JP2021053972A - プリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法 - Google Patents

プリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】口部からこぼれた内容物が外容器体と内容器体との間に入り込むのを抑制することができる、プリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法を提供する。【解決手段】内プリフォーム50の外側に外プリフォーム50が装着されたプリフォーム組立体30であって、内プリフォーム50は、筒状の口部51と、口部51の下部に設けたネックリング51bと、口部51の下方に連なる収容部52とを有し、外プリフォーム40は、収容部52の径方向外側に配置される胴部42と、胴部42の上方に設けられ、ネックリング51bの下面から上方に凹む嵌合凹部51dに嵌合する嵌合凸部とを有し、外プリフォーム40の胴部42の底部分42cには、外気導入路43bが設けられることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本開示は、合成樹脂製のプリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法に関する。
醤油等の食品調味料、飲料、化粧料、シャンプー、リンス、液体石鹸などを内容液として収納する容器として、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形することにより、筒状の外口部と外口部に連なる胴部とを備えた外容器体と、外口部の内側に配置された筒状の内口部と胴部の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の収容部とを備えた内容器体と、胴部と収容部との間に連通する外気導入路を内側に備えて胴部に一体に連ねて設けられた筒状部と、を有する二重構造に形成された合成樹脂製の積層剥離容器(デラミネーション容器)が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような積層剥離容器は、筒状部から外気を導入することで、内容器体の収容部を外容器体の胴部の内面から剥離させることができる。これにより、外容器体を元の形状に維持したまま内容器体の収容部のみを減容変形させて収容部に収容されている内容液を外気と置換することなく外部に注出させることができるので、収容部に収容されている内容液への外気の接触を減らして、当該内容液の劣化や変質等を抑制することができる。
また、このような積層剥離容器は、例えば、外口部に吐出具を装着するとともに筒状部に加圧装置を装着することでサーバーとして使用することもできる。この場合、加圧装置から筒状部の外気導入路を通して胴部と収容部との間に加圧エアー等の加圧媒体を供給し、胴部と収容部との間の圧力を高めた状態としておくことで、吐出具に設けられた吐出口を開放している間だけ内容液を当該吐出口から自動的に外部に吐出させることができる。
特開2014− 28627号公報
しかし、特許文献1の積層剥離容器では、外プリフォームと内プリフォームとの合わせ面が側方に露出しているため、外口部からこぼれた内容物が外容器体と内容器体との間に入り込む場合があり、改善の余地があった。
本開示は、このような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、口部からこぼれた内容物が外容器体と内容器体との間に入り込むのを抑制することができる、プリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法を提供することにある。
本開示のプリフォーム組立体は、
内プリフォームの外側に外プリフォームが装着されたプリフォーム組立体であって、
前記内プリフォームは、筒状の口部と、該口部の下部に設けたネックリングと、該口部の下方に連なる収容部とを有し、
前記外プリフォームは、前記収容部の径方向外側に配置される胴部と、該胴部の上方に設けられ、前記ネックリングの下面から上方に凹む嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを有し、
前記外プリフォームの前記胴部の底部分には、外気導入路が設けられていることを特徴とする。
また、本開示のプリフォーム組立体は、上記構成において、前記嵌合凸部は、前記胴部の上方から前記ネックリングに沿って径方向に延びるフランジ部を有することが好ましい。
また、本開示のプリフォーム組立体は、上記構成において、前記外気導入路は、前記外プリフォームを成形する際に材料が流れ込む金型のゲート部に形成されていることが好ましい。
また、本開示のプリフォーム組立体は、上記構成において、前記胴部と前記収容部との間には、径方向及び上下方向の少なくとも一方向に空隙が設けられていることが好ましい。
また、本開示のプリフォーム組立体は、上記構成において、前記外プリフォーム及び前記内プリフォームが、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂製であることが好ましい。
また、本開示の積層剥離容器は、
内プリフォームの外側に外プリフォームが装着されたプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器であって、
