JP2021053317A - 治療支援装置、放射線治療装置、放射線治療システム及び医用画像診断装置 - Google Patents

治療支援装置、放射線治療装置、放射線治療システム及び医用画像診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線治療における患者の息止め中の安全性を向上させること。【解決手段】実施形態に係る治療支援装置は、取得部と、判定部と、呼吸制御部と、照射制御部とを備える。取得部は、息止めを伴う放射線治療時に、患者の息止めに起因して変化する生体情報を取得する。判定部は、前記取得された生体情報に基づいて、前記息止め中の前記患者の息苦しさの状態を判定する。呼吸制御部は、前記状態に応じて前記患者の呼吸をガイドする。照射制御部は、前記状態に応じて前記患者への放射線の照射を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、治療支援装置、放射線治療装置、放射線治療システム及び医用画像診断装置に関する。
放射線治療において、患者が自ら息止めすることにより、呼吸に伴い移動する体幹部の臓器の移動量を減らして照射を行う方法が知られている。臓器の移動量の低減は、放射線を腫瘍へ照射する際の照射位置精度の確保と、心臓等のリスク臓器への照射量の低減とに寄与する。息止め照射には、大別して呼気息止め照射と吸気息止め照射とがある。例えば、定位放射線治療における息止め照射では、呼吸モニタリング装置を用いて患者自ら息止めして照射のタイミングを制御するなどの方法がある。近年、特に乳がん治療において深吸気息止め照射(DIBH)として注目されている方法もある。
しかし、これらの息止め照射では患者自らが息止めを行うため、患者の意識レベル等の状態によっては、息苦しくなっても患者がそのまま息止めを継続してしまい、患者が危険な状態に陥る可能性もある。特にDIBHでは、複数回の息止め照射を行う事が多いため、その可能性がさらに高まる。
特開2002−125938号公報 特開2002−301047号公報 特開2014−138910号公報 国際公開第2005/089651号
発明が解決しようとする課題は、放射線治療における患者の息止め中の安全性を向上させることである。
実施形態に係る治療支援装置は、取得部と、判定部と、呼吸制御部と、照射制御部とを備える。取得部は、息止めを伴う放射線治療時に、患者の息止めに起因して変化する生体情報を取得する。判定部は、前記取得された生体情報に基づいて、前記息止め中の前記患者の息苦しさの状態を判定する。呼吸制御部は、前記状態に応じて前記患者の呼吸をガイドする。照射制御部は、前記状態に応じて前記患者への放射線の照射を制御する。
図1は、実施形態に係る放射線治療システムの構成の一例を示す図である。 図2は、図1の生体情報計測装置、放射線治療装置及び治療支援装置の設置環境の一例を示す図である。 図3は、図1の治療支援装置の構成の一例を示す図である。 図4Aは、足側から見た胸部の断面を示す、自然な呼吸状態で撮像されたCT画像(破線)と、深吸気息止め状態で撮像されたCT画像(実線)とを比較可能に重畳した画像の一例である。 図4Bは、前側から見た胸部の断面を示す、自然な呼吸状態で撮像されたCT画像(破線)と、深吸気息止め状態で撮像されたCT画像(実線)とを比較可能に重畳した画像の一例である。 図4Cは、右手側から見た胸部の断面を示す、自然な呼吸状態で撮像されたCT画像(破線)と、深吸気息止め状態で撮像されたCT画像(実線)とを比較可能に重畳した画像の一例である。 図5Aは、自然な呼吸状態において、放射線が照射される領域(斜線ハッチング)の一例を示す図である。 図5Bは、深吸気息止め状態において、放射線が照射される領域(斜線ハッチング)の一例を示す図である。 図6は、図1の放射線治療システムにおいて息止め照射中に実施される、患者の息苦しさを客観的にモニタする流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、図6の流れにおいて息止め中に計測される酸素飽和度の時系列の一例を示す図である。 図8Aは、変形例に係る図1の放射線治療システムにおいて息止め照射の開始前に実施される、息止め可能時間及び休憩時間を推定する流れの一例を示すフローチャートである。 図8Bは、変形例に係る図1の放射線治療システムにおいて息止め照射中に実施される、患者の息苦しさを客観的にモニタする流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、変形例に係る放射線治療装置の構成の一例を示す図である。 図10は、変形例に係る治療計画画像撮影装置の構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る治療支援装置、放射線治療装置、放射線治療システム及び医用画像診断装置を説明する。
なお、以下の説明において、既出の図に関して前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表されている場合もある。
図1は、本実施形態に係る放射線治療システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、放射線治療システム1は、治療計画画像撮影装置2、治療計画装置3、生体情報計測装置4、放射線治療装置5及び治療支援装置6を有する。
図2は、図1の生体情報計測装置4、放射線治療装置5及び治療支援装置6の設置環境の一例を示す図である。図2に示すように、生体情報計測装置4、放射線治療装置5及び治療支援装置6は、例えば治療室に設置される。
なお、放射線治療システム1は、治療計画画像撮影装置2、治療計画装置3、生体情報計測装置4、放射線治療装置5及び治療支援装置6の間における各種の制御信号及び/又はデータの移動は、ネットワークを介して行われる場合に限らず、外部メモリ等を介して行われてもよい。この場合、放射線治療システム1の有する各々の装置は、ネットワークを介して他の装置に接続されていなくてもよい。
治療計画画像撮影装置2は、患者の治療計画用の3次元医用画像データ(治療計画用医用画像データ)を生成する医用画像診断装置である。治療計画画像撮影装置2は、例えば、放射線治療計画に利用するCT画像を生成するためのX線コンピュータ断層撮影(CT)装置である。治療計画画像撮影装置2は、例えば、コーンビームCT装置や磁気共鳴イメージング(MRI)装置、核医学診断装置等であってもよい。
