JP2021054500A - 医療用デバイス包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に医療用デバイスの先端部が包装体や他の医療用デバイスに接触するのを防止することが可能な医療用デバイス包装体の提供を目的とする。【解決手段】医療用デバイス包装体1は、第1の係止部311と第2の係止部312とを有する台紙31と、第1の係止部311を用いて台紙31上に着脱自在に係止された長手形状の第1の医療用デバイス11と、第1の医療用デバイス11に並行するように配置され、第2の係止部312を用いて台紙31上に着脱自在に係止された長手形状の第2の医療用デバイス21と、第1の医療用デバイスの先端部11Aと第2の医療用デバイス21とを隔てる保護カバー41と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用デバイス包装体に関する。
カテーテルなどの長手形状の医療用デバイスを収納する包装体として、例えば、台紙にV字状の溝を設け、この溝に長手形状の医療用具を収納することでこれを保持する医療用具保持台紙が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このような医療用具保持台紙によれば、医療用具の線状部がV字状溝に収納されるため、収納された医療用具が不本意に包装体の内面等に接触するのを防止することが期待される。
特開2009−201826号公報
しかしながら、上述したような従来の技術では、台紙が不用意に押されてV字状溝が変形した場合、医療用具がV字状溝から押し出されて包装体の内面に接触したり、同じ医療用具保持台紙に保持した他の医療用具に接触する虞がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、特に医療用デバイスの先端部が包装体や他の医療用デバイスに接触するのを防止することが可能な医療用デバイス包装体を提供することにある。
本開示のいくつかの態様は、
(1)第1の係止部と第2の係止部とを有する台紙と、
前記第1の係止部を用いて前記台紙上に着脱自在に係止された長手形状の第1の医療用デバイスと、
前記第1の医療用デバイスに並行するように配置され、前記第2の係止部を用いて前記台紙上に着脱自在に係止された長手形状の第2の医療用デバイスと、
前記第1の医療用デバイスの先端部と前記第2の医療用デバイスとを隔てる保護カバーと、を備えている医療用デバイス包装体、
(2)前記保護カバーと前記台紙とが固着されている前記(1)に記載の医療用デバイス包装体、
(3)前記第1の医療用デバイスの長手方向に直交する投影面に投影したときの投影形状において、
前記保護カバーと前記台紙との固着部の領域が、前記第2の医療用デバイスの領域よりも前記第1の医療用デバイスの領域側にのみ位置している前記(2)に記載の医療用デバイス包装体、
(4)前記保護カバーが前記第1の医療用デバイスの先端部を包囲する袋状である前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の医療用デバイス包装体、および
(5)前記台紙と、前記第1の医療用デバイスと、前記第2の医療用デバイスと、前記保護カバーとを一体的に密封する容器を備えている前記(1)から(4)のいずれか1項に記載の医療用デバイス包装体、である。
本発明は、特に医療用デバイスの先端部が包装体や他の医療用デバイスに接触するのを防止することが可能な医療用デバイス包装体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す概略的斜視図である。 図1の概略的平面図である。 図2のIII−III線で切断した概略的断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す一部拡大概略的平面図であって、(a)〜(c)はそれぞれ固着部の各種態様を示す。 本発明の第2の実施形態を示す一部拡大概略的平面図である。 図5のVI−VI線で切断した概略的断面図である。 第2の実施形態の変形例を示す一部拡大概略的平面図であって、(a),(b)はそれぞれ固着部の各種態様を示す。 本発明の第3の実施形態を示す一部拡大概略的平面図である。 図8のIX−IX線で切断した概略的断面図である。 第3の実施形態の変形例を示す一部拡大概略的平面図であって、(a),(b)はそれぞれ固着部の各種態様を示す。
本開示の医療用デバイス包装体は、第1の係止部と第2の係止部とを有する台紙と、上記第1の係止部を用いて上記台紙上に着脱自在に係止された長手形状の第1の医療用デバイスと、上記第1の医療用デバイスに並行するように配置され、上記第2の係止部を用いて上記台紙上に着脱自在に係止された長手形状の第2の医療用デバイスと、上記第1の医療用デバイスの先端部と上記第2の医療用デバイスとを隔てる保護カバーと、を備えていることを特徴とする。