筒状の口部と、該口部の下部に設けたネックリングと、該口部の下方に連なる減容変形自在な収容部とを有する内容器体と、
前記収容部の径方向外側に配置される胴部と、該胴部の上方に設けられ、前記ネックリングの下面から上方に凹む嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを有する外容器体と
を備え、
前記外容器体の前記胴部の底部分には、外気導入路が設けられていることを特徴とする。
また、本開示の積層剥離容器の製造方法は、
内プリフォームの外側に外プリフォームが装着されたプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器の製造方法であって、
筒状の口部と、該口部の下部に設けたネックリングと、該口部の下方に連なる収容部とを有する内プリフォームを形成するステップと、
前記収容部の径方向外側に配置される胴部と、該胴部の上方に設けられ、前記ネックリングの下面から上方に凹む嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを有する外プリフォームを形成するステップと、
前記内プリフォームの外側に前記外プリフォームを装着してプリフォーム組立体を構成するステップと、
該プリフォーム組立体をブロー成形するステップと
を含み、
前記外プリフォームの前記胴部の底部分には、外気導入路が設けられていることを特徴とする。
本開示によれば、口部からこぼれた内容物が外容器体と内容器体との間に入り込むのを抑制することができる、プリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る積層剥離容器の半断面図である。 図1AにおけるA部詳細図である。 図1Aに示す積層剥離容器を形成するためのプリフォーム組立体の半断面図である。 図2に示す内プリフォームの半断面図である。 図2に示す外プリフォームの半断面図である。 本開示の一実施形態に係る積層剥離容器の製造方法の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本開示の一実施形態であるプリフォーム組立体30及び積層剥離容器1をより具体的に例示説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1Aに示すように積層剥離容器1を正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとする。また、外側方向とは、後述する内容器体20の収容部22側から外容器体10の胴部12側へと向かう方向であり、内側方向は、外容器体10の胴部12側から内容器体20の収容部22側へと向かう方向である。また、径方向は、積層剥離容器1の軸心Oを通り、且つ、軸心Oに垂直な直線に沿う方向を意味するものとする。
図1Aに示す本開示の一実施形態である積層剥離容器1は、内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40が装着されたプリフォーム組立体30(図2参照)をブロー成形して形成されたデラミネーション容器(デラミ容器)とも呼ばれる合成樹脂製のものである。積層剥離容器1は、内容器体20と、内容器体20を外側から覆う外容器体10とを有する二重構造となっている。
本実施形態では、外容器体10及び内容器体20は、何れも、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)製となっている。外容器体10及び内容器体20を、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂製とすることで、積層剥離容器1を軽量で透明性の高い容器とすることができる。
内容器体20は、筒状の口部21と、口部21の下部に設けたネックリング21bと、口部21の下方に一体に連なる収容部22とを備えている。
口部21は円筒状となっており、その外周面には雄ねじ部21aが一体に設けられている。雄ねじ部21aは口部21の外周面から径方向外側に向けて突出して設けられており、雄ねじ部21aにねじ係合させることで、例えば吐出口を備えた吐出キャップやポンプ付き吐出具等の吐出具(不図示)を装着することができる。なお、雄ねじ部21aに代えて、口部21に吐出キャップや吐出具等を打栓により装着するための環状突部を設けてもよい。また、口部21は、図1Aに示す円筒状に限らず、筒状であればよい。例えば吐出キャップや吐出具が角筒状や楕円筒状に形成された場合には、同様に、口部21も角筒状や楕円筒状に形成し、吐出キャップや吐出具を口部21に打栓係合させてもよい。
口部21の下部の外周面には、図1Aに示すように、ネックリング21bが設けられている。ネックリング21bは口部21の全周に亘って円環状に延びており、口部21の外周面から径方向外側に向けて突出している。