治療計画画像撮影装置2としてのX線CT装置は、例えば、X線管とX線検出器とを保持する回転フレームを高速で回転させながらX線管から患者にX線を照射し、患者を透過したX線をX線検出器により検出する。治療計画用CT画像を撮像するとき、患者は、治療計画用X線CT装置の撮像用天板等に固定具により固定された状態である。治療計画用X線CT装置の撮像用天板は、CT撮像と放射線治療との間で患者の体勢が変化しないようにするために、放射線治療装置5の治療用天板と同様に平面形状を有している。患者の位置決め精度の向上のため、撮像用天板は、治療用天板と同一形状を有しているとよい。治療計画用X線CT装置は、X線検出器からの生データ(投影データ)に基づいて3次元のCT画像データ(X線CT画像)を再構成する。X線CT画像は、当該X線の透過経路上にある物質のX線減弱係数の空間分布を表現する画像データであってもよいし、X線減弱係数に応じたCT値の空間分布を表現する画像データであってもよい。治療計画用X線CT装置により生成されたX線CT画像は、治療計画用CT画像とも呼ばれる。生成された治療計画用CT画像は、治療計画装置3及び/又は治療支援装置6に送信される。
治療計画画像撮影装置2としてのMRI装置は、例えば、RFコイルからRFパルスを照射して、静磁場内に載置された患者内に存在する対象原子核を励起させ、当該対象原子核から発生されるMR信号をRFコイルにより収集する。そしてMRI装置は、RFコイルからのMR信号に基づいて当該対象原子核の空間分布を表現する3次元のMR画像(治療計画用医用画像データ)を生成する。治療計画用MRI装置により生成されたMR画像は、治療計画用MR画像とも呼ばれる。生成された治療計画用MR画像は、治療計画装置3及び/又は治療支援装置6に送信される。
治療計画装置3は、Central Processing Unit(CPU)等のプロセッサ、Read Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等のメモリ、ディスプレイ、入力インタフェース、通信インタフェースを含むコンピュータである。治療計画装置3は、治療計画画像撮影装置2から直接的に又はPicture Archiving and Communication Systems(PACS:図示しない)を介して治療計画用CT画像を受信する。治療計画装置3は、受信した治療計画用CT画像に基づいて患者に関する放射線治療計画を作成する。放射線治療計画の作成時(計画時)には、例えば、ディスプレイに表示された治療計画用CT画像に応じたユーザの入力に基づいて、腫瘍位置が特定される。作成された放射線治療計画及び特定された腫瘍位置は、それぞれ、放射線治療装置5及び/又は治療支援装置6に供給される。
放射線治療計画の作成方法としては、フォーワード・プランニング(Forward Planning)とインバース・プランニング(Inverse Planning)の2種類がある。フォーワード・プランニングは、放射線治療の照射方向数や各照射角度、各照射の放射線強度、各照射のコリメータ開度、ウェッジフィルター等の放射線治療条件を詳細に設定し、それらの条件で最終的に得られる放射線分布を見て、放射線治療条件を評価する。放射線分布を変更する時は、放射線治療条件の一部あるいは全部を変更して再度放射線分布を求める。このようにフォーワード・プランニングにおいては、放射線治療条件を変えながら、少しずつ放射線分布を変化させ、所望の放射線分布が実現できるまで何度も繰り返し放射線条件が変更される。インバース・プランニングは、腫瘍領域及び適切なマージンを設定し、その領域に照射する放射線量及び許容範囲を設定する。さらに危険臓器などのリスク領域を治療計画用CT画像から抽出し、リスク領域に対する放射線量を、所定レベル以上の放射線量にならない安全レベルに設定する。治療計画装置3は、この放射線分布に対する要求を満足する放射線治療計画を、放射線治療条件を変更しながら逐次的に立案する。
生体情報計測装置4は、放射線照射中又は照射準備中等の放射線治療時における患者の生体情報を計測する計測装置である。生体情報計測装置4は、放射線治療装置5の治療用天板54に載置された患者に関して、生体情報をリアルタイムで計測する。生体情報計測装置4により計測される生体情報は、患者の息止めに起因して変化する患者のバイタル値を含む。このようなバイタル値としては、例えば経皮的酸素飽和度(SpO2)が挙げられる。このとき、生体情報計測装置4としては、例えばパルスオキシメータが利用可能である。パルスオキシメータのプローブは、図2に示す例のように、放射線治療装置5の治療用天板54に載置された患者の手足の指先に装着されるクリップ型であってもよいし、当該患者の耳たぶや鼻筋、足背、手の甲に装着される密着型であってもよい。また、パルスオキシメータのプローブは、上述したような透過型であってもよいし、例えば前額に装着される反射型であってもよい。計測された生体情報は、有線又は無線を介して治療支援装置6に供給される。
放射線治療装置5は、放射線治療計画に従い患者内の標的腫瘍等に放射線を照射することにより、患者を治療する装置である。具体的には、放射線治療装置5は、治療用架台51(ガントリ)、治療用寝台52及びコンソールを有する。治療用架台51は、治療室の壁面に設置された架台本体511を有する。架台本体511は、床面に設置され、照射ヘッド512を回転軸Z2回りに回転可能に支持する。照射ヘッド512の照射器には、電子銃等により発生された電子等を加速する加速管と、加速管により加速された電子が衝突する金属ターゲットとが搭載される。金属ターゲットに電子が衝突することにより、放射線の一種であるX線が発生する。照射ヘッド512の照射器は、治療計画装置3により計画された放射線治療計画に従い放射線を照射する。照射ヘッド512の照射器からの放射線のビーム軸と回転軸Z2とが交わる点は、空間的に不動であり、アイソ・センタと呼ばれている。治療用寝台52は、患者が載置される治療用天板54と、治療用天板54を移動自在に支持する基台55とを有する。治療用天板54は、撮像用天板と同様に平面形状を有している。患者の治療部位がアイソ・センタに一致するように治療用架台51、治療用寝台52及び患者が位置合せされる。コンソールは、治療室に隣接する操作室に設置される。コンソールは、CPU等のプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ、ディスプレイ、入力インタフェース、通信インタフェースを含むコンピュータである。