なお、本明細書において、「先端側」とは、係止された第1の医療用デバイスの長手方向に沿う台紙上の方向であって、第1の医療用デバイスの遠位方向(手技者が操作する部位に対して最も遠い端へ向かう方向)を意味する。「基端側」とは、先端側と反対側の方向を意味する。また、「先端部」とは、任意の部材または部位において、その先端側の端部(先端)を含みこの端部から基端側の中途まで延びる部位を指す。「基端部」とは、任意の部材または部位において、その基端側の端部(基端)を含みこの端部から先端側の中途まで延びる部位を指す。
以下、本発明の第1〜第3の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。また、各図面に示した医療用デバイス包装体の寸法は、実施内容の理解を容易にするために示した寸法であり、実際の寸法に対応するものではない。また、図1,図2および図4の保護カバーは、便宜上、その一部を切り欠いた状態で図示されている。
[第1の実施形態]
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態を示す概略図である。当該医療用デバイス包装体1は、図1〜図3に示すように、概略的に、第1の医療用デバイス11と、第2の医療用デバイス21と、台紙31と、保護カバー41と、容器51とにより構成されている。
第1の医療用デバイス11は、長手形状のデバイスである。第1の医療用デバイス11は、例えば、特に保護が必要な先端部11Aと、先端部11Aから基端側に向かって延設された略直線状の本体部11Bと、本体部11Bから基端側に向かって延設された基部11Cとにより構成されている。第1の医療用デバイス11としては、例えば、カテーテル、ダイレータ、内視鏡の長尺部等が挙げられる。第1の医療用デバイス11がカテーテルである場合、例えば、U字形状の湾曲部が先端部11A、中空シャフト部が本体部11B、手技者が操作を行うコネクタ部が基部11Cに相当する(図1,図2参照)。第1の医療用デバイス11は、後述する第1の係止部311を用いて台紙31上に着脱自在に係止(固定)される。
第2の医療用デバイス21は、第1の医療用デバイス11に並行するように台紙31上に配置された長手形状のデバイスである。第2の医療用デバイス21は、例えば、先端部21Aと、先端部21Aから基端側に向かって延設された略直線状の本体部21Bと、本体部21Bから基端側に向かって延設された基部21Cとにより構成されている。第2の医療用デバイス21としては、例えば、カテーテル、ダイレータ、内視鏡の長尺部等が挙げられる。第2の医療用デバイス21がダイレータである場合、例えば、テーパ部を有する部位が先端部21A、中空シャフト部が本体部21B、手技者が操作を行う基端部が基部21Cに相当する。第2の医療用デバイス21は、後述する第2の係止部312を用いて台紙31上に着脱自在に係止(固定)される。
台紙31は、第1および第2の医療用デバイス11,21を係止(固定)する部材である。台紙31は、具体的には、例えば、略平板状の厚みが薄い部材で形成することができる。台紙31は、例えば、第1および第2の医療用デバイス11,21をそれぞれ係止可能な第1の係止部311と第2の係止部312とを有している。
第1および第2の係止部311,312それぞれは、例えば、第1および第2の医療用デバイス11,21における略直線状の本体部11B,21Bを挟持することでこれらを台紙31に係止する。第1および第2の係止部311,312は、例えば、台紙31の一部を切り抜いて形成した係止片3111,3121(図1,図2参照)、台紙以外の他の部材を台紙に取り付けて形成した係止部材(不図示)等で構成することができる。
台紙31は、第1および第2の医療用デバイス11,21を清浄に保ちかつ医療用デバイス11,21が過度に変形しない程度の剛性を有していることが好ましい。台紙31は、例えば、上質紙、中質紙、クラフト紙、片艶クラフト紙、更クラフト紙、表面コート紙などの紙材料;ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂材料を原料とする樹脂シート;紙材料や樹脂材料などを混合した合成紙等により形成することができる。
保護カバー41は、第1の医療用デバイスの先端部11Aと第2の医療用デバイス21とを隔てる部材である。保護カバー41は、少なくとも第1の医療用デバイスの先端部11Aが他の医療用デバイス(例えば、第2の医療用デバイス21など)や容器51(後述)に接触しないように、これら容器51等と第1の医療用デバイスの先端部11Aとの間に配置される。