ネックリング21bの下面には、外容器体10の胴部12の上方に設けられた嵌合凸部(嵌合周壁11a及びフランジ部11b)が嵌合する、嵌合凹部21dが設けられている。嵌合凹部21dは、図1Bに示すように、ネックリング21bの下面から上方に向かって凹んでいる。この嵌合凹部21dに外容器体10の嵌合周壁11a及びフランジ部11bが嵌合することで、後述するように、口部21からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。本実施形態のネックリング21bは、嵌合凹部21dに嵌合周壁11a及びフランジ部11bが嵌合することで、本来のネックリングとして機能する。より具体的には、プリフォーム組立体30をブロー成形する際に、フランジ部41bを含むネックリングの下面をブロー成形金型の突き当て面に突き当てることで、エアーブロー時に、プリフォーム組立体30とブロー成形金型との隙間をシールしている。
収容部22は後述する外容器体10の胴部12よりも薄肉で柔軟な袋状に形成されており、胴部12の内面に剥離可能に積層されている。収容部22の内部は内容物の収容空間Sとなっており、口部21を通して収容部22に内容物を充填することができるとともに口部21を通して収容部22に収容されている内容物を外部に吐出することができる。収容部22は、内容物の吐出に伴い、胴部12の内面から剥離しつつ減容変形(内容積を減少させるように変形)することができる。
外容器体10は積層剥離容器1の外殻を構成する部分であり、収容部22の径方向外側に配置される胴部12と、胴部12の上方に設けられ、ネックリング21bの嵌合凹部21dに下方から嵌合する嵌合凸部(嵌合周壁11a及びフランジ部11b)を備えている。
嵌合周壁11aは、胴部12から上方に延びる筒状部であり、その上端部がネックリング21bに設けられた嵌合凹部21dに下方から嵌合している。また、嵌合周壁11aの外周面から径方向外側にフランジ部11bが形成されており、フランジ部11bの上面が、嵌合凹部21d内に嵌合している。このように、本実施形態では、嵌合周壁11a及びフランジ部11bが、ネックリング21bの下面に形成された嵌合凹部21dに対して下方から嵌合している。従って、外容器体10と内容器体20との合わせ面が上方及び側方に露出していない。従って、口部21の上端部からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。
胴部12は、図1Aに示すように、胴部肩部分12aと、胴部本体部分12bと、胴部底部分12cと、を有している。
胴部肩部分12aは嵌合周壁11aの下端に一体に連なり、下方に向けて徐々に拡径する上向きに凸の略ドーム状をなして嵌合周壁11aに対して径方向外側に向けて張り出している。胴部本体部分12bは円筒状に形成されており、その上端において胴部肩部分12aの下端に一体に連なっている。胴部底部分12cは胴部本体部分12bの下端に一体に連なり、下方に向けて徐々に縮径する下向きに凸の略ドーム状をなして胴部本体部分12bの下端を閉塞している。
外容器体10の胴部底部分12cには、図1Aに示すように、筒状部13が一体に設けられている。本実施形態において、筒状部13は、外容器体10の前駆体である外プリフォーム40(図4等参照)を成形する際に材料が流れ込むゲート部に形成されている。すなわち、筒状部13は、外プリフォーム40を射出成形する際に金型のゲート部に形成される筒状の突部を利用して設けられている。筒状部13は、外プリフォーム40を含むプリフォーム組立体30をブロー成形する際に延伸性に乏しい部位であり、他の部分のように大きく延伸することがない。従って、ブロー成形後における筒状部13は、概ねブロー成形前の形状を維持している。筒状部13は、胴部12と同軸の略円筒状となっており、その上端において胴部底部分12cの下端に一体に連なり、胴部底部分12cの下端から外側(下方)に向けて突出している。筒状部13の内側は外容器体10の胴部12と内容器体20の収容部22との間の空間に連通する外気導入路13bとなっている。
外気導入路13bは、胴部底部分12cに設けられて、胴部12と収容部22との間の空間を外部と連通させている。外気導入路13bは筒状部13の下端において外部に開放されており、胴部12と収容部22との間に外気を導入することができる。なお、本実施形態において、筒状部13は、図1Aに示すように、胴部12の胴部底部分12cよりも肉厚が厚く形成されており、胴部底部分12cと筒状部13との連結部分から上方に向かって厚みが漸減するように構成されている。
積層剥離容器1は、筒状部13の外気導入路13bから胴部12と収容部22との間の空間に外気を導入することで、内容器体20の収容部22を外容器体10の胴部12の内面から容易に剥離させることができる。これにより、外容器体10の胴部12を元の形状に維持したまま収容部22のみを減容変形させて、収容部22に収容されている内容物を外気と置換することなく外部に注出させることができ、収容部22に収容されている内容物への外気の接触を減らして当該内容物の劣化や変質等を抑制することができる。
筒状部13の上端は内容器体20の収容部22によって覆われており、外気導入路13bの上端開口は収容部22の収容部底部分22cによって塞がれている(図1A参照)。