治療支援装置6は、放射線治療計画又は放射線治療を支援するためのコンピュータである。治療支援装置6は、例えば、放射線治療のスケジュール情報や放射線治療計画情報、医用画像等を管理する情報システムに含まれる。このような情報システムとしては、例えば、Oncology Information System(OIS)が知られている。治療支援装置6は、例えば、放射線治療装置5に放射線治療計画を供給する。
ここで、治療支援装置6の構成の一例について、図面を参照してより詳細に説明する。図3は、図1の治療支援装置6の構成の一例を示す図である。図3に示すように、治療支援装置6は、処理回路61、メモリ62、通信インタフェース63、入力インタフェース64、ディスプレイ65及びスピーカ66を有する。処理回路61、メモリ62、通信インタフェース63、入力インタフェース64、ディスプレイ65及びスピーカ66は、バス又はネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
処理回路61は、ハードウェア資源として、CPU、Micro Processing Unit(MPU)、Graphics Processing Unit(GPU)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路61は、治療支援装置6の全体の動作を制御する。処理回路61は、放射線治療支援に関するプログラム(以下、治療支援プログラムと呼ぶ)を実行して、取得機能611、息苦しさ判定機能612、呼吸制御機能613、照射制御機能614、音声出力制御機能615及び表示制御機能616を実現する。
取得機能611において処理回路61は、放射線治療の対象患者に関し、息苦しさのモニタ等に必要な各種の情報を取得する。例えば、処理回路61は、治療計画装置3から放射線治療計画を取得する。取得される放射線治療計画は、息止め照射の回数や息止め照射間の休憩時間等を含む。また、処理回路61は、息止めを伴う放射線治療時に、患者の息止めに起因して変化する生体情報をリアルタイムで取得する。具体的には、処理回路61は、生体情報計測装置4から生体情報の計測値を取得する。ここで、取得機能611を実現する処理回路61は、取得部の一例である。
息苦しさ判定機能612において処理回路61は、取得された生体情報の値に基づいて、息止め中の患者に関する息苦しさの状態を判定する。また、処理回路61は、息止め継続時間にさらに基づいて、患者の息苦しさの状態を判定する。ここで、息苦しさ判定機能612を実現する処理回路61は、判定部の一例である。
呼吸制御機能613において処理回路61は、患者の息苦しさの状態に応じて、患者の呼吸をガイドする。呼吸のガイドは、息止めの開始、息止めの中止、息止め可能時間、息止め休憩時間等の患者や医師等のユーザへの提示を含む。ここで、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、呼吸制御部の一例である。
照射制御機能614において処理回路61は、患者の息苦しさの状態に応じて、患者への放射線の照射を制御する。具体的には、処理回路61は、患者が息苦しい状態であると判定されたとき、放射線の照射中止を指示するための制御信号を生成する。生成された制御信号は、放射線治療装置5に供給される。ここで、照射制御機能614を実現する処理回路61は、照射制御部の一例である。
音声出力制御機能615において処理回路61は、スピーカ66に種々の音声(音)を出力させる。出力させる音声(音)は、呼吸のガイドのためのアナウンスや通知音、警告音等を含む。
表示制御機能616において処理回路61は、ディスプレイ65に種々の情報を表示する。具体的には、処理回路61は、操作画面や呼吸のガイドを表示するための表示用の画像データ(表示情報)を生成する。処理回路61は、ディスプレイ65に生成された各種の画像を表示する。
なお、処理回路61は、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)により実現されてもよい。また、処理回路61は、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)又は単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。
なお、各機能611〜616は単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能611〜616を実現するものとしても構わない。
メモリ62は、種々の情報を記憶するHard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、メモリ62は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。例えば、メモリ62は、治療支援プログラムを記憶する。また、メモリ62は、治療計画装置3からの放射線治療計画、生体情報計測装置からの生体情報、各種判定の閾値等を記憶する。メモリ62は、各種の処理中のデータを記憶してもよい。
通信インタフェース63は、図示しない有線又は無線を介して、放射線治療システム1が有する治療計画画像撮影装置2、治療計画装置3、生体情報計測装置4及び放射線治療装置5治療支援装置6との間でデータ及び/又は制御信号の通信を行う。
入力インタフェース64は、具体的には、入力機器と入力インタフェース回路とを有する。入力機器は、ユーザからの各種指令を受け付ける。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。入力機器からの出力信号は、入力インタフェース回路を介して処理回路61に供給される。
ディスプレイ65は、表示制御機能616に従い種々の情報(表示情報)を表示する。ディスプレイ65としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。ディスプレイ65に代えて、プロジェクタが使用されてもよい。ここで、ディスプレイ65は、表示機器の一例である。
スピーカ66は、音声出力制御機能615に従い音声を再生する。ここで、スピーカ66により再生される音声は、言語としての音に限らず、ユーザへの通知や警告のために使用される各種の音を含む。スピーカ66としては、マグネチックスピーカ、ダイナミックスピーカ、コンデンサスピーカ又は当技術分野で知られている他の任意のスピーカが適宜利用可能である。スピーカ66は、例えば図2に示すように、治療室に設けられる。ここで、スピーカ66は、音響機器の一例である。
以下、本実施形態に係る放射線治療システム1の動作例について説明する。
<動作例の概要>