保護カバー41の形態は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、第1の医療用デバイスの先端部11Aを包囲する袋状であることが好ましい。この場合、保護カバー41は、具体的には、例えば、第1の医療用デバイスの先端部11Aが挿入可能であり、少なくとも第1の医療用デバイス11の基端側に向かって開口する開口部411aを有する平面視矩形状の袋体411で構成することができる。このように、保護カバー41が第1の医療用デバイスの先端部11Aを包囲する袋状のカバー(袋体411)であることで、第1の医療用デバイスの先端部11Aが容器51や第2の医療用デバイス21等に接触するのを確実に防止することができる。
保護カバー41と台紙31とは固着部k1にて固着されていることが好ましい。この場合、袋体411と台紙31とは、これらが互いに接触する接触部の全体で固着されていてもよく、上記接触部のうちの一部で固着されていてもよい。これにより、例えば運搬中の振動などにより保護カバー41が誤って移動するのを抑制することができ、第1の医療用デバイスの先端部11Aが容器51や第2の医療用デバイス21等に接触するのをより確実に防止することができる。
なお、袋体411と台紙31とが固着される場合、第1の医療用デバイス11の長手方向に直交する投影面に投影したときの投影形状において、保護カバー41と台紙31との固着部k1の領域が、第2の医療用デバイス21の領域よりも第1の医療用デバイス11の領域側にのみ位置していることが好ましい。当該医療用デバイス包装体1の固着部k1は、具体的には、保護カバー41と台紙31との接触部のうちの斜線でハッチングした部位(図2参照)に設けられている。また、固着部k1以外の接触部では、保護カバー41と台紙31とが離間可能に接している。これにより、第2の医療用デバイスの先端部21Aを袋体411の背面と台紙31の表面との間に容易に配置することができ、作業効率よく医療用デバイス包装体1を形成することができる。
保護カバー41を構成する材料は、医療用デバイス11,21を清浄に保ちかつ医療用デバイス11,21の破損を防止可能な緩衝性を有していることが好ましい。上記材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニルなどの樹脂材料等が挙げられる。
保護カバー41と台紙31との固着方法としては、例えば、接着剤により接着する方法、加熱により融着する方法等を採用することができる。
容器51は、台紙31と、第1の医療用デバイス11と、第2の医療用デバイス21と、保護カバー41とを一体的に密封する部材である。容器51は、例えば、台紙31等を収納するのに十分な大きさを有する密封可能な袋等を用いて密封することで形成することができる。
容器51を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂材料等が挙げられる。これらの中で、上記材料としては、容器51内部の視認性を向上させる観点から、透明な材料であることが好ましい。
なお、容器51は、収納する医療用デバイス11,21の汚染を防止する観点から、例えば、エチレンオキサイドガス滅菌や放射線滅菌等の滅菌処理が施されていてもよい。
容器51の密封方法としては、容器51を構成する材料にもよるが、例えば、容器51の開口部を加熱融着することで密封する方法、接着剤を用いて密封する方法、ファスナー等の部材を用いて密封する方法等を採用することができる。
次に、当該医療用デバイス包装体1の形成方法について説明する。ここでは、第1および第2の係止部311,312として係止片3111,3121、第1の医療用デバイス11として先端部11AがU字形状に湾曲したカテーテル、第2の医療用デバイス21としてダイレータ、保護カバー41として基端に開口部411aを有しかつ三方が閉塞された平面視矩形状の袋体411、容器51として滅菌袋511を用い、袋体411の第1の医療用デバイス11側の部位と台紙31との間に固着部k1が形成された包装体1について例示する。
まず、開口部411aを介してU字形状の先端部11Aを袋体411に挿入しながら第1の医療用デバイス11を台紙31上に載置する。次いで、係止片3111により第1の医療用デバイスの本体部11Bを台紙31に挟み込んで係止(固定)する。
次に、袋体411のうちの固着部k1が設けられた部位と反対側の端部をめくり上げた後、先端部21Aを袋体411と台紙31との間に挟み込んだ状態で第2の医療用デバイス21を台紙31上に載置する。次いで、係止片3121により第2の医療用デバイス21の本体部21Bを台紙31に挟み込んで係止(固定)する。
次に、第1および第2の医療用デバイス11,21が係止された台紙31を滅菌袋511の中に挿入した後、滅菌袋511の開口部を加熱融着等により閉塞することで医療用デバイス包装体1を形成する。
以上のように、当該医療用デバイス包装体1は、上記構成であるので、特に第1の医療用デバイスの先端部11Aが容器51や第2の医療用デバイス21等に接触するのを防止することができ、例えば輸送時の振動等によって第1の医療用デバイスの先端部11Aが変形したり損傷するのを抑制することができる。