内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40が装着されたプリフォーム組立体30(図2参照)をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器1では、プリフォーム組立体30をブロー成形する際に、延伸された内プリフォーム50が外プリフォーム40の内面に強く密着する。特に内プリフォーム50は、外プリフォーム40の筒状部43、すなわちゲート部が設けられた部分の内面に強く密着し、成形後の内容器体20の収容部底部分22cは、胴部12の筒状部13が設けられた部分における内面から剥離し難くなる。これに対し、本実施形態の積層剥離容器1では、図2に示すように、プリフォーム組立体30の段階で、収容部52の収容部底部分52cと胴部42の胴部底部分42cとの間には、上下方向に延びる所定の空隙Gが形成されている。この空隙Gにより、ブロー成形の際に内プリフォーム50の収容部底部分52cが外プリフォーム40の胴部底部分42cに強く密着しづらくなる。従って、積層剥離容器1の外気導入路13bから所定圧力の外気を導入することによって収容部22を胴部12から容易に剥離させることができる。そして、筒状部13の外気導入路13bを通して胴部12と収容部22との間に容易に外気を導入することができる。
なお、本実施形態では、図2に示すように、胴部42の側部と収容部52の側部との間にも所定の空隙が設けられており、これによって、ブロー成形の際に、収容部52が胴部42に密着するのを更に効果的に抑制することができる。
上記構成を有する本実施形態の積層剥離容器1は、収容部22の収容空間S内の容積が約1リットルである。積層剥離容器1は、例えば、口部21に吐出具(不図示)が装着され、加圧装置(不図示)が筒状部13に装着されることで、吐出具に設けられた吐出口を開放している間だけ、収容部22に収容されている内容物を吐出具の吐出口から自動的に外部に吐出させるサーバーとして使用することができる。この場合、加圧装置から筒状部13の外気導入路13bを通して胴部12と収容部22との間に加圧エアー等の加圧媒体が外気として供給され、胴部12と収容部22との間は圧力が高められた状態とされる。加圧装置から筒状部13の外気導入路13bに供給される加圧媒体の圧力は、例えば、収容部22に収容されている内容物を3ガスボリュームの炭酸水(1リットルの水に3リットルの炭酸を吸収させた炭酸水)とした場合に、10〜20kPaである。そして、この状態で吐出口が開放されると、当該圧力により収容部22が押圧されて収容部22に収容されている内容物が吐出口から外部に吐出され、当該吐出に伴い収容部22が胴部12の内面から徐々に剥離して減容変形する。
本実施形態の積層剥離容器1は、上記したサーバーの用途に用いられる場合において、加圧装置から筒状部13の外気導入路13bを通して胴部12と収容部22との間に、例えば10〜20kPaの圧力で加圧エアー等の加圧媒体を外気として供給する。これによって、胴部12との密着が弱められた収容部底部分22cにおいて、胴部12と収容部22とを加圧媒体により剥離させ、更に、内容物の使用により収容部22が減容変形した分だけ収容部22の外面を確実に胴部12の内面から剥離させることができる。
なお、本実施形態では、外容器体10の胴部底部分12cから筒状部13が下方に延び、筒状部13の内側に外気導入路13bが形成されるように構成したが、この態様には限定されない。胴部底部分12cに外気導入路13bが設けられていればよく、必ずしも筒状部13が設けられていなくてもよい。筒状部13が設けられない場合、例えば、加圧装置の外気供給口を胴部底部分12cに直接押し当てながら、外気導入路13bから外気を導入するようにしてもよい。
上記構成の積層剥離容器1は、図2に示す合成樹脂製のプリフォーム組立体30をブロー成形して形成することができる。このプリフォーム組立体30は、内容器体20を形成するための合成樹脂製の内プリフォーム50の外側に、外容器体10を形成するための合成樹脂製の外プリフォーム40が装着された二重構造となっている。図2に示すように、内プリフォーム50に外プリフォーム40が装着された状態で、収容部52の収容部底部分52cと胴部42の胴部底部分42cとの間には、上下方向に所定の空隙Gが形成されている。なお、図2における距離gpは、空隙Gが形成されているときの、収容部底部分52cと胴部底部分42cとの上下方向距離である。また、図2に示すように、外プリフォーム40の胴部42と、内プリフォーム50の収容部52との間には、径方向にも所定の隙間を設けている。これによって、ブロー成形後における胴部12に対する収容部22の剥離性を向上させることができる。径方向の所定の隙間は例えば約1mmとすることができる。
なお、距離gpは、例えば約10mmとすることができる。また、距離gpは、5mm以上10mm以下であることが好ましい。
図3に示すように、内プリフォーム50は、内容器体20と同一の合成樹脂材料を、金型を用いて射出成形することにより内容器体20に対応した所定形状に形成されている。本実施形態では、内プリフォーム50は、内容器体20と同様にポリエチレンテレフタレート樹脂製である。
内プリフォーム50は、内容器体20の口部21と同一形状の口部51を有している。すなわち、口部51は、円筒状となっており、その外周面には雄ねじ部51aが一体に設けられている。雄ねじ部51aは口部51の外周面から径方向外側に向けて突出して設けられている。口部51の下方には、底部が半球状となった略試験管状の収容部52が一体に設けられている。図2に示すように、収容部52は外プリフォーム40の胴部42の内側に配置される。
口部51の下部の外周面には、図3に示すように、ネックリング51bが設けられている。ネックリング51bは口部51の全周に亘って円環状に延びており、口部51の外周面から径方向外側に向けて突出している。