放射線治療において、患者が自ら息止めすることにより、呼吸に伴い移動する体幹部の臓器の移動量を減らして照射を行う方法が知られている。臓器の移動量の低減は、放射線を腫瘍へ照射する際の照射位置精度の確保と、心臓等のリスク臓器への照射量の低減とに寄与する。息止め照射には、大別して呼気息止め照射と吸気息止め照射とがある。例えば、定位放射線治療における息止め照射では、アブチェスを用いて患者自ら息止めして照射のタイミングを制御するなどの方法がある。近年、特に乳がん治療において深吸気息止め照射(DIBH)として注目されている方法もある。
図4A、図4B及び図4Cは、それぞれ、自然な呼吸状態で撮像されたCT画像(破線)と、深吸気息止め状態で撮像されたCT画像(実線)とを比較可能に重畳した画像の一例である。図4A、図4B及び図4Cは、それぞれ、足側、前側及び右手側から見た胸部の断面を示す。図4A、図4B及び図4Cに示されるように、深吸気息止め状態では、自然な呼吸状態の場合よりも肺が広がり、また横隔膜が下がる。このため、深吸気息止め状態では、図4Aに矢印で示すように、自然な呼吸状態よりも心臓(斜線ハッチング)と左乳房との間隔が大きい。
図5A及び図5Bは、それぞれ、自然な呼吸状態及び深吸気息止め状態において、放射線が照射される領域(斜線ハッチング)の一例を示す図である。図5Aに示すように、自然な呼吸状態では、放射線が照射される範囲に心臓が含まれる。一方で、図5Bに示すように、深吸気息止め状態では、放射線が照射される範囲から心臓が十分に離れている。つまり、深吸気息止めにより、リスク臓器(例えば心臓)へ照射される放射線の線量を抑制することができる。
しかし、これらの息止め照射では患者自らが息止を行うため、患者の意識レベル等の状態によっては、息苦しくなっても患者がそのまま息止めを継続してしまい、患者が危険な状態に陥る可能性もある。特にDIBHでは、複数回の息止め照射を行う事が多いため、その可能性がさらに高まる。
そこで、本実施形態に係る放射線治療システム1は、「患者の息苦しさ」を客観的に監視する。この監視には、患者の息止めに起因して変化する生体情報が使用される。また、放射線治療システム1は、監視結果に基づいて、息止めが長く続いたり、患者が呼吸困難に陥ったりした場合には、即座に息止めを中止するように指示するとともに、放射線の患者への照射を停止する。
以下、本実施形態に係る放射線治療システム1の動作の一例について、図面を参照して
より詳細に説明する。以下の説明では、生体情報として経皮的酸素飽和度が用いられ、生体情報計測装置4として経皮的酸素飽和度を計測するパルスオキシメータが用いられる場合を例とする。
図6は、図1の放射線治療システム1において息止め照射中に実施される、患者の息苦しさを客観的にモニタする流れの一例を示すフローチャートである。図7は、図6の流れにおいて息止め中に計測される経皮的酸素飽和度の時系列の一例を示す図である。図7に示す例では、脈拍の時系列が合わせて示されている。
ステップS101において、パルスオキシメータは、経皮的酸素飽和度の計測を開始する。取得機能611を実現する処理回路61は、通信インタフェース63を介して、所定のサンプリング周期で計測値を取得する。取得された経皮的酸素飽和度の時系列は、例えばメモリ62に記憶される。
ステップS102において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、例えばスピーカ66に音声(アナウンス、通知音等)を出力させることにより、患者に息止め開始を指示する。患者への息止め開始の指示は、医師等のユーザへ向けて行われてもよい。この場合、ユーザは、当該指示に応じて、患者へ息止め開始を指示する。また、患者及び/又はユーザへの息止め開始の指示は、音声に限らず、ディスプレイ65への表示により行われてもよい。また、処理回路61は、息止め継続時間の計測を開始する。息止め継続時間の計測は、医師等のユーザや患者の入力に応じて開始されてもよいし、呼吸センサの出力に応じて開始されてもよい。
ステップS103において、放射線治療装置5は、治療計画装置3からの放射線治療計画に従い、治療対象部位への放射線の照射を開始する。
ステップS104において、息苦しさ判定機能612を実現する処理回路61は、取得された経皮的酸素飽和度の値に基づいて、患者の息苦しさの状態を判定する。本判定では、例えば、取得された経皮的酸素飽和度の値が所定の閾値未満であるとき、患者が息苦しい状態であると判定される。同様に、例えば、取得された経皮的酸素飽和度の値が所定の閾値以上であるとき、患者が息苦しい状態ではないと判定される。所定の閾値は、例えばメモリ62に記憶されている。所定の閾値として用いられる経皮的酸素飽和度の値は、例えば90%以上96%未満の範囲にある値である。図7には、所定の閾値として、経皮的酸素飽和度95%の値が用いられる場合が例として示されている。図6の流れは、患者が息苦しい状態である場合はステップS107へ進み、患者が息苦しい状態ではない場合はステップS105へ進む。
ステップS105において、息苦しさ判定機能612を実現する処理回路61は、息止め継続時間に基づいて、患者の息苦しさの状態を判定する。本判定では、例えば、息止め継続時間が所定の時間以上であるとき、患者が息苦しい状態であると判定される。同様に、例えば、息止め継続時間が所定の時間未満であるとき、患者が息苦しい状態ではないと判定される。所定の時間は、例えばメモリ62に記憶されている。図6の流れは、患者が息苦しい状態である場合はステップS107へ進み、患者が息苦しい状態ではない場合はステップS106へ進む。
ステップS106において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、治療計画装置3からの放射線治療計画において計画された息止め時間が経過したか否かを判定する。図6の流れは、計画された息止め時間が経過したと判定された場合はステップS107へ進み、判定されなかった場合はステップS104へ戻る。
ステップS107において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、患者に息止め中止を指示する。患者への息止め中止の指示は、ステップS102の息止め開始の指示と同様に、音声で行われてもよいし、表示で行われてもよい。また、患者への息止め中止の指示は、患者に直接行われてもよいし、医師等のユーザを介して行われてもよい。