上述した第1の実施形態では、袋状の保護カバー41(袋体411)を用いた場合の固着部k1を設ける好適な位置として、袋体411のうちの第1の医療用デバイス11側の先端部の領域を例示したが、固着部の好適な位置としては、袋体411のうちの第1の医療用デバイス11側の領域であればよく、例えば、第1の医療用デバイス11側の端部の領域に固着部k1m1を有する医療用デバイス包装体1m1であってもよく(図4(a)参照)、第1の医療用デバイス11側の基端部の領域に固着部k1m2を有する医療用デバイス包装体1m2であってもよく(図4(b)参照)、第1の医療用デバイス11側の全体の領域に固着部k1m3を有する医療用デバイス包装体1m3であってもよい(図4(c)参照)。
[第2の実施形態]
図5,図6は、本発明の第2の実施形態を示す概略図である。当該医療用デバイス包装体2は、図5,図6に示すように、概略的に、第1の医療用デバイス11と、第2の医療用デバイス21と、台紙31と、保護カバー42と、容器51とにより構成されている。当該医療用デバイス包装体2は、保護カバー42が第1の実施形態と異なっている。なお、第1および第2の医療用デバイス11,21、台紙31、および容器51の構成は、第1の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また、以下に示す保護カバー42の構成以外の構成は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
保護カバー42は、第1の医療用デバイスの先端部11Aと第2の医療用デバイス21とを隔てる部材である。本実施形態の保護カバー42はシート状の部材で構成されている。保護カバー42は、具体的には、例えば、平面視で矩形状に形成され、第1および第2の医療用デバイスの先端部11A,21Aを覆うように配置された一重のシート体421で構成することができる。
保護カバー42は、例えば、医療用デバイスの先端部11A,21Aの間の部位において台紙31に固着することができる。保護カバー42と台紙31との固着部k2は、第1の医療用デバイスの先端部11Aと第2の医療用デバイス21とが接触しないように設けられていればよく、例えば、上記先端部11A,21Aの間のシート体421と台紙31との接触部において、第1および第2の医療用デバイス11,21の長手方向全体に亘って設けることができる。
なお、当該医療用デバイス包装体2では、例えば、シート体421の固着されていない基端部421aをめくり上げることで、台紙31との間に第1および第2の医療用デバイスの先端部11A,21Aを挿入することができる。
以上のように、当該医療用デバイス包装体2は、上記構成であるので、第1の医療用デバイスの先端部11Aが容器51や第2の医療用デバイス21等に接触するのを防止することができると共に、簡易な構成で第1および第2の医療用デバイス11,21を容易に収納することができる。
上述した第2の実施形態では、固着部k2が、医療用デバイスの先端部11A,21Aの間のシート体421と台紙31との接触部において、第1および第2の医療用デバイス11,21の長手方向全体に亘って設けられている医療用デバイス包装体2を例示したが、保護カバー42と台紙31とが固着される場合、保護カバー42は、少なくともその基端部が開放されていればよい。このような態様としては、例えば、上記長手方向の一部にのみ固着部k2m4を有する医療用デバイス包装体2m4(図7(a)参照)、シート体の基端部421aのみが開放された略M字状の固着部k2m5を有する医療用デバイス包装体2m5(図7(b)参照)等が挙げられる。
[第3の実施形態]
図8,図9は、本発明の第3の実施形態を示す概略図である。当該医療用デバイス包装体3は、図8,図9に示すように、概略的に、第1の医療用デバイス11と、第2の医療用デバイス21と、台紙31と、保護カバー43と、容器51とにより構成されている。当該医療用デバイス包装体3は、保護カバー43が第1の実施形態と異なっている。なお、第1および第2の医療用デバイス11,21、台紙31、および容器51の構成は、第1の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また、以下に示す保護カバー43の構成以外の構成は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
保護カバー43は、第1の医療用デバイスの先端部11Aと第2の医療用デバイス21とを隔てる部材である。本実施形態の保護カバー43はシート状の部材で構成されている。保護カバー43は、具体的には、例えば、平面視で矩形状に形成された二枚のシート体431,432で構成することができ、台紙31上に、第1の医療用デバイスの先端部11A、シート体431、第2の医療用デバイスの先端部21A、シート体432の順で積載されている。