ネックリング51bの下面には嵌合凹部51dが設けられている。嵌合凹部51dには、外プリフォーム40の胴部42の上方に設けられた嵌合凸部(嵌合周壁41a及びフランジ部41b)が嵌合する。嵌合凹部51dは、図3に示すように、ネックリング51bの下面から上方に向かって凹んでおり、この嵌合凹部51dに外プリフォーム40の嵌合周壁41a及びフランジ部41bが嵌合することで、後述するように、積層剥離容器1において口部21からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。
ネックリング51bの直下には、外プリフォーム40の嵌合周壁41aの内面に嵌合すると共に収容部52に連なる嵌合筒部51eが設けられている。
図4に示すように、外プリフォーム40は、外容器体10と同一の合成樹脂材料を、金型を用いて射出成形することにより外容器体10に対応した所定形状に形成されている。本実施形態では、外プリフォーム40は、外容器体10と同様にポリエチレンテレフタレート樹脂製である。
外プリフォーム40は、収容部52の径方向外側に配置され、底部分(胴部底部分42c)が半球状となった略試験管状の胴部42と、胴部42の上方に設けられ、ネックリング51bの嵌合凹部51dに下方から嵌合する嵌合凸部(嵌合周壁41a及びフランジ部41b)を備えている。胴部42の胴部底部分42cには、円筒状の筒状部43が設けられている。本実施形態において、筒状部43は、外プリフォーム40を射出成形により成形する際に金型のゲート部に形成される部分(筒状の突部)を用いており、その下端に設けられた閉塞部分が後処理により切除されることで円筒状に形成されている(後処理で切除された部分を二点鎖線で示す)。なお、この筒状部43の切断工程は、ゲート部に形成された筒状部43が弱化部を有し、当該弱化部において切断することで容易に適切な長さに揃えられるように構成してもよい。なお、筒状部43は、金型のゲート部以外に形成するようにしてもよい。
図2に示すように、外プリフォーム40の嵌合周壁41aの内面に内プリフォーム50の嵌合筒部51eが嵌合し、外プリフォーム40の嵌合凸部(嵌合周壁41a及びフランジ部41b)が内プリフォーム50の嵌合凹部51dに嵌合することで、内プリフォーム50に対して外プリフォーム40が径方向及び上下方向に位置決めされている。このとき、収容部52の収容部底部分52cと胴部42の胴部底部分42cとの間には、図2に示すように、上下方向に所定の空隙Gが形成される。なお、収容部52と胴部42との間には、径方向及び上下方向の少なくとも一方向に空隙が設けられていればよい。
嵌合周壁41aは、胴部42から上方に延びる筒状部であり、その上端部がネックリング51bに設けられた嵌合凹部51dに下方から嵌合している。また、嵌合周壁41aの外周面から径方向外側にフランジ部41bが形成されており、当該フランジ部41bが嵌合凹部51d内に嵌合している。このように、本実施形態では、嵌合周壁41a及びフランジ部41bが、ネックリング51bの下面に形成された嵌合凹部51dに対して下方から嵌合している。従って、プリフォーム組立体30をブロー成形して形成した積層剥離容器1において、外容器体10と内容器体20との合わせ面が上方及び側方に露出することがない。従って、口部21の上端部からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。
次に、本実施形態に係る積層剥離容器1の製造方法について、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
積層剥離容器1を製造するに際しては、まず、プリフォーム組立体30を構成する内プリフォーム50を形成する(ステップS101)。内プリフォーム50は、筒状の口部51と、口部51の下部に設けたネックリング51bと、口部51に連なる収容部52とを備えている。本実施形態では、内プリフォーム50は、ポリエチレンテレフタレート樹脂を射出成形することによって形成している。収容部52は、後述するブロー成形によって外プリフォーム40の胴部42と共に下方及び径方向外側に延伸する延伸部を構成している。
また、プリフォーム組立体30を構成する外プリフォーム40を形成する(ステップS103)。外プリフォーム40は、先述のように、収容部52の径方向外側に配置される胴部42と、胴部42の上方に設けられ、ネックリング51bに下方から嵌合する嵌合凸部(嵌合周壁41a及びフランジ部41b)を備えており、胴部42の胴部底部分42cには筒状部43が形成されている。本実施形態では、外プリフォーム40は、ポリエチレンテレフタレート樹脂を射出成形することによって形成している。胴部42は、後述するブロー成形によって内プリフォーム50の収容部52と共に下方及び径方向外側に延伸する延伸部を構成している。
外プリフォーム40を射出成形により形成した後、胴部42の胴部底部分42cに形成された筒状部43の下端部(外側部)を後処理により切除して(図4参照)外気導入路43bを形成する(ステップS105)。
なお、内プリフォーム50の形成(ステップS101)と外プリフォーム40の形成(ステップS103及びステップS105)は独立に行うことができ、その順序を問わない。