また、照射制御機能614を実現する処理回路61は、放射線の治療対象部位への照射を停止する。具体的には、照射制御機能614を実現する処理回路61は、照射を停止させるための制御信号(停止信号)を生成する。生成された停止信号は、放射線治療装置5へ供給される。放射線治療装置5は、停止信号を受信したとき、放射線の照射を停止する。放射線の照射停止は、放射線の発生を停止することにより行われてもよいし、メカシャッタ等を動作させて放射線が遮蔽されることにより行われてもよい。
ステップS108において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、次の息止め照射を開始するか否かを判定する。本判定は、例えば治療計画装置3から取得した放射線治療計画(照射回数や息止め休憩時間)に基づいて行われる。図6の流れは、次の息止め照射を開始すると判定された場合はステップS102へ戻り、ステップS102乃至ステップS108の流れを繰り返す。図6の流れは、次の息止め照射を開始すると判定されなかった場合は終了する。
なお、ステップS102の息止め開始の指示や、ステップS107の息止め中止の指示は、治療支援装置6の外部の音声発生装置や表示装置(表示機器)、警報装置(警報機器)、照明光を射出する照明装置(照明器具)等が用いられて行われてもよい。また、放射線の照射前後であれば、天板等を振動させることにより、患者へ指示する仕様も実現可能である。
なお、ステップS104の判定は、経皮的酸素飽和度の低下量に基づいて行われてもよいし、経皮的酸素飽和度の低下率に基づいて行われてもよい。例えば、低下量や低下率が大きいとき、所定の低下率が一定の時間継続したとき等に患者が息苦しい状態であると判定されればよい。
なお、ステップS104で用いられる所定の閾値として、息止め開始前に計測された経皮的酸素飽和度の値が用いられてもよい。例えば、取得機能611を実現する処理回路61は、ステップS101とステップS102との間に計測された経皮的酸素飽和度の値を判定で用いる閾値として取得する。
なお、ステップS104で用いられる所定の閾値と、ステップS105で用いられる所定の時間とは、例えば、患者の年齢、体重、身長、肺活量、ヘマトクリット値等の血球系検査の結果、喫煙の有無、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の既往歴など、息苦しさに影響する各種の患者情報に応じて決定されてもよい。
なお、ステップS108の判定は、その時点での経皮的酸素飽和度の値に基づいて行われてもよい。具体的には、息苦しさ判定機能612を実現する処理回路61は、経皮的酸素飽和度の計測値が所定の閾値以上に回復(増加)しているとき、経皮的酸素飽和度の増加量や増加率が所定の閾値以上であるとき等には、放射線治療計画による息止め休憩時間が経過していない場合であっても、次の息止め照射を開始すると判定する。同様に、処理回路61は、放射線治療計画による息止め休憩時間が経過している場合であっても、依然として経皮的酸素飽和度の計測値が所定の閾値未満であるとき等には、次の息止め照射を開始しないと判定する。
なお、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、ステップS104で患者が息苦しい状態であると判定された場合、すなわち息止めを中止すると判定された場合には、息止め休憩時間を延長してもよい。
なお、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、所定の回数以上、ステップS104で患者が息苦しい状態であると判定された場合、放射線治療計画による照射回数が終了していない場合であっても、息止め照射を終了すると判定してもよい。
なお、本実施形態に係る生体情報は、患者の息止めに起因して変化する情報であればよく、経皮的酸素飽和度に限らず、動脈血酸素飽和度(SaO2)や動脈血酸素分圧(PaO2)、二酸化炭素飽和度などが生体情報として用いられてもよい。また、これらの値は、経皮的酸素飽和度の計測値から算出された値が使用されてもよい。また、例えば図7に示すような脈拍が生体情報として用いられてもよい。同様に、生体情報として、例えば、単位時間当たりの呼吸数、1呼吸当たりの所要時間、単位時間当たりの心拍数、体温、特定の部位の温度、特定の部位の血流量、脈波、皮膚電気活動、脳波、筋電図、心電図、血圧、発汗量等が用いられてもよい。これらの場合、生体情報計測装置4としては、公知の計測器が使用可能である。なお、これらの値のうちの少なくとも1つは、経皮的酸素飽和度に代えて生体情報として用いられてもよいし、経皮的酸素飽和度とともに生体情報として用いられてもよい。例えば、これらの値のうちの少なくとも1つが経皮的酸素飽和度とともに生体情報として使用されることにより、経皮的酸素飽和度の低下が小さいにも関わらず患者が息苦しさを感じている場合を検出できるなど、息苦しさの状態の検出精度を向上させることができる可能性がある。なお、経皮的酸素飽和度を含まない少なくとも2つの値を組み合わせて使用することもできる。
なお、例えば患者の表情や顔色が生体情報として用いられてもよい。患者の表情や顔色は、患者を撮影して得られた画像に関して画像解析を行うことにより取得可能である。表情に関する画像解析には、パターンマッチングが用いられてもよいし、機械学習モデルが用いられてもよい。当該機械学習モデルは、例えば、経皮的酸素飽和度と患者の顔を含む画像とを入力とし、息苦しい状態であるか否かを出力するようにパラメータが学習されたパラメータ付きの合成関数である。パラメータ付きの合成関数は、複数の調整可能な関数及びパラメータの組合せにより定義される。パラメータは、重み付行列とバイアスとの総称である。機械学習モデルは、例えば深層ニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)、深層畳み込みニューラルネットワーク(DCNN:Deep Convolutional Neural Network)等のパラメータ付き合成関数である。機械学習モデルは、例えばメモリ62に記憶されている。この場合、処理回路61は、経皮的酸素飽和度と患者の顔を含む画像とを入力して息苦しい状態であるか否かを出力するようにパラメータが学習された機械学習モデルと同様の機能を実現する回路構成を有していてもよい。当該回路構成は、例えば、ASICやPLD等の集積回路により実現される。