保護カバー43は、それぞれ台紙31に固着することができる。保護カバー42と台紙31との固着部k3は、第1の医療用デバイスの先端部11Aと第2の医療用デバイス21とが接触しないように設けられていればよく、例えば、二重に重ねたシート体431,432の第2の医療用デバイス21側の辺に沿うように設けることができる。
なお、当該医療用デバイス包装体3では、例えば、シート体431,432の固着されていない基端部431a,432aをめくり上げることで、台紙31とシート体431との間、およびシート体431とシート体432との間にそれぞれ第1および第2の医療用デバイスの先端部11A,21Aを挿入することができる。
以上のように、当該医療用デバイス包装体3は、上記構成であるので、第1の医療用デバイスの先端部11Aが容器51や第2の医療用デバイス21等に接触するのを防止することができると共に、簡易な構成で第1および第2の医療用デバイス11,21を容易に収納することができる。
上述した第3の実施形態では、固着部k3が、二重に重ねたシート体431,432の第2の医療用デバイス21側の辺に沿うように設けられた医療用デバイス包装体3を例示したが、保護カバー43と台紙31とが固着される場合、保護カバー43は、少なくともその基端部43aが開放されていればよい。このような態様としては、例えば、シート体431,432の先端部の辺に沿うシート体431と台紙31との接触部のみ固着部k3m6を有する医療用デバイス包装体3m6(図10(a)参照)、シート体の基端部431a,432aのみが開放された略コ字状の固着部k3m7を有する医療用デバイス包装体3m7(図10(b)参照)等が挙げられる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態では、保護カバー41〜43と台紙31とが固着されている医療用デバイス包装体1〜3について説明したが、保護カバーと台紙とが固着されていない医療用デバイス包装体であってもよい。かかる場合、第1の医療用デバイスの先端部を挿入可能であり、少なくとも第1の医療用デバイス11の基端側に向かって開口する開口部を有する袋体を好適に用いることができる。
また、上述した実施形態では、二つの医療用デバイス11,21を備えた医療用デバイス包装体1〜3について例示したが、三つ以上の医療用デバイスを備えた医療用デバイス包装体であってもよい。かかる場合、保護カバーを用いて第1の医療用デバイスの先端部と他の医療用デバイスとを隔てることで医療用デバイス包装体を形成することができる。
また、上述した実施形態では、略平板状の部材で形成された台紙を備える医療用デバイス包装体1〜3について説明したが、第1の医療用デバイスの長手方向に沿って形成された一または二以上のV字形状の溝部に医療用デバイスを係止する医療用デバイス包装体であってもよい。
1,2,3 医療用デバイス包装体
11 第1の医療用デバイス
21 第2の医療用デバイス
31 台紙
311 第1の係止部
312 第2の係止部
41,42,43 保護カバー
51 容器
k1,k2,k3 固着部

Claims (5)

  1. 第1の係止部と第2の係止部とを有する台紙と、
    前記第1の係止部を用いて前記台紙上に着脱自在に係止された長手形状の第1の医療用デバイスと、
    前記第1の医療用デバイスに並行するように配置され、前記第2の係止部を用いて前記台紙上に着脱自在に係止された長手形状の第2の医療用デバイスと、
    前記第1の医療用デバイスの先端部と前記第2の医療用デバイスとを隔てる保護カバーと、を備えている医療用デバイス包装体。
  2. 前記保護カバーと前記台紙とが固着されている請求項1に記載の医療用デバイス包装体。
  3. 前記第1の医療用デバイスの長手方向に直交する投影面に投影したときの投影形状において、
    前記保護カバーと前記台紙との固着部の領域が、前記第2の医療用デバイスの領域よりも前記第1の医療用デバイスの領域側にのみ位置している請求項2に記載の医療用デバイス包装体。
  4. 前記保護カバーが前記第1の医療用デバイスの先端部を包囲する袋状である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の医療用デバイス包装体。
  5. 前記台紙と、前記第1の医療用デバイスと、前記第2の医療用デバイスと、前記保護カバーとを一体的に密封する容器を備えている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の医療用デバイス包装体。
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