次に、内プリフォーム50の下方から外プリフォーム40を嵌合して、図2に示すプリフォーム組立体30を構成する(ステップS107)。内プリフォーム50の嵌合筒部51eの外径は、外プリフォーム40の嵌合周壁41aの内径に対応しており、上記嵌合によって外プリフォーム40は内プリフォーム50に対して径方向に位置決めされる。また、外プリフォーム40の嵌合凸部(嵌合周壁41a及びフランジ部41b)が内プリフォーム50の嵌合凹部51dに下方から嵌合することによって、外プリフォーム40は内プリフォーム50に対して上下方向にも位置決めされる。このように、外プリフォーム40が内プリフォーム50に対して上下方向に位置決めされたとき、収容部52の収容部底部分52cと胴部42の胴部底部分42cとが上下方向に離間することにより、図2に示すように、所定の空隙Gが形成される。
なお、本実施形態では、固定された内プリフォーム50に対して下方から外プリフォーム40を近づけ、嵌合筒部51eの外周面に嵌合周壁41aを嵌合することによりプリフォーム組立体30を構成することを想定しているが、この態様には限定されない。固定された外プリフォーム40の内部空間に上方から内プリフォーム50を嵌合するように構成してもよい。また、インサート成形又は二色成形によってプリフォーム組立体30を構成してもよい。「内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40が装着されたプリフォーム組立体30」は、上述の全ての場合を含む概念である。
次に、上記構成を有するプリフォーム組立体30をブロー成形することにより、図1Aに示す積層剥離容器1を製造する(ステップS109)。本実施形態においては、ブロー成形として二軸延伸ブロー成形が採用されている。
より具体的には、プリフォーム組立体30の二軸延伸ブロー成形は、まず、ブロー成形装置を構成するブロー成形用の金型(不図示)に、口部51が金型のキャビティから突出するとともにネックリング51bが金型の上面に支持されて胴部42及び収容部52がキャビティの内部に位置するようにプリフォーム組立体30をセットする。この状態で、胴部42及び収容部52を延伸ロッドで軸方向に延伸させつつ口部51を通してプリフォーム組立体30の内部に加圧エアーや加圧液体等の加圧媒体を供給し、胴部42及び収容部52をキャビティの内面に沿った形状にブロー成形する。このように、射出成形により形成された内プリフォーム50の外側に射出成形により形成された外プリフォーム40を装着したプリフォーム組立体30を二軸延伸ブロー成形することで、上記構成を有する積層剥離容器1を容易に製造することができる。
このブロー成形においては、外プリフォーム40の胴部42及び内プリフォーム50の収容部52が、それぞれ上下方向(軸心Oの方向)及び径方向に延伸されるが、胴部42の筒状部43が設けられた部分は延伸性に乏しく、他の部分のように延伸することがないので、成形後においても、筒状部13は概ねプリフォーム組立体30のときと同じ形状を維持することができる。ブロー成形により胴部42及び収容部52は、軸心Oに沿う下方向及び径方向外側に延伸されるが、胴部底部分42cは、空隙G内に存在する空気を介して収容部底部分52cにより下方及び径方向外側に押圧される。従って、胴部底部分42cは収容部底部分52cにより直接押圧されにくいため、内プリフォーム50が外プリフォーム40の内面に強く密着して剥離しにくくなるのを抑制することができる。
以上述べたように、本実施形態は、内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40が装着されたプリフォーム組立体30であって、内プリフォーム50は、筒状の口部51と、口部51の下部に設けたネックリング51bと、口部51の下方に連なる収容部52とを有し、外プリフォーム40は、収容部52の径方向外側に配置される胴部42と、胴部42の上方に設けられ、ネックリング51bの下面から上方に凹む嵌合凹部51dに嵌合する嵌合凸部とを有し、外プリフォーム40の胴部42の胴部底部分42cには、外気導入路43bが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、プリフォーム組立体30をブロー成形して形成した積層剥離容器1において、外容器体10と内容器体20との合わせ面が上方及び側方に露出することがない。また、口部21から離れた胴部底部分12cに設けられた外気導入路13bから胴部12と収容部22との間に外気を導入することができる。従って、口部21の上端部からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。
また、本実施形態では、嵌合凸部は、胴部42の上方からネックリング51bに沿って径方向に延びるフランジ部41bを有するように構成した。このような構成の採用によって、外容器体10と内容器体20との合わせ面をネックリング51bに沿って径方向に長く設けることができるので、当該合わせ面を通じた内容物の侵入を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、外気導入路13bは、外プリフォーム40を成形する際に材料が流れ込む金型のゲート部に形成されるように構成した。このような構成の採用によって、外プリフォーム40を射出成形する際に必ず必要となるゲート部を利用して外気導入路13bを形成するため、積層剥離容器1のゲート部以外の部分に何ら影響を与えることなく胴部12と収容部22との間の空間に外気を導入し易くすることができる。