以上説明したように、本実施形態に係る放射線治療システム1では、患者の息止めに起因して変化する生体情報が生体情報計測装置4により息止めを伴う放射線治療時にリアルタイムで計測される。また、計測された生体情報は、治療支援装置6の処理回路61により息止めを伴う放射線治療時にリアルタイムで取得される。また、処理回路61は、取得された生体情報に基づいて息止め中の患者の息苦しさの状態を判定し、息止め中の患者の息苦しさの状態に応じて患者の呼吸をガイドするとともに患者への放射線の照射を制御する。この構成によれば、「患者の息苦しさ」を客観的にモニタすることができる。つまり、本実施形態に係る技術によれば、放射線治療における息止め照射時の患者の安全性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る放射線治療システム1では、患者が息苦しい状態であると判定されたとき、処理回路61は、患者の息止めを中止させる呼吸のガイドを実行するとともに、患者への放射線の照射を停止させる。つまり、放射線治療システム1は、モニタした結果に基づいて、息止めが長く続いたり、患者が呼吸困難に陥ったりした場合には、即座に息止めを中止するように指示するとともに、放射線の患者への照射を停止することができる。この構成によれば、息止めを伴う息止め照射時の患者の安全性をより高めることが可能になる。
<変形例>
以下、図面を参照しながら各変形例に係る治療支援装置、放射線治療装置及び放射線治療システムを説明する。ここでは、主に実施形態との相違点について説明する。なお、以下の説明において、実施形態と同一又は略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
(第1の変形例)
上述の実施形態に係る放射線治療システムにおいて、息止め照射中にモニタする生体情報に基づいて、息止め可能時間及び/又は息止め休憩時間が予測されてもよい。このとき、予測された息止め可能時間及び/又は息止め休憩時間は、患者又は医師等のユーザへ提示される。
図8Aは、図1の放射線治療システム1において息止め照射の開始前に実施される、息止め可能時間及び休憩時間を推定する流れの一例を示すフローチャートである。図8Aの流れは、例えば息止めの練習時に実施される。
ステップS201及びステップS202の流れは、それぞれ、例えば図6のステップS101及びステップS102の流れと同様であり、パルスオキシメータによる経皮的酸素飽和度の計測が開始された後、患者に息止め開始が指示される。また、ステップS203及びステップS204の流れは、それぞれ、例えば図6のステップS104及びステップS105の流れと同様である。ステップS203及びステップS204では、息苦しさ判定機能612を実現する処理回路61により、計測された経皮的酸素飽和度の値や息止め継続時間に基づいて、患者の息苦しさの状態が判定される。図8Aの流れは、患者が息苦しい状態であると判定された場合はステップS205へ進み、判定されなかった場合はステップS203及びステップS204の流れを繰り返す。また、ステップS205において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、例えば図6のステップS107と同様にして、患者に息止め中止を指示する。
ステップS206において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、計測された経皮的酸素飽和度の時系列に基づいて、息止め可能時間及び休憩時間を推定する。具体的には、処理回路61は、メモリ62から経皮的酸素飽和度の計測値の時系列を読み出す。処理回路61は、息止め中及び息止め中止後の経皮的酸素飽和度の値や変化率、変化量に基づいて、息止め可能時間及び休憩時間をそれぞれ推定する。例えば、経皮的酸素飽和度の低下率や低下量が大きいとき、息止め可能時間は短く推定される。例えば、経皮的酸素飽和度の増加率や増加量が大きいとき、休憩時間は短く推定される。推定された息止め可能時間及び休憩時間は、メモリ62に記憶されたり、治療計画装置3及び/又は放射線治療装置5に供給されたりする。
なお、経皮的酸素飽和度の計測値の時系列は、例えば縦軸を酸素飽和度の値とし、横軸を計測時間としたときの経皮的酸素飽和度の波形として取り扱うこともできる。つまり、処理回路61は、生体情報の波形に基づいて、息止め可能時間及び休憩時間を推定するとも表現できる。
ステップS207において、治療計画装置3により放射線治療計画が変更される。放射線治療計画の変更は、ステップS206で推定された息止め可能時間及び休憩時間に基づいて行われる。変更された放射線治療計画は、放射線治療装置5及び/又は治療支援装置6に供給される。
図8Bは、図1の放射線治療システム1において息止め照射中に実施される、患者の息苦しさを客観的にモニタする流れの別の一例を示すフローチャートである。図8Bの流れは、例えば図8Aの流れの後に実施される。
ステップS301は、例えば図6のステップS101と同様であり、パルスオキシメータによる経皮的酸素飽和度の計測が開始される。
ステップS302において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、息止め可能時間を患者又は医師等のユーザへ提示する。息止め可能時間の提示は、例えば図6のステップS102の息止め開始の指示と同様に実施される。つまり、息止め可能時間の提示は、音声により行われてもよいし、表示により行われてもよい。
ステップS303乃至ステップS308の流れは、それぞれ、例えば図6のステップS102乃至ステップS107の流れと同様であり、患者に息止め開始が指示されるとともに息止め継続時間の計測が開始された後、患者の息苦しさの状態に応じた呼吸のガイド及び息止め照射の制御が実施される。なお、ステップS307では、図8AのステップS206で推定された息止め可能時間が経過したか否かが判定される。
ステップS309において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、例えばステップS302と同様にして、息止め休憩時間を患者又は医師等のユーザへ提示する。ステップS310は、例えば図6のステップS108と同様であり、次の息止め照射を開始するか否かが判定される。本判定では、例えば、放射線治療計画により次の息止め照射が計画されており、かつ、予測された息止め休憩時間が経過したとき、次の息止め照射を開始すると判定される。つまり、本変形例に係る息止め照射では、患者は、息止め中に計測された生体情報の波形に基づいて予測された息止め休憩時間まで休憩してから、次の息止め照射を受けることができる。図8Bの流れは、次の息止め照射を開始すると判定された場合はステップS302へ戻り、ステップS302乃至ステップS310の流れを繰り返す。図8Bの流れは、次の息止め照射を開始すると判定されなかった場合は終了する。
