gに流入し、帽体32の通気孔(図示せず)を通過したり、帽体32の外縁部分を通ったりして、外部へ発散されるので、頭部Hに着用したヘルメット30の内部の湿度上昇が抑制され、湿度の低い快適な状態を長時間維持することができる
なお、図4,図5に示す遮熱具10の使い方は例示であり、遮熱具10の使い方は限定しないので、帽子やヘルメットなどのように人間の頭部に被るものであれば、キャップやハットなどの呼称、種類を問わず広く使用することができる。
また、図1〜図5に基づいて説明した遮熱具10は、本発明に係る遮熱具の一例を示すものであり、本発明に係る遮熱具は、前述した遮熱具10に限定されない。
本発明は、土木建設作業者や工場作業者などが着用するヘルメットや一般人が着用する帽子の内部の温度上昇抑制手段として広く利用することができる。
1 遮熱シート
1a,1b 切り込み部
1c 中心
1R 外径
2 耐久性コート
3 アルミ箔
3a,10a 表面
3b,4b,10b 裏面
4 ガラス繊維層
5 透湿防水樹脂層
20 帽子
20b 内面
30 ヘルメット
31 ヘッドバンド
32 帽体
G 隙間
H 頭部

Claims (3)

  1. 帽子やヘルメットの内面に沿った形状に変形可能な可撓性を有し、遮熱性、透湿性及び防水性を備えた遮熱シートで形成された遮熱具。
  2. 前記遮熱シートが、遮熱性、透湿性及び防水性を備え、表面に耐久性コートが形成されたアルミ箔と、前記アルミ箔の裏面に貼着されたガラス繊維層と、前記アルミ箔と反対側に位置する前記ガラス繊維層の裏面に設けられた透湿防水樹脂層と、を備えた請求項1記載の遮熱具。
  3. 前記遮熱シートの平面視形状が回転対称形状である請求項1または2記載の遮熱具。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542007U (ja) * 1978-09-06 1980-03-18
JPH0589415U (ja) * 1992-05-08 1993-12-07 株式会社ワコール 被服材料
JP3222405U (ja) * 2019-03-22 2019-08-01 日本遮熱株式会社 ヘルメットの遮熱構造

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