また、本実施形態では、胴部42と収容部52との間には、径方向及び上下方向の少なくとも一方向に空隙が設けられるように構成した。このような構成の採用によって、ブロー成形時に内プリフォーム50が外プリフォーム40に密着して剥離しにくくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、外プリフォーム40及び内プリフォーム50が、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂製であるように構成した。このような構成の採用によって、積層剥離容器1を軽量で透明性の高い容器とすることができる。
また、本実施形態は、内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40が装着されたプリフォーム組立体30をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器1であって、筒状の口部21と、口部21の下部に設けたネックリング21bと、口部21の下方に連なる減容変形自在な収容部22とを有する内容器体20と、収容部22の径方向外側に配置される胴部12と、胴部12の上方に設けられ、ネックリング21bの下面から上方に凹む嵌合凹部21dに嵌合する嵌合凸部とを有する外容器体10とを備え、外容器体10の胴部12の胴部底部分12cには、外気導入路13bが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、積層剥離容器1の外容器体10と内容器体20との合わせ面が上方及び側方に露出することがない。また、口部21から離れた胴部底部分12cに設けられた外気導入路13bから胴部12と収容部22との間に外気を導入することができる。従って、口部21の上端部からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。
また、本実施形態は、内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40が装着されたプリフォーム組立体30をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器1の製造方法であって、筒状の口部51と、口部51の下部に設けたネックリング51bと、口部51の下方に連なる収容部52とを有する内プリフォーム50を形成するステップと、収容部52の径方向外側に配置される胴部42と、胴部42の上方に設けられ、ネックリング51bの下面から上方に凹む嵌合凹部51dに嵌合する嵌合凸部とを有する外プリフォーム40を形成するステップと、内プリフォーム50の外側に外プリフォーム40を装着してプリフォーム組立体30を構成するステップと、プリフォーム組立体30をブロー成形するステップとを含み、外プリフォーム40の胴部42の胴部底部分42cには、外気導入路43bが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、プリフォーム組立体30をブロー成形して形成した積層剥離容器1において、外容器体10と内容器体20との合わせ面が上方及び側方に露出することがない。また、口部21から離れた胴部底部分12cに設けられた外気導入路13bから胴部12と収容部22との間に外気を導入することができる。従って、口部21の上端部からこぼれた内容物が外容器体10と内容器体20との間に入り込むのを抑制することができる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本実施形態では、外容器体10を、胴部底部分12cが下方に凸となるドーム状となる形状のものとしたが、これに限らず、略平面形状や、上方に凹む形状とするなど、その形状は種々変更可能である。
また、外容器体10の材質としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂に限らず、例えばポリエステル系樹脂(PEN、PBT、PTT等)、ポリオレフィン系樹脂(PP、PE等)、ナイロン系樹脂(PA6、PA66、MXD6等)、ポリカーボネート樹脂(PC)、シクロオレフィンコポリマー樹脂(COC)、シクロオレフィンポリマー樹脂(COP)などの他の合成樹脂材料を採用することもできる。
さらに、内容器体20の材質としても、ポリエチレンテレフタレート樹脂に限らず、例えばポリエステル系樹脂(PEN、PBT、PTT等)、ポリオレフィン系樹脂(PP、PE等)、ナイロン系樹脂(PA6、PA66、MXD6等)、ポリカーボネート樹脂(PC)、シクロオレフィンコポリマー樹脂(COC)、シクロオレフィンポリマー樹脂(COP)、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)などの他の合成樹脂材料を採用することもできる。内容器体20の材質としてEVOHを用いる場合には、バリア性及び柔軟性を考慮して、適切なエチレン含有率のものを採用することができる。また、内容器体20は、バリア性を確保するために、例えば一対のポリエチレンテレフタレート樹脂層の間にMXD6層などのバリア層を設けた多層構造とすることもできる。