なお、図8Aの息止め可能時間及び/又は息止め休憩時間を予測する流れは、図8Bの患者の息苦しさを客観的にモニタする流れにおいて実施されてもよい。つまり、息止め可能時間及び/又は息止め休憩時間は、息止め照射中にリアルタイムで取得された生体情報の時系列に応じて、リアルタイムで予測されてもよい。この場合、息止め照射中に予測された息止め可能時間は、例えばステップS306の判定に係る所定の時間として使用される。
このように、本変形例に係る放射線治療システム1では、計測された生体情報の時系列(例えば経皮的酸素飽和度の波形)に基づいて、患者の息止め可能時間及び/又は患者が息止め間に要する息止め休憩時間が予測される。予測された時間に基づいて、放射線治療の放射線治療計画が変更される。例えば、患者への放射線の照射が停止された後、予測された息止め休憩時間が経過したとき、患者への放射線の照射が再開される。また、予測された息止め可能時間及び/又は息止め休憩時間は、患者及び放射線治療の従事者(医師等のユーザ)のうちの少なくとも一方に提示される。これらの構成によれば、上述の実施形態で得られる効果に加えて、治療時間を短縮することが可能であるため、患者の負担を減らすことができるという効果が得られる。
(第2の変形例)
上述の実施形態に係る放射線治療システムにおいて、酸素吸入器で患者に酸素を吸入しながら息止め照射間の休憩が行われてもよい。
本変形例に係る放射線治療システム1は、酸素吸入器をさらに備える。治療支援装置6において、呼吸制御機能613を実現する処理回路61は、例えば、患者が息苦しい状態であると判定されたとき、酸素吸入器の使用を推奨する呼吸のガイドを実行する。なお、処理回路61は、酸素吸入器の使用を考慮した息止め可能時間及び/又は休憩時間の予測を行ってもよい。当該予測は、患者に酸素吸入器を装着した状態で図8Aの流れを実施することにより行われてもよいし、図8Aの流れで予測された時間に基づく演算により行われてもよい。さらに、処理回路61は、当該呼吸のガイドにおいて、酸素吸入器を使用した場合の息止め可能時間及び/又は休憩時間と、使用しない場合の息止め可能時間及び/又は休憩時間とを比較可能に提示してもよいし、提示する息止め可能時間及び/又は休憩時間を酸素吸入器の使用の有無に応じて切り替えてもよい。
このように、酸素吸入器で患者に酸素を吸入しながら息止めを伴う放射線治療を行うことにより、上述の実施形態及び/又は変形例で得られる効果に加えて、患者の経皮的酸素飽和度の回復が早まり治療時間をさらに短縮することが可能になるという効果が得られる。
なお、本変形例に係る技術は、第1の変形例に係る技術と組合せ可能である。
(第3の変形例)
上述の実施形態に係る放射線治療システムにおいて、治療支援装置6の有する機能の一部又は全部は、治療支援装置6の他の装置に搭載されていてもよい。
例えば、上述の実施形態に係る放射線治療システムにおいて、治療支援装置6の有する機能が放射線治療装置5に搭載されていてもよい。つまり、上述の実施形態に係る技術は、患者の息苦しさの状態に応じて呼吸のガイド及び放射線の照射制御が実行される放射線治療装置としても実現可能である。図9は、本変形例に係る放射線治療装置5の構成の一例を示す図である。図9に示すように、治療用架台51の架台本体511には架台駆動装置514が内蔵されている。架台駆動装置514は、コンソール56の架台制御回路562からの制御信号の供給を受けて照射ヘッド512を回転軸Z2回りに回転する。照射ヘッド512には、照射器513が内蔵されている。ここで、照射器513は、照射部の一例である。また、治療用寝台52には寝台駆動装置551が内蔵されている。寝台駆動装置551は、コンソール56の寝台制御回路563からの制御信号の供給を受けて治療用天板54を移動する。また、コンソール56は、上述した処理回路61、メモリ62、通信インタフェース63、入力インタフェース64、ディスプレイ65及びスピーカ66と、照射制御回路561、架台制御回路562及び寝台制御回路563とを有する。照射制御回路561は、治療計画装置3から送信された放射線治療計画に基づく照射条件に従い放射線を照射するために照射器513を制御する。ここで、照射制御回路561は、照射部の一例であると表現されてもよい。なお、照射条件は、入力インタフェース64を介してユーザにより入力されても良い。架台制御回路562は、治療計画装置3から送信された放射線治療計画に基づく照射角度から放射線を照射するために架台駆動装置514を制御する。照射角度は、入力インタフェース64を介してユーザにより入力されても良い。寝台制御回路563は、治療用天板54を任意の位置に移動するために制御信号を寝台駆動装置551に送信する。治療用天板54の位置は、入力インタフェース64を介してユーザにより入力されても良い。また、寝台制御回路563は、患者の治療部位の位置をアイソ・センタに一致させるために寝台駆動装置551を制御する。照射制御回路561、架台制御回路562及び寝台制御回路563は、それぞれ、ハードウェア資源として、CPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。
また、例えば、上述の実施形態に係る放射線治療システムにおいて、治療支援装置6の有する機能が治療計画画像撮影装置2に搭載されていてもよい。つまり、上述の実施形態に係る技術は、患者の息苦しさの状態に応じて呼吸のガイド及び撮像制御が実行される医用画像診断装置としても実現可能である。図10は、本変形例に係る治療計画画像撮影装置2の構成の一例を示す図である。図10の治療計画画像撮影装置は、放射線治療の治療対象部位に関する画像データを生成する撮像部を備える。本変形例に係る治療計画画像撮影装置2は、患者の治療計画用の3次元医用画像データ(治療計画用医用画像データ)を生成するX線CT装置、コーンビームCT装置、MRI装置、核医学診断装置等の医用画像診断装置であればよい。図10の治療計画画像撮影装置2では、息止めを伴う撮像時に患者が息苦しい状態であると判定されたとき、息止めが中止されるとともに、撮像が中止される。
また、例えば、上述の実施形態に係る放射線治療システムにおいて、治療支援装置6の有する機能が治療計画装置3に搭載されていてもよい。つまり、上述の実施形態に係る技術は、生体情報に基づいて治療計画を変更する治療計画装置として実現されてもよい。
これらの構成であっても、上述の実施形態及び変形例と同様の効果が得られる。
なお、本変形例に係る技術は、第1の変形例及び第2の変形例に係る技術と組合せ可能である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、放射線治療における患者の息止め中の安全性を向上させることができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device:PLD)等の回路を意味する。PLDは、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)を含む。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。プログラムが保存された記憶回路は、コンピュータ読取可能な非一時的記録媒体である。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、プログラムを実行するのではなく、論理回路の組合せにより当該プログラムに対応する機能を実現してもよい。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1、図3及び図9における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…放射線治療システム、
2…治療計画画像撮影装置、
3…治療計画装置、
4…生体情報計測装置(例えばパルスオキシメータ)、
5…放射線治療装置、
6…治療支援装置、
51…治療用架台、
52…治療用寝台、
54…治療用天板、
55…基台、
56…コンソール、
61…処理回路、
62…メモリ、
63…通信インタフェース、
64…入力インタフェース、
65…ディスプレイ(表示機器)、
66…スピーカ(音響機器)、
511…架台本体、
512…照射ヘッド(照射部)、
513…照射器、
514…架台駆動装置、
551…寝台駆動装置、
561…照射制御回路、
562…架台制御回路、
563…寝台制御回路、
611…取得機能(取得部)、
612…息苦しさ判定機能(判定部)、
613…呼吸制御機能(呼吸制御部)、
614…照射制御機能(照射制御部)、
615…音声出力制御機能、
616…表示制御機能。

Claims (16)

  1. 息止めを伴う放射線治療時に、患者の息止めに起因して変化する生体情報を取得する取得部と、
    前記取得された生体情報に基づいて、前記息止め中の前記患者の息苦しさの状態を判定する判定部と、
    前記状態に応じて前記患者の呼吸をガイドする呼吸制御部と、
    前記状態に応じて前記患者への放射線の照射を制御する照射制御部と、
    を具備する治療支援装置。
  2. 前記呼吸制御部は、前記患者が息苦しい状態であると判定されたとき、前記患者の息止めを中止させる呼吸のガイドを実行する、請求項1に記載の治療支援装置。
  3. 前記照射制御部は、前記患者が息苦しい状態であると判定されたとき、前記患者への放射線の照射を停止させる制御を実行する、請求項1又は2に記載の治療支援装置。
  4. 前記呼吸制御部は、前記取得された生体情報の時系列に基づいて、前記患者の息止め可能時間を予測する、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  5. 前記呼吸制御部は、前記取得された生体情報の時系列に基づいて、前記患者が息止め間に要する息止め休憩時間を予測する、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  6. 前記照射制御部は、前記患者への放射線の照射が停止された後に前記予測された息止め休憩時間が経過したとき、前記患者への放射線の照射を再開する制御を実行する、請求項5に記載の治療支援装置。
  7. 前記呼吸制御部は、前記予測された時間を前記患者及び前記放射線治療の従事者のうちの少なくとも一方に提示する呼吸のガイドを実行する、請求項4乃至6のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  8. 前記照射制御部は、前記予測された時間に基づいて、前記放射線治療の放射線治療計画を変更する、請求項4乃至7のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  9. 前記呼吸制御部は、前記患者が息苦しい状態であると判定されたとき、息止め間の酸素吸入器の使用を推奨する呼吸のガイドを実行する、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  10. 前記呼吸のガイドは、前記患者及び前記放射線治療の従事者のうちの少なくとも一方に提示される、表示機器に表示する表示情報、音響機器から出力される音及び照明器具から発せられる照明光のうちの少なくとも1つを制御することにより実行される、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  11. 前記生体情報は、前記患者の経皮的酸素飽和度を含む、請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載の治療支援装置。
  12. 前記判定部は、前記取得された経皮的酸素飽和度の値が所定の閾値未満であるとき、前記患者が息苦しい状態であると判定する、請求項11に記載の治療支援装置。
  13. 前記判定部は、息止め開始からの息止め継続時間が所定の時間以上であるとき、前記患者が息苦しい状態であると判定する、請求項12に記載の治療支援装置。
  14. 請求項11に記載の治療支援装置と、
    前記生体情報として前記患者の経皮的酸素飽和度を計測するパルスオキシメータと、
    前記放射線治療の放射線治療計画に従い前記患者へ放射線を照射する放射線治療装置と、
    を備える放射線治療システム。
  15. 息止めを伴う放射線治療時に、患者の息止めに起因して変化する生体情報を取得する取得部と、
    前記取得された生体情報に基づいて、前記息止め中の前記患者の息苦しさの状態を判定する判定部と、
    前記状態に応じて前記患者の呼吸をガイドする呼吸制御部と、
    前記放射線治療の放射線治療計画に従い前記患者へ放射線を照射する照射部と、
    を具備する放射線治療装置。
  16. 患者の息止め中に前記患者を撮像することにより画像データを生成する撮像部と、
    前記撮像時に、患者の息止めに起因して変化する生体情報を取得する取得部と、
    前記取得された生体情報に基づいて、前記息止め中の前記患者の息苦しさの状態を判定する判定部と、
    前記状態に応じて前記患者の呼吸をガイドする呼吸制御部と、
    を具備する医用画像診断装置。
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