さらに、内容器体20は、その内面に、シリカ蒸着膜やDLC膜等のガスバリア膜を設けた構成とすることもできる。内容器体20の内面にガスバリア膜を設けることで、積層剥離容器1のガスバリア性を高めて、内容物として炭酸水などのガス含有飲料を収容したときに、当該ガス含有飲料からのガス抜けを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、積層剥離容器1として、吐出具と加圧装置とが装着されてサーバーとして用いられるものとした場合を示したが、これに限らず、例えば吐出口を備えた吐出キャップが口部21に装着され、胴部12がスクイズされることで内容物を吐出するスクイズ式の吐出容器に用いられるものとしてもよく、あるいは、胴部12が容易にスクイズ変形しない所定の剛性を有し、ポンプ式の吐出具が口部21に装着されるポンプ付き容器に用いられるものとするなど、種々の用途に用いられる積層剥離容器に本開示を適用することもできる。
また、本実施形態では、外プリフォーム40を射出成形により形成する際にゲート部に形成される突部を利用して筒状部13を形成するように構成したが、この態様には限定されない。筒状部13は、ゲート部以外の領域に形成されていてもよい。
また、本実施形態では、嵌合凸部は、嵌合周壁11a及びフランジ部11bとして構成したが、この態様には限定されず、ネックリング21bに下方から嵌合する他の構成であってもよい。
1 積層剥離容器
10 外容器体
11a 嵌合周壁(嵌合凸部)
11b フランジ部(嵌合凸部)
12 胴部
12a 胴部肩部分
12b 胴部本体部分
12c 胴部底部分
13 筒状部
13b 外気導入路
20 内容器体
21 口部
21a 雄ねじ部
21b ネックリング
21d 嵌合凹部
22 収容部
22c 収容部底部分
30 プリフォーム組立体
40 外プリフォーム
41a 嵌合周壁
41b フランジ部
42 胴部
42c 胴部底部分
43 筒状部
43b 外気導入路
50 内プリフォーム
51 口部
51a 雄ねじ部
51b ネックリング
51d 嵌合凹部
51e 嵌合筒部
52 収容部
52c 収容部底部分
G 空隙
gp 距離
O 軸心
S 収容空間

Claims (7)

  1. 内プリフォームの外側に外プリフォームが装着されたプリフォーム組立体であって、
    前記内プリフォームは、筒状の口部と、該口部の下部に設けたネックリングと、該口部の下方に連なる収容部とを有し、
    前記外プリフォームは、前記収容部の径方向外側に配置される胴部と、該胴部の上方に設けられ、前記ネックリングの下面から上方に凹む嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを有し、
    前記外プリフォームの前記胴部の底部分には、外気導入路が設けられていることを特徴とするプリフォーム組立体。
  2. 前記嵌合凸部は、前記胴部の上方から前記ネックリングに沿って径方向に延びるフランジ部を有する、請求項1に記載のプリフォーム組立体。
  3. 前記外気導入路は、前記外プリフォームを成形する際に材料が流れ込む金型のゲート部に形成されている、請求項1又は2に記載のプリフォーム組立体。
  4. 前記胴部と前記収容部との間には、径方向及び上下方向の少なくとも一方向に空隙が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載のプリフォーム組立体。
  5. 前記外プリフォーム及び前記内プリフォームが、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂製である、請求項1から4のいずれか一項に記載のプリフォーム組立体。
  6. 内プリフォームの外側に外プリフォームが装着されたプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器であって、
    筒状の口部と、該口部の下部に設けたネックリングと、該口部の下方に連なる減容変形自在な収容部とを有する内容器体と、
    前記収容部の径方向外側に配置される胴部と、該胴部の上方に設けられ、前記ネックリングの下面から上方に凹む嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを有する外容器体と
    を備え、
    前記外容器体の前記胴部の底部分には、外気導入路が設けられていることを特徴とする積層剥離容器。
  7. 内プリフォームの外側に外プリフォームが装着されたプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器の製造方法であって、
    筒状の口部と、該口部の下部に設けたネックリングと、該口部の下方に連なる収容部とを有する内プリフォームを形成するステップと、
    前記収容部の径方向外側に配置される胴部と、該胴部の上方に設けられ、前記ネックリングの下面から上方に凹む嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを有する外プリフォームを形成するステップと、
    前記内プリフォームの外側に前記外プリフォームを装着してプリフォーム組立体を構成するステップと、
    該プリフォーム組立体をブロー成形するステップと
    を含み、
    前記外プリフォームの前記胴部の底部分には、外気導入路が設けられていることを特徴とする積層剥離容器の製造方法。
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